説明

頸椎牽引治療装置

【課題】頸椎牽引治療を行う際に、患者や牽引治療装置の使用者に手間や負担をかけることなく、患者の頭部支持体と温熱手段の位置調節を簡便な操作で実施可能な頸椎牽引治療装置を、簡潔な構成で実現し提供すること。
【解決手段】患者の身体を支持するシート部と、患者の頸椎を牽引する頸椎牽引手段と、患者の頭部を支持する頭部支持体と、を有する牽引治療装置において、前記頭部支持体に隣接して温熱手段が設けられ、前記頭部支持体と前記温熱手段は連動して位置調節可能であり、患者の個体差に応じて前記頭部支持体の位置を調節すると前記温熱手段が患者の患部付近に当接し温めることができるようにした。更に、前記温熱手段は前記頭部支持体に着脱できるようにし、前記頭部支持体に前記温熱手段により生じた熱の伝導を軽減する断熱手段を設けて、快適な治療を行えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、患者の患部の温熱手段を併用する頸椎牽引治療装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、頸椎牽引治療を行う際には、患部付近の筋弛緩効果や治療効果自体の向上等を狙いに、必要に応じて患者の患部(具体的には患者の頸部から両肩部)に温熱パッド等の温熱手段を当接させて、患部を温めながら牽引治療を行う方法が知られている。
【0003】
特に、略寝位で頸椎牽引を行う際に温熱手段を併用する従来技術の一例として、下記特許文献1には、頸部牽引手段と腰部牽引手段とを含む牽引装置において、患者の頸部及び/又は腰部を温める温熱装置が設けられたことを特徴とする牽引装置が開示されている。
【0004】
しかしながら、従来技術の牽引装置は、温熱装置が面状発熱体で発熱するヒーターを内蔵した枕状の温熱パッドからなり、制御部と電気的に接続され、背もたれ部の患者の頭部と腰部部分に対応した位置に取り付けられる構成の記載はあるが、前記温熱装置は患者の頭部を支持する頭部装着部と連動していないので、頭部装着部の位置と温熱装置の位置を個別に調節する必要があるため、牽引治療開始前の準備作業に手間がかかり医師等の機器の使用者が使いづらいだけでなく、頭部装着部と温熱装置の位置を調節する度に体を持ち上げさせるという負担が患者にかかり、牽引治療を開始する前に患者自身の筋が緊張して牽引治療の効果が得られ難くなることが懸念されるほか、患者自身が不快に感じリラクゼーション効果が得られ難い等の課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006-345882公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記問題点を鑑みて、頸椎牽引治療を行う際に、患者や牽引治療装置の使用者に手間や負担をかけることなく、患者の頭部支持体と温熱手段の位置調節を簡便な操作で実施可能な牽引治療装置を、簡潔な構成で実現し提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち、請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、患者の身体を支持するシート部と、患者の頸椎を牽引する頸椎牽引手段と、患者の頭部を支持する頭部支持体と、を有する牽引治療装置において、前記頭部支持体に隣接して温熱手段が設けられ、前記頭部支持体と前記温熱手段は連動して位置調節可能であり、患者の個体差に応じて前記頭部支持体の位置を調節すると前記温熱手段が患者の患部付近に当接し温めることができることを特徴とする頸椎牽引治療装置である。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記温熱手段は、前記頭部支持体に着脱可能であることを特徴とする頸椎牽引治療装置である。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記頭部支持体は、前記温熱手段により生じた熱の伝導を軽減する断熱手段を有することを特徴とする頸椎牽引治療装置である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、患者の身体を支持するシート部と、患者の頸椎を牽引する頸椎牽引手段と、患者の頭部を支持する頭部支持体と、を有する牽引治療装置において、前記頭部支持体に隣接して温熱手段が設けられ、前記頭部支持体と前記温熱手段は連動して位置調節可能であり、患者の個体差に応じて前記頭部支持体の位置を調節することにより、前記温熱手段が患者の患部付近に当接し温めることができることを特徴とする頸椎牽引治療装置であるから、従来技術のように頭部装着部の位置を調節した後に、更に温熱装置の位置を調節することなく、的確に温熱手段を患部に当接させることができるので、医師等の機器の使用者が牽引治療開始前の準備作業がスムーズに行え、好都合である。また、頭部装着部と温熱装置の位置を調節する度に体を持ち上げさせるという負担が軽減され、患者自身の筋が緊張することなくリラックスした状態で牽引治療を開始でき、延いては牽引治療効果の向上が期待でき、好都合である。更に、頸椎牽引治療を開始する前に温熱手段の位置を調節すること自体を忘れてしまうといった心配がないので、簡易かつ確実に準備作業が行え、好都合である。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、前記温熱手段は、前記頭部支持体に着脱可能であることを特徴とする請求項1記載の頸椎牽引治療装置であるから、頭部支持体や温熱手段が汚れたり老朽化した場合等に個々に交換や手入れができるので、取り扱いが容易で、交換に係る費用も軽減でき、好都合である。また、医師の処方や患者の要望等に応じて温熱手段を当接させる位置を選択できる他、夏場など温熱が不要な場合には外して使用でき、好都合である。更に、必要に応じて、患者の固体差に合わせて頭部支持体と温熱手段との相対位置を調節することができるので、より的確に患部に温熱手段を当接させることができ、好都合である。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、前記頭部支持体は、前記温熱手段により生じた熱の伝導を軽減する断熱手段を有することを特徴とする頸椎牽引治療装置であるから、患者の頭部に熱が伝わり難くなり、長時間治療しても、のぼせたり、頭痛が生じたり、気分が悪くなるといった悪影響が生じることがなく快適に治療を行うことができ、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施例の牽引治療装置の前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例の頭部支持体及び温熱手段の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0014】
図1乃至2に実施例を示す。牽引治療装置1は、床面にアジャスター8を介して載置される基台部2と、基台部2により傾倒可能に支持され患者が着座するシート部3(椅子部3a)等から構成され、頸椎牽引治療と腰椎牽引治療を行うことができる。
【0015】
図1に示すように、椅子部3aは、患者の下体部を支持する下体シート部4と、患者の上体を支持する背部シート部10とからなり、椅子部3aの両側に肘置き具7が設けられている。また、椅子部3aは、基台部2に起立倒伏可能に軸着され、不図示の椅子部傾倒手段、傾倒角度検出手段、制御部等により椅子部3aの起立倒伏動作が制御されている。椅子部3aが起立状態にある時は患者が椅子部3aへの移乗が容易に行え、椅子部3aが倒伏状態にある時は略寝位で牽引治療が行えるようになっている。ここで、略寝位とは、患者の頭部、上体、下体の全てを椅子部3aが支持し、患者の全身の筋が緊張することなくリラックスできるような角度に椅子部3aを傾倒させた状態である。
【0016】
図1に示すように、下体シート部4は、患者の腰部から下肢に及ぶ下半身を支持する座部5と、患者の腰部の裏側から左右側にかけての部位をサポートするよう略U字形状の腰部サポート部材6と、帯状部材9aで形成され患者の腰部に取着する腰装具9を有する。また、下体シート部4は、下体シート部4の裏面に設けられる不図示のフレーム部材やレール部材等を介して往復移動可能に設けられ、不図示の牽引駆動手段、牽引力検出手段、制御部等により、患者の移乗や治療等の目的に応じて往復移動が制御されている。尚、前記牽引駆動手段は、患者の腰椎を牽引する際の腰椎牽引手段だけでなく、患者の頸椎を牽引する際の頸椎牽引手段の機能も兼ね備えている。
【0017】
背部シート部10は、背部シート部10の裏面に設けられる不図示のフレーム部材やレール部材等を介して往復移動可能に設けられる。背部シート部10には、枕部11が位置調節可能に設けられる。
【0018】
図1に示すように、枕部11は、患者の頭部を支持する頭部支持体13と、電熱ヒーター等の温熱体15を内蔵し頭部支持体13に隣接して設けられる温熱手段14とで構成される。温熱手段14は、接続部材16(具体的には面ファスナー)により、頭部支持体13に着脱可能に固定されている。尚、ここで頭部支持体13に隣接して設けられるとは、温熱手段14が、患者の後頭部を支持する頭部支持体13に接して患者の患部(具体的には頸部から両肩付近の範囲)に当接するように設けられている状態である。
【0019】
図2に示すように、頭部支持体13は、患者の頸部から後頭部の自然な形状に沿う形状・厚さの弾性部材19(具体的にはウレタン、低反発性スポンジなど、クッション性のある素材で適宜形状に成型されたもの)と、温熱手段14から発生する熱が患者の後頭部に伝わり難くするために温熱手段14近傍に設けられる断熱手段17(具体的には断熱性シート)で構成され、支持体被覆部材20に内包されている。断熱手段17の別の実施形態として、冷却用のパック等を着脱できるように、支持体被覆部材20の患者の後頭部が当接する部分にポケット状の収納部を設ける等してもよい。
【0020】
図2に示すように、支持体被覆部材20の温熱手段14と隣接する部分の裏面には、温熱手段14を頭部支持体13に着脱可能に固定する接続部材16が設けられている。また、支持体被覆部材20には枕部固定手段12(具体的には面ファスナー)が設けられ、枕部11の位置を調節した後に背部シート部10に枕部11を固定できるようになっており、枕部11が調節した位置からずれたり落下したりしないようになっている。尚、シート部3が常時略水平であって枕部の裏面とシート部3の表面との摩擦で治療中に枕部の位置ずれや落下等の心配がない場合は、枕部固定手段12を省略してもよい。
【0021】
図2に示すように、温熱手段14は、温熱体15と、温熱体15を内包する温熱体被覆部材21とで構成されている。温熱体被覆部材21の裏面には、温熱体15を温熱体被覆部材21に内包するための開口部22が設けられ、温熱体15自体に断線等の故障が生じた場合や温熱体被覆部材21の手入れをする等の場合に、温熱体被覆部材21から温熱体15を容易に取り出せるようになっている。温熱体被覆部材21の頭部支持体13と隣接する部分の表面には、温熱手段14を頭部支持体13に着脱可能に固定する接続部材16が設けられている。
【0022】
図示は省略するが、温熱体15は、装置本体に内蔵されている不図示の制御部に電気的に接続されると共に、操作パネル部24に設けられる不図示の温度設定部のスイッチを操作することにより、患者の要望や症状に応じて、所定の温度に設定することができる。
【0023】
図1に示すように、頸椎装具支持部26は、頸椎アーム27、滑車28、索体29、及び不図示の巻取機構部、頸椎牽引力検出手段等で構成され、シート部上方に設けられている。索体29の一端は不図示の巻取機構部に固定され、不図示の巻取制御機構部と制御部等により索体29の進退動が制御されている。また、索体29の他端には頸椎牽引用ハンガー30が吊り下げられ、患者の頭部に装着する頸椎装具25は頸椎牽引用ハンガー30に引っ掛けられる。
【0024】
背部シート部10の両側には、腰椎の牽引治療を行う際に患者の脇部に当接させる脇装具23が設けられている。脇装具23は、患者が移乗直後に自分の意志や感覚で最適な位置に脇装具23を脇に引き寄せて装着できるよう弾力支持されている。
【0025】
牽引治療装置1には、図1に示すように背部シート部10の正面視右側に操作パネル部24が設けられている。図示は省略するが、操作パネル部24には、温熱手段14の温度を調節する温度設定部の他、牽引力入力設定部、治療時間設定部、牽引の持続時間を設定する持続時間設定部、牽引の休止時間を設定する休止時間設定部、牽引治療開始・一時停止スイッチ等の各種スイッチが設けられる。更に、図示は省略するが、操作パネル部24には、温熱手段14の温度表示部、牽引力表示部等、各種設定内容・治療状況等を表示し、患者や医師等の使用者にフィードバックする各種表示部が設けられている。
【0026】
次に、本発明の実施形態に係る牽引治療装置1の動作について説明する。
【0027】
医師等の治療者は、患者を椅子部3aに移乗させ、患者は腕を肘置き具7に置く。この時、脇装具23は移乗待機位置で適宜範囲に遊動可能な状態にあり、腰椎牽引を行う場合は、患者は椅子部3aの座部5に着座した後、脇装具23を脇腹の近くに(=体幹と両腕の間に)位置させてから、腕を肘置き具7に置く。
【0028】
患者が着座した後、患者の腰部に腰装具9を巻き回し先端部同士を重ね合わせ結合し、患者を下体シート部4へ固定保持する。更に、頸椎牽引を行う際には、索体29の先端に頸椎牽引用ハンガー30と頸椎装具25を吊り下げ、索体29を引き出し、頸椎装具25を患者の頭部に装着する。
【0029】
装具類を患者に装着した後、患者がリラックスした状態で牽引治療が行えるよう、頭部支持体13の位置を調節し、枕部11を背部シート部10に固定する。頭部支持体13と温熱手段14は接続部材16で接続されているので、頭部支持体13の位置を患者の後頭部に当接するように調節すると、温熱手段14は頭部支持体13に連動して調節でき、温熱手段14を患者の患部付近に的確に当接させることができる。尚、患者の個体差により頭部支持体13と温熱手段14との相対位置が不適当である場合や、医師の処方や患者の要望等に応じて温熱手段を当接させる位置を選択する場合には、頭部支持体13から温熱手段14を一旦取り外して相対位置を適切な位置に修正することもできる。また、夏場など温熱が不要な場合には、温熱手段14を取り外すこともできる。
【0030】
次に、操作パネル部24にて、温熱手段14の温度、牽引力値、牽引治療時間、牽引の持続時間、牽引の休止時間等の治療条件を設定する。
【0031】
治療準備が完了し、安全を確認した後、不図示の牽引治療開始スイッチを操作して牽引治療を開始する。牽引治療が開始されると、先ず、椅子部3aのリクライニング動作を開始し、椅子部3aが所定倒伏位置に至るとリクライニング動作を終了する。頸椎の牽引治療を行う場合は、不図示の制御部が操作パネル部16で設定された温度に至るまで温熱手段14を加温する。この時、頭部支持体13に断熱手段17が設けられているので、患者の頭部に熱が伝わり難くなり、長時間治療しても、のぼせたり、頭痛が生じたり、気分が悪くなるといった悪影響が生じることがなく快適に治療を行うことができる。
【0032】
リクライニング動作終了後に、牽引動作に移行する。頸椎の牽引治療を行う場合は、不図示の牽引駆動手段を作動させて下体シート部4を下方向へ移動し、頸椎装具25を介して患者の頸部に牽引力を作用させ、タイマ手段(図示省略)により設定された治療時間が経過するまで牽引動作と弛緩動作を繰り返しながら牽引治療が行われる。頸椎牽引治療中は、温熱手段14が患者の患部を温めることにより、快適かつ効果的に治療を行うことができる。
【0033】
腰椎の牽引治療を行う際には、椅子部3aがリクライニング動作を開始し所定倒伏位置に至るまでの間に、脇装具23を患者の両脇部に当接させる。リクライニング動作を完了した後、牽引動作が開始されると、不図示の牽引駆動手段を作動させて下体シート部4を下方向へ移動し、腰装具9を介して患者の腰部に牽引力を作用させ、タイマ手段(図示省略)により設定された治療時間が経過するまで牽引動作と弛緩動作を繰り返しながら牽引治療が行われる。
【0034】
治療時間が経過し、タイマ手段(図示省略)により治療時間が完了したことが指示されると、下体シート部4を復元移動させ、椅子部3aを起立させて治療を終了する。
【0035】
支持体被覆部材20や温熱体被覆部材21が汚れたり、温熱体15が故障した場合は、各々の部位を取り外し、手入れや修理、交換等を行うことができる。
【0036】
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更が可能であることは言うまでもない。例えば、本実施例では、頭部支持体13と温熱手段14を分離可能な構成としているが、頭部支持体13と温熱手段14との相対位置が患者の個体差の影響を考慮することなく一定で良いと判断される場合は、枕部11を患者の後頭部から前記患部付近まで網羅する一体形状に成し、患者の後頭部付近に当接する部分に頭部支持体13を内蔵し、患者の患部付近に当接する部分に温熱手段14を内蔵し、被覆部材等により頭部支持体13と温熱手段14が隣接する状態で一体形状に成す構成としてもよい。また、枕部固定手段12、或いは接続部材16は、面ファスナーに限定することなく、チャック、スナップ、ボタン、フック等により着脱・位置調節可能に固定する構造等にしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、頸椎牽引治療を行う際に、患者の患部を温める温熱手段を有する頸椎牽引治療装置に適用できる。
【符号の説明】
【0038】
1 牽引治療装置
3 シート部
11 枕部
13 頭部支持体
14 温熱手段
16 接続部材
17 断熱手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の身体を支持するシート部と、患者の頸椎を牽引する頸椎牽引手段と、患者の頭部を支持する頭部支持体と、を有する牽引治療装置において、前記頭部支持体に隣接して温熱手段が設けられ、前記頭部支持体と前記温熱手段は連動して位置調節可能であり、患者の個体差に応じて前記頭部支持体の位置を調節すると前記温熱手段が患者の患部付近に当接し温めることができることを特徴とする頸椎牽引治療装置。
【請求項2】
前記温熱手段は、前記頭部支持体に着脱可能であることを特徴とする請求項1記載の頸椎牽引治療装置。
【請求項3】
前記頭部支持体は、前記温熱手段により生じた熱の伝導を軽減する断熱手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の頸椎牽引治療装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−160938(P2011−160938A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−26038(P2010−26038)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【出願人】(000103471)オージー技研株式会社 (109)
【Fターム(参考)】