説明

鞍乗型車両

【課題】斜め後方から両方の方向指示灯を同時に視認しやすい構成の自動二輪車を提供することにある。
【解決手段】テールライト7は、車体カバーの後部に取り付けられている。1対の方向指示灯8は、車体カバーの後部、且つ、テールライト7の車幅方向外側に取り付けられている。テールライト7は、車体の後方に面する後端面71を有している。方向指示灯8は、車幅方向外側から見たときに、少なくとも一部は、後端面71の下端よりも下方に設けられている。後端面71は、下端から上端に向かって後方に傾斜している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関し、さらに詳しくは、車体の後部の方向指示灯及びテールライトの配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両の一種である自動二輪車が知られている。自動二輪車の後部には、テールライト及び方向指示灯が設けられている。テールライト及び方向指示灯の配置は、自動二輪車ごとにそれぞれ異なっている。テールライトの車幅方向における両側部に方向指示灯が配置されている構成が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の自動二輪車では、方向指示灯は、テールライトの上部と同じ高さ位置に配置されている。方向指示灯は、テールライトよりも前方に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許3878652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の自動二輪車では、後方から方向指示灯及びテールライトを同時に確認しにくい。右後方から自動二輪車の背面を視認すると、左側の方向指示灯がテールライトに遮られるため、左側の方向指示灯を視認しにくい。一方で、左後方から自動二輪車の背面を視認すると、右側の方向指示灯がテールライトに遮られるため、右側の方向指示灯を視認しにくい。
【0006】
本発明の課題は、斜め後方から両方の方向指示灯を同時に視認できる構成の自動二輪車を提供することにある。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0007】
本発明に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、車体カバーと、テールライトと、方向指示灯とを備えている。車体フレームは、後輪の上方において、前後方向に延びる。車体カバーは、車体フレームを覆う。テールライトは、車体カバーの後部に取り付けられている。1対の方向指示灯は、車体カバーの後部、且つ、テールライトの車幅方向外側に取り付けられている。テールライトは、車体の後方に面する後端面を有している。方向指示灯は、車幅方向外側から見たときに、少なくとも一部は、後端面の下端よりも下方に設けられている。後端面は、下端から上端に向かって後方に傾斜している。
【0008】
本発明に係る鞍乗型車両では、テールライトの後端面が下端から上端に向かって後方に傾斜している。本発明に係る鞍乗型車両では、方向指示灯の少なくとも一部は後端面の下端よりも下方に配置されている。このため、方向指示灯の全体がテールライトの後端面の下端よりも上側に配置されている場合等に比べて、後方から方向指示灯を視認しやすい。方向指示灯の全体がテールライトの後端面の下端よりも上側に配置されている場合に、右後方から自動二輪車の背面を見ると、左側の方向指示灯が視認しにくい。これは、右後方から自動二輪車の背面を見た場合に、テールライトによって左側の方向指示灯が遮られるためである。このため、右後方から2つの方向指示灯を同時に視認することが難しい。一方で、本発明に係る自動二輪車の場合、右後方から、左側の方向指示灯を視認しやすい。これは、右後方から上記の自動二輪車の背面を見た場合に、テールライトによって左側の方向指示灯が遮られないためである。このため、本発明に係る自動二輪車の場合には、右後方から、左右両方の方向指示灯を視認しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態による自動二輪車の全体構成を示す左側面図である。
【図2】自動二輪車の後部の部分拡大図である。
【図3】自動二輪車を後方から見た背面図である。
【図4】自動二輪車の後部を上方から見た上面図である。
【図5】第1後部カバーと第2後部カバーの接続部分の断面図。
【図6】自動二輪車を左後方から見た外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1について説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその部材についての説明は繰り返さない。
【0011】
〈全体構成〉
図1は本発明に係る自動二輪車1の全体左側面図を示す。なお、以下の説明において前後左右と方向を示す場合、自動二輪車1のシート23に着座した乗員から見た前後左右の方向を意味するものとする。以下、図1中の矢印Fは、自動二輪車1の前方向を、矢印Uは、自動二輪車1の上方向を示す。
【0012】
自動二輪車1は、車両本体2、自動二輪車1の前部に設けられた前輪3及び自動二輪車1の後部に設けられた後輪4を備えている。
【0013】
車両本体2は、主に、車体フレーム21、車体カバー5、ヘッドライト6、ハンドル22、シート23およびパワーユニット24を備えている。
【0014】
車体フレーム21は、前部フレーム21aと、後部フレーム21bとを有する。前部フレーム21aは、自動二輪車1の前部に配置されている。後部フレーム21bは、前部フレーム21aの後方に位置している。後部フレーム21bは、後輪4の上方に配置されている。後部フレーム21bは、前後方向に延びている。車体フレーム21は、パワーユニット24およびシート23などを支持する。パワーユニット24は、エンジンおよびミッション装置等を含んでいる。図1では、車体フレーム21は破線で示されている。
【0015】
車体フレーム21は、ヘッドパイプ211を有している。ヘッドパイプ211には、前部フレーム21aが取り付けられている。前部フレーム21aは、ヘッドパイプ211から後方に向かって斜め下方に延びている。ヘッドパイプ211にはステアリングシャフトが回転自在に挿入されている。ステアリングシャフトの上端にはハンドル22が取り付けられている。ステアリングシャフトの下端にブラケットが取り付けられている。ブラケットの左右両端にはフロントフォーク212が取り付けられている。フロントフォーク212の下端には、前輪3が回転自在に取り付けられている。車体フレーム21は、鉄鋼などの剛性の高い金属によって形成されている。
【0016】
車体フレーム21は、車体カバー5によって全体が覆われている。車体カバー5は樹脂製である。車体カバー5の下方には、フットボード51が配置されている。車体カバー5は、フロントカバー52、サイドカバー53、後部カバー57、ハンドルカバー54、フロントフェンダー55及びリアフェンダー56を有している。
【0017】
フットボード51は、シート23の下方に設けられる。フットボード51は、前後方向に延びている。フットボード51には、センタースタンド511が取り付けられている。
【0018】
フロントカバー52は、シート23の前方に位置している。フロントカバー52は、ヘッドパイプ211の前方を覆っている。フロントカバー52には、ヘッドライト6が配置されている。
【0019】
ヘッドライト6は、自動二輪車1の前方を照らす。ヘッドライト6は、前輪3の上方に配置されている。
【0020】
サイドカバー53は、前部フレーム21aの側部を覆う。サイドカバー53は、自動二輪車1の前部に設けられている。サイドカバー53の一部は、フロントカバー52よりも下方に位置している。
【0021】
後部カバー57は、自動二輪車1の後部に設けられる。後部カバー57は、後部フレーム21bの車幅方向外側に配置されている。後部カバー57は、前方から後方に向かって上方に傾けて配置されている。
【0022】
ハンドルカバー54は、ハンドル22の一部を覆う。ハンドルカバー54は、フロントカバー52の上方に設けられている。
【0023】
フロントフェンダー55は、前輪3の上方に配置されている。フロントフェンダー55は、フロントカバー52の下方に配置されている。フロントフェンダー55は、フロントカバー52よりも前方まで延びている。リアフェンダー56は、後輪4の上方に配置されている。
【0024】
ハンドル22は、フロントカバー52の上方に配置されている。ハンドル22は、左右方向に延びる。ハンドル22の両端には乗員が握持可能なグリップが配置されている。
【0025】
シート23は、パワーユニット24の上方に配置されている。シート23の下方には、ヘルメット等を収納可能な収納スペースが設けられている。
【0026】
パワーユニット24は、後輪4の近傍に配置されている。パワーユニット24に含まれるCVTケース241が車体カバー5から露出している。
【0027】
〈自動二輪車の後部の構成〉
図2は、自動二輪車1の後部の部分拡大図である。図2において矢印Uは自動二輪車1の上方を示す。図2において矢印Fは自動二輪車1の前方を示す。
【0028】
後部カバー57の後端には、テールライト7が配置されている。後部カバー57は、第1後部カバー571及び第2後部カバー572を有している。第1後部カバー571は、シート23の下方に位置している。第2後部カバー572は、第1後部カバー571とは別部材である。第2後部カバー572は、第1後部カバー571に取り付けられている。第2後部カバー572の後端には、方向指示灯8が取り付けられている。第2後部カバー572は、第1後部カバー571の下方に配置されている。第2後部カバー572は前後方向に延びている。
【0029】
テールライト7は、後端面71を有している。後端面71は、後方に面している。後端面71は、前方から後方に向かって上方に傾斜している。
【0030】
方向指示灯8は、後端面71の下端71aよりも前方に位置している。方向指示灯8の後端8aは、後端面71の下端71aよりも前方に位置している。方向指示灯8の上部は、高さ方向において、後端面71の下端71aと上端71bの間に位置している。方向指示灯8の下部は、高さ方向において、後端面71の下端71aよりも下方に位置している。
【0031】
後部カバー57には、リアフェンダー56が取り付けられている。方向指示灯8は、リアフェンダー56の上方に配置されている。リアフェンダー56は、後部カバー57から後方かつ下方に延びている。
【0032】
リアフェンダー56は、ブラケット561、背面562及び先端カバー564を有している。ブラケット561は、ライセンスプレートを取り付け可能な部分である。ブラケット561は、テールライト7の下方に位置している。ブラケット561は背面562よりも下方に位置している。背面562は、後方に面している。背面562は、後端面71の下端71aよりも前方に位置している。背面562は、方向指示灯8の後端8aよりも前方に位置している。背面562には、ライセンスプレートを照射する照射装置563が配置されている。なお、図2はライセンスプレートを取り付けていない状態の自動二輪車1の後部を示している。照射装置563は、背面562から後方に向かって突出している。照射装置563は、テールライト7の下方に位置している。照射装置563は、方向指示灯8よりも下方に位置している。照射装置563は、ブラケット561の上方に位置している。照射装置563は、下方に光を照射する。先端カバー564は、リアフェンダー56の後端に設けられている。
【0033】
図3は、自動二輪車1の全体背面を示している。図3中の矢印Uは上方を示している。図3中の矢印Rはシート23に着座した乗員から見た右方を示している。
【0034】
後輪4の上方には、リアフェンダー56が配置されている。後輪4の右側には、マフラー9が配置されている。後輪4の左側には、パワーユニット24が配置されている。
【0035】
リアフェンダー56の背面562には、反射板565が取り付けられている。反射板565は、照射装置563の上方に設けられている。反射板565の上方には、テールライト7の後端面71が位置している。テールライト7の左右両側には、方向指示灯8が位置している。テールライト7の上方に、シート23が配置されている。
【0036】
方向指示灯8は、バルブ81と、レンズ82とを有する。バルブ81は、後端面71の下端71aよりも下方に位置している。バルブ81は、照射装置563よりも上方に配置されている。右側の方向指示灯8のバルブ81は、テールライト7の右端よりも右側に位置している。左側の方向指示灯8のバルブ81は、テールライト7の左端よりも左側に位置している。レンズ82は、バルブ81の後方を覆っている。レンズ82は、バルブ81が発する光を透過する。レンズ82の上部には、複数の段差82aが設けられている。
【0037】
右側の方向指示灯8は、背面視(車両の後方から見た場合)において、下端から上端に向かって右側に延びている。左側の方向指示灯8は、背面視において、下端から上端に向かって左側に延びている。
【0038】
図4は、自動二輪車1の後部の上面図である。図4中の矢印Bは自動二輪車1の後方を示している。図4中の矢印Rはシート23に着座した乗員にとっての右方を示している。
【0039】
シート23の後部の周囲には、タンデムグリップ231が設けられている。タンデムグリップ231は、第1後部カバー571に取り付けられている。第1後部カバー571の後部571aは、前方から後方に向かって幅が狭くなっている。第2後部カバー572は、第1後部カバー571の車幅方向外側に配置されている。第2後部カバー572は、後方に向かって車幅方向中央側に傾けて配置されている。右側の第2後部カバー572は、前方から後方に向かって、左方側に傾いている。左側の第2後部カバー572は、前方から後方に向かって、右方に傾いている。
【0040】
方向指示灯8は、第1後部カバー571の後端よりも前方に位置している。方向指示灯8は、シート23よりも後方に位置している。テールランプ7は、方向指示灯8よりも後方に位置している。
【0041】
図5は、右側の第1後部カバー571と右側の第2後部カバー572の接続部分の背面断面図である。図5は、図4のS―S断面を示している。図5において、矢印Uは自動二輪車1の上方を示し、矢印Lは左方を示す。
【0042】
第1後部カバー571は、第1接続面571aを有している。第1接続面571aは、第1後部カバー571の側板の下端に接続されている。
【0043】
第2後部カバー572は、側板部572aと、上板部572bとを有している。側板部572aは、車幅方向外側に面している。上板部572bは、側板部572aの上端に接続されている。上板部572bは、車幅方向内側に第2接続面572cを有している。第2接続面572cは第1接続面571aと接触する部分である。上板部572bは、車幅方向外側から内側に向かって下方に傾いている。
【0044】
上記の実施形態の自動二輪車1では、テールライト7の後端面71が下端71aから上端71bに向かって後方に傾斜しており、方向指示灯8の少なくとも一部は後端面71の下端71aよりも下方に配置されている。このため、方向指示灯8の全体がテールライト7の後端面71の下端71aよりも上側に配置されている場合や、後端面71が鉛直に配置されている場合に比べて、後方から方向指示灯8を視認しやすい。
【0045】
図6は、上記実施形態に係る自動二輪車1を左後方から見た際の斜視図である。
【0046】
図6に示すように、左後方から自動二輪車1を見た場合に、右側の方向指示灯8がテールランプ7と照射装置563との間から露出する。このため、自動二輪車1を左後方から見た場合に、左右の方向指示灯8及びテールランプ7を同時に確認することができる。
【0047】
また、自動二輪車1では、方向指示灯8が、車幅方向外側から見た場合に、一部が後端面の下端71aよりも上方に設けられており、かつ方向指示灯8の後端は、テールライト7の上端71bよりも前方に位置している。この場合、車幅方向外側から見た場合に、方向指示灯8によってテールライト7が遮られない。したがって、方向指示灯8の上端がテールライト7の上端71bよりも後方に位置している場合に比べて、テールライト7が見やすくなる。
【0048】
上記の実施形態に係る自動二輪車1では、方向指示灯8は、上下方向において照射装置564とテールランプ7との間に配置されている。このため、方向指示灯8を後方から見る際に、方向指示灯8が照射装置564やテールランプ7に遮られにくく、方向指示灯8が視認されやすくすることができる。
【0049】
[他の実施形態]
上記の実施形態では、自動二輪車1について説明したが、本発明はこれに限らず、3又は4輪の鞍乗型車両等であっても適用できる。
【0050】
また、上記実施形態では、スクータタイプの自動二輪車1について説明したが、本発明はこれに限らず、他のタイプの自動二輪車であっても適用できる。
【0051】
上記の実施形態では、方向指示灯8の上部はテールライト7の下端71aよりも上方に位置しているが、本発明はこれに限らず、方向指示灯の全体がテールライトよりも下方に位置していてもよい。ここで一般的に、テールライトは上方に設けられている場合の方が、後方の自動二輪車の乗員から視認されやすい。このため、方向指示灯の全体がテールライトよりも下方に位置している場合には、上記の実施形態の自動二輪車1に比べて後方の自動二輪車の乗員から方向指示灯が視認されにくくなる。
【0052】
上記の実施形態では、後部カバーが第1後部カバーと第2後部カバーとに分かれている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、1つの部材であってもよい。
【符号の説明】
【0053】
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
4 後輪
5 車体カバー
21 車体フレーム
7 テールライト
8 方向指示灯
56 リアフェンダー
71 後端面
71a 下端
71b 上端
561 ブラケット
562 背面(取り付け面)
563 照射装置
571 第1後部カバー(第1カバー)
572 第2後部カバー(第2カバー)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
後輪の上方において、前後方向に延びる車体フレームと、
前記車体フレームを覆う車体カバーと、
前記車体カバーの後部に取り付けられたテールライトと、
前記車体カバーの後部、且つ、前記テールライトの車幅方向外側に取り付けられた一対の方向指示灯と、
を備え、
前記テールライトは、車体の後方に面する後端面を有しており、
前記方向指示灯は、車両側面視において、少なくとも一部は、前記後端面の下端よりも下方に設けられており、
前記後端面は、下端から上端に向かって後方に傾斜している、
鞍乗型車両。
【請求項2】
請求項1に記載の鞍乗型車両であって、
前記方向指示灯は、車両側面視において、少なくとも一部は前記後端面の下端よりも上方に設けられており、
前記方向指示灯の後端は、前記テールライトの後端よりも前方に配置されている、
鞍乗型車両。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両であって、
前記車体カバーの後部に設けられ、前記車体カバーから下方かつ後方に延びるリアフェンダーをさらに備え、
前記リアフェンダーは、車幅方向において一対の前記方向指示灯の間に位置し、かつ、後方に面する取付け面を有し、
前記リアフェンダーの前記取付け面の下方には、ライセンスプレートを取り付け可能なブラケットが設けられ、
前記取付け面は、前記後端面の下端よりも前方に設けられており、
前記方向指示灯は、一部が前記取り付け面よりも後方に位置している、
鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項3に記載の鞍乗型車両であって、
前記取付け面には、前記ブラケットの上方に設けられ、下方に向かって照射可能な照射灯が設けられ、
前記照射灯は、前記取付け面から後方に突出して設けられており、
前記方向指示灯の少なくとも一部は、車幅方向外側から見て、上下方向において、前記テールライトと前記照射灯との間に位置している、
鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の鞍乗型車両であって、
前記方向指示灯は、前記リアフェンダーよりも上方に配置されている、
鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記車体カバーは、前記テールライトを支持する第1カバーと、前記方向指示灯を支持する第2カバーとを有しており、
前記第2カバーは前記第1カバーから車幅方向外側に突出して設けられている、
鞍前記乗型車両。
【請求項7】
請求項6のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記第2カバーの上面は、車体後方側から見て、車幅方向における外側の端から前記第1カバーとの接続部分に向かって下方に延びている、
鞍乗型車両。
【請求項8】
請求項7に記載の鞍乗型車両であって、
前記第1カバーと、前記第2カバーとは別部材である、
鞍乗型車両。
【請求項9】
請求項6から8のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記方向指示灯は、前方から後方に向かって、車幅方向における外側から内側に傾けて配置されている、
鞍乗型車両。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記方向指示灯は、最も後方に位置する部分が前記後端面の上端よりも前方に位置している、
鞍乗型車両。
【請求項11】
請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記方向指示灯は、背面視において、下端から上端に向かって、車幅方向外側に延びる、
鞍乗型車両。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−112309(P2013−112309A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−262824(P2011−262824)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(000010076)ヤマハ発動機株式会社 (3,045)