説明

靴紐締め付け装置

本明細書で開示するのは、規制部材が回転されてその元の位置に戻る瞬間に締付部材が受け部材内にしっかり留められるとともに、ユーザーが前記規制部材を回転させて前記締付部材を磁性体から分離させると、前記締付部材の締結状態が解除される、使いやすく構造がシンプルな紐締め付け装置である。紐の端部分は固定部材に挿入され、前記固定部材内部に積層締付される。前記紐締め付け装置は、前記積層された紐の上端部分が前記紐の下端部分を押圧すると同時に、前記紐のしっかりとした締結状態を保持することができるので、前記紐を安定的に履物に締め付けることができ、それによって、生産性を向上させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は履物に関するものであり、特に、締付部材が受け部材内にしっかり留められると同時に、回転された規制部材が磁性体によって元の位置に戻るので、着脱が容易で構造がシンプルであり、さらに、第2締付部に結び付けられた紐の上端部分が前記紐の下端部分を押圧するので、安定した締結状態を保つことができるような紐締め付け装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、履物は日常生活で使用される生活商品の1つであり、最近になっては、週5日勤務のおかげで人々の社会活動や余暇時間が増加しているため、その使用が大幅に増加している。かかる履物には、その使用目的に応じてさまざまな種類があるが、ほとんどの種類の履物は、その使用目的にかかわらず、紐を利用して履けるようになっている。履物10には、ユーザーの足を受け入れて保護する受け入れスペース12を持つ履物本体11と、前記履物本体11の開口甲部分に位置するユーザーの足上部を保護する保護カバー(タン)13と、一定間隔で前記履物本体11の甲部分の両側に向かい合って配設され、固定部材15を介して前記履物10に固定され、それによって、紐(L)と前記履物とを相互締結状態にすることを特徴とする連結リンク14と、が含まれる。しかしながら、上記のように構設された従来の履物には、ユーザーが前記紐を解いて緩めた後に前記履物を履くためには、前記紐を強く引っ張らなければならないので、着脱に時間がかかるという点、ユーザーが歩行中に前記紐が緩む場合もあるという点、前記紐が縛着される際、前記紐の結び目が複雑であり、その外見が良くないという点などの、いくつかの問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
よって、本発明は前記従来技術で発生する前述の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、前記磁性体が受け部材内部に装着されているので、規制部材が磁性体から分離されると同時に、締付部材が締結状態から解除されるようになっていて、使いやすく構造がシンプルであり、さらに、第2締付部に結び付けられた前記紐の上端部分が前記紐の下端部分を押圧するので、紐の安定した締結状態を保つことができる紐締め付け装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明は、紐が、一定間隔で前記履物の甲部分上に向かい合って形成された連結リンクに相互に締め付けられるような方式で履かれるとともに、以下を含む履物用紐締め付け装置を提供する。
【0005】
前記紐が連結される前記連結リンク間に留められ、規制部材を回転させて元の位置に戻すと同時に、受け部材内にしっかり留められる締付部材を有する第1締付部であって、前記規制部材を回転させて、それを磁性体から分離させると同時に、前記第1締付部が前記締付部材の締結状態を解除することを特徴とする第1締付部と、前記履物の最終連結リンクを通過する前記紐の端部分が固定部材内に嵌装されて積層連結される第2締付部であって、前記積層連結された紐の上端部分が前記紐の下端部分を押圧すると同時に、前記第2締付部が前記紐の締結状態を堅固に保つことができるようになっていることを特徴とする第2締付部。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る紐締め付け装置では、締付部材が受け部材内にしっかり留められると同時に、回転された規制部材が磁性体によって元の位置に戻るので、着脱が容易で構造がシンプルであり、それによって、その製造コストが低減される。また、前記第2締付部に結び付けられた前記紐の上端部分が前記紐の下端部分を押圧するので、前記紐締め付け装置は前記紐を前記靴に迅速に留めることができ、安定した締結状態を保つことができ、それによって、生産性を向上させる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に参照する。図2は本発明の好適な第1実施形態に係る紐締め付け装置が適用されている履物の斜視図であり、図3は本発明に係る第1締付部の分解斜視図であり、図4は前記第1締付部の組立斜視図であり、図5は前記第1締付部の締結状態を示す図であり、図6は本発明に係る第2締付部の底面斜視図であり、さらに、図7は前記第2締付部の側面図である。本発明によれば、紐(L)が、一定間隔で前記履物の甲部分上に向かい合って形成された連結リンク14に相互に締め付けられるような方式で履かれるとともに、以下を含む履物用紐締め付け装置が提供される。
【0008】
規制部材120を回転させて元の位置に戻すと同時に、前記紐(L)が連結される前記連結リンク14間に留められ、受け部材110内にしっかり留められる締付部材130を有する第1締付部100であって、前記規制部材120を回転させて、それを磁性体140から分離させると同時に、前記第1締付部100が前記締付部材130の締結状態を解除することを特徴とする第1締付部100と、前記履物10の最終連結リンク14を通過する前記紐(L)の端部分が固定部材210内に嵌装されて積層連結される第2締付部200であって、前記積層連結された紐(L)の上端部分が前記紐(L)の下端部分を押圧すると同時に、前記第2締付部200が前記紐の締結状態を堅固に保つことができることを特徴とする第2締付部200が提供される。
【0009】
前記第1締付部100には、その中心の両側面で内側に窪んだ締付部本体111を有する前記受け部材110であって、前記締付部本体111が、その側面から突起する支持片111aを有するとともに、それに対して前記紐(L)を連結するための通孔111a’、前記締付部材130を留めるために前記締付部本体111の他側に形成された受け入れスペース111b、その上に前記規制部材を装着するための前記締付部本体111の底部で開口する装着スペース111c、及び前記装着スペース111cの両側に形成された回転孔111dを、それぞれ有することを特徴とする前記受け部材110と、金属材からなる前記規制部材120であって、前記規制部材120が前記装着スペース111c内に装着される規制板121を有し、前記規制板121が、その両側に形成されて前記回転孔111dに挿入された回動軸121a、前記規制板121を回転させるために前記回動軸121aの両端に形成された規制レバー121b、及び前記締付部材130を着脱自在に装着するための前記規制板121の後部分から突起する規制突起121cを、それぞれ有することを特徴とする前記規制部材120と、前記受け入れスペース111bに留められ、締付板131を有する前記締付部材130であって、前記締付板131が、前記規制突起121cの調整によって前記規制部材120と前記締付部材130間の締結状態を解除するための複数の締付スロット131a、及び前記締付板131の後部分の両側から突起し、それに対して前記紐(L)を留めるための通孔131b’をそれぞれ有する支持片131bを、有することを特徴とする前記締付部材130と、前記締付部材130が前記規制部材120にしっかり留められると同時に、繰り返して回転を行う前記規制部材120を元の位置に戻すため、前記締付部本体111の受け入れスペース111bの下部上面に装着された前記磁性体140が含まれる。
【0010】
前記第2締付部200には、その中に空洞が形成され、前記履物10の甲部の上部に固定される固定孔211を有する固定部材210と、前記固定部材210の側面に形成され、前記固定部材210の側面に嵌装された前記紐(L)の動きを防止するための動作防止顎部213を有するガイドスペース212と、前記ガイドスペース212の下端部分に配置されて、前記紐(L)の巻き付け時に前記紐(L)を前記ガイドスペース212に誘導するガイドロッド214、とが含まれる。
【0011】
また、本発明に係る紐締め付け装置には第3締付部300がさらに含まれる。
【0012】
前記第3締付部300には、前記履物10の甲部分と密着する湾曲状内面を有し、その開口内側部によって形成されたカップリングスペース311aを有する受け部材本体311を有する受け部材310と、固定ネジ312aを介して前記受け部材本体311の上部分に固定され、その中にバネ313を有する固定フレーム312と、前記固定フレーム312に嵌装され、半円形状断面を有する加圧片314と、前記加圧片314を押圧するために前記受け部材本体311を介して前記加圧片314の端部に接合された押圧片315と、前記加圧片314と前記固定フレーム312間に回転自在に装着された解除片316と、前記解除片316の端部分と連結され、弾性的に動作し、前記前記紐(L)と連結される履物本体の側面に形成された少なくとも1つの連結リンク318と連結される板バネ317と、前記カップリングスペース311aに挿入され、前記解除片316にしっかり留められるように一方向に突起する複数の保持突起321と前記紐(L)が連結されるその側面に形成された少なくとも1つのカップリングリンク322とを有する締付部材320、とが含まれる。
【0013】
以下に、本発明が適用されている履物10に前記紐(L)を締め付ける工程を説明する。
【0014】
まず、図2〜図6に示すように、前記紐(L)は、前記履物10の両側と前記履物10の真上の前記紐(L)の端部で、向かい合って配設された前記連結リンク14間に少なくとも1回相互連結される。前記紐(L)、前記受け部材110の通孔111a’及び前記締付部材130の通孔131b'の方向が同一線上に位置され、次いで、前記紐(L)は前記通孔111a’と131b'と直線状に連結される。
【0015】
この例では、前記第1締付部100の受け部材110と締付部材130とは、別々の状態を保つ。加えて、前記紐(L)が、前記履物10の最上部分に形成された前記第2締付部200方向に向けられ、次いで、前記紐(L)の前端部は前記ガイドスペース212、より具体的には、前記動作防止顎部213の上に挿入され、次いで、前記挿入紐(L)は、前記ガイドスペース212の下端部分に押し入れられて、前記固定部材210から外向きに引き出される。
【0016】
前記引き出された紐(L)の前端部は、前記ガイドロッド214で向きを変えられ、次いで、前記ガイドスペース212に嵌装された前記紐(L)の真下に緊密に位置決めされるように、前記動作防止顎部213の下にある前記ガイドスペース212に嵌装される。
【0017】
上記のように、前記紐(L)が前記第2締付部200に挿入されている状態では、その下部分に位置する前記紐(L)の前端部が前記履物10の中心に向かって引っ張られると、前記紐(L)は前記ガイドスペース212を介して移動される。前記紐(L)の前端部が下に引っ張られると、前記紐(L)の上端部分が前記紐(L)の下端部分を下向きに押圧するので、前記紐(L)は前記第2締付部200から解れることなしに締結状態を堅固に保つことができる。
【0018】
上記のように、前記紐(L)が前記第2締付部200に結び付けられて固定されている状態では、ユーザーは、前記受け部材110と前記締付部材130とを把握し、次いで、前記締付部材130を前記受け入れスペース111bに挿入することができる。
【0019】
前記締付部材130が、金属材からなる前記規制部材120の規制突起121cを通過すると同時に、前記受け入れスペース111bにしっかり留められると、前記規制部材120の規制突起121cは、前記締付部材130の締付スロット131aによって前記回動軸121a上で回転され、それと同時に、前記磁性体140の磁力によって元の位置に戻る。上記ステップが繰り返されると同時に、前記締付部材130は前記受け入れスペース111bにしっかり留められる。
【0020】
ここでは、前記規制部材120は完全に金属材からなるか、または部分的に金属材からなる規制板121を有してもよい。すなわち、前記磁性体140と密着する部分のみが金属材からなっていればよいのである。
【0021】
さらに、前記第1締付部100の締結状態を解除するため、前記規制部材120の両側に形成された前記規制レバー121bが前記回動軸121a上で回転されると、前記規制板121も前記回動軸121a上で回転されるので、前記規制突起121cが前記締付部材130の締付スロット131aから解除され、前記規制板121も前記磁性体140から同時に分離されるようになっている。
【0022】
上記のように、前記規制部材120が回転されると、前記締付部材130は前記受け部材110から外向きに分離される。前記締付部材130の分離後、前記規制レバー121bの回転が除去されると、前記規制部材120は前記磁性体140の磁力によって元の状態に戻る。加えて、前記紐(L)の前記第2締付部200からの締結状態を解除するため、ユーザーが前記紐(L)の上端部分を把握し、それを前記ガイドスペース212の上部分まで上に引っ張ると、前記紐の下端部分(L)を押圧する押圧力が除去され、前記紐の下端部分(L)を自由に動かすことができるので、前記紐(L)を弛緩させることができる。また、本発明の別の好適な実施形態を以下に説明する。
【0023】
まず、図9または図10に示すように、前記受け部材310と前記締付部材320が前記紐(L)に向かい合って互いに留められている状態で、ユーザーが前記受け部材310と前記締付部材320を手で把握し、次いで、前記締付部材320を前記受け部材310のカップリングスペース311aに挿入する。
【0024】
この例では、前記締付部材320の保持突起321は前記解除片316に接触し、前方向に移動すると同時に前記受け部材310に留められ、前記解除片316は、前記板バネ317の弾性によって、前記保持突起321と接触すると同時に一方向に傾斜して突起する前記保持突起321を支持するので、前記受け部材310と前記締付部材320間の締結状態が解除されることなしに保持できるようになっている。
【0025】
上記のように、前記第3締付部300が前記履物に留められ、前記履物が締め付けられている状態で前記履物10を脱ぐためには、ユーザーが前記受け部材310を把握し、前記受け部材310の押圧片315を下向きに押圧すると、半円形状断面を有する前記加圧片314は前記解除片316の一部分を加圧するので、前記解除片316が、前記加圧片314によって前記受け部材本体311の上部分に向かって回転され、前記保持突起321から分離され、それによって、前記締結状態を解除できる。
【0026】
その後、ユーザーが前記受け部材310と前記締付部材320を前記履物10の両側に向かって回転させて、前記履物10を横方向に弛緩させると、ユーザーは前記履物を迅速かつ容易に脱ぐことができるようになる。
【0027】
前記第3締付部300により、該履物のサイズが、前記受け部材310と前記締付部材320の両側に形成された前記連結リンク318,322の数に応じて縮小/増大することができるので、本発明に係る紐締め付け装置は、子供が履く小型の履物にも、登山靴、軍用靴、作業靴などの足首部分の長い履物にも適用することができ、前記紐を選択的に引き締めたり、緩めたりすると同時に、前記紐を該靴に留めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
上記のように、本発明に係る紐締め付け装置では、締付部材が受け部材内にしっかり留められると同時に、回転された規制部材が磁性体によって元の位置に戻るので、着脱が容易で構造がシンプルであり、それによって、その製造コストが低減される。また、前記第2締付部に結び付けられた前記紐の上端部分が前記紐の下端部分を押圧するので、前記紐締め付け装置は前記紐を前記靴に迅速に留めることができ、安定した締結状態を保つことができ、それによって、生産性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1は従来の履物の斜視図である。
【図2】図2は本発明の好適な第1実施形態に係る紐締め付け装置が適用されている履物の斜視図である。
【図3】図3は本発明に係る第1締付部の分解斜視図である。
【図4】図4は前記第1締付部の組立斜視図である。
【図5】図5は前記第1締付部の締結状態を示す図である。
【図5a】図5aは、締付部材が受け部材に嵌装されて留められている状態を例示する図である。
【図5b】図5bは、前記締付部材が前記受け部材に留められている状態を例示する図である。
【図5c】図5cは、規制レバーが回転されて前記締付部材の締結状態を解除している状態を例示する図である。
【図5d】図5dは、前記規制レバーの回転状態において、前記締付部材が前記受け部材から分離されている状態を例示する図である。
【図6】図6は本発明に係る第2締付部の底面斜視図である。
【図7】図7は前記第2締付部の側面図である。
【図8】図8は前記第2締付部の連結状態を示す図である。
【図8a】図8aは、紐が固定部材に堅固に縛着されている状態を例示する図である。
【図8b】図8bは、前記紐の堅固に縛着された状態が、前記紐を引き上げることによって解除されている状態を例示する図である。
【図9】図9は第2本発明の好適な実施形態の分解斜視図である。
【図10】図10は前記第2好適な実施形態の断面図である。図11は本発明の好適な第2実施形態が適用されている履物の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
履物用の紐締め付け装置であって、
紐(L)が、一定間隔で前記履物の甲部分上に向かい合って形成された連結リンク(14)に相互に締め付けられるような方式で履かれるとともに、
規制部材(120)を回転させて元の位置に戻すと同時に、前記紐(L)が連結される前記連結リンク(14)間に留められ、受け部材(110)内にしっかり留められる締付部材(130)を有する第1締付部(100)であって、前記規制部材(120)を回転させて、それを磁性体(140)から分離させると同時に、前記第1締付部(100)が前記締付部材(130)の締結状態を解除することを特徴とする第1締付部(10)と、
前記履物(10)の最終連結リンク(14)を通過する前記紐(L)の端部分が固定部材(210)内に嵌装されて積層連結される第2締付部(200)であって、前記積層連結された紐(L)の上端部分が前記紐(L)の下端部分を押圧すると同時に、前記第2締付部(200)が前記紐の締結状態を堅固に保つことができることを特徴とする第2締付部(200)と、を含むことを特徴とする履物用の紐締め付け装置。
【請求項2】
紐締め付け装置であって、前記第1締付部(100)には、
その中心の両側面で内側に窪んだ締付部本体(111)を有する前記受け部材(110)であって、前記締付部本体(111)が、その側面から突起する支持片(111a)を有するとともに、それに対して前記紐(L)を連結するための通孔(111a’)、前記締付部材(130)を留めるために前記締付部本体(111)の他側に形成された受け入れスペース(111b)、その上に前記規制部材を装着するための前記締付部本体(111)の底部で開口する装着スペース(111c)、及び前記装着スペース(111c)の両側に形成された回転孔(111d)を、それぞれ有することを特徴とする前記受け部材(110)と、
金属材からなる前記規制部材(120)であって、前記規制部材(120)が前記装着スペース(111c)内に装着される規制板(121)を有し、前記規制板(121)が、その両側に形成されて前記回転孔(111d)に挿入された回動軸(121a)、前記規制板(121)を回転させるために前記回動軸(121a)の両端に形成された規制レバー(121b)、及び前記締付部材(130)を着脱自在に装着するための前記規制板(121)の後部分から突起する規制突起(121c)を、それぞれ有することを特徴とする前記規制部材(120)と、
前記受け入れスペース(111b)に留められ、締付板(131)を有する前記締付部材(130)であって、前記締付板(131)が、前記規制突起(121c)の調整によって前記規制部材(120)と前記締付部材(130)間の締結状態を解除するための複数の締付スロット(131a)、及び前記締付板(131)の後部分の両側から突起し、それに対して前記紐(L)を留めるための通孔(131b’)をそれぞれ有する支持片(131b)を、有することを特徴とする前記締付部材(130)と、
前記締付部材(130)が前記規制部材(120)にしっかり留められると同時に、繰り返して回転を行う前記規制部材(120)を元の位置に戻すため、前記締付部本体(111)の受け入れスペース(111b)の下部上面に装着された前記磁性体(140)と、を含むことを特徴とする請求項1に係る紐締め付け装置。
【請求項3】
紐締め付け装置であって、前記第2締付部(200)には、
その中に空洞が形成され、前記履物(10)の甲部の上部に固定される固定孔(211)を有する固定部材(210)と、
前記固定部材(210)の側面に形成され、前記固定部材(210)の側面に嵌装された前記紐(L)の動きを防止するための動作防止顎部(213)を有するガイドスペース(212)と、
前記ガイドスペース(212)の下端部分に配置されて、前記紐(L)の囲み時に前記紐(L)を前記ガイドスペース(212)に誘導するガイドロッド(214)と、を含むことを特徴とする請求項1に係る紐締め付け装置。
【請求項4】
紐締め付け装置であって、
前記履物(10)の甲部分と密着する湾曲状内面を有し、その開口内側部によって形成されたカップリングスペース(311a)を有する受け部材本体(311)を有する受け部材(310)と、
固定ネジ(312a)を介して前記受け部材本体311の上部分に固定され、その中にバネ(313)を有する固定フレーム(312)と、
前記固定フレーム(312)に嵌装され、半円形状断面を有する加圧片(314)と、
前記加圧片(314)を押圧するために前記受け部材本体(311)を介して前記加圧片(314)の端部に接合された押圧片(315)と、
前記加圧片(314)と前記固定フレーム(312)間に回転自在に装着された解除片(316)と、
前記解除片(316)の端部分と連結され、弾性的に動作し、前記前記紐(L)と連結される履物本体の側面に形成された少なくとも1つの連結リンク(318)と連結される板バネ(317)と、
前記カップリングスペース(311a)に挿入され、前記解除片(316)にしっかり留められるように一方向に突起する複数の保持突起(321)と前記紐(L)が連結されるその側面に形成された少なくとも1つのカップリングリンク(322)とを有する締付部材(320)とが含まれる第3締付部(300)をさらに含む請求項1に係る紐締め付け装置。
【請求項5】
履物用の紐締め付け装置であって、
紐(L)が、一定間隔で前記履物の甲部分上に向かい合って形成された連結リンク(14)に相互に締め付けられるような方式で履かれるとともに、
規制部材(120)を回転させて元の位置に戻すと同時に、前記紐(L)が連結される前記連結リンク(14)間に留められ、受け部材(110)内にしっかり留められる締付部材(130)を有する第1締付部(100)であって、前記規制部材(120)を回転させて、それを磁性体(140)から分離させると同時に、前記第1締付部(100)が前記締付部材(130)の締結状態を解除することを特徴とする締付部(100)を含むことを特徴とする履物用の紐締め付け装置。
【請求項6】
紐締め付け装置であって、前記締付部(100)に、
その中心の両側面で内側に窪んだ締付部本体(111)を有する前記受け部材(110)であって、前記締付部本体(111)が、その側面から突起する支持片(111a)を有するとともに、それに対して前記紐(L)を連結するための通孔(111a’)、前記締付部材(130)を留めるために前記締付部本体(111)の他側に形成された受け入れスペース(111b)、その上に前記規制部材を装着するための前記締付部本体(111)の底部で開口する装着スペース(111c)、及び前記装着スペース(111c)の両側に形成された回転孔(111d)を、それぞれ有することを特徴とする前記受け部材(110)と、
金属材からなる前記規制部材(120)であって、前記規制部材(120)が前記装着スペース(111c)内に装着される規制板(121)を有し、前記規制板(121)が、その両側に形成されて前記回転孔(111d)に挿入された回動軸(121a)、前記規制板(121)を回転させるために前記回動軸(121a)の両端に形成された規制レバー(121b)、及び前記締付部材(130)を着脱自在に装着するための前記規制板(121)の後部分から突起する規制突起(121c)を、それぞれ有することを特徴とする前記規制部材(120)と、
前記受け入れスペース(111b)に留められ、締付板(131)を有する前記締付部材(130)であって、前記締付板(131)が、前記規制突起(121c)の調整によって前記規制部材(120)と前記締付部材(130)間の締結状態を解除するための複数の締付スロット(131a)、及び前記締付板(131)の後部分の両側から突起し、それに対して前記紐(L)を留めるための通孔(131b’)をそれぞれ有する支持片(131b)を、有することを特徴とする前記締付部材(130)と、
前記締付部材(130)が前記規制部材(120)にしっかり留められると同時に、繰り返して回転を行う前記規制部材(120)を元の位置に戻すため、前記締付部本体(111)の受け入れスペース(111b)の下部上面に装着された前記磁性体(140)と、を含むことを特徴とする請求項5に係る紐締め付け装置。
【請求項7】
履物用の紐締め付け装置であって、
紐(L)が、一定間隔で前記履物の甲部分上に向かい合って形成された連結リンク(14)に相互に締め付けられるような方式で履かれるとともに、
前記履物(10)の最終連結リンク(14)を通過する前記紐(L)の端部分が固定部材(210)内に嵌装されて積層連結される締付部(200)であって、前記積層連結された紐(L)の上端部分が前記紐(L)の下端部分を押圧すると同時に、前記締付部(200)が前記紐の締結状態を堅固に保つことができることを特徴とする第2締付部と、を含むことを特徴とする履物用の紐締め付け装置。
【請求項8】
履物用の紐締め付け装置であって、前記締付部(200)には、
その中に空洞が形成され、前記履物(10)の甲部の上部に固定される固定孔(211)を有する固定部材(210と)、
前記固定部材(210)の側面に形成され、前記固定部材(210)の側面に嵌装された前記紐(L)の動きを防止するための動作防止顎部(213)を有するガイドスペース(212)と、
前記ガイドスペース(212)の下端部分に配置されて、前記紐(L)の囲み時に前記紐(L)を前記ガイドスペース(212)に誘導するガイドロッド(214)と、を含むことを特徴とする請求項7に係る履物用の紐締め付け装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図5d】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2009−535087(P2009−535087A)
【公表日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−507594(P2009−507594)
【出願日】平成19年4月25日(2007.4.25)
【国際出願番号】PCT/KR2007/002016
【国際公開番号】WO2007/126241
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(508301696)
【Fターム(参考)】