説明

電線接続装置

【課題】小形化しても、電線接続の信頼性を向上できる電線接続装置11を提供する。
【解決手段】本体12の電線挿入口22の内側に導電端子16を電線挿入方向に沿って配置する。導電端子16に、電線21を導電端子16との間に挟み込んで保持する方向にばね力を有する導電保持具17を設ける。導電保持具17の内側に、補助ばね18を重ねて設ける。導電保持具17に補助ばね18を重ねて設けることにより、導電保持具17のばね力に補助ばね18のばね力を合成して大きなばね力とする。大きなばね力が得られた導電保持具17により電線21を導電端子16との間に挟み込んで保持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線を接続する電線接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電線接続装置としては、絶縁体に電線挿入口と操作口とを並設し、この電線挿入口の内側に電線挿入方向に沿って導電端子を配置し、電線挿入口から挿入される電線を導電端子との間に挟み込んで保持する方向にばね力を有する板ばねである導電保持具を配置している。操作口からは治具を挿入し、ばね力に抗して導電保持具を変位させることにより、導電保持具と導電端子との間に対して電線の挿脱を可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−324612号公報(第3−4頁、図1−4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電線接続装置を適用する電気機器が複雑化、多様化する中で、電線接続装置に対して小形化、および電線接続の高信頼性の要求がある。
【0004】
しかし、電線接続装置の小形化に対応して、導電保持具の板厚を薄く、幅を狭く、ばね移動の距離を小さくすることになるため、導電保持具のばね力が小さくなり、十分な電線接続の信頼性が得られにくくなり、市場の要求に対応できない問題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、たとえ小形化した場合であっても、電線接続の信頼性を向上できる電線接続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の電線接続装置は、電線が挿入される電線挿入口、および治具が挿入される操作口を有する絶縁体と、前記電線挿入口の内側に電線挿入方向に沿って配置される導電端子と、この導電端子に取り付けられ、前記電線挿入口から挿入される電線を前記導電端子との間に挟み込んで保持する方向にばね力を有するとともに、前記操作口から挿入される治具によりばね力に抗して変位することで前記導電端子との間に電線の挿脱を可能とする導電保持具と、この導電保持具に重ねて設けられ、前記導電保持具を介して前記電線を前記導電端子との間に挟み込んで保持する方向にばね力を有する補助ばねとを具備しているものである。
【0007】
請求項2記載の電線接続装置は、請求項1記載の電線接続装置において、導電保持具は、導電端子の電線が接する接続面とは反対側の面に接合される接合部、この接合部の端部から湾曲部を介して折り返されたばね作用部、およびこのばね作用部の先端から前記導電端子の方向に折り曲げられて前記導電端子が挿通する開口部が形成された保持部を有し、この保持部の開口部と前記導電端子の接続面との間に挿入される前記電線を前記ばね作用部のばね力により挟み込んで保持し、補助ばねは、前記導電保持具の接合部、湾曲部およびばね作用部の内側にそれぞれ重ねて配置される補助ばね接合部、補助ばね湾曲部および補助ばね作用部を有し、この補助ばね作用部の先端が前記ばね作用部の先端に接するとともに、前記補助ばね作用部の中間部が前記ばね作用部から離反する方向に曲げ形成されているものである。
【0008】
請求項3記載の電線接続装置は、請求項1または2記載の電線接続装置において、導電保持具の電気抵抗は、補助ばねの電気抵抗より小さいものである。
【0009】
請求項4記載の電線接続装置は、請求項1ないし3いずれか記載の電線接続装置において、導電保持具に複数の補助ばねを重ねて設けたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の電線接続装置によれば、導電保持具に重ねて補助ばねを設けることにより、導電保持具のばね力に補助ばねのばね力を合成して大きなばね力が得られ、この大きなばね力が得られる導電保持具により電線を導電端子との間に挟み込んで保持でき、たとえ小形化した場合であっても、電線接続の信頼性を向上できる。
【0011】
請求項2記載の電線接続装置によれば、請求項1記載の電線接続装置の効果に加えて、補助ばねには、導電保持具の接合部、湾曲部およびばね作用部の内側にそれぞれ重ねて配置される補助ばね接合部、補助ばね湾曲部および補助ばね作用部を設け、補助ばね作用部の先端をばね作用部の先端に接し、補助ばね作用部の中間部をばね作用部から離反する方向に曲げ形成しているため、補助ばねのばね力を導電保持具に安定して伝達できるとともに、治具による変位によって補助ばねにへたりが生じるのを防止できる。
【0012】
請求項3記載の電線接続装置によれば、請求項1または2記載の電線接続装置の効果に加えて、補助ばねのばね力を利用できるので、導電保持具には補助ばねよりもばね力が小さくても電気抵抗の小さい材料を使用することが可能となり、電線と導電端子とに接する導電保持具を流れる電流の抵抗を低減し、ジュール熱による発熱を低減できる。
【0013】
請求項4記載の電線接続装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の電線接続装置の効果に加えて、導電保持具に複数の補助ばねを重ねて設けたことにより、導電保持具のばね力に複数の補助ばねのばね力を合成してより大きなばね力が得られ、電線接続の信頼性をより向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0015】
図1ないし図5に第1の実施の形態を示す。
【0016】
図1、図2および図5に示すように、電線接続装置11は、1端子構造タイプであり、絶縁体としての本体12およびこの本体12に着脱可能に取り付けられるカバー13と、カバー13に組み込まれて本体12内に配置される端子ユニット14を備えている。端子ユニット14は、導電端子16、導電保持具17、および補助ばね18を組み合わせて構成されている。
【0017】
そして、本体12は、絶縁性を有する合成樹脂製で、薄形の箱形状に一体に形成されており、内部には空間が形成され、一端面には電線21が挿入される電線挿入口22、および例えばマイナス形のドライバーなどの治具23が差し込まれる操作口24が並んで形成され、これら電線挿入口22および操作口24が形成された一端面に対して反対の他端面にはカバー13が差し込み装着される装着口25が形成されている。装着口25の近傍で本体12の両側面には、本体12に装着されたカバー13を係止するための係止孔26が形成されている。
【0018】
本体12の内部には、電線挿入口22の内側に、端子ユニット14の導電保持具17を押さえるための押え面27が形成されているとともに、導電端子16の一端が差し込まれる保持溝28が形成され、さらに、操作口24の内側近傍に、本体12内に差し込まれるカバー13の差し込み位置を規制するストッパ面29が形成されている。
【0019】
また、図1ないし図3に示すように、カバー13は、絶縁性を有する合成樹脂製で、本体12の装着口25から内部に差し込み装着可能とする外形状に一体に形成されている。カバー13の差込方向の端面には、本体12のストッパ面29に当接して差し込みを規制するストッパ面31が形成されている。カバー13の両側面には、本体12内の所定の差し込み位置までカバー13が差し込まれることで本体12の係止孔26に嵌り込み、カバー13を本体12に抜け止め係止する係止爪32が形成されている。
【0020】
カバー13の中央には、カバー13の一側面、差込方向の端面および差込方向とは反対側の端面とに開口して、端子ユニット14の導電端子16を嵌め込んで保持するクランク状の溝部33が形成されている。
【0021】
カバー13の差込方向の端面には、本体12の操作口24の位置に対応して、端子ユニット14の導電保持具17と対向する傾斜面状のガイド面34が形成されている。
【0022】
また、図1ないし図4に示すように、端子ユニット14の導電端子16は、例えば銅などの導電性を有する金属製で、細長い平板状に形成された電線接続部41を有し、この電線接続部41の一端には本体12の保持溝28に差し込まれて保持される差込部42が形成され、電線接続部41の他端にはカバー13の溝部33に嵌め込まれて保持されるクランク状の固定部43が形成されているとともに、この固定部43からカバー13の外方に突出する端子部44が形成されている。電線接続部41より差込部42の幅が狭く、電線接続部41と差込部42との間には段差部45が形成されている。
【0023】
導電端子16の電線接続部41の一面は電線21が接する接続面46としており、この接続面46が電線挿入口22の内側に電線挿入方向に沿って配置されている。
【0024】
端子ユニット14の導電保持具17は、例えば電気抵抗の小さい銅などの導電性およびばね性を有する金属製の板ばねで、一端に導電端子16の接続面46とは反対側の面に接合される接合部48が形成され、この接合部48の他端から湾曲部49を介してばね作用部50が折り返され、このばね作用部50の先端から導電端子16の方向に保持部51が折り曲げられている。保持部51には、導電端子16および接合部48の一端が挿通する開口部52が形成されている。そして、導電保持具17は、保持部51の開口部52と導電端子16の接続面46との間に挿入される電線21を挟み込んで保持する方向にばね力を有する。
【0025】
導電保持具17の接合部48の一端は開口部52に差し込まれるように幅が狭く形成されており、この接合部48の両側に保持部51の開口部52の両側縁が係合する段差部53が形成されている。接合部48には補助ばね18を結合するための結合孔54が形成されている。
【0026】
端子ユニット14の補助ばね18は、例えばステンレスやステンレス合金などのばね性を有する金属製の板ばねで、導電保持具17の接合部48、湾曲部49およびばね作用部50の内側にそれぞれ重ねて配置される補助ばね接合部58、補助ばね湾曲部59および補助ばね作用部60を有している。
【0027】
補助ばね18の補助ばね接合部58の一端中央には、導電保持具17の結合孔54に差し込まれて結合される結合片61が略L字形に折曲形成されている。また、補助ばね作用部60の先端がばね作用部50の先端に接するとともに、補助ばね作用部60の中間部がばね作用部50から離反する方向に曲げ形成されている。
【0028】
なお、導電保持具17の電気抵抗は、補助ばね18の電気抵抗より小さい関係にある。
【0029】
そして、端子ユニット14を組み立てるには、まず、図4に示すように、導電保持具17の接合部48、湾曲部49およびばね作用部50の内側に、補助ばね18の補助ばね接合部58、補助ばね湾曲部59および補助ばね作用部60をそれぞれ重ねて配置するとともに、導電保持具17の結合孔54に補助ばね18の結合片61を差し込んで結合することにより、導電保持具17の内側に補助ばね18を組み込む。続いて、導電保持具17の保持部51の開口部52と接合部48との間に導電端子16の差込部42を差し込むことにより、導電保持具17に導電端子16を組み込む(図3参照)。
【0030】
次に、図1に示すように、電線接続装置11を組み立てるには、まず、導電端子16の固定部43をカバー13の一側から溝部33に嵌め込むことにより、端子ユニット14をカバー13に取り付ける。続いて、端子ユニット14を組み込んだカバー13を本体12の装着口25から差し込み、導電端子16の差込部42を本体12の保持溝28に差し込み、カバー13のストッパ面31を本体12のストッパ面29に当接させ、カバー13の両側の係止爪32を本体12の両側の係止孔26に係止させる。
【0031】
この電線接続装置11を組立状態では、電線挿入口22の内側に導電端子16の接続面46が電線挿入方向に沿って配置され、操作口24の内側に導電保持具17のばね作用部50の先端とカバー13のガイド面34との間が対向して配置されている。また、導電保持具17および補助ばね18のばね力により、導電保持具17のばね作用部50の先端が導電端子16から離反する方向に移動していて、保持部51の先端側に位置する開口部52の縁が導電端子16の接続面46に当接した状態にあり、保持部51の面が電線挿入口22に対向し、電線21の挿入が不可能な状態にある。
【0032】
そして、電線接続装置11に電線21を接続するには、治具23を操作口24から挿入して導電保持具17のばね作用部50の先端とカバー13のガイド面34との間に差し込み、導電保持具17および補助ばね18のばね力に抗して、ばね作用部50の先端を導電端子16に接近する方向に変位させる。
【0033】
これにより、保持部51の先端側に位置する開口部52の縁が導電端子16の接続面46から離反し、導電端子16の接続面46との間に電線21の挿入が可能な開口部52が開口し、その導電端子16の接続面46との間に開口した開口部52の部分が電線挿入口22に対向する。
【0034】
その状態で、電線21の先端を電線挿入口22から挿入して導電端子16の接続面46との間に開口した開口部52の部分に挿入し、その後、治具23による導電保持具17の変位操作を解除し、治具23を操作口24から抜き外す。これで、導電保持具17および補助ばね18のばね力により、導電保持具17のばね作用部50の先端が導電端子16から離反する方向に移動し、保持部51の先端側に位置する開口部52の縁で電線21を導電端子16の接続面46に圧着させ、電線21を電気接続状態で抜け止め保持する。
【0035】
なお、電線21は、被覆電線であれば、予め先端の被覆を取り除いて芯線を露出させ、この芯線を導電端子16の接続面46との間に開口した開口部52の部分に挿入する。
【0036】
また、電線接続装置11から電線21を外す場合には、治具23を操作口24から挿入して導電保持具17のばね作用部50の先端とカバー13のガイド面34との間に差し込み、導電保持具17および補助ばね18のばね力に抗して、ばね作用部50の先端を導電端子16に接近する方向に変位させる。
【0037】
これにより、保持部51の先端側に位置する開口部52の縁が導電端子16の接続面46から離反し、導電端子16の接続面46との間に挟み込んでいた電線21の保持を解除する。
【0038】
その状態で、電線21を電線挿入口22から引き抜き、その後、治具23による導電保持具17の変位操作を解除する。
【0039】
そして、この電線接続装置11では、導電保持具17に重ねて補助ばね18を設けていることにより、導電保持具17のばね力に補助ばね18のばね力を合成して大きなばね力が得られ、この大きなばね力が得られる導電保持具17により電線21を導電端子16との間に挟み込んで保持できる。そのため、狭ピッチで端子ユニット14を配置するために、端子ユニット14を小形化した場合であっても、電線接続の信頼性を確保できる。
【0040】
また、補助ばね18には、導電保持具17の接合部48、湾曲部49およびばね作用部50の内側にそれぞれ重ねて配置される補助ばね接合部58、補助ばね湾曲部59および補助ばね作用部60を設け、補助ばね作用部60の先端をばね作用部50の先端に接し、補助ばね作用部60の中間部をばね作用部50から離反する方向に曲げ形成しているため、補助ばね18のばね力を導電保持具17のばね作用部50に安定して伝達できるとともに、治具23による変位によって補助ばね18にへたりが生じるのを防止できる。
【0041】
また、補助ばね18のばね力を利用できるので、導電保持具17には補助ばね18よりもばね力が小さくても電気抵抗の小さい材料を使用することが可能となり、電線21と導電端子16とに接する導電保持具17を流れる電流の抵抗を低減し、ジュール熱による発熱を低減できる。
【0042】
なお、電線接続装置11は、1端子構造タイプに限らず、図6に示す第2の実施の形態のように、1端子構造タイプを2つ並べて一体的に構成した2端子構造タイプにも適用でき、また、図7に示す第3の実施の形態のように、1端子構造タイプを3つ並べて一体的に構成した3端子構造タイプにも適用でき、さらにより多数を一体的に並べた複数端子構造タイプにも適用できる。
【0043】
また、図8および図9の第4の実施の形態に示すように、導電保持具17の内側に2つの補助ばね18を重ねて設けてもよい。この場合、導電保持具17の内側に接するように重ねて設ける1つ目の補助ばね18と、この1つ目の補助ばね18の内側に接するように重ねて設ける2つ目の補助ばね18とを備える。1つ目の補助ばね18は第1の実施の形態と同形状のものが用いられ、2つ目の補助ばね18は補助ばね接合部58の一端に、1つ目の補助ばね18の結合片61の両側に結合する一対の結合片65を折曲形成する。
【0044】
このように、導電保持具17に2つの補助ばね18を重ねて設けたことにより、導電保持具17のばね力に2つの補助ばね18のばね力を合成してより大きなばね力が得られ、電線接続の信頼性をより向上できる。
【0045】
なお、複数の補助ばね18を重ねて用いる場合には、2つの補助ばね18に限らず、3つ以上の補助ばね18を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電線接続装置の断面図である。
【図2】同上電線接続装置の電線接続状態の断面図である。
【図3】同上電線接続装置のカバー、導電端子、導電保持具および補助ばねの組立状態の斜視図である。
【図4】同上電線接続装置の導電保持具および補助ばねの組立状態の斜視図である。
【図5】同上電線接続装置の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す電線接続装置の斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す電線接続装置の斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す電線接続装置の断面図である。
【図9】同上電線接続装置の導電端子、導電保持具および補助ばねの組立状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
11 電線接続装置
12 絶縁体としての本体
16 導電端子
17 導電保持具
18 補助ばね
21 電線
22 電線挿入口
23 治具
24 操作口
46 接続面
48 接合部
49 湾曲部
50 ばね作用部
51 保持部
52 開口部
58 補助ばね接合部
59 補助ばね湾曲部
60 補助ばね作用部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電線が挿入される電線挿入口、および治具が挿入される操作口を有する絶縁体と、
前記電線挿入口の内側に電線挿入方向に沿って配置される導電端子と、
この導電端子に取り付けられ、前記電線挿入口から挿入される電線を前記導電端子との間に挟み込んで保持する方向にばね力を有するとともに、前記操作口から挿入される治具によりばね力に抗して変位することで前記導電端子との間に電線の挿脱を可能とする導電保持具と、
この導電保持具に重ねて設けられ、前記導電保持具を介して前記電線を前記導電端子との間に挟み込んで保持する方向にばね力を有する補助ばねと
を具備していることを特徴とする電線接続装置。
【請求項2】
導電保持具は、導電端子の電線が接する接続面とは反対側の面に接合される接合部、この接合部の端部から湾曲部を介して折り返されたばね作用部、およびこのばね作用部の先端から前記導電端子の方向に折り曲げられて前記導電端子が挿通する開口部が形成された保持部を有し、この保持部の開口部と前記導電端子の接続面との間に挿入される前記電線を前記ばね作用部のばね力により挟み込んで保持し、
補助ばねは、前記導電保持具の接合部、湾曲部およびばね作用部の内側にそれぞれ重ねて配置される補助ばね接合部、補助ばね湾曲部および補助ばね作用部を有し、この補助ばね作用部の先端が前記ばね作用部の先端に接するとともに、前記補助ばね作用部の中間部が前記ばね作用部から離反する方向に曲げ形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の電線接続装置。
【請求項3】
導電保持具の電気抵抗は、補助ばねの電気抵抗より小さい
ことを特徴とする請求項1または2記載の電線接続装置。
【請求項4】
導電保持具に複数の補助ばねを重ねて設けた
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の電線接続装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−187833(P2009−187833A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−27846(P2008−27846)
【出願日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願人】(000103194)エムデン無線工業株式会社 (15)