説明

株式会社トクヤマデンタルにより出願された特許

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【課題】 接着性レジンセメントなどの(メタ)アクリレート系接着材を用いて充分な接着強度を得ることのできなかった複合修復材料に対する接着性を向上させ、レジンクラウンの装着や、破折したレジン前装冠の補修などを確実なものとでき、かつ歯科用として充分な保存安定性、操作性を有するプライマー組成物を得る。
【解決手段】 (A)酸性基含有重合性単量体、下記式(1)
【化1】


(R及びRはアルキル基を、Rはアルキル基等の電子供与性基を示し、nは0〜5の整数を表す。)で示される(B)芳香族アミン及び(C)揮発性有機溶媒を主成分とし、(A)成分及び(C)成分を含むが(B)成分を含まない包装と、(B)成分及び(C)成分を含むが(A)成分を含まない包装とに分割して保存、使用直前に混合して用いる。(B)成分としては、ジメチルp−トルイジン、ジエタノールp−トルイジン等が挙げられる。
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【課題】 酸素、水分のいずれによっても重合阻害を受けることなく、よって口腔内で硬化させても良好な硬化体が得られ、表面未重合層の除去操作の不要な、操作性、審美性に優れた、歯科用コンポジットレジンとして好適な組成物を提供する。
【解決手段】 1分子平均a個のオキセタン官能基を有するオキセタン化合物をAモルと、1分子平均b個のエポキシ官能基を有するエポキシ化合物をBモルとを含み、かつ、(a×A):(b×B)が90:10〜45:55の範囲となるように配合された混合物を重合性の成分として用いたカチオン硬化性組成物とする。カチオン重合により硬化するため、ラジカル重合のような酸素による重合阻害がなく、さらに、上記特定の割合で2種のカチオン重合性化合物を用いることにより、水分による重合阻害の問題も生じなくなるため、口腔内のような高湿度条件下でも良好な硬化性を得ることができる。 (もっと読む)


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