電動歯ブラシ用のブラシヘッド取付けシステム
【課題】ハンドルにブラシヘッド組立体を固定するのに任意の回転又はねじれ動作を必要とすることなくブラシヘッド組立体とハンドルとの間の安定した取付けを与えるシステムを提供すること。
【解決手段】取付けシステムは、バネ組立体22とキャリア組立体24からなり、カップ18の受容部に組み合わせとして嵌るバネ/キャリア組み合わせ26を有する。バネ/キャリア組み合わせ26は、カップ部材18の内面上の垂直リブ52にぴったりと嵌るスロットを有し、更に、ハンドル12に対するブラシヘッドの回転動作を阻止するようカップ部材18の切り取り部54に嵌るバネ/キャリア組み合わせ26上のスロットに対向する部分を有するとともに、更に、バネ指片素子62を有し、バネ指片62の下端が外側へのバネ作用を有するよう上縁に接合され、カップ部材18の対応開口70内に嵌り、ハンドル12に対するブラシヘッドの並進運動を阻止する。
【解決手段】取付けシステムは、バネ組立体22とキャリア組立体24からなり、カップ18の受容部に組み合わせとして嵌るバネ/キャリア組み合わせ26を有する。バネ/キャリア組み合わせ26は、カップ部材18の内面上の垂直リブ52にぴったりと嵌るスロットを有し、更に、ハンドル12に対するブラシヘッドの回転動作を阻止するようカップ部材18の切り取り部54に嵌るバネ/キャリア組み合わせ26上のスロットに対向する部分を有するとともに、更に、バネ指片素子62を有し、バネ指片62の下端が外側へのバネ作用を有するよう上縁に接合され、カップ部材18の対応開口70内に嵌り、ハンドル12に対するブラシヘッドの並進運動を阻止する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に、取り外し可能なブラシヘッド組立体を有する電動歯ブラシに係り、より具体的には、そのようなブラシヘッド組立体のための取付けシステムに係る。
【背景技術】
【0002】
多くの電動歯ブラシにおいて、そのブラシヘッド組立体部分は、ブラシヘッドをハンドルに固定し、また、歯ブラシに一体の外観/動作を与えるために回転動作によってハンドル部分上にねじられるか又はねじ込められる。このような構成は一般的に、歯ブラシの動作時にハンドルに対してのブラシヘッド組立体の回転と、ハンドルに対するブラシヘッド組立体の並進(長手方向)動作の両方を阻止する。これらの動作は共に望ましくない。何故なら、それらの動作は、動作効率を減少し、また、歯ブラシの有益な結果を減少し、更に、動作時の歯ブラシの雑音を増加するからである。
【0003】
しかし、一部の場合において、特定のブラシヘッド組立体とその関連付けられるハンドルの相対的な物理的寸法、又は、他の理由から、ブラシヘッド組立体は、ハンドルに対して着脱するよう直接動かされなければならない。即ち、ハンドルに対してブラシヘッド組立体の任意の部分を回転/ねじることなく着脱するよう直接動かされなければならない。取付け構造が、歯ブラシの動作時にハンドルに対するブラシヘッドの回転及び並進運動の両方を阻止するよう設計されることが依然として重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明は、電動歯ブラシ用のブラシヘッド組立体取付けシステムであって、この電動歯ブラシは、ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けられるハンドルを有し、このハンドルは受容部を有する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ブラシヘッド取付けシステムは、ブラシヘッド組立体を有し、ブラシヘッド組立体は、ハンドルの受容部との嵌め合いに適応され、歯を磨くための毛ユニットがその上に位置付けられる取付けシャフトを有する力変換組立体を有し、力変換組立体は、駆動力を、歯の洗浄を達成するような方法で毛ユニットを動かすための取付けシャフトの動作に変換するよう適応及び構成され、取付けシステムは、ハンドルに対するブラシヘッド組立体の回転動作を阻止するために、力変換組立体とハンドルの受容部との間の第1の接続構成を有し、力変換組立体は更に、ブラシヘッド組立体が受容部内に動作可能に位置付けられると、ハンドルの受容部における開口内に少なくとも部分的に延在し、歯ブラシの動作の間にハンドルに対するブラシヘッド組立体の並進動作を阻止する傾向のある少なくとも1つの係合部材を有し、取付けシステムは、ブラシヘッド組立体が、ブラシヘッド組立体をハンドルに締め付ける又はブラシヘッド組立体をハンドルから緩めるためにブラシヘッド組立体の回転を必要とすることなく、線形にハンドルに真っ直ぐに向かって及びハンドルから離れるようハンドルから取り外される又はハンドル内に挿入されるよう構成及び配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明のブラシヘッド組立体取付けシステムを組み込んだ電動歯ブラシを示す斜視図である。
【図2】本発明の取付けシステムを示す部分分解図である。
【図3】図1の歯ブラシのバネ組立体、キャリア組立体、及びハンドル部分の組み合わせを示す斜視図である。
【図4】本発明のブラシヘッド取付け組立体の一部を示す斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す分解図である。
【図6】組み立てられた図5の素子を示す斜視図である。
【図7】図5及び6の実施例の一部を示す断面図である。
【図8】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図9】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図10】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図11】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図12】図1乃至4の歯ブラシの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本発明のブラシヘッド取付けシステムを組み込んだ電動歯ブラシを示す。この歯ブラシは全体として参照符号10として示す。歯ブラシ10は、内部に駆動アセンブリ14を含む従来のハンドルユニット12を有する。駆動アセンブリは、以下に制限されないが、本発明の譲受人により所有される同時係属中の米国特許出願番号第10/137,962号に示す組立体を含む様々な種類であることが可能である。しかし、様々な電気駆動構成及び流体駆動構成を含む他の駆動構成も好都合に使用されることが可能であることを理解すべきである。
【0008】
ハンドル12の上端16には、カップ部材18がある。カップ部材18は、ハンドル12と一体の部分であっても、又は、ハンドルとは別個のユニットで、ハンドルにしっかりと固定されてもよい。カップ部材18は一般的に、歯ブラシ10に使用される特定の駆動組立体を収容する又はその特定の駆動組立体とインタフェースするよう設計される様々な構成を取ることが可能である。カップの上部19は、本発明のブラシヘッド取付けシステムを受容するよう特定の方法で構成される。カップ部材18の実際の構成は、以下により詳細に説明する。
【0009】
カップ部材18には、バネ組立体22とキャリア組立体24の組み合わせが固定される。以下バネ/キャリア組み合わせ26を称するバネ組立体及びキャリア組立体は、互いに嵌め合わされ、カップ部材18にユニットとして固定される。バネ組立体22、キャリア組立体24、及びカップ部材18の上部19は、本発明のブラシヘッド取付け組立体を画成するよう特定の方法で構成される。バネ組立体22は、バネ組立体のその他の部分から上方向に延在する剛性取付けアーム28を有する。取付けアーム28上には、ブラシユニット31を有するブラシ部材組立体30が取り付けられる。ブラシ部材組立体30は、ユーザの歯をきれいにするためにバネ組立体22及び駆動組立体14の構成によって決定されるような方法で動く。しかし、ブラシ部材組立体の特定の動作は、本発明の一部ではない。様々なブラシ動作をもたらす複数の様々なブラシ部材駆動構成を、本発明に用いることが可能である。バネ組立体22は、特定の配置及び構成を有するものとして図示し及び説明する。しかし、本発明のブラシヘッド取付けシステムは、電気歯ブラシの非常に様々な同様の構造と共に使用することが可能である。本発明は、図示する特定のバネ組立体に制限されない。バネ/キャリア組立体とブラシ部材組立体の組み合わせは、歯ブラシ10のブラシヘッド組立体部分を画成する。
【0010】
ブラシ部材組立体30の下部とハンドル12の上端16との間に、上部ハウジング34(図1)が位置付けられる。上部ハウジング34は、カップ部材18の露出した部分と、カップ部材18の上部の上方に延在するバネ及びキャリア組み合わせ26の上部を覆う。ハウジング34の形は、バネ/キャリア組み合わせ26の特定の構造に依存して異なる。図示する構成では、必要不可欠ではないが、キャリア組立体24はその上に、ポンプホルダ37によって小さいポンプユニット(図示せず)が取り付けられる。このポンプは、リザーバ(図示せず)からブラシヘッド部分に歯磨剤を動かすよう使用される。この構成は、ハウジング34の少しだけ膨らんだ形状をもたらす。本発明は、流体分配適用又は非流体分配適用において有用である。
【0011】
バネ/キャリア組み合わせ26を、図2乃至4、8及び11により詳細に記載する。バネ組立体22は、駆動組立体14からの横の磁気駆動力を、取付けアーム28(従ってブラシ部材組立体30)の部分回転動作に変換するよう設計される。バネ組立体22は、基部部材36と、上部部材38を有し、基部部材及び上部部材は、互いに対して予め選択された角度で設定される2つのフラットバネ部材40及び42によって接続される。取付けアーム28は、基部部材36内に取り付けられ、上部部材38におけるスロット開口43を通り上方向に延在する。即ち、取付けアームは、上部部材には固定されず、取付けアームが、選択された角度に亘って前後に自由に回転することを可能にする。
【0012】
キャリア組立体24は、バネ/キャリア組み合わせ26を形成するようバネ組立体22と噛み合わさるよう設計される。キャリア組立体24及びバネ組立体22が互いに噛み合わされると、2つの間隔があけられたネジ40、41によって固定される。バネ組立体22は、上述したようにその上にスロット43を有し、そのスロット43を通り取付けアーム28が延在する。キャリア組立体24の1つのセクションは、基部部分47と、バネ組立体におけるスロット43の内面に隣接して嵌り、従って、スロット43の幅を減少する付随壁部材48を有する。付随壁部材48は、ここでは、約3.2ミリメートルの幅と3.2ミリメートルの深さである選択された寸法の開口50を画成する。
【0013】
開口50の寸法は、カップ18の内面を下方向に延在し、開口50に嵌る垂直リブ52と一致するが垂直リブより僅かに小さい。従って、カップ18上のリブ52と、キャリア組立体における開口50とのかみ合いは、ハンドルに対するバネ/キャリア組み合わせ(従ってブラシヘッド組立体)の回転動作を阻止するが、例えばブラシヘッド組立体を交換する時にカップ部材18からキャリア/バネ組み合わせを平均的なユーザが好都合に取り外すことが依然として比較的容易であるような干渉型のはめ合いである。
【0014】
図示する実施例では、カップ部材18は、カップ部材の上縁56から下方向に延在する切り取り部54を有する。図示するこの実施例では、切り取り部54は、リブ部52の反対側、即ち、リブ部52から180°離れたところにあるが、これは、必ずしも必要ではない。即ち、切り取り部54は、カップ部材の円周の周りの他の位置でもあり得る。切り取り部54は、切り取り部の上縁において約19ミリメートルの幅を有し、側縁がその幅において、3.2ミリメートルより僅かだけ多く下方向に延在し、3.2ミリメートルの場所において、切り取り部の幅は、約9.76ミリメートルに減少し、その場合側縁は、切り取り部の下縁まで更に6.4ミリメートル下方向に延在するよう単一の「段階的な」側縁構成を有する。
【0015】
キャリア組立体は、その上縁から下方向に延在し、切り取り部54と係合する部分58を有する。バネ/キャリア組み合わせ26が、カップ部材18の中に嵌め込まれると、キャリア組立体の部分58は、カップ部材の切り取り部54内にぴったりと嵌る。切り取り部54と部分58の構成は、当然ながら、それらのカップ部材18及びキャリア組立体のそれぞれの円周におけるそれらの位置と共に有意に異なることが可能である。しかし、キャリア組立体の部分58とカップ部材18の切り取り部54との嵌め合いは、バネ/キャリア組み合わせの回転を阻止し、更に、そのぴったりとした嵌め合いによって、ハンドルに対するバネ/キャリア組み合わせの並進(取付け/取出し)動作に対する一部の保護を与え、同時に、バネ/キャリア組み合わせとそれに関連付けられるブラシ部材構造がブラシを交換すべきときにカップ18から好都合に取り外すことを可能にする。
【0016】
更に、2つのキャリアスナップ(バネ)式指片62及び64が、キャリア組立体24の上縁から下に延在する。図示する実施例では、キャリアバネ指変62は互いに対向する、即ち、180°離れており、キャリア組立体上の部分58に対して直交する(90°)よう位置付けられる。しかし、キャリアバネ指片62、64は、カップ18の円周の周りの様々な位置に位置付けられることが可能であり、また、互いに対向する必要はない。更に、1つのバネ指片を用いてもよい。しかし、開示する実施例は、現在のところ知られている最も好都合で効率的な構成である。
【0017】
バネ指変62、64は、その上縁において、弾性のヒンジ状構成でキャリア組立体とそれぞれ接合される。このことは、スナップ指片62、64の下端が、ヒンジ接合部についてキャリア組立体に向かうよう及びキャリア組立体から離れるよう僅かに内側に及び外側に動くことを可能にする。即ち、スナップ指片は、小さな力で内側に動くことが可能であり、その力が解放されると正常位置に外側に向かって動くことが可能である。キャリアバネ指片62、64の下端には、外側に延在する耳部66、67がある。はめ合い開口70、71が、キャリア組立体24のバネ指片62、64と同じ相対位置にてカップ部材18の壁69に設けられる。細いスロット63、65が、開口からカップ部材18の上縁まで延在する。バネ指片62、64上にそれぞれある耳部66、67は、キャリア/バネ組み合わせがカップ18内に動作可能の位置付けられると、耳部66、67がカップにおける開口70、71を通り延在するようカップ18における開口70、71に対して構成される。
【0018】
キャリアバネ指片62、64は、バネ/キャリア組み合わせがカップ18の中に下方向に動かされると、耳部が僅かに内側に付勢され、そして、耳部が開口70、71に隣接すると、バネ指片のバネ動作が耳部66、67を、開口70、71内に及び開口70、71を部分的に通るよう付勢するよう、上述したようにそれらの接合点についての外側に動く傾向のあるバネ動作を有する。この構成及び動作によって、バネ/キャリア組立体は、カップ18、従って、ハンドル12に対する任意の並進(取付け及び取出し)に対して強く保持される。
【0019】
ハウジング34の両側に設けられたベル解放ボタン76及び78は、それぞれ、耳部が開口70、71内を通り延在するときに、バネ指片の耳部66、67と接触するよう延在する部分79を有する。ボタン76及び78上を内側に押すことによって、耳部をそれらの開口から解放し、従って、カップ部材18からブラシヘッド組立体を取り外すにはブラシヘッド組立体への比較的小さな引き力だけで十分である。
【0020】
図示及び上述した実施例では、(1)バネ/キャリア組み合わせによって画成される開口50と、カップ部材18におけるリブ52とのぴったりとした嵌め合いと、(2)カップ18の壁における切り取り部54とキャリア組立体24上の部分58と、(3)カップ18のはめ合い開口70、71へのスナップ(バネ)式指片62、64のはめ込みとの組み合わせは、ハンドルに対するブラシ部材組立体の回転動作と、これらの2つの素子間の並進動作の両方を阻止する。
【0021】
従って、ハンドルにブラシヘッド組立体を固定するのに任意の回転又はねじれ動作を必要とすることなくブラシヘッド組立体とハンドルとの間の安定した取付けを与えるシステムを図示及び説明した。図示した構成は、バネ/キャリア組み合わせ26とカップ部材18との間に2つの対向する(180°離れた)接続を有するが、より多くの接続を、様々な角度間隔で使用してもよい。しかし、2つの接続で十分である。一部の場合では、そのような接続の1つの構造が適している。図示する構成では、バネ/キャリア組立体とカップ部材に対する比較的きつい許容誤差は、接続領域においてのみ存在すればよい。それ以外は、嵌め合い許容誤差は、比較的緩やかであることが可能である。
【0022】
更に、2つのスナップ式指片/開口組み合わせを示すが、1つの組み合わせだけでもよい。所望される場合には、3つ以上のそのような組み合わせも可能である。
【0023】
図5乃至7に別の実施例を示す。この実施例では、キャリア組立体102の外部垂直面100は、キャリア組立体102の実質的に円周の周りに延在する水平リブ104を有する。カップ部材107の上部円周セクション106は、上部円周セクション106の上縁110から、約9.6ミリメートルの距離を下方向に延在し、それにより、カップの上部セクション106の周りに複数の密接に間隔が置かれた指片状の突起112を画成する複数の間隔が置かれた垂直スロット108を有する。突起112の内面には、キャリア組立体からのリブ104が嵌ることが可能な溝114がある。一旦リブ104が溝114に嵌ると、ハンドルに対して並進(取付け及び取出し)動作でブラシヘッドを動かすことが困難である。例えば、ブラシヘッド組立体を交換するためにキャリアリブとカップ溝の嵌め合い動作を外すためには、相当な力が一般的に必要である。図5乃至7の実施例は更に、ブラシヘッド組立体及びハンドルの回転動作を阻止するためのバネ/キャリア開口及びカップリブ組み合わせと、カップ切り取り部/キャリア部分構造に類似する構造を有する。
【0024】
本発明の好適な実施例を、例示目的のために開示したが、請求項に記載する本発明の精神から逸脱することなく実施例に様々な変更、修正、及び代替を組み込んでもよいことは理解すべきである。
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に、取り外し可能なブラシヘッド組立体を有する電動歯ブラシに係り、より具体的には、そのようなブラシヘッド組立体のための取付けシステムに係る。
【背景技術】
【0002】
多くの電動歯ブラシにおいて、そのブラシヘッド組立体部分は、ブラシヘッドをハンドルに固定し、また、歯ブラシに一体の外観/動作を与えるために回転動作によってハンドル部分上にねじられるか又はねじ込められる。このような構成は一般的に、歯ブラシの動作時にハンドルに対してのブラシヘッド組立体の回転と、ハンドルに対するブラシヘッド組立体の並進(長手方向)動作の両方を阻止する。これらの動作は共に望ましくない。何故なら、それらの動作は、動作効率を減少し、また、歯ブラシの有益な結果を減少し、更に、動作時の歯ブラシの雑音を増加するからである。
【0003】
しかし、一部の場合において、特定のブラシヘッド組立体とその関連付けられるハンドルの相対的な物理的寸法、又は、他の理由から、ブラシヘッド組立体は、ハンドルに対して着脱するよう直接動かされなければならない。即ち、ハンドルに対してブラシヘッド組立体の任意の部分を回転/ねじることなく着脱するよう直接動かされなければならない。取付け構造が、歯ブラシの動作時にハンドルに対するブラシヘッドの回転及び並進運動の両方を阻止するよう設計されることが依然として重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明は、電動歯ブラシ用のブラシヘッド組立体取付けシステムであって、この電動歯ブラシは、ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けられるハンドルを有し、このハンドルは受容部を有する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ブラシヘッド取付けシステムは、ブラシヘッド組立体を有し、ブラシヘッド組立体は、ハンドルの受容部との嵌め合いに適応され、歯を磨くための毛ユニットがその上に位置付けられる取付けシャフトを有する力変換組立体を有し、力変換組立体は、駆動力を、歯の洗浄を達成するような方法で毛ユニットを動かすための取付けシャフトの動作に変換するよう適応及び構成され、取付けシステムは、ハンドルに対するブラシヘッド組立体の回転動作を阻止するために、力変換組立体とハンドルの受容部との間の第1の接続構成を有し、力変換組立体は更に、ブラシヘッド組立体が受容部内に動作可能に位置付けられると、ハンドルの受容部における開口内に少なくとも部分的に延在し、歯ブラシの動作の間にハンドルに対するブラシヘッド組立体の並進動作を阻止する傾向のある少なくとも1つの係合部材を有し、取付けシステムは、ブラシヘッド組立体が、ブラシヘッド組立体をハンドルに締め付ける又はブラシヘッド組立体をハンドルから緩めるためにブラシヘッド組立体の回転を必要とすることなく、線形にハンドルに真っ直ぐに向かって及びハンドルから離れるようハンドルから取り外される又はハンドル内に挿入されるよう構成及び配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明のブラシヘッド組立体取付けシステムを組み込んだ電動歯ブラシを示す斜視図である。
【図2】本発明の取付けシステムを示す部分分解図である。
【図3】図1の歯ブラシのバネ組立体、キャリア組立体、及びハンドル部分の組み合わせを示す斜視図である。
【図4】本発明のブラシヘッド取付け組立体の一部を示す斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す分解図である。
【図6】組み立てられた図5の素子を示す斜視図である。
【図7】図5及び6の実施例の一部を示す断面図である。
【図8】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図9】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図10】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図11】図1乃至4の歯ブラシを示す更なる図である。
【図12】図1乃至4の歯ブラシの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本発明のブラシヘッド取付けシステムを組み込んだ電動歯ブラシを示す。この歯ブラシは全体として参照符号10として示す。歯ブラシ10は、内部に駆動アセンブリ14を含む従来のハンドルユニット12を有する。駆動アセンブリは、以下に制限されないが、本発明の譲受人により所有される同時係属中の米国特許出願番号第10/137,962号に示す組立体を含む様々な種類であることが可能である。しかし、様々な電気駆動構成及び流体駆動構成を含む他の駆動構成も好都合に使用されることが可能であることを理解すべきである。
【0008】
ハンドル12の上端16には、カップ部材18がある。カップ部材18は、ハンドル12と一体の部分であっても、又は、ハンドルとは別個のユニットで、ハンドルにしっかりと固定されてもよい。カップ部材18は一般的に、歯ブラシ10に使用される特定の駆動組立体を収容する又はその特定の駆動組立体とインタフェースするよう設計される様々な構成を取ることが可能である。カップの上部19は、本発明のブラシヘッド取付けシステムを受容するよう特定の方法で構成される。カップ部材18の実際の構成は、以下により詳細に説明する。
【0009】
カップ部材18には、バネ組立体22とキャリア組立体24の組み合わせが固定される。以下バネ/キャリア組み合わせ26を称するバネ組立体及びキャリア組立体は、互いに嵌め合わされ、カップ部材18にユニットとして固定される。バネ組立体22、キャリア組立体24、及びカップ部材18の上部19は、本発明のブラシヘッド取付け組立体を画成するよう特定の方法で構成される。バネ組立体22は、バネ組立体のその他の部分から上方向に延在する剛性取付けアーム28を有する。取付けアーム28上には、ブラシユニット31を有するブラシ部材組立体30が取り付けられる。ブラシ部材組立体30は、ユーザの歯をきれいにするためにバネ組立体22及び駆動組立体14の構成によって決定されるような方法で動く。しかし、ブラシ部材組立体の特定の動作は、本発明の一部ではない。様々なブラシ動作をもたらす複数の様々なブラシ部材駆動構成を、本発明に用いることが可能である。バネ組立体22は、特定の配置及び構成を有するものとして図示し及び説明する。しかし、本発明のブラシヘッド取付けシステムは、電気歯ブラシの非常に様々な同様の構造と共に使用することが可能である。本発明は、図示する特定のバネ組立体に制限されない。バネ/キャリア組立体とブラシ部材組立体の組み合わせは、歯ブラシ10のブラシヘッド組立体部分を画成する。
【0010】
ブラシ部材組立体30の下部とハンドル12の上端16との間に、上部ハウジング34(図1)が位置付けられる。上部ハウジング34は、カップ部材18の露出した部分と、カップ部材18の上部の上方に延在するバネ及びキャリア組み合わせ26の上部を覆う。ハウジング34の形は、バネ/キャリア組み合わせ26の特定の構造に依存して異なる。図示する構成では、必要不可欠ではないが、キャリア組立体24はその上に、ポンプホルダ37によって小さいポンプユニット(図示せず)が取り付けられる。このポンプは、リザーバ(図示せず)からブラシヘッド部分に歯磨剤を動かすよう使用される。この構成は、ハウジング34の少しだけ膨らんだ形状をもたらす。本発明は、流体分配適用又は非流体分配適用において有用である。
【0011】
バネ/キャリア組み合わせ26を、図2乃至4、8及び11により詳細に記載する。バネ組立体22は、駆動組立体14からの横の磁気駆動力を、取付けアーム28(従ってブラシ部材組立体30)の部分回転動作に変換するよう設計される。バネ組立体22は、基部部材36と、上部部材38を有し、基部部材及び上部部材は、互いに対して予め選択された角度で設定される2つのフラットバネ部材40及び42によって接続される。取付けアーム28は、基部部材36内に取り付けられ、上部部材38におけるスロット開口43を通り上方向に延在する。即ち、取付けアームは、上部部材には固定されず、取付けアームが、選択された角度に亘って前後に自由に回転することを可能にする。
【0012】
キャリア組立体24は、バネ/キャリア組み合わせ26を形成するようバネ組立体22と噛み合わさるよう設計される。キャリア組立体24及びバネ組立体22が互いに噛み合わされると、2つの間隔があけられたネジ40、41によって固定される。バネ組立体22は、上述したようにその上にスロット43を有し、そのスロット43を通り取付けアーム28が延在する。キャリア組立体24の1つのセクションは、基部部分47と、バネ組立体におけるスロット43の内面に隣接して嵌り、従って、スロット43の幅を減少する付随壁部材48を有する。付随壁部材48は、ここでは、約3.2ミリメートルの幅と3.2ミリメートルの深さである選択された寸法の開口50を画成する。
【0013】
開口50の寸法は、カップ18の内面を下方向に延在し、開口50に嵌る垂直リブ52と一致するが垂直リブより僅かに小さい。従って、カップ18上のリブ52と、キャリア組立体における開口50とのかみ合いは、ハンドルに対するバネ/キャリア組み合わせ(従ってブラシヘッド組立体)の回転動作を阻止するが、例えばブラシヘッド組立体を交換する時にカップ部材18からキャリア/バネ組み合わせを平均的なユーザが好都合に取り外すことが依然として比較的容易であるような干渉型のはめ合いである。
【0014】
図示する実施例では、カップ部材18は、カップ部材の上縁56から下方向に延在する切り取り部54を有する。図示するこの実施例では、切り取り部54は、リブ部52の反対側、即ち、リブ部52から180°離れたところにあるが、これは、必ずしも必要ではない。即ち、切り取り部54は、カップ部材の円周の周りの他の位置でもあり得る。切り取り部54は、切り取り部の上縁において約19ミリメートルの幅を有し、側縁がその幅において、3.2ミリメートルより僅かだけ多く下方向に延在し、3.2ミリメートルの場所において、切り取り部の幅は、約9.76ミリメートルに減少し、その場合側縁は、切り取り部の下縁まで更に6.4ミリメートル下方向に延在するよう単一の「段階的な」側縁構成を有する。
【0015】
キャリア組立体は、その上縁から下方向に延在し、切り取り部54と係合する部分58を有する。バネ/キャリア組み合わせ26が、カップ部材18の中に嵌め込まれると、キャリア組立体の部分58は、カップ部材の切り取り部54内にぴったりと嵌る。切り取り部54と部分58の構成は、当然ながら、それらのカップ部材18及びキャリア組立体のそれぞれの円周におけるそれらの位置と共に有意に異なることが可能である。しかし、キャリア組立体の部分58とカップ部材18の切り取り部54との嵌め合いは、バネ/キャリア組み合わせの回転を阻止し、更に、そのぴったりとした嵌め合いによって、ハンドルに対するバネ/キャリア組み合わせの並進(取付け/取出し)動作に対する一部の保護を与え、同時に、バネ/キャリア組み合わせとそれに関連付けられるブラシ部材構造がブラシを交換すべきときにカップ18から好都合に取り外すことを可能にする。
【0016】
更に、2つのキャリアスナップ(バネ)式指片62及び64が、キャリア組立体24の上縁から下に延在する。図示する実施例では、キャリアバネ指変62は互いに対向する、即ち、180°離れており、キャリア組立体上の部分58に対して直交する(90°)よう位置付けられる。しかし、キャリアバネ指片62、64は、カップ18の円周の周りの様々な位置に位置付けられることが可能であり、また、互いに対向する必要はない。更に、1つのバネ指片を用いてもよい。しかし、開示する実施例は、現在のところ知られている最も好都合で効率的な構成である。
【0017】
バネ指変62、64は、その上縁において、弾性のヒンジ状構成でキャリア組立体とそれぞれ接合される。このことは、スナップ指片62、64の下端が、ヒンジ接合部についてキャリア組立体に向かうよう及びキャリア組立体から離れるよう僅かに内側に及び外側に動くことを可能にする。即ち、スナップ指片は、小さな力で内側に動くことが可能であり、その力が解放されると正常位置に外側に向かって動くことが可能である。キャリアバネ指片62、64の下端には、外側に延在する耳部66、67がある。はめ合い開口70、71が、キャリア組立体24のバネ指片62、64と同じ相対位置にてカップ部材18の壁69に設けられる。細いスロット63、65が、開口からカップ部材18の上縁まで延在する。バネ指片62、64上にそれぞれある耳部66、67は、キャリア/バネ組み合わせがカップ18内に動作可能の位置付けられると、耳部66、67がカップにおける開口70、71を通り延在するようカップ18における開口70、71に対して構成される。
【0018】
キャリアバネ指片62、64は、バネ/キャリア組み合わせがカップ18の中に下方向に動かされると、耳部が僅かに内側に付勢され、そして、耳部が開口70、71に隣接すると、バネ指片のバネ動作が耳部66、67を、開口70、71内に及び開口70、71を部分的に通るよう付勢するよう、上述したようにそれらの接合点についての外側に動く傾向のあるバネ動作を有する。この構成及び動作によって、バネ/キャリア組立体は、カップ18、従って、ハンドル12に対する任意の並進(取付け及び取出し)に対して強く保持される。
【0019】
ハウジング34の両側に設けられたベル解放ボタン76及び78は、それぞれ、耳部が開口70、71内を通り延在するときに、バネ指片の耳部66、67と接触するよう延在する部分79を有する。ボタン76及び78上を内側に押すことによって、耳部をそれらの開口から解放し、従って、カップ部材18からブラシヘッド組立体を取り外すにはブラシヘッド組立体への比較的小さな引き力だけで十分である。
【0020】
図示及び上述した実施例では、(1)バネ/キャリア組み合わせによって画成される開口50と、カップ部材18におけるリブ52とのぴったりとした嵌め合いと、(2)カップ18の壁における切り取り部54とキャリア組立体24上の部分58と、(3)カップ18のはめ合い開口70、71へのスナップ(バネ)式指片62、64のはめ込みとの組み合わせは、ハンドルに対するブラシ部材組立体の回転動作と、これらの2つの素子間の並進動作の両方を阻止する。
【0021】
従って、ハンドルにブラシヘッド組立体を固定するのに任意の回転又はねじれ動作を必要とすることなくブラシヘッド組立体とハンドルとの間の安定した取付けを与えるシステムを図示及び説明した。図示した構成は、バネ/キャリア組み合わせ26とカップ部材18との間に2つの対向する(180°離れた)接続を有するが、より多くの接続を、様々な角度間隔で使用してもよい。しかし、2つの接続で十分である。一部の場合では、そのような接続の1つの構造が適している。図示する構成では、バネ/キャリア組立体とカップ部材に対する比較的きつい許容誤差は、接続領域においてのみ存在すればよい。それ以外は、嵌め合い許容誤差は、比較的緩やかであることが可能である。
【0022】
更に、2つのスナップ式指片/開口組み合わせを示すが、1つの組み合わせだけでもよい。所望される場合には、3つ以上のそのような組み合わせも可能である。
【0023】
図5乃至7に別の実施例を示す。この実施例では、キャリア組立体102の外部垂直面100は、キャリア組立体102の実質的に円周の周りに延在する水平リブ104を有する。カップ部材107の上部円周セクション106は、上部円周セクション106の上縁110から、約9.6ミリメートルの距離を下方向に延在し、それにより、カップの上部セクション106の周りに複数の密接に間隔が置かれた指片状の突起112を画成する複数の間隔が置かれた垂直スロット108を有する。突起112の内面には、キャリア組立体からのリブ104が嵌ることが可能な溝114がある。一旦リブ104が溝114に嵌ると、ハンドルに対して並進(取付け及び取出し)動作でブラシヘッドを動かすことが困難である。例えば、ブラシヘッド組立体を交換するためにキャリアリブとカップ溝の嵌め合い動作を外すためには、相当な力が一般的に必要である。図5乃至7の実施例は更に、ブラシヘッド組立体及びハンドルの回転動作を阻止するためのバネ/キャリア開口及びカップリブ組み合わせと、カップ切り取り部/キャリア部分構造に類似する構造を有する。
【0024】
本発明の好適な実施例を、例示目的のために開示したが、請求項に記載する本発明の精神から逸脱することなく実施例に様々な変更、修正、及び代替を組み込んでもよいことは理解すべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラシヘッド組立体、
ハンドル、並びに、
取付けシステム、
を含む電動歯ブラシであって、
前記ブラシヘッド組立体は、歯を磨くためのブラシ用毛ユニットがその上に位置付けられる取付けシャフト、及び、駆動力を、前記歯の洗浄を達成するために前記毛ユニットを動かすための前記取付けシャフトの動作に変換するよう適応及び構成された力変換組立体を含み、
前記ハンドルには前記ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けられ、前記ハンドルは固定された受容部を有し、該受容部は、前記力変換組立体の下端部が嵌る上側中空部を含み、
前記取付けシステムは、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の回転動作を積極的に阻止するために、前記固定された受容部の前記中空部に部品及び前記力変換組立体上に対応する嵌め合い部品を含む第1の接続構成を含み、
前記力変換組立体は少なくとも1つの係合部材を更に含み、前記ブラシヘッド組立体が前記受容部内に動作可能に位置付けられると、前記係合部材の下端部が前記ハンドルの前記受容部における開口内に少なくとも部分的に延在し、前記歯ブラシの動作の間に前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を積極的に阻止し、
前記取付けシステムは、前記ブラシヘッド組立体を前記ハンドルに締め付ける又は前記ブラシヘッド組立体を前記ハンドルから緩めるために前記ブラシヘッド組立体の回転を必要とすることなく、前記ブラシヘッド組立体が、線形に前記ハンドルに真っ直ぐに向かって及び前記ハンドルから離れるよう前記ハンドルから取り外される又は前記ハンドル内に挿入されるよう構成及び配置される、電動歯ブラシ。
【請求項2】
前記力変換組立体は、前記取付けシャフトを動かすよう駆動力に応答するバネ組立体と、前記バネ組立体と共に嵌め合わされ、前記ハンドルの前記受容部と係合するキャリア組立体との組み合わせを含む請求項1記載の電動歯ブラシ。
【請求項3】
前記バネ組立体と前記キャリア組立体との前記組み合わせは、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を阻止するよう前記組み合わせの上縁から下方向に懸架され、前記受容部における2つの関連付けられる開口にしっかりと嵌る2つの対向バネ指片部材を含む請求項2記載の電動歯ブラシ。
【請求項4】
各バネ指片部材は、該バネ指片部材の下端における耳部を含み、
前記耳部は、前記受容部における前記耳部に関連付けられる開口に嵌る請求項3記載の電動歯ブラシ。
【請求項5】
前記ブラシヘッド組立体は、ハウジング部分を更に有し、
前記取付けシステムは、前記ハウジング部分内に取り付けられ、前記開口にある前記係合部材に対抗して作用するよう可動であり、前記部材を前記開口から外すよう付勢するため、前記ブラシヘッド組立体が前記受容部から容易に離れるよう動かされることを可能にする解放部材を有する請求項4記載の電動歯ブラシ。
【請求項6】
前記第1の接続構成は、前記力変換組み合わせの壁部における開口を有し、
該開口は、前記ハンドルの前記受容部の内面にあるリブ部とぴったりと嵌るよう適応される請求項1記載の電動歯ブラシ。
【請求項7】
前記キャリア組立体は、リザーバから前記毛ユニットに流体を動かす流体ポンプを有するよう適応される前記キャリア組立体の一部を有する請求項2記載の電動歯ブラシ。
【請求項8】
前記第1及び第2の接続構成は、前記受容部及び前記力変換組立体の円周の周りで互いに略対向する請求項1記載の電動歯ブラシ。
【請求項9】
ブラシヘッド組立体、
ハンドル、並びに、
ブラシヘッド取付けシステム、
を含む電動歯ブラシであって、
前記ハンドルには前記ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けられ、前記ハンドルは固定された受容部を有し、
前記ブラシヘッド組立体は、当該電動歯ブラシのドライバ部によって生成された駆動力を、一組の毛がその上に取り付けられる取付けシャフトに結合するよう適応され且つ構成される力結合組立体を含み、
前記固定された受容部は、前記力結合組立体の下端部が嵌る上側中空部を含み、
前記力結合組立体は、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の回転動作を積極的に阻止するよう前記ハンドルの前記固定された受容部の前記中空部の内面上のリブ部材がぴったりと嵌るスロットを有し、
前記力結合組立体は少なくとも1つの係合部材を有し、前記ブラシヘッド組立体が前記ハンドルの前記受容部内に動作可能に位置付けられると、前記係合部材の下端部が前記受容部における開口内に少なくとも部分的に延在し、前記歯ブラシの動作の間に前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を積極的に阻止する、電動歯ブラシ。
【請求項10】
前記取付けシステムは、前記ブラシヘッド組立体を回転させることなく、前記ブラシヘッド組立体の線形動作で、前記ブラシヘッド組立体が前記ハンドルから取り外される又は前記ハンドル内に挿入されることを可能にするよう構成且つ配置される請求項9記載の電動歯ブラシ。
【請求項11】
取付けシステムを含むブラシヘッド組立体、
ハンドル、
を含む電動歯ブラシであって、
前記ハンドルには前記ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けることができ、前記ハンドルは、上側に中空部を有する固定された受容部を有し、前記中空部には前記取付けシステムの下端部が嵌り、
前記ブラシヘッド組立体は、
前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の回転動作を積極的に阻止するよう前記固定された受容部の中空部の第1の部分に嵌る第1の接続部と、
少なくとも1つの係合部材を有する第2の別個の接続部であり、前記ブラシヘッド組立体が前記ハンドル内に動作可能に位置付けられると、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を積極的に阻止するよう前記ハンドルにおける開口内に少なくとも部分的に延びる、接続部とを含み、
前記取付けシステムは、前記ブラシヘッド組立体が、前記ハンドルに対して前記ブラシヘッド組立体を回転させることなく、線形に前記ハンドルから取り外される又は前記ハンドル内に挿入されることを可能にするよう構成且つ配置される、電動歯ブラシ。
【請求項1】
ブラシヘッド組立体、
ハンドル、並びに、
取付けシステム、
を含む電動歯ブラシであって、
前記ブラシヘッド組立体は、歯を磨くためのブラシ用毛ユニットがその上に位置付けられる取付けシャフト、及び、駆動力を、前記歯の洗浄を達成するために前記毛ユニットを動かすための前記取付けシャフトの動作に変換するよう適応及び構成された力変換組立体を含み、
前記ハンドルには前記ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けられ、前記ハンドルは固定された受容部を有し、該受容部は、前記力変換組立体の下端部が嵌る上側中空部を含み、
前記取付けシステムは、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の回転動作を積極的に阻止するために、前記固定された受容部の前記中空部に部品及び前記力変換組立体上に対応する嵌め合い部品を含む第1の接続構成を含み、
前記力変換組立体は少なくとも1つの係合部材を更に含み、前記ブラシヘッド組立体が前記受容部内に動作可能に位置付けられると、前記係合部材の下端部が前記ハンドルの前記受容部における開口内に少なくとも部分的に延在し、前記歯ブラシの動作の間に前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を積極的に阻止し、
前記取付けシステムは、前記ブラシヘッド組立体を前記ハンドルに締め付ける又は前記ブラシヘッド組立体を前記ハンドルから緩めるために前記ブラシヘッド組立体の回転を必要とすることなく、前記ブラシヘッド組立体が、線形に前記ハンドルに真っ直ぐに向かって及び前記ハンドルから離れるよう前記ハンドルから取り外される又は前記ハンドル内に挿入されるよう構成及び配置される、電動歯ブラシ。
【請求項2】
前記力変換組立体は、前記取付けシャフトを動かすよう駆動力に応答するバネ組立体と、前記バネ組立体と共に嵌め合わされ、前記ハンドルの前記受容部と係合するキャリア組立体との組み合わせを含む請求項1記載の電動歯ブラシ。
【請求項3】
前記バネ組立体と前記キャリア組立体との前記組み合わせは、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を阻止するよう前記組み合わせの上縁から下方向に懸架され、前記受容部における2つの関連付けられる開口にしっかりと嵌る2つの対向バネ指片部材を含む請求項2記載の電動歯ブラシ。
【請求項4】
各バネ指片部材は、該バネ指片部材の下端における耳部を含み、
前記耳部は、前記受容部における前記耳部に関連付けられる開口に嵌る請求項3記載の電動歯ブラシ。
【請求項5】
前記ブラシヘッド組立体は、ハウジング部分を更に有し、
前記取付けシステムは、前記ハウジング部分内に取り付けられ、前記開口にある前記係合部材に対抗して作用するよう可動であり、前記部材を前記開口から外すよう付勢するため、前記ブラシヘッド組立体が前記受容部から容易に離れるよう動かされることを可能にする解放部材を有する請求項4記載の電動歯ブラシ。
【請求項6】
前記第1の接続構成は、前記力変換組み合わせの壁部における開口を有し、
該開口は、前記ハンドルの前記受容部の内面にあるリブ部とぴったりと嵌るよう適応される請求項1記載の電動歯ブラシ。
【請求項7】
前記キャリア組立体は、リザーバから前記毛ユニットに流体を動かす流体ポンプを有するよう適応される前記キャリア組立体の一部を有する請求項2記載の電動歯ブラシ。
【請求項8】
前記第1及び第2の接続構成は、前記受容部及び前記力変換組立体の円周の周りで互いに略対向する請求項1記載の電動歯ブラシ。
【請求項9】
ブラシヘッド組立体、
ハンドル、並びに、
ブラシヘッド取付けシステム、
を含む電動歯ブラシであって、
前記ハンドルには前記ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けられ、前記ハンドルは固定された受容部を有し、
前記ブラシヘッド組立体は、当該電動歯ブラシのドライバ部によって生成された駆動力を、一組の毛がその上に取り付けられる取付けシャフトに結合するよう適応され且つ構成される力結合組立体を含み、
前記固定された受容部は、前記力結合組立体の下端部が嵌る上側中空部を含み、
前記力結合組立体は、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の回転動作を積極的に阻止するよう前記ハンドルの前記固定された受容部の前記中空部の内面上のリブ部材がぴったりと嵌るスロットを有し、
前記力結合組立体は少なくとも1つの係合部材を有し、前記ブラシヘッド組立体が前記ハンドルの前記受容部内に動作可能に位置付けられると、前記係合部材の下端部が前記受容部における開口内に少なくとも部分的に延在し、前記歯ブラシの動作の間に前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を積極的に阻止する、電動歯ブラシ。
【請求項10】
前記取付けシステムは、前記ブラシヘッド組立体を回転させることなく、前記ブラシヘッド組立体の線形動作で、前記ブラシヘッド組立体が前記ハンドルから取り外される又は前記ハンドル内に挿入されることを可能にするよう構成且つ配置される請求項9記載の電動歯ブラシ。
【請求項11】
取付けシステムを含むブラシヘッド組立体、
ハンドル、
を含む電動歯ブラシであって、
前記ハンドルには前記ブラシヘッド組立体が着脱可能に取り付けることができ、前記ハンドルは、上側に中空部を有する固定された受容部を有し、前記中空部には前記取付けシステムの下端部が嵌り、
前記ブラシヘッド組立体は、
前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の回転動作を積極的に阻止するよう前記固定された受容部の中空部の第1の部分に嵌る第1の接続部と、
少なくとも1つの係合部材を有する第2の別個の接続部であり、前記ブラシヘッド組立体が前記ハンドル内に動作可能に位置付けられると、前記ハンドルに対する前記ブラシヘッド組立体の並進動作を積極的に阻止するよう前記ハンドルにおける開口内に少なくとも部分的に延びる、接続部とを含み、
前記取付けシステムは、前記ブラシヘッド組立体が、前記ハンドルに対して前記ブラシヘッド組立体を回転させることなく、線形に前記ハンドルから取り外される又は前記ハンドル内に挿入されることを可能にするよう構成且つ配置される、電動歯ブラシ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−152433(P2011−152433A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−57055(P2011−57055)
【出願日】平成23年3月15日(2011.3.15)
【分割の表示】特願2006−516730(P2006−516730)の分割
【原出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月15日(2011.3.15)
【分割の表示】特願2006−516730(P2006−516730)の分割
【原出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】
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