説明

オンスクリーンキーボードにおけるインテリジェントデフォルト選択

【課題】オンスクリーンキーボードを介して入力される文字のインテリジェントデフォルト選択のためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】1から数個の基準に基づいて、検索リクエスト中にオンスクリーンキーボードを介してエントリのために選択される可能性の最も高い文字が判定され、セレクタがその特定の文字に位置付けられる。その文字が、本当にユーザーが入力することを望む文字である場合、ユーザーは、単一の作動により、その文字を入力することができる以外は、文字を入力するために何らのナビゲーションステップも実行する必要がない。多くの場合、ユーザーは、最初に選択へナビゲートする必要なく、選択を入力するだけでよいようになる。結果として、文字列を入力するためにユーザーによってボタンを作動する必要のある回数を著しく低減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載のシステムおよび方法は、オンスクリーンまたは「ソフト」キーボードに関する。より詳細には、記載のシステムおよび方法は、オンスクリーンキーボード、または制限されたデータエントリ機能を有する任意のその他の方法を使用してデータエントリ中にインテリジェントなデフォルト選択を行うことに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザーがオンスクリーンキーボード、または「ソフト」キーボードを用いてデータ入力が必要とされる可能性のあるいくつかのアプリケーションがある。通常、オンスクリーンキーボードは、標準キーボードのうち最も共通して使用されるキーを表示するユーザーインターフェイスである。セレクタ(例えば、カーソルまたはハイライト)をナビゲートしてキーを選択し、ボタンをアクティブ化して、選択したキーに関連付けられた文字を入力することによって、データを入力する。いくつかの文字エントリユーザーインターフェイスでは、リストから単一の文字のみを表示する場合があり、このリストをスクロールして選択のための文字を変更する場合がある。このリストをスクロールして所望の文字を選択し、選択した文字をボタンの作動によって入力することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、オンスクリーンキーボードをナビゲートすることは、遅くて煩わしいプロセスである場合があり、これは、文字キーを選択するとき、セレクタの位置が単に文字のリストの始めに配置されるか、あるいは、直前に選択した文字の場所に留まるためである。複数の文字を順次選択して(文字列)、その文字列を含む特定の項目を検索するとき、選択する可能性のある後続の文字の予想は計算されず、そのためユーザーは通常、いくつかのナビゲーション作動を実行して各文字を選択することが必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本明細書に記載のシステムおよび方法は、特に、データベースなど、既知の可能な結果のセットを通しての検索に関連して、オンスクリーンキーボードを介して入力される文字のインテリジェントなデフォルト選択を提供する。1から数個の基準に基づいて、検索リクエスト中にオンスクリーンキーボードを介して選択される可能性の最も高い文字が決定され、セレクタがその特定の文字に位置付けられる。その文字が実際に、ユーザーが選択することを望む文字である場合、単一の作動により、その文字を入力することができる以外、ユーザーはその文字を入力するために何等のナビゲーションステップを実行する必要がない。
【0005】
この選択(セレクタが位置付けられている文字)は、キーボードがユーザーにナビゲートできるようにしている結果のセットに基づいて変わる。ある文字が選択されるとき、既知の結果のセットは、以前に選択された文字列をそれらが選択された順序で収容している結果のみに絞り込まれる。直前に入力された文字の位置のその後の位置の文字が、それぞれ可能な結果において分析される。可能な選択の中でもその位置で最も頻繁に現れる文字が、後続の文字に対するデフォルト選択とされる。多くの場合、ユーザーは、最初に選択へナビゲートする必要なく、選択を入力するだけでよいようになる。結果として、この技術により、文字列を入力するためにユーザーによってボタンを作動する必要のある回数が著しく低減される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】記載したシステムおよび方法を実施することができる例示的なシステムアーキテクチャを示す図である。
【図2】記載したシステムおよび方法を実施することができる例示的なクライアントデバイスを含むテレビベースのシステムを示す図である。
【図3a】例示的な検索ユーザーインターフェイスを示す図である。
【図3b】例示的な検索ユーザーインターフェイスを示す図である。
【図4】オンスクリーンキーボードにおけるインテリジェントデフォルト選択の方法の実施を表す流れ図である。
【図5】記載した技術を実施することができる例示的な放送ビデオ配信アーキテクチャを示す図である。
【図6】図5に示す例示的な放送ビデオ配信アーキテクチャのコンポーネントをさらに示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
同じ番号を図面の全体に渡って使用して、類似の機能およびコンポーネントを参照する。
【0008】
オンスクリーンキーボードにおけるインテリジェントデフォルト選択のためのシステムおよび方法を以下に説明する。先ず、記載の技術を実施することができるオペレーティング環境を説明するために、テレビベースのシステムにおける例示的な放送システムアーキテクチャおよび例示的なクライアントデバイスを、図1および図2をそれぞれ参照して、最初に説明する。
【0009】
(例示的な放送システム)
図1は、オンスクリーンキーボードにおけるインテリジェントデフォルト選択を実施することができる例示的なシステム100を示している。システム100は、複数の視聴者へのコンテンツおよび番組ガイドデータの配信を容易にする。システム100は、1つまたは複数のコンテンツプロバイダ102、1つまたは複数の番組ガイドデータプロバイダ104、コンテンツ配信システム106、および放送ネットワーク110を介してコンテンツ配信システム106に結合された複数のクライアントデバイス108(1)、108(2)...108(N)を含む。
【0010】
コンテンツプロバイダ102は、衛星オペレータ、ネットワークテレビオペレータ、ケーブルオペレータなどとして実施することができる。コンテンツプロバイダ102はコンテンツサーバー112を含み、コンテンツプロバイダ102からコンテンツ配信システム106へ、映画、テレビ番組、コマーシャル、音楽および類似のオーディオ、ビデオ、ならびに/またはイメージコンテンツなどの格納コンテンツ114の配信をコントロールする。格納コンテンツ114は、ペイパービューおよび/またはビデオオンデマンドコンテンツなどの購入目的で利用可能なコンテンツを含むこともできる。加えて、コンテンツサーバー112は、コンテンツ配信システム106へのライブコンテンツ(例えば、ライブフィードなど、事前に格納されていなかったコンテンツ)および/または、他の場所に格納されたコンテンツの配信をコントロールする。コンテンツサーバー112は、格納コンテンツ114、またはコンテンツサーバー112を通して利用可能なその他のコンテンツに関連付けられた1つまたは複数のインデックス115を含むこともでき、インデックス115を特定のコンテンツ項目の検索に使用することができる。コンテンツ配信システム106は、コンテンツおよび番組ガイドデータを複数の加入者(例えば、クライアントデバイス108)に提供するヘッドエンドサービスおよび/または番組データセンターを表す。
【0011】
番組ガイドデータプロバイダ104は、番組ガイドデータベース116および番組ガイドデータサーバー118を含む。番組ガイドデータベース116は、電子またはインタラクティブ番組ガイド(または「番組ガイド」)を生成するために使用される番組ガイドデータを格納する。番組ガイドデータは、番組タイトル、その週のどの日に番組が放送されるかを識別するための番組放送日、番組がその週の特定の日に放送されることになる時間を識別するための番組開始時間、および番組カテゴリを含むことができる。
【0012】
番組ガイドデータプロバイダ104は、番組ガイドデータを番組ガイドデータサーバー118に送信し、この番組ガイドデータサーバーは番組ガイドデータを配信に先立って処理して、番組ガイドデータの公開バージョンを生成し、これは、1日または数日に渡るすべての放送チャンネルおよびオンデマンドコンテンツをリストするためのプログラミング情報を収容することができる。
【0013】
コンテンツ配信システム106は、放送送信器120、1つまたは複数のコンテンツ処理アプリケーション122、および1つまたは複数の番組ガイドデータ処理アプリケーション124を含む。放送送信器120は、ケーブルテレビ信号などの信号を放送ネットワーク110に渡って放送する。放送ネットワーク110は、ケーブルテレビネットワーク、RF、マイクロ波、衛星、および/またはインターネットなどのデータネットワークを含むことができ、また任意の放送フォーマットまたは放送プロトコルを使用する有線または無線伝送メディアを含むこともある。加えて、放送ネットワーク110は、任意のタイプのネットワークトポロジおよび任意のネットワーク通信プロトコルを使用する任意のタイプのネットワークとすることができ、2つ以上のネットワークの組み合わせとして表すか、あるいはそうでなければ実施することができる。
【0014】
コンテンツ処理アプリケーション122は、コンテンツプロバイダ102から受信したコンテンツを、放送ネットワーク110に渡ってコンテンツを送信するのに先立って処理する。同様に、番組ガイドデータ処理アプリケーション124は、番組ガイドデータプロバイダ104から受信した番組ガイドデータを、放送ネットワーク110に渡って番組ガイドデータを送信するのに先立って処理する。特定のコンテンツ処理アプリケーション122は、受信したコンテンツを、放送ネットワーク110に結合されている複数のクライアントデバイス108によって理解されるフォーマットに符号化、またはそうでなければ処理することができる。図1は単一のコンテンツプロバイダ102、単一の番組ガイドデータプロバイダ104および単一のコンテンツ配信システム106を示すが、例示的なシステム100は、任意数のコンテンツ配信システムに結合された、任意数のコンテンツプロバイダおよび/または番組ガイドデータプロバイダを含むことができる。
【0015】
クライアントデバイス108は、いくつかの方法で実施することができる。例えば、クライアントデバイス108(1)は、衛星ベースの送信器から衛星放送受信アンテナ126を介して放送コンテンツを受信する。クライアントデバイス108(1)は、セットトップボックスまたは衛星受信デバイスとも呼ばれる。クライアントデバイス108(1)は、クライアントデバイスが受信したコンテンツ(例えば、オーディオデータ、ビデオデータおよびイメージデータ)、ならびにグラフィカルユーザーインターフェイスを提示するためにテレビ128(1)に結合されている。特定のクライアントデバイス108を任意数のテレビ128、および/または、コンテンツを表示、そうでなければレンダリングするために実施することができる類似のデバイスに結合することができる。同様に、任意数のクライアントデバイス108を単一のテレビ128に結合することができる。
【0016】
クライアントデバイス108(2)もまた、放送ネットワーク110からの放送コンテンツを受信するように結合され、受信したコンテンツを関連するテレビ128(2)に提供する。クライアントデバイス108(N)は、複合テレビ130および統合セットトップボックス132の一例である。この例では、2つの別々のデバイスを使用するのではなく、セットトップボックスの様々なコンポーネントおよび機能がテレビに統合されている。テレビに統合されたセットトップボックスは、衛星放送受信アンテナ(衛星放送受信アンテナ126に類似したもの)、および/または放送ネットワーク110を介して放送信号を受信することができる。代替の実施例では、クライアントデバイス108は、インターネットプロトコル(IP)、UDPプロトコルなどのようなプロトコルを使用して実施することができるバックチャンネル134など、インターネット、またはその他任意の放送メディアを介して、放送信号を受信することができる。バックチャンネル134は、RFバックチャンネル(すなわち、ケーブル)、モデムなど、様々なタイプの配信メカニズムにより実施することもできる。バックチャンネル134は、クライアントデバイス108のそれぞれとコンテンツ配信システム106との間の代替通信リンクを提供する。いくつかの事例では、バックチャンネル134は、クライアントデバイス108間の通信を提供することもできる。しかし、代表的な実施例では、あるクライアントデバイス108は、通常、別のクライアントデバイスとヘッドエンドサービスを通じて通信しなければならない。
【0017】
例示的なシステム100は、ビデオオンデマンド(VOD)および/またはペイパービュー(PPV)映画コンテンツなど、格納オンデマンドコンテンツ136も含む。格納オンデマンドコンテンツ136は、例えば、画面上の映画ガイドを通じてクライアントデバイス108を介してテレビ128により視聴することができ、視聴者は命令を入力して、対応するクライアントデバイス108に特定の映画または他の格納コンテンツをストリームすることができる。
【0018】
(テレビベースのシステムにおける例示的なクライアントデバイス)
図2は、例示的なクライアントデバイス202を含むテレビベースのシステム200を示し、このクライアントデバイスは、本明細書に記載のシステムおよび方法を実施するためのコンポーネントを含んでいる。システム200は、クライアントデバイス202により受信したコンテンツを表示するために表示デバイス204も含む。クライアントデバイス202は、セットトップボックス、衛星放送受信器、ハードディスク付きTVレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR)および再生システム、パーソナルビデオレコーダ(PVR)および再生システム、ゲームコンソール、情報家電として、また任意数の類似の実施形態としても実施することができる。
【0019】
クライアントデバイス202は、1つまたは複数のチューナ206を含み、これらは、様々な周波数またはチャンネルに同調してテレビ信号を受信する1つまたは複数の帯域内チューナ、ならびに番組データをクライアントデバイス202に放送している放送チャンネルに同調する帯域外チューナを表している。クライアントデバイス202は、1つまたは複数のプロセッサ208(例えば、マイクロプロセッサ、コントローラなどのいずれか)も含み、これらは、クライアントデバイス202の操作をコントロールし、他の電子およびコンピューティングデバイスと通信するための様々な命令を処理する。
【0020】
クライアントデバイス202は、1つまたは複数のメモリコンポーネントと共に実施することができ、その例には、ランダムアクセスメモリ(RAM)210、大容量ストレージメディア212、ディスクドライブ214および不揮発性メモリ216(例えば、ROM、フラッシュ、EPROM、EEPROMなど)が含まれる。1つまたは複数の要素を不揮発性メモリ216に格納することに対してなされたどのようなさらなる参照も、RAM210、大容量ストレージメディア212、および/またはディスクドライブ214を含む1つまたは複数の他のタイプのメモリへの含まれた参照を包含する。ディスクドライブ214は、ハードディスクドライブ、磁気テープ、再書き込み可能コンパクトディスク、DVDなどの任意のタイプの磁気または光ストレージデバイスを含むことができる。1つまたは複数のメモリコンポーネントは、受信したコンテンツ、番組ガイドデータ218、録画した番組220、クライアントデバイス202の構成情報、および/またはグラフィカルユーザーインターフェイス情報などの様々な情報および/またはデータを格納する。クライアントデバイス202の代替の実施例は、様々の処理およびメモリ機能を含むことができ、図2に例示するものとは異なる任意数のメモリコンポーネントを含むこともある。例えば、完全なリソースのクライアントは、相当なメモリおよび処理リソースと共に実施することができるのに対して、低リソースのクライアントは、限定された処理およびメモリ機能を有することがある。
【0021】
オペレーティングシステム222および1つまたは複数のアプリケーションプログラム224は、不揮発性メモリ216に格納し、プロセッサ208上で実行してランタイム環境を提供することができる。ランタイム環境は、様々なインターフェイスを定義できるようにし、それによりアプリケーションプログラム224がクライアントデバイス202と対話(interact)できるようにすることによりクライアントデバイス202の拡張性を容易にする。アプリケーションプログラム224は、ウェブ(例えば、「ワールドワイドウェブ」)をブラウズするためのブラウザ、電子メールを容易にするためのeメールプログラム、および/または任意数のその他のアプリケーションプログラムを含むことができる。
【0022】
プロセッサ208上で実行する番組ガイドアプリケーション226もまた不揮発性メモリ216に格納され、番組ガイドデータ218を表示のために処理するように実装される。番組ガイドアプリケーション226は、番組ガイドを生成し、これにより視聴者が画面上の表示を通して中をナビゲートし、放送番組、録画番組、ビデオオンデマンド映画、インタラクティブなゲーム選択、および視聴者にとって興味のあるその他のメディアアクセス情報またはコンテンツを探し出すことができる。番組ガイドアプリケーション226により、テレビ視聴者は現在および未来のプログラミングのスケジュールを調べて、来る番組についてのリマインダを設定し、そして/または1つもしくは複数の番組を録画するための命令を入力することができる。
【0023】
不揮発性メモリ216は、後述のいくつかのモジュールを有するように図示され、これらのモジュールは、1つまたは複数の特定の実施例において使用される場合がある。しかし、これらモジュールのいくつか、またはいずれも他の実施例では利用されないことがあることに留意されたい。また、以下の特定のモジュールに割り当てられたタスクは、いくつかの実施例では、別のモジュールによって実行することができる。特定のモジュールの間へのタスクの委任は単に例示であり、実施可能性のために図示されている。記載した技術の実施は、モジュールの他のグループ化により達成することもできる。
【0024】
不揮発性メモリ216は、オンスクリーンキーボードにおける文字のインテリジェントデフォルト選択を提供する検索アプリケーション227を含む。検索アプリケーション227は、オンスクリーンキーボードの表示された文字にハイライトまたはカーソルなどのセレクタを位置付けるように構成される選択モジュール228を含む。デフォルトモジュール229は、オンスクリーンキーボードを介して入力されることになる次の文字に対するデフォルト選択を判定し、デフォルト文字を選択のために選択モジュール228へ提供する。検索モジュール230は、オンスクリーンキーボード上で選択された文字にマッチする結果について可能な結果のセットを検索する。
【0025】
不揮発性メモリ216は、設定モジュール231も含み、検索がコンテンツタイトルに関して実行されているのか、ビデオコンテンツ項目に現れる俳優に関して実行されているのか、ビデオコンテンツ項目のディレクターに関して実行されているのか、オーディオ/ビジュアルコンテンツ項目の作者に関して実行されているのかなどの1つまたは複数の検索基準を格納する。プリファレンスモジュール232は、お気に入りの(すなわち、最もアクセスした)チャンネル、お気に入りの俳優、お気に入りの作者、お気に入りのミュージシャン、お気に入りのディレクター、お気に入りのコンテンツタイトルなどのユーザープリファレンスを追跡する。プリファレンスモジュール232に格納されたプリファレンスは、ユーザーによって入力することも、ユーザーのビヘイビア(behavior)をモニタすることから導出することも、あるいはその両方でも可能である。ユーザーインターフェイス(UI)コード233もまた不揮発性メモリ216に格納され、これはプロセッサ208上で実行可能である。UIコード233は、表示デバイス204(またはハンドヘルド入力デバイス236など)上で検索ユーザーインターフェイス250を提供するように構成されるか、また、検索ユーザーインターフェイス250を介してユーザー入力を受信するように構成される。
【0026】
検索アプリケーション227、およびその中に含まれたモジュールによって実行される機能を、以下で図3a、3bおよび4を参照して、説明する。
【0027】
クライアントデバイス202は、1つまたは複数の通信インターフェイス246およびPSTN、DSL、ケーブル、または他のタイプのモデム242をさらに含む。通信インターフェイス246は、シリアルおよび/またはパラレルインターフェイス、無線インターフェイス、および/または任意のその他のタイプのネットワークインターフェイスとして実施することができる。無線インターフェイスは、クライアントデバイス202がコントロール入力コマンド234および他の情報を、リモートコントロールデバイス235、または他の赤外線(IR)、802.11、ブルートゥースまたは類似のRF入力デバイスなど、ユーザーが操作する入力デバイスから受信できるようにする。入力デバイスには、無線キーボード、または、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドコンピュータ、無線電話などのその他のハンドヘルド入力デバイス236を含むことができる。ネットワークインターフェイス、ならびにシリアルおよび/またはパラレルインターフェイスは、様々な通信リンクを介してクライアントデバイス202が他の電子およびコンピューティングデバイスと対話および通信できるようにする。モデム242は、クライアントデバイス202が他の電子およびコンピューティングデバイスと、従来の電話回線、DSL接続、ケーブル、および/または他のタイプの接続を介して通信することを容易にする。
【0028】
クライアントデバイス202は、コンテンツプロセッサ244も含み、これは、NTSC、PAL、SECAMまたはその他のテレビシステムのアナログビデオ信号、ならびにDVB、ATSCまたはその他のテレビシステムのデジタルビデオ信号など、放送ビデオ信号および番組データを受信、処理および復号化するためのビデオデコーダおよび/または追加のプロセッサを含むことができる。例えば、コンテンツプロセッサ244は、MPEG符号化されたビデオコンテンツおよび/またはイメージデータを復号化するMPEG−2またはMPEG−4(Moving Pictures Experts Group)デコーダを含むことができる。本明細書に記載のシステムは、任意のタイプのビデオ符号化フォーマットについても、符号化されていないデータおよび/またはコンテンツストリームについても実施することができる。
【0029】
通常、ビデオコンテンツおよび番組データは、ビデオデータおよび対応するオーディオデータを含む。コンテンツプロセッサ244は、表示デバイス204上での表示のためにフォーマットされるビデオおよび/または表示コンテンツを生成し、表示デバイス204の1つまたは複数のスピーカ(図示せず)などのプレゼンテーションデバイスによるプレゼンテーションのためにフォーマットされている復号化されたオーディオデータを生成する。コンテンツプロセッサ244は、表示コントローラ(図示せず)を含むことができ、これはビデオおよび/または表示コンテンツを処理して、対応するイメージを表示デバイス204上に表示する。表示コントローラは、イメージを処理するためのグラフィックスプロセッサ、マイクロコントローラ、集積回路および/または類似のビデオ処理コンポーネントを含むことができる。
【0030】
クライアントデバイス202は、オーディオおよび/またはビデオ出力246も含み、これはオーディオ、ビデオおよび/または表示信号をテレビ204、あるいはオーディオおよびビデオデータを処理および/または表示するか、そうでなければレンダリングするその他のデバイスに提供する。ビデオ信号およびオーディオ信号は、クライアントデバイス202からテレビ204へ、RF(無線周波数)リンク、Sビデオリンク、コンポジットビデオリンク、コンポーネントビデオリンク、または他の類似の通信リンクを介して通信することができる。
【0031】
別個に図示したが、クライアントデバイス202のコンポーネントのいくつかは、特定用途向け集積回路(ASIC)で実施することができる。加えて、システムバス(図示せず)は通常、クライアントデバイス202内の様々なコンポーネントを接続する。システムバスは、各種のバスアーキテクチャのいずれかを使用するメモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポートもしくはローカルバスを含むいくつかのタイプのバス構造の任意の1つまたは複数として実施することができる。例として、このようなアーキテクチャには、ISA(Industry Standard Architecutre)バス、MCA(Micro Channel Architecture)バス、EISA(Enhanced ISA)バス、VESA(Video Electronics Standards Association)ローカルバス、およびメザニンバスとしても知られるPCI(Peripheral Component Interconnects)バスを含むことができる。
【0032】
(オンスクリーンキーボードを有する例示的なユーザーインターフェイス)
図3aは、本明細書に記載の技術により利用することができるユーザーインターフェイス表示300の例示である。ユーザーインターフェイス(UI)表示300はタイトルバー302を含み、これは、ユーザーに字幕(caption)および情報を表示するために使用される。図示した例では、タイトルバー302は、放送ネットワーク名304(「MyCableCo」)、ページタイトル306(「検索」)および現在時刻308(「9:32 pm」)を表示している。ここに図示したUI表示300は検索ページであるが、本明細書の範囲内で他のタイプのデータエントリページを使用することもできる。
【0033】
UI表示300は、オンスクリーンキーボード310も含み、これは、UI表示300を通じて文字を入力するために使用される。この特定のオンスクリーンキーボード310は、文字またはアクションをそれぞれ表すいくつかのキーを有するキーボードの代わりである。しかし、他のタイプのオンスクリーンキーボードを使用することもでき、これは以下で図3bに関して図示することにする。文字はオンスクリーンキーボード310を介して、文字(ここに示した「E」の文字など)を選択し、この文字をボタンの作動またはある他のアクションによりエントリすることによって入力される。
【0034】
UI表示300は、新しい検索プロセスを開始するために作動することができる「新規検索」ボタン312も含み、また、作動すると焦点をテレビ表示に戻す「終了してTVへ」ボタン314を含む。UI表示300は、これら、追加、および/または他のこのようなボタンを含むことができ、図示したボタン312、314は例示でしかない。
【0035】
UI表示300は文字エントリフィールド316を表示し、ユーザーが1つまたは複数の文字を入力すると、これらの文字を表示する。文字エントリフィールドの説明318が文字エントリフィールド316に隣接して図示され、文字エントリフィールド316に収容されたエントリを説明している。この例では、文字エントリフィールド316は、検索中のコンテンツ項目のタイトルを入力するために使用される。しかし、他のコンテンツ項目である、俳優名、ディレクター名、作者名、番組ジャンル、ミュージシャン名などを使用して、検索キーとすることができる。
【0036】
1つまたは複数のコンテンツ項目説明フィールド320が、UI表示300によって示されている。コンテンツ項目説明フィールド320は、文字エントリフィールドの説明318で記述された種類の特定のコンテンツ項目を表示する。この例では、複数のコンテンツ項目説明フィールド320があり、それぞれが、文字エントリフィールドの説明318において指定されたタイプのコンテンツ項目に関連した文字列を表示している。文字エントリフィールドの説明318は、「番組タイトル」を指定しているので、コンテンツ項目説明フィールド320はコンテンツ項目(番組)のタイトルをそれぞれ表示している。タイトルが表示される順序は、以下で詳細に論じることになる。コンテンツ項目説明フィールド320は、ハイライト可能および選択可能であり、ハイライトおよび選択されると、ユーザーを選択されたコンテンツ番組へナビゲートする。
【0037】
少なくとも1つの実施例では、コンテンツ項目説明フィールドがユーザーインターフェイス上に表示されないことがあり、これは、デフォルト文字選択プロセスを、コンテンツ項目説明フィールドなしで実施することがあるからである。さらに、以下に論じるようなコンテンツ項目説明フィールドの操作を、様々な方法でデフォルト文字選択プロセスと共に実施することができ、説明したかしないかに拘らず、いかなる特定の実施例にも限定されるべきではない。
【0038】
コンテンツ項目の説明322は、コンテンツ項目説明フィールド320に隣接して表示され、コンテンツ項目説明フィールド320のコンテンツを説明するために使用される。スクロールアクチュエータ324は、コンテンツ項目説明フィールド320の下に位置付けられ、現在UI表示300上に表示されていないさらに多くのコンテンツ項目の説明を通してスクロールするために使用される。1つのスクロールアクチュエータ324のみをUI表示300に示すが、1つまたは複数の他のスクロールアクチュエータを、上、左および/または右にスクロールするために含めることもできることに留意されたい。
【0039】
図3bはUI表示330を示し、これは、UI表示330は異なるタイプのオンスクリーンキーボード332を含む他は図3aに示すUI表示300と同様である。図3bに示すオンスクリーンキーボード332は、文字表示フィールド334を含み、これは、選択された文字(例えば、「E」)を表示している。スクロールアップアクチュエータ336は、選択可能な文字を含む文字リストの先頭に向けてスクロールするために使用される。同様に、スクロールダウンアクチュエータ338は、文字リストの最後に向けてスクロールするために使用される。
【0040】
UI表示300、330のそれぞれに実施されているオンスクリーン表示のタイプ以外に、相違点はない。さらに、他のタイプのオンスクリーンキーボードまたは技術を使用して、UI表示300、332を介して入力のための文字を選択することができる。
【0041】
(例示的な方法の実施例)
図4は、オンスクリーンキーボードにおけるインテリジェントデフォルト選択の例示的な方法の実施例を示す流れ図400である。以下の考察では、引き続き、図2、3aおよび3bに示す要素および参照番号を参照する。
【0042】
ステップ402で、図3aに示すユーザーインターフェイス表示300がユーザーにUIコード233の機能として、表示デバイス204(図2)上に表示される。ユーザーは、リモートコントロールデバイス235またはPDA236などのコントロールデバイスによりUI表示300に渡ってナビゲートして、セレクタ(ハイライト、カーソルなど)を選択可能ボタンまたはキー上に位置付けることができる。選択モジュール228(図2)はセレクタ機能を可能にし、ユーザーによるエントリアクチュエータ(例えば、「エンター」ボタン)の作動で指定された文字を入力する。
【0043】
選択モジュール228は、無効な文字エントリをフィルタリングするために使用することもできる。例えば、無効なエントリが行われた場合、選択モジュール228は標準文字エントリ表示に戻ることができる。別の実施例では、選択モジュール228は、有効なエントリではない特定の文字ボタンを暗くすることができる。
【0044】
ユーザーがオンスクリーンキーボード310を介して文字を文字エントリフィールド316に入力するとき、ステップ404で、このエントリが検索モジュール230によって検出および認識される。検索モジュール230は、既知の可能な結果のセット(例えば、格納コンテンツ114、インデックス115)が入っているコンテンツデータベースを検索し、ステップ404で検出された文字を含むすべてのエントリがリコール、すなわち、可能な結果として保持される。絞り込まれた可能な結果のセットが、スペースが許す限り、コンテンツ項目説明フィールド320に表示される。
【0045】
例えば、図3aにおいて、文字「TR」が、文字列の第1および第2の位置で文字エントリフィールド316に入力されている。利用可能なコンテンツ項目がタイトル別に検索されており、可能な結果のセットが、「TR」で開始するコンテンツ項目タイトルに絞り込まれる。このようなコンテンツ項目タイトルのいくつかは、コンテンツ項目説明フィールド320に表示される。
【0046】
この例では、コンテンツ項目がタイトルに基づいて検索されている。しかし、他の実施例では、コンテンツ項目を、俳優、ディレクター、作者、ミュージシャン、出演者など、検索されるコンテンツ項目に関連付けられるものに基づいて検索することができる。設定モジュール231は、コンテンツ項目の検索対象特性の特定の属性を格納するために使用される。設定モジュール231は、ユーザーが検索をカスタマイズするために設定モジュール231を構成することができるユーザーインターフェイス(図示せず)を提供することができる。
【0047】
デフォルトモジュール229は、ステップ408でデフォルト選択を推定するように構成され、このデフォルト選択は、文字エントリフィールド316において次の選択である可能性の最もある文字である。以前に入力された文字が検討され、これにより既知の可能な結果のセットを絞り込む。コンテンツ項目に関連付けられた文字列の後続の位置に入れられた文字は、その位置に最も頻繁に現れる文字を判定するように評価される。次いで、その特定の文字が次のエントリ位置のデフォルト選択となるように判定される。
【0048】
この例では、検索モジュール230は、以前に入力した文字、すなわち「TR」で始まるコンテンツ項目をリコールしている。次いで、デフォルトモジュール229は、可能な結果の中で後続の位置に最も頻繁に現れる文字が文字「E」であると判定している。(「E」が3回発生し、「I」が2回発生し、「A」が1回現れている)。それゆえ、「E」文字がデフォルト選択として選ばれ、セレクタは文字「E」をオンスクリーンキーボード310上、または文字表示フィールド334中に示す(ステップ412)。
【0049】
ステップ410で、表示されたコンテンツ項目タイトルが現れる順序を、1つまたは複数の基準によって判定し、表示することができる。この例では、表示されている可能な結果のセットは、最後に選択された文字に従ってアルファベット順にソートされている。
【0050】
この例によれば、2つの文字(「TR」)が選択されている。表示されたコンテンツ項目タイトルは、それゆえ、可能な第3の文字に従ってアルファベット順に表示され、例えば、「Track and Field」が最初に表示されている。しかし、ハイライト表示されたコンテンツ項目は、デフォルト選択文字(「E」)を第3の文字位置に含む(アルファベット順で)最初に表示されたコンテンツ項目である。ここでは、ハイライトされたコンテンツ項目は「Trees of the South」である。
【0051】
代替の実施例では、表示されたコンテンツ項目タイトルが現れる順序は、デフォルト選択文字に従ってアルファベット順に判定することができる。このような実施例では、タイトルの第3の位置にデフォルト選択を含むコンテンツ項目が、他のコンテンツ項目より前に表示されるようになる。デフォルト選択をタイトルの第3の位置に含まないコンテンツ項目は、デフォルト選択文字を含むコンテンツ項目の後に、アルファベット順に表示されるようになる。
【0052】
デフォルト選択をタイトルの第3の文字位置に含む表示コンテンツ項目は、デフォルト選択のすぐ後の位置の文字に従ってアルファベット順に表示されるようになる。2つの文字(「TR」)が文字エントリフィールド316に入力されているので、デフォルト選択(「E」)は第3の文字であり、可能な結果のセットのコンテンツ項目タイトルは、コンテンツ項目タイトルを構成する文字列の第4の位置に現れる文字に従ってアルファベット順にソートされるようになる。
【0053】
具体的に代替例では、文字「TRE」で始まるコンテンツタイトルは、最初に、文字列の第4の位置の文字(すなわち、文字「E」の後に現れる文字)に従ってアルファベット順で提示されるようになる。それゆえ、最初の3つのコンテンツ項目説明フィールド320は、「Trees of the South」、「Trek Across Africa」および「Tremendous Stunts」となるであろう。
【0054】
デフォルト選択プロセス中に、デフォルト選択モジュール229は、最初の「TR」の後で次に最も共通して発生する文字が、2回発生している文字「I」であることも判定する。それゆえ、文字「TRI」で始まるコンテンツタイトルは、次に、「I」の後に発生する文字に従ってアルファベット順に表示される。
【0055】
コンテンツ項目説明フィールド320に示される最後のコンテンツタイトルは「Track and Field」となり、これは、「TRA」で始まるコンテンツタイトルが1回しか発生しないからである。ある特定の位置で同じ数の文字の発生を有するいくつかのコンテンツタイトルがある場合、例えば、もう1つのエントリが「Trump Towers」であった場合、コンテンツタイトルは、以前に入力された選択のその後の位置(すなわち、第3の位置)における文字に従って、アルファベット順に順序付けされるようになる。あるコンテンツタイトルが、ユーザーが選択したいと望むものであると思われるとき、ユーザーは単にその所望のコンテンツ項目が現れているコンテンツ項目説明フィールド320を選択し、コンテンツ項目説明フィールド320を作動して番組へナビゲートすることができる。
【0056】
少なくとも1つの他の実施例では、絞り込まれた既知の結果のセットをアルファベット順にソートする代わりに、別の基準を使用することができる。例えば、プリファレンスモジュール232は、最もアクセスされたチャンネル、お気に入りの俳優、お気に入りのアーティスト、お気に入りのディレクター、お気に入りのジャンルなど、ある特定のユーザーのビヘイビアを追跡するように構成される。これと共に、設定モジュール231は、結果を特定の順序(アルファベット順、お気に入りのチャンネルなど)でソートするように構成される。
【0057】
例えば、設定モジュール231が、お気に入りのチャンネル別にソートされるように構成される場合、デフォルト選択モジュール229が可能な結果のセットを、選択された文字によって絞り込み、次にお気に入りのチャンネル(ユーザーのビヘイビアから識別される)が最初に表示されることになり、最もアクセスされたチャンネルの結果が最初に表示され、2番目に最もアクセスされたチャンネルの結果が2番目に表示されるなどとなる。
【0058】
別の実施例では、お気に入りのチャンネルをユーザーが手動で設定し、プリファレンスモジュール232に格納することができる。お気に入りのチャンネルは別々の選択としてもよいし、あるいはこれらを最もお気に入りから最もお気に入りでないものまでなどとランク付けしてもよい。
【0059】
デフォルト選択モジュール229は、最もアクセスされたチャンネルに関して先に入力された文字のその後の位置に現れる文字を判定し、セレクタをその文字に位置付ける。同じ(最もアクセスされた)チャンネルに現れる、先に入力された文字で始まる複数の可能な結果がある場合、これらの可能な結果は、先に入力された文字のそれらの位置のその後の位置にある文字に従ってアルファベット順に現れることがある。
【0060】
特にネットワーク検索(インターネットサイト上の検索など)との関連で、特別な実施例を適用することができる。この場合、設定モジュール231は、指定された期間、例えば最近の24時間または48時間に、ネットワーク上で入力された最も一般的、あるいは最も人気のある検索語を検索するように構成することができる。加えて、最も人気のある検索語は、ユーザー(ユーザー検索語)によって、特定のデバイス上のすべてのユーザー(ローカルの検索語)によって、ネットワーク上のすべてのユーザー(グローバルな検索語)などによって、行われた最も人気のある検索を示すことができる。
【0061】
行われた検索がクライアントベースであったかサーバーベースであったかにかかわらず同じ技術が使用されるであろう。サーバーベースの検索では、最も可能性の高い次の的中シナリオがサーバーで計算され、結果がクライアントに送信される。さらに、この検索では、ローカルまたはリモートのコンテンツデータベース、またはこれら2つの組み合わせを検索することができる。
【0062】
デフォルト選択について説明した技術を、限定された文字エントリ機能を有する任意のシステムの任意のタイプの検索を改善するために適用することができる。
【0063】
ステップ414で、検索アプリケーション227はユーザーからの別のエントリを待機する。エントリが検出されない(ステップ414の「No」分岐)場合、タイムアウト期間を計算して、システムのハングアップを回避することができる。タイムアウト期間が満了していない限り(ステップ416の「No」分岐)、検索アプリケーション227は別のエントリについてモニタを続ける。タイムアウト期間が満了する(ステップ416の「Yes」分岐)場合、ステップ420で検索ユーザーインターフェイス(すなわち、UI表示300)が終了される。
【0064】
別のエントリを、タイムアウト期間が満了する前に検出し(ステップ414の「Yes」分岐)、エントリがコンテンツ項目説明フィールド320の1つの選択である(ステップ414の「番組」分岐)場合、ステップ418で、選択されたコンテンツ項目説明フィールド320で特定されたコンテンツ項目(番組)がアクセスされる。エントリが文字である(ステップ414の「文字」分岐)場合、プロセスがステップ406に戻り、後続のデフォルト選択が判定される。エントリが終了選択である(ステップ414の「終了」分岐)場合、ステップ420でUI表示300が終了される。
【0065】
(例示的な放送ビデオ配信アーキテクチャ)
以下の説明は、このシステムおよび方法を実施することができる環境のより詳細な考察に関する。図5では、1つまたは複数の放送センター502が放送コンテンツを1つまたは複数のヘッドエンド504へ、1つまたは複数の伝送メディア506を介して提供している。各放送センター502およびヘッドエンド504は、衛星伝送、無線周波数伝送、ケーブル伝送など、様々な伝送メディア506、および/または任意数のその他の伝送メディアを介して、インターフェイスしている。放送センター502を、衛星オペレータ、ネットワークテレビオペレータ、ケーブルオペレータなどとして実施することができる。
【0066】
ヘッドエンド504は、伝送メディア506を介して受信される放送コンテンツを記録するために1つまたは複数の番組データストア508を含んでいる。放送コンテンツは圧縮されたフォーマットのまま、格納するか、そうでなければ録画することができ、これは、例えば、数日間、数週間または無期限に渡るコンテンツの継続した格納を容易にするためである。圧縮フォーマットは、MPEG−2またはMPEG−4など、MPEG(Moving Pictures Experts Group)アルゴリズムに適合することができる。Microsoft Windows(登録商標)Media、Advanced Simple Profile(ASP)、Cintakなど、他の圧縮技術を代替として使用することができる。
【0067】
ヘッドエンド504およびハブ510は、ネットワーク512に渡って通信し、このネットワークは、インターネットプロトコル(IP)、IPオーバー非同期転送モード(ATM)および他のプロトコルなど、パケットベースのプロトコルにより動作することができるファイバーリングとして実装することができる。それゆえ、パケットをヘッドエンド504とハブ510との間で通信することができ、このハブは、ダウンストリームケーブルモデルからの通信を終端するためのケーブルモデム終端システム514を含む。代替として、ヘッドエンド504は、ケーブルモデム通信を終端するためのケーブルモデム終端システム516を含むことができる。1つのハブ510のみがアーキテクチャ500内に例示されているが、ヘッドエンド504は、ネットワーク512を介して放送コンテンツを複数のハブ510に配信することができる。
【0068】
ハブ510は、ファイバー線518を介して1つまたは複数のファイバーノード520(1)、520(2)...520(N)に放送コンテンツを配信する。各ファイバーノード520は1つまたは複数の同軸線522を有し、これを介して放送コンテンツが出力され、各同軸線522は、複数の加入者サイト524(1)、524(2)、...524(N)への同軸線の引き込みを含む。各加入者サイト524は、1つまたは複数のクライアントデバイス526(1)、526(2)、...526(N)をそれぞれ含む。加入者サイト524は自宅、会社などとすることができ、各加入者サイト524は複数のクライアントデバイス526を含み、これらはそれぞれ直接的または間接的に1つまたは複数の同軸線522とインターフェイスしている。クライアントデバイス526は、コンピュータ、様々な機能のセットトップボックス、ハンドヘルドおよび/またはポータブル電子デバイス、デジタルテレビなどとすることができる。各クライアントデバイス526は、統合されたビデオスクリーンを含むか、あるいはビデオスクリーンに結合させることができる。
【0069】
図6は、図5に示した例示的なヘッドエンド504および例示的なクライアントデバイス526をさらに示している。ヘッドエンド504は、ネットワーク602を介して通信するためのネットワークインターフェイス600を含み、クライアントデバイス526は、ネットワーク602を介して通信するためのネットワークインターフェイス604を含む。ネットワーク602は、任意の双方向ユニキャストネットワークとすることもでき、これは例えば、point−to−pointインターネットプロトコル(IP)セッションを可能にするユニキャストネットワークなどである。代替として、ネットワーク602は、ビデオオンデマンド(VOD)タイプのネットワーク、ビデオオーバーデジタル加入者線(DSL)ベースのネットワークなどとして、実施することができる。
【0070】
ネットワーク602は、ヘッドエンド504に加えてクライアントデバイス526のアップストリームである1つまたは複数の他のノードを含むことができる。例えば、ハブ510(図5)およびファイバーノード520は、パケットの転送および/もしくはルーティング、またはデバイスの間のその他の通信のためにクライアントデバイス526とヘッドエンド504の間に配置することができる。加えて、ネットワーク602は、ネットワークの組み合わせとして実施することができ、ネットワークインターフェイス600および604は、ネットワーク602のアーキテクチャに応じて変わる可能性がある。例示的なケーブルネットワークの実施例では、ネットワーク602に介在するケーブルモデム終端システムがない場合、ネットワークインターフェイス600はケーブルモデム終端システム(図5のシステム516など)を含み、ネットワークインターフェイス604はケーブルモデムを含む。ネットワークインターフェイス600および/またはネットワークインターフェイス604は、IPネットワーク、DSLネットワークなどと対話(interact)するためのコンポーネントを含むこともできる。これらのコンポーネントには、受信器、送信器、トランシーバなどが含まれることがあり、これらは適切なネットワークと対話するように適合される。
【0071】
1つの例示的な実施例では、ヘッドエンド504からクライアントデバイス526への放送コンテンツ配信が、ヘッドエンド504とクライアントデバイス526の間で確立されるpoint−to−pointのIPセッションにより実施される。特定のチャンネルに対するビデオデータ606などの放送コンテンツがクライアントデバイス526にネットワーク602を介してストリームされる。このように、各クライアントデバイス526は、それ自体の指定した放送ビデオデータストリームを、その対応するリクエストチャンネルに従って受信する。さらに、各ファイバーノード520(図5)は(存在する場合)、クライアントデバイス526へのダウンストリーム伝送を対象とする、ネットワークの双方向部分についての異なる現在割り振りを有する。
【0072】
クライアントデバイス526は、チャンネル変更入力ハンドラ608およびビデオデコーダ610、ならびにネットワークインターフェイス604を含む。ビデオデコーダ610は、ビデオデータなど、受信した放送コンテンツを復号化するのに先立って格納するためのバッファ612を含む。チャンネル変更入力ハンドラ608は、チャンネル変更入力リクエストをクライアントデバイス526のユーザーから受信する。チャンネル変更入力リクエストは、リモートコントロール、キーボード、携帯情報端末(PDA)、タッチセンサ付きスクリーン、統合キー、また、その他任意のタイプの入力デバイスから受信することができる。
【0073】
チャンネル変更入力ハンドラ608は、実行可能命令および/もしくはハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその何らかの組み合わせとして実施することができる。チャンネル変更入力ハンドラ608は、チャンネル変更リクエスト614を、リクエストされたチャンネルのインジケータを含むパケットの形態で構築する。チャンネル変更リクエスト614は、チャンネル変更入力ハンドラ608からクライアントデバイス526のネットワークインターフェイス604へ、ネットワーク602を介した伝送のために通信される。
【0074】
ヘッドエンド504のネットワークインターフェイス600は、チャンネル変更リクエスト614を、ネットワーク602を介して受信し、チャンネル変更リクエスト614を番組データストア508に提供する。番組データストア508は、サーバーストレージ616およびサーバーコンピュータ618を含む。サーバーストレージ616は、ディスクベースのストレージデバイスなどの大容量メモリストレージを含むストレージデバイス(明示的に図示せず)を含む。適切なディスクベースのストレージデバイスおよび/またはシステムの例には、RAID(redundant array of independent/inexpensive disks)、ファイバーチャンネルストレージデバイスなどが含まれる。
【0075】
サーバーストレージ616は、放送センター502(図5)からヘッドエンド504へ、圧縮されたフォーマットで放送される放送ビデオデータ620を格納する。例示的な実施例では、圧縮フォーマットは、MPEG−4などのMPEGプロトコルに従うデジタルストリームからなる。しかし、他の圧縮フォーマットを代替として使用することができる。圧縮されたデジタルストリームがヘッドエンド504で受信される際、このストリームは放送ビデオデータ620として格納される。サーバーストレージ616は、複数のチャンネルについての放送ビデオデータ620を、数時間、数日、数週間、および/または無期限に渡って受信される際、保持することができる。
【0076】
サーバーコンピュータ618は、サーバーストレージ616で格納されるか、またはそうでなければ録画された放送ビデオデータ620へのアクセスを可能にする。サーバーコンピュータ618は、1つまたは複数のプロセッサ622および1つまたは複数のメモリコンポーネント624を含む。図示していないが、サーバーコンピュータ618は、他のコンポーネントを含むこともでき、これらは、入力/出力インターフェイス、ローカルディスクドライブ、符号化、復号化、およびその他の場合にはビデオデータの操作のためのハードウェアおよび/またはソフトウェアなどである。メモリコンポーネント624は、ディスクドライブもしくはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、および/または、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性メモリとして実施するか、あるいは含むことができる。例示的な実施例では、メモリコンポーネント624はプロセッサ実行可能命令を含む。
【0077】
具体的には、メモリコンポーネント624は以下のプロセッサ実行可能命令を含む。すなわち、チャンネル変更リクエストハンドラ626、ビデオデータエクストラクタ628、ビデオデータブースター630およびビデオデータディストリビュータ632である。メモリコンポーネント624のプロセッサ実行可能命令をプロセッサ622上で実行して、以下に説明する機能を実施することができる。代替の実施例では、チャンネル変更リクエストハンドラ626、ビデオデータエクストラクタ628、ビデオデータブースター630およびビデオデータディストリビュータ632のうち1つまたは複数をメモリに格納して、これらが、プロセッサ622による自動実行、および/または高速実行のためにハードウェアで符号化されるようにすることができる。
【0078】
ネットワークインターフェイス600は、チャンネル変更リクエスト614をチャンネル変更リクエストハンドラ626に転送し、このハンドラは、リクエストされたチャンネルをチャンネル変更リクエスト614から分離し、リクエストされたチャンネルをビデオデータエクストラクタ628に提供する。ビデオデータエクストラクタ628は、リクエストされたチャンネルについての放送ビデオデータを、サーバーストレージ616の放送ビデオデータ620から抽出する。ビデオデータディストリビュータ632は、放送ビデオデータをネットワークインターフェイス600に通信し、このネットワークインターフェイスは、放送ビデオデータをビデオデータパケット606として、ネットワーク602を介して伝送する。クライアントデバイス526は、ネットワーク602を介して、ビデオデータパケット606をネットワークインターフェイス604で受信する。
【0079】
(まとめ)
主題について構造的な特徴および/または方法に特有の言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義された本発明は、必ずしもここに記載した特定の特徴または方法に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、特定の特徴および方法は、特許請求の範囲に記載されたシステムおよび方法を実施する例示的な形態として開示されている。
【符号の説明】
【0080】
300、330 ユーザーインターフェイス表示
302 タイトルバー
304 放送ネットワーク名
306 ページタイトル
308 現在時刻
310、332 オンスクリーンキーボード
312 「新規検索」ボタン
314 「終了してTVへ」ボタン
316 文字エントリフィールド
318 文字エントリフィールドの説明
320 コンテンツ項目説明フィールド
322 コンテンツ項目の説明
324 スクロールアクチュエータ
334 文字表示フィールド
336 スクロールアップアクチュエータ
338 スクロールダウンアクチュエータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字エントリフィールド内への検索語としてのエントリのためにユーザが1つまたは複数の文字を選択できるように文字のセットを表示するオンスクリーンキーボードであって、前記オンスクリーンキーボードが単一の作動での選択のために選択されたデフォルト文字として前記文字のセットの1つの文字をさらに表示し、前記デフォルト文字は、1つまたは複数の以前に選択された文字と関連付けられた検索結果に基づいて選択され、前記検索結果が前記1つまたは複数の以前に選択された文字と合致する第1の文字を有し、前記デフォルト文字が前記検索結果において前記第1の文字に続く最も頻繁に現れる文字である、オンスクリーンキーボードと、
前記検索結果のそれらに対応する1つまたは複数のコンテンツ項目を検索するためにユーザによって前記検索語としてエントリされた1つまたは複数の文字を表示するように構成された前記文字エントリフィールドと、
前記検索語の説明を提供する少なくとも1つの文字エントリフィールド説明領域と、
前記以前に選択された文字と合致する前記検索結果と関連付けられた文字列をそれぞれ表示する1つまたは複数の検索結果説明フィールドであって、前記文字列は、前記検索結果内の前記以前に選択された文字に続く次の文字の現れる頻度に基づき、同じ次の文字を共有する検索結果の各サブセット内でアルファベット順に基づいて順序付けられる、1つまたは複数の検索結果説明フィールドと、
前記検索結果説明フィールドの説明を提供する少なくとも1つの検索結果説明領域と
を備えたグラフィカルユーザインターフェイスを発生するように、実行されると、1つまたは複数のプロセッサに指令する命令を格納したコンピュータ可読媒体。
【請求項2】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記オンスクリーンキーボードは、オンスクリーンキーボード文字に関連して配置されるように構成されて、前記単一の作動により、セレクタに対して配置された前記オンスクリーンキーボード文字が選択されるようにしたセレクタをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項3】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記オンスクリーンキーボードは、選択のために利用可能な文字のセットに含まれたいずれかの文字に前記文字を変更するように構成されたセレクタであって、前記単一の作動により、前記文字選択フィールドに表示された前記文字が選択される、セレクタと
をさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項4】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、検索を開始するように構成された新規検索ボタンをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項5】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記検索結果説明フィールドは、前記検索結果と関連付けられたコンテンツ項目にアクセスするために前記ユーザによって選択可能であることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項6】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記検索結果説明フィールドを通してスクロールするように構成された1つまたは複数のスクロールアクチュエータをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項7】
請求項6に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数のスクロールアクチュエータは、前記グラフィカルユーザインターフェイス上に表示されない追加の検索結果説明フィールドを通してスクロールするように構成されたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項8】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記グラフィカルユーザインターフェイスを閉じるように構成された終了ボタンをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項9】
請求項1に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記ユーザに字幕および情報を表示するように構成されたタイトルバーをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
請求項9に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記タイトルバーは、放送ネットワーク名、ページタイトルまたは現在時刻を表示することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
文字エントリフィールド内への検索語としてのエントリのためにユーザが1つの文字または異なる文字を選択できるように文字のセットの前記1つの文字を表示する文字表示フィールドであって、前記1つの文字が1つまたは複数の以前に選択された文字と関連付けられた検索結果に基づいて選択されたデフォルト文字であり、前記検索結果が前記1つまたは複数の以前に選択された文字と合致する第1の文字を有し、前記デフォルト文字が前記検索結果において前記第1の文字に続く最も頻繁に現れる文字である、文字表示フィールドと、
前記検索結果のそれらに対応する1つまたは複数のコンテンツ項目を検索するためにユーザによって前記検索語としてエントリされた1つまたは複数の文字を表示するように構成された前記文字エントリフィールドと、
前記検索語の説明を提供する少なくとも1つの文字エントリフィールド説明領域と、
前記以前に選択された文字と合致する前記検索結果と関連付けられた文字列をそれぞれ表示する1つまたは複数の検索結果説明フィールドであって、前記文字列は、前記検索結果内の前記以前に選択された文字に続く次の文字の現れる頻度に基づき、同じ次の文字を共有する検索結果の各サブセット内でアルファベット順に基づいて順序付けられる、1つまたは複数の検索結果説明フィールドと、
前記検索結果説明フィールドの説明を提供する少なくとも1つの検索結果説明領域と
を備えたグラフィカルユーザインターフェイスを発生するように、実行されると、1つまたは複数のプロセッサに指令する命令を格納したコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
請求項11に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記文字表示フィールドは、文字のリストを通してスクロールするように構成された1つまたは複数のスクロールアクチュエータをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
請求項11に記載のコンピュータ可読媒体であって、検索を開始するように構成された新規検索ボタンをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
請求項11に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記検索結果説明フィールドは、前記検索結果と関連付けられたコンテンツ項目にアクセスするために前記ユーザによって選択可能であることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
請求項11に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記グラフィカルユーザインターフェイスを閉じるように構成された終了ボタンをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
請求項11に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記ユーザに字幕および情報を表示するように構成されたタイトルバーをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
請求項16に記載のコンピュータ可読媒体であって、前記タイトルバーは、放送ネットワーク名、ページタイトルまたは現在時刻を表示することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
1つまたは複数の以前に選択された文字と関連付けられた検索結果に基づいてデフォルト文字を選択することであって、前記検索結果が前記1つまたは複数の以前に選択された文字と合致する第1の文字を有し、前記デフォルト文字が前記検索結果において前記第1の文字に続く最も頻繁に現れる文字であることと、
グラフィカルユーザインターフェイスにおいて文字のセットを含むオンスクリーンキーボードを表示することであって、前記文字のセットの1つの文字が単一の作動での選択のために前記デフォルト文字として視覚的に示されることと、
前記文字のセットの1つの文字の選択を受信することと、
検索語と合致する複数の検索結果を判定することであって、前記検索語が前記以前に選択された文字と合致する文字および前記文字のセットの選択されたものを含むことと、
前記複数の検索結果内の以前に選択された文字に続く次の文字の現れる頻度に基づき、同じ次の文字を共有する検索結果の各サブセット内でアルファベット順に基づいて前記複数の検索結果と関連付けられた文字列を順序付けることと、
前記グラフィカルユーザインターフェイスの1つまたは複数の検索結果説明フィールドに前記順序付けられた文字列を表示することと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法であって、前記検索結果説明フィールドの説明を提供する検索結果説明領域を表示することをさらに備えることを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項18に記載の方法であって、前記検索結果のそれらに対応する1つまたは複数のコンテンツ項目を検索するためにユーザによって前記検索語としてエントリされた1つまたは複数の文字を表示するように構成された前記文字エントリフィールドを表示することをさらに備えることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−129158(P2011−129158A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−55641(P2011−55641)
【出願日】平成23年3月14日(2011.3.14)
【分割の表示】特願2004−173092(P2004−173092)の分割
【原出願日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】