説明

住友金属工業株式会社により出願された特許

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【課題】電気炉のみで製造した消耗電極を用いる場合であっても、VAR法により凝固組織が全域にわたって良好な鋼塊を製造することができる真空アーク溶解時のグロー放電防止方法を提供する。
【解決手段】VAR法により消耗電極を溶解して鋼塊を製造するに際し、Cを0.1〜0.5質量%、およびAlを0.01〜0.02質量%含有する炭素鋼または低合金鋼の消耗電極を電気炉のみで製造し、消耗電極中の酸素含有率Oa[質量%]、および消耗電極中のCと酸素による炭酸ガス生成反応における平衡酸素濃度O0[質量%]が下記(1)式を満足する条件で真空アーク溶解を行う。
a−O0≦0.0019[質量%] ・・・(1) (もっと読む)


【課題】GLめっき浴の浴底で堆積固化したボトムドロスを従来よりも容易に除去することが可能な、溶融Al−Zn系合金めっき浴のボトムドロス除去方法、及び、該ボトムドロス除去方法を用いる溶融Al−Zn系合金めっき鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】溶融Al−Zn系合金めっき鋼板の製造に使用する、50質量%以上60質量%以下のAlを含有するめっき浴中のボトムドロスを除去する際に、めっき浴の組成を変更することにより、単斜晶の結晶構造の金属間化合物が20%以上含有されるようにボトムドロスを変態させる第1工程と、該第1工程に続いて、ボトムドロスをめっき浴から除去する第2工程と、を有する、溶融Al−Zn系合金めっき浴のボトムドロス除去方法とし、該方法を用いてボトムドロスを除去する工程と、該工程の後にめっき浴の組成を調整する工程とを有する、溶融Al−Zn系合金めっき鋼板の製造方法とする。 (もっと読む)


【課題】スラブの表層から離れた位置における気泡や介在物を低減し、気泡や介在物に起因する製品欠陥の発生を回避する。
【解決手段】鋳型内溶鋼に鋳型幅方向の電磁攪拌流を付与する連続鋳造において、鋳型4長辺の外側に配置する電磁攪拌コイル1における磁極鉄芯1aのメニスカス2位置より鋳造方向下流側の長さLが、浸漬ノズル3の吐出孔3aから鋳型長辺の下端までの長さNの0.8倍以上とした電磁攪拌装置で、鋳型内溶鋼に電磁攪拌を行いながら鋳造することで、炭素含有率が0.004質量%以下の極低炭素鋼薄板用鋳片に対し、面積が0.005mm2以上の気泡及び非金属介在物の、鋳片表層から10〜50mm以内の鋳片中に存在する数の合計が0.020個/mm3以下である鋳片を製造する。
【効果】表面品質に優れたスラブを安定して製造することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】地震時に液状化の恐れが高く、常時には透水性の良い砂層を有する地盤において、液状化抑止用に排水機能を付与するとともに、常時の通水性を阻害しない、壁体および鋼矢板を提供する。
【解決手段】鋼矢板11本体のウェブ11aとフランジ11bに囲まれた内側に、排水部材を構成する面状樹脂材13aを取り付けるとともに、鋼矢板11本体のウェブ11aに多数の透水孔12を穿設する。このような鋼矢板11を左右両側の継手11c、11dを嵌合させながら地盤中に打設することにより、地盤中に、環境に配慮した、液状化対策用の鋼矢板壁が形成される。鋼矢板11本体のウェブ11aに透水孔12を設けてあることで、平常時には、地下水の円滑な流れが阻害されることなく、鋼矢板壁背後における井戸枯れや水位低下の問題がない。地震時には、排水部材を構成する面状樹脂材13aを通じて、過剰間隙水圧が逸散され、地盤の液状化が抑止される。 (もっと読む)


【課題】優れた耐HIC性を有する高強度鋼管用鋼板及び高強度鋼管を提供する。
【解決手段】本発明による高強度鋼管は、質量%で、C:0.020〜0.070%、Si:0.05〜0.50%、Mn:1.10〜1.60%、P:0.008%以下、S:0.0006%以下、Cu:0.05〜0.50%、Cr:0.05〜0.50%、Ni:0.05〜1.00%、Mo0.50%以下、Nb:0.005〜0.080%、V:0.005〜0.080%、Ti:0.005〜0.030%、N:0.0015〜0.0070%、Al:0.005〜0.060%及びCa:0.0005〜0.0060%を含有し、残部はFe及び不純物からなり、式(1)を満たす。
0.6<Cu+Cr+Ni+Mo<1.5 (1)
ここで、式(1)中の各元素記号には、各元素の含有量(質量%)が代入される。 (もっと読む)


【課題】引張強度が極めて高く曲げ性及び伸びフランジ性に優れる高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板は、質量%で、C:0.07%超0.15%以下、Si:0.001%超0.80%以下、Mn:2.1%超3.5%以下、P:0.02%以下、S:0.01%以下、sol.Al:0.001%以上0.40%以下、Ti:0.030%以上0.25%以下、B:0.0015%超0.010%以下およびN:0.01%以下を含有する化学組成を有し、面積%で、フェライト:20%以上60%以下および残留オーステナイト:0.5%以上3.0%以下を含有し、未再結晶フェライトが0.5%未満である鋼組織を有し、合金化溶融亜鉛めっき鋼板は、引張強度(TS)が980MPa以上である機械特性を有する。 (もっと読む)


【課題】管や棒などの鋼材を矯正するに際し、ロールの摩耗を抑制し、段取替え時間を短縮して精整能率を向上させることができる曲がり矯正方法を提供する。
【解決手段】ロール材質が炭化タングステン−コバルト(WC−Co)系の焼結体(超硬合金)である超硬矯正ロールを用いる鋼材の曲がり矯正方法であって、当該超硬ロールの硬さがHRA85〜87である曲がり矯正方法。この矯正方法は、被矯正材が自動車のエアバッグ用鋼管等、高強度材である場合、特に有効である。 (もっと読む)


【課題】成長結晶端部のクラック発生を防止して、溶液法によりSiC単結晶を製造する方法を提供する。
【解決手段】Si−C溶液面に接触させたSiC種結晶の下面にSiC単結晶を成長させる、溶液法によるSiC単結晶の製造方法において、結晶成長が完了した時に、成長したSiC単結晶が接触している上記溶液面の近傍のSi−C溶液のC濃度を低下させた後に、上記成長したSiC単結晶を上記溶液面から引き上げることを特徴とする溶液法によるSiC単結晶の製造方法。成長したSiC単結晶が接触している上記溶液面の近傍のSi−C溶液のC濃度を7at%以下に低下させることが望ましい。 (もっと読む)


【課題】表面スケール疵を発生させることなく厚鋼板に適切な機械的特性を与えることが可能な、加熱炉の制御方法及び厚鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】R基の加熱炉が稼働中の連続加熱炉で複数のスラブを加熱し、スラブを圧延して厚鋼板を製造する際に、圧延後に厚鋼板に表面スケール疵が発生しない目標在炉時間を決定し、圧延能率及び目標在炉時間から、スラブに表面スケール疵が発生しない目標炉内スラブ数を計算し、スラブが加熱炉群に装入される際に加熱炉群内に存在するスラブ数を予測し、予測したスラブ数が、目標炉内スラブ数のα×R/(R−1)倍以上であれば少なくとも1基の加熱炉の加熱能力を低減し、それ以外の場合にはR基の加熱炉の加熱能力を維持し、予測したスラブ数が目標炉内スラブ数以下となるようにスラブの間隔を調整する加熱炉の制御方法とし、該制御方法で制御される加熱炉を用いて厚鋼板を製造する厚鋼板の製造方法とする。 (もっと読む)


【課題】連続鋳造時に発生する鋳片表面欠陥を抑制しながら高マンガン系非磁性鋼を生産性高く製造する方法を提供する。
【解決手段】質量%で,C:0.45〜1.3%,Si:0.05〜0.5%,Mn:10〜19%,P:0.10%以下,S:0.02%以下,Al:0.003〜0.1%,N:0.005〜0.30%を含有する化学組成を有し,透磁率が1.1以下である高マンガン系非磁性鋼を連続鋳造法により製造する方法であって,鋳造温度Tが式(1)を満たすよう制御するとともに,鋳造速度Vc(m/min)を下記式(2)の範囲に選定することを特徴とする非磁性鋼の製造方法:
a≦T≦a+50 ・・・(1)
Vc≧0.02×(T−a) ・・・(2)
ここで,aは鋼の組成から下記式(3)により決定される値である。
a=1557-{53×(%C)+4.5×(%Mn)+45×(%P)} ・・・(3) (もっと読む)


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