説明

エーピーエム インコーポレイテッドにより出願された特許

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本発明は、機械的性質が向上した反射防止被膜用組成物に関することであって、より詳しくは、一般式CH-Si(OR)(Rは炭素数6以下のアルキル基を示す。)で表されるビニル基置換3官能性シランを構成成分として含む平均分子量500〜300,000のポリマーと、ミセル形成剤と、熱ラジカル開始剤と、溶媒とを含んでなる、機械的性質が向上した反射防止被膜用組成物を提供する。これにより、ミセル形成剤によって具現される被膜の構造が機械的強度の低下をもたらすにも拘らず、前記ポリマーの熱処理によってその構造内にSi(−C)n−Si結合が形成できるようにすることにより、被膜の優れた機械的性質を既存の物質に比べて向上させることができるという効果がある。 (もっと読む)


多種のシランを重合し、以降、皮膜形成用組成物を重合するに際し、最初からラジカル開始剤を添加し、これを熱硬化して組成物からSi‐C‐Si結合を形成するが、結合される炭素(C)の個数を最大4個までにすることにより、このような炭素間結合鎖によって、従来の表面コーティング剤よりも表面硬度に優れた表面コーティング剤を製造し、究極的に被塗布体のスクラッチへの抵抗性などの機械的物性を向上させる皮膜形成用組成物及びその組成物が塗布される皮膜を提供する。
【解決手段】一般式RSiXで表れる3官能性シラン、一般式RSiX’で表れる3官能性シラン、一般式SiX”で表れる4官能性シランを、同時または順次に重合して得られるオリゴマ(ここで、Rは、アルキル基またはフェニル基の中から選ばれる少なくともいずれか一つであり、Rは、一つ以上の不飽和結合を含む炭化水素基であり、X、X’及びX”は、互いに同一または異なる加水分解性基である)と、ラジカル開始剤と、前記オリゴマとラジカル開始剤を溶解する溶媒と、を含んで構成され、これらの成分が重合して形成される。 (もっと読む)


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