説明

配信管理サーバ及びコンテンツ配信方法

【課題】特定の楽曲データをダウンロードしたユーザの嗜好に合致した広告画像データを、楽曲データに添付して配信する配信管理サーバ及びコンテンツ配信方法を提供する。
【解決手段】配信管理サーバ1は、ユーザ端末によって選択された楽曲情報を受信する受信部13と、ユーザ端末を有するユーザに関する情報であるユーザ属性と、広告を提供するスポンサーとなる企業の広告に関する情報である企業属性と、楽曲に関する情報である楽曲属性とを保存するデータ保持部30と、受信部が受信した楽曲に関する楽曲属性と、ユーザ属性と、企業属性とを比較し、最適な企業属性に含まれる広告画像データを判定する配信画像判定部17と、ユーザ端末によって選択された楽曲データと、配信画像判定部によって判定された広告画像データとを、ユーザ端末へ送信する送信部12とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲データに広告画像データを添付して配信する配信管理サーバ及びコンテンツ配信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、音楽配信サイトから楽曲データを端末にダウンロードするコンテンツ配信システムがある。このようなコンテンツ配信システムにおいて、楽曲データをダウンロードする際には、通信時間がかかるため、その間に広告画像データをユーザの端末に表示させることが行われている。このとき、効果的な広告をユーザに提示するため、楽曲データに関連づけられた広告画像データを配信するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−178201号公報(「0014」〜「0015」段落及び「0024」段落)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した特許文献1では、楽曲データと広告画像データとの関連づけは、楽曲データのアーティストが広告画像データによって構成される広告に出演していたり、当該広告の音楽を担当していたりすることに基づいて行われている。
【0004】
しかしながら、ユーザの購買意欲に訴えるような効果的な広告を提供するためには、各ユーザに適した広告を提示しなければならず、特定の楽曲データを好むユーザが、その楽曲データのアーティストに関連する広告商品に興味を示すとは限らない。
【0005】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、特定の楽曲データをダウンロードしたユーザの嗜好に合致した広告画像データを、楽曲データに添付して配信する配信管理サーバ及びコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、(a)ユーザ端末によって選択された楽曲情報を受信する受信部と、(b)ユーザ端末を有するユーザに関する情報であるユーザ属性と、広告を提供するスポンサーとなる企業の広告に関する情報である企業属性と、楽曲に関する情報である楽曲属性とを保存するデータ保持部と、(c)受信部が受信した楽曲に関する楽曲属性と、ユーザ属性と、企業属性とを比較し、最適な企業属性に含まれる広告画像データを判定する配信画像判定部と、(d)ユーザ端末によって選択された楽曲データと、配信画像判定部によって判定された広告画像データとを、ユーザ端末へ送信する送信部とを備える配信管理サーバであることを要旨とする。
【0007】
又、第1の特徴に係る配信管理サーバにおいて、企業属性には、人口統計的基準と地理的基準と心理的基準が含まれてもよい。
【0008】
又、第1の特徴に係る配信管理サーバにおいて、配信画像判定部は、企業属性の各項目に設定された優先度に基づいて、最適な広告画像データを判定してもよい。
【0009】
又、第1の特徴に係る配信管理サーバにおいて、楽曲属性には、当該楽曲と組み合わせられない企業であるマッチングNG企業ID情報が含まれ、配信画像判定部は、当該楽曲データとともに送付する広告画像データとして、当該マッチングNG企業IDに該当する広告画像データを選ばないこととしてもよい。
【0010】
又、第1の特徴に係る配信管理サーバは、特定の楽曲データをダウンロードした回数、あるいは、特定の広告画像データをダウンロードした回数を管理するダウンロード管理部を更に備えてもよい。
【0011】
又、第1の特徴に係る配信管理サーバは、広告画像データの配信可能期間、あるいは、配信可能回数を、企業属性に登録する配信期間管理部を更に備えてもよい。
【0012】
本発明の第2の特徴は、(a)ユーザ端末によって選択された楽曲情報を受信するステップと、(b)ユーザ端末を有するユーザに関する情報であるユーザ属性と、広告を提供するスポンサーとなる企業の広告に関する情報である企業属性と、楽曲に関する情報である楽曲属性とを保存するステップと、(c)受信部が受信した楽曲に関する楽曲属性と、ユーザ属性と、企業属性とを比較し、最適な企業属性に含まれる広告画像データを判定するステップと、(d)ユーザ端末によって選択された楽曲データと、配信画像判定部によって判定された広告画像データとを、ユーザ端末へ送信するステップとを含むコンテンツ配信方法であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、特定の楽曲データをダウンロードしたユーザの嗜好に合致した広告画像データを、楽曲データに添付して配信する配信管理サーバ及びコンテンツ配信方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
【0015】
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態では、楽曲データをダウンロードし、再生する間に、広告画像データをユーザの端末に表示する、配信管理システムについて説明する。このとき、楽曲データは、無料でダウンロードできることとしてもよい。
【0016】
第1の実施の形態に係る配信管理システムの概念図を、図1に示す。まず、各ユーザに、年齢、性別、居住地域、職業、趣味嗜好(消費ジャンルへの指向性などを指す。以下においても同様である。)、流行感度(イノベーティブさ、オピニオンリーダー性などを指す。以下においても同様である。)などを含むユーザ属性を調査する。ユーザ属性の調査は、例えば、配信管理サーバからユーザの有する端末へアンケートを送信し、端末から配信管理サーバへアンケートの回答を送信することによって行う。図1では、ユーザ属性の調査の結果、ユーザを4つのタイプA、B、C、Dに分けると、「B」タイプであったとする(ユーザ属性については、後に詳述する)。
【0017】
次に、ユーザが端末を利用して配信管理サーバへアクセスし、ダウンロードする楽曲データを選択する。図1では、選択した楽曲データは、「2」であったとする。ここで、楽曲データはそれぞれ、ジャンル(以下において、「カテゴリ情報」ともいう。“音楽の指向性”を指す。)、ライフスタイル、流行感度などの楽曲属性を有する(楽曲属性については、後に詳述する)。
【0018】
又、別途、配信管理サーバには、広告画像データ毎に、広告のスポンサーとなる企業が指示した企業属性が指示され、登録されている(企業属性については、後に詳述する)。配信管理サーバは、ユーザがダウンロードする楽曲データを選択すると、当該楽曲属性、当該ユーザ属性と、企業属性を比較し、最適な広告画像データを判定する。図1では、「B」タイプのユーザ属性、及び「2」の楽曲属性と合致する企業属性を有する広告画像データ「β」が選択される。
【0019】
そして、楽曲データ「2」に広告画像データ「β」が添付され、ユーザの端末に送信される。
【0020】
(配信管理システム)
第1の実施の形態に係る配信管理システムは、図2に示すように、複数のユーザ端末3a、3b、3c、…と、複数のユーザ端末3a、3b、3c、…と通信ネットワーク2を介して接続された配信管理サーバ1とを備える。ここで、「通信ネットワーク」とは、LAN、WAN、インターネット、イントラネット等の情報ネットワーク(コンピュータネットワーク)を指す。
【0021】
ユーザ端末3a、3b、3cは、楽曲データをダウンロードするユーザの有する端末装置であり、携帯電話、PHS、PC、ノートPCなど、通信ネットワーク2を介して通信可能な装置であればよい。
【0022】
ユーザ端末3a、3b、3cは、配信管理サーバ1と接続し、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイに表示されたWeb画面から、ダウンロードを希望する楽曲を選択する。その後、ユーザ端末3a、3b、3cは、配信管理サーバ1から選択した楽曲データ、及び、当該ユーザの嗜好に合致した広告画像データを受信する。そして、ユーザ端末3a、3b、3cが楽曲データを再生すると、その間、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイには、広告画像データが表示される。
【0023】
配信管理サーバ1は、処理制御装置(CPU)10を有し、接続部11、送信部12、受信部13、ユーザ属性管理部14、企業属性管理部15、楽曲属性管理部16、配信画像判定部17をCPU10に内蔵する構成とすることができる。これら各部は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにおいて、所定のプログラム言語を利用するための専用プログラムを実行することにより実現することができる。又、CPU10には、入力部20、出力部21、データ保持部30、プログラム保持部31が接続されている。
【0024】
接続部11は、通信ネットワーク2を介してユーザ端末3a、3b、3cとの接続処理を行う。
【0025】
送信部12は、ユーザ端末3a、3b、3cによって選択された楽曲データと、後述する配信画像判定部17によって判定された広告画像データとを、ユーザ端末3a、3b、3cへ送信する。
【0026】
受信部13は、ユーザ端末3a、3b、3cによって選択された楽曲情報を受信する。
【0027】
ユーザ属性管理部14は、ユーザ端末3a、3b、3cから送信されたユーザ属性をデータ保持部30に保存する。又、ユーザ属性管理部14は、必要に応じて、データ保持部30に保存されたユーザ属性を更新する。ユーザ属性は、ユーザ端末3a、3b、3cからアンケートの回答として送信される他、直接、配信管理サーバ1の入力部20を用いて登録されてもよい。又、ユーザ端末3a、3b、3cとは異なる端末装置でのインターネット調査等の方法を用いて登録されてもよい。
【0028】
ユーザ属性は、例えば、図5に示すようなユーザ属性テーブルとして保持される。ユーザ属性は、例えば、管理番号に対応付けられた、ユーザID、性別、年齢、地域情報、職業、趣味嗜好などの情報を含む。ここで、各項目は、人口統計的基準、地理的基準、心理的基準に分類される。人口統計的基準は、性別、年齢、職業、収入、家族構成などを指す。地理的基準は、居住地、都市規模、人口密度などを指す。又、心理的基準は、社会階層、ライフスタイル、流行感度価値観、趣味嗜好などを指す。
【0029】
企業属性管理部15は、広告を提供するスポンサーの有する端末装置から送信された企業属性をデータ保持部30に保存する。又、企業属性管理部15は、必要に応じて、データ保持部30に保存された企業属性を更新する。企業属性は、スポンサーの有する端末装置から送信される他、直接、配信管理サーバ1の入力部20を用いて登録されてもよい。
【0030】
企業属性は、例えば、図6に示すような企業属性テーブルとして保持される。企業属性は、例えば、企業IDに対応付けられた、広告画像データのファイル名、人口統計的基準、地理的基準、心理的基準、配信期間、リーチ目標数、マッチングNG楽曲IDなどの情報を含む。
【0031】
楽曲属性管理部16は、楽曲属性をデータ保持部30に保存する。又、楽曲属性管理部16は、必要に応じて、データ保持部30に保存された楽曲属性を更新する。楽曲属性は、楽曲を提供する企業の有する端末装置から送信される他、直接、配信管理サーバ1の入力部20を用いて登録されてもよい。
【0032】
楽曲属性は、例えば、図7に示すような楽曲属性テーブルとして保持される。楽曲属性は、例えば、楽曲IDに対応付けられた、曲名、ジャンル、心理的基準、マッチングNG企業IDなどの情報を含む。
【0033】
配信画像判定部17は、ユーザ端末3a、3b、3cから楽曲を指定されると、データ保持部30に保存されている、当該楽曲の楽曲属性、当該ユーザ端末3a、3b、3cを有するユーザのユーザ属性と、企業属性を比較し、最適な広告画像データを判定する。この判定方法については、後に詳述する。
【0034】
入力部20は、キーボード、マウス等の機器を指す。入力部20から入力操作が行われると対応するキー情報がCPU10に伝達される。
【0035】
出力部21は、モニタなどの画面を指し、液晶表示装置(LCD)、発光ダイオード(LED)パネル、エレクトロルミネッセンス(EL)パネル等が使用可能である。
【0036】
データ保持部30は、上述した、ユーザ属性、企業属性、楽曲属性を保存する。その他、データ保持部30は、CPU10における演算において、計算途中や解析途中のデータ、受信したデータなどを一時的に保存する。尚、データ保持部30は、RAMなどの内部記憶装置でもよく、HDなどの外部記憶装置でもよい。
【0037】
プログラム保持部31は、接続処理、送信処理、受信処理、ユーザ属性管理処理、企業属性管理処理、楽曲属性管理処理、配信画像判定処理などをCPU10に実行させるための制御プログラムを保存する記憶媒体である。記録媒体は、例えば、RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、ICチップ、カセットテープなどが挙げられる。このようなプログラムを保持した記録媒体によれば、プログラムの保存、運搬、販売などを容易に行うことができる。
【0038】
(コンテンツ配信方法)
次に、第1の実施の形態に係るユーザ属性取得方法について、図3を用いて説明する。尚、事前に、ユーザ毎の、人口統計的基準、地理的基準、心理的基準は、アンケート等により、収集され、図5などに示すユーザ属性テーブルに登録されているものとする。
【0039】
まず、ステップS101において、ユーザ端末3a、3b、3cは、通信ネットワーク2を介して、配信管理サーバ1へ接続する。
【0040】
次に、ステップS102において、配信管理サーバ1は、ユーザ端末3a、3b、3cとの接続に成功した場合、ステップS103に進み、失敗した場合、処理を終了する。
【0041】
次に、ステップS103において、配信管理サーバ1は、端末情報を取得する。端末情報には、ユーザ端末3a、3b、3cを識別する識別番号が含まれる。
【0042】
次に、ステップS104において、配信管理サーバ1は、接続したユーザ端末3a、3b、3cが楽曲ダウンロードサービスを受けられる対象端末であるか否か判断する。対象端末である場合、ステップS106に進み、対象端末でない場合、ステップS107へ進む。
【0043】
ステップS107において、ユーザ端末3a、3b、3cは、対象端末であるか否か判断する。対象端末である場合はステップS108へ進み、対象端末でない場合、ステップS109へ進む。ステップS109において、ユーザ端末3a、3b、3cは、対象端末ではない旨のメッセージを表示して、処理を終了する。
【0044】
一方、ステップS106において、配信管理サーバ1は、接続した3a、3b、3cのユーザ属性情報をデータ保持部30に保持しているか否か判断する。保持している場合は処理を終了し、保持していない場合は、ステップS108へ進む。
【0045】
次に、ステップS108において、ユーザ端末3a、3b、3cは、ユーザ属性情報を保持しているか否か判断する。保持している場合は、ステップS111へ進み、保持していない場合は、ステップS110へ進む。
【0046】
次に、ステップS111において、ユーザ端末3a、3b、3cは、ユーザ属性情報を配信管理サーバ1へ送信し、配信管理サーバ1は、ユーザ属性を取得する。
【0047】
一方、ステップS110において、ユーザ端末3a、3b、3cは、ユーザ属性を入力した後、ステップS111において、ユーザ端末3a、3b、3cは、ユーザ属性情報を配信管理サーバ1へ送信し、配信管理サーバ1は、ユーザ属性を取得する。ステップS110におけるユーザ属性入力は、例えば、図9に示すように、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイにアンケート入力画面が表示されることによって、入力される。
【0048】
次に、第1の実施の形態に係るコンテンツ配信方法について、図4を用いて、説明する。
【0049】
まず、ステップS201において、ユーザ端末3a、3b、3cは、通信ネットワーク2を介して、配信管理サーバ1へ接続する。
【0050】
次に、ステップS202において、配信管理サーバ1は、ユーザ端末3a、3b、3cとの接続に成功した場合、ステップS203に進み、失敗した場合、処理を終了する。
【0051】
次に、ステップS203において、配信管理サーバ1は、データ保持部30に保存された楽曲属性を取得し、ステップS204において、データ保持部30に保存された企業属性を取得し、ステップS205において、データ保持部30に保存されたユーザ属性を取得する。
【0052】
次に、ステップS207において、配信管理サーバ1は、ユーザ端末3a、3b、3cに、カテゴリ情報選択要求を送信する。そして、ステップS208において、ユーザ端末3a、3b、3cは、カテゴリ情報を選択する。ステップS208におけるカテゴリ情報選択は、例えば、図9に示すように、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイにカテゴリ情報選択画面が表示されることによって、選択される。ここで、「カテゴリ情報」とは、楽曲のジャンルを指し、例えば、ニューミュージック、アニメ、映画などが挙げられる。
【0053】
次に、ステップS209において、配信管理サーバ1は、ユーザ端末3a、3b、3cからカテゴリ情報を受信したか否か判断する。受信した場合は、ステップS210へ進み、受信しない場合は、処理を終了する。
【0054】
次に、ステップS210において、配信管理サーバ1は、選択されたカテゴリ情報を確認し、ステップS211において、正当なカテゴリ情報であるか否か判断する。正当なカテゴリ情報である場合は、ステップS212へ進み、不当なカテゴリ情報である場合は、処理を終了する。
【0055】
次に、ステップS212において、配信管理サーバ1は、カテゴリ情報(例えば、図7に示す楽曲属性の「ジャンル」)に基づいて、ユーザ端末3a、3b、3cに、配信管理サーバ1が保持する当該カテゴリに属す、すべての楽曲を含む配信希望情報選択要求を送信する。
【0056】
そして、ステップS213において、ユーザ端末3a、3b、3cは、配信希望情報を選択する。ステップS213における配信希望情報選択は、例えば、図9に示すように、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイに配信希望情報選択画面が表示されることによって、選択される。そして、ユーザはダウンロードしたい楽曲(図9の配信希望情報選択画面では、サンプル1、2、3、4、5)を選択し、送信する。
【0057】
次に、ステップS214において、配信管理サーバ1は、ユーザ端末3a、3b、3cから配信を希望する楽曲情報を受信したか否か判断する。受信した場合は、ステップS215へ進み、受信しない場合は、処理を終了する。
【0058】
次に、ステップS215において、配信管理サーバ1は、ユーザ端末3a、3b、3cから送信された楽曲の楽曲属性、当該ユーザ端末3a、3b、3cを有するユーザのユーザ属性と、企業属性を比較し、最適な広告画像データを判定する。この判定方法については、後に詳述する。
【0059】
次に、ステップS216において、配信管理サーバ1は、ステップS215において判定した広告画像データが、楽曲データと組み合わせてはならないものではないか判定する。例えば、図6に示すファイル名A1の広告画像データは、楽曲ID00001の楽曲データとは組み合わせることができず、図7に示す楽曲ID00002の楽曲データは、企業ID00003の広告画像データとは組み合わせることができない。
【0060】
次に、ステップS217において、配信管理サーバ1は、配信希望の楽曲データと、ユーザの嗜好に合致した広告画像データとを、ユーザ端末3a、3b、3cへ送信する。
【0061】
次に、ステップS218において、ユーザ端末3a、3b、3cは、楽曲データ及び広告画像データをダウンロードする。このとき、図9に示すように、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイに、ダウンロード確認画面が表示されてもよい。そして、ステップS219において、ユーザ端末3a、3b、3cは、楽曲データを再生し、再生する間、広告画像データがユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイに表示される。このとき、図9に示すように、ユーザ端末3a、3b、3cのディスプレイに、再生確認画面が表示された後、再生中画面が表示されてもよい。
【0062】
このとき、広告画像データは、静止画でも動画でもよい。又、広告画像データが動画である場合、広告画像データの再生時間と、楽曲データの再生時間とが合致していることが好ましい。
【0063】
(配信画像判定方法)
次に、図4のステップS215における配信画像の判定方法について、詳細に説明する。
【0064】
例えば、配信管理サーバ1のデータ保持部30には、図5に示すユーザ属性テーブル、図6に示す企業属性テーブル、図7に示す楽曲属性テーブルが保存されているとする。
【0065】
このとき、図8に示すように、ユーザ管理番号000001の人が、楽曲Eを選択したとすると、ユーザ属性の性別、年齢、地域情報、職業と、楽曲属性のジャンル、ライフスタイル、流行感度とが合致する広告画像データを検索し、その結果、企業ID000005のD1という広告画像データが合致し、楽曲Eのデータとファイル名D1のデータが、ユーザ端末3a、3b、3cへ配信される。
【0066】
又、広告画像データの合致条件として、各スポンサーは、企業属性の各項目において、優先度を指定しても構わない。例えば、図6に示す、人口統計的基準と、心理的基準につき、各50%の重み付けをすることや、人口統計的基準内の各項目の合致率が50%以上、かつ、心理的基準内の各項目の合致率が50%以上の場合、合致するとみなすことなどが挙げられる。
【0067】
(コンテンツ配信方法の応用例)
第1の実施の形態のコンテンツ配信方法の応用として、以下のような方法が実施可能である。
【0068】
例えば、図4のステップS212において、配信管理サーバ1は、保持する当該カテゴリに属す、すべての楽曲を含む配信希望情報選択要求を送信すると説明したが、このとき、すべての楽曲ではなく、いくつかの楽曲を選択して送信してもよい。例えば、配信管理サーバ1は、ユーザ属性テーブルの心理的基準(例えば、趣味嗜好)と、楽曲属性テーブルの心理的基準(例えば、趣味嗜好)を比較し、当該ユーザの心理的基準(例えば、趣味嗜好)に合致する楽曲を複数選択し、選択された複数の楽曲を含む配信希望情報選択要求を送信してもよい。
【0069】
又、上述の方法では、配信管理サーバ1が事前のアンケートなどによって保持しているユーザ属性テーブルを用いて、楽曲を選択したが、別途、楽曲を配信する際にアンケートを実施してもよい。例えば、図4のステップS212の前に、配信管理サーバ1がユーザ端末3a、3b、3cへ心理的基準(例えば、趣味嗜好)に対する質問を送信し、ユーザ端末3a、3b、3cが配信管理サーバ1へ当該質問に対する回答を送信するステップを設けてもよい。そして、ステップS212において、この回答に含まれる心理的基準(例えば、趣味嗜好)を用いて、配信管理サーバ1は、当該ユーザの心理的基準(例えば、趣味嗜好)に合致する楽曲を複数選択し、選択された複数の楽曲を含む配信希望情報選択要求を送信することができる。
【0070】
又、第1の実施の形態に係る配信画像判定方法では、配信管理サーバ1が保持するユーザ属性テーブル、企業属性テーブル、楽曲属性テーブルに基づいて、最適な広告画像データを判定すると説明したが、上述の楽曲を配信する際のアンケートも併せて、楽曲と組み合わせる広告画像データの分析、判定を行ってもよい。
【0071】
楽曲と画像を組み合わせる場合、配信管理サーバ1は、各ユーザの“音楽への指向性”と“消費ジャンルへの指向性”とを把握する必要がある。配信管理サーバ1は、図4のステップS209において、カテゴリ情報を受信することにより、“音楽への指向性”を把握することができ、ユーザ属性テーブルの各項目、あるいは、上述の質問への回答を受信することなどにより、“消費ジャンルへの指向性”を把握することができる。これに基づいて、配信管理サーバ1は、ステップS215において、楽曲データと組み合わせる広告画像データを判定することができる。
【0072】
尚、配信管理サーバ1は、予め、特定の楽曲Aを選ぶユーザをいくつかの消費行動をとる群にグルーピングしておき、上記の質問への回答により、ユーザがある特定の群に属することを判断し、当該群に基づいて、組み合わせる広告画像データを判定してもよい。
【0073】
(作用及び効果)
第1の実施の形態に係る配信管理サーバ1及びコンテンツ配信方法によると、楽曲属性、ユーザ属性、企業属性を比較し、最適な広告画像データを判定することにより、特定の楽曲データをダウンロードしたユーザの嗜好に合致した広告画像データを、楽曲データに添付して配信することができる。
【0074】
又、企業属性には、人口統計的基準と地理的基準と心理的基準が含まれる。このため、きめ細やかな、最適な広告画像データの判定を行うことができる。
【0075】
又、配信画像判定部は、企業属性の各項目に設定された優先度に基づいて、最適な広告画像データを判定してもよい。このため、スポンサー毎に、重要視する項目を変更することができる。
【0076】
又、楽曲属性には、当該楽曲と組み合わせられない企業であるマッチングNG企業ID情報が含まれ、配信画像判定部は、当該楽曲データとともに送付する広告画像データとして、当該マッチングNG企業IDに該当する広告画像データを選ばないこととしてもよい。このため、競合企業のCM起用アーティストと組み合わせないことなどが可能となる。
【0077】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、第1の実施の形態において説明したユーザ属性、楽曲属性の履歴を蓄積し、データベース化する。更に、広告画像データの受信履歴も記録蓄積することで、特定の広告画像データに接触した回数、タイミングの履歴をデータベース化する。
【0078】
第2の実施の形態に係る配信管理システムの概念図を、図10に示す。ここでは、ユーザ属性、楽曲属性、広告画像データの受信履歴を蓄積したデータベースから、特定ユーザの楽曲の嗜好傾向分析、特定ユーザの配信管理システム利用頻度によるファン度分析、ユーザの加齢とともに変化する楽曲の嗜好変化分析、特定の広告画像データに接触した広告接触分析等を行う。
【0079】
(配信管理システム)
第2の実施の形態に係る配信管理システムは、図11に示すように、複数のユーザ端末3a、3b、3c、…と、複数のユーザ端末3a、3b、3c、…と通信ネットワーク2を介して接続された配信管理サーバ1とを備える。
【0080】
配信管理サーバ1は、処理制御装置(CPU)10を有し、接続部11、送信部12、受信部13、ユーザ属性管理部14、企業属性管理部15、楽曲属性管理部16、配信画像判定部17、ダウンロード管理部(DL管理部)18をCPU10に内蔵する構成とすることができる。これら各部は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにおいて、所定のプログラム言語を利用するための専用プログラムを実行することにより実現することができる。又、CPU10には、入力部20、出力部21、データ保持部30、プログラム保持部31が接続されている。
【0081】
DL管理部18は、特定の楽曲データをダウンロードした回数、あるいは、特定の広告画像データをダウンロードした回数を管理し、データ保持部30に保持する。
【0082】
又、DL管理部18は、ダウンロードした楽曲が、その時点で、「発表直後」の新曲であるか、或いはヒットした後一定期間を経過した曲であるかのタイミングを判断する。そして、DL管理部18は、サイコグラフィックな分析により、そのユーザ流行感度(例えば、流行を先取りする“敏感”であるか、流行に追随する“追随型”であるか)を分析し、データ保持部30が保持するユーザ属性テーブルに登録する。
【0083】
接続部11、送信部12、受信部13、ユーザ属性管理部14、企業属性管理部15、楽曲属性管理部16、配信画像判定部17、入力部20、出力部21、データ保持部30、プログラム保持部31、ユーザ端末3a、3b、3c、通信ネットワーク2については、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0084】
(コンテンツ配信方法)
次に、第2の実施の形態に係るコンテンツ配信方法について、図12を用いて説明する。
【0085】
まず、ステップS301〜305は、図4のステップS201〜205と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0086】
次に、ステップS306において、配信管理サーバ1は、データ保持部30から、特定の楽曲データをダウンロードした回数、及び、特定の広告画像データをダウンロードした回数を取得する。
【0087】
次に、ステップS308〜318は、図4のステップS207〜207と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0088】
次に、ステップS319において、配信管理サーバ1は、データ保持部30から、特定の楽曲データをダウンロードした回数、及び、特定の広告画像データをダウンロードした回数を、データ保持部30に登録する。又、配信管理サーバ1は、サイコグラフィックな分析により、そのユーザ流行感度(例えば、流行を先取りする“敏感”であるか、流行に追随する“追随型”であるか)を分析し、データ保持部30が保持するユーザ属性テーブルに登録する。
【0089】
次に、ステップS320〜321は、図4のステップS218〜219と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0090】
(作用及び効果)
第2の実施の形態に係る配信管理サーバ1及びコンテンツ配信方法によると、特定の楽曲データをダウンロードした回数、あるいは、特定の広告画像データをダウンロードした回数を管理することにより、嗜好傾向分析、ファン度分析、嗜好変化分析、広告接触分析等を行うことができる。
【0091】
又、これらの情報を基に、特定のユーザに対して、嗜好傾向の強い楽曲を優先的に紹介、配信することができる。
【0092】
更に、広告画像データをダウンロードした回数を管理することにより、スポンサーに、ユーザの同社広告との接触実績を提供することができる。
【0093】
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、広告対象商品のキャンペーン期間がスポンサーによって設定されている場合について説明する。
【0094】
第3の実施の形態に係る配信管理システムの概念図を、図13に示す。ここでは、企業属性に予め配信期間(図6参照)や配信回数を設定し、ユーザ端末3a、3b、3cにおける再生可能期間もしくは再生可能回数を限定する。
【0095】
(配信管理システム)
第3の実施の形態に係る配信管理システムは、図14に示すように、複数のユーザ端末3a、3b、3c、…と、複数のユーザ端末3a、3b、3c、…と通信ネットワーク2を介して接続された配信管理サーバ1とを備える。
【0096】
配信管理サーバ1は、処理制御装置(CPU)10を有し、接続部11、送信部12、受信部13、ユーザ属性管理部14、企業属性管理部15、楽曲属性管理部16、配信画像判定部17、配信期間管理部19をCPU10に内蔵する構成とすることができる。これら各部は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにおいて、所定のプログラム言語を利用するための専用プログラムを実行することにより実現することができる。又、CPU10には、入力部20、出力部21、データ保持部30、プログラム保持部31が接続されている。
【0097】
配信期間管理部19は、広告画像データの配信可能期間、あるいは、配信可能回数を、企業属性テーブルに登録する。又、配信期間管理部19は、広告画像データが配信される度に、保持されている配信回数を1加算する。
【0098】
接続部11、送信部12、受信部13、ユーザ属性管理部14、企業属性管理部15、楽曲属性管理部16、配信画像判定部17、入力部20、出力部21、データ保持部30、プログラム保持部31、ユーザ端末3a、3b、3c、通信ネットワーク2については、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0099】
(コンテンツ配信方法)
次に、第3の実施の形態に係るコンテンツ配信方法について、図15を用いて説明する。
【0100】
まず、ステップS401〜416は、図4のステップS201〜216と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0101】
次に、ステップS417において、配信管理サーバ1は、カウント管理処理を行う。カウント管理処理については、後に詳述する。
【0102】
次に、ステップS418〜420は、図4のステップS217〜219と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0103】
次に、ステップS417の処理について、図16を用いて、詳細に説明する。
【0104】
まず、ステップS501において、配信管理サーバ1は。データ保持部30に保持されたカウント管理テーブルを参照し、広告画像データの再生カウントを取得する。
【0105】
次に、ステップS502において、配信管理サーバ1は、予め設定された再生可能回数(ここでは、n回とする)を超えているか否かを判断する。n回より小さい場合は、ステップS503へ進み、n回以上である場合は、ステップS504へ進む。
【0106】
ステップS503において、配信管理サーバ1は、広告画像データが添付された楽曲データを取得する。一方、ステップS504において、配信管理サーバ1は、広告画像データが添付されていない楽曲データを取得する。
【0107】
次に、ステップS505において、配信管理サーバ1は、カウント管理テーブルに保持されている配信回数を1加算する。
【0108】
(作用及び効果)
第3の実施の形態に係る配信管理サーバ1及びコンテンツ配信方法によると、広告画像データの再生可能期間もしくは再生可能回数を限定することにより、キャンペーンなどの終了時に、当該広告画像データの再生を不可とすることができる。このため、広告宣伝効果の最適化、広告画像に使用される肖像権等の許諾期間に応じた適正な処理を行うことができる。
【0109】
又、再生可能期間終了後もしくは再生可能回数を超えた後、ユーザ端末3a、3b、3cに再生不可能となることを通知し、新たな広告画像データが可能であることを通知する。このことにより、本サービスのリンク機能などにより、ユーザを配信サイトに再誘導することができる。
【0110】
又、配信サイトでのコンテンツ更新時には、新コンテンツ入手の条件として、ダウンロード前にユーザ属性に関するアンケート入力画面を設定し、定期的なユーザ属性テーブルの更新を行う機能を備えてもよい。
【0111】
<その他の実施形態>
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0112】
例えば、ユーザ端末3a、3b、3cに表示される、広告画像データの最後に、「くじ」の結果が表示されてもよい。そして、当たりが出ると、ユーザはスポンサーである企業の、特定の商品の無料クーポンが表示され、ユーザはそれを店頭に持参して、商品やノベルティグッズと交換できるようにしてもよい。あるいは、一定の割引が得られるようにしてもよい。
【0113】
このように「くじ」の結果を表示することによって、ユーザが最後まで広告画像データを注視することとなる。よって、広告の効果をより高めることができる。又、当たりくじを得たユーザが、実際に来店して商品等を入手することで、広告画像配信に加えて、実際の商品キャンペーンとして機能する。更に、当たりくじを得たユーザのユーザ属性を配信管理サーバ1が蓄積管理することにより、更なるマーケティングのデータツールとして活用することができる。
【0114】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】第1の実施の形態に係る配信管理システムの概要を説明するための図である。
【図2】第1の実施の形態に係る配信管理システムの構成ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係るコンテンツ配信方法を示すフローチャートである(その1)。
【図4】第1の実施の形態に係るコンテンツ配信方法を示すフローチャートである(その2)。
【図5】第1〜第3の実施の形態に係るユーザ属性テーブルの一例である。
【図6】第1〜第3の実施の形態に係る企業属性テーブルの一例である。
【図7】第1〜第3の実施の形態に係る楽曲属性テーブルの一例である。
【図8】第1の実施の形態に係る属性のマッチングを説明するための図である。
【図9】第1の実施の形態に係るユーザ端末の画面表示例である。
【図10】第2の実施の形態に係る配信管理システムの概要を説明するための図である。
【図11】第2の実施の形態に係る配信管理システムの構成ブロック図である。
【図12】第2の実施の形態に係るコンテンツ配信方法を示すフローチャートである。
【図13】第3の実施の形態に係る配信管理システムの概要を説明するための図である。
【図14】第3の実施の形態に係る配信管理システムの構成ブロック図である。
【図15】第3の実施の形態に係るコンテンツ配信方法を示すフローチャートである。
【図16】図15のステップS417の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0116】
1…配信管理サーバ
2…通信ネットワーク
3a、3b、3c…ユーザ端末
10…CPU
11…接続部
12…送信部
13…受信部
14…ユーザ属性管理部
15…企業属性管理部
16…楽曲属性管理部
17…配信画像判定部
18…DL管理部
19…配信期間管理部
20…入力部
21…出力部
30…データ保持部
31…プログラム保持部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末によって選択された楽曲情報を受信する受信部と、
前記ユーザ端末を有するユーザに関する情報であるユーザ属性と、広告を提供するスポンサーとなる企業の広告に関する情報である企業属性と、楽曲に関する情報である楽曲属性とを保存するデータ保持部と、
前記受信部が受信した楽曲に関する前記楽曲属性と、前記ユーザ属性と、前記企業属性とを比較し、最適な前記企業属性に含まれる広告画像データを判定する配信画像判定部と、
前記ユーザ端末によって選択された楽曲データと、前記配信画像判定部によって判定された広告画像データとを、前記ユーザ端末へ送信する送信部と
を備えることを特徴とする配信管理サーバ。
【請求項2】
前記企業属性には、人口統計的基準と地理的基準と心理的基準が含まれることを特徴とする請求項1に記載の配信管理サーバ。
【請求項3】
前記配信画像判定部は、企業属性の各項目に設定された優先度に基づいて、最適な広告画像データを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の配信管理サーバ。
【請求項4】
前記楽曲属性には、当該楽曲と組み合わせられない企業であるマッチングNG企業ID情報が含まれ、
前記配信画像判定部は、当該楽曲データとともに送付する広告画像データとして、当該マッチングNG企業IDに該当する広告画像データを選ばないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配信管理サーバ。
【請求項5】
特定の楽曲データをダウンロードした回数、あるいは、特定の広告画像データをダウンロードした回数を管理するダウンロード管理部を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配信管理サーバ。
【請求項6】
広告画像データの配信可能期間、あるいは、配信可能回数を、企業属性に登録する配信期間管理部を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の配信管理サーバ。
【請求項7】
ユーザ端末によって選択された楽曲情報を受信するステップと、
前記ユーザ端末を有するユーザに関する情報であるユーザ属性と、広告を提供するスポンサーとなる企業の広告に関する情報である企業属性と、楽曲に関する情報である楽曲属性とを保存するステップと、
前記受信部が受信した楽曲に関する前記楽曲属性と、前記ユーザ属性と、前記企業属性とを比較し、最適な前記企業属性に含まれる広告画像データを判定するステップと、
前記ユーザ端末によって選択された楽曲データと、前記配信画像判定部によって判定された広告画像データとを、前記ユーザ端末へ送信するステップと
を含むことを特徴とするコンテンツ配信方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−18190(P2007−18190A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−198017(P2005−198017)
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【出願人】(505255862)株式会社アイ・シー・エージェンシー (1)
【出願人】(500283251)株式会社クリーク・アンド・リバー社 (1)
【出願人】(503160168)株式会社メロディーズアンドメモリーズグローバル (7)
【出願人】(000002129)住友商事株式会社 (42)
【出願人】(304014372)オムロンエンタテインメント株式会社 (56)
【出願人】(505255921)有限会社アイキス (1)