説明

S端子コネクタ

【課題】プリント回路基板上の電子部品の高密度化に寄与できるS端子コネクタを提供する。
【解決手段】S端子コネクタ11は、絶縁性の基台21を備え、基台21には、コンタクト41、アースコンタクト42、第1シールドカバーおよび第2シールドカバーを取り付ける。コンタクト41は、1つの信号ピン接触部46および1つの回路接続部47を有する。アースコンタクト42は、2つのアースピン接触部61および1つのシールド接触部62を有する。第1シールドカバー43は、1つのシールド接触部71および1つの回路接続部72を有する。第2シールドカバー44は、2つのシールド接触部81および1つの回路接続部82を有する。4つの回路接続部47,47,72,82は、基台21の裏面側から突出し、一直線上に並んで位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板上の電子部品の高密度化に寄与できるS端子コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、S端子ケーブルの先端に取り付けられたプラグが接続されるS端子コネクタ(Sコネクタ)としては、例えば図14ないし図16に示すものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
この従来のS端子コネクタ1は、絶縁性の基台2を備え、基台2には長手状の2本の同一形状のコンタクト3がそれぞれ取り付けられている。各コンタクト3は、長手方向一端側にプラグ(図示せず)の信号ピン部と接触する1つの信号ピン接触部(図示せず)を有し、長手方向他端側にプリント回路基板10の回路に接続される平板状の1つの回路接続部4を有している。
【0004】
また、基台2には1つのアースコンタクト5が取り付けられている。アースコンタクト5は、プラグのアースピン部と接触する2つのアースピン接触部(図示せず)と、プリント回路基板10の回路に接続される平板状の1つの回路接続部6とを有している。
【0005】
さらに、基台2には2つの同一形状のシールドカバー(シールドコンタクト)7がそれぞれ取り付けられている。各シールドカバー7は、プラグのシールド部と接触する2つのシールド接触部(図示せず)と、プリント回路基板10の回路に接続される平板状の2つの回路接続部8とを有している。
【0006】
また、プリント回路基板10の回路に接続する5つの回路接続部(脚部)4,6,8は、図14から明らかなように、基台2の裏面側からプリント回路基板10に向って突出し、放射状に広がるように位置する。
【0007】
そして、図15および図16にはS端子コネクタ1が複数組み込まれたジャック板9が示され、各S端子コネクタ1の5つの回路接続部4,6,8は、プリント回路基板10の接続用孔部10aに挿通されている。
【非特許文献1】[online]、エムデン無線工業株式会社、[平成19年9月10日検索]、インターネット<URL:http://www.emuden.com/products13/connector.htm>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来のS端子コネクタ1では、図15および図16に示されるように、例えばプリント回路基板10の縁部(図中、斜線を施した部分A)にはほとんどスペースがなく、チップ部品等の電子部品を設けることができない。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、プリント回路基板上の電子部品の高密度化に寄与できるS端子コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1記載のS端子コネクタは、絶縁性の基台と、この基台にそれぞれ取り付けられ、プラグの信号ピン部と接触する1つの信号ピン接触部およびプリント回路基板の回路に接続される1つの回路接続部を有する2つのコンタクトと、前記基台に取り付けられ、前記プラグのアースピン部と接触する2つのアースピン接触部および前記プラグのシールド部と接触する1つのシールド接触部を有するアースコンタクトと、前記基台に取り付けられ、前記プラグのシールド部と接触する1つのシールド接触部および前記プリント回路基板の回路に接続される1つの回路接続部を有する第1シールドカバーと、前記基台に取り付けられ、前記プラグのシールド部と接触する2つのシールド接触部および前記プリント回路基板の回路に接続される1つの回路接続部を有する第2シールドカバーとを備え、前記4つの回路接続部は、前記基台の裏面側から突出し、一直線上に並んで位置するものである。
【0011】
請求項2記載のS端子コネクタは、請求項1記載のS端子コネクタにおいて、アースコンタクト、第1シールドカバーおよび第2シールドカバーは、プラグの信号ピン部と信号ピン接触部との接触に先立って前記プラグのシールド部とシールド接触部とを接触させるための静電気対策用突部を有するものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る発明によれば、プリント回路基板の回路に接続される4つの回路接続部が基台の裏面側から突出して一直線上に並んで位置するため、従来の構成に比べて、プリント回路基板上のスペースを有効に利用することが可能であり、プリント回路基板上の電子部品の高密度化に寄与できる。
【0013】
請求項2に係る発明によれば、アースコンタクト、第1シールドカバーおよび第2シールドカバーがプラグの信号ピン部と信号ピン接触部との接触に先立ってプラグのシールド部とシールド接触部とを接触させるための静電気対策用突部を有するため、静電気がコンタクトの信号ピン接触部に落ちるのを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明のS端子コネクタの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1ないし図5において、11はS端子コネクタ(Sコネクタ)で、このS端子コネクタ11には、図6および図7に示されるように、図示しないS端子ケーブルの先端に取り付けられたプラグ12が接続される。プラグ12は、2本の信号ピン部(輝度信号用および色信号用)13と、2本のアースピン部14と、1つの位置決め用の凸部15と、略円筒状のシールド部(GND部)16とを有している。
【0016】
S端子コネクタ11は、合成樹脂等にて一体に形成された絶縁性の基台(端子ボディ)21を備えている。
【0017】
基台21は、略円柱状に形成され、軸方向一端面が表面(図1中、上面)で、軸方向他端面が裏面(図1中、下面)である。基台21は、表裏面に貫通した2つの同一形状の貫通孔部23を有している。各貫通孔部23の表面側の開口面23aは円形状に形成され、裏面側の開口面23bは四角形状に形成されている。各貫通孔部23の表面側部分が、プラグ12の信号ピン部13が挿入される信号ピン被挿入孔部24となっている。
【0018】
また、基台21の裏面側には、図1、図2および図4等に示されるように、アースコンタクト被取付孔部26、第1シールドカバー被取付孔部27および第2シールドカバー被取付孔部28が形成されており、各被取付孔部26,27,28は基台21の裏面で開口している。
【0019】
さらに、基台21の表面側には、図3および図5等に示されるように、プラグ12のシールド部16が挿入されるシールド被挿入孔部31がそのシールド部16に対応して略円筒状に形成されている。シールド被挿入孔部31は、基台21の表面で開口するとともに、各被取付孔部26,27,28に連通している。基台21の表面部のうちシールド被挿入孔部31の外周面に臨んだ部分には表面側に向って徐々に拡径する円錐面状のガイド面32が形成され、このガイド面32には4つの凹部33が90度間隔で形成されている。
【0020】
また、基台21の表面側には、プラグ12のアースピン部14が挿入される2つのアースピン被挿入孔部34が形成されている。各アースピン被挿入孔部34の基台21の表面で開口するとともに、アースコンタクト被取付孔部26に連通している。さらに、基台21の表面側には、プラグ12の位置決め用の凸部15が挿入される位置決め用の凹部35が形成されている。
【0021】
そして、基台21には、5つの導電性部材(端子部材)、つまり2つの同一形状のコンタクト41、1つのアースコンタクト42、1つの第1シールドカバー(第1シールドコンタクト)43および1つの第2シールドカバー(第2シールドコンタクト)44がそれぞれ対応する孔部23,26,27,28に裏面側から嵌入されて取り付けられている。すなわち基台21の貫通孔部23にはコンタクト41が取り付けられ、基台21のアースコンタクト被取付孔部26にはプリント回路基板に対して接続しないアースコンタクト42が取り付けられ、基台21の第1シールドカバー被取付孔部27には第1シールドカバー43が取り付けられ、基台21の第2シールドカバー被取付孔部28には第2シールドカバー44が取り付けられている。
【0022】
コンタクト41は、図8に示すように、長手状をなすもので、長手方向一端側(図中、上側)にプラグ12の信号ピン部13と接触しこの信号ピン部13を保持する1つの信号ピン接触部46を有し、長手方向他端側(図中、下側)にプリント回路基板を貫通してプリント回路基板の回路に半田付け等により接続される平板状の1つの回路接続部47を有している。信号ピン接触部46は、互いに離間対向しプラグ12の信号ピン部13を挟持する略く字状の一対の挟持板部48と、互いに接触して両挟持板部48間の間隙49を保持する略コ字状の一対のコ字状部50とにて構成されている。各コ字状部は互いに接離する対向面50aを有しており、両挟持板部48でプラグ12の信号ピン部13を挟持した状態では、両挟持板部48が信号ピン部13に押されて弾性変形することにより両対向面50aは互いに離れて位置するが、信号ピン部13が抜き取られると両挟持板部48が弾性復元力で復帰し、両対向面50aは互いに接触する。
【0023】
すなわち、コンタクト41は、長手状の第1板部51およびこの第1板部51の短手方向両端部から突出した長手状の第2板部52からなる本体部53を有している。本体部53には2つの孔部54が形成されている。また、本体部53の長手方向一端部には信号ピン接触部46が設けられ、本体部53の長手方向他端部には回路接続部47が設けられている。信号ピン接触部46の両挟持板部48間の間隙49を覆う間隙覆い板部55が、本体部53の長手方向一端部に突設されている。つまり、本体部53の第1板部51の端部から突出した突出部分が間隙覆い板部55となっている。
【0024】
そして、間隙覆い板部55にて両挟持板部48間の間隙49が覆われていることから、例えばコンタクト41のメッキ処理を行う場合等において複数のコンタクト41を回転カゴに収納して回転させたときに、一のコンタクト41の両挟持板部48間の間隙49に他のコンタクト41の回路接続部47が挿通されてコンタクト同士が絡み合う不具合が生じない。
【0025】
アースコンタクト42は、図9に示すように、平面視で略レ字状をなすもので、一方側にプラグ12のアースピン部14と接触しこのアースピン部14を保持する2つのアースピン接触部61を有し、他方側にプラグ12のシールド部16と接触する1つのシールド接触部62を有している。
【0026】
すなわち、アースコンタクト42は、中間の1箇所で鋭角に折り曲げられた屈曲状のものであって第1板部63と第2板部64とからなる本体部65を有している。本体部65の第1板部63には2つの突出板部66が設けられ、各突出板部66から互いに離間対向しプラグ12のアースピン部14を挟持する一対の挟持板部67が突出している。両挟持板部67にてアースピン接触部61が構成されている。
【0027】
また、本体部65の第2板部64には略矩形環状の環状板部68が設けられている。環状板部68には、プラグ12のシールド部16と接触する略く字状の接触板部69が内側空間を跨ぐように設けられている。また、環状板部68の先端部分68aから静電気対策用突部70が突出している。なお、接触板部69と、静電気対策用突部70と、環状板部68の先端部分68aのうち接触板部69および静電気対策用突部70間に位置する部分とにて、略く字状のシールド接触部62が構成されている。
【0028】
第1シールドカバー43は、図10に示すように、長手状をなすもので、長手方向一端側(図中、上側)にプラグ12のシールド部16と接触する1つのシールド接触部71を有し、長手方向他端側(図中、下側)にプリント回路基板を貫通してプリント回路基板の回路に半田付け等により接続される平板状の1つの回路接続部72を有している。
【0029】
すなわち、第1シールドカバー43は、本体板部73を有し、この本体板部73の一端部に略矩形環状の環状板部74が設けられている。環状板部74には、プラグ12のシールド部16と接触する略く字状の接触板部75が内側空間を跨ぐように設けられている。また、環状板部74の先端部分74aから静電気対策用突部76が突出している。なお、接触板部75と、静電気対策用突部76と、環状板部75の先端部分75aのうち接触板部75および静電気対策用突部76間に位置する部分とにて、略く字状シールド接触部71が構成されている。また、本体板部73の他端部に回路接続部72が設けられている。
【0030】
第2シールドカバー44は、図11に示すように、平面視で略へ字状をなすもので、一方側(図中、下側)にプラグ12のシールド部16と接触する2つのシールド接触部81を有し、他方側(図中、上側)にプリント回路基板を貫通してプリント回路基板の回路に半田付け等により接続される平板状の1つの回路接続部82を有している。
【0031】
すなわち、第2シールドカバー44は、中間の2箇所で折り曲げられた平面視略へ字状の本体板部83を有し、この本体板部83には略矩形環状をなす2つの環状板部84が設けられている。各環状板部84には、プラグ12のシールド部16と接触する略く字状の接触板部85が内側空間を跨ぐように設けられている。また、各環状板部84の先端部分84aから静電気対策用突部86が突出している。なお、接触板部85と、静電気対策用突部86と、環状板部84の先端部分84aのうち接触板部85および静電気対策用突部86間に位置する部分とにて、略く字状のシールド接触部81が構成されている。また、本体板部83の突出板部分83aから回路接続部82が突出している。
【0032】
なお、図3および図5等に示されるように、4つのシールド接触部62,71,81,81の静電気対策用突部70,76,86,86は、基台21の対応する4つの凹部33内に位置する。静電気対策用突部70,76,86,86は、基台21のガイド面32よりシールド被挿入孔部31側に若干突出しており、プラグ12のシールド部16のシールド被挿入孔部31への挿入時にシールド部16の先端部が静電気対策用突部70,76,86,86に最初に接触する。
【0033】
また、図2および図3等に示されるように、4つの回路接続部47,47,72,82は、基台21の裏面側から同じ突出量をもって突出し、一直線上に並んで位置する。すなわち、4つの平板状の回路接続部47,47,72,82は、同一面上に位置し、横一列に並んでいる。
【0034】
次に、上記S端子コネクタ11の作用等を説明する。
【0035】
S端子コネクタ11を組み立てる場合、まず、2つのコンタクト41を基台21の貫通孔部23に基台21の裏面側から挿入して仮組する。
【0036】
次いで、アースコンタクト42を基台21のアースコンタクト被取付孔部26に基台21の裏面側から挿入して仮組する。
【0037】
続いて、第1シールドカバー43を基台21の第1シールドカバー被取付孔部27に基台21の裏面側から挿入して仮組し、その後、第2シールドカバー44を基台21の第2シールドカバー被取付孔部28に基台21の裏面側から挿入して仮組する。次いで、図示しない圧入治具を用いて、コンタクト41、アースコンタクト42、シールドカバー43,44を圧入して組立が完了する。
【0038】
なお、S端子コネクタ11は、従来の2つのシールドカバー(アース端子)を3つに分け、そのうちの1つをプリント回路基板に落とさないアースコンタクト42とし、残りの2つをプリント回路基板に落とすシールドカバー43,44とすることにより、プラグ12の挿抜によるシールドカバー43,44間のスイッチ機能を有している。
【0039】
このようにして組み立てられたS端子コネクタ11は、図12および図13に示すように、例えばテレビの背面等に取り付けられるジャック板90に組み込まれ、各S端子コネクタ11の4つの回路接続部47,47,72,82はプリント回路基板91の接続用孔部91aに挿通され、半田付け等によってそのプリント回路基板91の回路に電気的に接続される。
【0040】
また、S端子ケーブルのプラグ12をS端子コネクタ11に接続する場合、2本の信号ピン部13を基台21の信号ピン被挿入孔部24に、2本のアースピン部14を基台21のアースピン被挿入孔部34に、位置決め用の凸部15を基台12の凹部35に、シールド部16を基台21のシールド被挿入孔部31にそれぞれ挿入すると、2本の信号ピン部13が信号ピン接触部46に、2本のアースピン部14がアースピン接触部61に、シールド部16の外周面がシールド接触部62,71,81,81にそれぞれ接触し、互いに電気的に接続される。
【0041】
そして、このようなS端子コネクタ11によれば、プリント回路基板91の回路に接続される4つの回路接続部47,47,72,82が基台21の裏面側から突出して一直線上に並んで位置するため、従来の構成に比べて、プリント回路基板91上のスペースを有効に利用することが可能であり、プリント回路基板91上の電子部品の高密度化に寄与することができる。
【0042】
すなわち例えば図12および図13に示すように、プリント回路基板91の端縁に対して平行に4つの回路接続部47,47,72,82が一直線上に並んでいるため、そのプリント回路基板91の縁部(図中、斜線を施した部分B)に空いたスペースができ、このスペースにチップ部品等の電子部品(例えば、抵抗、コンデンサ等)を設けることができ、しかも、端子である回路接続部47,47,72,82が4本で横一列に並び、端子間の距離も十分に確保され、この配列形状からも半田が流れやすくなる。
【0043】
また、アースコンタクト42、第1シールドカバー43および第2シールドカバー44の4つのシールド接触部62,71,81,81は、プラグ12の挿入の際にプラグ12の信号ピン部13とコンタクト41の信号ピン接触部46との接触に先立ってプラグ12のシールド部16とシールド接触部62,71,81,81とを接触させるための静電気対策用突部70,76,86,86を有するため、静電気がコンタクト41の信号ピン接触部46に落ちるのを確実に防止でき、映像の乱れ等を防ぐことができる。
【0044】
さらに、コンタクト41の信号ピン接触部46は、互いに離間対向しプラグ12の信号ピン部13を挟持する略く字状の一対の挟持板部48と、互いに接触して両挟持板部48間の間隙49を保持する略コ字状の一対のコ字状部50とにて構成するため、端子の潰れを防止する機能を有することとなり、両挟持板部48の間隙がない不良品が発生する不具合がない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施の形態に係るS端子コネクタの分解斜視図である。
【図2】同上S端子コネクタの裏面側からみた斜視図である。
【図3】同上S端子コネクタの表面側からみた斜視図である。
【図4】同上S端子コネクタの裏面図である。
【図5】同上S端子コネクタの表面図である。
【図6】同上S端子コネクタにプラグを接続した状態の一部切欠き斜視図である。
【図7】同上S端子コネクタに接続するプラグの正面図である。
【図8】同上S端子コネクタのコンタクトの斜視図である。
【図9】同上S端子コネクタのアースコンタクトの斜視図である。
【図10】同上S端子コネクタの第1シールドカバーの斜視図である。
【図11】同上S端子コネクタの第2シールドカバーの斜視図である。
【図12】同上S端子コネクタを組み込んだジャック板と基板とを示す斜視図である。
【図13】同上S端子コネクタを組み込んだジャック板と基板とを示す斜視図である。
【図14】従来のS端子コネクタの裏面側からみた斜視図である。
【図15】従来のS端子コネクタを組み込んだジャック板と基板とを示す斜視図である。
【図16】従来のS端子コネクタを組み込んだジャック板と基板とを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
11 S端子コネクタ
12 プラグ
13 信号ピン部
14 アースピン部
16 シールド部
21 基台
41 コンタクト
42 アースコンタクト
43 第1シールドカバー
44 第2シールドカバー
46 信号ピン接触部
47,47,72,82 回路接続部
61 アースピン接触部
62,71,81,81 シールド接触部
70,76,86,86 静電気対策用突部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁性の基台と、
この基台にそれぞれ取り付けられ、プラグの信号ピン部と接触する1つの信号ピン接触部およびプリント回路基板の回路に接続される1つの回路接続部を有する2つのコンタクトと、
前記基台に取り付けられ、前記プラグのアースピン部と接触する2つのアースピン接触部および前記プラグのシールド部と接触する1つのシールド接触部を有するアースコンタクトと、
前記基台に取り付けられ、前記プラグのシールド部と接触する1つのシールド接触部および前記プリント回路基板の回路に接続される1つの回路接続部を有する第1シールドカバーと、
前記基台に取り付けられ、前記プラグのシールド部と接触する2つのシールド接触部および前記プリント回路基板の回路に接続される1つの回路接続部を有する第2シールドカバーとを備え、
前記4つの回路接続部は、前記基台の裏面側から突出し、一直線上に並んで位置する
ことを特徴とするS端子コネクタ。
【請求項2】
アースコンタクト、第1シールドカバーおよび第2シールドカバーは、プラグの信号ピン部と信号ピン接触部との接触に先立って前記プラグのシールド部とシールド接触部とを接触させるための静電気対策用突部を有する
ことを特徴とする請求項1記載のS端子コネクタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2009−76295(P2009−76295A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−243636(P2007−243636)
【出願日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(000103194)エムデン無線工業株式会社 (15)
【Fターム(参考)】