説明

特定非営利活動法人日本有機の里をすすめる会により出願された特許

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【課題】省力で維持管理できるとともに、常時良好な衛生状態を維持することができて、しかも、作業者にも周辺環境にも無害な畜舎を提供すること。
【解決手段】畜舎1の畜舎本体11は、豚等の家畜を収容する畜房21〜23と、該畜房の底面側に設けられたスノコ状の床板3を有している。畜房21,22の床下には、スクレーパを備えた糞尿ピットが構築されている。また、畜房23の床下には、曝気槽が構築されている。畜房内の家畜によって排泄された糞尿は、家畜の体表に付着することなく、スノコ状床板3の間隙を介して床下に落下する。床下の糞尿ピットに堆積した糞尿は、スクレーパによって掻き集められて、曝気槽へ投入される。このような構成によれば、畜房内の衛生状態を良好に保つことでき、家畜にストレスを与えることがなく良好に発育させることが可能になる。また、畜舎内における作業者の作業性を改善することができる。 (もっと読む)


【課題】環境汚染の原因となる食品残さや家畜糞尿等の有機廃棄物を液肥の原材料として資源化し、さらにその液肥を有効活用して農作物のブランド化を可能にする農法を提供すること。
【解決手段】循環型の液肥製造システム1により、農作物の有機栽培で用いられる液肥を製造する。システム1は、畜産糞尿を含む有機汚泥を水で希釈するための調整槽11と、該調整槽で生成された汚泥水を曝気処理するための曝気槽21〜23と、該曝気槽からの汚泥水を散水濾床するための反応槽41とを有している。各曝気槽及び反応槽は、内部に杉チップ等から成る木質細片を収容している。反応槽41を経て得られた処理水の一部は液肥として利用され、残りは調整槽に返送されてシステムを循環する。このシステムで得られた液肥とともに、杉チップ等から成る培地を併用し、農作物を有機栽培する。その結果、高品質で安全で且つ味の良好な農作物を大量生産できる。 (もっと読む)


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