説明

GLプロパティーズ株式会社により出願された特許

1 - 2 / 2


【課題】地震時に発生する杭頭曲げモーメントに対して杭頭接合部の回転剛性を制御し、免震装置に有害な回転を発生させない簡易で信頼性の高い免震装置回転制御機構を提供する。
【解決手段】パイルキャップ3とパイルキャップ定着部7とは接合鉄筋9により接合され、接合鉄筋9は、パイルキャップ3内のコンクリート19に定着する第1接合鉄筋部9aと、基礎杭4内のコンクリート19に定着する第2接合鉄筋部9bと、杭頭接合部12に設けられ、杭頭曲げモーメントにより接合鉄筋9に発生する引張力が所定の値を越えた場合に内部に引張降伏によるヒンジを形成させる回転量制御部6とを備え、回転量制御部6内部のヒンジにより杭頭接合部12の回転剛性を所定の値に低減させ、地震時の免震装置2の回転量を許容回転量以内に制御する。 (もっと読む)


【課題】地震時に鋼管杭の杭頭部に発生する曲げモーメントを抑制して免震装置の回転を制御し、免震装置に有害な回転を発生させない回転制御バネ機構付き免震装置、および免震装置の回転量の制御方法を提供する。
【解決手段】積層ゴム免震装置2と、鋼管杭4相互を連結する扁平基礎梁5と、扁平基礎梁と接続し、積層ゴム免震装置を支持する免震装置支持ブロック18と、免震装置支持ブロックを一組の定着筋7により鋼管杭4の杭頭部6に定着する支持ブロック定着部19と、から構成されるパイルキャップ3と、を備え、パイルキャップは、接合される鋼管杭との調節された固定度により地震動により発生する杭頭曲げモーメントを低減し、低減された杭頭曲げモーメントに対して回転バネとして抵抗し、地震時の積層ゴム免震装置の回転量を許容回転量以内に制御する。 (もっと読む)


1 - 2 / 2