説明

カメラのファインダ装置

【課題】 カメラのペンタミラーのミラー面での平面性を確保し、かつペンタミラーの移動、振動を防止したファインダ装置を提供する。
【解決手段】 ミラーボックス1の上部にペンタミラー2を搭載しているカメラのファインダ装置であって、ペンタミラー2を覆ってミラーボックス1に固定される保護カバー3を備える。保護カバー3は微小な間隙寸法を保ってペンタミラー2を覆っている。ペンタミラー2はフランジ部26を備え、保護カバー3はフランジ部26の上面に対して微小な間隔d1,d2で対峙される押さえ片33が設けられる。保護カバー3でペンタミラー2を支持したときにペンタミラー2の移動を制限する一方で、ミラーボックス1や保護カバー3に生じる応力がペンタミラー2に伝わることが抑制されミラーの平面性が保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一眼レフカメラのようにファインダ光学系内に被写体像を正立像に変換するためのペンタミラーを備えるカメラのファインダ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一眼レフカメラはシャッターが開いた時には撮影レンズで結像した被写体像を銀塩フィルムに露光し、あるいはCCDやCMOS等の撮像素子で撮像するが、シャッターが閉じているときには当該被写体像をメインミラーにより反射してピントガラスに結像し、当該結像した被写体像をファインダ装置で拡大して撮影者が観察するようになっている。このファインダ装置では、ピントガラスに結像された被写体像を正立像とし、この正立像を接眼光学系によって拡大して撮影者が観察することを可能にするためのペンタプリズムやペンタミラーが設けられる。特に近年では、カメラの軽量化、低コスト化を実現するためにガラスを加工、研磨したペンタプリズムよりも、ペンタプリズムの外形と同じルーフ形状に成型し、内面にアルミニウム等を蒸着して鏡面(ミラー面)処理したペンタミラーを用いたものが提供されている。
【0003】
このようなペンタミラーを備えたカメラでは、従来はペンタミラーを一眼レフカメラのミラーボックスに接着剤やビス等により一体的に固定することが考えられていたが、ペンタミラーをミラーボックスに一体化してしまうとミラーボックスに加えられる外力がペンタミラーに伝えられたときにペンタミラーを構成している薄い樹脂材が変形されてミラー面、特にダハ面の平面性が損なわれ、ファインダ画面の見え品質が低下してしまう。このような問題に対し、特許文献1ではペンタミラーのダハ面で反射した光を接眼光学系に向けて反射させるための第3反射面のみをガラスミラーで構成する技術が提案されている。また、特許文献2では、ダハ面及び第3反射面を全て樹脂により形成する一方で、ペンタミラーをバネ手段によりミラーボックス(カメラ本体)に支持する構成が提案されている。ペンタミラーをバネ手段で支持することでミラーボックスの変形をバネ手段で吸収し、ペンタミラーに伝達してミラー面での変形を防止する上で有効である。
【特許文献1】特開平7−159859号公報
【特許文献2】特開2003−161999号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は第3反射面をダハ面とは別のガラス部材で構成しているためペンタミラーの強度を高める上では有効であるが、ペンタミラーを採用している本来の目的である軽量化、低コスト化を図る上での障害になる。特許文献2の技術はペンタミラーの軽量化、低コスト化を図る上では有効であるが、バネ手段のバネ力の調整が困難であり、バネ力が大きいとペンタミラーに応力を発生させてダハ面等のミラー面での平面性が損なわれ、バネ力が小さいとペンタミラーの支持力が低下してペンタミラーがバネ手段の弾性変形に伴って移動してしまうおそれがある。特に、カメラに生じる振動等によってペンタミラーがミラーボックス上で水平方向に移動し、あるいはミラーボックス上で上下方向に移動する等して振動すると、いずれの場合でもファインダ画面で観察する被写体像が上下あるいは左右に振動した状態となり、ファインダ像の見え品質が劣化する。
【0005】
本発明の目的は、ペンタミラーの軽量化、低コスト化を図る一方で、ペンタミラーにおけるミラー面での平面性を確保し、かつペンタミラーの移動、振動を防止したファインダ装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一眼レフカメラのミラーボックス等のようなカメラ本体の上部にペンタミラーを搭載しているカメラのファインダ装置であって、ペンタミラーを覆ってカメラ本体に固定される保護カバーを備えており、当該保護カバーは微小間隔を保ってペンタミラーを覆っていることを特徴とする。すなわち、ペンタミラーの少なくともダハ面の外面と保護カバーとの間に第1の微小間隔が確保される。また、ペンタミラーには外方に突出されたフランジ部が設けられ、保護カバーにはフランジ部の上面に対して第2の微小間隔で対峙される押さえ片が設けられる。
【0007】
ここで、第2の微小間隔の寸法は保護カバーの公差よりも小さい寸法とする。また、フランジ部は下面においてカメラ本体の上面に当接され、押さえ片は保護カバーから下方に向けて突出される。本発明にかかるペンタミラーは樹脂により形成されている場合に有効である。また、カメラ本体は例えば一眼レフカメラのミラーボックスを備え、ペンタミラー及び保護カバーは当該ミラーボックス上に設けられる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ペンタミラーはカメラ本体上において保護カバーにより覆われているため、外力は保護カバーで阻止され、当該外力がミラー面に作用することはなく、ミラー面が変形されて平面性が損なわれることはない。また、保護カバーの内面とペンタミラーの外面との間に第1及び第2の微小間隔が存在するので、保護カバーをカメラ本体にビス等により固定しても保護カバーに生じる応力がペンタミラーに伝わることもなく、ミラー面の平面性が損なわれることはない。カメラに振動が生じたときにペンタミラーがカメラ本体上で上下に振動される状態となったときには、ペンタミラーのフランジ部の上面が押さえ片の下端部に当接することにより上下の移動寸法は公差よりも小さい第2の微小間隔の寸法に制限される。これによるペンタミラーの振動が抑制され、当該振動によるファインダ画面での見え品質の低下は防止される。このときフランジ部が押さえ片の下端部に当接した場合でも、押さえ片の撓みによって両者間の当接力が吸収されるため、当接時に発生する応力がペンタミラーに伝達されてミラー面の平面性が損なわれるようなこともない。
【実施例1】
【0009】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明を適用した一眼レフカメラの内部のカメラ内部構体の主要部の斜視図、図2(a),(b)は平面図と正面図、図3は図2(b)のA−A線断面図、図4は要部を分解した斜視図である。この実施例ではカメラ内部構体はカメラ本体の一部を構成しているミラーボックス1と、このミラーボックス1上に支持されたペンタミラー2とを備えている。また、ペンタミラー2の背後には図には表れない接眼光学系が前記ミラーボックスに支持され、ペンタミラー2と共にファインダ装置を構成するようになっている。
【0010】
前記ミラーボックス1には主要部品としてレンズマウント11、メインミラー12、ピントガラス13、ファインダ視野枠14が組み込まれている。前記レンズマウント11はミラーボックス1の前面に固定されており、図には表れない撮影レンズが装着可能とされる。前記メインミラー12はミラーボックス1内で上下方向に傾動可能に支持され、上動したときに撮影レンズを通した被写体光束をミラーボックス1の背面に取着される図には表れないシャッターブロックを通してCCD素子やCMOS素子等の撮像素子の受光面に結像する。あるいは、フィルム式一眼レフカメラの場合には図には表れない感光フィルムの感光面に結像する。また、メインミラー12が下動位置にあるときには撮影レンズを通した被写体光束を上方に向けて反射し、ミラーボックス1の上部に水平に保持されたピントガラス13に被写体像を結像する。
【0011】
前記ペンタミラー2は、図4及び図5に示すように樹脂成型により三角ルーフ状に形成されており、その内面にアルミニウム等を蒸着する等の鏡面処理を施してミラー面として形成したものである。図4ではペンタミラー2を斜め上方から見た状態を示し、図5では斜め下方から見た状態を示している。前記ペンタミラー2は、ここでは左右の傾斜したダハ面21を垂直に向けられた左右の側壁22と図には表れない接眼光学系に対向される後壁23とを一体化して下部を開口した三角ルーフ型に樹脂成型し、少なくともダハ面21の内面をダハミラーとして形成している。なお、実際には鏡面処理によって各壁22,23の内面もミラーとして形成される。また、別部材の樹脂板で形成されて内面をミラーとし、前記ダハミラー21の前側に粘着テープ25により貼着された第3ミラー24を有している。この第3ミラーは特許文献1のようにガラス製であってもよい。
【0012】
また、前記ペンタミラー2の左右の側壁22の下縁にはそれぞれ外側に向けて突出した微小な矩形のフランジ部26が一体に形成されている。この実施例ではカメラ背面側から見て、左右の各側壁22の下縁の前側と後側のそれぞれの箇所に合計で4個のフランジ部26が形成されている。また、一部のフランジ部、ここでは前側の2つのフランジ部26の下面には円柱状のボス27が下方に向けて突出されており、これらのボス27はペンタミラー2をミラーボックス1の上部に載置したときに、当該ミラーボックス1の上部に凹設された位置決め穴1a(図8参照)に落とし込むように嵌合され、この嵌合によりミラーボックス1に対するペンタミラー2の平面方向の位置決めが行われる。
【0013】
このペンタミラー2はミラーボックス1上に搭載されたときに、下部の開口が前記ミラーボックス1に配設されたピントガラス13及びファインダ枠14を覆う状態とされ、同時に左右の側壁22の各下縁はミラーボッスク1の上面に接した状態とされる。また、前記ペンタミラー2はミラーボックス1の上に載置された上で、図1ないし図4に示した保護カバー3により外面が保護される。前記保護カバー3は金属板を加工したものであり、図6にペンタミラー2と保護カバー3の相対位置関係を示すように、前記ダハミラー21に対面するような三角ルーフ部31を有し、この三角ルーフ部31の両側の裾縁には外側に向けて突出された固定片32が一体形成されている。この実施例ではカメラ背面側から見て保護カバー3の左側裾縁には前後位置に2つの固定片32が形成され、右側裾縁には1つの固定片32が形成されている。各固定片32はビス34によってミラーボックス1の上部に固定される。このとき、図3に示すように、保護カバー3の内面はペンタミラー2の外面、特にダハミラー面21の外面に対して第1の微小な間隔寸法d1で対面するようになっており、この第1の微小間隔の寸法d1は各部において若干違いがあるが、最小の間隔寸法は保護カバー3における公差ないしはそれよりも若干大きい寸法に設定されている。
【0014】
また、前記保護カバー3の両裾縁には下方に向けて突出された細片状をした押さえ片33が一体に形成されている。この実施例では前記ペンタミラー2に設けられた4つのフランジ部26のうちの3つのフランジ部に対応する位置に形成されており、前記左裾縁には2つの押さえ片33が、右裾縁には1つの押さえ片33がそれぞれ設けられており、これら押さえ片33は前記固定片32の内側の一部、あるいは裾縁の一部を下方に折り曲げた構成とされている。これらの押さえ片33は、図7に一部を破断した側面図を示すように、保護カバー3がミラーボックス1の上部に固定片33においてビス34により固定されたときに、各押さえ片33の下端部はペンタミラー2の各フランジ部26の上面に対して上方から第2の微小間隔の寸法d2で対峙される。図8はこれらフランジ部26と押さえ片33の構成を示す図7の一部の拡大図であり、フランジ部26の上面と押さえ片33の下端部の第2の微小間隔の寸法d2は前述の保護カバー3の内面とペンタミラー2の外面との間の第1の微小間隔の寸法d1よりも若干小さく、保護カバー3の公差の寸法よりも小さくされている。
【0015】
以上の構成のカメラ内部構体を備える一眼レフカメラでは、前述したように撮影レンズによってピントガラス13に結像した被写体像の光束を下部の開口からペンタミラー2の内部に導き、左右の傾斜したダハミラー21で反射し、さらにその反射光を前側の第3ミラー24で反射して正立像に変換し、後壁23の開口から接眼光学系に導いた上で当該接眼光学系によって拡大し、撮影者の視度に合わせた光軸上の位置に結像させる。
【0016】
ミラーボックス1の上部に載置されている状態にあるペンタミラー2は保護カバー3により上部領域、特にダハミラー21の領域が覆われているため、ペンタミラー2に加えられようとする外力は保護カバー3の剛性によって保護カバー3が変形されないため、当該変形に伴って外力がペンタミラー2に伝えられることが阻止され、当該外力がペンタミラー2の特にダハミラー21に作用することはなく、薄い樹脂板で構成されているダハミラー21が変形されてミラーの平面性が損なわれることはない。また、保護カバー3の内面とダハミラー21の外面との間に第1の微小間隔d1が設けられているので、保護カバー3をビス34でミラーボックス1の上部に固定したときの締結力によって保護カバー3に生じる内部応力がペンタミラー2に伝わることもなく、この応力によってペンタミラー2のミラーの平面性が損なわれることはない。
【0017】
一方、カメラに振動が生じたときにペンタミラー2がミラーボックス1の上部で平面方向に移動される状態となっても、ボス27がミラーボックス1の位置決め穴に嵌入されていることでペンタミラー2が水平方向に移動されることはない。また、当該振動によってペンタミラー2が上下に振動される状態となったときには、ペンタミラー2のフランジ部26の上面が保護カバー3の押さえ片33の下端部に当接することにより上下方向に移動する量(寸法)は公差よりも小さい寸法である第2の微小間隔d2の寸法内に制限される。これによりペンタミラー2の振動が抑制され、当該振動によるファインダ画面での見え品質の低下は防止される。また、このときにもペンタミラー2の外面が保護カバー3の内面に接触されることはなく、相互の干渉によってミラーの平面性が損なわれることはない。また、ペンタミラー2が移動してフランジ部26が押さえ片33の下端部に当接した場合でも、押さえ片33の板厚方向の撓みによって両者間の当接力が吸収されるため、当接時に発生する応力がペンタミラー2に伝達されることもなく、ミラーの平面性が損なわれるようなこともない。
【0018】
ここで、図示は省略するがペンタミラー2をミラーボックス1の上部に載置する際に、ミラーボッスク1の上面の複数箇所に少量の接着剤をポッティングし、その上にペンタミラー2を載置してミラーボックス1に接着するようにしてもよい。少量の接着剤を公差よりも薄くして接着を行うことでミラーボックス1に対してペンタミラー2が上下に振動することを抑制することができる。その一方で接着剤は少量で数箇所での接着であるためペンタミラー2がミラーボックス1に対して完全に一体化されることはなく、ミラーボックス1の応力がそのままペンタミラー2に伝わることもない。また、接着剤の厚さを薄くすれば、押さえ片33とフランジ部26が直接接触することはなく、保護カバー3の応力がペンタミラー2に伝わることもなく、ダハミラーの平面性が損なわれることもない。
【0019】
また、図2及び図3に示すように、ペンタミラー2のダハ面21の外面と保護カバー3の内面との間にモルトプレン等の緩衝部材35を介在させてもよい。この緩衝部材35での力吸収作用によって保護カバー3に加えられた外力や保護カバー3の内部応力を吸収し、ペンタミラー2に外力や応力が伝達されることをより効果的に防止することができる。
【0020】
また、図8に鎖線で示すように、押さえ片33の下端部とフランジ部26とが対峙された第2の微小間隔d2内にポッティング等によって供給した柔軟な接着剤36を介在させてもよい。この柔軟な接着剤36によってペンタミラー2が上下に振動する際に押さえ片33とフランジ部26との間に生じる当接力を吸収し、かつペンタミラー2の振動を減衰するとともに、押さえ片33とフランジ部26との間の第2の微小間隔d2による応力の伝達の防止効果とあいまって保護カバー3からペンタミラー2に応力が伝わることが抑制される。
【0021】
実施例では、ペンタミラー2に設けたフランジ部26を複数箇所に部分的に形成しているが、ペンタミラー2の左右の側壁22の下縁の全長に沿ってフランジ部を形成するようにしてもよい。この場合には保護カバー3の任意の箇所に押さえ片33を形成することができ、保護カバー3の設計、製造の自由度を高めることができる。
【0022】
本発明はペンタミラーを備えるカメラであれば、デジタル一眼レフカメラあるいは銀塩フィルムを用いる一眼レフカメラのいずれにおいても同様に適用できる。また、ペンタミラーは実施例のように第3ミラーを別体に形成したものではなく、第3ミラーとダハミラーとを一体に樹脂成型したペンタミラーであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明を適用した一眼レフカメラの内部構体の正面図である。
【図2】内部構体の平面図と正面図である。
【図3】図2(b)のA−A線断面図である。
【図4】カメラ内部構体の主要部の部分分解斜視図である。
【図5】ペンタミラーを斜め下方から見た斜視図である。
【図6】ペンタミラーと保護カバーとの相対構成を示す斜視図である。
【図7】ペンタミラーと保護カバーの固定構造を示す側面図である。
【図8】図7の一部の拡大図である。
【符号の説明】
【0024】
1 ミラーボックス
2 ペンタミラー
3 保護カバー
11 レンズマウント
12 メインミラー
13 ピントガラス
14 ファインダ枠
21 ダハミラー
24 第3ミラー
26 フランジ部
31 三角ルーフ部
32 固定片
33 押さえ片
34 ビス
d1 保護カバーとペンタミラーとの第1の微小間隔
d2 押さえ片とフランジ部との第2の微小間隔



【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ本体の上部にペンタミラーを搭載しているカメラのファインダ装置であって、前記ペンタミラーを覆って前記カメラ本体に固定される保護カバーを備え、前記保護カバーは微小間隔を保って前記ペンタミラーを覆っていることを特徴とするカメラのファインダ装置。
【請求項2】
前記ペンタミラーの少なくともダハ面の外面と前記保護カバーとの間に第1の微小間隔が確保されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラのファインダ装置。
【請求項3】
前記ペンタミラーには外方に突出されたフランジ部が設けられ、前記保護カバーには前記フランジ部の上面に対して第2の微小間隔で対峙される押さえ片が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラのファインダ装置。
【請求項4】
前記第2の微小間隔は前記保護カバーの公差よりも小さい寸法であることを特徴とする請求項3に記載のカメラのファインダ装置。
【請求項5】
前記フランジ部は下面において前記カメラ本体の上面に当接され、前記押さえ片は前記保護カバーから下方に向けて突出されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラのファインダ装置。
【請求項6】
前記ペンタミラーは樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のカメラのファインダ装置。
【請求項7】
前記カメラ本体は一眼レフカメラのミラーボックスを備え、前記ペンタミラー及び保護カバーは当該ミラーボックス上に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のカメラのファインダ装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−337783(P2006−337783A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−163550(P2005−163550)
【出願日】平成17年6月3日(2005.6.3)
【出願人】(000000527)ペンタックス株式会社 (1,878)
【Fターム(参考)】