説明

陳列棚装置

【課題】販売用化粧品の汚れを防止するとともに、防盗性を高めうるようにし、かつ陳列・保管室への商品の出し入れや入れ替え作業等を、前後両面から効率よく行いうるようにした化粧品陳列什器を提供する。
【解決手段】箱形キャビネット2上に立設された前後左右方向に並ぶ4本の支柱6a、6bと、各支柱6a、6bの前後と後部に、ブラケット7を介して取付けられた外部棚板8と、前後の内向きブラケット7により両端部を支持した内部棚板9と、両支柱6a、6b間に架設した上下1対のガイドレール15、23に沿って左右方向に移動する引戸10と、前後に対向する支柱6の外側面を覆う側板20とを備え、4本の支柱6a、6bと、前後の引戸10とによって区画された空間を陳列・保管室Rとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば香水やその他の化粧品を陳列して販売するための陳列棚装置に関する。
【背景技術】
【0002】
香水等の化粧品を陳列して販売する商品陳列棚においては、顧客自身が各種化粧品を自由に手に取って選択したり、色合いや香りを確かめて選択しうるように、同じ棚板等に、販売用化粧品と、サンプル等のテスター品とを、一緒に陳列するようにしているのが一般的である(例えば特許文献1、2参照)。
このような商品陳列棚では、販売用の商品に直接手が触れるため、商品の販売前にそれが汚れてしまったり、販売の回転が悪い化粧品に埃が付着するなどして、顧客に不衛生な印象を与えるという問題がある。
【0003】
このような問題を解消するものとして、テスター品の陳列部と隣接する側方に、販売用化粧品の陳列部を設け、この陳列部の前面を、開閉可能な透明の蓋体により覆った商品陳列棚が提案されている(例えば特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−276097号公報
【特許文献2】特開2001−299522号公報
【特許文献3】特開平11−285429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献3に記載されている商品陳列棚においても、顧客が蓋体を自由に開閉して、その内部の販売用化粧品を手に取れるようになっているので、商品の汚れを完全に防止することはできない。
また、上記特許文献1〜3に記載の商品陳列棚は、いずれも、販売用化粧品を単に棚板等に陳列するのみで、商品を保管しておく機能を備えていないため、防盗上、高価な香水等を陳列するのは好ましくなく、それらの保管は別の場所で行う必要ある。
さらに、いずれの商品陳列棚においても、販売用化粧品の陳列や入れ替え等を行う際の出し入れ作業は、陳列什器の前面側からしか行えないので、店舗に陳列棚を島状に設置した際に、後面側から販売用化粧品の出し入れ作業ができず、不便である。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、販売用の商品を、陳列・保管室に収容することにより、商品の汚れを防止するとともに、防盗性を高めうるようにし、かつ陳列・保管室への商品の出し入れや入れ替え作業等を、前後両面から効率よく行いうるようにした陳列棚装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)前面が開口する陳列・保管室の前面開口部の両側部に設けた左右1対の支柱と、前記両支柱間に架設した上下1対のガイドレールと、前記ガイドレールに沿って左右方向に移動し、前記陳列・保管室の前面開口部を開閉可能とした引戸と、前記両支柱より後方を向くようにして、前記両支柱に架設した左右1対の内向きブラケットと、前記両内向きブラケットにより両端部を支持した内部棚板と、前記両支柱より前方を向くようにして、前記両支柱に架設した左右1対の外向きブラケットと、前記両外向きブラケットにより両端部を支持した外部棚板とを備えるものとする。
【0008】
このような構成によると、外部棚板の奥部に、引戸により仕切られた陳列・保管室が形成されるので、顧客が、陳列・保管室内の内部棚板に陳列された販売用の商品を自由に手に取って触れることはできず、従って、例えば高価な香水等の化粧品が盗難に遭ったり、汚れたりするのを防止することができる。
また、販売用の商品は、陳列・保管室内に収容されているので、販売の回転の遅い商品でも、それに埃が付着する恐れは小さい。
【0009】
(2)左右1対の前部支柱と、前記前部支柱の後方に配設した左右1対の後部支柱と、前記両前部支柱間および前記両後部支柱間に架設した上下1対のガイドレールと、前記ガイドレールに沿って開閉可能とした引戸と、前記両前部支柱より後方を向くようにして、前記両前部支柱に架設した左右1対の内向きブラケットと、前記両後部支柱より前方を向くようにして、前記両後部支柱に架設した左右1対の内向きブラケットと、前記前後の内向きブラケットにより両端部を支持した内部棚板と、前記両前部支柱より前方を向くようにして、前記両前部支柱に架設した左右1対の外向きブラケットと、前記両後部支柱より後方を向くようにして、前記両後部支柱に架設した左右1対の外向きブラケットと、前部および後部の両外向きブラケットにより両端部を支持した前後の外部棚板とを備え、前記4本の支柱と、前後の引戸とによって区画された空間を陳列・保管室とする。
【0010】
このような構成によると、上記(1)項と同様の作用効果を奏しうるとともに、前後の引戸を開くことにより、陳列・保管室内の内部棚板への商品の陳列や入れ替え作業、及び顧客の要求する商品の取り出し作業等を、前後両面から効率よく行うことができるので、使い勝手がくなる。
【0011】
(3)上記(2)項において、前部支柱と後部支柱とに、それらの間の空間を閉塞する側板を取付ける。
【0012】
このような構成によると、陳列・保管室内の商品の防盗性が、より高まる。
【0013】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、各支柱の内側面に、前後2列の上下方向に並ぶ複数の係合孔を設け、これら前後の係合孔のいずれかに、前後方向を向くブラケットの前縁または後縁に外向き折曲された係止フックを係合させることにより、ブラケットを、支柱の内側面に取付ける。
【0014】
このような構成によると、各支柱の係合孔や、係合孔へのブラケットの係止フックの係合部が、前方、後方及び外側方から見えず、目立たないので、見栄えがよい。
また、各支柱の外側面が側板により覆われていても、ブラケットを、各支柱の内側面に容易に取付けることができる。
【0015】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、引戸を透明なものとする。
【0016】
このような構成によると、陳列・保管室内に収容された商品を、前方または後方から見通すことができるので、商品の陳列効果が高まる。
【0017】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、引戸を施錠装置によりロックしうるようにする。
【0018】
このような構成によると、陳列・保管室内に収容された商品の防盗性が高まる。
【0019】
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、各支柱を、箱形キャビネットの天板の上面に立設する。
【0020】
このような構成によると、各支柱の下端部を支持するベース脚等が不要となるとともに、キャビネットに、店頭で販売する商品を、在庫として保管しておけるので、在庫商品を別の場所に保管する必要がない。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、顧客が、陳列・保管室内の販売用商品を自由に手に取って触れることができないので、例えば高価な香水等の化粧品が盗難に遭ったり、汚れたりするのを防止することができる。
また、販売用の商品は、陳列・保管室内に収容されているので、販売の回転が悪い商品でも、それに埃が付着する恐れは小さい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の陳列棚装置の外観斜視図である。
【図2】同じく、正面図である。
【図3】支柱へのブラケットの取付け要領を示す斜視図である。
【図4】図2のA部の一部切り欠き拡大正面図である。
【図5】図4のV-V線拡大縦断側面図である。
【図6】図2のVI-VI線拡大縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の陳列棚装置は、前後両面(以下、斜め右手前を前として説明する)に錠付きの扉1、1を有する、在庫商品保管用の箱形のキャビネット2と、その天板3の上面に取付けられた商品陳列棚4と、この商品陳列棚4の上端に取付けられた照明装置5とを備えている。
【0024】
商品陳列棚4は、天板3の前後部の両側端部上面に立設された前後左右方向に並ぶ前部支柱6a、6aと後部支柱6b、6bと、各支柱6a、6bに前方及び後方を向くように取付けた上下複数のブラケット7により、両側端部が支持された上下複数段の外部棚板8と、同じく、各支柱6に、互いに対向するように内向きとして取付けた上下複数のブラケット7により、両側端部が支持された上下複数段の平板状の内部棚板9と、左右1対の前部支柱6aと後部支柱6bの対向面間に、左右方向に移動可能に設けられた左右2枚の引き違い式の引戸10、10とを備えている。
【0025】
外部棚板8は、合成樹脂等により、上面が開放された前後幅の小さな横長箱状に形成され、その中に、香水や化粧品等のテスター品(図示略)を載置しうるようになっている。
内部棚板9と引戸10は、共に透明ガラスよりなり、各段の内部棚板9には、図示しない販売用化粧品が載置されるようになっている。前後の引戸10は、内部に陳列された販売用化粧品を顧客が自由に手に取れないようにするためと、防盗性に配慮して、施錠装置11によりロックしうるようになっている。
【0026】
図3に示すように、各段の外部棚板8、9を支持しているブラケット7における各支柱6と対向する端縁には、外側方に直角に折曲された上下2個の下向き鉤状の係止フック7aが一体的に連設され、この係止フック7aを、各支柱6a、6bの内側面に列設された前後2列の多数の係合孔12における前部と後部の上下2個のものに係止することにより、各ブラケット7は、各支柱6a、6bの内側面に、前方及び後方を向くようにして、対向状に取り付けられている。
【0027】
テスター品載置用の前後の外部棚板8の両側端部は、ブラケット7の上端に、取り外し可能、かつ前後左右方向に移動不能に係止して支持されている。
透明ガラスよりなる販売商品載置用の内部棚板9を支持するブラケット7の上縁には、棚板支持片7bが内側方を向くように連設され、この棚板支持片7bの上面に取付けた前後1対のゴム等よりなるパッド13により、内部棚板9の側端部が滑り止めして支持されている。
【0028】
前部支柱6aと後部支柱6bにおける上端部の対向面同士は、前後方向を向く連結杆14、14と、引戸10の上端部を案内する左右方向を向く上部ガイドレール15、15とにより、それぞれ連結されている。
【0029】
照明装置5は、前部支柱6a、後部6bの上端部に下端部が差し込まれて固定された4本の支持杆16と、前後の支持杆16の上端に中央部下面が固定された前後方向の水平杆17、17と、左右の水平杆17の前端部と後端部の対向面間に架設された前後1対のLED照明具18、18とからなっている。この前後のLED照明具18により、各段の外部棚板8、9に載置した商品が上方より照明されるようになっている。
キャビネット2における天板3の前後の端部上面にも、左右方向を向くLED照明具19、19を取付けてあり、各段の外部棚板8に載置したテスター品が下方より照明されるようになっている。なお、このようなLED照明具18を有する照明装置5やLED照明具19は、必ずしも必要ではないので、それらを省略することもある。
【0030】
キャビネット2の左右の側面板2a、2aには、前後の支柱6a、6bと外部棚板8を側方より覆いうる前後幅を有するとともに、支柱6a、6bの高さとほぼ等高をなす透明なアクリル等よりなる側板20、20の下部が、複数の止めねじ21により取り付けられている。この左右の側板20と、前後の引戸10とにより囲まれた内部空間は、販売用化粧品の陳列・保管室Rとされている。この陳列・保管室R内において各段の内部棚板9に載置された販売用化粧品は、前後の透明な引戸10と左右の透明な側板20を介して、外部より見通せるようになっている。なお、陳列・保管室Rは上方に開放されているが、左右の連結杆14、14と前後の上部ガイドレール15、15の上面に、透明な天板を載置して、陳列・保管室Rの上面を閉塞してもよい。
【0031】
施錠装置11のロックを解除して、前後の引戸10を開くことにより、陳列什器の前後両面から、陳列・保管室R内の各内部棚板9に商品を陳列したり、顧客の要求する商品を取り出したりすることができる。
【0032】
図4及び図5に示すように、前部支柱6aと、後部支柱6bにおける下端部の内側面には(左右対称に付き、左方の支柱のみ図示する)、側面視下向きコ字状断面の短寸の支柱固定部材22が、各支柱6a、6bの下面と同一面をなすようにして、溶接により固定され、この左右の支柱固定部材22には、各支柱6a、6bの下端部の対向面同士を連結している、側面視下向きコ字状断面の下部連結杆23の両側端部が、上方より適正に嵌合されている。
【0033】
支柱固定部材22と下部連結杆23の側端部に上方より挿入した左右2個の皿ねじ24を、天板3の上面の凹孔にねじ込んで固定した鬼目ナット25、25に螺合し、支柱固定部材22と下部連結杆23の側端部とを、天板3の上面に共締めすることにより、各支柱6a、6bの下端部が、天板3の上面に固定されている。
【0034】
下部連結杆23の上面には、左右方向を向く前後2列の凹状のガイド溝26、26を有する下部ガイドレール27が固着されている。
前後2枚の引戸10、10の下端部には、前後寸法をガイド溝26よりも若干小とした縁材28、28における側面視上向きコ字状断面をなす上半部28aが嵌合されている。縁材28における側面視下向きコ字状断面をなす下半部28bの左右両側部には、側面視下向きコ字状断面をなす1対の戸車支持部材29が圧嵌され、この戸車支持部材29内には、前後方向を向く軸30回りに回転する戸車31が収容されている。
戸車31の下面は、ガイド溝26の上面により受支され、引戸10の開閉に伴って、左右方向に転動しうるようになっている。
【0035】
図6に示すように、前後の引戸10、10の上端部には、下向きコ字状断面の縁材32、32が嵌合され、この前後の縁材32は、上述した上部ガイドレール15における前後2列の下向きコ字状断面のガイド溝15a、15aに、左右方向に摺動可能に嵌合されている。これにより、前後2枚の引戸10、10は、上下のガイドレール15、27に沿って左右方向にスムーズに移動する。
【0036】
以上説明したように、上記実施形態の陳列什器においては、什器の前後部、すなわち、左右に対向する前部支柱6aと後部支柱6bの前部と後部に、テスター品を載置する上下複数段の外部棚板8を設け、前後の外部棚板8の奥部、すなわち、什器の前後方向の中央部に、前後両面と両側面とが引戸10と側板20により囲まれた陳列・保管室Rを設けてあるので、その中の内部棚板9に陳列した販売用化粧品を、顧客が自由に手に取って触れることはできない。
従って、高価な香水等が盗難に遭ったり、汚れたりするのを防止することができる。特に、引戸10を施錠装置11によりロックしうるので、防盗性は一層高まる。
また、販売用化粧品は、陳列・保管室R内に収容されているので、販売の回転が悪い商品でも、それに埃が付着する恐れは小さい。
【0037】
さらに、前後の引戸10を開くことにより、陳列・保管室R内の各内部棚板9への商品の陳列や入れ替え作業、及び顧客の要求する商品の取り出し作業等を、陳列什器の前後両面から効率よく行うことができるので、使い勝手がよい。
【0038】
上記実施形態では、外部棚板8を、前部支柱6aと後部支柱6bとの両方に設けてあるが、いずれか一方のみに設けることもある。
また、上記実施形態では、陳列・保管室Rを、前後両面に引戸10を設けて、前後両面から内部の商品を出し入れできるものとしたが、例えば、陳列・保管室の前面のみに開口と引戸を設け、後面および両側面を透光性のパネル等をもって閉塞し、引戸の前方に外部棚板8を配設するようにしてもよい。
【0039】
さらに、左右の側板20を、前後の支柱6の外側面に取り付けてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 扉
2 箱形キャビネット
2a側面板
3 天板
4 商品陳列棚
5 照明装置
6a前部支柱
6b後部支柱
7 ブラケット
7a係止フック
7b棚板支持片
8 外部棚板
9 内部棚板
10 引戸
11 施錠装置
12 係合孔
13 パッド
14 連結杆
15 上部ガイドレール
15aガイド溝
16 支持杆
17 水平杆
18 LED照明具
19 LED照明具
20 側板
21 止めねじ
22 支柱固定部材
23 下部連結杆
24 皿ねじ
25 鬼目ナット
26 ガイド溝
27 下部ガイドレール
28 縁材
28a上半部
28b下半部
29 戸車支持部材
30 軸
31 戸車
32 縁材
R 陳列・保管室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面が開口する陳列・保管室の前面開口部の両側部に設けた左右1対の支柱と、
前記両支柱間に架設した上下1対のガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って左右方向に移動し、前記陳列・保管室の前面開口部を開閉可能とした引戸と、
前記両支柱より後方を向くようにして、前記両支柱に架設した左右1対の内向きブラケットと、
前記両内向きブラケットにより両端部を支持した内部棚板と、
前記両支柱より前方を向くようにして、前記両支柱に架設した左右1対の外向きブラケットと、
前記両外向きブラケットにより両端部を支持した外部棚板
とを備えることを特徴とする陳列棚装置。
【請求項2】
左右1対の前部支柱と、
前記前部支柱の後方に配設した左右1対の後部支柱と、
前記両前部支柱間および前記両後部支柱間に架設した上下1対のガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って開閉可能とした引戸と、
前記両前部支柱より後方を向くようにして、前記両前部支柱に架設した左右1対の内向きブラケットと、
前記両後部支柱より前方を向くようにして、前記両後部支柱に架設した左右1対の内向きブラケットと、
前記前後の内向きブラケットにより両端部を支持した内部棚板と、
前記両前部支柱より前方を向くようにして、前記両前部支柱に架設した左右1対の外向きブラケットと、
前記両後部支柱より後方を向くようにして、前記両後部支柱に架設した左右1対の外向きブラケットと、
前部および後部の両外向きブラケットにより両端部を支持した前後の外部棚板
とを備え、前記4本の支柱と、前後の引戸とによって区画された空間を陳列・保管室としたことを特徴とする陳列棚装置。
【請求項3】
前部支柱と後部支柱とに、それらの間の空間を閉塞する側板を取付けてなる請求項2記載の陳列棚装置。
【請求項4】
各支柱の内側面に、前後2列の上下方向に並ぶ複数の係合孔を設け、これら前後の係合孔のいずれかに、前後方向を向くブラケットの前縁または後縁に外向き折曲された係止フックを係合させることにより、ブラケットを、支柱の内側面に取付けてなる請求項1〜3のいずれかに記載の陳列棚装置。
【請求項5】
引戸を透明なものとしてなる請求項1〜4のいずれかに記載の陳列棚装置。
【請求項6】
引戸を施錠装置によりロックしうるようにしてなる請求項1〜5のいずれかに記載の陳列棚装置。
【請求項7】
各支柱を、箱形キャビネットの天板の上面に立設してなる請求項1〜6のいずれかに記載の陳列棚装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−187271(P2012−187271A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−53256(P2011−53256)
【出願日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】