説明

住友金属工業株式会社により出願された特許

61 - 70 / 2,544


【課題】連続鋳造鋳片の凝固組織および凝固二次組織の微細化および均一化を図ることが可能な連続鋳造方法およびこの連続鋳造方法による鋳片を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.03%-0.20%,Si:0.005%-2.0%,Mn:0.2%-3.5%,P:0.1%以下およびS:0.01%以下を含有し、Bi,SnおよびTeのうちから選ばれた第1の構成元素の1種以上を合計で0.0001%-0.03%を含有し、残部がFeおよび不純物からなる鋳片の連続鋳造方法であって、前記鋳片の厚さ方向中心における結晶粒径をdとし、前記第1の構成元素を合計で0.0001%未満含有し、かつ圧下しないで鋳造した連続鋳造鋳片の厚さ方向中心における結晶粒径をd0とした場合に、dとd0の比の値d/d0が0.1-0.8となるように鋳片の厚さ方向中心部が凝固した直後に圧下することを特徴とする鋳片の連続鋳造方法、およびこの方法で得られた鋳片。 (もっと読む)


【課題】優れた耐粒界腐食性および耐溶接割れ性を有するオーステナイト系ステンレス鋼の溶接継手を提供する。
【解決手段】Nbおよび/またはVを含有する耐粒界腐食性に優れたSUS310系ステンレス鋼を溶接するに際し、C:0.03%以下、Si:0.65%以下、Mn:1.0〜2.5%、Cr:19.5〜25%、Ni:9〜14%、Mo:0〜0.75%、Cu:0〜0.75%、N:0.1%以下、P:0.03%以下、S:0.03%以下を含有し、残部はFeおよび不純物からなる溶接材料を用いて得られる溶接金属の初層部における化学組成が、C:0.026%以下、Si:0.2%〜0.65%、Mn:0.01〜2%、Cr:19.5〜25.5%、Ni:9〜17.5%、Mo:0.75%以下、Cu:0〜0.75%、N:0.07%以下、P:0.03%以下、S:0.002%以下、Nb:0.1%以下およびV:0.15%以下の1種または2種を含有し、残部はFeおよび不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼の溶接継手。 (もっと読む)


【課題】高い降伏比と良好な延性とを有し、自動車用部材等の適用に好適な高強度熱延熱延鋼板を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.1%以上0.2%以下、Mn:1%以上3%以下、Si+Al:0.3%以上1.0%未満、Cr:0.1%以上0.6%以下及びN:0.001%以上0.008%以下を含有し、更に、Ti:0.05%以下及びNb:0.05%以下から選択される1種又は2種を含有し、残部Fe及び不純物なる化学組成のスラブに[Ae点−50(℃)]以上[Ae点+50(℃)]以下の温度域で圧延完了する多パス熱間圧延を施し熱延鋼板とし、前記熱延鋼板を、前記圧延完了後0.4秒間以内に600℃/秒以上の平均冷却速度で700℃以下の温度域まで冷却し、次いで600℃以上700℃以下の温度域に0.4秒間以上5秒間以内保持し、その後100℃/秒以上の平均冷却速度で450℃以下の温度域まで冷却し熱延鋼板を製造する。 (もっと読む)


【課題】最終製品として端部にネジが形成され表面に製品情報がマーキングされた製品管を製造する場合に、マーキングに支障が生じることなく、製品管の外観品質を向上できる継目無鋼管の製造方法を提供する。
【解決手段】熱間加工を経て得られた鋼管の端部にネジ切りを施すネジ切り工程、およびネジ切りが施された製品管の表面に製品情報のマーキングを施すマーキング工程を含む継目無鋼管の製造方法であって、マーキング工程の前段に、両端部に保護キャップが嵌め込まれた前記製品管の外面を洗浄する洗浄工程を含む。 (もっと読む)


【課題】地震時に液状化の発生が懸念される地盤に施工される壁体や護岸等に用いられる排水機能付き鋼矢板について、施工性およびコストメリットを改善する。
【解決手段】鋼矢板基体1と、その長手方向に沿って設けた排水部材2と、排水部材の表面を覆い、排水部材内部への土砂の侵入を防止するフィルター材3と、排水部材の前面に設けた防護板4とからなる。鋼矢板基体は有効幅500mm以上の鋼矢板であり、防護板は施工機械の把持力および地中の土圧に耐え得る剛性を有するものを用いる。防護板の施工機械が把持する位置近傍には少なくとも1つのリブ5を設ける。排水部材は鋼矢板基体の表面と防護板の本体およびリブとの間に形成される空間に配置する。防護板は、鋼矢板基体および排水部材とともにを地中に設置した後に、防護板のみ引き抜き可能となっている。 (もっと読む)


【課題】閉じた横断面形状を有するとともに軸方向へ搬送される鋼材を、長手方向及び/又は周方向への加熱温度の変動を抑制しながら加熱して、熱処理鋼材を製造する。
【解決手段】長手方向の第1の端部17aを先頭として長手方向へ送られる鋼管17の外面17cから離間して第1の位置Aに配置され、鋼管17をAc3点以上に加熱する誘導加熱コイル12aと、第1の位置Aよりも鋼管17の送り方向の下流の第2の位置Bで鋼管17の外面17cに冷却水13bを吹き付けることによって、誘導加熱コイル12aによる鋼管17の加熱位置P1と冷却水13bの鋼管17への吹き付け位置P2との間に赤熱部17dを形成しながら、鋼管17を焼入れる冷却機構13と、赤熱部17dの温度測定機構14と、温度測定機構14の測定結果に基づいて、誘導加熱コイル12aへの電力の投入量をフィードバック制御する投入電力制御機構15とを備える製造装置10である。 (もっと読む)


【課題】成長炉内を均熱化することが可能であり種結晶近傍でのSiC多結晶の発生を抑制し得る溶液法によるSiC単結晶製造方法を提供する。
【解決手段】溶液法により原料溶液2からSiC種結晶基板上にSiC単結晶を成長させるための種結晶3を有する成長炉4と、該種結晶3を支え且つ種結晶3から熱を成長炉4の外部に伝達するための支持軸5と、前記原料溶液2を収容する坩堝6と、前記坩堝6を成長炉4内の内壁から距離をおいて保持するための支持部8と、前記成長炉4を囲んで成長炉外に配置されたエネルギー放出体9とを含んで成る溶液法SiC単結晶製造装置1を用いるSiC単結晶製造方法であって、前記支持部8の少なくとも一部として、坩堝6を支える方向の熱伝導率(TC)と前記方向に垂直な方向の熱伝導率(TC)との間にTC>TCの関係を有する部材から構成されてなる伝熱異方性支持部11を用いる。 (もっと読む)


【課題】得られる金属二重管の外管と内管の界面に面圧を発生させ、密着性を確保できる金属二重管の製造方法を提供する。
【解決手段】加工用ダイスとしてテーパーダイス2を用いる冷間引抜きによって、外管11の内面に内管12の外面が接してなる金属二重管1を製造する方法であって、下記(1)式により算出され、テーパーダイス2のアプローチ部2aで外管11と内管12とが接触する長さL(mm)が、下記(2)式を満たす条件とし、空引きすることを特徴とする金属二重管の製造方法である。ここで、do1は冷間引抜き前の外管11外径(mm)、zは冷間引抜き前における外管11と内管12とのクリアランス(mm)、d1は冷間引抜きにより得られた金属二重管1の外径(mm)、αはテーパーダイス2のアプローチ部2aの角度(°)である。
L=(do1−d1−2z)/2sinα ・・・(1)
1.35≦1/L≦10 ・・・(2) (もっと読む)


【課題】鋼中に存在する介在物を鉄マトリクスから抽出後、介在物を観察可能にし精度よく粒度分布を測定するための前処理法を提供する。
【解決手段】鋼試料を溶解し、残渣をフィルターでろ過する。残渣中に含まれる大量の遊離カーボンを低温灰化処理することで大部分を除去する。この方法を前処理として介在物を分析することにより、介在物のみを精度良く観察することができ、介在物の粒度分布を精度良く計測できる。 (もっと読む)


【課題】クレーンのブーム等の機械構造部材に特に好適な、高強度と高靭性を有する肉厚が30mmを超える厚肉継目無鋼管を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.10〜0.20%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.05〜1.2%、Cr:0.50〜1.50%、Mo:0.50〜1.50%、Nb:0.002〜0.10%%、Al:0.005〜0.10%、並びにTi:0.003〜0.050%およびV:0.01〜0.20%の1種または2種を含有し、残部はFeおよび不純物からなり、不純物中のNiが0.10%未満、Cuが0.20%以下、Pが0.025%以下、Sが0.005%以下、Nが0.007%以下、Bが0.0003%未満である低合金鋼からなり、引張強度950MPa以上、降伏強度850MPa以上であって、−40℃でのシャルピー吸収エネルギーが60J以上であり、肉厚が30mm超である継目無鋼管およびその製造方法。 (もっと読む)


61 - 70 / 2,544