説明

独立行政法人農業生物資源研究所により出願された特許

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【課題】
キチナーゼ遺伝子が導入されて糸状菌病に対する耐性が増強されたシクラメン属植物の形質転換体を提供する。
【解決手段】
キチナーゼ遺伝子をコードする遺伝子を含む組換えDNAをシクラメンの葉柄または葉身に導入後、組換えDNAが導入された細胞を選択し、選択された細胞から再生されたシクラメン属植物の形質転換体。
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【課題】 本発明は,ユビキチン依存型タンパク質分解系を利用してタンパク質を選択的に分解することにより,タンパク質の機能を解析・抑制する方法などを提供することである。
【解決手段】 本発明は,基本的には,ユビキチン修飾化により所定のタンパク質が分解されるという機能を応用したものである。すなわち,標的タンパク質(タンパク質A)と,ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)とを融合したタンパク質(タンパク質A−RFD)複合体を発現する。そして,タンパク質Aと結合するタンパク質Xをユビキチン修飾化することにより分解する。これにより,タンパク質Xなどの機能を解析・抑制等するものである。 (もっと読む)


【課題】 イネSSIIIaの機能を解明する上で必須の材料である、SSIIIa遺伝子がノックアウトされたイネSSIIIa変異体を提供すること、及び、同SSIIIa変異体を用いて、野生型とは異なる新規なデンプン、及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 イネSSIIIa変異体は、イネゲノム中のスターチシンターゼIIIa型(SSIIIa)遺伝子がノックアウトされ、スターチシンターゼIIIa型の酵素活性が欠失または野生型に比べて著しく低下したものであり、デンプンは、該イネSSIIIa変異体により生産され、スターチシンターゼIIIa型の酵素活性の欠失または低下に起因する、野生型とは物性の異なる新規デンプンである、該イネ変異体および該デンプンの製造方法を提供する。 (もっと読む)


【課題】 毛翅目昆虫由来のフィブロインH鎖タンパク質および該タンパク質をコードする遺伝子、並びに、該タンパク質の作成方法および該タンパク質の利用法の提供を課題とする。
【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明者らは、毛翅目昆虫の絹繊維の構成タンパク質であるフィブロイン遺伝子のクローニングを行い、該タンパク質の単離および一次構造の解明に成功した。本発明により、毛翅目昆虫由来のフィブロインH鎖タンパク質はいくつかのアミノ酸集合体が反復する構造を持ち、アミノ酸の構成としては、多くのプロリンを含むが、アラニンはほとんど含まないという特徴を持つことが分かった。本発明のタンパク質は水中で繊維化し、長時間水中にあっても強度が変化しない特殊な素材の原料となるため、繊維生産などの分野において新しい繊維素材として有用である。 (もっと読む)


【課題】 本発明の目的は、ハチ類の繭タンパク質を極力高純度で効率良く抽出(精製)する方法及び素材利用として実用性の高い形態、すなわち薄膜化方法(成型加工方法)を提供すること。
【解決手段】 繊維状タンパク質を含むハチの巣を中性塩水溶液中で繊維状タンパク質を溶解させ、更に、不溶物を分離除去した後、透析することにより中性塩を除去して繊維状タンパク質を得るハチの巣に含まれる繊維状タンパク質の抽出方法。
また、繊維状タンパク質を含むハチの巣をハロゲン化有機溶媒中で繊維状タンパク質を溶解させ、更に、不溶物を分離除去した後、沈殿剤を加えて沈殿させ、繊維状タンパク質を得るハチの巣に含まれる繊維状タンパク質の抽出方法。 (もっと読む)


【課題】雌雄ともに生殖機能を喪失したバナナの稔性を回復させることを課題とする。
【解決手段】ガンマ線生体緩照射および倍加処理により食用バナナの3倍性個体から6倍性個体を取得することに成功した。この6倍性個体は、高率で稔性花粉を生産し、2倍性植物との間で結実種子を採取することができることを見出した。これにより、食用バナナにつき、世界で初めて人為的な交雑育種の方法が提供され、食用バナナの品種改良が可能となった。 (もっと読む)


【課題】
簡便に核酸を検出する技術を提供すること。
【解決手段】
標識が導入された核酸を生産するための方法であって、以下の工程:A)標識対象核酸および鋳型核酸を提供する工程であって、該鋳型核酸は、該標識対象核酸の少なくとも一部と相補的であり、さらに該標識対象核酸の少なくとも一方の先端に対する部分において少なくとも1ヌクレオチド長いヌクレオチドを有する、工程;B)該標識対象核酸を、該鋳型核酸とハイブリダイズさせて標識対象核酸−鋳型核酸複合体を生成する工程;C)該標識対象核酸−鋳型核酸複合体に、核酸合成酵素および標識されたヌクレオチドを加えて伸長反応を行う工程であって、該標識対象核酸に少なくとも1つの該標識されたヌクレオチドが該鋳型核酸に基づいて取り込まれる、工程;D)該伸長反応の後、生成した混合物から伸長した該標識対象核酸を取り出す工程、を包含する、方法。 (もっと読む)


【課題】 植物体のクロロフィル分解(黄化)を抑制し、緑色を維持する能力を高めることを課題とする。
【解決手段】 老化時にも葉が黄化しない突然変異体nyc1-1から、ポジショナルクローニングにより、その原因遺伝子の単離を試みた結果、黄化関連遺伝子NYC1がP0452F10.5遺伝子とP0443E07.24遺伝子との間に存在することが明らかとなった。突然変異体nyc1-1についてこれら2つの遺伝子間の領域の塩基配列を解析したところ、両遺伝子間に存在するP0452F10.4遺伝子の1塩基置換の存在が確認され、突然変異体nyc1-1ではこの遺伝子のスプライシングの異常が起きていることが推定された。さらに、緑色維持の表現型を示す培養変異体nyc1-2について上記領域を解析したところ、P0452F10.4遺伝子がトランスポゾンによって破壊されていることが判明した。野生型のNYC1を含むゲノム断片を緑色維持変異体nyc1-2に導入したところ、野生型のように黄化を示すことが確認された。黄化関連遺伝子NYC1の機能を抑制することにより、緑色を維持する能力を高めることが可能である。 (もっと読む)


【課題】簡便に核酸を検出する技術を提供すること。
【解決手段】標識が導入された核酸を生産するための方法であって、以下の工程:A)標識対象核酸および鋳型核酸を提供する工程であって、該鋳型核酸は、該標識対象核酸の少なくとも一部と相補的であり、さらに該標識対象核酸の少なくとも一方の先端に対する部分において少なくとも1ヌクレオチド長いヌクレオチドを有する、工程;B)該標識対象核酸を、該鋳型核酸とハイブリダイズさせて標識対象核酸−鋳型核酸複合体を生成する工程;C)該標識対象核酸−鋳型核酸複合体に、核酸合成酵素および標識されたヌクレオチドを加えて伸長反応を行う工程であって、該標識対象核酸に少なくとも1つの該標識されたヌクレオチドが該鋳型核酸に基づいて取り込まれる、工程;D)該伸長反応の後、生成した混合物から伸長した該標識対象核酸を取り出す工程、を包含する、方法。 (もっと読む)


本発明者らは、APEA誘導体を用いたカラムの開発、非特異的吸着物質除去のためのプレカラム、効果的な溶出法を組み合わせることで収率良くエリシター結合タンパク質を単離精製した。これにより得られたN末端、及び内部鎖アミノ酸配列を利用して、イネcDNAライブラリーから本発明のタンパク質をコードするcDNAの単離に成功した。また、抗Con A-CEBiP抗体を精製し、エリシター応答性活性酸素生成に与える影響を調べたところ、該抗体で前処理することにより活性酸素生成は阻害され、本タンパク質がキチンオリゴ糖エリシター応答に関わる受容体タンパク質であることが示唆された。該エリシターは、イネにいもち抵抗性を誘導するので、本発明のタンパク質は、新規な病害防除技術の開発に応用できる。 (もっと読む)


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