説明

ガスタービンシステム

【課題】水または水蒸気を供給する付帯設備を簡素化し、高効率に低NOx化を図ることができるガスタービンシステムを提供する。
【解決手段】水素ガスHおよび純水Wを噴射する燃料噴射ノズル4を有する燃焼器2と、燃焼器2に供給する純水Wを貯留する貯留水槽12と、燃焼器2に供給する水素ガスHを昇圧するガス圧縮装置10と、昇圧された水素ガスHを燃焼器2に導く燃料供給通路6と、貯留水槽12と燃料供給通路6とを連通して、昇圧された水素ガスHによって純水Wを加圧する導圧通路16とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水または水蒸気を燃焼器内に噴射して、低NOx化を図るガスタービンシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ガスタービンエンジンにおいては、低NOx化および高効率化が課題となっている。低NOx化には、燃焼器内への水または水蒸気の噴射が一般的に行われている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−041454号公報
【特許文献2】特開2004−278875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1および2では、蒸気を圧力噴射方式で燃焼器に噴射するので、均一な濃度で燃焼器内に供給するために蒸気を高圧で噴射する必要があり、昇圧装置およびその駆動動力源のような付帯設備が必要になる。その結果、ガスタービンシステム全体の熱効率が悪くなる。
【0005】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、水または水蒸気を供給する付帯設備を簡素化し、高効率に低NOx化を図ることができるガスタービンシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明にかかるガスタービンシステムは、気体燃料および噴射水を噴射する燃料噴射ノズルを有する燃焼器と、前記燃焼器に供給する前記噴射水を貯留する貯留水槽と、前記燃焼器に供給する気体燃料を昇圧する燃料昇圧手段と、昇圧された前記気体燃料を前記燃焼器に導く燃料供給通路と、前記貯留水槽と前記燃料供給通路とを連通して、昇圧された前記気体燃料によって前記噴射水を加圧する導圧通路とを備えている。
【0007】
この構成によれば、昇圧された気体燃料を用いて、噴射水を加圧するので、噴射水を加圧するための装置およびその動力のような付帯設備が不要となり、システム全体を簡素化しながら、高効率に低NOx化を実現できる。
【0008】
本発明において、前記燃焼器は、前記気体燃料と前記噴射水とを予混合する予混合型であることが好ましい。この構成によれば、噴射水を微粒化するために高圧で供給する圧力噴射型ではなく、気体燃料の流れで噴射水を微粒化する予混合型を用いることにより、噴射水の噴射圧を抑えることができ、気体燃料での加圧が容易になる。その結果、付帯設備の簡素化および高効率な低NOx化が実現し易くなる。
【0009】
予混合型の場合、前記気体燃料は水素ガスであることが好ましい。水素は単位体積当たりのエネルギー密度が低いので、天然ガスと同じ熱量を供給するためには、体積比で3〜4倍の量のガスを供給する必要があり、ノズルを通る流速も3〜4倍となる。この構成によれば、水素の速い流れで噴射水が微粒化され、大量の水素ガスと噴射水との予混合が促進される。その結果、少ない噴射水で効率的に火炎温度を抑制することが可能となり、高効率な低NOx化を実現できる。
【0010】
本発明において、さらに、純水からなる前記噴射水を製造する純水製造装置を備えることが好ましい。ガスタービンエンジンの稼動中に純水製造装置を同時に運転すると、電力消費が大きくなる。この構成によれば、貯留水槽に純水を貯めておくことができるから、例えば、電力消費の少ない夜間に純水製造装置を運転して、1日分の純水を貯めておき、ガスタービンエンジンの稼動中は純水製造装置を運転しないようにすることもできる。これにより、電力消費が抑制されるうえに、純水の消費量も節約され、その結果、高効率な低NOx化を実現できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明のガスタービンエンジンによれば、昇圧された気体燃料を用いて、噴射水を加圧するので、噴射水を加圧するための装置およびその動力源のような付帯設備が不要となり、システム全体を簡素化しながら、高効率に低NOx化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施形態に係るガスタービンシステムを示す概略構成図である。
【図2】同ガスタービンシステムにおけるガスタービンエンジンの燃焼器の縦断面図である。
【図3】同燃焼器の燃料噴射ノズルの縦断面図である。
【図4】比較例の燃焼器の燃料噴射ノズルの縦断面図である。
【図5】同ガスタービンエンジンと従来型のガスタービンエンジンのNOxの発生量を示すグラフである。
【図6】同ガスタービンエンジンと従来型のガスタービンエンジンの噴射水の噴射圧を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施形態に係るガスタービンシステムを示す概略構成図である。
【図8】(a)は、異なる混合方式の燃料噴射ノズルを示す縦断面図で、(b)は正面図である。
【図9】(a)は、さらに異なる混合方式の燃料噴射ノズルを示す縦断面図で、(b)は正面図である。
【図10】(a)は、さらに異なる混合方式の燃料噴射ノズルを示す縦断面図で、(b)は正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態のガスタービンシステムの概略構成図を示す。同図において、ガスタービンエンジンGTは、圧縮機1と、燃焼器2と、タービン3とを主な構成要素とし、このガスタービンエンジンGTに発電機PUが連結されている。燃焼器2は燃料噴射ノズル4を有し、この燃料噴射ノズル弁4に燃料供給通路6と噴射水導入通路8とが接続されている。燃料供給通路6は、燃焼器2に気体燃料である水素ガスHを供給する通路で、噴射水導入通路8は、燃焼器2に噴射水である純水Wを供給する通路である。純水Wは、燃焼器2内の火炎温度を下げて低NOxを図るために供給される。
【0014】
圧縮機1から供給された圧縮空気Aと、燃料噴射ノズル4から供給される水素ガスHとを燃焼器2で燃焼させ、これにより発生する高温高圧の燃焼ガスGをタービン3に供給して、このタービン3を駆動する。圧縮機1は回転軸9を介してタービン3により駆動され、このタービン3は発電機PUのような負荷を駆動する。
【0015】
燃料供給通路6には、水素ガスHを昇圧する燃料昇圧手段であるガス圧縮装置10が設けられている。ガス圧縮装置10は、低圧の水素ガスを昇圧して高圧の水素ガスHを生成し、この昇圧された水素ガスHが燃料噴射ノズル4を介して燃焼器2に供給される。
【0016】
噴射水導入通路8には、貯留水槽12および純水製造装置14が設けられている。純水製造装置14は、イオン交換樹脂や逆浸透膜等を用いた公知の方法で、水道水から純水Wを製造し、純水製造装置14により生成された純水Wが貯留水槽12に貯留される。燃料供給通路6と貯留水槽12は導圧通路16を介して連通しており、ガス圧縮装置10により昇圧された水素ガスHによって貯留水槽12内の純水Wが加圧され、燃料噴射ノズル4を介して燃焼器2に供給される。つまり、燃料噴射ノズル4は水素ガスHおよび純水Wを燃焼器2に供給する。
【0017】
図2に示すように、燃焼器2は、水素ガスHと純水Wを燃料噴射ノズル4内で混合してから燃焼器2内に噴射する予混合型である。具体的には、燃料噴射ノズル4は、水素ガスHの流れ(気流)により純水Wを微粒子化する内部混合方式であり、燃料噴射ノズル4において水素ガスHと純水Wが予混合された後、燃焼器2の燃焼室24内に噴射される。
【0018】
図3に示すように、燃料噴射ノズル4は、内部に純水Wが流れる環状の噴射水通路26が形成され、この噴射水通路26の外側を囲むようにして環状の気体燃料通路28が形成されている。気体燃料通路28の下流端は混合通路30に連通しており、噴射水通路26の下流端部に設けられた径方向外側を向く噴射部32から純水Wが混合通路30に噴射され、水素ガスHの流れによって微粒子化されながら予混合される。
【0019】
混合通路30は、上流部を構成する、周方向に等間隔に配置された複数の軸方向通路からなる絞り部30aと、下流部を構成する環状部30bとからなる。前記噴射部32は絞り部30aの各軸方向通路に臨んでいる。絞り部30a内で高速となった水素ガスHの流れに純水Wが噴射されることで、純水Wの微粒子化が促進され、環状部30bで水素ガスHと純水Wとの混合気の周方向濃度分布が均一化される。環状部30bの下流端は、燃料噴射ノズル4の周方向に等間隔に形成された複数の噴霧孔34に連通しており、混合通路30で予混合された水素ガスHと純水Wの混合気が噴霧孔34から燃焼室24内に噴射される。噴霧孔34の数は、例えば8〜12個である。
【0020】
上記構成のガスタービンシステムの運用の一例について説明する。
まず、ガスタービンエンジンGTの稼動しない夜間に、図1に示す純水製造装置14を外部の夜間電力で運転して、1日分の純水Wを製造して貯留水槽12に貯留しておく。
【0021】
つづいて、昼間にガスタービンエンジンGTを稼動して発電を行う。このとき、純水製造装置14は運転せず、ガス圧縮装置10のみが外部電力により運転する。ガス圧縮装置10により昇圧された高圧水素ガスHの大部分は燃料供給通路6を介して燃料噴射ノズル4に供給され、一部分は導圧通路16を通って貯留水槽12に導かれる。夜間に貯留水槽12に貯留された純水Wは、導圧通路16を介して貯留水槽12に導かれた高圧水素ガスHによって加圧され、噴射水導入通路8を介して燃料噴射ノズル4に供給される。燃料噴射ノズル4は、供給された高圧水素ガスHと純水Wを予混合して燃焼器2に噴射する。燃焼器2に噴射された水素ガスHは、圧縮機1から供給された圧縮空気Aとともに燃焼器2で燃焼される。
【0022】
本実施形態のガスタービンシステムの検証試験を行った。比較例として用いたガスタービンシステムは、上記実施形態の貯留水槽12、導圧通路16に代えて、高圧ポンプのような水加圧装置を設け、さらに、燃料噴射ノズル4Aは内部混合方式ではなく、図4に示す圧力噴射型を用いている。この圧力噴射型では、純水Wが水加圧装置(図示せず)により昇圧されて燃料噴射ノズル4Aに供給され、水素ガスHの複数の噴霧孔44とは別の複数の噴霧孔46から燃焼室24に噴射され、燃焼室24内で水素ガスHと混ざる。
【0023】
図5は純水Wの噴射量に対するNOxの発生量を示すグラフで、図6は純水Wの噴射圧を示すグラフである。図5に示すように、本実施形態のガスタービンシステムでは、純水の噴射量が増加するに従い、比較例のガスタービンシステムに比べて大きくNOxの発生量が減少していき、純水の噴射量が100kg/hr近傍では半分以下になっている。
【0024】
さらに、図6に示すように、本実施形態のガスタービンシステムでは、純水の噴射量が増加しても、純水の噴射圧はそれほど増加せず、純水の噴射量が100kg/hr近傍では、比較例のガスタービンシステムの3分の1以下になっている。
【0025】
特に、水素ガスHは優れた保炎性を有する一方で、天然ガスに比べて燃焼温度が高いためNOx発生量が大きく、さらに燃焼速度が大きいため燃料噴射ノズル4の近傍で火炎が形成される。このため、図4の圧力噴射型の燃焼器では、火炎に純水Wを効果的に混入させるのが難しく、NOx発生量を抑えるのが難しい。しかも、純水Wを燃焼室24内で微粒子化するために大きな圧力で噴射する必要がある。これに対し、図3の予混合型の燃焼器2では、水素ガスHと微粒化された純水Wが予め十分混合されることから、燃料噴射ノズル4から高圧で燃焼室24内に噴射する必要がない。しかも、水素ガスHは密度が低いので、天然ガスと同じ熱量を供給するためには、体積比で3〜4倍の量のガスを供給する必要があり、その結果、図3の燃料噴射ノズル4を通る流速も3〜4倍となる。したがって、燃料噴射ノズル4の混合通路30において、水素ガスHの速い流れで純水Wが効果的に微粒化され、大量の水素ガスHと純水Wとの予混合が促進される。
【0026】
上記構成において、図1に示すように、昇圧された水素ガスGを用いて、貯留水槽12内の純水Wを加圧するので、純水Wを加圧するための装置およびその動力源のような付帯設備が不要となり、ガスタービンエンジンGTを含むシステム全体を簡素化しながら、高効率に低NOx化を実現できる。
【0027】
また、図3に示すように、燃焼器2は、水素ガスHと純水Wとを予め混合する予混合型であるので、圧力噴射型の燃焼に比べて純水Wの噴射圧を抑えることができ、導圧通路16を介した水素ガスHによる加圧が容易になる。その結果、付帯設備の簡素化および高効率な低NOx化が実現し易くなる。
【0028】
さらに、水素ガスHは天然ガスよりも流量が多くなるので、水素ガスHの速い流れによって純水Wとの予混合が促進されるから、少ない純水Wの量で効率的に火炎温度を下げて低NOx化を実現できる。
【0029】
このように、純水Wの使用量が少なくて済むから、電力消費の少ない夜間に、図1に示す純水製造装置14で純水を製造して、1日分の純水Wを貯留水槽12に貯めておくことが可能となる。その結果、ガスタービンエンジンGTの稼動中に純水製造装置14を運転する必要がなくなり、昼間の電力消費が抑制されるうえに、ガスタービンエンジンGTの稼動中に高圧で純水を噴射し続ける圧力噴射型の燃焼器に比べて純水Wの使用量が節約され、高効率な低NOx化を実現できる。
【0030】
図7は本発明の第2実施形態のガスタービンシステムの概略構成図を示す。第2実施形態では、第1実施形態のガス圧縮装置10で低圧水素ガスを昇圧するのに代えて、液体水素を燃料昇圧手段である液体水素圧縮装置40で昇圧した後、蒸発器42で高圧水素ガスHを生成する点で、第1実施形態と異なっており、その他の構成は第1実施形態と同じである。第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0031】
上記各実施形態における燃料噴射ノズル4の構造は、図3に示した内部混合方式に限定されず、例えば、図8〜10の混合方式のものとすることもできる。
【0032】
図8(a)および(b)は、外部混合方式の燃料噴霧ノズル4Bを示す。図3の内部混合方式の燃料噴霧ノズル4がノズルの内部の混合通路30で水素ガスHのような気体燃料と噴射水(純水W)を混合しているのに対し、図8(a)および(b)の外部混合方式の燃料噴霧ノズル4Bは、ノズルの外部、具体的には、噴霧孔34Bにおいて気体燃料Hと噴射水Wを合流させたのち、噴霧孔34Bから外部に噴射して、外部で混合させている。噴霧孔34Bは、燃料噴霧ノズル4Bの軸心Cと同心の二重の円周上に複数配置されている。
【0033】
図9(a)および(b)は、Yジェット方式の燃料噴霧ノズル4Cを示す。図3の内部混合方式の燃料噴霧ノズル4が、噴射水通路26の下流端部に設けられた径方向外側を向く噴射部32から径方向に噴射水Wを噴霧することで気体燃料Hと噴射水Wを混合しているのに対し、図9(a)および(b)のYジェット方式の燃料噴霧ノズル4Cは、環状の気体燃料通路28Cの下流端に、下流に進むにつれて径方向内側に傾斜した噴射部32Cを有する。噴射部32Cは、周方向に複数並んで配置されており、この噴射部32Cから斜め方向に気体燃料Hを噴射することで、中央部の噴射水通路26Cから流入する噴射水Wと混合させて、噴霧孔34Cから噴霧している。噴霧孔34Cは、燃料噴霧ノズル4Cの軸心Cと同心の三重の円周上に複数配置されている。
【0034】
図10(a)および(b)は、液膜微粒化方式の燃料噴霧ノズル4Dを示す。この燃料噴霧ノズル4Dは、環状の噴射水通路26Dの内径側と外径側にそれぞれ環状の内側気体燃料通路28Diおよび外側気体燃料通路28Doが設けられ、これら内側および外側気体燃料通路28Di、28Doの下流部にスワーラ50,52がそれぞれ設けられている。内側および外側気体燃料通路28Di、28Doを流れる気体燃料Hが、スワーラ50,52によって旋回が付与された状態で、薄い環状膜からなる噴射水Wと混合させることにより、燃料噴霧ノズル4Dの外部で微粒化された混合気が得られる。
【0035】
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能であり、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0036】
1 圧縮機
2 燃焼器
3 タービン
4 燃料噴射ノズル
6 燃料供給通路
10 ガス圧縮装置(燃料昇圧手段)
12 貯留水槽
14 純水製造装置
16 導圧通路
40 液体水素圧縮装置(燃料昇圧手段)
GT ガスタービンエンジン
H 水素ガス(気体燃料)
W 純水(噴射水)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体燃料および噴射水を噴射する燃料噴射ノズルを有する燃焼器と、
前記燃焼器に供給する前記噴射水を貯留する貯留水槽と、
前記燃焼器に供給する気体燃料を昇圧する燃料昇圧手段と、
昇圧された前記気体燃料を前記燃焼器に導く燃料供給通路と、
前記貯留水槽と前記燃料供給通路とを連通して、昇圧された前記気体燃料によって前記噴射水を加圧する導圧通路と、
を備えたガスタービンシステム。
【請求項2】
請求項1において、前記燃焼器は、前記気体燃料と前記噴射水とを予混合する予混合型であるガスタービンシステム。
【請求項3】
請求項2において、前記気体燃料は水素ガスであるガスタービンシステム。
【請求項4】
請求項1,2または3において、さらに、純水からなる前記噴射水を製造する純水製造装置を備えたガスタービンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−96324(P2013−96324A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240818(P2011−240818)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【出願人】(000000974)川崎重工業株式会社 (1,710)