説明

間仕切パネル装置

【課題】 少ない部品点数で、平面視L字状のコーナー部から、同じくT字状、または十字状のコーナー部に簡単に変更することができるとともに、体裁のよい間仕切パネル装置を提供する。
【解決手段】 平面視において所要の角度をもって交差する2個のユニット取付面15、16に、1対の間仕切ユニットA、Bの側端面を突き合わせて取り付けるようにしたコーナーポスト17の残りの側面を、カバー部材32により覆い、カバー部材31に、他の間仕切ユニットD、Eの側端面を突き合わせて取付可能としたユニット取付面34、35を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、間仕切パネル装置、特にそのコーナー部の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の間仕切パネル装置においては、平面視L字状のコーナー部と、同じくT字状のコーナー部とを、互いに全く異なる連結構造としたり(例えば特許文献1参照)、平面視方形のコーナー支柱または連結ブロックの4面の中の隣接する2面、3面または4面に、パネル、または1対の支柱間に1枚または2枚のパネルを架設した間仕切ユニットの側端面を突き当てて連結し、コーナー支柱等の残りの面を、カバー部材により覆うようにしたもの等がある(例えば特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平9−125572号公報
【特許文献2】特開2005−133399号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1に記載されているものにおいては、コーナー部の形状を、例えばL字状からT字状へ変更したい場合、各間仕切ユニットを分解して、異なるコーナー用の連結具を用いて組み立て直さなければならない。
【0004】
特許文献2に記載されているものにおいては、コーナー部の形状を、例えばL字状からT字状、または十字状に変更するために、多数の付属部品を用意しておかなければならず、部品点数が多くなるだけでなく、組付作業が繁雑である。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、少ない部品点数で、平面視L字状のコーナー部を、T字状、または十字状のコーナー部に簡単に変更することができるとともに、体裁のよい間仕切パネル装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)平面視において所要の角度をもって交差する2個のユニット取付面に、1対の間仕切ユニットの側端面を突き合わせて取り付けるようにしたコーナーポストの残りの側面を、カバー部材により覆い、前記カバー部材に、他の間仕切ユニットの側端面を突き合わせて取付可能としたユニット取付面を設ける。
【0007】
(2)上記(1)項において、カバー部材を、他の間仕切ユニット取付用のユニット取付面を有するものと、有しないものとの複数種類からなるものとする。
【0008】
(3)上記(1)または(2)項において、カバー部材に、複数のユニット取付面を設ける。
【0009】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、カバー部材を、コーナーポストに着脱自在に取り付ける。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、コーナーポストの側面とそれに対向するカバー部材の内面とのいずれか一方に、先端部にやじり状の抜け止め突起を有する2方向に向かって延出する1対の係合突片を突設し、かついずれか他方のものにおける前記各係合突片に対向する部分に、前記係合突片の抜け止め突起に弾性係合しうるクリップの基部を着脱可能として把持する1対の把持片を設け、前記クリップを、2対の把持片のいずれにも付け替え可能とする。
【0011】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、間仕切ユニットを、自立型のものとする。
【0012】
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、間仕切ユニットが、1対の自立型の支柱と、両支柱間に架設されたパネルとを備えるものとし、前記支柱を、コーナーポストのユニット取付面に、突き合わせて固着する。
【0013】
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、コーナーポストとカバー部材とにより形成される角柱の角部に、間仕切ユニットの端部を挟む突縁を設ける。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によると、コーナーポストの2個のユニット取付面に、1対の間仕切ユニットの側端面を突き合わせて取り付け、かつコーナーポストの残りの側面を、カバー部材により覆っているので、美麗な外観のコーナー部を形成することができるとともに、カバー部材に設けたユニット取付面に、他の間仕切ユニットの側端面を突き合わせて取り付けることにより、元の2個の間仕切ユニットをコーナーポストから外したり、分解したり、または付属部品を追加したりすることなく、追加の間仕切ユニットを、コーナー部に簡単に取り付けることができる。
したがって、平面視L字状のコーナー部から、同じくT字状、または十字状のコーナー部に、少ない部品点数で、簡単に変更することができ、しかも体裁のよいコーナー部を形成することができる。
【0015】
請求項2記載の発明によると、カバー部材は、他の間仕切ユニット取付用のユニット取付面を有するものと、有しないものとの複数種類からなっているので、用途に応じて、それらを使い分けることにより、いずれの場合にも、良好な外観のものとすることができる。
【0016】
請求項3記載の発明によると、カバー部材に、複数のユニット取付面を設けてあるので、平面視L字状のコーナー部から、同じくT字状、または十字状のコーナー部に、簡単に変更することができる。
【0017】
請求項4記載の発明によると、カバー部材を、コーナーポストに着脱自在に取り付けてあるので、カバー部材を容易に交換することができる。
【0018】
請求項5記載の発明によると、クリップを2対の把持片のいずれかに付け替えることにより、コーナーポストに対するカバー部材の取り付け方向を2方向のいずれかに選択することができるので、間仕切ユニットを追加する際に、その追加する位置によって、カバー部材の取り付け方向を、都合のいい方に選択することができ、利便性が向上する。
【0019】
請求項6記載の発明によると、間仕切ユニットを、自立型のものとしてあるので、コーナーポストやカバー部材に間仕切ユニットの荷重が掛かることがなく、逆にコーナーポストやカバー部材を、間仕切ユニットによって支持することができるので、コーナーポストやカバー部材を高強度のものとする必要がなく、それらを安価に製造することができる。
【0020】
請求項7記載の発明によると、間仕切ユニットを、1対の自立型の支柱と、両支柱間に架設されたパネルとを備えるものとし、支柱を、コーナーポストのユニット取付面に、突き合わせて固着してあるので、コーナーポストを、間仕切ユニットの支柱によって強固に支持することができる。
【0021】
請求項8記載の発明によると、コーナーポストとカバー部材とにより形成される角柱の角部に、間仕切ユニットの端部を挟む突縁を設けてあるので、間仕切ユニットの端面と、コーナーポストとカバー部材との突き合わせ部分が外部に露呈することがなく、美麗な外観を呈することができるとともに、間仕切ユニットと直交する方向への光漏れを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、本発明に直接関係する部分については詳細に、それ以外の部分については、簡単に説明する。
図1および図2に示すように、この間仕切パネル装置は、正面側に左右方向に並べて配設した複数のダブルガラスタイプの間仕切ユニット(A)(A)と、側面側に前後方向に向けて設けた同様の間仕切ユニット(B)とを、コーナー支柱(C)を介して、平面視L字状に連結して構成されている。
【0023】
間仕切ユニット(A)は、図2および図3に示すように、左右1対の支柱(1)(1)の上端部同士、中間部同士、および下端部同士を、それぞれ左右方向を向く横フレーム(2)(3)(4)により互いに連結することによって、内部に上下2段の方形の空間(5)(6)を形成したパネル枠体(7)を備えている。
なお、中間の横フレーム(3)を省略することにより、単一の空間を有するものとしたり、または中間部に複数の横フレームを上下方向に離間させて設けることにより、上下方向に3段以上の空間を形成したりすることもある。
【0024】
各支柱(1)は、互いに同一形状に折曲した2枚の金属板を、背中合わせとして接合することにより、内外の側面の中央に上下方向を向く凹溝(1a)を有する前後方向に長い角管状に形成されており、上下の端部に設けた図示を省略したアジャスタ装置における受け材を、天井面と床面とに当接させて、突っ張らせることにより、天井面と床面との間に傾倒しないように立設されている。
【0025】
パネル枠体(7)の前後両面には、透光性のパネル、金属板製もしくは木製のパネル等の種々のパネルが装着可能となっているが、図示のものでは、前後両面に、上下2枚のガラス板からなる透明のパネル(8)(8)が、その縁枠部材(9)におけるパネル(8)の背面側に向かって突出する嵌合部(9a)を、各空間(5)(6)に前後方向より嵌合させることにより装着されている。
【0026】
上記嵌合部(9a)は、縁枠部材(9)におけるパネル(8)の周縁部を囲む保持部(9b)の内方寄りの部分から、内向きに突設されており、嵌合部(9a)の先端部内面には、背面側に向かって拡開するように傾斜する傾斜面(9c)が設けられている。
この傾斜面(9c)を設けたことにより、パネル枠体(7)における空間(5)(6)に、縁枠部材(9)(9)の嵌合部(9a)(9a)を前後から嵌合し、互いに対向する嵌合部(9a)(9a)の先端同士を突き合わせるか、または近接させたとき、その突き合わせ部分または近接部分の内面に、断面ほぼV字状の凹溝(10)が形成されるようになっている。嵌合部(9a)(9a)の内面における傾斜面(9c)(9c)以外は、平らな面としてある。
【0027】
前後の縁枠部材(9)(9)における各保持部(9b)の背面からの嵌合部(9a)の突出量は、それらをパネル枠体(7)の前後から適正に嵌合したとき、前後に対向する嵌合部(9a)(9a)の対向端面同士が、互いに当接するかまたは近接するように、すなわち、パネル枠体(7)における前記空間(5)(6)の奥行きのほぼ2分の1、またはそれより若干短く定めておくのがよい。
【0028】
図2に示すように、縁枠部材(9)の両側端面には、背面側に向かって下向き鉤状に突出する係止片(11)の基部が、固定ねじ(12)をもって止着されている。
【0029】
各支柱(1)の内面側における凹溝(1a)の互いに対向する前後の面には、縁枠部材(9)の側面に設けた各係止片(11)に対応する位置に、上下方向に長い係止孔(13)(13)が設けられており、両係止孔(13)(13)に、支柱(1)の内面側より、平面視コ字状をなして内向きに突出するブラケット(14)の外側端より前後方向に突出する下向き鉤状の係止片(14a)(14a)を係止することにより、ブラケット(14)を、各支柱(1)の内面の所要の高さに着脱自在に係止しうるようになっている。
【0030】
縁枠部材(9)の上部が下部よりパネル枠体(7)に近接するように、若干斜めとして、その上端を、上方の横フレーム(2)(3)の下面に嵌合し、次いで、上部を中心として、下部をパネル枠体(7)内に位置するように回動させて、ほぼ垂直とした後、全体を押し下げつつ、両側面の各係止片(11)を、支柱(1)の内面より内方に突出するブラケット(14)の突出部分の両側部上縁に係止させることにより、縁枠部材(9)は、パネル枠体(7)における上下の空間(5)(6)内に、がたつくことなく、安定して嵌合保持される。
【0031】
間仕切ユニット(B)は、間仕切ユニット(A)と同一の構成を有し、その向きを前後方向としただけである。
【0032】
図2に示すように、コーナー支柱(C)は、平面視において90°の角度をもって交差する2個のユニット取付面(15)(16)に、1対の間仕切ユニット(A)(B)の側端面を突き合わせて取り付けるようにした、平面視ほぼ直角二等辺三角形をなすコーナーポスト(17)と、このコーナーポスト(17)の残りの側面を覆うカバー部材(18)とからなっている。
【0033】
コーナーポスト(17)は、2個のユニット取付面(15)(16)の間の直角の角部に、平面視菱形をなす中空の突縁(19)を有するとともに、その角部と対向する斜辺の中央に、平面視山形の突部(20)を、またその両側部に、それより小さい平面視山形の突部(21)(21)を有し、内部が中空となっている。
両側部の山形の突部(21)(21)の先端には、2個のユニット取付面(15)(16)と平行をなす2方向に向かって延出するとともに、先端部にやじり状の抜け止め突起(22a)(22a)を有する1対の係合突片(22)(22)が、それぞれ突設されている。
【0034】
カバー部材(18)は、互いに直角をなす化粧片(23)(23)の頂部の背面側に、中空角筒状の補強部(24)を形成し、この補強部(24)における上記頂部と対向する背面側の角部に、コーナーポスト(17)の中央の山形の突部(20)が嵌合するようにした谷型の凹部(25)を形成し、さらに、化粧片(23)(23)の外側の縁に、コーナーポスト(17)側に向かって開口する平面視コ字状の突縁(26)(26)を形成したものよりなっている。
【0035】
両化粧片(23)(23)の背面における補強部(24)より外側の部分と、それと直交する方向を向く補強部(24)の背面とには、それぞれ、コーナーポスト(17)における各係合突片(22)(22)の抜け止め突起(22a)(22a)に弾性係合しうるクリップ(27)の基部を、着脱可能に把持する1対の把持片(28)(28)、(29)(29)が設けられている。
【0036】
クリップ(27)の基部を、上記した2対の把持片(28)(28)、(29)(29)のいずれにも付け替え可能としたことにより、コーナーポスト(17)に対するカバー部材(18)の取り付け方向を、2方向のいずれかに選択することができるので、後述する間仕切ユニット(D)を追加する際に、その追加する位置によって、カバー部材(18)の取り付け方向を、都合のよい方向に選択することができる。
【0037】
なお、コーナーポスト(17)の斜辺部に、2方向に向かって延出する2対の把持片(28)(28)を設け、それに対向するカバー部材(18)の内面に、2方向に向かって延出する1対の係合突片(22)(22)を突設し、係合突片(22)(22)の抜け止め突起(22a)(22a)に弾性係合しうるクリップ(27)を、2対の把持片(28)(28)、(29)(29)のいずれにも付け替え可能として実施することもある。
【0038】
図2に示すように、コーナーポスト(17)は、その各ユニット取付面(15)(16)に、間仕切ユニット(A)(B)の側端面を突き合わせた状態で、固定ねじ(30)(30)をもって、各間仕切ユニット(A)(B)における支柱(1)に固着されている。
なお(31)(31)は、固定ねじ(30)(30)のための作業孔である。
【0039】
また、カバー部材(18)の化粧片(23)(23)の背面における外側の縁部に、コーナーポスト(17)のユニット取付面(15)(16)の外側の端部が当接し、かつ谷型の凹部(25)に山形の突部(20)が嵌合した状態で、各把持片(28)(28)、(29)(29)に基部が把持された各クリップ(27)を、対向する係合突片(22)(22)の抜け止め突起(22a)(22a)に弾性係合させるようにして、カバー部材(18)を、コーナーポスト(17)の外側から装着することによって、固定ねじ(30)(30)の頭部等が露呈するコーナーポスト(17)の斜辺部がカバー部材(18)により隠蔽され、外観を良好なものとすることができる。
【0040】
また、各間仕切ユニット(A)(B)の側端と、コーナーポスト(17)における各ユニット取付面(15)(16)との突き合わせ部分は、コーナーポスト(17)の突縁(19)と、カバー部材(18)の突縁(26)とによって両側方から挟まれ、外部に露呈することがないので、美麗な外観を呈することができるとともに、間仕切ユニット(A)(B)と直交する方向への光漏れを防止することができる。
【0041】
図4は、図1〜図3に示す平面視L字状のコーナー部に、さらに別の前後方向を向く間仕切ユニット(D)を連結して、平面視T字状とした例を示す。
この構成では、図2におけるL字状のコーナー部用のカバー部材(18)を、コーナーポスト(17)から取り去り、それに代えて、T字状のコーナー部用のカバー部材(32)を、コーナーポスト(17)に装着してある。
【0042】
このカバー部材(32)は、互いに直角に交わる化粧片(23)(23)の頂部に、コーナーポスト(17)における突縁(19)と同様の中空菱形の突縁(33)を設け、この突縁(33)と、両側部の突縁(26)(26)との間の化粧片(23)(23)の表面により、ユニット取り付け面(34)(35)を形成したことを除いては、L字状のコーナー部用のカバー部材(18)と同一である。その同一の部分については、カバー部材(18)におけるのと同一の符号をもって図示し、詳細な説明は省略する。
また、このカバー部材(32)のコーナーポスト(17)への取り付け方法も、カバー部材(18)と同一である。
【0043】
間仕切ユニット(D)は、間仕切ユニット(A)(B)と同一構成であり、その後端部の支柱(1)の後端面を、カバー部材(32)における突縁(33)と突縁(26)との間に挟むようにして、ユニット取り付け面(34)に突き当てた状態で、支柱(1)の上下の端部に設けたアジャスタ装置における受け材を、上下方向に伸び出させて、天井面と床面とに押し付けて立設し、その前方に同様にして立設した支柱(図示略)との間にパネル枠体(7)を構築し、かつその両面にパネル(8)(8)を装着して、形成される。
【0044】
このように、コーナーポスト(17)に、L字状のコーナー部用のカバー部材(18)に代えて、T字状のコーナー部用のカバー部材(32)を付け替えて、そのユニット取り付け面(34)に、間仕切ユニット(D)の側端を突き合わせて、構築するだけで、元の2個の間仕切ユニット(A)(B)をコーナーポスト(17)から外したり、分解したり、または付属部品を追加したりすることなく、追加の間仕切ユニット(D)を、コーナー部に簡単に取り付けることができ、それによって、平面視L字状のコーナー部から、同じくT字状のコーナー部に、少ない部品点数で、簡単に変更することができる。
【0045】
また、カバー部材(32)における残りのユニット取り付け面(35)に、図4に想像線で示すように、間仕切ユニット(E)の側端を突き合わせて、構築するだけで、平面視十字状のコーナー部を簡単に形成することができる。
【0046】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に種々の変形や変更を施すことも可能である。
例えば、各間仕切ユニット(A)(B)(D)(E)は、上記のようなものだけに限らず、1枚のパネルを、パネル枠体(7)の厚さ方向の中央に配設したものとしたり、L字状のコーナー部用のカバー部材(18)における両化粧片(23)(23)の頂部を面取りして、突起感をなくしたり、または、コーナー支柱(C)全体の平面形状を、菱形、正三角形、五角形以上の多角形等としたりすることもできる。
また、カバー部材(18)(32)に設けた突縁(26)(26)を、コーナーポスト(17)側に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明における平面視L字状のコーナー部分を有する一実施形態の外観斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大横断平面図である。
【図3】間仕切ユニットの要部の分解斜視図である。
【図4】コーナー部分を、平面視T字状に変更したときの図2と同様の横断平面図である。
【符号の説明】
【0048】
(A)(B)(D)(E)間仕切ユニット
(C)コーナー支柱
(1)支柱
(1a)凹溝
(2)(3)(4)横フレーム
(5)(6)空間
(7)パネル枠体
(8)パネル
(9)縁枠部材
(9a)嵌合部
(9b)保持部
(9c)傾斜面
(10)凹溝
(11)係止片
(12)固定ねじ
(13)係止孔
(14)係合部材
(14a)係止片
(15)(16)ユニット取付面
(17)コーナーポスト
(18)カバー部材
(19)突縁
(20)(21)突部
(22)係合突片
(22a)抜け止め突起
(23)化粧片
(24)補強部
(25)凹部
(26)突縁
(27)クリップ
(28)(29)把持片
(30)固定ねじ
(31)作業孔
(32)カバー部材
(33)突縁
(34)(35)ユニット取付面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視において所要の角度をもって交差する2個のユニット取付面に、1対の間仕切ユニットの側端面を突き合わせて取り付けるようにしたコーナーポストの残りの側面を、カバー部材により覆い、前記カバー部材に、他の間仕切ユニットの側端面を突き合わせて取付可能としたユニット取付面を設けたことを特徴とする間仕切パネル装置。
【請求項2】
カバー部材を、他の間仕切ユニット取付用のユニット取付面を有するものと、有しないものとの複数種類からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の間仕切パネル装置。
【請求項3】
カバー部材に、複数のユニット取付面を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の間仕切パネル装置。
【請求項4】
カバー部材を、コーナーポストに着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
【請求項5】
コーナーポストの側面とそれに対向するカバー部材の内面とのいずれか一方に、先端部にやじり状の抜け止め突起を有する2方向に向かって延出する1対の係合突片を突設し、かついずれか他方のものにおける前記各係合突片に対向する部分に、前記係合突片の抜け止め突起に弾性係合しうるクリップの基部を着脱可能として把持する1対の把持片を設け、前記クリップを、2対の把持片のいずれにも付け替え可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
【請求項6】
間仕切ユニットを、自立型のものとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
【請求項7】
間仕切ユニットが、1対の自立型の支柱と、両支柱間に架設されたパネルとを備えるものとし、前記支柱を、コーナーポストのユニット取付面に、突き合わせて固着したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の間仕切パネル装置。
【請求項8】
コーナーポストとカバー部材とにより形成される角柱の角部に、間仕切ユニットの端部を挟む突縁を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の間仕切パネル装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−16499(P2007−16499A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−199607(P2005−199607)
【出願日】平成17年7月8日(2005.7.8)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)