説明

食品用トレーおよびその製造方法

【課題】パルプモールド容器を利用した食品用トレーの容器上縁部や仕切り部上面などの特定部位に、装飾文字や模様、或いは色彩等の華麗な装飾が施された食品用トレー、ならびに係る食品用トレーの製造方法を提供する。
【解決手段】食材を収納するための複数の陥凹部が形成されているパルプモールド製の食品用トレーの製造方法において、該陥凹部の開口部が設けられているトレー上面に、模様、文字、若しくは色彩等を印刷する第1工程と、第1工程による印刷処理が施されたトレー上面、および複数の陥凹部の凹部内面について、連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルムを融着させる第2工程とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の食材や弁当などを収納する食品用トレーに関するものであり、より詳細には、パルプモールド容器を利用した食品用トレー、ならびにその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スーパー・マーケットやコンビニエンス・ストア等の店舗において、各種の食材や弁当などの食品を収納する容器として、ポリエチレンやポリスチロール等の合成樹脂素材を用いた食品用トレーが知られている。これらの食品用トレーは、その色彩も美麗で任意の形に成型可能であり、かつその製造コストも低廉であるため広く世の中に普及している。
【0003】
しかしながら、これらの食品用トレーは石油化学製品であるため、その製造に関しては大規模な石油化学プラントの稼動を伴うことになり、必然的に大気汚染や二酸化炭素の大量排出を招くことになる。さらに、これらの食品用トレーは、使い捨てのいわゆるワンウェイ商品として用いられるため、その廃棄後の処分の際においても問題が発生する。すなわち、係る合成樹脂廃材を焼却した場合、多量の有害ガスの発生を招き、また、その素材の難分解性から投廃棄後における土壌汚染や海洋汚染等の問題も派生する。
【0004】
このため、昨今における自然保護、環境保全に対する世論の高まり、或いは気候温暖化防止を標榜した産業界における排出二酸化炭素低減の動きから、このような石油化学製品の使用を自粛し、パルプモールド容器による食品用トレーを導入する動きが活発化している。因みに、パルプモールドとは、回収古紙やパルプ端材等の植物性セルロース素材を破砕し水に溶かして液状化させ、これを所定形状の金型に貼り付けた金網で抄き上げて乾燥させた紙成形品をいう。したがって、パルプモールドは、その原料として石油化学材料を用いることもなく、また、その廃棄後においても自然分解により土に還るので、環境汚染に対する負担が極めて軽いものとして評価されている。
【0005】
従来のパルプモールド製品は、いわゆるハードモールド(テックス)製品が一般的であり、その仕上がりも粗雑であったため、物品の梱包時における緩衝材や、比較的重量のある品物の容器としての利用が主であった。しかし、近年の技術革新に伴い、薄く耐久性もあり、かつ美しい仕上げのいわゆるソフトモールド(特にファインモールド)による製品が出回るようになり、例えば、特許文献1や特許文献2に示されるようなパルプモールド容器を利用した食品用トレーも多く用いられるようになった。
【0006】
【特許文献1】特開2006−199348号公報
【特許文献2】特開2004−051183号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、パルプモールド容器の場合は、たとえ前述のファインモールド仕上げの製品であっても、流動状のセルロース素材を金網などで抄き上げた後、これを金型にて成形処理するため、その表面が梨地状の荒い面となり容器表面の華麗さに欠けるという抜本的な欠点があった。
【0008】
ところで、ポリエチレンやポリスチロール等の合成樹脂素材を用いた食品用トレーの場合、食品用トレー自体の商品価値を高めるため、模様や装飾文字、或いは色彩などが予め印刷された熱可塑性のラミネート用フィルムをその表面に加熱融着させ、食品用トレーに華麗な装飾を施す技術が従来から知られている(例えば、公開実用新案公報・昭61−99583号)。したがって、パルプモールド容器についても、同様の技術を応用することにより、その表面にラミネート処理を施し所定の連続模様を付けたり、或いは食品用トレーの容器上縁部や仕切り部の上面に所定の模様、装飾文字、色彩等を施すことも可能である。
【0009】
このようなラミネート用フィルムの熱融着処理を行なう場合、特に、食品用トレーの容器上縁部や仕切り部上面等の特定部位に所定の模様や装飾文字、或いは色彩を施す場合は、これらの特定部位にラミネートすべき模様や装飾文字、或いは色彩がぴったりと重なるようにしなければならない。すなわち、ラミネート用フィルムの融着を食品用トレーの定位置に極めて正確に行なう必要がある。食品用トレーの素材が合成樹脂製品の場合は、その素材成分や射出成形時の工程管理等を正確に行えるので、食品用トレー各部の寸法精度は極めて良好に保たれており、定位置への融着処理は比較的容易に行うことが可能である。
【0010】
しかしながら、パルプモールド製品の場合は、係る寸法精度が合成樹脂製品に比較して劣るため、パルプモールド製の食品用トレーに対するラミネート用フィルムの定位置における融着が極めて困難となる。このため、パルプモールド容器の食品用トレーについて、ラミネート用フィルムによる表面装飾を施す際には、トレー上面の全体に単純な連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルムを熱融着させる程度の措置に止まっていた。
【0011】
すなわち、パルプモールド製の食品用トレーにおいては、食品用トレーの容器上縁部や仕切り部の上面等の特定部位のみに、例えば、食品用トレー内の陥凹部とは異なる木質系の色彩を施して、あたかも、木枠容器を用いたような高級感のある食品用トレーの雰囲気を醸し出すことが極めて困難とされていた。
【0012】
本発明は、このような従来からの課題を解決することを目的とするものであって、より具体的には、パルプモールド容器を利用した食品用トレーにおいても、食品用トレーの容器上縁部や仕切り部上面などの特定部位に、装飾文字や模様、或いは色彩等の華麗な装飾が施された食品用トレー、ならびに係る食品用トレーの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明による食品用トレーは、前述の目的を達成するため、
食材を収納するための複数の陥凹部が形成されているパルプモールド製の食品用トレーであって、
前記陥凹部の開口部が設けられているトレー上面には、模様、文字、若しくは色彩等が印刷されており、
該トレー上面ならびに前記複数の陥凹部の凹部内面には、連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルムが一様に融着されていることを特徴とする。
【0014】
また、本発明による食品用トレーの製造方法は、同様に前述の目的を達成するため、
食材を収納するための複数の陥凹部が形成されているパルプモールド製の食品用トレーの製造方法であって、
前記陥凹部の開口部が設けられているトレー上面に、模様、文字、若しくは色彩等を印刷する第1工程と、
前期第1工程による印刷処理が施されたトレー上面、および前記複数の陥凹部の凹部内面について、連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルムを融着させる第2工程と、を含むことを特徴とする。
【0015】
したがって、このような発明の構成によれば、パルプモールド製の食品用トレー容器において、その容器上縁部や仕切り部上面などの特定部位のみに、模様、文字、若しくは色彩等の装飾をラミネート用フィルムによる貼張処理ではなく印刷処理によって施すことができる。これによって、食品用トレーへのラミネート用フィルムの融着処理において、食品用トレーとラミネート用フィルムとの正確な位置合わせを行なう必要もなく、また、ラミネート用フィルムには、複雑な模様、文字、若しくは色彩等の正確な定位置印刷を施すことも不要となって単純な連続柄模様のみを印刷すれば足り、食品用トレーの製造時におけるコストの低減と工程処理の簡易化を図ることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、従来のポリエチレンやポリスチロール等の合成樹脂による食品用トレーと同様の装飾性と華麗さ保ちつつ、石油資源からの脱却と排出二酸化炭素の削減に貢献可能なパルプモールド製の食品用トレーを低コストで提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明を実施するための最良の形態である実施例について、本願の明細書に添付した図1乃至図3の各図面を参照しつつ以下に説明を行う。
【0018】
先ず、本実施例による食品用トレーを構成するパルプモールド容器10の概略構造を図1の斜視図(1a)に示す。同図において、パルプモールド容器10はパルプモールドによって成形された容器である。前述のようにパルプモールドは、その製造方法によって、厚さ5ミリメートル以上のハードモールドと、厚さ1乃至5ミリメートル未満のソフトモールドに区分される。本実施例のように食品用トレーとして用いる場合には、係るソフトモールドの中でも、特に微細な成形が可能でありその表面仕上がりが美しい、いわゆるファインモールドによるモールド製品を用いることが好ましい。
【0019】
パルプモールド容器10の上面には、食品・食材を収納するための陥凹部11が複数設けられている。陥凹部11の各々は、仕切り部12によってそれぞれ分離されており、その内部に収められた食材・食品が互いに混じり合うことはない。また、パルプモールド容器10の上面には陥凹部11の各々の開口部を周回する形で容器上縁部13が形作られている。
【0020】
なお、本実施例による食品用トレーが弁当箱などの食品容器として実際に流通する際には、食品用トレーの上面を覆う透明或いは半透明の合成樹脂製の蓋部、ならびに該蓋部との嵌合部がトレー本体に加わることになるが、これらの部位は本願発明の基本構成との関連が少ないためその記載ならびに説明を省略する。
【0021】
陥凹部11、仕切り部12、及び容器上縁部13は、パルプモールド容器10が金型によってプレス成形される際に同時に形成される。なお、パルプモールド容器10に設けられた陥凹部11の開口形状や開口個数、或いは仕切り部12や容器上縁部13の配置・寸法・形状等は、図(1a)に示される事例に限定されるものではなく、様々な形態や形状を取り得るものであることは言うまでもない。
【0022】
本実施例による食品用トレーにおいては、パルプモールド容器10の仕切り部12の上面および容器上縁部13(図(1b)の網掛で示す部分)に、所定の色彩や模様、或いは装飾文字等が印刷処理によって施されている。係る印刷柄や色彩等については様々なパターンを印刷することができる。なお、このような印刷方法については、印刷する内容や色彩等によって様々の方法を選択することが可能であり、製造コストの低減や製造工程の簡易化等の要求に鑑みれば、極めて一般的なスクリーン印刷を用いることが好ましい。
【0023】
次に、図2に示す斜視図に基づいて、本実施例による食品用トレー1の最終的形態について説明を行なう。ラミネート用フィルム20は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂フィルムであり、その表面には、予め連続柄模様がオフセット印刷やグラビア印刷によって印刷されているものとする。因みに、係る連続柄模様としては、例えば、漆器や陶器などの表面や地肌を模した図柄を用いることにより、食品用トレー1の全体に高級感を醸し出すことが可能となる。
【0024】
なお、ラミネート用フィルム20に関しては、従来通りの石油化学製品の使用となるが、一般に、係るフィルムはその厚さが0.03乃至0.1ミリメートル程度であり、食品用トレーの全体を石油化学製品による合成樹脂で形成する場合に較べて、二酸化炭素の排出ならびに環境汚染に対する影響を遙かに低減させることができる。
【0025】
本実施例においては、図2に示すようにラミネート用フィルム20を、前述のスクリーン印刷処理が施されたパルプモールド容器10の上面に加熱融着させることによって食品用トレー1が完成する。
【0026】
したがって、例えば、パルプモールド容器10の容器上縁部13と仕切り部12の上面(パルプモールド容器10上面の網掛部)に漆塗りの木板を擬した黒色の色彩印刷を施し、ラミネート用フィルム20に陶器や陶磁器の地肌を模した連続模様を予め印刷しておき、これをパルプモールド容器10の上面にラミネートすれば、あたかも、漆塗りの木板からなる板状トレーに陶磁器製の個別容器が嵌め込まれたような高級感溢れる食品用トレーを再現することができる。
【0027】
また、パルプモールド容器10上面の網掛部に、例えば、有田焼や伊万里焼に独特の色絵付け文様をスクリーン印刷によって施しておき、ラミネート用フィルム20にはこれらの陶磁器特有の地肌文様を連続柄として印刷しておけば、パルプモールド容器10にラミネート用フィルム20を融着させることによって、あたかも、有田焼や伊万里焼の風情を持った豪華な食品用トレーを再現することが可能となる。
【0028】
或いは、パルプモールド容器10上面の網掛部に、青花龍紋様や青花鳥紋様等の景徳鎮青磁特有の紋様を印刷し、ラミネート用フィルム20に青磁器独特の青白色陶磁器地肌の連続模様を施すことによって、景徳鎮産の高級中国陶磁器を彷彿させるような華麗な食品用トレーも容易かつ低コストで再現することができる。
【0029】
次に、本実施例による食品用トレーの製造方法について、図3に示す製造工程フローチャートに基づいて説明を行う。
【0030】
先ず、ステップS01の容器成形処理において、パルプモールド容器10がプレス形成によって成形される。具体的には、古紙やパルプ端材がバルバー等のパルプ破砕器において水を加えつつ破砕混合され、植物性セルロースの流動性原料が生成される。係る流動性原料は、金網状の絞り部材と水抜き部材からなる雌型に流し込まれ、該当する雄型との間で第1工程のプレス処理が行われる。その後、仕上げ用の雌型と雄型との間で、さらに第2工程のプレス処理が行われ容器成型処理が完了する。
【0031】
上記のプレス処理の雌型に用いられる金網には、ステンレス若しくは燐青銅を素材としたものが多く使用されており、そのメッシュには一般に40M,50M,60M等のものが使用される。また、金網の織り方にも平織りや機織りなど多種の織り方を用いることができる。因みに、ファィンモールドによる美しい仕上げ表面を得るには、メッシュの緻密な60M以上の燐青銅による金網を用いることが好ましい。なお、金網の雌金型への固定は通常スポット溶接などの溶接手段によって行われる。
【0032】
ステップS01においてパルプモールド容器10が完成されると、所定の乾燥処理、裁断処理(共に図示せず)を経た後に、次のステップS02においてスクリーン印刷処理が為される。すなわち、当該工程において、パルプモールド容器10の容器上縁部13と仕切り部12の上面(前述の図1,2における網掛部)に所定の模様や装飾文字、或いは色彩等がスクリーン印刷などの印刷手法によって施される。
【0033】
一方、ステップS03のラミネートフィルム印刷処理においては、ラミネート用フィルム20の表面に所定の連続柄模様がグラビア印刷やオフセット印刷によって印刷される。そして、次のステップS04のラミネートフィルム融着処理において、所定の連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルム20が、ステップS02においてスクリーン印刷が完了したパルプモールド容器10の上面に加熱融着される。
【0034】
ステップS04におけるラミネートフィルム融着処理の一般的な手法としては、熱可塑性のラミネート用フィルム20を、例えば、高周波加熱やヒーター過熱などの加熱手段によって所定温度以上に加熱軟化させた後に、パルプモールド容器10に重ねて共に雌型に嵌め込み、雌型との間の空気を排気して型に密着させ、パルプモールド容器10の表面にラミネート用フィルム20を融着させる手法が用いられる。
【0035】
上記のS01〜S04の処理過程を経ることによって、陥凹部11の凹内面や開口部の近傍に、ラミネート用フィルム20に印刷された連続柄模様が付加されたパルプモールド容器10が完成する。いうまでもなく、ラミネート用フィルム20に印刷された模様は連続柄模様のみであるため、ステップS04のラミネートフィルム融着処理においては、パルプモールド容器10とラミネート用フィルム20との正確な位置合わせは不要であり、迅速かつ容易にパルプモールド容器10とラミネート用フィルム20との融着処理を進めることができる。
【0036】
以上に説明したように、本発明においては、食品用トレー1の容器上縁部13及び仕切り部12の上面にスクリーン印刷等の印刷手段によって模様や装飾文字、或いは色彩を施し、これとは別に、食品用トレー1の陥凹部11の凹内面や開口部近傍にはラミネート用フィルム20によって連続柄模様を付加する。これによって、パルプモールド製の食品用トレーにおいて、あたかも、漆器や陶磁器で作られたような高級感のある食品用トレーを、極めて簡単な製造工程により低コストで実現することができる。
【0037】
また、パルプモールドの製造過程においては、糊や接着剤等の化学添加剤が使われることなく、パルプモールドは植物性繊維同士が水を媒介として自己接着することによってその強度を保っている。それ故、パルプモールド容器の廃棄後にこれを水に浸すと繊維が簡単にほぐれて地中のバクテリア等によって容易に分解される。また、使用後に焼却処理を行った場合でも塩化水素等の有害物質を出すこともなく、その灰も単に木材を燃やしたものと同等であり環境汚染に対する影響を低減させることができる。
【0038】
なお、本発明の実施形態は、以上に説明した実施例に限定されるものではなく、例えば、各々の実施例を構成する各部位の形状や配置、或いはその素材などは、本発明の趣旨を逸脱することなく、現実の実施態様に即して適宜変更ができるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上に説明した本発明の構成は、パルプモールドを利用した食品・食材の収納容器や弁当箱においてその利用が可能である。

【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明による実施例の食品用トレーに用いられるパルプモールド容器の構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例である食品用トレーの概略構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例である食品用トレーの製造工程の概略を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
1 … 食品用トレー
10 … パルプモールド容器
11 … 陥凹部
12 … 仕切り部
13 … 容器上縁部
20 … ラミネート用フィルム




【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材を収納するための複数の陥凹部が形成されているパルプモールド製の食品用トレーであって、
前記陥凹部の開口部が設けられているトレー上面には、模様、文字、若しくは色彩等が印刷されており、
該トレー上面ならびに前記複数の陥凹部の凹部内面には、連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルムが一様に融着されていることを特徴とする食品用トレー。
【請求項2】
食材を収納するための複数の陥凹部が形成されているパルプモールド製の食品用トレーの製造方法であって、
前記陥凹部の開口部が設けられているトレー上面に、模様、文字、若しくは色彩等を印刷する第1工程と、
前期第1工程による印刷処理が施されたトレー上面、および前記複数の陥凹部の凹部内面について、連続柄模様が印刷されたラミネート用フィルムを融着させる第2工程と、を含むことを特徴とする食品用トレーの製造方法。
【請求項3】
前記第1工程における印刷処理は、スクリーン印刷による印刷処理であることを特徴とする請求項2に記載の食品用トレーの製造方法。
【請求項4】
前記ラミネート用フィルムは熱可塑性のフィルムであり、前記第2工程における融着処理は、該フィルムを加熱した後に、真空吸引によって前記トレー上面および前記複数の陥凹部の凹部内面に融着させる処理であることを特徴とする請求項2に記載の食品用トレーの製造方法。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−98767(P2011−98767A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−255616(P2009−255616)
【出願日】平成21年11月9日(2009.11.9)
【出願人】(596170044)アヅミ産業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】