説明

4位置換チエノピリジン誘導体

【課題】
本発明は、 本発明は、骨形成を促進する化合物に関する。
【解決手段】
下記一般式(I)
【化1】


[式中、R1:水素原子、メチル基;R2:一般式(II−1)を有する基等;R3:水素原子、弗素原子、塩素原子、メトキシ基;R4、R5:水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、シアノ基]
を有する化合物又はその薬理上許容される塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(I)
【化1】


[式中、
1は、水素原子又はメチル基を示し、
2は、下記一般式(II−1)又は(II−2)
【化2】


を有する基を示し、
3は、水素原子、弗素原子、塩素原子又はメトキシ基を示し、
4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基又はシアノ基を示し、
6は、メチルチオ基、アセチル基、式−(CH2n−R7を有する基又は式−O−(CH2n−R7を有する基(上記式中、R7は、水酸基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノ−若しくはジ−C1−C6アルキルアミノ基、シアノ基、カルボキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基又は式CONR89を有する基(R8及びR9は、同一又は異なって、水素原子又はC1−C6アルキル基を示すか、或はR8及びR9が結合する窒素原子と一緒になって、1乃至3個のC1−C6アルキル基、水酸基及びC1−C6アルコキシ基から選択される基で置換されてもよい5乃至7員飽和複素環を示す。)を示し、nは、1乃至4の整数を示す。)を示し、
Xは、酸素原子又は硫黄原子を示す。
但し、R2が式(II−1)を有する基を示し、かつXが酸素原子を示す場合、R3
4及びR5は、水素原子以外の基を示す。]
を有する化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項2】
1が、水素原子である、請求項1に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項3】
1が、メチル基である、請求項1に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項4】
2が、一般式(II−1)を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項5】
2が、一般式(II−1)を有する基を示し、R4及びR5は、同一又は異なって、弗素原子、塩素原子又はメチル基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項6】
2が、下記式
【化3】


[式中、R4及びR5は、同一又は異なって、弗素原子、塩素原子又はメチル基である。]から選択されるいずれか1つの一般式を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項7】
2が、下記式
【化4】


[式中、R3は、弗素原子、塩素原子又はメトキシ基を示し、R4及びR5は、同一又は異なって、弗素原子、塩素原子又はメチル基を示す。]
から選択されるいずれか1つの一般式を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項8】
2が、下記式
【化5】


から選択されるいずれか1つの式を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項9】
2が、一般式(II−2)を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項10】
2が、一般式(II−2)を有する基を示し、R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子又はメチル基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項11】
2が、下記式
【化6】


[式中、R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子又はメチル基であり、R6が、メチルチオ基、アセチル基、式−(CH2n−R7を有する基又は式−O−(CH2n−R7を有する基[上記式中、R7は、水酸基、C1−C6アルコキシ基、ジ−C1−C6アルキルアミノ基、シアノ基、カルボキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基、式CONR89を有する基(R8及びR9は、C1−C6アルキル基を示すか、或はR8及びR9が結合する窒素原子と一緒になって、1乃至3個のC1−C6アルキル基、水酸基及びC1−C6アルコキシ基から選択される基で置換されてもよい5乃至7員飽和複素環を示す。)であり、nは、1乃至3の整数である。]を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項12】
6が、メチルチオ基、アセチル基、式−(CH2n−R7を有する基又は式−O−(CH2n−R7を有する基[上記式中、R7は、水酸基、C1−C2アルコキシ基、ジ−C1−C2アルキルアミノ基、シアノ基、式CONR89を有する基(R8及びR9は、C1−C2アルキル基を示すか、或はR8及びR9が結合する窒素原子と一緒になって、1乃至3個のメチル基及び水酸基から選択される基で置換されてもよく酸素原子を含んでもよい5乃至6員飽和複素環を示す。)を示し、nは、1乃至3の整数を示す。]である、請求項11に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項13】
2が、下記式
【化7】


[式中、R4が、弗素原子、塩素原子又はメチル基であり、R6が、メチルチオ基、アセチル基、式−(CH2n−R7を有する基又は式−O−(CH2n−R7を有する基(上記式中、R7は、水酸基、メトキシ基、ジメチルアミノ基、シアノ基、式CONR89を有する基(R8及びR9は、メチル基を示すか、或はR8及びR9が結合する窒素原子と一緒になって、1個の水酸基又はメチル基で置換されてもよい、ピロリジニル基、モルホリニル基、ピペリジノ基又はピペラジニル基を示す。)を示す。)を示し、nは、1乃至3の整数を示す。]を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項14】
2が、下記式
【化8】


【化9】


から選択されるいずれか1つの式を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項15】
2が、下記式
【化10】


から選択されるいずれか1つの式を有する基である、請求項1乃至3から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項16】
Xが、酸素原子である、請求項1乃至15から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項17】
Xが、硫黄原子である、請求項1乃至15から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩。
【請求項18】
下記から選択される1つの化合物又はその薬理上許容される塩:
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(メチルチオ)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
4−(4−アセチル−2−クロロフェノキシ)−3−アミノチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(2,4,5−トリフルオロフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(3,4,5−トリフルオロフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(4−クロロ−2,3−ジメチルフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(2−クロロ−4,5−ジメチルフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(2,5−ジクロロ−4−メトキシフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェノキシ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−メトキシエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエトキシ]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[3−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(ジメチルアミノ)−4−オキソブチル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルフェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−フルオロ−4−(2−メトキシエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−クロロ−4−(2−メトキシエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−メトキシエチル)−2−メチルフェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−フルオロフェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{2−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−メチルフェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−2−フルオロフェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{2−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−2−メチルフェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−クロロ−4−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソエチル)フェノキシ]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{2−クロロ−4−[3−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[3−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル]−2−メチルフェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{2−クロロ−4−[2−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−オキソエチル]フェノキシ}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[2−クロロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−[4−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルフェノキシ]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[3−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル]フェノキシ}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{2−クロロ−4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]フェノキシ}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−2−フルオロフェノキシ}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
エチル=4−(4−{[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]オキシ}フェニル)ブタノアート、及び
4−(4−{[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]オキシ}フェニル)ブタン酸。
【請求項19】
請求項1乃至18から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【請求項20】
骨疾患の予防若しくは治療のための、請求項19に記載された医薬。
【請求項21】
骨疾患が、骨粗鬆症、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全である、請求項20に記載された医薬。
【請求項22】
骨粗鬆症が、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症である、請求項21に記載された医薬。
【請求項23】
医薬を製造するための、有効成分としての請求項1乃至請求項18から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩の使用。
【請求項24】
医薬が、骨疾患の予防若しくは治療のための医薬である、請求項23に記載された使用。
【請求項25】
骨疾患が、骨粗鬆症、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全である、請求項24に記載された使用。
【請求項26】
骨粗鬆症が、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症である、請求項25に記載された使用。
【請求項27】
請求項1乃至請求項18から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩を有効量哺乳動物若しくは鳥類に投与することからなる、骨形成を促進する及び/又は骨密度を改善する方法。
【請求項28】
骨疾患を予防若しくは治療するための、請求項27に記載された方法。
【請求項29】
骨疾患が、骨粗鬆症、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全である、請求項28に記載された方法。
【請求項30】
骨粗鬆症が、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症である、請求項29に記載された方法。
【請求項31】
哺乳動物が、ヒト、ウマ、ウシ又はブタであり、鳥類が、ニワトリである、請求項27乃至請求項30から選択されるいずれか1項に記載された方法。
【請求項32】
請求項1乃至請求項18から選択されるいずれか一項に記載された化合物又はその薬理上許容される塩を有効量、ヒトに投与することからなる、請求項27乃至請求項31から選択されるいずれか1項に記載された方法。

【公開番号】特開2008−208095(P2008−208095A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−48267(P2007−48267)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(000001856)三共株式会社 (98)
【Fターム(参考)】