説明

日立造船株式会社により出願された特許

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【課題】 二酸化炭素(CO)を含む混合ガス中から二酸化炭素を回収するゼオライト複合膜について、水蒸気存在下でも、顕著なガス分離特性を発揮できる、二酸化炭素選択的透過分離膜に有用なゼオライト複合膜を提供する。
【解決手段】 ゼオライト複合膜は、多孔質基体上に、下記組成のゼオライト骨格を有するフォージャサイト(FAU)型ゼオライト膜が設けられ、
AlSi192−n384 (式中、48≦n≦86である)
FAU型ゼオライト膜の表面に、撥水被膜層が設けられている。撥水被膜層は、シリカ(Si)/アルミニウム(Al)≧100の組成比を有する疎水性ゼオライト膜よりなるものであることが好ましい。また、ゼオライト複合膜の撥水被膜層の表面がシリル化されていることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】一端が封止されかつ他端が開放された複数個の管状膜エレメントが搭載されたタイプの膜モジュールでも、膜二次(透過)側の透過成分の分圧を下げる効果をもたらすスイープガスを、各管状膜エレメントの内側に供給できる、多管式分離膜モジュールを提供する。
【解決手段】多管式分離膜モジュール1は、各管状膜エレメント2の内側にスイープガス供給用注入管3が膜エレメント2の開放端2b側から挿入され、スイープガス注入管3の先端3aが膜エレメント2の封止端2a寄り部分の内側で開放されており、スイープガス導入部より各スイープガス注入管3に送り込まれたスイープガスが該注入管開放先端3aから膜エレメント2の封止端2a寄り部分の内側に供給されて、各膜エレメント2を透過してくる成分が膜エレメント2内側でスイープガスによって希釈され、透過成分の分圧が下げられるとともに透過成分とスイープガスの混合成分が一緒に排出される。 (もっと読む)


【課題】 広範囲の二酸化炭素濃度、および圧力をもつ混合ガスを効率良く、高濃度二酸化炭素ガスと二酸化炭素除去ガスに分離することが可能な、二酸化炭素分離システムを提供する。
【解決手段】 二酸化炭素分離システムは、二酸化炭素濃度3〜75%の混合ガス1を、二酸化炭素分離用ゼオライト膜5を具備する一次二酸化炭素分離器4に導入し、ゼオライト膜5の透過側に二酸化炭素濃度80%以上の一次透過ガス6を生じさせるとともに、ゼオライト膜5の一次非透過側ガス7の二酸化炭素濃度を3〜15%まで低減する。ついで、この一次非透過側ガス7を、アミン吸収法または圧力スイング吸着法(PSA)による二次二酸化炭素分離器8に導入し、分離器8により分離された二酸化炭素濃度80%以上の二次分離ガス9を生じさせるとともに、二酸化炭素濃度2%以下の二酸化炭素除去ガス10を生じさせる。二酸化炭素分離用ゼオライト膜4は、FAU型ゼオライト膜層を含むものが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 例えば、燃焼排ガス、天然ガス、バイオガス、化学プロセスガスなどの各種ガスから二酸化炭素を分離する二酸化炭素回収方法における二酸化炭素吸収液の再生方法について、吸収液の再生に必要な熱エネルギーを小さくすることができ、二酸化炭素の分離除去コストを大幅に低減することができる、二酸化炭素吸収液の再生方法を提供する。
【解決手段】 二酸化炭素回収方法における二酸化炭素吸収液の再生方法は、二酸化炭素を含有する被処理ガスと二酸化炭素吸収液とを接触させて被処理ガス中の二酸化炭素を除去する二酸化炭素吸収工程と、二酸化炭素吸収工程で二酸化炭素を吸収したリッチ溶液中の二酸化炭素を除去し、再生する再生工程とを具備する二酸化炭素回収方法において、二酸化炭素を吸収したリッチ溶液を液状のまま、二酸化炭素を選択的に透過させる二酸化炭素分離用ゼオライト膜を具備する膜分離装置(5)へ導き、浸透気化法により二酸化炭素を分離除去して、二酸化炭素吸収液を再生することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】吸着剤や吸収剤を用いずに排ガス中に含まれる大気汚染物質を効率的に除去できる排ガスの浄化方法を提供する。
【解決手段】排ガス中に含まれる窒素酸化物、硫黄酸化物、硫化水素および炭化水素類のうち少なくとも一つの大気汚染物質に対して優先的な吸着力を利用して分離する機能を有するゼオライト膜2を用いて大気汚染物質を排ガスから除去することを特徴とする排ガスの浄化方法である。好適な実施形態では、ゼオライト膜を用いた大気汚染物質の除去の後に、該大気汚染物質を触媒を用いた反応などの手段4で無害化する。ゼオライト膜を用いた大気汚染物質の除去の後かつ該大気汚染物質の無害化の前に該汚染物質を含むガスを加熱処理することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 従来の二酸化炭素吸収法に必要な吸収剤の再生工程がないことに加え、石炭からガス化させた燃料ガスを高温のまま二酸化炭素分離することで濃縮させて、ガスタービンへ供給することが可能となる、炭ガス化プロセスにおける二酸化炭素膜分離システム、およびこれを用いた石炭ガス化複合発電設備を提供する。
【解決手段】 石炭ガス化プロセスにおける二酸化炭素膜分離システムは、水性ガスシフト反応炉からの水性ガスシフト反応により発生する高温・高圧状態の二酸化炭素(CO)と水素(H)の混合ガスを、そのままの温度・圧力状態で二酸化炭素除去用ゼオライト膜を具備するゼオライト膜モジュールに導入し、二酸化炭素を除去するとともに、水素に富む燃料ガスを生成する。そして、ゼオライト膜モジュールから排出される高温・高圧状態の水素に富む燃料ガスを、そのままの温度・圧力状態で発電設備のガスタービンへ供給する。 (もっと読む)


【課題】 排ガス中の二酸化炭素(CO)の分離回収について、顕著な二酸化炭素の透過性・分離選択性を発揮する、ゼオライト膜による排ガス中の二酸化炭素の分離回収システムを提供する。
【解決手段】 排ガス中のCOを分離回収するシステムは、加圧された排ガス中の水分を水分離膜7の透過側へ分離除去し、水分濃度を低減させる膜型脱水器8と、除湿された非透過側ガスから、二酸化炭素分離膜10の透過側にCOを濃縮したガスを生成させる分離濃縮器11と、CO濃度が低減した非透過側の残留排ガスから、二酸化炭素分離膜13の透過側へCOを選択的に透過させ、非透過側ガスのCO濃度を低減させる分離除去器14とを具備し、二酸化炭素分離膜10、および二酸化炭素分離膜13のうち少なくとも1つが、ゼオライト膜である。 (もっと読む)


【課題】レーザ光を用いて液体が充填された袋状容器内の酸素濃度を非破壊検査にて精度良く検査する際に、計測が容易な非破壊検査装置を提供する。
【解決手段】搬送経路の検査領域の左右位置に配置されて、袋状容器1に対して接近離間自在に設けられて酸素濃度計測用のレーザ光を発信するレーザ発信部59Aと、他方に設けられてレーザ光を受信するレーザ受信部59Bとを具備し、且つこれら各先端面にガス充填箱61が設けられて、袋状容器1の気相部の表面に接触させることにより、気相部の厚さを一定に維持するものにおいて、容器保持具16により鉛直面内で揺動可能に保持された袋状容器1を、容器押圧具88により両側から押圧(保持)して鉛直面内で傾動させる傾動装置81を具備し、検査領域にて酸素濃度を計測する際に、上記傾動装置81により袋状容器1を所定角度でもって傾斜させて、その上位の肩部の気相部を計測するようにしたものである。 (もっと読む)


【課題】水素製造プロセス等におけるCOの回収において、CO透過度およびCO分離選択性に優れたCO膜分離回収システムを提供する。
【解決手段】本発明のCOの膜分離回収システムは、CO膜分離モジュール(1)の前段に脱水処理モジュール(2)を具備し、かつ、CO膜分離モジュール(1)は、CO選択的透過性を示す多孔質基体上に製膜した親水性ゼオライト膜(3)を具備し、親水性ゼオライト膜(3)は、100〜800℃の加熱処理により脱水処理されたものであることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】煙突の周囲に設ける外壁を、環境に配慮する設計が可能で、短期間に施工でき、しかも、デザイン性を高めた幾何学的な形状とできるようにする。
【解決手段】煙突1を支持する第一鋼鋼材2、または前記第一鋼材に設置した第二鋼材6を膜材5で覆う。この膜材5の外縁となる膜材外縁部及び必要に応じて膜材の外縁部以外の適宜の位置で固定する。
【効果】軽量な膜材を使用するので、基礎工事を削減できるのに加えて、煙突を支持する鋼材を膜材の支持部材に兼用できるので、施工期間及び施工コストを大幅に低下できる。また、外壁膜構造の内部側から施工することができるので、外部足場が不要になって、施工期間及び施工コストの更なる低下が可能になる。 (もっと読む)


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