説明

東邦テナックス株式会社により出願された特許

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【課題】耐熱性や靭性等の機械的特性に優れた複合材料を成形するのに適した熱硬化性樹脂組成物、及びこの熱硬化性樹脂組成物を用いたプリプレグを提供すること。
【解決手段】平均粒子径が1〜12μmのシリコーン樹脂微粒子1〜90重量%と、熱可塑性樹脂99〜10重量%を混練して得られる平均粒子径が5〜70μmの熱可塑性複合微粒子5〜50重量部(成分[A])、熱硬化性樹脂100重量部(成分[B])、硬化剤20〜50重量部(成分[C])、及び成分[A]以外の熱可塑性樹脂5〜80重量部(成分[D])を必須成分として、前記割合で含むことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 (もっと読む)


【課題】複合材料の層間破壊靭性の向上に寄与し得る炭素繊維を提供すること。
【解決手段】エポキシ樹脂を主成分とするサイズ剤が、繊維重量に対し0.3〜5.0重量%付着した炭素繊維ストランドを乾燥・熱処理するに際し、該処理後のサイズ剤のエポキシ当量が繊維に付着前のサイズ剤のエポキシ当量の2.0〜4.0倍になるまで、200〜250℃で乾燥・熱処理することからなる炭素繊維の製造方法。コンポジット性能、特に、層間のもろさの指標となる層間破壊靭性に優れた複合材料用の炭素繊維が得られる。 (もっと読む)


【課題】反応性に優れた放射線硬化樹脂組成物、及びこの樹脂と繊維強化材とからなる、特に航空・宇宙分野で利用可能な複合材料・部材を成形するためのプリプレグ、特に、従来のものよりも圧縮特性や層間せん断強度に優れ、且つ、コスト的にも有利な樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】エポキシ樹脂及び/又はオキセタン樹脂からなる成分〔A〕100質量部と、熱可塑性樹脂等の変性剤成分〔B〕1〜100質量部と、エポキシ系シランカップリング剤等の非アミン系カップリング剤成分〔C〕と、放射線により酸を発生するヨードニウム塩型等の開始剤成分〔D〕とからなる放射線硬化樹脂組成物と、かかる放射線硬化樹脂組成物を繊維強化材に含浸せしめて得られるプリプレグ、及び複合材料。 (もっと読む)


【課題】
成形速度が大きくボイド等のない高品質の複合材料を得る複合材料の成形方法の提供。
【解決手段】
プリプレグを予備成形工程と放射線照射工程とにより成形する方法であって、プリプレグについて一定の加熱温度Tに対するゲル化時間tを予めプロットしたゲル化温度−時間曲線において、予備成形工程における実際の加熱温度に対するゲル化時間tgelを求め、予備成形工程における実際の加熱時間tをゲル化時間tgelの30〜70%の範囲とする。または、ゲル化温度−時間曲線において、予備成形工程における実際の加熱時間に対するゲル化温度Tgelを求め、予備成形工程における実際の加熱温度Tを、Tgel−20℃〜Tgel−5℃の範囲とする。放射線照射工程は、加熱のみによる完全硬化後のプリプレグ固有のガラス転移温度Tg以上の温度で硬化すべく放射線の照射を行う。 (もっと読む)


【課題】耐湿熱特性に優れ、高温高湿環境においても良好な機械物性保持率を有する、構造材用のエポキシ樹脂組成物、及びこのエポキシ樹脂組成物を用いたプリプレグを提供すること。
【解決手段】少なくとも成分[A]のグリシジルアミノ基を有する多官能エポキシ樹脂、成分[B]の特定の構造を有する芳香族ジアミン系硬化剤、成分[C]の熱可塑性樹脂を必須成分とするエポキシ樹脂組成物であって、湿熱処理後のTgが150℃以上であることを特徴とする樹脂組成物である。更には、該エポキシ樹脂組成物を繊維強化材シートに含浸させてなるプリプレグである。 (もっと読む)


【課題】構造材料として好適な繊維強化複合材料を与える樹脂組成物とそのプリプレグを提供すること。
【解決手段】少なくとも下記式(1)で表されるエポキシ樹脂と、硬化剤と、熱可塑性樹脂を含むエポキシ樹脂組成物であって、該樹脂組成物の所定条件(オートクレーブ成形、圧力0.49MPa、温度180℃、時間120分)下で硬化したときの硬化物の、室温条件(25℃、50%RH)下で測定した曲げ弾性率が3.0GPa以上で、かつ、曲げ強度が130MPa以上となるような物性を有するエポキシ樹脂組成物である。


(上記式(1)中、Arは炭素数6〜20の芳香族基を表す。) (もっと読む)


【課題】意匠面にヒケの発生が殆どない成形品を、効率良く製造するためのRTM成形方法、及びそれに用いる金型を提供する。
【解決手段】上下分割型の金型10,20を用いてRTM成形法によりFRP成形品30を製造するに際し、下型20の内側面の少なくとも一部に、周方向(水平方向)の溝40が設けられた金型を用い、かつ、下型20に離型力が相対的に強い離型剤20aを塗布し、上型に離型力が相対的に弱い離型剤10aを塗布してRTM成形を行う。 (もっと読む)


【課題】高いコンポジット性能が求められる複合材料に適した、高強度炭素繊維を製造するのに適した耐炎化繊維を提供すること。
【解決手段】ポリアクリル系前駆体繊維を酸化性雰囲気中で耐炎化処理して得られる耐炎化繊維であって、比重が1.34〜1.37で、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)で測定される環化度(I1620/I2240)が190〜230%で、広角X線回折測定から得られる回折角度(2θ)が17度付近のピーク強度の半値幅と、AI値(芳香族化係数)の比(AI値/半値幅)が7.0以下である高強度炭素繊維用耐炎化繊維。 (もっと読む)


【課題】 本発明の課題は、電解処理により表面改質される炭素繊維の表層部における各官能基の存在比率を制御し、マトリックス樹脂との複合材料とした際に優れたコンポジット特性を示す炭素繊維を提供することにある。
【解決手段】 炭素繊維を電解処理して表面改質される炭素繊維を調製する過程において、炭素繊維の電解酸化処理後にアルカリ処理を施すことにより、炭素繊維表層部のカルボキシル基とヒドロキシル基との存在比率を制御することが出来る。炭素繊維表層部のカルボキシル基とヒドロキシル基との存在比率が所定の範囲内にある炭素繊維を用いてマトリックス樹脂との複合材料を調製すると、該複合材料が高い衝撃後圧縮強度、及び層間強度を有する。 (もっと読む)


【課題】
従来と比較して、繊維内部ボイドが極めて少なく、高い強度を有する炭素繊維を提供することにある。また、フィラメントの強度のばらつきが小さい炭素繊維ストランドを提供することにある。さらに、本発明の他の目的は上記のような炭素繊維の製造方法を提供することにある。
【解決手段】
繊維内部のボイドを、炭素繊維フィラメントの見かけ密度(A)と粉末密度(B)を測定することにより定量する。そして、AをBで除した値が所定の値以上となる炭素繊維は高い引張強度を有する。このような炭素繊維は、耐炎化繊維を炭素化させて炭素繊維が製造される工程を二段階に分け、第一炭素化工程の最高温度を所定範囲とし、第二炭素化工程での工程張力を所定範囲とすることにより製造される。 (もっと読む)


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