説明

株式会社欣膳により出願された特許

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【課題】籾殻から熱分解処理によってエネルギーを回収し、その後に残るガス化残渣の有効活用手段を開発し、水田地帯で完結する籾殻ガス化残渣の循環利用システムを提供すること。
【解決手段】籾殻を熱分解処理して、分解ガスとガス化残渣を得るガス化炉16と、分解ガスを電気、熱又は液体燃料等のエネルギー源に転換するエネルギー転換設備であるガスエンジン発電機18と、ガス化残渣の粒径を整える粒度調整設備である粉砕機22と分級機24を具えた籾殻ガス化残渣循環利用システム10を用いる。そのシステムが、穀物の協同乾燥施設であるカントリーエレベーター12と併設、又は、隣接され、エネルギー転換設備で得られる電気、及び/又は、熱エネルギーを、システムの設備、及び/又は、共同乾燥施設で利用する一方、ガス化残渣を、水稲用農薬の吸着剤として潅水後の水田へ散布する。 (もっと読む)


【課題】労力及び経費を余りかけず、また、単位面積当たりの収穫量を落とさずに、従来よりも農薬使用量を減らすことができる、水稲の栽培方法を提供すること。
【解決手段】籾殻炭化物10を灌水後の水田に散布し、水田表層土30の上に沈殿させる。籾殻炭化物10は、籾殻を圧縮成形した固形化物を熱分解処理し、次いでこの固形化物を粉砕又は造粒することにより得られる。籾殻炭化物10の粒径及び/又は籾殻炭化物10の水分含有率を選択することによって、籾殻炭化物10の田面水中における浮遊時間を調節する。また、籾殻炭化物の比表面積に応じて、籾殻炭化物の水田への散布量を変える。 (もっと読む)


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