説明

カップの底に蓋を接合できるアイスクリーム容器

【課題】開口した上縁より下縁へ向けて縮径する逆円錐台状の周壁を有するカップとその上端開口を閉じる蓋とを組み合わせたアイスクリーム容器よりアイスクリームを食べるに当たって、カップより取り外され無用となった蓋を、アイスクリームを食べる間、邪魔ものとすることなく、指先にて周壁を直接掴めば冷たくて変形し易いカップを安定して断熱的に支持する手段として有効に利用する。
【解決手段】蓋の裏側にカップ周壁の下端部と嵌め合わされてカップと蓋とを摩擦係合により一体に結合せしめる環状受け面を形成しておく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アイスクリーム容器に係り、特にアイスクリームを食べるに当たってカップより取り外した蓋の処分について改良されたアイスクリーム容器に係る。
【背景技術】
【0002】
アイスクリーム容器は、古くから、一般に、開口を縁取る円形の上縁より円形の下縁へ向けて縮径する逆円錐台状の筒状周壁と前記筒状周壁内の底部に張設された底壁とを有するカップと、前記カップの前記開口を閉じる蓋とを組み合わせた構造に作られている。かかるアイスクリーム容器は紙や薄い合成樹脂シートにより作られており、粗材にはさしたる強度や剛性はないので、カップに強度や剛性を付与するため、カップの開口縁は紙を丸めて玉縁状とされたり、合成樹脂製の場合幾分厚みが増大されたりしている。カップの底部では、周壁の下端部が底壁シートの周縁の余剰部と重ねて玉縁状に丸め込まれたり、或は底壁を周壁の下縁より幾分上縁側に変位させ、底壁シートの周縁余剰部を周壁の内側に重ね合わせて周壁の下端までこれに沿わせて延在させ、周壁の下端部をシートの2重構造にすること等が行なわれている。
【0003】
逆円錐台状のカップと蓋とを組み合わせたアイスクリーム容器に関する特許文献としては、例えば下記の特許文献1、2の如きものがある。このうち、特許文献1によるアイスクリーム容器は、逆円錐台状容器の上縁に鍔を設け、この鍔に複数の突起を突設し、帽体状のキャップの下に前記鍔を嵌入し得る膨出部を設け、且つ膨出部の内周面に複数のねじ山と嵌着リング溝を設け、ねじ山の相互間に突出部を設け、嵌着リング溝内に挿入された突起が突出部によって抜けないようにして逆円錐台容器と帽体状キャップ状とを連結するものである。特許文献2によるアイスクリーム容器は、アイスクリームを収納するコーンカップと、コーンカップの下部を収納する下部カップと、コーンカップの上部を収納する上部カップとが用意され、下部カップの上端に外カール部が設けられ、上部カップの下端にボトムカール部が設けられ、これらの外カール部とボトムカール部とによりコーンカップを挟んで下部カップと上部カップを連結するものである。
【特許文献1】特開平9-193990
【特許文献2】特開2000-118590
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
紙または薄い合成樹脂シートよりなり使用後には廃棄されるアイスクリーム容器に詰められたアイスクリームを食べるに当たって、カップより取り外された蓋は、最早全く無用であり、しかもアイスクリームを食べるには両手が必要であるため、その間、蓋は邪魔ものとなる。食卓にてアイスクリームを食べる場合、或はそうでなくても、近くにごみ箱があるような場合には、蓋の処分に困ることはないが、そうでないとき、蓋は不用意に投棄されたり、アイスクリームを食べ終わったらカップと共にしかるべきところに廃棄するつもりでいても、そのまま置き忘れられて、環境汚染を起こす虞れがある。
【0005】
一方、紙や薄い合成樹脂シートよりなるアイスクリーム容器は、上記の通りカップの開口縁に玉縁が形成されたり、カップ周壁の下端部が底壁シートの周縁余剰部との接合部によって補強されたりしても、全体としては柔らかくて変形しやすいカップであり、安定して掴み難く、特に中身が減ってくるにつれてそれは顕著になる。また、紙や薄い合成樹脂シートよりなるカップは断熱性に乏しいので、その周壁を指先にて直接つかむと、指先は過冷されて不快であると同時に、カップ内のアイスクリームは指先から伝わる熱により溶かされる。
【0006】
本発明は、従来のアイスクリームクリーム容器に纏わる上記の如き問題に鑑み、アイスクリームを食べるに当ってカップより取り外された蓋の適切なる処分を図ると同時に、この蓋を利用してアイスクリーム容器からアイスクリームを食べる行為をより快適にすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するものとして、本発明は、開口を縁取る円形の上縁より円形の下縁へ向けて縮径する逆円錐台状の筒状周壁と前記筒状周壁内の底部に張設された底壁とを有するカップと、前記カップの前記開口を閉じる蓋とを組み合わせたアイスクリーム容器にして、前記蓋の裏側に前記カップの前記周壁の下端部と嵌め合わされて前記カップと前記蓋とを摩擦係合により一体に結合せしめる環状受け面が形成されていることを特徴とするアイスクリーム容器を提案するものである。
【0008】
前記底壁は前記筒状周壁の下縁より上縁の側に変位して設けられ、前記蓋の前記環状受け面は前記カップの前記周壁の前記底壁より下方にある部分の外側および内側の両方に接触する2つの環状面であってよく、またこの場合、更に前記2つの環状面の一部はリップ状であってよい。
【0009】
しかしまた、前記蓋の前記環状受け面は前記カップの前記周壁の下端部の外側にのみ接触する1つの環状面であってもよく、或いはまた、前記底壁は前記筒状周壁の下縁より上縁の側に変位して設けられ、前記蓋の前記環状受け面は前記カップの前記周壁の前記底壁より下方にある部分の内側にのみ接触する1つの環状面であってもよい。
【0010】
更にまた、前記蓋の前記環状受け面より内側に位置する部分は、前記カップの前記周壁の下端部が前記蓋の前記環状受け面と嵌め合わされたとき、前記カップの前記底壁との間に前記カップの開口端を密封するシールの剥がしたものを折り畳んで収納する空間を残すようになっていてよい。
【発明の効果】
【0011】
上記の如く、開口を縁取る円形の上縁より円形の下縁へ向けて縮径する逆円錐台状の筒状周壁と前記筒状周壁内の底部に張設された底壁とを有するカップと、前記カップの前記開口を閉じる蓋とを組み合わせたアイスクリーム容器に於いて、前記蓋の裏側に前記カップの前記周壁の下端部と嵌め合わされて前記カップと前記蓋とを摩擦係合により一体に結合せしめる環状受け面が形成されていれば、アイスクリームを食べるに当って、カップより蓋を取り外したところで、蓋を裏返しにし、カップの下端部と蓋の裏側に形成された前記環状受け面とを嵌め合わせ、蓋とカップとを摩擦係合により一体に結合すれば、蓋の処分は直ちに完了する。しかも、カップの底部に結合された蓋は、その後アイスクリームを食べるに当って、カップの周壁に指先を直接触れさせることなく、且つ紙や薄い合成樹脂シートよりなる変形し易いカップを、安定して支持するに最も適したカップ下端部にてその周縁に沿って一様に且つ断熱的に支持するカップ支持手段となる。
【0012】
前記底壁が前記筒状周壁の下縁より上縁の側に変位して設けられ、前記蓋の前記環状受け面が前記カップの前記周壁の前記底壁より下方にある部分の外側および内側の両方に接触する2つの環状面であれば、2つの環状受け面の間の間隔とこの間に嵌め込まれる周壁下端部の厚みとを適当に設定しておくことにより、これら両者の間の嵌め合い係合の締まり度を適切に調節することが容易となる。また、その場合に、前記2つの環状面の一部がリップ状であれば、2つの環状受け面の間の間隔に柔軟性と弾力性が付与され、蓋とカップ下端部との嵌め合いが、より嵌めやすく且つより強固に結合されたものとなる。
【0013】
しかしまた、前記蓋の前記環状受け面が前記カップの前記周壁の下端部の外側にのみ接触する1つの環状面であり、或いは前記底壁が前記筒状周壁の下縁より上縁の側に変位して設けられ、前記蓋の前記環状受け面が前記カップの前記周壁の前記底壁より下方にある部分の内側にのみ接触する1つの環状面であれば、結合状態を保持する強固さの点では、前記環状受け面が2つの環状面である場合より多少劣るかもしれないが、蓋とカップを嵌め合わせる作業は、前記環状受け面が2つの環状面である場合よりも容易となり、また前記環状受け面の形成がより容易となる。
【0014】
前記蓋の前記環状受け面より内側に位置する部分が、前記カップの前記周壁の下端部が前記蓋の前記環状受け面と嵌め合わされたとき、前記カップの前記底壁との間に、前記カップの開口端を密封するシールの剥がしたものを折り畳んで収納する空間を残すようになっていれば、アイスクリームを充填されたカップの開口端が密封シールにより密封されたアイスクリーム容器の場合に、カップの開口端より剥がされた密封シールも不用意に投棄されることなく蓋と同時に直ちに適切に処分される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明によるアイスクリーム容器を一つの実施の形態について示す、左半分が縦断面図、右半分が側面図による図であり、図2および図3は、それぞれ図1に示すアイスクリーム容器の蓋の上面図および底面図(裏面図)である。
【0016】
これらの図に於いて、10はカップであり、12は蓋である。カップ10は、開口を縁取る円形の上縁14より円形の下縁16へ向けて縮径する逆円錐台状の筒状周壁18と、下縁16より上縁14の側に変位した位置にて筒状周壁18内に張設された底壁20とを有している。周壁18および底壁20は紙または薄い合成樹脂シートよりなっていてよく、上縁14の部分には紙製容器の場合によくあるようにシートの巻き込みにより玉縁22が形成され、カップの開口部に於ける補強と剛性化が図られている。カップの下端部では、底壁20を形成するシートの周縁の余剰部24が周壁18の内側に沿ってその下縁まで周壁に重ね合わされて延在しており、かかるシートの重ね合わせ構造によりカップの下端部の補強と剛性化が図られている。
【0017】
一方、蓋12は、カップ10の上縁14、特にこの場合玉縁22、に外側から係合する円筒状縁帯部26とその上縁を閉じる天板部28とを有している。天板部28の裏側には、円筒状縁帯部26より内側にあってカップの周壁18の底壁20より下方にある部分と嵌め合わされてカップと蓋とを摩擦係合により一体に結合せしめる環状受け面30が形成されている。より詳細には、図1〜図3に示す実施の形態に於いては、蓋12は図1の左半分に示されている如き断面形状を有し、蓋の天板部28はカップの玉縁22に外側から当接する半円弧状溝型断面の縁部32と、その内側にある円板部34とを含んでおり、環状受け面30は円板部34の一部に形成された横断面が逆U字型の環状部として形成されている。この横断面が逆U字型の環状部は、その一部は円板部34を変形させた溝型部36であり、残る部分は溝型部の両縁より下方に突き出た一対の環状リップ38、40である。従って、この場合、環状受け面30の主要部は、リップ38と40の互いに向かい合った凹型円環面と凸形円環面である。かかる断面形状の蓋は、合成樹脂の射出成形またはプレス成形により製造されてよい。
【0018】
上記の構造に作られた蓋12は、これを上面から見ると図2に示す通りであり、これを下面或いは裏面から見ると図3に示す通りである。蓋12は、図1に示す如く、その円筒状縁帯部26がカップの開口端に形成された玉縁22に締まり嵌め状態に係合されることにより、カップから容易には外れ落ちないようにカップの開口端に取り付けられる。
【0019】
図1に示す如き状態にてカップ内にアイスクリームが充填されたアイスクリーム容器より、中のアイスクリームを食べるため、蓋12がカップ10より取り外されたときには、蓋12を裏返しにし、図4に示す如く、その環状受け面30にカップ10の下端部を嵌め合わせればよい。図1〜図3に示す実施の形態では、環状受け面30とカップ下端部の嵌め合いは、カップ周壁の下端部をリップ38と40の間に差し入れることである。かかる環状受け面とカップ下端部の嵌め合いにより、蓋とカップは摩擦係合によりしっかりと結合され、アイスクリームを食べ終わるまで、蓋はカップと一体に結合された状態に処分される。またアイスクリームを食べる間、カップを蓋の部分にて支持すれば、カップの周壁に指が直接触れることはない。
【0020】
図5は、図1〜図4に示した実施の形態の一部を変更した本発明の他の一つの実施の形態を示す図4と同様の図である。この図に於いても、左半分は縦断面図であり、右半分は側面図である。図5に於いて、図4に示す部分と同様の部分は、図4に於けると同じ符号により示されている。この実施の形態に於いては、カップの下端部を受ける環状受け面は、図1〜図4に示す実施の形態に於けると同じく、円板部34の一部に形成された横断面が逆U字型の環状部として形成され、カップ周壁の底壁より下方にある部分の外側および内側の両方に接触する2つの環状面であるが、横断面が逆U字型の環状部は、その全体が円板部34を変形させた溝型部36aよりなっており、この溝型部36aは図1〜図4に示す実施の形態に於ける溝型部36よりも深く、環状リップ38、40は設けられていない。かかる実施の形態の於いても、蓋とカップ下端部の嵌め合い係合は、図1〜図4に示す実施の形態に於けるとほぼ同様に行われることは明らかであろう。
【0021】
図6は、本発明の更に他の一つの実施の形態を示す図4や図5と同様の図である。この図に於いても、左半分は縦断面図であり、右半分は側面図である。図6に於いても、図4や図5に示す部分と同様の部分は、図4や図5に於けると同じ符号により示されている。この実施の形態の於いては、カップの下端部を受ける環状受け面は、カップの周壁の下端部の外側にのみ接触する1つの環状面42である。従って、蓋の裏側の環状面42より内側の部分は、蓋の裏側から見て円盤状の窪み44となっている。かかる構造によっても、カップ側壁の下端部と蓋の環状面42との間の係合が、その間に適当な押圧力が作用する締まり嵌めとなっていれば、カップと蓋の結合状態を十分安定したものとすることができる。
【0022】
図7は、本発明の更に他の一つの実施の形態を示す図4、図5、図6と同様の図である。この図に於いても、左半分は縦断面図であり、右半分は側面図である。図7に於いても、図4、図5、図6に示す部分と同様の部分は、図4、図5、図6に於けると同じ符号により示されている。この実施の形態の於いては、カップの下端部を受ける環状受け面は、カップの周壁の下端部の内側にのみ接触する1つの環状面46である。但し、この場合、底壁20は筒状周壁18の下縁より上縁の側に変位して設けられていることが必要である。この場合、環状面46の内側は蓋の裏側からみて円盤状の隆起48となっている。かかる構造によっても、カップ側壁の下端部と蓋の環状面46との間の係合が、その間に適当な押圧力が作用する締まり嵌めとなっていれば、カップと蓋の結合状態を十分安定したものとすることができる。
【0023】
図8は、図1〜図4に示した実施の形態のアイスクリーム容器に於いて、アイスクリームを充填されたカップの開口端が密封シール50により密封されている場合に、カップの開口端より剥がした密封シールを処分する要領を示す図4と同様の図である。カップの開口端より剥がされた密封シール50は、カップの右側に斜視図にて示されている如く円形の薄いシートである。カップの開口端にかかる密封シールが施されている場合には、剥がされた密封シールを図示の如く4分の1の広さに折り畳み、これをリップ40の内側の蓋とカップの底壁の間に残された空間内に収納した状態にてカップと蓋とを結合させればよい。
【0024】
同様に、アイスクリーム容器が図6に示した実施の形態のものの場合であって、カップの開口端が密封シール50により密封されている場合には、図9に示す如く、4分の1の広さに折り畳まれた密封シールは、カップと蓋とを結合するに先立って、円盤状の窪み44により蓋とカップの間に残される空間内に収納されればよい。
【0025】
以上に於いては本発明をいくつかの実施の形態について詳細に説明したが、これらの実施の形態について本発明の範囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明によるアイスクリーム容器を一つの実施の形態について示す、左半分が縦断面図、右半分が側面図による図。
【図2】図1に示すアイスクリーム容器の蓋の上面図。
【図3】図1に示すアイスクリーム容器の蓋の底面図(裏面図)。
【図4】図1〜図3に示すアイスクリーム容器の蓋をカップの開口端より取り外してカップの下端部に係合させた状態を示す、左半分が縦断面図、右半分が側面図による図。
【図5】本発明によるアイスクリーム容器の他の一つの実施の形態を示す図4と同様の図。
【図6】本発明によるアイスクリーム容器の更に他の一つの実施の形態を示す図4と同様の図。
【図7】本発明によるアイスクリーム容器の更に他の一つの実施の形態を示す図4と同様の図。
【図8】図1〜図4に示したアイスクリーム容器に於いて、カップの開口端が密封シールにより密封されている場合に、カップの開口端より剥がした密封シールを処分する要領を示す図4と同様の図。
【図9】図6に示したアイスクリーム容器に於いて、カップの開口端が密封シールにより密封されている場合に、カップの開口端より剥がした密封シールを処分する要領を示す図6と同様の図。
【符号の説明】
【0027】
10…カップ、12…蓋、14…カップの上縁、16…カップの下縁、18…カップの周壁、20…カップの底壁、22…玉縁、24…底壁シート周縁の余剰部、26…蓋の円筒状縁帯部、28…蓋の天板部、30…環状受け面、32…天板部の縁部、34…天板部の円板部、36、36a…溝型部、38、40…リップ、42…環状面、44…円盤状窪み、46…環状面、48…円盤状隆起、50…密封シール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を縁取る円形の上縁より円形の下縁へ向けて縮径する逆円錐台状の筒状周壁と前記筒状周壁内の底部に張設された底壁とを有するカップと、前記カップの前記開口を閉じる蓋とを組み合わせたアイスクリーム容器にして、前記蓋の裏側に前記カップの前記周壁の下端部と嵌め合わされて前記カップと前記蓋とを摩擦係合により一体に結合せしめる環状受け面が形成されていることを特徴とするアイスクリーム容器。
【請求項2】
前記底壁は前記筒状周壁の下縁より上縁の側に変位して設けられ、前記蓋の前記環状受け面は前記カップの前記周壁の前記底壁より下方にある部分の外側および内側の両方に接触する2つの環状面であることを特徴とする請求項1に記載のアイスクリーム容器。
【請求項3】
前記2つの環状面の一部はリップ状であることを特徴とする請求項2に記載のアイスクリーム容器。
【請求項4】
前記蓋の前記環状受け面は前記カップの前記周壁の下端部の外側にのみ接触する1つの環状面であることを特徴とする請求項1に記載のアイスクリーム容器。
【請求項5】
前記底壁は前記筒状周壁の下縁より上縁の側に変位して設けられ、前記蓋の前記環状受け面は前記カップの前記周壁の前記底壁より下方にある部分の内側にのみ接触する1つの環状面であることを特徴とする請求項1に記載のアイスクリーム容器。
【請求項6】
前記蓋の前記環状受け面より内側に位置する部分は、前記カップの前記周壁の下端部が前記蓋の前記環状受け面と嵌め合わされたとき、前記カップの前記底壁との間に前記カップの開口端を密封するシールの剥がしたものを折り畳んで収納する空間を残すようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアイスクリーム容器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate