説明

インターホン装置

【課題】インターホンのモニタの明るさを自動で調整することができるインターホン装置を提供する。
【解決手段】子機カメラを有する玄関子機と、親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、居室親機は、親機モニタの明るさを居住者ごとに調節するために各居住者と関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、来訪者と通話するための親機マイクから入力された音声の声紋を抽出するための声紋抽出部と、居住者の声紋を予め記憶する声紋格納メモリと、声紋抽出部で抽出された声紋と声紋格納メモリに記憶された居住者の声紋とを比較する声紋比較部と、声紋比較部から特定された居住者の情報を受信し明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターホン装置に係わり、特にインターホンのモニタの明るさを居住者や来訪者ごとに調節することができるインターホン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のインターホン装置で用いられるモニタは液晶パネルが使用されていて視野角特性を持っているため身長の高低により上方向や下方向から見た場合、画像が暗くなったり、明るくなったりしてしまうことがあった。そこで、インターホンにはモニタの明るさを調整できる明るさ調整ボリュームを備えていて、自由に調整することができ視認性を向上させることができるものであった。
また、モニタの角度を調整できる機構を搭載しているものもあり、見えにくい場合にはモニタの角度を調整することで見やすい位置に調整するものがあった(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-157194号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、インターホンを使用する人は様々で、特に身長差が大きい場合、身長が低い住居人が来訪者に応答してモニタの明るさボリュームを合わせた後に、身長が高い住居人が使用すると見えにくくなってしまっているため、再度明るさボリュームを調整しなければならなかった。
また、居住者ごとに手動でモニタの角度を調整するのは居住者にとって煩わしいものとなってしまっていた。
【0005】
本発明はこの点に鑑みて提案されたもので、インターホンのモニタの明るさを自動で調整することができるインターホン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホン装置は、来訪者が居住者を呼び出して居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに応じて通話するとともに子機カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、居室親機は、親機モニタの明るさを居住者ごとに調節するために各居住者と関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、来訪者と通話するための親機マイクから入力された音声の声紋を抽出するための声紋抽出部と、居住者の声紋を予め記憶する声紋格納メモリと、声紋抽出部で抽出された声紋と声紋格納メモリに記憶された居住者の声紋とを比較する声紋比較部と、声紋比較部から特定された居住者の情報を受信し明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の第2の態様であるインターホン装置は、来訪者が居住者を呼び出して居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに応じて通話するとともに子機カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、居室親機は、親機モニタの明るさを居住者ごとに調節するために各居住者と関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、来訪者からの呼び出しに応じて駆動する親機カメラと、親機カメラで撮像した映像から居住者の顔を抽出するための顔画像抽出部と、居住者の顔画像を予め記憶する顔画像格納メモリと、顔画像抽出部で抽出された顔画像と声紋格納メモリに記憶された居住者の顔画像とを比較する顔画像比較部と、顔画像比較部から特定された居住者の情報を受信し明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第3の態様であるインターホン装置は、来訪者が居住者を呼び出して居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに応じて通話するとともに子機カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、居室親機は、親機モニタの明るさを使用者の身長に応じて調節するために身長又は目線の高さと関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、来訪者からの呼び出しに応じて駆動する親機カメラと、親機カメラで撮像した映像から居住者の顔の位置を算出するための顔位置算出部と、顔画像算出部で算出された居住者の位置に応じて明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第4の態様であるインターホン装置は、来訪者が居住者を呼び出して居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための集玄カメラ、及び来訪者自身の映像や操作ガイダンス等の情報を行事する集玄モニタを有する集合玄関機と、集合玄関機からの呼び出しに応じて通話するとともに集玄カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、集合玄関機は、集玄モニタの明るさを使用者の身長に応じて調節するために身長又は目線の高さと関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、来訪者からの呼び出しに応じて集玄カメラを駆動させ、当該集玄カメラで撮像した映像から居住者の顔の位置を算出するための顔位置算出部と、顔画像算出部で算出された居住者の位置に応じて明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して集玄モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、居住者の音声を識別して個人を特定し、好みに応じてモニタの明るさを調整することができる。請求項2の発明によれば、居住者の顔を識別して個人を特定し、好みに応じてモニタの明るさを調整することができる。請求項3の発明によれば、使用する人の身長に応じてモニタの明るさを調整することができ、不特定の人に対応することができる。請求項4の発明によれば、集合玄関機に備えたモニタであっても使用する人の身長に応じてモニタの明るさを調整することができ、来訪者等の不特定の人に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る実施形態であるインターホン装置の図であり、(a)はシステム構成図、(b)は居室親機のブロック図、(c)は居室親機の他のブロック図である。
【図2】本発明に係る実施形態であるインターホン装置を集合住宅に適用した場合の図であり、(a)はシステム構成図、(b)は集合玄関機のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明によるインターホン装置を適用した好ましい形態の実施例について、図を参照して説明する。
図1(a)は、本発明のインターホン装置のシステム構成図であり、来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン11、来訪者が居住者と通話するための子機マイク12及び子機スピーカ13、来訪者を撮像する子機カメラ14から構成される玄関子機1と、子機カメラ14で撮像した映像を出画する親機モニタ201、居住者が来訪者と通話するための親機マイク203、親機スピーカ204から構成される居室親機2とが接続されている。
【0013】
また、居室親機2は、図1(b)のブロック図に示すように、玄関子機1の子機カメラ14で撮像した映像を親機モニタ201に出画するために映像処理する映像処理部202、玄関子機1の子機マイク12、子機スピーカ13と居室親機2の親機マイク203、親機スピーカ204間で通話するための音響部205、当該音響部に入力された居住者の音声から声紋を抽出する声紋抽出部206、居住者の声紋を予め登録し記憶するための声紋格納メモリ207、声紋抽出部206で抽出された声紋と声紋格納メモリ207に記憶された居住者の声紋とを比較する声紋比較部208、親機モニタ201の明るさを居住者ごとに記憶する明るさボリューム対応メモリ209、親機モニタ201の明るさを明るさボリューム対応メモリ209で決定された明るさボリュームに自動的に変更する制御をおこなう明るさボリューム制御部210、玄関子機1と通信するための親機IF211、居室親機2内の各部を制御するための親機CPU212から構成されている。
【0014】
このように構成されたインターホン装置について、以下、動作を説明する。まず、第1の実施例として、居住者の特定を声紋分析にて行う場合について説明する。来訪者が玄関子機1の呼出ボタン11を押下して居住者を呼び出すと、呼出信号が居室親機2に送信され、親機IF211を介して親機CPU212にて受信される。当該親機CPUは音響部205を制御して呼出音を親機スピーカ204から報音させるとともに、玄関子機1の子機カメラ14に電源を供給して子機カメラ14で撮像した映像を居室親機2の親機IF211を介して映像処理部202で受信する。映像処理部202では親機モニタ201で出画するように映像処理をおこなうことで親機モニタ201に来訪者の映像を出画することができる。
【0015】
このように親機スピーカ204から報音される呼出音と親機モニタ201に出画される来訪者の映像を確認した居住者は、通話ボタン(図示せず)の押下等により通話モードに移行して来訪者との間で通話をおこなう。具体的には、子機マイク12、子機スピーカ13と親機マイク203、親機スピーカ204間で通話を開始する。ここで、親機マイク203で入力された音声が音響部205で検出され声紋抽出部206で声紋が抽出される。この声紋情報は声紋比較部208に入力され、声紋比較部208では声紋格納メモリ207に予め格納した居住者の声紋情報と声紋抽出部206から入力された声紋情報と比較する。その結果、一致したらその居住者の情報を明るさボリューム対応メモリ209に送信し、当該明るさボリュームメモリでは受信した居住者情報に対応した親機モニタ201の明るさボリューム値を読み出して明るさボリューム制御部210に通知し、その通知された明るさボリューム値に従って親機モニタ201の明るさを調整する制御をおこなう。これにより、自動的に居住者の好みに合わせた明るさに調整することができる。
【0016】
なお、上記実施例では、声紋抽出部206で居住者の声紋を抽出するタイミングを通話開始からとしているが、玄関子機1から呼び出された呼出状態においてマイク203を能動とし、居住者の音声が入力できる状態として通話開始前に親機モニタ201の明るさボリュームを調整するようにしてもよい。また、応答した居住者を判別する前は予め設定した初期値に明るさボリュームが調整されている。
【0017】
次に第2の実施例として、居住者の特定を顔画像認証にて行う場合について説明する。居室親機2は、図1(c)のブロック図に示すように、居住者を撮像するための親機カメラ213、親機カメラ213で撮像した映像から居住者の顔画像を抽出するための顔画像抽出部214、予め居住者の顔画像を登録した顔画像格納メモリ215、顔画像抽出部214で抽出した顔画像と顔画像格納メモリ215に登録された顔画像とを比較する顔画像比較部216を備えている。なお、その他の構成要件で図1(b)と同様の部分は省略する。
【0018】
このように構成されたインターホン装置において、来訪者が玄関子機1の呼出ボタン11を押下して居住者を呼び出すと、呼出信号が居室親機2に送信され、親機IF211を介して親機CPU212にて受信される。当該親機CPUは音響部205を制御して呼出音を親機スピーカ204から報音させるとともに、玄関子機1の子機カメラ14に電源を供給して子機カメラ14で撮像した映像を居室親機2の親機IF211を介して映像処理部202で受信する。映像処理部202では親機モニタ201で出画するように映像処理をおこなうことで親機モニタ201に来訪者の映像を出画することができる。
【0019】
このとき、親機CPU212の制御によって、親機カメラ213を駆動させて撮像を開始する。そして、居住者が居室親機2(親機カメラ213)の前に立つと、顔画像抽出部214が親機カメラ13で撮像した映像から居住者の顔画像を抽出して顔画像比較部216に送信する。顔画像比較部216は予め登録された居住者の顔画像を顔画像格納メモリ215から読み出して比較する。その結果、一致したらその居住者の情報を明るさボリューム対応メモリ209に送信し、第一実施例と同様にして親機モニタ201の明るさを調整する。
【0020】
次に第3の実施例として集合住宅インターホンシステムに適用した場合について説明する。図2(a)は、本発明のインターホン装置を集合住宅に適用した場合のシステム構成図であり、来訪者が居住者を呼び出すために操作する集合玄関機3、居住者が来訪者からの呼び出しに応答して通話するための居室親機5、集合玄関機3及び居室親機5を制御する制御機4とから構成されている。
【0021】
図1(b)は、集合玄関機3のブロック図であり、来訪者自身の映像を出画したり、操作案内を表示するための集玄モニタ301、集玄モニタ301に出画するため映像を処理する映像処理部302、来訪者が居住者と通話するための集玄マイク303、集玄スピーカ304及び音響部305、来訪者を撮像するための集玄カメラ306、集玄カメラ306で撮像した映像から来訪者の顔の位置(高さ)を算出する顔位置算出部307、集玄モニタ301の明るさボリュームを来訪者の背の高さに応じた値として記憶するための明るさボリューム対応メモリ308、集玄モニタ301の明るさを明るさボリューム対応メモリ308で決定された明るさボリュームに自動的に変更する制御をおこなう明るさボリューム制御部309、制御機4と通信するための集玄IF310、集合玄関機3内の各部を制御するための集玄CPU311から構成されている。
【0022】
なお、明るさボリューム対応メモリ308には、例えば、身長130cm未満、130cm-150cm、150cm-170cm、170cm以上で段階的に明るさボリューム値が記憶されている。また、顔位置算出部307は、来訪者の目の位置を算出し、撮像された映像の基準点から目の位置を測定して身長を算出するなどの手法が考えられる。
【0023】
このように構成されたインターホン装置において、以下、動作を説明する。来訪者は、居住者を呼び出すために集合玄関機3を操作する。この操作を集玄CPU311が検出して集玄カメラ306を駆動させる。集玄カメラ306で撮像した映像から顔位置算出部307により来訪者の顔の位置が算出される。この算出結果は明るさボリューム対応メモリ308に送信され、算出結果に応じた明るさボリューム情報を読み出して明るさボリューム制御部309に通知し、その通知された明るさボリューム情報に従って集玄モニタ301の明るさを調整する制御をおこなう。なお、上記実施例において、来訪者が集合玄関機3の操作開始時から集玄カメラ306を駆動させたが、これに限らず、別途人感センサ(図示せず)を搭載して来訪者が集合玄関機3の前に立ったことを検出して駆動させても良い。さらに、集合玄関機に限らず、戸建で設置されるモニタ付の居室親機にも適用することができる。
【符号の説明】
【0024】
1・・・ 玄関子機
2・・・ 居室親機
201・・・ 親機モニタ
203・・・ 親機マイク
204・・・ 親機スピーカ
206・・・ 声紋抽出部
207・・・ 声紋格納メモリ
208・・・ 声紋比較部
209・・・ 明るさボリューム対応メモリ
210・・・ 明るさボリューム制御部
212・・・ 親機CPU
213・・・ 親機カメラ
214・・・ 顔画像抽出部
215・・・ 顔画像格納メモリ
216・・・ 顔画像比較部
3・・・ 集合玄関機
301・・・ 集玄モニタ
303・・・ 集玄マイク
304・・・ 集玄スピーカ
306・・・ 集玄カメラ
307・・・ 顔位置算出部
308・・・ 明るさボリューム対応メモリ
309・・・ 明るさボリューム制御部
311・・・ 集玄CPU


【特許請求の範囲】
【請求項1】
来訪者が居住者を呼び出して前記居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに応じて通話するとともに前記子機カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、前記居室親機は、前記親機モニタの明るさを居住者ごとに調節するために各居住者と関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、前記来訪者と通話するための親機マイクから入力された音声の声紋を抽出するための声紋抽出部と、前記居住者の声紋を予め記憶する声紋格納メモリと、前記声紋抽出部で抽出された声紋と前記声紋格納メモリに記憶された居住者の声紋とを比較する声紋比較部と、前記声紋比較部から特定された居住者の情報を受信し前記明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して前記親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とするインターホン装置。
【請求項2】
来訪者が居住者を呼び出して前記居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに応じて通話するとともに前記子機カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、前記居室親機は、前記親機モニタの明るさを居住者ごとに調節するために各居住者と関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、前記来訪者からの呼び出しに応じて駆動する親機カメラと、前記親機カメラで撮像した映像から居住者の顔を抽出するための顔画像抽出部と、前記居住者の顔画像を予め記憶する顔画像格納メモリと、前記顔画像抽出部で抽出された顔画像と前記声紋格納メモリに記憶された居住者の顔画像とを比較する顔画像比較部と、前記顔画像比較部から特定された居住者の情報を受信し前記明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して前記親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とするインターホン装置。
【請求項3】
来訪者が居住者を呼び出して前記居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに応じて通話するとともに前記子機カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、前記居室親機は、前記親機モニタの明るさを使用者の身長に応じて調節するために身長又は目線の高さと関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、前記来訪者からの呼び出しに応じて駆動する親機カメラと、前記親機カメラで撮像した映像から居住者の顔の位置を算出するための顔位置算出部と、前記顔画像算出部で算出された居住者の位置に応じて前記明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して前記親機モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とするインターホン装置。
【請求項4】
来訪者が居住者を呼び出して前記居住者と通話するとともに、来訪者を撮像するための集玄カメラ、及び来訪者自身の映像や操作ガイダンス等の情報を行事する集玄モニタを有する集合玄関機と、前記集合玄関機からの呼び出しに応じて通話するとともに前記集玄カメラで撮像された映像を確認するための親機モニタを有する居室親機から構成されるインターホン装置において、前記集合玄関機は、前記集玄モニタの明るさを使用者の身長に応じて調節するために身長又は目線の高さと関連付けられた明るさボリューム値を記憶する明るさボリューム対応メモリと、前記来訪者からの呼び出しに応じて集玄カメラを駆動させ、当該集玄カメラで撮像した映像から居住者の顔の位置を算出するための顔位置算出部と、前記顔画像算出部で算出された居住者の位置に応じて前記明るさボリューム対応メモリから当該居住者用の明るさボリューム値を読み出して前記集玄モニタの明るさボリュームを調整するための明るさボリューム制御部とを備えたことを特徴とするインターホン装置。

【図1】
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【図2】
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