説明

電気機器用ブッシング

【課題】防雪カバーが取付けられているフランジ部に水が溜まるのを防止し、且つ碍管の笠部の一部をドライゾーンの状態で維持し、地絡事故を誘発する確率をより少くさせる。
【解決手段】外周部に笠部4を一体に有した碍管本体3と、碍管本体3の端部に取付けた
端子金具5と、笠部4の一部を覆うように形成されて端子金具5に取付けた防雪カバー10と、外部の充電部を覆うように形成されて防雪カバー10に嵌合した端子カバー13とを備え、防雪カバー10には、前記孔部10dから外側に向けて上記端子金具5のフランジ部5aの側面に係合するリブ10eが周設され、且つ該リブ10eの上端部に端子金具5のフランジ部5aの上端面に部分的に係合する中空の鍔部10fが径方向に対向した状態で一体に形成され、該鍔部10f、10f間に開口部10gが生成される。また、前記リブ10eの下端部が防雪カバー10の底部10aよりも内側に突出されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、海岸に近い降雪地帯で用いるのに適した電気機器用ブッシングに関するものである。
【背景技術】
【0002】
海岸に近い降雪地帯に設置する電気機器においては、たとえば外気にさらされている端子カバーの外面およびブッシングの碍管本体の外面に塩雪(海水中の塩分を含む雪)が付着すると、濡れた高圧口出線の外面と端子カバーの外面と碍管本体の外面とを通して接地電位部である電気機器のケースに継続的に漏洩電流が流れる状態になり、やがては地絡事故を生ずることとなるため、このような地絡事故を防止するために、碍管に防雪カバーを設けることがある。
【0003】
従来のこの種の防雪カバーを備えた電気機器用ブッシングを図7乃至図10に示す。1は磁器からなる碍管で、この碍管1は、後端部側が電気機器のケース2を貫通した状態で配置されて電気機器のケース2に対して固定される碍管本体3と、該碍管本体3と一体に形成された複数枚の笠部4とにより構成されている。碍管1の軸芯部の図示しない導体貫通孔には、電気機器の内部と導通させる図示しない中心導体が挿着されており、該中心導体の先端部に端子金具5が螺合されて、端子金具5のフランジ部5aの下端面が図示しないパッキンを介して碍管1の上端面に冠着されている。端子金具5の端子板5bには、絶縁被覆電線からなる高圧口出線6が接続されている接続端子7がボルト8及びナット9によって締付固定されている。端子金具5のフランジ部5aには、碍管本体3の笠部4の一部を覆うとともに、笠部4に接触しないようにして有底すり鉢状の防雪カバー10が接着剤11により接着されている。防雪カバー10の底部10aには外部に連通する水抜き孔12を有しており、該防雪カバー10の上端部外周面に前記端子金具5と前記接続端子7とが締付固定されている外部充電部を覆うため、弾力性を有する端子カバー13の下端部が着脱自在に嵌合されている。
【0004】
弾力性を有していて、上記のような外部充電部を覆う端子カバーとしては、特許文献1に示されるようなものが知られている。
【特許文献1】実公平1−32651号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のこの種の防雪カバー10を備えた電気機器用ブッシングにおいては、端子カバー13の上端部と高圧口出線6との間は水密性を保持するように考慮されているが、高圧口出線6の荷重応力は端子カバー13の上端部付近に特にかかるため、強風などの影響により経年の使用で端子カバー13の上端部と高圧口出線6との間に隙間が生じ、この隙間から降雪時あるいは降雨時に海水中の塩分を含んだ塩水が高圧口出線6を伝わって端子カバー13内に侵入した場合、端子金具5のフランジ部5aに防雪カバー10の肉厚分の凹部14が形成されるため、この凹部14に塩水が貯溜し、経年の使用により端子金具5が腐食するという問題があった。
【0006】
また、塩水が高圧口出線6を伝わって端子カバー13内に侵入した場合、侵入した塩水は図10の破線矢印Aで示すように、水抜き孔12を通って防雪カバー10の底部10aの内側を伝わってフランジ部5aに達してから笠部4上に落ちて笠部4のドライゾーンBを濡らしてしまい、地絡事故を誘発する虞れもあった。
【0007】
更に、既設の電気機器のブッシングに防雪カバー10を取り付ける場合、防雪カバー10は端子金具5のフランジ部5aの上端面に載置されているだけで何ら拘束されていない状態で接着されており、強風等の外的要因によって防雪カバー10が動き、接着部がずれて防雪カバー10と笠部との位置関係が良好に保たれない虞があり、装柱状態の電気機器を一度電柱から降ろし、接着剤が硬化するまで防雪カバー10が動かないように何らかの保持手段を講じる必要があったため、現場での作業性が悪いという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、防雪カバーが取り付けられている端子金具のフランジ部に塩水が貯溜するのを防止するとともに、碍管の笠部の一部をドライゾーンの状態で維持し、地絡事故の虞をより少なくできるようにした電気機器用ブッシングを提供することにある。
【0009】
本発明の更なる目的は、防雪カバーを既設の電気機器のブッシングにも容易に取り付けることができるようにした電気機器用ブッシングを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
軸芯部に導体貫通孔を有し、外周部に笠部を一体に有して、後端部側が電気機器のケースを貫通した状態で配置される碍管本体と、前記碍管本体の導体貫通孔を貫通した状態で設けられた中心導体と、前記中心導体の端部に設けられた端子金具と、絶縁被覆電線からなる高圧口出線と、前記高圧口出線が接続された状態で前記端子金具に締付固定された接続端子と、中央部に前記端子金具が挿通される孔部を有し、底部に外部に連通する水抜き孔を有して、前記碍管本体の笠部の一部を覆うとともに、前記笠部に接触しないように前記端子金具のフランジ部に接着された有底すり鉢状の防雪カバーと、前記端子金具と前記接続端子とが締付固定されている充電部を覆うように設けられ、下端部が前記防雪カバーの上端部外周面に着脱自在に嵌合された筒状の端子カバーとを備えた電気機器用ブッシングを対象とする。
【0011】
第1の発明は、上記防雪カバーの孔部から外側に向けて上記端子金具のフランジ部の側面に係合するリブが周設されるとともに、該リブの上端部に前記端子金具のフランジ部の上端面に部分的に係合する中空の鍔部が径方向に対向した状態で一体に形成されていることを特徴とする電気機器用ブッシング。
【0012】
第2の発明は、第1の発明に記載の上記防雪カバーがゴム弾性を有していることを特徴とする電気機器用ブッシングである。
【0013】
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に記載の上記防雪カバーのリブの下端が上記防雪カバーの底部よりも内側に突出していることを特徴とする電気機器用ブッシングである。
【0014】
第4の発明は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかに記載の上記防雪カバーの底部よりも内側に突出している前記リブの内壁部に周方向に所定間隔をおいて複数の係止突起が防雪カバーの径方向へ突設されていることを特徴とする電気機器用ブッシングである。
【0015】
第5の発明は、第1の発明ないし第4の発明のいずれかに記載の上記鍔部間の開口部に位置するリブの高さが上記端子金具のフランジ部の上端面よりも低く設定されていることを特徴とする電気機器用ブッシングである。
【発明の効果】
【0016】
上記第1の発明によれば、上記防雪カバーの孔部から外側に向けて上記端子金具のフランジ部の側面に係合するリブが周設されるとともに、該リブの上端部に前記端子金具のフランジ部の上端面に部分的に係合する中空の鍔部が径方向に対向した状態で一体に形成されることにより、前記鍔部間に開口部が生成され、端子金具のフランジ部に防雪カバーの厚み分の凹部が存在しなくなるため、塩水が高圧口出線を伝わって端子金具のフランジ部に侵入しても前記鍔部間の開口部から防雪カバー上に流れ落ち、防雪カバーの水抜き孔から直ちに外部へ排出され、端子金具のフランジ部に塩水が貯溜することがなく、端子金具の腐食を防止することができる。また、防雪カバーのリブを端子金具のフランジ部の側面に、鍔部を端子金具のフランジ部の上端面に部分的に添わせてフランジ部を包み込むように装着させることができ、装着時の密着性、安定性が高まり、防雪カバーを安定した状態で拘束することができるとともに、強風等の外的要因によって防雪カバーが動くことがなくなり、接着剤が硬化するまで別の保持手段を講じなくてもよく、装柱状態の電気機器を電柱から降ろすこと無く、既設の電気機器のブッシングにも容易に取り付けることができ、現場での作業性が向上するとともに、防雪カバーと笠部との位置関係を良好に保つことができる。
【0017】
さらに上記第2の発明によれば、上記の効果に加えて、防雪カバーがゴム弾性を有しているため、防雪カバーを端子金具のフランジ部にしっかりと密着させることができるとともに、防雪カバーが強風に煽られた場合でも防雪カバーが一時的に自由に変形して防雪カバーに対する風圧を和らげることができ、海岸等気象条件の厳しい場所でも装着状態が長期間安定して維持できる。
【0018】
また、上記第3の発明によれば、上記の効果に加えて、防雪カバーのリブの下端が防雪カバーの底部よりも内側に突出しているため、高圧口出線を伝わって端子カバー内に侵入し、水抜き孔を通って防雪カバーの底部の内側を伝わって着た塩水が笠部のドライゾーン上方に達するのを防止(図4の破線矢印A参照)して、笠部の所定部位をドライゾーンの状態に維持することができ、地絡事故を誘発する確率を少なくすることができる。
【0019】
また、上記第4の発明によれば、上記の効果に加えて、防雪カバーの底部よりも内側に突出している前記リブの内壁部に周方向に所定間隔をおいて複数の係止突起が防雪カバーの径方向へ突設されているため、防雪カバーの装着時において係止突起が端子金具のフランジ部下端面に係入され、防雪カバー装着時の密着性、安定性がより高まり、防雪カバーをより安定した状態で拘束することができ、接着剤塗布時の作業性がより向上する。
【0020】
さらにまた、上記第5の発明によれば、上記の効果に加えて、防雪カバーの鍔部間の開口部に位置するリブの高さが端子金具のフランジ部の上端面よりも低く設定されているため、防雪カバーと端子金具のフランジ部との接着部を常にフランジ部上端面よりも下方に位置させることができ、フランジ部上端面に接着剤を付着させることがなく、フランジ部上端面に侵入した塩水を堰き止めるという不具合を解消し、端子カバー内に侵入した塩水は確実に外部に排出させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1乃至図4は本発明の実施の形態を示した電気機器用ブッシング、図5、図6は本発明の実施の形態における防雪カバーを示したもので、前述した図7乃至図10と対応する部分には同一符号を付して示している。
【0022】
1は磁器からなる碍管で、この碍管1は、後端部側が電気機器のケース2を貫通した状態で配置されて電気機器のケース2に対して固定される碍管本体3と、該碍管本体3と一体に形成された複数枚の笠部4とにより構成されている。
【0023】
碍管1の軸芯部にある図示しない導体貫通孔には、電気機器の内部と導通させる図示しない中心導体が挿着されており、該中心導体の先端部に螺刻されている図示しないネジ部には端子金具5が螺着され、端子金具5のフランジ部5aの下端面が図示しないパッキンを介して碍管1の上端面に冠着されている。端子金具5の端子板5bには、絶縁被覆電線からなる高圧口出線6が接続されている接続端子7がボルト8及びナット9によって締付固定されている。
【0024】
10は防雪カバーで、この防雪カバー10は、シリコンゴム、エチレンプロピレンゴム等の軟質で弾性を有する絶縁材からなっていて、底部10aと碍管本体3の笠部4の一部を覆うように拡開したテーパ部10bとにより全体がすり鉢状に形成されており、その外周縁10cは笠部4の外径よりも大きい径に設定されている。
【0025】
底部10aには、高圧口出線を伝わって端子カバー13内へ侵入した塩水を排出させるため、外部に連通する水抜き孔12が周方向に所定間隔をおいて複数個設けられている。また底部10aの中央部には、端子金具5を挿通させる孔部10dが形成されている。
【0026】
前記防雪カバー10には、前記孔部10dから外側に向けて上記端子金具5のフランジ部5aの側面に係合するリブ10eが周設されるとともに、該リブ10eの上端部に前記端子金具5のフランジ部5aの上端面に部分的に係合する中空の鍔部10fが径方向に対向した状態で一体に形成されることにより、前記鍔部10f、10f間に開口部10gが生成される。
【0027】
上記のように、防雪カバーの孔部から外側に向けて上記端子金具のフランジ部の側面に係合するリブが周設されるとともに、該リブの上端部に前記端子金具のフランジ部の上端面に部分的に係合する中空の鍔部が径方向に対向した状態で形成されることにより、前記鍔部間に開口部が生成され、端子金具のフランジ部に防雪カバーの厚み分の凹部が存在しなくなるため、塩水が高圧口出線を伝わって端子金具のフランジ部に侵入しても対向した鍔部間の開口部から防雪カバー上に流れ落ち、防雪カバーの水抜き孔から直ちに外部へ排出され、端子金具のフランジ部に塩水が貯溜することがなく、端子金具の腐食を防止することができる。また、防雪カバーのリブを端子金具のフランジ部の側面に、鍔部を端子金具のフランジ部の上端面に部分的に添わせてフランジ部を包み込むように装着させることができ、装着時の密着性、安定性が高まり、防雪カバーを安定した状態で拘束することができるとともに、強風等の外的要因によって防雪カバーが動くことがなくなり、接着剤が硬化するまで別の保持手段を講じなくてもよく、装柱状態の電気機器を電柱から降ろすこと無く、既設の電気機器のブッシングにも容易に取り付けることができ、現場での作業性が向上するとともに、防雪カバーと笠部との位置関係を良好に保つことができる。
【0028】
リブ10eの下端部は前記防雪カバー10の底部10aよりも内側に突出しており、該突出したリブ10eの内壁部に周方向に所定間隔をおいて複数個の円弧状の係止突起10hが前記防雪カバー10の径方向へ突設されている。
【0029】
上記のように、防雪カバーのリブの下端部を防雪カバーの底部よりも内側に突出させたことにより、高圧口出線を伝わって端子カバー内に侵入し、水抜き孔を通って防雪カバーの底部の内側を伝わって着た塩水が笠部のドライゾーン上方に達するのを防止して、笠部の所定部位をドライゾーンの状態に維持することができ、地絡事故を誘発する確率を少なくすることができる。また、前記防雪カバーの底部よりも内側に突出している前記リブの内壁部に周方向に所定間隔をおいて複数の係止突起を防雪カバーの径方向へ突設させたことにより、防雪カバーを端子金具の上方から装入すると、防雪カバーがゴム弾性を有するため容易に変形して、係止突起が端子金具のフランジ部を容易に乗り越えてフランジ部の下端面側に係入された状態となり、防雪カバーの動きがより安定した状態に拘束される。
【0030】
防雪カバー10は、端子金具5の上方から孔部10dに端子金具5を挿通させて碍管本体3の最上部の笠部4を覆うとともに、笠部4に接触しないように端子金具5のフランジ部5aに前記リブ10eと鍔部10fを係合させて装入され、前記防雪カバー10内に塩水が侵入しないように、防雪カバー10の対向した鍔部10f、10f間の開口部10gの外周端縁全周に亘って接着剤11を塗布してフランジ部5aの外面に水密に接着されている。
【0031】
13は円錐状に成形された端子カバーで、前記端子金具5と前記接続端子7とが締付固定されている外部充電部に人が接触することにより生ずる感電事故や、鳥獣類の接触による地絡事故を防止するためのものであり、上記防雪カバー10と同一材質のゴム弾性を有しており、下端部内周面が防雪カバー10の上端部外周面に着脱自在に嵌合して装着されている。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態を示した電気機器用ブッシングの部分縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示した電気機器用ブッシングの要部斜視図である。
【図3】図2の部分縦断面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明の実施形態における防雪カバーの縦断面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】従来の防雪カバーを備えた電気機器用ブッシングの部分縦断面図である。
【図8】従来の防雪カバーを備えた電気機器用ブッシングの要部斜視図である。
【図9】図8の部分縦断面図である。
【図10】図9の平面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 碍管
2 電気機器のケース
3 碍管本体
4 笠部
5 端子金具
5a フランジ部
10 防雪カバー
10a 底部
10b テーパ部
10c 外周縁
10d 孔部
10e リブ
10f 鍔部
10g 開口部
10h 係止突起
11 接着剤
12 水抜き孔
13 端子カバー
14 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸芯部に導体貫通孔を有し、外周部に笠部を一体に有して、後端部側が電気機器のケースを貫通した状態で配置される碍管本体と、前記碍管本体の導体貫通孔を貫通した状態で設けられた中心導体と、前記中心導体の端部に設けられた端子金具と、絶縁被覆電線からなる高圧口出線と、前記高圧口出線が接続された状態で前記端子金具に固定された接続端子と、底部の中央部に前記端子金具が挿通される孔部を有し、該孔部よりも外周側に外部に連通する水抜き孔を有して、前記碍管本体の笠部の一部を覆うとともに、前記笠部に接触しないように前記端子金具のフランジ部に接着された有底すり鉢状の防雪カバーと、前記端子金具と前記接続端子とが締付固定されている外部充電部を覆うように設けられ、下端部が前記防雪カバーの上端部外周面に着脱自在に嵌合された筒状の端子カバーとを備えた電気機器用ブッシングにおいて、
前記防雪カバーの孔部から外側に向けて前記端子金具のフランジ部の側面に係合するリブが周設されるとともに、該リブの上端部に前記端子金具のフランジ部の上端面に部分的に係合する中空の鍔部が径方向に対向した状態で一体に形成されていることを特徴とする電気機器用ブッシング。
【請求項2】
前記防雪カバーはゴム弾性を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気機器用ブッシング。
【請求項3】
前記防雪カバーのリブの下端は前記防雪カバーの底部よりも内側に突出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気機器用ブッシング。
【請求項4】
前記防雪カバーの底部よりも内側に突出している前記リブの内壁部には周方向に所定間隔をおいて複数の係止突起が前記防雪カバーの径方向に突設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電気機器用ブッシング。
【請求項5】
前記鍔部間の開口部に位置するリブの高さは前記端子金具のフランジ部の上端面よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電気機器用ブッシング。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−179206(P2006−179206A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−368680(P2004−368680)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000000262)株式会社ダイヘン (990)
【Fターム(参考)】