説明

高電圧発生用絶縁トランス

【課題】部品点数を少なくして、製造コストの低減を図る。
【解決手段】コアCAを組み込むフランジ12、13、14、15付きのボビン10と、ボビン10上の1次巻線L1 と、絶縁性の糸材により形成する絶縁層21と、2次巻線L2 とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、構成部品点数を最少にして製造コストの低減を図ることができる高電圧発生用絶縁トランスに関する。
【背景技術】
【0002】
ガスレンジや瞬間湯沸し器等には、点火用の高電圧を発生させるためのトランスが組み込まれている。
【0003】
このものは、1次巻線を巻き付ける円筒状の第1のボビンと、2次巻線を巻き付ける第2のボビンとを組み合わせて形成されている。すなわち、第1のボビンは、外周に1次巻線を巻き付け、フェライト等のコアを内部に挿入し、第2のボビンの筒部に挿入することにより、2次巻線内に1次巻線を組み込むとともに、第2のボビンを介して1次、2次巻線を絶縁することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる従来技術によるときは、トランスは、第1、第2のボビンを組み合わせて形成されているため、部品点数が多く、第1、第2のボビンを手作業により組み立てる必要があるから、工数がかかり、製造コストを低減することが難しいという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、絶縁性の糸材により形成する絶縁層を共通のボビン上の1次、2次巻線間に介装することによって、構成部品点数を最少にして製造コストを低減することができる高電圧発生用絶縁トランスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、コアを組み込む筒部の両端部、中間部の各フランジ間に巻きスペースを形成するボビンと、ボビン上に順に形成する1次巻線、絶縁層、2次巻線とを備えてなり、2次巻線は、ボビン上の全部の巻きスペースに分割巻きし、1次巻線は、2次巻線の低電位側の一部の巻きスペースに形成し、1次、2次巻線間に介装する絶縁層は、絶縁性の糸材により形成し、各フランジは、外周から筒部の外周に到達する通路を有し、通路は、1次巻線の端子、2次巻線の低電位側の端子を設ける一端部のフランジを切り欠いて形成するとともに2次巻線の高電位側の端子を設ける他端部のフランジの表面に溝状に形成し、1次、2次巻線は、絶縁層とともにシール材を介してシールすることをその要旨とする。
【0007】
なお、糸材は、マルチフィラメント糸とすることができ、絶縁層は、2次巻線のみを巻き付ける巻きスペースにも形成することができ、糸材は、ボビンに付設する1次、2次巻線用の端子に巻始め、巻終りを固定することができる。
【0008】
また、溝状の通路は、筒部の外周に接するように形成してもよい。
【発明の効果】
【0009】
かかる発明の構成によるときは、絶縁性の糸材は、ボビン上の1次、2次巻線間に絶縁層を形成する。そこで、1次、2次巻線は、絶縁層とともにシール材を介してシールすることにより、シール材を含浸する絶縁層を介して所定の絶縁強度を得ることができる。なお、1次、2次巻線、絶縁層は、それぞれ巻線機を使用し、1次巻線の線材、糸材、2次巻線の線材の順にボビンに巻き付けることにより、高能率に形成することができる。糸材は、たとえばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、ポリエーテル繊維等の電気絶縁性が良好な高分子化合物繊維を使用することが好ましい。また、シール材としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が好適である。
【0010】
糸材は、マルチフィラメント糸とすることにより、シール材を介してシールするとき、フィラメント間にシール材を容易に含浸させることができ、ボイドの発生を防止し、高品質な絶縁層を安定に作ることができる。なお、糸材は、数10〜数1000本程度のフィラメントを平行に引き揃え、約50〜1000デニール程度の繊度の無撚り糸として使用するのがよく、巻線機による巻付工程には、殊に150〜500デニール程度の繊度が取り扱い易い。ただし、マルチフィラメント糸は、撚りピッチが大きい甘撚り糸であってもよい。
【0011】
1次巻線を2次巻線の低電位側に配設すると、1次、2次巻線間の絶縁層を必要以上に厚くする必要がない。
【0012】
糸材は、ボビンに付設する1次、2次巻線用の端子に巻始め、巻終りを固定することにより、ボビンに格別な固定部を形成する必要がない。
【0013】
フランジの外周から筒部の外周に到達する通路は、1次巻線の線材、糸材、2次巻線の線材をフランジの外周まで引きまわすことなくフランジ間に導入することができ、シール材を充填してシールするとき、1次、2次巻線、絶縁層内のエアを速やかに排出し、エアの残留によるボイドの発生を防止することができる。なお、通路は、フランジを部分的に切り欠いて形成してもよく、フランジの表面に溝状に形成してもよい。
【0014】
以上説明したように、この発明によれば、絶縁性の糸材により形成する絶縁層を共通のボビン上の1次、2次巻線間に介装することによって、絶縁層は、1次、2次巻線と同様に巻線機を使用して形成し、シール材を介して1次、2次巻線とともにシールして所定の絶縁強度を得ることができるから、全体の構成部品点数を最少にして製造コストを大幅に低減することができるという優れた効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0016】
高電圧発生用絶縁トランスは、コアCAを組み込むボビン10と、ボビン10上の1次巻線L1 、2次巻線L2 と、1次、2次巻線L1 、L2 間に介装する絶縁層21、21とからなる(図1、図2)。
【0017】
ボビン10は、たとえばポリカーボネートのようなプラスチック樹脂により、筒部11に対し、両端部のフランジ12、13と中間部のフランジ14、15とが一体成形されている。すなわち、ボビン10は、中間部のフランジ14、15を介し、両端部のフランジ12、13間が筒部11の軸方向に複数の巻きスペースSi (i=1、2…)に区切られている。筒部11は、フェライト等の強磁性体のコアCAに対応する内径に形成されており、一方の端部の内面には、リブ11a、11a…が軸方向に形成されている。筒部11は、軸心Cに沿ってコアCAを挿入することにより、リブ11a、11a…を介してコアCAを保持している。
【0018】
フランジ12には、外周から筒部11の外周に到達する切欠き状の通路12a、12bが筒部11の両側に形成されている(図1、図3(A))。ただし、図3(A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ図2のA矢視図、B−B線、C−C線、D−D線矢視相当断面図である。
【0019】
フランジ12の外面には、下向きの角柱状の固定部12c、12d、12eが並列して形成されており、通路12a側の固定部12c、12dには、1次巻線L1 用の端子T1a、T1bが下向きに突設されている。また、通路12b側の固定部12eには、2次巻線L2 用の端子T2aが下向きに突設されている。固定部12eには、通路12bの下部に接続するガイド部12e1 が上向きに形成されており、通路12bの下方から端子T2aに向けて斜めのガイド溝12e2 が形成されている。
【0020】
中間部のフランジ14、15は、円板状に形成されている(図1、図3(B)、(C))。フランジ14には、フランジ12の通路12bと同一位置に通路12bと同一形状の通路14aが形成されており、通路14aは、筒部11の外周に到達している。また、フランジ14には、フランジ15側に溝状の通路14b、14bが上下に連続して形成されており、通路14b、14bは、フランジ14の外周から筒部11の外周に接するようにして到達している。なお、筒部11は、フランジ12、14間において外周が略楕円状に片側に膨出して形成されており、筒部11の膨出部分には、フランジ12の通路12b、フランジ14の通路14aを連通させる上向きの溝11bが軸方向に形成されている。また、筒部11には、通路12aに連通する浅い溝11cが溝11bの反対側に軸方向に形成されている。
【0021】
フランジ15には、フランジ14の通路14aと同一位置に切欠き状の通路15aが形成されている(図1、図3(C))。通路15aの一端は、フランジ15の外周に開口しており、通路15aの底部分は、フランジ14側がフランジ15の中間部までの深さであり、フランジ13側が筒部11の外周に到達するように斜めに形成されている(図2)。また、フランジ15には、筒部11の外周に接するようにして到達する溝状の通路15b、15bがフランジ13側に上下に連続して形成されている(図3(C))。
【0022】
フランジ13の外面には、固定部13aが形成されており(図1、図3(D))、固定部13aには、2次巻線L2 用の端子T2bが上下に貫通している。また、フランジ13のフランジ15側には、溝状の通路13b、13b…が上下に連続して形成されている。なお、通路13b、13b…は、それぞれフランジ13の外周から筒部11の外周に接するようにして到達している。
【0023】
1次巻線L1 、2次巻線L2 は、ボビン10のフランジ12、13間において、フランジ14、15を介して筒部11上に分割巻きされている(図2、図4)。
【0024】
1次巻線L1 は、巻きスペースS1 にコイルL1a、L1cを形成し、巻きスペースS2 にコイルL1bを形成している。なお、コイルL1aの巻始めは、端子T1aに接続され、コイルL1a、L1b、L1cは、この順に直列に接続されている。また、コイルL1cは、コイルL1a上に積層して形成され、コイルL1cの巻終りは、端子T1bに接続されている。2次巻線L2 は、巻きスペースS1 において、コイルL1c、絶縁層21上にコイルL2aを形成し、巻きスペースS2 において、コイルL1b、絶縁層21上にコイルL2bを形成し、巻きスペースS3 において、筒部11上にコイルL2cを形成している。なお、コイルL2a、L2b、L2cは、この順に直列に接続されている。コイルL2aの巻始めは、端子T2aに接続され、コイルL2cの巻終りは、端子T2bに接続されている。
【0025】
絶縁層21、21は、1次巻線L1 、2次巻線L2 間に介装されている。すなわち、絶縁層21、21は、それぞれ1次、2次巻線L1 、L2 のコイルL1c、L2a間、コイルL1b、L2b間に介装されている。
【0026】
1次巻線L1 、2次巻線L2 、絶縁層21、21は、次のようにして形成する。
【0027】
すなわち、1次巻線L1 の線材C1 は、巻始めを端子T1aに固定し(図5(A))、フランジ12の通路12aを介して巻きスペースS1 に導き、筒部11の外周に沿って巻き付けてコイルL1aを形成し(同図の矢印方向)、フランジ14の通路14aを介して巻きスペースS2 に導き、巻きスペースS2 内の筒部11の外周に沿って軸方向に往復するように巻き付けてコイルL1bを形成し(同図(B))、フランジ14の通路14aを介して巻きスペースS1 に導き、コイルL1a上にコイルL1cを形成し、巻始め側と共通の通路12aを介してフランジ12の外側に導いて巻終りを端子T1bに固定する。
【0028】
次に、絶縁層21、21の糸材Yは、巻始めを端子T2aに固定し(同図(C))、通路12bを介して巻きスペースS1 内に導き、1次巻線L1 のコイルL1c上に巻き付けてコイルL1c上に所定厚さの絶縁層21を形成する(同図の矢印方向)。次いで、通路14aを介して巻きスペースS2 内に導き、コイルL1b上に巻き付けて所定厚さの絶縁層21を形成し、通路14aを介して巻きスペースS1 内に戻し(同図(D))、さらに通路12bを介してフランジ12の外側に導き、巻終りを端子T2aに固定する。なお、糸材Yの巻始め、巻終りは、接着剤を介し、または加熱溶融させ、あるいは単にからげることによって、端子T2aに速やかに固定することができる。
【0029】
その後、2次巻線L2 の線材C2 は、巻始めを端子T2aに固定し(同図(E))、通路12bを介して巻きスペースS1 内に導いて絶縁層21上にコイルL2aを形成し、通路14aを介して巻きスペースS2 に導いて絶縁層21上にコイルL2bを形成し、通路15aを介して巻きスペースS3 内に導く。このとき、線材C2 は、通路15aの底部の斜面に沿ってコイルL2b上から巻きスペースS3 の筒部11上に滑らかに導かれる。つづいて、線材C2 は、巻きスペースS3 において筒部11上にコイルL2cを形成し(同図(F))、フランジ13の外周を経て端子T2bの下端に固定する。
【0030】
このようにしてボビン10上に1次巻線L1 、絶縁層21、21、2次巻線L2 を形成すると、1次、2次巻線L1 、L2 は、エポキシ樹脂やウレタン樹脂などのシール材SLを充填することにより、絶縁層21、21とともにシールする(図2)。なお、シール材SLは、真空中において充填してもよく、大気圧下において充填し、その後、全体を真空雰囲気に投入してもよい。このときのボビン10は、通路12a、12b、13b、13b…、14a、14b、14b、15a、15b、15bを介して1次、2次巻線L1 、L2 、絶縁層21、21内のエアを外部に確実に排出することができ、シール材SL内にボイドを発生させるおそれがない。
【0031】
かかる高電圧発生用絶縁トランスは、端子T2aを接地し、端子T1a、T1bを介して1次巻線L1 に裁断形の振動電流を通電することにより、2次巻線L2 の端子T2bに高電圧を発生させることができる。すなわち、端子T1a、T1b、T2aは、低電位側となっており、1次巻線L1 は、2次巻線L2 の低電位側に配設されている。そこで、絶縁層21、21は、コイルL2a、L2bに分圧される高電圧に対応するような絶縁強度を実現すればよい。
【0032】
以上の説明において、絶縁層21は、1次巻線L1 を巻き付けず、2次巻線L2 のコイルL2cのみを巻き付ける巻きスペースS3 にも形成することができる。コイルL2cの高さ位置を隣接の巻きスペースS2 内のコイルL2bのそれとほぼ揃えることにより、コイルL2b、L2cの各巻始め、巻終り間の絶縁耐力を容易に向上させることができる。ただし、この点は、コイルL2cのみを巻き付ける巻きスペースS3 の部分において、筒部11の外径を巻きスペースS2 の部分におけるそれより大きくし、または、巻きスペースS2 、S3 間のフランジ15を十分厚くすることによってもよく、これらの手法を適当に組み合わせることによってもよい。
【0033】
また、絶縁層21を形成する糸材Yの巻始め、巻終りは、端子T2aに固定するに代えて、ボビン10に形成する適当な専用の固定部に固定してもよい。
【他の実施の形態】
【0034】
ボビン10は、フランジ12、13の間に1以上の任意の枚数のフランジ14、15を設けてもよい(図6)。すなわち、ボビン10は、フランジ14を省略して巻きスペースS1 、S2 を形成することにより(同図(A))、1次巻線L1 を巻きスペースS1 に形成し、2次巻線L2 を巻きスペースS1 、S2 に分割巻きして形成することができる。なお、絶縁層21は、巻きスペースS1 において1次、2次巻線L1 、L2 間に介装し、1次、2次巻線L1 、L2 間を絶縁している。
【0035】
また、ボビン10は、各複数のフランジ14、14、15、15を設けることにより(同図(B))、1次、2次巻線L1 、L2 の分割数を増加させてもよい。なお、このときの絶縁層21、21…は、2次巻線L2 の高電位側に位置するに従って厚く形成してもよい(同図)。
【0036】
以上の説明において、ボビン10は、中間部のフランジ14、15を全部省略してもよい。また、1次巻線L1 は、2次巻線L2 の分割数に拘らず、最低電位側の巻きスペースS1 だけに形成してもよい。さらに、フランジ13、14、15に形成する溝状の通路13b、13b…、14b、14b、15b、15bは、それぞれ上下に連続して形成するに代えて、筒部11のまわりに放射状に形成してもよい。
【0037】
なお、この発明は、点火用のみならず、たとえばオゾン発生器、放電殺虫器、空気清浄機、静電集塵機等の他の任意の用途に使用する高電圧発生用絶縁トランスに広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】全体構成分解斜視図
【図2】図1のX−X線矢視相当断面図
【図3】図2の要部拡大説明図
【図4】電気接続図
【図5】製造工程説明図
【図6】他の実施の形態を示す模式説明図
【符号の説明】
【0039】
CA…コア
L1 …1次巻線
L2 …2次巻線
T1a、T1b、T2a、T2b…端子
Y…糸材
SL…シール材
10…ボビン
11…筒部
12、13、14、15…フランジ
12a、12b、13b、14a、14b、15a、15b…通路
21…絶縁層

特許出願人 アール・ビー・コントロールズ株式会社
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コアを組み込む筒部の両端部、中間部の各フランジ間に巻きスペースを形成するボビンと、該ボビン上に順に形成する1次巻線、絶縁層、2次巻線とを備えてなり、前記2次巻線は、前記ボビン上の全部の巻きスペースに分割巻きし、前記1次巻線は、前記2次巻線の低電位側の一部の巻きスペースに形成し、前記1次、2次巻線間に介装する前記絶縁層は、絶縁性の糸材により形成し、前記各フランジは、外周から前記筒部の外周に到達する通路を有し、該通路は、前記1次巻線の端子、前記2次巻線の低電位側の端子を設ける一端部のフランジを切り欠いて形成するとともに前記2次巻線の高電位側の端子を設ける他端部のフランジの表面に溝状に形成し、前記1次、2次巻線は、前記絶縁層とともにシール材を介してシールすることを特徴とする高電圧発生用絶縁トランス。
【請求項2】
前記糸材は、マルチフィラメント糸であることを特徴とする請求項1記載の高電圧発生用絶縁トランス。
【請求項3】
前記絶縁層は、前記2次巻線のみを巻き付ける前記巻きスペースにも形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の高電圧発生用絶縁トランス。
【請求項4】
前記糸材は、前記ボビンに付設する前記1次、2次巻線用の端子に巻始め、巻終りを固定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の高電圧発生用絶縁トランス。
【請求項5】
前記溝状の通路は、前記筒部の外周に接するように形成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の高電圧発生用絶縁トランス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−128735(P2006−128735A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−33173(P2006−33173)
【出願日】平成18年2月10日(2006.2.10)
【分割の表示】特願平11−155488の分割
【原出願日】平成11年6月2日(1999.6.2)
【出願人】(000100562)アール・ビー・コントロールズ株式会社 (97)
【Fターム(参考)】