説明

財団法人ダム技術センターにより出願された特許

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【課題】長期間に亘って補強の効果が持続する、補強技術の提供を課題とする。
【解決手段】コンクリート躯体10に貫通孔18を開けると共に基礎11に定着部孔19を開ける工程と、孔17にテンドン20を挿入し、第1パッカ24を膨らませる工程と、第1室28へグラウト材29を注入し、凝固させてテンドン20の先端部22を定着部孔19に固定する工程と、テンドン20の基部23を引張り機械31で掴み、テンドン20に第1のテンションF1を掛け、この第1のテンションF1を維持しながら第2パッカ25を膨らませる工程と、第2室32へグラウト材29を注入し、凝固させる工程と、引張り機械31を緩める工程と、からなる。
【効果】テンションのかかる区間を短くすることで、テンドン20とグラウト材29との間に発生し得るクラックを、より有効に防止することができる。クラックの発生を防止することで、長期間に亘って補強の効果が持続する。 (もっと読む)


【課題】堤体の法肩部を十分均一に締め固めることができるアタッチメント及びこれを備える法肩部締固め用重機、並びに、これらを用いた堤体構築方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係るアタッチメント10Aは、堤体50の上面F51の縁部及び当該縁部から斜め下方向に延在する法面F52の上部によって形成される法肩部50aを締め固めるために使用されるものであって、堤体50の上面F51と対向する第1の面F1を有する上面対向部1a、及び、第1の面F1と所定の角度をなしており堤体50の法面F52と対向する第2の面F2を有する法面対向部1bからなる本体部1と、本体部1の法面対向部1bの先端部に配設された可動プレート2Aとを備え、可動プレート2Aはアタッチメント10Aの使用時に締固め土又は障害物から受ける力によって上方に移動することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】台形CSGダムの築造において、CSG供給設備の稼働有効率を向上させることができるダムの施工方法を提供することを課題とする。
【解決手段】CSGの供給を受けてCSG層を連続して打設するCSG打設工程と、n層及び(n+1)層の打設に並行して、CSG層から一定間隔を保った位置に前記プレキャスト型枠を設置する型枠設置工程と、(n+1)層及び(n+2)層の打設に並行して、2層分のCSG層とプレキャスト型枠との間に保護コンクリート材を打設するコンクリート打設工程と、からなるCSG打設工程、型枠設置工程及びコンクリート打設工程を順次並行して実施することで、CSG打設工程を連続して実施することを特徴とする。
【効果】CSG供給設備を連続的に運転することができ、台形CSGダムの築造コストを下げることができる。 (もっと読む)


【課題】移動式型枠工法において、コンクリートが若材齢の状態(圧縮強度の小さい状態)であっても、型枠を確実に支持することができるアンカーボルトを提供する。
【解決手段】アンカーボルト1は、アンカー筋2とプレート3とからなり、該アンカー筋2の一端は型枠10に固定され、該アンカー筋2の他端側に前記プレート3が取り付けられていることを特徴とする。アンカーボルト1は、アンカーボルト1に作用する引抜力に対して、プレート3に作用する引抜せん断力によって抵抗する構造となっている。そのため、このアンカーボルト1は、コンクリートCが若材齢の状態(圧縮強度の小さい状態)であっても十分な引抜抵抗力を得ることができ、型枠10を確実に支持することができる。 (もっと読む)


【課題】工期短縮が可能なコンクリートダムの施工方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ST02でコンクリートを盛り上げることでコンクリート層を形成し、ST03でRCD施工を行い、ST07でレイタンスを除去する。すなわち、本発明は面研削を廃止し、代わりにレイタンス除去で済ませるようにした。面研削を廃止すると、重機を載せる必要が無くなり、コンクリートの強度向上を待つ必要が無くなる。
【効果】24時間経過後に当該コンクリート層の上に新たなコンクリート層を打設することができるようになった。本発明によれば、従来の1層3日を1層1日に変更することができ、工期を大幅に短縮することができる。 (もっと読む)


【課題】 放流水の取水位置を任意に選択できる機能を備える取水設備を提供する。
【解決手段】 選択的に取水を行うための複数のサイホン水路を備えるゲートレス取水設備において、同一形状の3個以上の断面逆V字型のサイホン床を、その断面軸が共通の直線を形成し、かつ、一定間隔となるように積み重ねることで、サイホン水路の取水側の隣接する開口の間に隙間の生じない連続サイホンを形成する(図6(b))。サイホン床18は、断面逆V字型を構成する上流足板20及び下流足板21と、前記上流足板及び前記下流足板の間でその下側に設けられた導水板22とを備える(図6(a))。 (もっと読む)


【課題】治水ダムに好適な濁水対策を提供することを課題とする。
【解決手段】堆砂エリア13に流しても堆砂エリア13を乱さない程度の水量を小水量と呼び、このときには図(a)に示すように、水は堆砂エリア13に流す。小水量より大きな水量で且つ堆砂エリア13に流すと堆砂エリア13を乱す程度の水量を中水量と呼び、このときには(b)に示すように、転倒堰14を起立させる。すると、水は堆砂エリア13には至らないで、迂回水路15を流れ、放水口11に至る。この結果、放水口11からは清水が排出される。
【効果】小水量時は転倒堰は転倒させる。水は転倒堰を越え、堆砂エリアを流れ、放水口に至るが、水量が小さいため濁水は発生しない。中水量時は転倒堰を起立させる。水は転倒堰でせき止められ、堆砂エリアには至らない。水は迂回水路を介して放水口に至るため、濁水は発生しない。小水量時、中水量時ともに濁水の心配がない。 (もっと読む)


【課題】地表面からすべり面までの距離が大きくても施工費用の高騰化を防ぐことができ、且つすべり面を確実に固定化することができる工法を提供することを課題とする。
【解決手段】地表面13からすべり面11に向かって進入トンネル14を掘削し、この進入トンネル14の先端からすべり面11に沿わせて本トンネル15を掘削し、これらの本トンネル15及び進入トンネル14にコンクリート16、17を充填して閉鎖する。
【効果】本トンネルをコンクリートで閉鎖すれば、すべり面を確実に固定化することができる。また、地表面からすべり面までの距離が大きいときは、進入トンネルを延ばすことで対処できるから、施工費用の高騰化を抑えることができる。できる。 (もっと読む)


【課題】低コストで容積を小さくすることができる押え盛土構造を提供する。
【解決手段】山2などの傾斜面3の地すべりを防止するために傾斜面3の地すべり土塊4の末端部5に所定厚さの盛土部6を形成する押え盛土構造において、施工現場あるいはその近傍で採取可能な現場発生土と水とセメントとを混合して構成されるセメント系材料を積層してなるセメント系盛土部7を、少なくとも盛土部6の一部に形成し、セメント系盛土部は、少なくとも傾斜面3の下部に繋がる平坦部9に接触するように構成した。 (もっと読む)


【課題】大型の振動ローラを使用して法肩部を締め固めても法肩部が崩れるおそれがなく、複数段の法肩を同時に支えることができるから法肩の補強や締め固めを効率よく行うことができ、施工性(安全性)の向上を図れる法肩用の型枠およびそれを使用する法肩の締め固め方法を得る。
【解決手段】階段状に法肩を構築する工法において使用する法肩用の型枠1であって、断面方形状の複数の枠体1aを階段状および水平の直線方向に連結し、前記枠体1aの中空内部に重量調整用の水9を充填した。 (もっと読む)


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