説明

ウェブサイトのサービスの発見操作の一元化

様々な実施形態は、ウェブブラウザの一部として組み込まれ得る一体化された発見コントローラを提供する。当該一体化された発見コントローラは、ウェブサイトが提供すべき様々なサービスを記載する中央領域を提供する。さらに、当該一体化された発見コントローラは、当該一体化された発見コントローラ内に記載された当該様々なサービスを追加、更新、アンインストール及び/またはその他の管理をする能力をユーザに提供することによって、当該ウェブサイトが提供すべき個々のサービスと対話することをユーザに可能とさせ得る。従って、当該一体化された発見コントローラは、ユーザにウェブサイトが提供し得る様々なサービスと対話するための共通、予測可能かつリピート可能なユーザ経験をユーザに提供する集中管理システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ウェブサイトは、一般的に、ウェブブラウザを介して個人が利用できる様々なサービスを提供できる。この様なサービスは、検索エンジンによる検索機能の提供、インストールのためのツールバーの提供、RSSフィードのようなフィード(feed)の提供及びその他の様々なサービスを含むことができる。これらのサービスが多様になると、提供された特定のサービスの発見、特定のサービスのインストール及び当該インストールされたサービスの管理においてユーザ経験も多様になる。例えば、様々なサービスは、ウェブページ上の様々な物理的な位置において提供することができる。このことは、興味のあるサービスを捜索して発見することをユーザに要求する。さらに、一旦サービスをインストールすると、例えば、当該サービスを管理するための当該サービスとの対話(interaction)において、ユーザ経験は、しばしば当該サービスに対して非常に特化し、他のサービスと異なったものとなる。従って、複数のサービスがインストールされている場合において、ユーザ経験は、しばしば共通点がなくバラバラである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
様々な実施形態は、ウェブブラウザの一部として組み込むことができる一体化された発見コントローラを提供する。当該一体化された発見コントローラは、ウェブサイトが提供すべき様々なサービスを記載する中央領域を提供する。さらに、当該一体化された発見コントローラは、ユーザに、当該一体化された発見コントローラ内に記載された様々なサービスを追加する能力、更新する能力、アンインストールする能力及び/または管理する能力を提供することで、ウェブサイトが提供すべき個々のサービスとユーザが対話することを可能にできる。
【0003】
少なくともいくつかの実施形態において、視覚的にオーバーレイしたインジケータが提供されて、特定の追加されたサービスまたはインストールされたサービスがウェブブラウザのユーザインタフェース内のどこで発見できるかを視覚的に通知するために、当該視覚的にオーバーレイしたインジケータが使用される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】1の実施形態に従った発明の原理が使用されるシステムを示す図である。
【図2】1の実施形態に従った典型的なブラウザユーザインタフェースの一部を示す図である。
【図3】1の実施形態に従った典型的な一体化発見コントローラを示す図である。
【図4】1の実施形態に従った、ユーザが特定の追加されたサービスをどこで発見可能であるかを示す典型的な視覚表示を示す図である。
【図5】1の実施形態に従った、様々なサービスを管理するための典型的なユーザインタフェースを示す図である。
【図6】1の実施形態に従った方法におけるステップを説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
(概説)
様々な実施形態は、ウェブブラウザの一部として組み込むことができる一体化された発見コントローラを提供する。当該一体化された発見コントローラは、ウェブサイトが提供すべき様々なサービスを記載する中央領域を提供する。さらに、当該一体化された発見コントローラは、ユーザに、当該一体化された発見コントローラ内に記載された様々なサービスを追加する能力、更新する能力、アンインストールする能力及び/または管理する能力を提供することで、ウェブサイトが提供すべき個々のサービスとユーザが対話することを可能にできる。
【0006】
少なくともいくつかの実施形態において、視覚的に重なったインジケータが提供されて、特定の追加されたサービスまたはインストールされたサービスが、ウェブブラウザのユーザインタフェース内のどこで発見できるかを視覚的に通知するために使用される。
【0007】
当該一体化された発見コントローラは、ウェブサイトが提供可能な様々なサービスとの対話のための共通で、予測可能かつリピート可能なユーザ経験をユーザに提供する集中管理システムを提供する。以下の説明において、「典型的なシステム」と題されたセクションを提供し、本発明の実施形態を使用し得る1つの典型的なシステムを説明する。続いて、「ウェブサイトサービスの発見」と題されたセクションを提供し、ウェブサイトサービスを発見可能な様々な方法を説明する。その後、「典型的な一体化された発見コントローラ」と題されたセクションを提供し、限定するわけではなく例示として、一体化された発見コントローラが実装され得る1つの態様を説明する。
【0008】
(典型的なシステム)
図1は、1の実施形態に従ったシステムを、全体として符号100で示している。システム100は、1または複数のプロセッサ104、1または複数のコンピュータ可読媒体106及び当該コンピュータ可読媒体内にあり当該プロセッサ(単数または複数)によって実行可能な1または複数のアプリケーション108を有するコンピュータデバイス102を含んでいる。さらに、コンピュータデバイス102は、ウェブブラウザ110として設けられているアプリケーションを含む。適切に構成された任意のウェブブラウザを使用することができ、そのいくつかの例は、本願の出願人及びその他の者によって市販されている。
【0009】
1または複数の実施形態において、ウェブブラウザは、上述されかつ後述される機能を果たす一体化された発見コントローラ112を含むかまたは使用する。一体化された発見コントローラが、ウェブブラウザの一部である様に示されているが、当該一体化された発見コントローラは、スタンドアローンな(独立した)コンポーネントであって、当該コンポーネントの機能をウェブブラウザが使用するものであっても良い。
【0010】
コンピュータデバイス102は、デスクトップコンピュータとして図示されているが、他のコンピュータデバイスも、本願の特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用できる。他のコンピュータデバイスは、例示であって限定するわけではないが、ポータブルコンピュータ、PDA(personal digital assistant)のようなハンドヘルド型コンピュータ、携帯電話等を含むことができる。
【0011】
一体化された発見コントローラの一般的概念を説明したので、以下において、特定のウェブサイトが提供すべきなのはどのサービスか、を発見可能な一体化された発見コントローラのいくつかの異なった態様を考える。
【0012】
(ウェブサイトサービスの発見)
上述されたように、ウェブサイトは、様々なサービスを提供することができる。サービスは、様々な形態及びサイズで提供され、例示であって限定するものではないが、検索サービス、申込みサービス、加入サービス(subscription service)、拡張サービス(extension service)、ローミングサービス(roaming service)、構築されたデータの発見サービス、マルチメディアダウンロードサービス、フィードサービス、ファイルアップロードサービス、リンク共有サービス(link sharing service)、製品発見サービス、アドレスマッピングサービス(address mapping service)等を含んでいても良い。
【0013】
一体化された発見コントローラが、ウェブサイトが提供するのはどのサービスか、を発見できる1つの方法は、ユーザが特定のサイトに移動したときに受信された様々なウェブページ記述(記述内容)を分析することによる方法である。例えば、ウェブページは、一般的に、HTMLの様な階層的なタグベース言語を使用して記述される。ウェブブラウザがウェブページのHTMLを受信した場合、ウェブブラウザは、一般的に、ユーザに対して当該ウェブページを表示する前に当該HTMLを解析する。1または複数の実施形態において、ウェブページのHTMLが構文解析される場合、一体化された発見コントローラは、HTML形式のサービス記述を探す。例えば、様々なサービス記述は、当該サービスタイプに特化しているかまたは、大抵は、当該ウェブサイトによって提供されたサービスに関する個別のタグによって記述される。当該一体化された発見コントローラが、どのサービスが提供されるかを解明すると、当該発見コントローラは、ユーザインタフェースコンポーネントを表示し、ユーザに対してこれらのサービスの存在を示す。この様なユーザインタフェースコンポーネントの1つの例を以下で説明する。
【0014】
一体化された発見コントローラが、ウェブサイトが提供するのはどのサービスかを発見できる他の方法は、ウェブページに一組のヒューリスティクス(heuristics)を適用してウェブページのコンテンツを分析及び解析することによる方法である。特に、場合によっては、ウェブサイトが提供するサービスが、当該ウェブサイトに関連するHTMLからすぐに判明しないこともある。この場合、当該一体化された発見コントローラは、ページを分析して、サービスに関する特徴を探すことができる。例えば、組み込まれているハイパーリンクは、サービスを示す役割を果たすことができる。代替例においてまたは追加例において、当該一体化された発見コントローラは、文字列「ダウンロード」を検索して、当該文字列に関連づけられた「.exe」へのリンクが有るかどうかを検索する。
【0015】
サービスが発見される方法に関わらず、一度発見がなされると、当該一体化された発見コントローラは、ユーザインタフェース経験を表示でき、当該インタフェース経験は、ユーザに、どのサービスが提供されるかを判定可能とし、ウェブサイトサービスとのさらに集中的で有意義な対話を可能にする。
【0016】
(典型的な一体化された発見コントローラ)
1または複数の実施形態において、ウェブサイトの提供する様々なサービスが発見されると、当該一体化された発見コントローラは、ウェブサイトが1または複数のサービスを提供することをユーザに通知するユーザインタフェースコンポーネントを表示できる。
【0017】
1つの例として、例示のブラウザユーザインタフェースの一部を全体として符号200で示している図2を参照する。この例において、ユーザインタフェース200は、サービスボタン202を含む。1または複数の実施形態において、ウェブサイトが1または複数の提供サービスを有している場合、サービスボタン202は、視覚的に区別できる方法で表示され、1または複数のサービスが提供されることをユーザに通知できる。例えば、少なくともいくつかの実施形態において、サービスボタン202は、光るように表示されて、ユーザの関心をひく。
【0018】
この特定の例において、ユーザがサービスボタン202上にカーソルを置くと、一体化された発見コントローラ204の一部がドロップダウンして、ウェブサイトによって提供される様々なサービスが表示される。1または複数の実施形態において、ウェブサイトによって提供される様々なサービスは、様々なサービスタイプカテゴリに属するサービスタイプによって体系化しかつ配列できる。従って、この例においては、以下のサービスタイプカテゴリがユーザに表示される。当該サービスタイプカテゴリは、検索プロバイダサービスタイプ、フィードサービスタイプ、構造化データサービスタイプ(ユーザがウェブページ上の構造化データを発見することを可能とさせるサービスである)及びアドオンサービスタイプを含む。さらに、少なくともいくつかの実施形態においては、当該一体化された発見コントローラは、以下でさらに詳しく説明される「管理サービス」タブによって、特定のサービスを管理することをユーザに可能とさせる。
【0019】
1または複数の実施形態において、個別のサービスタイプに関連付けられている個別のボタンまたはタブは、複数の異なった状態を有することができる。例えば、ユーザが見たことのない任意の新しいサービスがある場合、当該サービスタイプボタンは、光ってユーザの関心を引くことができる。さらに、ユーザが既に見たことのある利用可能サービスがある場合、当該ボタンは表示されているが光らなくとも良い。特定のサービスタイプの利用可能なサービスが無い場合、対応するサービスタイプカテゴリのボタンは、グレーアウトするかまたは全く表示されない。
【0020】
この例において、検索プロバイダサービスタイプには、ウェブサイトが提供する1または複数の検索プロバイダが付随している。フィードサービスタイプには、ウェブサイトが募集のために提供する任意のフィードが付随している。構造化データサービスは、ウェブページ上に表示されている構造化データを検索することをユーザに可能とさせることに関連している。アドオンサービスタイプは、例えばツールバー等に追加することができる様々な拡張機能に関連している。
【0021】
この例において、ユーザがサービスボタン202上にカーソルを置くと、どのサービスカテゴリのどの特定のサービスが提供されるかを、当該特定のサービスタイプ上にカーソルを置くことによってさらに判定可能である。1つの例として、図3を参照する。
【0022】
図3において、一体化された発見コントローラ204は、ウェブブラウザユーザインタフェースから分離されて示されている。ユーザが当該検索プロバイダタイプ上にカーソルを置いていることがわかる。これに応じて、提供された様々な検索プロバイダがドロップダウンメニューによって示され、当該ドロップダウンメニューは、1または複数の管理手段も表示する。この例において、当該管理手段は、ユーザに特定のサービスの追加を可能とさせる「追加」ボタンである。ユーザが特定のサービスを追加すると、当該サービスは、当該ユーザのブラウザに追加され得、当該ユーザがサイトから移動しても使用可能である。
【0023】
1または複数の実施形態において、ユーザが特定のサービスを追加する場合、当該一体化された発見コントローラは、視覚表示を提供し、ユーザは、当該視覚表示において、ウェブブラウザ内の当該特定のサービスを発見することができる。1つの例として、図4を上述の例とともに参照する。図3の例において、ユーザが検索プロバイダ「Live.com」を追加するために選択を行ったと仮定する。当該追加されたサービスが検索プロバイダであるので、当該検索プロバイダコントローラ(この場合は拡大鏡)が視覚的に識別可能な方法で表示される。この特定の例において、明るい星である視覚オーバーレイコントローラ400は、当該検索プロバイダコントローラ上に重ねて表示され、ユーザの目を当該検索プロバイダコントローラに視覚的に引きつける。どこで新しい追加サービスを発見すべきかをユーザに通知するために、任意の適切な視覚表示が使用可能である。
【0024】
従って、当該一体化された発見コントローラは、全てのウェブサイトのサービスがユーザによってリスト化可能かつ発見可能な単一の領域を提供する。それ故に、ユーザは、興味のあるサービスを発見するために特定のウェブページを捜索する必要がない。
【0025】
簡単に上述したように、1または複数の実施形態において、当該一体化された発見コントローラは、コントローラ内に記載されたサービスを管理または当該サービスとその他の対話をするためにユーザに使用され得る多数の様々な管理手段を提供できる。例えば、1つの手段は、ユーザが特定のサービスに既に加入していることの表示を提供可能である。この例において、管理手段は、リスト化されたサービスの次に表示され得、「加入済み」であることを表示できる。他の管理手段は、特定のサービスに更新があることを表示できる。この例において、1つの手段は「更新」を表示できる。従って、当該「更新」手段上をクリックすることにより、当該サービスが自動的に更新される。
【0026】
さらに、ウェブブラウザが認識しないサービスを、上述の方法を使用して提供できることが当業者に理解されるであろう。すなわち、新しいサービスが出現した場合、上述の方法が使用されて、様々なユーザの使用のためにこのような当該サービスが発見されて表示されることが可能である。従って、少なくともいくつかの実施形態において、一体化された発見コントローラは、サービスの設計者が、使用される各々のサービスを宣伝するために使用可能な容易に拡張可能なツールを提供可能である。
【0027】
上述のように、当該一体化された発見コントローラは、少なくともいくつかの実施形態において、ユーザに特定のサービスを管理することを可能とさせる機能も提供する。「管理サービス」タブが当該コントローラ内に表示されている図2及び図3を再び参照する。このタブを選択することによって、ユーザにサービスを管理可能とさせる新しいダイアログを当該ユーザに表示できる。
【0028】
1つの例として、1の実施形態に従っている様々なサービスを管理するための典型的なユーザインタフェースを示す図5を参照する。この例において、ユーザインタフェース500は、個人ユーザに、当該個人ユーザがインストールしたサービス、受信したサービス、更新したサービス、有効/無効にしたサービス及びアンインストールしたサービスの全てを見ることを可能にできる。この例において、サービスの各々は、タイプ、名前、ソース、ユーザネーム及び任意の関連するリスト化されたパスワードを有する。従って、このインタフェースを使用すると、ユーザは、インストールした全てのサービスを見ることが可能なだけではなく、信用証明書の編集も可能である。少なくともいくつかの実施形態において、検索機能は、検索ボックス502によって提供され、当該検索ボックス502は、ユーザに、テキストベース検索を使用して特定のサービスを検索することを可能とさせる。
【0029】
図6は、1の実施形態に従った方法におけるステップを説明したフロー図である。当該方法は、任意の適切なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの組み合わせとともに実装できる。少なくともいくつかの実施形態において、当該方法は、図1に示されたようなシステムに関連して実装できる。その他のシステムも、本願の特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用できる。
【0030】
ステップ600において、1または複数のウェブページ記述が受信される。任意の適切なウェブページ記述言語が使用できる。少なくともいくつかの実施形態において、当該ウェブページ記述は、HTML記述言語の形式にすることができる。代替的または追加的に、XHTMLのような、いくつかの他のタイプのウェブマークアップ言語を使用できる。ステップ602において、ウェブページ記述によって、当該ウェブページから提供される1または複数のサービスまたはこれらに関連するウェブサイトが認識される。これらのことがどのように提供されるかの一例は上述されている。ステップ604において、1または複数の様々なタイプのサービスを記載できるユーザインタフェースが表示される。任意の適切なユーザインタフェースを使用でき、かつユーザインタフェースを表示する任意の適切な方法を使用できる。上述の例において、当該ユーザインタフェースは、ホバー表示されたドロップダウンメニューであり、当該ドロップダウンメニューは、ユーザに対してリスト化された提供サービスの個々のインスタンスが属する複数の異なったサービスタイプカテゴリを、当該サービスと有意義な方法で対話することをユーザに可能とさせる手段とともに表示する。他のタイプのユーザインタフェースも、本願の特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用できる。例えば、ユーザインタフェースは、当該ブラウザのウィンドウに隣接して縦方向に設けられているサイドバーであっても良い。当然ながら、他の構成も可能である。
【0031】
(結び)
上述の様々な実施形態が、ウェブブラウザの一部として組み込むことが可能な、一体化された発見コントローラを提供する。当該一体化された発見コントローラは、ウェブサイトが提供すべき様々なサービスを記載可能な中央領域を提供する。さらに、当該一体化された発見コントローラは、当該一体化された発見コントローラに記載された様々なサービスを追加し、更新し、アンインストールし及び/またはその他の管理をすることをユーザに可能とさせることで、ウェブサイトが提供すべき個々のサービスとユーザが対話することを可能にすることができる。少なくともいくつかの実施形態において、視覚的にオーバーレイしたインジケータが提供されて、追加されたかまたはインストールされた特定のサービスが、ウェブブラウザのインタフェース内のどこに発見できるかをユーザに視覚的に通知するために使用される。
【0032】
従って、当該一体化された発見コントローラは、集中型の管理システムを提供し、当該システムは、ウェブサイトが提供可能な様々なサービスとの対話のための共通で、予測可能かつリピート可能なユーザ経験をユーザに提供する。
【0033】
本発明は、構造的な特徴及び/または方法のステップに特有の用語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲によって画定される本発明は、上述の特定の特徴またはステップに必ずしも限定されない。当該特徴及びステップは、本願の特許請求の範囲に記載された発明の好ましい実装形態として開示されているだけである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実行されるとコントローラを実装するコンピュータ可読命令を含む1または複数のコンピュータ可読媒体であって、
ウェブサイトが提供すべき異なるタイプのサービスを記述する中央領域を提供するように構成される一体化された発見コントローラを保有することを特徴とする1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項2】
前記一体化された発見コントローラが、特定のサービスを追加、更新及びアンインストールすることをユーザに可能とさせることを特徴とする請求項1に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項3】
前記一体化された発見コントローラが、視覚的にオーバーレイしたインジケータを提供して、追加された特定のサービスがユーザインタフェース内のどこで発見可能であるかをユーザに視覚的に通知することを特徴とする請求項1に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項4】
前記一体化された発見コントローラが、サービスを提供可能なウェブページのウェブページ記述を分析することによって様々なサービスを発見することを特徴とする請求項1に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項5】
前記一体化された発見コントローラが、1または複数のサービスの存在を表示可能なサービスボタンを含むユーザインタフェースコンポーネントを表示することを特徴とする請求項1に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項6】
前記サービスボタンが、前記ウェブサイトによって提供された様々なサービスをリスト内に表示することを特徴とする請求項5に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項7】
前記様々なサービスが、異なるサービスタイプカテゴリ内に配され、少なくともいくつかの前記異なるサービスタイプカテゴリが、新しいサービスを視覚的に表示し得ることを特徴とする請求項6に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項8】
前記リストが、ユーザに1または複数のサービスを管理することを可能とさせるユーザ選択可能タブを含むことを特徴とする請求項6に記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記ユーザ選択可能タブがダイアログを提供するために選択可能であり、
前記ダイアログは、
ユーザが加入した複数のサービスをリスト化し、
ユーザにサービスの更新を受信可能とさせ、
ユーザにサービスを有効/無効にすることを可能とさせ、かつ
ユーザにサービスのアンインストールを可能とさせることを特徴とする請求項8記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
前記ユーザ選択可能タブが、タイプ、名前、ソース及びユーザネームによって様々なサービスをリスト化するダイアログを提供するように選択可能であることを特徴とする請求項8記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記ユーザ選択可能タブが、ユーザが加入している様々なサービスをリスト化して、ユーザがテキストベースの検索を使用して特定のサービスを検索することを可能とさせ得る検索機能を提供することを特徴とする請求項8記載の1または複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
請求項1記載のコンピュータ可読媒体を保有するコンピュータデバイス。
【請求項13】
1または複数のコンピュータ可読媒体と、
一体化された発見コントローラを有するウェブブラウザを実装する前記1または複数のコンピュータ可読媒体上の命令と、を含み、
前記一体化された発見コントローラは、特定のウェブサイトによって提供されるサービスはどれかを解析し、その後、前記一体化された発見コントローラは、中央領域において前記特定のウェブサイトから提供されるサービスをリスト化するユーザインタフェースを表示し、前記一体化された発見コントローラは、選択可能なサービスタイプカテゴリに従ってサービスをリスト化し、前記一体化された発見コントローラは、ユーザが加入している特定のサービスを管理することをユーザに可能とさせるユーザ選択可能タブを含む、ことを特徴とするシステム。
【請求項14】
前記一体化された発見コントローラが、視覚的にオーバーレイしたインジケータを提供して、ウェブブラウザのユーザインタフェース内のどこで特定の追加されたサービスが発見可能かをユーザに視覚的に通知することを特徴とする請求項13記載のシステム。
【請求項15】
コンピュータに実装される方法であって、
1または複数のウェブページ記述を受信するステップと、
前記ウェブページ記述から、前記ウェブページによって提供された1または複数のサービスを識別するステップと、
前記ウェブサイトによって提供された複数のサービスタイプを中央領域に記載するユーザインタフェースを表示するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
前記表示するステップが、複数の異なったサービスタイプカテゴリ内に様々なサービスを配するユーザインタフェースを表示することによって実行されることを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記表示するステップが、複数のサービスを表示するホバー表示されたドロップダウンメニューを表示することによって実行されることを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記複数のサービスが、複数の異なったサービスタイプカテゴリ内に表示され、提供されたサービスの個々のインスタンスが、前記複数の異なったサービスタイプカテゴリに基づいてユーザに対してリスト化され得ることを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記ドロップダウンメニューが、ユーザに1または複数のサービスの管理を可能とさせるユーザ選択可能タブを含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項20】
前記受信するステップ、識別するステップ及び表示するステップが、少なくとも部分的にウェブブラウザによって実行されることを特徴とする請求項15記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2010−519650(P2010−519650A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−550969(P2009−550969)
【出願日】平成20年2月15日(2008.2.15)
【国際出願番号】PCT/US2008/054063
【国際公開番号】WO2008/103601
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】