説明

RSK1阻害作用を有する新規スピロインダン誘導体

【課題】RSK1阻害作用に基づいて腫瘍細胞の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮する新規化合物、及び該化合物を含有する医薬組成物、RSK1阻害剤、並びに抗がん剤の提供。
【解決手段】下式の化合物を代表例とする新規スピロインダン誘導体、及び該化合物を含有する医薬組成物、RSK1阻害剤、並びに抗がん剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
mは、1、2又は3であり、
nは、1、2又は3であり、
kは、1からmまでの整数を表し、
lは、1からnまでの整数を表し、
は、N又はCRX1であり、
は、N又はCRX2であり、
は、N又はCRX3であり、
は、N又はCRX4であり、
但し、X、X、X及びXのうち、0個ないし2個が、Nであり;
は、N又はCRY1であり、
は、N又はCRY2であり、
は、N又はCRY3であり、
は、N又はCRY4であり、
但し、Y、Y、Y及びYのうち、0個ないし2個が、Nであり;
及びZは、それぞれ独立して、CO、O、CRZaZa’又はNRZbであるが、但し、Z及びZがそれぞれ独立してCRZaZa’であるとき、下記部分構造:
【化2】

は、
【化3】

で表され;
は、N又はCRZcであり;
Wは、
【化4】

又は、
【化5】

であり、ここで、
は、N又はCであり、
は、O、S、N又はCRW2であり、
は、O、S、N、CRW3又はNRW3であり、
は、N又はCRW4であり、
は、N又はCRW5であり、
は、N又はCRW6であり、
但し、W、W及びWのうち、0個ないし1個が、Nであり;
mが1、2又は3のとき、下記部分:
【化6】

は、それぞれ、次のように表され;
【化7】

nが1、2又は3のとき、下記部分:
【化8】

は、それぞれ、次のように表され;
【化9】

a1、Ra1’、Ra2、Ra2’、Ra3、Ra3’、Rb1、Rb1’、Rb2、Rb2’、Rb3及びRb3’は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基又は置換されてもよい低級アルキル基であるか、
或いは、Ra1、Ra1’、Ra2、Ra2’、Ra3、Ra3’、Rb1、Rb1’、Rb2、Rb2’、Rb3及びRb3’に関して、(i)Ra1及びRa1’のいずれか一方、(ii)Ra2及びRa2’のいずれか一方、(iii)Ra3及びRa3’ のいずれか一方、(iv)Rb1及びRb1’のいずれか一方、(v)Rb2及びRb2’のいずれか一方、並びに(vi)Rb3及びRb3’のいずれか一方、からなる6個の基の群から選ばれる2個の基が一緒になって、−(CH−(ここで、nは、1、2、又は3である。)を形成し、かつ、Ra1、Ra1’、Ra2、Ra2’、Ra3、Ra3’、Rb1、Rb1’、Rb2、Rb2’、Rb3及びRb3’のうち、−(CH−の形成に関与しない基は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基又は置換されてもよい低級アルキル基であり;
X1、RX2、RX3及びRX4は、それぞれ独立して、H、P、<置換基群L>から選択される置換基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基であるか
(ここで、
前記低級アルキル基、低級アルケニル基及び低級アルキニル基は、それぞれ独立して、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1a)ないし3a):
1a)低級アルキル基;
2a)<置換基群L>から選択される置換基;及び
3a)<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく;
は、−PX1−PX2であり、PX1は、−O−又は−NH−であり、PX2は、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基である。)、
或いは、RX1、RX2、RX3及びRX4は、それぞれ独立して、前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基であり;
Y1、RY2、RY3及びRY4は、それぞれ独立して、H、P、<置換基群M>から選択される置換基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基であるか
(ここで、
前記低級アルキル基、低級アルケニル基及び低級アルキニル基は、それぞれ独立して、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1b)ないし3b):
1b)低級アルキル基;
2b)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3b)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく;
は、−PY1−PY2であり、PY1は、−O−又は−NH−CO−であり、PY2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基; シクロアルキル基; アリール基; 芳香族複素環基; 脂肪族複素環基; シクロアルキル基で置換されているアルキル基; アリール基で置換されている低級アルキル基; 芳香族複素環基で置換されている低級アルキル基; 又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基、であり、
に係るシクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1c)ないし3c):
1c)低級アルキル基;
2c)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3c)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
に係るシクロアルキル基及び脂肪族複素環基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく、メチレン基が酸素原子と置き換わっていてもよい。)、
或いは、RY1、RY2、RY3及びRY4は、それぞれ独立して、前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基であり;
Za、RZa’、RZa1、RZa1’、RZa2及びRZa2’は、それぞれ独立して、H、<置換基群L>から選択される置換基、低級アルキル基又は低級アルケニル基であり(ここで、前記低級アルキル基及び低級アルケニル基は、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよい。)、但し、RZa1及びRZa1’のいずれか一方と、RZa2及びRZa2’のいずれか一方は、一緒になって2重結合又はエポキシを形成してもよく;
Zbは、H、P、又は置換されてもよい低級アルキル基であり、ここで、Pは、−PZ1−PZ2であり、PZ1は、−CO−であり、PZ2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基; シクロアルキル基; アリール基; 芳香族複素環基; 脂肪族複素環基; シクロアルキル基で置換されている低級アルキル基; アリール基で置換されている低級アルキル基; 芳香族複素環基で置換されている低級アルキル基; 又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基、であり、
に係るシクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1d)ないし3d):
1d)低級アルキル基;
2d)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3d)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
に係るシクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよい。);
Zcは、H又は置換されてもよい低級アルキル基であり;
W2、RW3、RW4、RW5及びRW6は、それぞれ独立して、H、ハロゲン原子、シアノ基又は置換されてもよい低級アルキル基であり;
<置換基群L>、<置換基群M>、<置換基群L>、及び<置換基群M>は、下記のように定義される。
<置換基群L>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
<置換基群M>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
<置換基群L>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
<置換基群M>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
]で示される化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項2】
式(I):
【化10】

[式中、
は、N又はCRX1であり、
は、N又はCRX2であり、
は、N又はCRX3であり、
は、N又はCRX4であり、
但し、X、X、X及びXのうち、0個ないし2個が、Nであり;
は、N又はCRY1であり、
は、N又はCRY2であり、
は、N又はCRY3であり、
は、N又はCRY4であり、
但し、Y、Y、Y及びYのうち、0個ないし2個が、Nであり;
及びZは、それぞれ独立して、CO、O、CRZaZa’又はNRZbであるが、但し、Z及びZがそれぞれ独立してCRZaZa’であるとき、下記部分構造:
【化11】

は、
【化12】

で表され;
Wは、
【化13】

又は、
【化14】

であり、ここで、
は、N又はCであり、
は、O、S、N又はCRW2であり、
は、O、S、N、CRW3又はNRW3であり、
は、N又はCRW4であり、
は、N又はCRW5であり、
は、N又はCRW6であり、
但し、W、W及びWのうち、0個ないし1個が、Nであり;
a1、Ra1’、Ra2、Ra2’、Rb1、Rb1’、Rb2及びRb2’は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基又は置換されてもよい低級アルキル基であるか、
或いは、Ra1、Ra1’、Ra2、Ra2’、Rb1、Rb1’、Rb2及びRb2’ に関して、(i)Ra1及びRa1’のいずれか一方、(ii)Ra2及びRa2’のいずれか一方、(iii)Rb1及びRb1’のいずれか一方、並びに、(iv)Rb2及びRb2’のいずれか一方、からなる4個の基の群から選ばれる2個の基が一緒になって、−(CH−(ここで、nは、1、2、又は3である。)を形成し、かつ、Ra1、Ra1’、Ra2、Ra2’、Rb1、Rb1’、Rb2及びRb2’のうち、−(CH−の形成に関与しない基は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基又は置換されてもよい低級アルキル基であり;
X1、RX2、RX3及びRX4は、それぞれ独立して、H、P、<置換基群L>から選択される置換基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基であるか
(ここで、
前記低級アルキル基、低級アルケニル基及び低級アルキニル基は、それぞれ独立して、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1a)ないし3a):
1a)低級アルキル基;
2a)<置換基群L>から選択される置換基;及び
3a)<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく;
は、−PX1−PX2であり、PX1は、−O−又は−NH−であり、PX2は、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基である。)、
或いは、RX1、RX2、RX3及びRX4は、それぞれ独立して、前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基であり;
Y1、RY2、RY3及びRY4は、それぞれ独立して、H、P、<置換基群M>から選択される置換基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基であるか
(ここで、
前記低級アルキル基、低級アルケニル基及び低級アルキニル基は、それぞれ独立して、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1b)ないし3b):
1b)低級アルキル基;
2b)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3b)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく;
は、−PY1−PY2であり、PY1は、−O−又は−NH−CO−であり、PY2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基; シクロアルキル基; アリール基; 芳香族複素環基; 脂肪族複素環基; シクロアルキル基で置換されているアルキル基; アリール基で置換されている低級アルキル基; 芳香族複素環基で置換されている低級アルキル基; 又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基、であり、
に係るシクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1c)ないし3c):
1c)低級アルキル基;
2c)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3c)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
に係るシクロアルキル基及び脂肪族複素環基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく、メチレン基が酸素原子と置き換わっていてもよい。)、
或いは、RY1、RY2、RY3及びRY4は、それぞれ独立して、前記シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基であり;
Za、RZa’、RZa1、RZa1’、RZa2及びRZa2’は、それぞれ独立して、H、<置換基群L>から選択される置換基、低級アルキル基又は低級アルケニル基であり(ここで、前記低級アルキル基及び低級アルケニル基は、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよい。)、但し、RZa1及びRZa1’のいずれか一方と、RZa2及びRZa2’のいずれか一方は、一緒になって2重結合又はエポキシを形成してもよく;
Zbは、H、P、又は置換されてもよい低級アルキル基であり、ここで、Pは、−PZ1−PZ2であり、PZ1は、−CO−であり、PZ2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基; シクロアルキル基; アリール基; 芳香族複素環基; 脂肪族複素環基; シクロアルキル基で置換されている低級アルキル基; アリール基で置換されている低級アルキル基; 芳香族複素環基で置換されている低級アルキル基; 又は脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基、であり、
に係るシクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1d)ないし3d):
1d)低級アルキル基;
2d)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3d)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
に係るシクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよい。);
W2、RW3、RW4、RW5及びRW6は、それぞれ独立して、H、ハロゲン原子、シアノ基又は置換されてもよい低級アルキル基であり;
<置換基群L>、<置換基群M>、<置換基群L>、及び<置換基群M>は、下記のように定義される。
<置換基群L>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
<置換基群M>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
<置換基群L>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
<置換基群M>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルチオ基及びカルボキシル基
]で示される化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項3】
Wで示される
【化15】

が、下記:
【化16】

のいずれかから選択される基であり、また、Wで示される
【化17】

が、下記:
【化18】

のいずれかから選択される基である、
請求項2記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項4】
下記部分構造:
【化19】

が、次のいずれかから選択される、
【化20】

【化21】

請求項3記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項5】
a1が、水素原子、ヒドロキシ基又は炭素数1個ないし2個の低級アルキル基であり、
a1’、Ra2、Ra2’、Rb1、Rb1’、Rb2及びRb2’が、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1個ないし2個の低級アルキル基である、
請求項4記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項6】
が、N又はCRX1であり、
が、N又はCRX2であり、
が、N又はCRX3であり、
が、N又はCRX4であるが、但し、X、X、X及びXのうち、0個ないし1個が、Nであり;
X1、RX2、RX3及びRX4が、それぞれ独立して、H、P、<置換基群L>から選択される置換基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、又は炭素数3個ないし6個のシクロアルキル基であり
(ここで、
前記低級アルキル基、低級アルケニル基及び低級アルキニル基は、それぞれ独立して、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基は、それぞれ独立して、下記1a)ないし3a):
1a)低級アルキル基;
2a)<置換基群L>から選択される置換基;及び
3a)<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記シクロアルキル基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく;
は、−PX1−PX2であり、PX1は、−O−又は−NH−であり、PX2は、<置換基群L>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基である。);
<置換基群L>が、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、及びカルボキシル基、であり;
<置換基群L>:
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、及びジ低級アルキルアミノ基、である、
請求項5記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項7】
が、N又はCRY1であり、
が、N又はCRY2であり、
が、N又はCRY3であり、
が、N又はCRY4であるが、但し、Y、Y、Y及びYのうち、0個ないし1個が、Nであり;
Y1、RY2、RY3及びRY4が、それぞれ独立して、H; P; <置換基群M>から選択される置換基; 低級アルキル基; 低級アルケニル基; 又は、ピロリル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、フラニル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基及びピリダジニル基から選択される芳香族複素環基であり
(ここで、
前記低級アルキル基及び低級アルケニル基は、それぞれ独立して、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記芳香族複素環基は、それぞれ独立して、下記1b)ないし3b):
1b)低級アルキル基;
2b)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3b)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
は、−PY1−PY2であり、PY1は、−O−又は−NH−CO−であり、PY2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基; 炭素数3個ないし6個のシクロアルキル基; 前記シクロアルキル基で置換されている低級アルキル基; ピロリル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、フラニル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基及びピリダジニル基から選択される芳香族複素環基で置換されている低級アルキル基; ピロリジニル基、ピペリジニル基及びピペラジニル基から選択される脂肪族複素環基; 又は前記脂肪族複素環基で置換されている低級アルキル基、であり、
に係るシクロアルキル基、芳香族複素環基及び脂肪族複素環基は、それぞれ独立して、下記1c)ないし3c):
1c)低級アルキル基;
2c)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3c)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
に係るシクロアルキル基及び脂肪族複素環基は、2重結合を含んでもよく、また、同一炭素原子に結合する2個の水素原子がオキソ基で置換されてもよく、メチレン基が酸素原子と置き換わっていてもよい。);
<置換基群M>が、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、及びアミノ基、であり;
<置換基群M>が、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、及びカルボキシル基、である、
請求項6記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項8】
Za、RZa’、RZa1、RZa1’、RZa2及びRZa2’が、それぞれ独立して、H、ヒドロキシ基、又は低級アルキル基であり;
Zbは、H、P、又は<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基であり、
ここで、Pは、−PZ1−PZ2であり、PZ1は、−CO−であり、PZ2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基である、
請求項7記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項9】
式(I)が、式(Iaa):
【化22】

で表され、
下記部分構造:
【化23】

が、次のいずれかから選択され、
【化24】

a1、Ra2、Rb1及びRb2は、それぞれ独立して、H又はヒドロキシ基であるが、Ra1、Ra2、Rb1及びRb2のうち、0個ないし1個が、ヒドロキシ基であり;
Za及びRZa2は、それぞれ独立して、H又は炭素数1個ないし2個の低級アルキル基であり;
Za1及びRZa1’は、それぞれ独立して、H、ヒドロキシ基、又は炭素数1個ないし2個の低級アルキル基であり;
Wが、下記:
【化25】

のいずれかから選択される、請求項8記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項10】
が、N、CH、又はCFであり;
a1が、H又はヒドロキシ基であり、Ra2、Rb1及びRb2は、Hであり;
Za及びRZa2は、それぞれ独立して、H又はメチル基であり;
Za1及びRZa1’の一方が、Hであり、RZa1及びRZa1’のもう一方が、H、ヒドロキシ基又は炭素数1個ないし2個の低級アルキル基であり;
は、N又はCRY1であり、ここで、RY1は、H、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は低級アルコキシ基であり;
は、N又はCRY2であり、ここで、RY2は、P; <置換基群M>から選択される置換基; 低級アルキル基; 又はイミダゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、ピラゾリル基、及びトリアゾリル基から選択される芳香族複素環基 であり(ここで、
前記低級アルキル基は、それぞれ独立して、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
前記芳香族複素環基は、それぞれ独立して、下記1b)ないし3b):
1b)低級アルキル基;
2b)<置換基群M>から選択される置換基;及び
3b)<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されている低級アルキル基、
から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されてもよく;
は、−PY1−PY2であり、PY1は、−O−であり、PY2は、<置換基群M>から選択される同一若しくは異なる置換基で1個若しくは2個以上置換されていてもよい低級アルキル基; 又はイミダゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、フラニル基、及びトリアゾリル基から選択される芳香族複素環基で置換されている低級アルキル基であり、前記芳香族複素環基は、低級アルキル基で置換されていてもよく;
は、N又はCRY3であり、ここで、RY3は、H、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は低級アルコキシ基であり;
は、N又はCRY4であり、ここで、RY4は、H、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は低級アルコキシ基であり;
但し、Y、Y、Y及びYのうち、0個ないし1個が、Nであり;
<置換基群M>が、ハロゲン原子及びヒドロキシ基、であり;
<置換基群M>が、ヒドロキシ基、アミノ基、及びカルバモイル基、である、
請求項9記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項11】
下記部分構造:
【化26】

が、次のいずれかから選択され、
【化27】

Wが、下記:
【化28】

のいずれかから選択される、
請求項10記載の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項12】
(a)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(b)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(c)シス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(d)シス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−7’−メトキシスピロ[シクロヘキサン−1,1’−イソインドール]−3’(2’H)−オン、
(e)(2’S,3’R)−トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,1’−インデン]−2’,3’−ジオール、
(f)(6’S,7’R)−トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,5’−シクロペンタ[b]ピリジン]−6’,7’−ジオール、
(g)(3’R)−トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3’−ヒドロキシ−3’−メチルスピロ[シクロヘキサン−1,1’−インデン]−2’(3’H)−オン、
(h)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−4−クロロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(i)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−4−(3−ヒドロキシプロピ−1−イン−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(j)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−7−シクロヘキ−1−セン−1−イル−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(k)シス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−7−ヒドロキシ−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(l)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(m)2−({トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1Hベンズイミダゾール−1−イル]−3−オキソ−3Hスピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−5−イル}オキシ)アセトアミド、
(n)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オン、
(o)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、
(p)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、
(q)トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−5’−メチル−5’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−フロ[3,4−b]ピリジン]−5’−オール、
(r)トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−1’−メチル−1’H−スピロ[シクロヘキサン−1,3’−フロ[3,4−c]ピリジン]−1’−オール、
(s)トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3’−メチル−3’H−スピロ[シクロヘキサン−1,1’−フロ[3,4−c]ピリジン]−3’−オール、
(t)トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−7’−メチル−7’H−スピロ[シクロヘキサン−1,5’−フロ[3,4−b]ピリジン]−7’−オール、
(u)1’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,4’−ピペリジン]−3−オール、
(v)(1R,2R,4S)−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−5’−メチル−5’H−スピロ[シクロヘキサン−1,7’−フロ[3,4−b]ピリジン]−2,5’−ジオール、
(w)(1R,2’R,4’S)−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−2’,3−ジオール、
(x)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、
(y)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3−メチル−5−[(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、
(z)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−5−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、
(aa)(2S)−N−{トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−3−ヒドロキシ−3−メチル−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−5−イル}−2−ヒドロキシプロパンアミド、
(bb)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、
(cc)トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−5−フルオロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−1’−メチル−1’H−スピロ[シクロヘキサン−1,3’−フロ[3,4−c]ピリジン]−1’−オール 5’−オキシド、
(dd)トランス−4’−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−3−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3H−スピロ[2−ベンゾフラン−1,1’−シクロヘキサン]−3−オール、又は
(ee)トランス−4−[2−(4−アミノ−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1−イル]−1’−メチル−1’H−スピロ[シクロヘキサン−1,3’−フロ[3,4−c]ピリジン]−1’−オール、
又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル。
【請求項13】
薬学的に許容できる担体又は希釈剤と一緒に、請求項1記載の化合物1種以上を有効成分として含むことを特徴とする、医薬組成物。
【請求項14】
薬学的に許容できる担体又は希釈剤と一緒に、請求項1記載の化合物1種以上を有効成分として含むことを特徴とする、RSK1阻害剤。
【請求項15】
薬学的に許容できる担体又は希釈剤と一緒に、請求項1記載の化合物1種以上を有効成分として含むことを特徴とする、抗がん剤。

【公開番号】特開2009−173629(P2009−173629A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−271313(P2008−271313)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(000005072)萬有製薬株式会社 (51)
【Fターム(参考)】