説明

株式会社北日本ソイル総合研究所により出願された特許

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【課題】 ヒ素を含有する土壌について長期に亘ってヒ素の溶出を阻止するとともに、再利用土としての利用を容易にする。
【解決手段】 石膏などのカルシウム塩と、過マンガン酸カリウムなどの酸化剤および炭酸カルシウムなどのpH調整剤の一方または両方とによって土壌改良剤を構成し、該土壌改良剤をヒ素を含有する土壌に混合する。カルシウム塩のカルシウムとV価のヒ素とによって難溶性の化合物が形成されてヒ素の溶出が防止される。酸化剤とpH調整剤とは、カルシウムと難溶性の化合物を形成しないIII価のヒ素をV価のヒ素に変え、また、経時的にV価のヒ素がIII価に変化するのを防止する。特に酸化剤は、土壌の雰囲気が還元性になってヒ素がIII価になりやすい環境になるのを長期に亘って阻止し、ヒ素の溶出防止効果を長期に亘って安定させる。 (もっと読む)


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