説明

インテークマニホールド

【課題】
還流された排ガス中に含まれる浮遊粒子状物質(SPM)を含む炭素含有粒子が、吸気流路の内面にデポジットの形成を抑え、吸気流路の一部が閉塞状態になり、EGR配分の不均一や、デポジットの一部をなす塊が燃焼室に進入するのを防止する内燃機関のインテークマニホールドを提供する。
【解決手段】
エンジン1のシリンダ2にブローバイガスを含んだ流体を供給する吸気流路17と、エンジン1の排気流路と吸気流路17とを連通し、排気流路から排気ガスの一部を吸気流路17に環流するEGR流路18と、吸気流路17から供給される流体及びEGR流路18から供給される排気ガスの流れを制御し、吸気流路17とEGR流路18との合流部に設けたEGR壁20と、EGR壁20より吸気流路17の上流に設けられ、流体に含まれる液体をシリンダ2に導くオイルガイド21と、を備えたインテークマニホールド11として構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のシリンダに空気を供給する吸気流路と、内燃機関の排気ガス流路と吸気流路とを接続するEGR流路とを備えた内燃機関のインテークマニホールドに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の内燃機関のインテークマニホールドでは、エンジンから排出された排気ガスの一部をシリンダに還流して、再度燃焼させるEGR(Exhaust Gas Recirculation;排ガス再循環)システムが設けられている。
【0003】
従来、排気ガスの一部をインテークマニホールドへ再循環させる際に、分岐管を用いてEGR流路を各シリンダヘッドの吸気ポートに分岐させて排気ガスを各気筒に分配する方法がある(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
またインテークマニホールド内の吸気流路とEGR流路との合流部に、制御壁を覆うように設けて、インテークマニホールド内に付着した液体がEGR流路に直接流れ込まないようにする方法がある(例えば特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−317579号公報
【特許文献2】実開平5−17148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、シリンダヘッドに還流される高温の排気ガスの中には、非常に微細な浮遊粒子状物質(SPM)を含む煤(すす)状の炭素含有粒子が存在している。このため、特許文献1や特許文献2に記された内燃機関のインテークマニホールドでは、排気ガスに含まれる炭素含有粒子と、インテークマニホールド内に付着した液体と、によって吸気流路の内面に堆積物であるデポジットが形成されることがあった。デポジットが形成されると、吸気流路の一部が閉塞状態になり、EGR配分の不均一や、デポジットの一部をなす塊が燃焼室に進入して燃焼不良を生じる問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、吸気流路の内面にデポジットが形成され難い内燃機関のインテークマニホールドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の課題解決手段は、内燃機関のシリンダにブローバイガスを含んだ流体を供給する吸気流路と、前記内燃機関の排気流路と前記吸気流路とを連通し、前記排気流路から排気ガスの一部を前記吸気流路に環流するEGR流路と、前記吸気流路から供給される流体及び前記EGR流路から供給される排気ガスの流れを制御し、前記吸気流路と前記EGR流路との合流部に設けられた制御壁部と、前記制御壁部より前記吸気流路の上流に設けられ、流体に含まれる液体を前記シリンダに導くガイド部と、を備えたインテークマニホールドとして構成するものである。
【0009】
本発明の第2の課題解決手段は、前記ガイド部は、前記吸気流路の壁面から突出し、前記制御壁部と並行に設けられることである。
【0010】
本発明の第3の課題解決手段は、前記ガイド部は、流体を前記シリンダへ導く複数の吸気ポートの配列方向に前記制御壁部より長く延在することである。
【0011】
本発明の第4の課題解決手段は、前記ガイド部の前記制御壁部と対向する部分の突出量は、他の部分の突出量より多いことである。
【0012】
本発明の第5の課題解決手段は、前記ガイド部は、液体を前記シリンダに導く溝を備えることである。
【0013】
本発明の第6の課題解決手段は、前記ガイド部は、前記制御壁部より前記吸気流路の上流に複数の前記ガイド部が前記制御壁部と並行に設けられることである。
【0014】
本発明の第7の課題解決手段は、内燃機関の複数のシリンダに外気を含む流体を供給する吸気流路と、前記内燃機関の排気流路から排気ガスの一部を前記吸気流路に供給するEGR流路と、前記吸気流路及び前記EGR流路の合流部分に設けられ、前記内燃機関の各シリンダへ前記流体及び前記排気ガスを導く壁部と、前記吸気流路を流通する前記流体が前記壁部に直接当たることを抑制する抑制部と、を備えたことである。
【0015】
本発明の第8の課題解決手段は、前記抑制部は、前記流体に含まれる液体が前記排気ガスにより熱せられた前記壁部によって固化することを抑制することである。
【0016】
本発明の第9の課題解決手段は、前記抑制部は、前記吸気流路の壁面から延出して設けられることである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の第1の課題解決手段によれば、制御壁部の上流にガイド部を設けることで、ブローバイガスに含まれるオイルやガソリン、又は吸気流路内等に結露した水などの液体が、制御壁部を伝ってEGR流路側に進入するのを抑制できる。よって、吸気流路内に付着した液体がEGR流路から再循環する高温の排気ガスに吹き付けられて固形化するデポジット及び、吸気流路内に付着した液体と排気ガスに含まれる炭素含有粒子とが化合するデポジットを抑制でき、吸気流路の一部が閉塞されるのを防ぐことができる。
【0018】
本発明の第2の課題解決手段によれば、ガイド部は、吸気流路の壁面から突出して前記制御壁部と並行に設けられることで、突出部の先端から液体を飛散させてシリンダ方向に導くことができる。
【0019】
本発明の第3の課題解決手段によれば、ガイド部は、複数のシリンダを備える内燃機関において、流体を各シリンダへ導く複数の吸気ポートの配列方向に延在することで、吸気流路内に付着した液体を延在させたガイド部に沿って分散させ各シリンダに均等になるように導くことができる。
【0020】
本発明の第4の課題解決手段によれば、制御壁部と対向する部分のガイド部の壁面からの突出量を大きくすることで、吸気流路内に付着した液体を一部のシリンダに偏って流入することを抑制できる。
【0021】
本発明の第5の課題解決手段によれば、ガイド部に溝を設けることで、より多くの吸気流路内に付着した液体を捕らえ、各シリンダに導くことができる。
【0022】
本発明の第6の課題解決手段によれば、ガイド部を複数設けることで、より多くの吸気流路内に付着した液体を捕らえ、各シリンダに導くことができる。
【0023】
本発明の第7の課題解決手段によれば、抑制部が設けられることにより、壁部に付着物が堆積することを抑制できる。従って、壁部による流体及び排気ガスの各シリンダへの導く(分配)機能が損なわれることを抑制できる。
【0024】
本発明の第8の課題解決手段によれば、抑制部が設けられることにより、壁部に付着物が付着して熱により固化(デポジットの生成)することを抑制できる。従って、吸気流路の一部が閉塞され、内燃機関に対して流体が十分に供給できなくなることを抑制する。
【0025】
本発明の第9の課題解決手段によれば、抑制部は、吸気流路の壁面から延出して設けられるため、抑制部の先端から抑制部に付着した液体を流体の流れる方向に飛散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエンジンと吸気装置の断面を示す概略図
【図2】本発明の第1実施形態に係るインテークマニホールド内部の概略図
【図3】本発明の第1実施形態に係るオイルガイドのIII−III断面図
【図4】本発明の第1実施形態変形例に係るオイルガイドのIV−IV面図
【図5】本発明の第2実施形態に係る吸気装置の断面を示す概略図
【図6】本発明の第2実施形態に係るインテークマニホールド内部の概略図
【発明を実施するための形態】
【0027】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のエンジン1(内燃機関)と、インテークマニホールド11を備え、エンジン1に接続された吸気装置10と、エキゾーストマニホールド7(排気流路)と、の断面を示す概略図である。
【0028】
エンジン1は、複数のシリンダ2を内部に設けるシリンダブロック3と、混合気の吸気ポート4及び燃焼した排気ガスの排気ポート5が設けられたシリンダヘッド6と、から構成される。なお、エンジン1は直列4気筒エンジンで、8個の吸気ポート4と、8個の排気ポート5と、が直列に配列される。図1では、1個のシリンダ2、吸気ポート4、排気ポート5の断面図を示す。本実施形態では、吸気ポート4、排気ポート5を各々8個備えるが、シリンダ2の数の整数倍であれば良い。
【0029】
吸気装置10は、吸気ポート4に接続されるインテークマニホールド11と、インテークマニホールド11に供給するブローバイガスを含んだ流体の量を制御するスロットルバルブ12と、スロットルバルブ12の上流に位置するエアホース13と、エアホース13にブローバイガスを供給するPCV配管14と、インテークマニホールド11に供給する排気ガスの量を制御するEGRバルブ15と、排気ポート5の下流にあるエキゾーストマニホールド7と連通しEGRバルブ15に接続するEGRパイプ16と、から構成される。
【0030】
インテークマニホールド11は、スロットルバルブ12に接続される吸気流路17と、EGRバルブ15に接続されるEGR流路18と、吸気流路17とEGR流路18の合流部における壁面19と、壁面19に突設され吸気流路17から吸入されるブローバイガス(液体)を含んだ流体がEGRバルブ15及びEGR流路18に流入しないように制御するEGR壁20(制御壁部、壁部)と、EGR壁20より吸気流路の17の上流で、且つ並行に設けられたオイルガイド21(ガイド部、抑制部)と、から構成される。EGR壁20について換言すると、吸気流路17及びEGR流路18の合流部分に設けられ、エンジン1の各シリンダ2へ流体及び排気ガスを導くために設けられている。オイルガイド21について換言すると、オイルガイド21は、吸気通路17を流通する流体(ブローバイガス等の液体)がEGR壁20に直接当たることを抑制するために設けられる。またオイルガイド21は、流体に含まれるブローバイガス等の液体が、排気ガスにより熱せられたEGR壁部20によって固化(デポジットの生成)することを抑制するために設けられる。
【0031】
図2は、インテークマニホールド11をシリンダヘッド6側から見た内部を示す概略図で、図3は、本発明の第1実施形態のオイルガイド21の図2におけるIII−III断面図である。
【0032】
オイルガイド21は、直列に設けた8個の吸気ポートが配列される方向にEGR壁20より長く延在し、スロットルバルブ12と対向するオイルガイド21の中心部22(EGR壁と対向する部分)を壁面19から延出(突出)し、中心部22から端部23A及び端部23Bに向かってなだらかに連なり、突出量を多くした中心部22に対して対称な形状を呈する。また突出部の先端を突出方向先端24とする。
【0033】
本発明の第1実施形態の動作と効果について説明する。まず流体に含まれるブローバイガスは、霧状のエンジンオイルとガソリンとを含む未燃焼ガスである。またインテークマニホールド11内、エアホース13内においてはエンジンが停止して冷える際に内面に結露を生じる。
【0034】
これらの液体を含んだ流体は、中心部22から端部23A及び端部23Bに向かって流動する。液体は中心部22から延在する端部23A及び端部23Bへ分散しながら、突出方向先端24に導かれる。突出方向先端24に導かれた液体は、各吸気ポートに向けて飛散し、各シリンダ2で均等に燃焼されると同時に、EGR壁20に到達する液体を減らすことで、デポジットの生成を抑制できる。
【0035】
図4は、本発明の第1実施形態変形例のオイルガイド21Aの図2におけるIV−IV断面図である。
【0036】
オイルガイド21Aと図2のオイルガイド21の違いは、オイルガイド21Aはスロットル12と対向する面に各吸気ポート4に向けて延在する溝25A〜25Dを備えることである。
【0037】
本発明の第1実施形態の変形例の動作と効果について説明する。オイルガイド21Aに吹き付けられた流体は、溝25A〜25Dに流れ込んで集まる。そしてオイルガイド21Aの突出方向先端24に導かれた液体は、各吸気ポート4に向けて飛散する。各吸気ポート4を経て各シリンダ2に均等に導かれた流体はシリンダ2内で燃焼する。よって本発明ではEGR壁20に到達する液体を減らし、デポジットの生成を抑制できる。
【0038】
本実施形態では、溝の形状、深さ、本数等は適宜変更可能である。例えば溝は、スロットル12側を1本として各吸気ポート4に向けて4本に分岐させて延在しても良い。また溝を外側の吸気ポート4に延在する2本は広い溝を設けて、内側の吸気ポート4に延在する2本を細い溝としても良く、さらには外側の吸気ポート4に延在する2本の溝を設けるだけでも良い。外側の気筒に積極的に液体を導き、各気筒に均等に分配できる構造とする。
【0039】
(第2実施形態)
図5はエンジン1に接続された吸気装置10の断面の概略図である。第1実施形態と同一の部品、同一の構造については同一の符号を用いて説明する。インテークマニホールド11は、スロットルバルブ12に接続される吸気流路17と、EGRバルブ15に接続されるEGR流路18と、吸気流路17とEGR流路18の合流部における壁面19と、壁面19に突設され吸気流路17から吸入されるブローバイガスを含んだ流体がEGRバルブ15及びEGR流路18に流入しないように制御するEGR壁20と、EGR壁20より吸気流路17の上流で、且つ並行に設けられたオイルガイド21Bと、EGR壁20とオイルガイド21Bの間に設けられ、オイルガイド21Bに並列なオイルガイド21Cと、から構成される。EGR壁20について換言すると、吸気流路17及びEGR流路18の合流部分に設けられ、エンジン1の各シリンダ2へ流体及び排気ガスを導くために設けられている。オイルガイド21Cについて換言すると、オイルガイド21Cは、吸気通路17を流通する流体(ブローバイガス等の液体)がEGR壁20に直接当たるのを抑制するために設けられる。またオイルガイド21Cは、流体に含まれるブローバイガス等の液体が、排気ガスにより熱せられたEGR壁部20によって固化(デポジットの生成)することを抑制するために設けられる。
【0040】
図6は、インテークマニホールド11をシリンダヘッド6側から見た内部を示す概略図である。オイルガイド21Bは、直列に設けた8個の吸気ポート4が配列される方向にEGR壁20より長く延在し、スロットルバルブ12と対向するオイルガイド21Bの中心部22B(EGR壁と対向する部分)がスロットルバルブ12方向に突出している。
【0041】
オイルガイド21Cは、直列に設けた8個の吸気ポート4が配列される方向に延在し、スロットルバルブ12と対向するオイルガイド21Cの中心部22C(EGR壁と対向する部分)がスロットルバルブ12方向に延出(突出)している。またオイルガイド21Bとオイルガイド21Cは、EGR壁と並列に設けられる。
【0042】
本発明の第2実施形態の動作と効果について説明する。流体は、オイルガイド21Bに吹き付けられ、中心部22Bから端部23E及び端部23Fに向かって分配される。オイルガイド21Bに付着した液体は、中心部22Bから端部23E及び端部23Fへ伝い突出方向先端24Bに導かれる。そして流体は、オイルガイド21Cに吹き付けられ、中心部22Cから端部23G及び端部23Hに向かって分配される。オイルガイド21Cに付着した液体はオイルガイド21Bと同様に、中心部22Cから端部23G及び端部23Hへ伝い突出方向先端24Cに導かれる。
【0043】
オイルガイド21Bとオイルガイド21Cとを設けることで、オイルガイド21Bを乗り越えた液体を、オイルガイド21Cで捕らえて、突出方向先端24Cから各吸気ポートに向けて飛散して、各シリンダ2で燃焼することができる。よって本発明の実施形態では、EGR壁20に到達する液体を減らすことができ、デポジットの生成をより抑制することができる。
【0044】
本発明の第1、2実施形態では直列4気筒エンジンを用いているが、これに限定されず、直列6気筒、V型6気筒等の他のエンジン形式にも適用できる。
【符号の説明】
【0045】
1・・・エンジン
2・・・シリンダ
3・・・シリンダブロック
4・・・吸気ポート
5・・・排気ポート
6・・・シリンダヘッド
7・・・エキゾーストマニホールド(排気流路)
10・・・吸気装置
11・・・インテークマニホールド
12・・・スロットルバルブ
13・・・エアホース
14・・・PCV配管
15・・・EGRバルブ
16・・・EGRパイプ
17・・・吸気流路
18・・・EGR流路
19・・・壁面
20・・・EGR壁(制御壁部、壁部)
21・・・オイルガイド(ガイド部、抑制部)
21A・・・オイルガイドA
21B・・・オイルガイドB
21C・・・オイルガイドC
22・・・中心部
22A・・・中心部A
22B・・・中心部B
22C・・・中心部C
23A・・・端部A
23B・・・端部B
23C・・・端部C
23D・・・端部D
23E・・・端部E
23F・・・端部F
23G・・・端部G
23H・・・端部H
24・・・突出方向先端
24B・・・突出方向先端
24C・・・突出方向先端
25A・・・溝A
25B・・・溝B
25C・・・溝C
25D・・・溝D

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関のシリンダにブローバイガスを含んだ流体を供給する吸気流路と、
前記内燃機関の排気流路と前記吸気流路とを連通し、前記排気流路から排気ガスの一部を前記吸気流路に環流するEGR流路と、
前記吸気流路から供給される流体及び前記EGR流路から供給される排気ガスの流れを制御し、前記吸気流路と前記EGR流路との合流部に設けられた制御壁部と、
前記制御壁部より前記吸気流路の上流に設けられ、流体に含まれる液体を前記シリンダに導くガイド部と、
を備えたインテークマニホールド。
【請求項2】
前記ガイド部は、前記吸気流路の壁面から突出し、前記制御壁部と並行に設けられる請求項1のインテークマニホールド。
【請求項3】
前記ガイド部は、流体を前記シリンダへ導く複数の吸気ポートの配列方向に、前記制御壁部より長く延在する請求項2のインテークマニホールド。
【請求項4】
前記ガイド部の前記制御壁部と対向する部分の突出量は、他の部分の突出量より多い請求項3に記載のインテークマニホールド。
【請求項5】
前記ガイド部は、液体を前記シリンダに導く溝を備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
【請求項6】
前記ガイド部は、前記制御壁部より前記吸気流路の上流に複数の前記ガイド部が前記制御壁部と並行に設けられる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインテークマニホールド。
【請求項7】
内燃機関の複数のシリンダに外気を含む流体を供給する吸気流路と、
前記内燃機関の排気流路から排気ガスの一部を前記吸気流路に供給するEGR流路と、
前記吸気流路及び前記EGR流路の合流部分に設けられ、前記内燃機関の各シリンダへ前記流体及び前記排気ガスを導く壁部と、
前記吸気流路を流通する前記流体が前記壁部に直接当たることを抑制する抑制部と、
を備えたインテークマニホールド。
【請求項8】
前記抑制部は、前記流体に含まれる液体が前記排気ガスにより熱せられた前記壁部によって固化することを抑制する請求項7に記載のインテークマニホールド。
【請求項9】
前記抑制部は、前記吸気流路の壁面から延出して設けられる請求項7または8に記載のインテークマニホールド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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