説明

高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬

【課題】高脂血症、特に高コレステロール血症の予防及び/又は治療のための医薬を提供する。
【解決手段】式(1)のアミノアルコキシビベンジル類又はその塩を有効成分として含む高脂血症、好ましくは高コレステロール血症の予防及び/又は治療のための医薬〔R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C5のアルコキシ基、又はC2〜C6のジアルキルアミノ基;R2は水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C5のアルコキシ基;R3は水素原子、ヒドロキシル基、−O−(CH2n−COOH(nは1〜5の整数)、又はO−CO−(CH2l−COOH(lは1〜3の整数);R4は−N(R5)(R6)(R5及びR6は水素原子又はC1〜C8のアルキル基)など;mは0〜5の整数を表わす〕。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬に関する。
【背景技術】
【0002】
高脂血症は、血液中の脂質である総コレステロール、LDLコレステロール、及びトリグリセリドのうち、いずれか又は2以上が高値を示す疾患であり、高血圧症や糖尿病とともに成人において非常に頻度の高い生活習慣病である。高脂血症は動脈硬化症の発症の危険因子として最も重要であり、一般的には自覚症状が認められないことが多いが、高脂血症と高血圧症又は糖尿病とを併発すると冠動脈疾患のリスクが増大することから、個々の患者のリスクを考慮して高脂血症の予防及び/又は治療を積極的に行うべきであるとされている。
【0003】
高脂血症の薬物療法には、例えば、HMG−CoA還元酵素阻害薬(メバスタチン、ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチンなど)、陰イオン交換樹脂(コレスチラミンなど)、プロブコール、クロフィブラート系製剤(クロフィブラート、ジンフィブラート、クロノフィブラート、ベザフィブラートなど)、ニコチン酸系製剤(ニコモール、ニセリトロール、ニコチン酸トコフェロールなど)が用いられている。
【0004】
一方、下記式(2):
【化1】

で表される塩酸サルポグレラートに代表される特定構造のアミノプロポキシビベンジル類は5HT2受容体に高い選択性を示し、血圧にほとんど影響を与えないことが報告されており、重篤な副作用もほとんどなく、高い安全性を示す薬剤である。塩酸サルポグレラートについては、これまで脳循環障害、虚血性心疾患、末梢循環障害等の疾患における血栓生成及び血管収縮に基づく種々の微小循環障害の改善に有効であることが知られている(特開平2−304022号公報)。しかしながら、塩酸サルポグレラートが高コレステロール血症に有効であることや、血清総コレステロールを低下させる作用があることは、これまで報告されていない。
【特許文献1】特開平2−304022号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、高カロリー高脂肪食を摂餌させたマウスに塩酸サルポグレラートを投与すると、薬剤無投与群と比較して有意な血清総コレステロールの低下が認められることを見出した。本発明は上記の知見を基にして完成されたものである。
【0007】
すなわち、本発明により、高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬であって、下記一般式(1)で表わされるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として含む医薬が提供される。
【化2】

〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C5のアルコキシ基、又はC2〜C6のジアルキルアミノ基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C5のアルコキシ基を表わし、R3は水素原子、ヒドロキシル基、−O−(CH2n−COOH(式中、nは1〜5の整数を表わす。)、又はO−CO−(CH2l−COOH(式中、lは1〜3の整数を表わす。)を表わし、R4は−N(R5)(R6)(式中、R5及びR6はそれぞれ独立して水素原子又はC1〜C8のアルキル基を表わす。)又は
【化3】

(式中、Aはカルボキシル基で置換されていてもよいC3〜C5のアルキレン基を表わす。)を表わし、mは0〜5の整数を表わす。〕
【0008】
上記発明の好ましい態様によれば、アミノアルコキシビベンジル類が下記(2)で表わされる化合物である上記の医薬;
【化4】

アミノアルコキシビベンジル類が下記(3)で表わされる化合物である上記の医薬;
【化5】

及び塩酸塩の形態の上記の医薬が提供される。また、さらに好ましい態様によれば、高脂血症が高コレステロール血症である上記の医薬が提供される。
【0009】
別の観点からは、本発明により、上記医薬の製造のための上記一般式(1)で表されるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質の使用;ヒトを含む哺乳類動物において血清総コレステロールを低下させる方法であって、記一般式(1)で表されるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質の有効量を患者に投与する工程を含む方法;高脂血症患者において血清総コレステロールを低下させる方法であって、上記一般式(1)で表されるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質の治療有効量を患者に投与する工程を含む方法;高脂血症の予防方法であって、上記一般式(1)で表されるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質の予防有効量をヒトを含む哺乳類動物に投与する工程を含む方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明の医薬は、強力な血清総コレステロール低下作用を有しており、安全性も高いことから、高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬として有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の医薬は、上記一般式(1)で表されるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として含む。
【0012】
1は水素原子;塩素原子、弗素原子等のハロゲン原子;メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等のC1〜C5のアルコキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミノ基等のC2〜C6のジアルキルアミノ基を示す。R2は水素原子;塩素原子、弗素原子等のハロゲン原子;メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等のC1〜C5のアルコキシ基を示す。R3は水素原子;ヒドロキシル基;−O−(CH22 −COOH、−O−(CH23−COOH等の−O−(CH2n−COOH(式中、nは1〜5の整数を示す);−O−CO−(CH22−COOH、−O−CO−(CH23−COOH等の−O−CO−(CH2l−COOH(式中、lは1〜3の整数を示す)を示す。R4はアミノ基、若しくはメチルアミノ基、エチルアミノ基、ブチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミノ基等の炭素数1〜8のアルキル基を1〜2個有するアミノ基を示すか、又はトリメチレンアミノ基、ペンタメチレンアミノ基、3−カルボキシペンタメチレンアミノ基等の環にカルボキシル基が置換していてもよい4〜6員のポリメチレンアミノ基を表わす。
【0013】
上記一般式(1)に包含される化合物のうち、本発明に好ましく用いられる化合物のいくつかを表−1に示す。
【0014】
【表1】

【0015】
【表2】

【0016】
これらのなかでも、アミノアルコキシ基−OCH2C(R3)H−(CH2m−R4がフェニル基の2−位に結合している化合物が好ましい。また、R1は水素原子、C1〜C5のアルコキシ基、又はC2〜C6のジアルキルアミノ基が好ましく、R2は水素原子が好ましく、R4は少なくとも1個のC1〜C8のアルキル基を有するアミノ基又はトリメチレン基ないしはペンタメチレン基を有する4〜6員のポリメチレンアミノ基であるのが好ましく、mは0〜2の整数であることが好ましい。特に好ましいのは、R1がメトキシ基であり、R2が水素原子であり、R3が水酸基であり、R4がジメチルアミノ基であるNo.15の化合物(以下、本明細書においてこの化合物を「M−1」と呼ぶ場合がある)及びそのコハク酸エステルであるNo.14の化合物である。
【0017】
一般式(1)で表わされる化合物の薬学的に許容される塩を形成する酸としては、例えば塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、酢酸、コハク酸、アジピン酸、プロピオン酸、酒石酸、マレイン酸、蓚酸、クエン酸、安息香酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸等が用いられる。一般式(1)で表わされる化合物のエステルとしては、例えば、コハク酸などの有機酸エステルを挙げることができる。また、一般式(1)で表わされる化合物又は薬学的に許容されるその塩の溶媒和物又は水和物も用いることができる。これらのうちで特に好ましいのは、下記式(4)で表わされる(±)−1−〔O−〔2−(m−メトキシフェニル)エチル〕フェノキシ〕−3−(ジメチルアミノ)−2−プロピル水素スクシナートの塩酸塩である(以下、本明細書において、この物質を「塩酸サルポグレラート」ということもある)。
【0018】
【化6】

【0019】
一般式(1)で表されるアミノアルコキシビベンジル類、並びに薬学的に許容されるその塩及びそのエステルは公知であり、特開昭58−32847号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により容易に合成できる。なお、上記式(4)で表される塩酸サルポグレラートは、三菱ウェルファーマ株式会社より「アンプラーグ(登録商標)」として市販されており、本発明においては市販の「アンプラーグ」をそのまま使用することも可能である。
【0020】
本発明の医薬は以下の実施例により具体的に示されるとおり血清総コレステロール低下作用を有しており、高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬として使用することができる。本発明の医薬の適用対象となる高脂血症は血清総コレステロール値の上昇が認められる高脂血症であり、一般的には、空腹時の血清総コレステロール値が220 mg/dL以上である場合(この病態を「高コレステロール血症」と呼ぶ場合がある)に本発明の医薬を治療目的で適用することができるが、それよりも低い血清総コレステロール値を示す場合にも本発明の医薬を予防目的で投与することが可能である。血清トリグリセライドが高値(例えば150 mg/dL以上)を示す高トリグリセライド血症において血清総コレステロール値が高値を示す場合があり(この病態を「複合型高脂血症」と呼ぶ)、このような病態を示す高脂血症に対しても本発明の医薬を好適に適用することができる。もっとも、本発明の医薬の適用対象となる高脂血症は上記の特定の病態を呈する高脂血症に限定されることはない。
【0021】
高脂血症をリポタンパク表現型により分類するWHO分類が知られている。コレステロールが高値を示す表現型としてはI型高脂血症、IIa型高脂血症、IIb型高脂血症、III型高脂血症、V型高脂血症などがあり、特に血清コレステロールが高値となるIIa型高脂血症、血清コレステロール及び血清トリグリセライドの両方が高値になるIIb型又はIII型高脂血症などが本発明の医薬の好ましい適用対象である。もっとも、その他の分類に属する高脂血症に対して本発明の医薬を適用することもできる。
【0022】
また、高脂血症の病因による分類としては、原発性高脂血症及び二次性高脂血症が知られている。原発性高脂血症には家族性高コレステロール血症、家族性複合型高脂血症などが分類されており、いずれも本発明の医薬の適用対象となる。また、二次性高脂血症は脂質代謝異常を引き起こす疾患や薬剤の投与などにより続発的に発症する高脂血症であり、例えば、糖尿病や甲状腺機能低下症などの疾患、副腎皮質ホルモン剤やエストロゲン製剤の投与などに起因して発症する高脂血症である。これらも本発明の医薬の適用対象となることは言うまでもない。
【0023】
本発明の医薬は、高脂血症の予防及び/又は治療のための用いられる他の医薬、例えば、HMG−CoA還元酵素阻害薬(メバスタチン、ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチンなど)、陰イオン交換樹脂(コレスチラミンなど)、プロブコール、クロフィブラート系製剤(クロフィブラート、ジンフィブラート、クロノフィブラート、ベザフィブラートなど)、ニコチン酸系製剤(ニコモール、ニセリトロール、ニコチン酸トコフェロールなど)などと併用することもできる。また、動脈硬化症、高血圧症、又は糖尿病などの疾患の予防及び/又は治療のための医薬と併用することもできる。本発明の医薬はこれらの他の医薬と同時に、又は時間をかえて併用投与することが可能である。
【0024】
本発明の医薬の投与方法は当業者が適宜選択可能である。例えば、皮下注射、静脈内注射、筋肉注射、腹腔内注射等の非経口投与、又は経口投与のいずれの投与経路を選択することも可能である。投与量は患者の年齢、健康状態、体重などの条件、同時に投与される医薬がある場合にはその種類や投与頻度などの条件、あるいは所望の効果の性質等により適宜決定することができる。一般的には、有効成分の1日投与量は0.5〜50mg/kg体重、通常1〜30mg/kg体重であり、一日あたり1回あるいはそれ以上投与することができる。
【0025】
本発明の医薬は、上記の有効成分と1種又は2種以上の製剤用添加物とを含む医薬組成物を調製して投与することが好ましい。経口投与に適した医薬組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、粉剤、液剤、エリキシル剤等を挙げることができ、非経口投与に適した医薬組成物としては、例えば、液剤あるいは懸濁化剤等の殺菌した液状の形態の医薬組成物を例示することができる。
【0026】
医薬組成物の調製に用いられる製剤用添加物の種類は特に制限されず、種々医薬組成物の形態に応じて適宜の製剤用添加物を選択することが可能である。製剤用添加物は固体又は液体のいずれであってもよく、例えば固体担体や液状担体などを用いることができる。固体担体の例としては通常のゼラチンタイプのカプセルを用いることができる。また、例えば、有効成分を1種又は2種以上の製剤用添加物とともに、あるいは製剤用添加物を用いずに錠剤化することができ、あるいは粉末として調製して包装することができる。これらのカプセル、錠剤、粉末は、一般的には製剤の全重量に対して5〜95重量%、好ましくは5〜90重量%の有効成分を含むことができ、投与単位形態は5〜500mg、好ましくは25〜250mgの有効成分を含有するのがよい。液状担体としては水、あるいは石油、ピーナツ油、大豆油、ミネラル油、ゴマ油等の動植物起源の油又は合成の油が用いられる。また、一般に生理食塩水、デキストロールあるいは類似のショ糖溶液、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類が液状担体として好ましく、特に生理食塩水を用いた注射液の場合には通常0.5〜20%、好ましくは1〜10%重量の有効成分を含むように調製することができる。
【実施例】
【0027】
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。なお、以下で用いた塩酸サルポグレラートとしては、三菱ウェルファーマ株式会社から市販されている「アンプラ−グ(登録商標)」を使用した。
例1
肥満・2型糖尿病モデルである生後6週齢の雄性db/dbマウス(日本クレア(株)より購入、1群6匹)に塩酸サルポグレラートを投与し、血清総コレステロール値の変化を調べたコントロール群として水投与群を設けた(1群6匹)。高カロリー高脂肪食(商品名:CLEA Rodent Diet Quick Fat、日本クレア(株)より購入)の摂餌を薬剤投与1週間前から開始し、薬剤は胃管チューブを用いて1日1回(30 mg/kg体重)連日投与した。採血は薬剤投与1週間前、最初の薬剤投与から1週間後及び3週間後に行った。採血した血清1 mLをスカイライト・バイオテック社に送付し血清総コレステロールの定量を行った。塩酸サルポグレラート投与群では、投与1週間後及び3週間後において血清総コレステロール値がそれぞれ120.48 mg/dL及び149.17 mg/dLであり、対照群(それぞれ165.68 mg/dL及び170.69 mg/dL)に比べて優位な低下が認められた(それぞれp=0.003及びp=0.019)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高脂血症の予防及び/又は治療のための医薬であって、下記一般式(1)で表わされるアミノアルコキシビベンジル類、薬学上許容し得るその塩若しくはそのエステル、並びにそれらの溶媒和物及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として含む医薬。
【化1】

〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C5のアルコキシ基、又はC2〜C6のジアルキルアミノ基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C5のアルコキシ基を表わし、R3は水素原子、ヒドロキシル基、−O−(CH2n−COOH(式中、nは1〜5の整数を表わす。)、又はO−CO−(CH2l−COOH(式中、lは1〜3の整数を表わす。)を表わし、R4は−N(R5)(R6)(式中、R5及びR6はそれぞれ独立して水素原子又はC1〜C8のアルキル基を表わす。)又は
【化2】

(式中、Aはカルボキシル基で置換されていてもよいC3〜C5のアルキレン基を表わす。)を表わし、mは0〜5の整数を表わす。〕
【請求項2】
アミノアルコキシビベンジル類が下記(2)で表わされる化合物である請求項1に記載の医薬。
【化3】

【請求項3】
アミノアルコキシビベンジル類が下記(3)で表わされる化合物である請求項1に記載の医薬。
【化4】

【請求項4】
塩酸塩の形態の請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医薬。
【請求項5】
高脂血症が高コレステロール血症である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の医薬。

【公開番号】特開2007−308484(P2007−308484A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−106650(P2007−106650)
【出願日】平成19年4月16日(2007.4.16)
【出願人】(000006725)三菱ウェルファーマ株式会社 (92)
【出願人】(504157024)国立大学法人東北大学 (2,297)
【Fターム(参考)】