説明

フューテック株式会社により出願された特許

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【課題】安全性が高く、一定の品質を保持した加熱滅菌済みのコラーゲンを提供すること。
【解決手段】リン酸カルシウム類を含有する繊維状シートを細胞培養用基材に用いてコラーゲン産生細胞の培養を行った後、前記繊維状シートごと加熱滅菌(オートクレーブ)処理を行う手順を少なくとも含むコラーゲン類生産方法を提供する。リン酸カルシウム類を含有する繊維状シートにコラーゲン産生細胞を付着させ、培養した後、繊維状シートごと加熱滅菌処理を行うことにより、加熱処理後も、コラーゲン類の三重らせん構造を維持させることができる。この方法により、加熱滅菌処理済のコラーゲンを取得できる。従って、この方法は、医療・美容分野、特に、人工真皮、止血材、再生医療などにおける足場部材などの提供に特に有用である。
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【課題】いわゆるロット差が少なく、架橋の程度のばらつきが少ない高品質なコラーゲン類を生産する手段を提供すること、特に、β鎖又はγ鎖コラーゲンの混入が少なく、α鎖の純度が高いコラーゲン類を作製する手段を提供すること。
【解決手段】リン酸カルシウム類を含有する繊維状シートを筒状培養器内に設置し、前記繊維状シートにコラーゲン産生細胞を付着させた状態で前記筒状培養器を回転させ、連続培養を行う手順を少なくとも含むコラーゲン類生産方法を提供する。この方法で連続培養を行い、その培養液中に存在するコラーゲン類の精製などを行うことにより、分子間架橋が少なく、β鎖又はγ鎖コラーゲンの混入が少なく、α鎖の純度が高いコラーゲン類を長期間連続的に生産することができる。
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