説明

RFIDを内包した遊戯用代用貨幣およびその製造方法

【課題】RFIDタグを内包した遊戯用代用貨幣において、RFIDが容易に取り外せず、かつ、製造時や使用時にRFIDタグの不良が発生し難い構造を実現する。
【解決手段】
遊戯用代用貨幣10は、熱可塑性樹脂を用いて射出成形されたボディ11と、ボディ11にコア13として内包されたRFIDタグ131とを備えている。RFIDタグ131は、可撓性を有するカバーシート132で覆われた後、ボディ11の内部に、好ましくはインサート成形により埋め込まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームに用いられる遊戯用代用貨幣に関し、特に、RFIDを内包した遊戯用代用貨幣に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、RFIDタグの開発が進み、ゲームに用いられる代用貨幣にRFIDタグを内蔵することも提案されている。例えば、特許文献1には、代用貨幣(token)の表面ラベルの裏側に、ICチップとアンテナとを直に貼り付ける構成が開示されている。
【特許文献1】米国特許第6,659,875号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記特許文献1に開示された構成では、表面ラベルを剥がすだけで、ICチップを容易に取り外したり、異なるICチップに貼り替えたりすることが可能であるという問題がある。また、表面ラベルの裏側にICチップとアンテナとを直に貼り付けているので、代用貨幣の製造時や使用時にICチップが破損し易いという問題もある。そこで、この問題を鑑み、本発明は、RFIDが容易に取り外せず、かつ、製造時や使用時にRFIDタグの不良が発生し難い遊戯用代用貨幣を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するために、本発明にかかる遊戯用代用貨幣は、ボディと、前記ボディに内包されたRFIDタグとを備え、前記RFIDタグが、可撓性または可塑性を有するシートで覆われていることを特徴とする。
【0005】
この構成によれば、RFIDタグがボディに内包されているので、RFIDタグを容易に取り外すことができず、また、外部からの応力にも耐性がある。また、可撓性または可塑性を有するシートでRFIDタグが覆われていることにより、RFIDタグをボディに内包する際に、このシートで応力が吸収され、RFIDタグが破損することが防止される。従って、RFIDが容易に取り外せず、かつ、製造時や使用時にRFIDタグの不良が発生し難い遊戯用代用貨幣を提供できる。
【0006】
本発明にかかる遊戯用代用貨幣において、前記シートの材料としては、紙を用いることが好ましい。あるいは、塩化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートを用いることも好ましい。
【0007】
本発明にかかる遊戯用代用貨幣において、前記ボディが、内壁に周状の凹部を有するリング状に形成され、前記シートで覆われたRFIDタグが、前記凹部に挟持されている構成が好ましい。さらに、前記シートで覆われたRFIDタグの上層に封止樹脂が設けられていても良い。
【0008】
あるいは、本発明にかかる遊戯用代用貨幣において、前記ボディが角形である構成も好ましい。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる遊戯用代用貨幣の第1の製造方法は、可撓性または可塑性を有するシートで覆われたRFIDタグをボディに内包した遊戯用代用貨幣の製造方法であって、RFIDタグを可撓性または可塑性を有するシートで覆う工程と、前記シートで覆われたRFIDタグを金型内に配置する工程と、射出成形によ
って当該RFIDタグを内包するボディを形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0010】
この製造方法によれば、RFIDタグがボディに内包されるので、RFIDタグを容易に取り外すことができず、また、外部からの応力にも耐性がある遊戯用代用貨幣を実現できる。また、可撓性または可塑性を有するシートでRFIDタグを覆うことにより、RFIDタグをボディに内包する際に、このシートで応力が吸収され、RFIDタグが破損することが防止される。従って、RFIDが容易に取り外せず、かつ、製造時や使用時にRFIDタグの不良が発生し難い遊戯用代用貨幣を製造できる。
【0011】
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる遊戯用代用貨幣の第2の製造方法は、可撓性を有するシートで覆われたRFIDタグをボディに内包した遊戯用代用貨幣の製造方法であって、射出成形によって、内壁に周状の凹部を有するリング状のボディを形成する工程と、前記凹部に前記可撓性を有するシートで覆われたRFIDタグを嵌め込む工程と、前記RFIDタグの上層に封止樹脂を注入する工程とを含むことを特徴とする。
【0012】
この製造方法によれば、リング状のボディの内周にRFIDタグが嵌め込まれ、その上層を樹脂で封止するので、RFIDタグを容易に取り外すことができず、また、外部からの応力にも耐性がある遊戯用代用貨幣を実現できる。また、可撓性を有するシートでRFIDタグを覆うことにより、封止樹脂の注入時等に、RFIDタグが破損することが防止される。従って、RFIDが容易に取り外せず、かつ、製造時や使用時にRFIDタグの不良が発生し難い遊戯用代用貨幣を製造できる。
【発明の効果】
【0013】
以上のとおり、本発明によれば、RFIDを容易に取り外すことができず、かつ、製造時や使用時にRFIDタグの不良が発生し難い遊戯用代用貨幣を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳しく説明する。
【0015】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる遊戯用代用貨幣(以下、「チップ」と称する。)10の構造を示す図であり、図1(a)はチップ10の平面図、図1(b)は、図1(a)に示すA−A’断面におけるチップ10の断面図である。なお、図1(a)および図1(b)並びに図2以降の各図は、実際のチップの各部の寸法を忠実に示したものではない。例えば、図1(b)においては、チップの内部構造を分かりやすく示すために、チップ内の部材の厚さを誇張して図示している。
【0016】
図1(a)および図1(b)に示すように、第1の実施形態にかかるチップ10は、円盤状の外形を有している。チップ10は、チップ外形をかたちづくるボディ11と、ボディ11の両面に貼り付けられたラベル12と、ボディ11に埋め込まれたコア13とによって構成されている。コア13は、RFIDタグ131と、このRFIDタグ131の全体を覆うカバーシート132とによって構成されている。ボディ11は、熱可塑性樹脂を用いた射出成形によって形成され、通常、例えばチップ10の価額等に応じた色に着色されたり、数字または記号あるいは模様等が付されたりする。また、ボディ11は、主面に凹部を有し、この凹部にラベル12が貼り付けられている。ラベル12は、例えば樹脂フィルム等で形成され、種々の情報を印刷するために用いられる。
【0017】
ここで、図2を参照し、コア13の構成について説明する。図1を参照して前述したとおり、コア13は、RFIDタグ131と、このRFIDタグ131を覆うカバーシート132とによって構成されている。図2に示すように、RFIDタグ131は、ICチッ
プ131aとアンテナ131bとが、1枚のベースフィルム131c上に配置されるか、あるいは、2枚のベースフィルム131c間に挟み込まれた構成である。なお、RFIDタグ131におけるICチップ131aとアンテナ131bとの接続態様や、ベースフィルム131c上のアンテナ131bのパターン形状等は任意であり、図2に示した態様のみに限定されない。
【0018】
ICチップ131aには、様々な情報を記録することができる。具体例を挙げると、当該チップ10の価額を表す情報、当該チップ10の製造者を表す情報、当該チップ10の所有者を表す情報、当該チップ10が製造された日付を表す情報、当該チップ10が所有者に渡された日付を表す情報、当該チップ10を有効に使用できる期間を表す情報、当該チップ10を有効に使用できる場所を表す情報等が考えられる。もちろん、ICチップ131aに記録される情報は、これらの具体例にのみ限定されない。
【0019】
カバーシート132は、RFIDタグ131の全体を覆う可撓性シートであり、その材料としては、例えば、紙、塩化ビニル、またはポリエチレンテレフタレート等が好適に用いられる。カバーシート132は、ボディ11の射出成形時に、RFIDタグ131を保護する役目を果たす。カバーシート132は、後に詳述するが、RFIDタグ131を挟み込んだ際に、RFIDタグ131の表面にできるだけ隙間なく沿い、かつ、RFIDタグ131の周囲においてもう1枚のカバーシート132と接着可能な程度の可撓性または可塑性を有していれば良い。なお、ボディ11は、コア13を金型内に挿入し、その周囲に熱可塑性樹脂を注入することによってコア13をボディ11内部に完全に埋め込む、いわゆるインサート成形によって形成されることが好ましい。なお、インサート成形の場合、金型内部においてコア13を支持するための支持ピン等を要するため、成形後のボディ11に、当該支持ピンの形状が貫通孔として残存する場合があるが、本明細書に添付した図面においては、そのような貫通孔の図示を省略している。
【0020】
ここで、図3を参照し、コア13の製造方法の一例について説明する。この例では、カバーシート132上に接着剤(図示省略)を塗布し、図3(a)に示すように、複数のRFIDタグ131を所定の間隔で配置した後、もう1枚のカバーシート132を積層し、前記接着剤によってこれら2枚のカバーシート132を貼り合わせる。これにより、図3(b)に示すように、2枚のカバーシート132の間にRFIDタグ131が挟み込まれた状態となる。なお、図3(a)および図3(b)はあくまでも一例であり、1枚のカバーシート132上に配置するRFIDタグ131の個数は任意である。なお、カバーシート132の貼り合わせは、使用する接着剤の特性に応じて、RFIDタグ131が破壊されない程度の温度に加熱しながら行っても良いし、非加熱で行っても良い。
【0021】
次に、RFIDタグ131の外径よりも若干大きい径を持つように、パンチング加工により、図3(c)に示すように、カバーシート132からコア13を打ち抜く。以上の工程により、コア13が製造される。
【0022】
また、図3に示した例では、2枚のカバーシート132の間にRFIDタグ131を直接挟み込んでいるが、RFIDタグ131と2枚のカバーシート132の少なくとも一方との間に、クッション材を介在させても良い。クッション材を用いることにより、後の射出成形工程等において応力がかかっても、アンテナ131bの断線やICチップ131aとアンテナ131bとの接続不良等が生じることを防止できるからである。あるいは、これと同じ目的のために、カバーシート132自体がクッション性を有する材料であることが好ましい。または、前記の接着剤を厚く塗布することにより、接着剤がクッション材の役割を果たすようにすることも好ましい。
【0023】
また、図3の例では、カバーシート132上に、あらかじめ切り離された複数のRFI
Dタグ131を配置するものとしたが、生産効率を高めるために、図4に示す工程を採用しても良い。すなわち、図4(a)および図4(b)に示すように、1枚の大きなベースフィルム131c上にICチップ131aとアンテナ131bとが所定の間隔で複数形成されたものを、2枚のカバーシート132で挟み込んで接着する。そして、図4(c)に示すように、これにパンチング加工を施すことによって、コア13を形成する。
【0024】
以上のように形成されたコア13を、インサート成形の金型内部に配置し、コア13の周囲に熱可塑性樹脂を注入して冷却することにより、図1(b)に示す断面構造のボディ11を形成することができる。なお、ボディ11の射出成形手法は、インサート成形に限定されない。例えば、チップ10の片側半面を1回目の射出成形によって形成し、一旦金型をあけてコア13を配置してから、残りの片側半面用の金型を用いて2度目の射出成形を行うことによっても、コア13が内包されたボディ11を形成できる。また、インサート成形によってボディ11を形成する場合であっても、ボディ11に複数色の模様を付ける場合等には、互いに異なる色に着色された熱可塑性樹脂を用いて、金型を入れ換えながら、色毎に複数回の射出成形を行うことがある。
【0025】
最後に、ボディ11の両面にラベル12を接着剤で貼り付けることにより、チップ10が完成する。なお、本実施形態では、両面にラベル12を有する構成を例示したが、ラベル12が片面だけに設けられていても良い。また、ラベル12は必須ではない。つまり、図5に示すように、ボディ11’の両表面が平坦に形成され、ラベルがない構成としても良い。
【0026】
以上のように、本実施形態にかかるチップ10は、ボディ11の内部に、RFIDタグ131を内蔵したコア13が埋め込まれた構成である。従って、ラベル12を剥がしても、RFIDタグ131をチップ10から取り外すことはできない。また、RFIDタグ131は、カバーシート132で覆われているので、ボディ11の内部に射出成形によってコア13を埋め込む際に、RFIDタグ131が破損することが防止される。
【0027】
なお、上記の説明では、外径が円盤状のチップ10を例示したが、チップの外形は円盤状に限定されず、いわゆる角形チップも、第1の実施形態の変形例である。ここで、図6(a)および図6(b)に、第1の実施形態の変形例としての角形チップの構造を示す。図6(a)および図6(b)に示す角形のチップ20は、角形のボディ21の内部にコア13が埋め込まれた構成である。ボディ21は、熱可塑性樹脂を用いた射出成形によって形成され、通常、例えばチップ20の価額等に応じた色に着色されたり、数字または記号あるいは模様等が付されたりする。コア13は、インサート成形により、ボディ21の内部に埋め込まれる。なお、ボディ21の表面に、ラベルや表面保護シート等をさらに積層しても良い。
【0028】
このような構成にかかるチップ20においても、RFIDタグ131を取り外すことはできない。また、RFIDタグ131は、カバーシート132で覆われているので、ボディ21の内部に射出成形によってコア13を埋め込む際に、RFIDタグ131が破損することが防止される。
【0029】
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態にかかるチップ30の構造を示す図であり、図7(a)はチップ30の平面図、図7(b)は、図7(a)に示すC−C’断面におけるチップ30の断面図、図7(c)はチップ30におけるボディ31の形状を示す断面図である。なお、第1の実施形態において説明した構成要素については、第1の実施形態と同じ参照符号を付記し、詳細な説明を省略する。
【0030】
図7(a)および図7(b)に示すように、第2の実施形態にかかるチップ30は、円盤状の外形を有している。チップ30は、リング状のボディ31と、ボディ31内部に嵌め込まれたコア13と、コア13の上層に挿入された封止樹脂32と、チップ30の両面に貼り付けられたラベル12とによって構成されている。コア13は、第1の実施形態と同様に、RFIDタグ131と、このRFIDタグ131の全体を覆うカバーシート132とによって構成されている。ボディ31は、熱可塑性樹脂を用いた射出成形によって形成され、通常、例えばチップ30の価額等に応じた色に着色されたり、数字または記号あるいは模様等が付されたりする。
【0031】
ボディ31の内壁には、周状の凹部31aが形成されている。コア13は、この凹部31aに嵌め込まれて支持されている。つまり、RFIDタグ131は、コア13に内蔵された状態で、リング状のボディ31に内包されている。封止樹脂32は、指やペン等で容易に剥がすことができないように、例えば熱可塑性樹脂等によって形成され、コア13を外部からの圧力等から保護する役目も果たす。なお、封止樹脂32は、ラベル12を貼り付けるための接着剤を兼ねていても良い。
【0032】
チップ30の製造工程は、以下のとおりである。まず、射出成形によってボディ31を形成する。次に、第1の実施形態において図3(a)〜図3(c)を参照しながら説明したように、コア13を形成する。そして、ボディ31の凹部31aに、コア13を嵌め込む。なお、本実施形態のカバーシート132は、ボディ31の凹部31aにコア13を嵌め込む際に撓ませることが必要であるので、可撓性を有する材料で形成されている。コア13は、RFIDタグ131もカバーシート132も可撓性を有するので、周辺部を撓ませることにより、ボディ31の凹部31aに容易に嵌め込むことができる。次に、ボディ31のリング内部においてコア13の上層に、熱可塑性の封止樹脂32を注入し、さらにその上層にラベル12を貼り付けることにより、チップ30が完成する。なお封止樹脂32は必ずしも必要とせず、空隙としてもよく、あるいは紙などの保護材を配置してもよい。
【0033】
以上のように、本実施形態にかかるチップ30は、ボディ31の内部に、RFIDタグ131を内蔵したコア13が嵌め込まれた構成である。つまり、RFIDタグ131は、コア13に内蔵された状態で、リング状のボディ31に内包されている。また、ラベル12の下層には、指やペン等で容易に剥がすことができない封止樹脂32が挿入されている。従って、ラベル12を剥がしても、RFIDタグ131をチップ30から容易に取り外すことはできない。また、RFIDタグ131は、可撓性を有するカバーシート132で覆われてRFIDタグ131が損傷しないように保護されている。またRFIDタグ131は、可撓性を有するカバーシート132で覆われているので、ボディ31の内壁の凹部31aにコア13を容易に嵌め込むことができる。また、カバーシート132によって、封止樹脂32を注入する場合もRFIDタグ131が破損することが防止される。
【0034】
なお、チップ30においても、ラベル12は必須ではなく、ボディ31の表面と封止樹脂32の表面とが同じ高さになるように構成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態にかかるチップの平面図、(b)は、(a)に示すA−A’断面における断面図である。
【図2】第1の実施形態にかかるチップに内包されたコアの構造を示す一部切り欠き平面図である。
【図3】(a)〜(c)は、コアの主要な製造工程の一例を模式的に示す工程図である。
【図4】(a)〜(c)は、コアの主要な製造工程の他の例を模式的に示す工程図である。
【図5】第1の実施形態にかかるチップの一変形例を示す断面図である。
【図6】(a)は他の変形例にかかるチップの斜視図、(b)は、(a)に示すB−B’断面における断面図である。
【図7】(a)は本発明の第2の実施形態にかかるチップの平面図、(b)は、(a)に示すC−C’断面における断面図である。
【符号の説明】
【0036】
10 チップ
11 ボディ
11’ ボディ
12 ラベル
13 コア
131 RFIDタグ
131a ICチップ
131b アンテナ
131c ベースフィルム
132 カバーシート
20 チップ
21 ボディ
30 チップ
31 ボディ
31a 凹部
32 封止樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディと、
前記ボディに内包されたRFIDタグとを備え、
前記RFIDタグが、可撓性または可塑性を有するシートで覆われていることを特徴とする遊戯用代用貨幣。
【請求項2】
前記シートが紙である、請求項1に記載の遊戯用代用貨幣。
【請求項3】
前記シートが、塩化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートである、請求項1に記載の遊戯用代用貨幣。
【請求項4】
前記ボディが、内壁に周状の凹部を有するリング状に形成され、
前記シートで覆われたRFIDタグが、前記凹部に挟持されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊戯用代用貨幣。
【請求項5】
前記シートで覆われたRFIDタグの上層に封止樹脂が設けられている、請求項4に記載の遊戯用代用貨幣。
【請求項6】
前記ボディが角形である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊戯用代用貨幣。
【請求項7】
可撓性または可塑性を有するシートで覆われたRFIDタグをボディに内包した遊戯用代用貨幣の製造方法であって、
可撓性または可塑性を有するシートで覆われたRFIDタグを金型内に配置する工程と、
射出成形によって当該RFIDタグを内包するボディを形成する工程とを含むことを特徴とする、遊戯用代用貨幣の製造方法。
【請求項8】
可撓性を有するシートで覆われたRFIDタグをボディに内包した遊戯用代用貨幣の製造方法であって、
射出成形によって、内壁に周状の凹部を有するリング状のボディを形成する工程と、
前記凹部に前記可撓性を有するシートで覆われたRFIDタグを嵌め込む工程と、
前記RFIDタグの上層に封止樹脂を注入する工程とを含むことを特徴とする、遊戯用代用貨幣の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−246103(P2008−246103A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−93929(P2007−93929)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(000103301)エンゼル商事株式会社 (13)
【Fターム(参考)】