釣餌の自動揺動装置
【課題】 釣餌の自動揺動装置においては、消費エネルギーが大きい、持ち運びに不便である、使用勝手が良くないという不都合を解決すること。
【解決手段】 釣竿のガイドとガイドの間の釣糸、あるいはリールとガイドの間の釣糸自体を、クランク機構で動かす。また、本装置にセットする釣竿の二箇所の支持部のうち、一箇所を揺動装置から取り、もう一箇所を地面などの周囲の構造物から取ることにより、揺動装置で釣竿を全て支持するよりも、周囲の地面などを利用して、釣竿の支持部を取る方が、より装置をコンパクトにできる。
【解決手段】 釣竿のガイドとガイドの間の釣糸、あるいはリールとガイドの間の釣糸自体を、クランク機構で動かす。また、本装置にセットする釣竿の二箇所の支持部のうち、一箇所を揺動装置から取り、もう一箇所を地面などの周囲の構造物から取ることにより、揺動装置で釣竿を全て支持するよりも、周囲の地面などを利用して、釣竿の支持部を取る方が、より装置をコンパクトにできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は釣餌の自動揺動装置に関するものである。汎用の釣竿と手動式リールをセットした釣具において、その釣糸だけを動かすことで消費電力の軽減、使用上の利便性向上を実現したものである。
【背景技術】
【０００２】
従来から釣餌を上下揺動させる装置としては、竿自身を上下させる揺動装置が知られている。この例として特許文献１に開示されているものがある。
【特許文献１】 特開２００４−３５７６２５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、従来のような竿ごと釣餌を揺らす自動揺動装置では、消費エネルギーが大きく効率が悪い。本発明は、このような消費エネルギーのロスを無くすことを課題とする。また、装置を持ち運びやすく、使用勝手を向上することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
この課題を解決するための請求項１の発明は、釣糸を自動で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置である。釣糸を動かすことで、上下させる負荷は竿ごと上下させるよりも低減できる。
【０００５】
請求項２の発明は、釣竿のガイドとガイドの間の釣糸、あるいはリールとガイドの間の釣糸を、クランク機構で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置である。これにより、装置をコンパクトにし、且つ釣糸のみを動かすという本システムの成立が実現できる。
【０００６】
請求項３の発明は、本装置にセットする釣竿の二箇所の支持部のうち、一箇所を揺動装置から取り、もう一箇所を地面などの周囲の構造物から取ったことを特徴とする釣餌の自動揺動装置である。揺動装置で釣竿を全て支持するよりも、周囲の地面などを利用して、釣竿の支持部を取る方が、より装置をコンパクトにできる。
【０００７】
また、請求項４の発明は、魚が食いついた際に、釣竿を垂直に持ら上げるだけで、釣竿と揺動装置が分離できることを特徴とした釣餌の自動揺動装置である。釣竿を一方向に、垂直に持ち上げるだけで釣竿と揺動装置が分離できることは、釣人の動作を素早くし、釣れている魚を逃がさないということに大きな効果がある。
【発明の効果】
【０００８】
本発明により、揺動装置の消費エネルギーは主として釣糸に付属する釣餌、仕掛けにのみ費やされるので、消費エネルギーを低減することができる。また、揺動装置のコンパクト化に伴い、持ち運びやすくなる。そして、ワンタッチで釣竿と揺動装置が分離できることから、使用勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
図１は本発明の釣餌の自動揺動装置を堤防上に置き、釣餌の揺動ができるように釣竿を本装置の上に配置した側面図である。同図のように平面状に配置して使用すると釣餌が上下する揺動機構が成立する。また、堤防によっては設置されていることもある落下防止用の手すりに引っ掛けて使用することも、適応範囲内であれば可能である。
【産業上の利用の可能性】
【００１０】
一般的に使用されている釣餌の自動揺動装置というものが無い中、本装置は使い勝手が良く、取り扱いが容易であるという点で、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】 釣餌の自動揺動装置を堤防上に置き、釣餌の揺動ができるように釣竿を本装置の上に配置した側面図である。
【図２】 釣餌の自動揺動装置の拡大平面図である。
【符号の説明】
【００１２】
１ 釣餌の自動揺動装置
２ 釣糸
３ リール
４ 釣竿
５ 堤防などの平坦地面
６ クランクを動かすため内蔵されたギアモータ
７ ギアモータを駆動するため内蔵された乾電池
８ 竿受け
９ 支持フレーム
１０ クランクレバー
１１ クランクアーム
１２ クランク回転軸部
【技術分野】
【０００１】
本発明は釣餌の自動揺動装置に関するものである。汎用の釣竿と手動式リールをセットした釣具において、その釣糸だけを動かすことで消費電力の軽減、使用上の利便性向上を実現したものである。
【背景技術】
【０００２】
従来から釣餌を上下揺動させる装置としては、竿自身を上下させる揺動装置が知られている。この例として特許文献１に開示されているものがある。
【特許文献１】 特開２００４−３５７６２５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、従来のような竿ごと釣餌を揺らす自動揺動装置では、消費エネルギーが大きく効率が悪い。本発明は、このような消費エネルギーのロスを無くすことを課題とする。また、装置を持ち運びやすく、使用勝手を向上することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
この課題を解決するための請求項１の発明は、釣糸を自動で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置である。釣糸を動かすことで、上下させる負荷は竿ごと上下させるよりも低減できる。
【０００５】
請求項２の発明は、釣竿のガイドとガイドの間の釣糸、あるいはリールとガイドの間の釣糸を、クランク機構で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置である。これにより、装置をコンパクトにし、且つ釣糸のみを動かすという本システムの成立が実現できる。
【０００６】
請求項３の発明は、本装置にセットする釣竿の二箇所の支持部のうち、一箇所を揺動装置から取り、もう一箇所を地面などの周囲の構造物から取ったことを特徴とする釣餌の自動揺動装置である。揺動装置で釣竿を全て支持するよりも、周囲の地面などを利用して、釣竿の支持部を取る方が、より装置をコンパクトにできる。
【０００７】
また、請求項４の発明は、魚が食いついた際に、釣竿を垂直に持ら上げるだけで、釣竿と揺動装置が分離できることを特徴とした釣餌の自動揺動装置である。釣竿を一方向に、垂直に持ち上げるだけで釣竿と揺動装置が分離できることは、釣人の動作を素早くし、釣れている魚を逃がさないということに大きな効果がある。
【発明の効果】
【０００８】
本発明により、揺動装置の消費エネルギーは主として釣糸に付属する釣餌、仕掛けにのみ費やされるので、消費エネルギーを低減することができる。また、揺動装置のコンパクト化に伴い、持ち運びやすくなる。そして、ワンタッチで釣竿と揺動装置が分離できることから、使用勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
図１は本発明の釣餌の自動揺動装置を堤防上に置き、釣餌の揺動ができるように釣竿を本装置の上に配置した側面図である。同図のように平面状に配置して使用すると釣餌が上下する揺動機構が成立する。また、堤防によっては設置されていることもある落下防止用の手すりに引っ掛けて使用することも、適応範囲内であれば可能である。
【産業上の利用の可能性】
【００１０】
一般的に使用されている釣餌の自動揺動装置というものが無い中、本装置は使い勝手が良く、取り扱いが容易であるという点で、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】 釣餌の自動揺動装置を堤防上に置き、釣餌の揺動ができるように釣竿を本装置の上に配置した側面図である。
【図２】 釣餌の自動揺動装置の拡大平面図である。
【符号の説明】
【００１２】
１ 釣餌の自動揺動装置
２ 釣糸
３ リール
４ 釣竿
５ 堤防などの平坦地面
６ クランクを動かすため内蔵されたギアモータ
７ ギアモータを駆動するため内蔵された乾電池
８ 竿受け
９ 支持フレーム
１０ クランクレバー
１１ クランクアーム
１２ クランク回転軸部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
汎用の釣竿と手動式リールを用いて、その釣糸を自動で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項２】
釣竿のガイドとガイドの間の釣糸、あるいはリールとガイドの間の釣糸を自動で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項３】
釣竿の支持部は、竿尻と竿の中点付近の二箇所であるが、竿の中点付近の支持部は本揺動装置で支持され、竿尻の支持部は地面など周囲の構造物により支持されることを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項４】
魚が食いついた際に、釣竿を垂直に持ち上げるだけで、釣竿と揺動装置が分離できることを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項１】
汎用の釣竿と手動式リールを用いて、その釣糸を自動で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項２】
釣竿のガイドとガイドの間の釣糸、あるいはリールとガイドの間の釣糸を自動で動かすことにより、水中の釣餌を揺らすことを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項３】
釣竿の支持部は、竿尻と竿の中点付近の二箇所であるが、竿の中点付近の支持部は本揺動装置で支持され、竿尻の支持部は地面など周囲の構造物により支持されることを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【請求項４】
魚が食いついた際に、釣竿を垂直に持ち上げるだけで、釣竿と揺動装置が分離できることを特徴とした釣餌の自動揺動装置。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００９−１７８１５７（Ｐ２００９−１７８１５７Ａ）
【公開日】平成２１年８月１３日（２００９．８．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−４８７１０（Ｐ２００８−４８７１０）
【出願日】平成２０年１月３０日（２００８．１．３０）
【出願人】（５０８０６１６６４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年８月１３日（２００９．８．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１月３０日（２００８．１．３０）
【出願人】（５０８０６１６６４）
【Ｆターム（参考）】
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