説明

ガス管の保護カバー及び同保護カバーの異常検知装置

【課題】 埋設されたガス管の周囲が掘り返されてガス管が露出する場合、ガス管を保護するための保護カバーを簡単な作業で装着できるようにする。
【解決手段】 気密布2の周縁部が封止されて内部空間が密封されるエアマット状のカバー本体3と、このカバー本体3に設けられるベルト5によって保護カバー1を形成し、カバー本体3をガス管Pの周囲に巻いてベルト5で固定できるようにする。また、カバー本体3の中間部を気室区画線6でシールして独立室7を二つ形成し、各独立室7の気密布2をガス管Pの長さ方向に線状に融着して絞り線部9として複数の拡張空間部10に区画し、各拡張空間部10同士が連通状態になるようにする。また、独立室7同士を連結用ホースによって連通・遮断自在にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば埋設されるガス管の周囲が掘り返されてガス管が外部に露出するような場合、掘削機の誤接触や工具の落下等からガス管を保護するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、都市ガス事業者等は各家庭にガスを供給するためガス管を道路などに埋設しているが、地中にはその他の事業者が埋設する上水道管や下水道管などが多く存在する。そして、これらは近接して埋設されていることが多く、しかも、上水道管や下水道管などの事業者によって、多くの道路開削工事が頻繁に行われている現状にあり、この際、上水道や下水道工事に関しては第三者企業によって行われることが多いが、ガス管はその都度外部に露出する状態となる。
一方、ガス管は、軟鋼管の表面をポリエチレンで被覆した中圧用ポリエチレン被覆鋼管や、低圧用ポリエチレン管や、鋳鉄管が使用されているが、中圧用ポリエチレン被覆鋼管は、軟鋼管部へ到達するような傷がつくと埋設環境によっては短期間で腐食する虞があり、また、ポリエチレン管は、耐震性には強いものの外傷に弱い性質があるため、掘削機等に引掛けられた場合にはガスが噴出する虞がある。このため、ガス事業者以外の他の事業者や第三者企業などが開削工事を行う際、ガス管が露出する場合は、図9に示すように、ガス会社の立会い者等が工事に立会ってガス管の周囲にゴムシートSを巻き付け、これをテープ等Tで固定して保護する等の処置を施している。
【0003】
また、一般に円柱状の物体を搬送する際の緩衝材として、長方形の可撓性シートに細長い袋体を所定間隔置きに固定し、袋体の周囲を保護膜で覆うとともに、シートが円筒状に湾曲するように構成した技術(例えば、特許文献1参照。)や、二枚のガスバリヤ性の可撓性壁面によって囲まれた複数の細長形の壁間部を並設し、壁間部に気体の注入と排出を可能にする注入用栓と排出用栓を共通または別個に設けるような技術(例えば、特許文献2参照。)なども知られている。
【特許文献1】特開2002−234577号公報
【特許文献2】特開平7−165265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来のようにガス管の周囲にゴムシートSを巻き付けて保護する方法は、ゴムシートSの重量が重くて取り扱い性がよくないという問題がある。しかも、ゴムシートSをガス管に巻き付けた後、テープ等Tで固定する作業もやりにくいため、全般に作業性が極めて悪かった。
また、特許文献1や特許文献2の技術のように、独立した複数の袋体や壁間部を並設する技術の場合、1箇所の袋体や壁間部が破損してもその箇所だけ緩衝機能が損なわれて他の箇所は緩衝機能が損なわれないという利点はあるものの、ガス管に巻いて使用しようとしたときに、ガス管に巻いた後に空気を注入しようとすると、各袋体や壁間部に別個に空気を注入する必要があることから作業性が悪かった。これに対して、始めから空気を注入した状態でガス管に巻こうとした場合には、膨らんでいるため巻きにくく、余計に作業性が悪かった。
また、他の事業者等が工事を行う際、ガス会社の立会い者等が常時現場に立ち会うことができればよいが、立会い者の担当工事現場が複数箇所であるような場合に、遠隔地でも保護体制に異常がないかどうかを監視できる技術が望まれていた。
【0005】
そこで本発明は、特に、開削現場等において埋設したガス管が外部に露出するような場合に、掘削機等からガス管を確実に保護することができ、その際の作業性が容易で、しかも、遠隔地でも異常がないかどうかを確実にモニターできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明は、埋設されたガス管の周囲が掘り返されてガス管が露出した場合などに一時的に該ガス管を保護しておくための保護カバーにおいて、気密布で囲まれる内部空間の周囲が封止され且つガス管の周囲に巻くことのできるエアマット状のカバー本体と、ガス管の周囲に巻いた状態のカバー本体を固定することのできる固定手段によって構成し、前記カバー本体の内部空間を、ガス管の長さ方向に沿った複数条の絞り線部によって複数の拡張空間部に区画するとともに、この拡張空間部を連通状態にした。
【0007】
そして、例えば、カバー本体をガス管に巻きつけ、その後、固定手段によって若干の余裕を持たせてカバー本体を固定した後、カバー本体内にエアを注気するような手順を採用すれば、ガス管の周囲がクッション層に覆われて保護されるようになるとともに、極めて簡単な作業で保護できる。また、この際、ガス管の長さ方向に沿って複数条の絞り線部を設けておけば、カバー本体はガス管の円周方向に沿って容易に湾曲する。また、複数の拡張空間部が連通状態にあるため、1ヶ所から注気するだけで全体を膨らませることができ、作業容易である。
ここで、ガス管の長さ方向に沿った絞り線部によって複数の拡張空間部を区画する具体的手段としては、例えば、表面と裏面の気密布同士を直接接着して内部空間を区画してもよく、あるいは表面と裏面の気密布の間に帯状の吊り布等を接着して内部空間を区画してもよい。この際、絞り線部を部分的に設け、接着しない箇所を設ける等によって、区画された拡張空間部が連通状態になるようにする。
【0008】
また本発明では、前記カバー本体の内部空間を、ガス管の長さ方向に対して非連通状態の複数の独立室に区画し、それぞれの独立室の外側に前記固定手段を設けるようにした。
このように、長さ方向に対して複数の独立室に区画しておけば、例えば、露出するガス管の長さが変化しても自由に対処できるようになる。すなわち、露出するガス管が長いようなときは、複数の保護カバーの独立室部分を重ねて長さ方向全体を覆うようにし、この際、重ね合わせる独立室部分の空気の充填量を調整し、ガス管の周囲が一定の厚みのクッション層で覆われるようにすれば、作業中に誤って接触するような機会が少なくなるとともに、覆われない隙間がなくなってガス管の保護が万全となる。
一方、ガス管の長さが短いようなときは、空気を充填しない独立室を設ければよく、その際には充填しない独立室は管とカバーとの間に巻き込むようにしてもよい。
【0009】
また本発明では、前記カバー本体の内部空間を、ガス管に対する巻き付け方向に対して非連通状態の複数の独立室に区画するようにした。
このように巻き付け方向に対して複数の独立室に区画すれば、例えばガス管の径が変わった場合にも自由に対処できるようになる。すなわち、径が大きい場合には、複数の保護カバーの独立室部分を重ねて径方向全体を覆うようにし、この際、重ね合わせる独立室部分の空気の充填量を調整し、ガス管の周囲が一定の厚みのクッション層で覆われるようにすれば、作業中に誤って接触するような機会が少なくなるとともに、覆われない隙間がなくなってガス管の保護が万全となる。
一方、ガス管の長さが短いようなときは、空気を充填しない独立室を設ければよい。
【0010】
また本発明では、前記複数の独立室を、気室連結用のホースによって連結・遮断自在に連結するようにした。
そして、例えば注気や排気時には独立室を連結しておき、それ以外の時は連結を遮断しておけば、注気作業や排気作業が楽に行える。
【0011】
また本発明では、前記ガス管の保護カバーの異常を検知する装置において、前記カバー本体の内部空間に連通するホースまたは前記気室連結用のホースの端部に圧力センサを設け、内部空間のエア圧が設定圧力範囲を超えると警報を発するようにした。
このような異常検知装置により、立会い者等が実際の現場から離れていても異常を検知することができ、適切に対処することができる。
【発明の効果】
【0012】
ガス管の周囲に巻くことのできるカバー本体の内部空間を複数条の絞り線部によって複数の拡張空間部に区画し、この拡張空間部を連通状態にすることで、ワンタッチでガス管に装着し保護することができ、しかも全体が軽量であるため作業容易である。
この際、ガス管の長さ方向に対して複数の独立室に区画すれば、露出するガス管の長さが変わっても自由に対処できるようになり、巻き付け方向に対して複数の独立室に区画すれば、ガス管の径が変わっても自由に対処できるようになる。そして、これら独立室を連結ホースで連結・遮断自在に連結すれば、給排気の作業の容易化が図れる。
また、カバー本体の内部空間のエア圧の異常を検知することにより、遠隔地でも対処できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本発明に係る保護カバーの平面図、図2はカバー本体内に充気した状態の正面図、図3は同側面図、図4は保護カバーをガス管に巻いてセットした状態の説明図、図5は同断面図、図6は複数の保護カバーの一部を重ね合わせて使用する一例の説明図、図7は同断面図、図8は異常検知装置の構成概要図である。
【0014】
本発明に係る保護カバーは、埋設されたガス管の周囲を掘り返し、ガス管が外部に露出するような場合に、掘削機の誤接触や工具落下等の原因によってガス管が損傷するような事態を簡易な手順で防止できるようにされ、給排気が容易なエアマット状のカバー本体をガス管に巻き付けて保護することを特徴としている。
【0015】
この保護カバー1は、図1乃至図3に示すように、二枚の気密布2を重ね合わせて周囲を封止し、内部に密封された空間部を有するカバー本体3と、このカバー本体3の表面側の気密布2のベルト通し部4に設けられる固定手段としてのベルト5を備えており、本実施例では、気密布2の中間部を気室区画線6でシールすることにより内部空間部を二つの独立室7(図3)に区画するとともに、ベルト5は各独立室7に対応して別個に設けている。尚、内部空間部が二つの独立室に区画されていないカバー本体を例えば2つ以上用いて、それらをファアスナーで接続することにより、独立した空間部を2つ以上形成するようにしてもよい。
【0016】
ここで、本実施例では、気密布2の素材として、熱融着可能なポリウレタン引布とし、気密布2の周囲と気室区画線6は、上下の引布を線状に融着している。
そして、それぞれの独立室7に対応する上面側の気密布2には、独立室7内にエアを給気、または排気するための給排気バルブ8が設けられている。
【0017】
また、各独立室7は、複数条の絞り線部9により複数の拡張空間部10(図2)に区画されている。そして、この絞り線部9は上下の気密布2を直接融着することで形成されており、また絞り線部9の両側端部と、周縁融着部または気室区画線6との間には、融着されていないクリアランス部分が設けられており、このクリアランス部分を通してお互いの拡張空間部10同士が連通状態にされている。
なお、本実施例では、絞り線部9として、上下の気密布2を直接、線状に融着するようにしているが、別体の帯状の吊り布等を上下の気密布2に融着させて拡張空間部10に区画するようにしてもよい。
【0018】
ここで、気密布2の素材として、ポリウレタン引布を選定している理由は、生地を被覆するポリウレタンフィルム層の摩耗強度がゴムやPVC素材に較べて優れて外的な損傷を受けにくく、また、比重もゴムやPVC等に較べて軽量であるからである。勿論、PVCやゴム等の樹脂が被覆された気密シートであってもよい。但し、外的な損傷に耐え得る強度を有する素材としては、フィルム素材より、繊維を合成樹脂フィルムやシートでサンドイッチにしたターポリン等の引布が好ましい。
【0019】
また、拡張空間部10の構造としては、空気を充填した場合に、すべての拡張空間部10の厚みが均一になるよう、幅を一定にしておくことが好ましい。
【0020】
前記ベルト5は、先端部の締付け具11によって長さを自在に締付け固定できるようにされている。この際、ベルトの形態としては、例えば図1に示すような連続したベルト5でもよく、連続したベルト5の中間部を除いて両端部のみからなるベルトでもよい。
なお、このような固定手段は気密布2の外周端部にカバーを設けてカバーに面ファスナ等を設けるようにしてもよく、気密布2の端部にファスナを設けるようにしてもよく、その他の手段によるようにしてもよい。
また、ベルト5にする場合、ベルト通し部4を設けずに気密布2に直接接着するようにすることも可能である。
【0021】
また、上面側の気密布2には、図1に示すように、各独立室7の内部空間同士を連通・遮断自在にするための連結ホース接続用バルブ12が各独立室7に一対設けられている。
このバルブ12は、例えば、不図示のホースを連結するとエアの流通が可能になるよう自動的にオープンとなり、ホースを外すと、エアの流通が遮断させるよう自動的にクローズになるようなタイプのものでもよいし、或いは該ホース中にバルブ付きのカップリング材を設けて、エアの流通・遮断を調整するものでよい。
【0022】
以上のような保護カバー1の作用等について図4、図5に基づき説明する。
開削された工事現場等で、露出したガス管Pの周囲にカバー本体3を巻きつけ、その後、ベルト5をやや緩めに固定する。次いで、連結ホース接続用バルブ12に不図示の連結用ホースを接続して独立室7同士を連通させた後、いずれか一方の給排気バルブ8にホース等を接続して給気する。ここで、本実施例では、充気装置としてフットポンプを想定しているが、ブロアやコンプレッサ等を使用することも可能である。この際、埋設したガス管にセットした状態で保護カバー1に充気するため、ホースは長めの方が好ましい。
【0023】
充気に伴ってカバー本体3の両方の独立室7の拡張空間部10は膨張し、所定の充気量の充填が完了すると、ガス管Pの周囲には一定厚みのクッション層が形成され、充気完了と同時に保護カバー1のセットが完了する。すなわち、この状態で、掘削機等が誤接触したり、工具等が落下したりしてもガス管Pが損傷することはなく、しかも保護カバー1のセット作業は極めて簡単である。
【0024】
次に、ガス管Pの露出長さが長い場合に二枚の保護カバー1を使用して保護する一例について図6、図7に基づき説明する。
【0025】
このようにガス管Pの露出長さが長いようなときは、二枚の保護カバー1の独立室7部分を重ね合わせることにより、クッション層の隙間を生じさせないでガス管Pを覆って保護することができる。この際、必要に応じて独立室7部分の充気量を調整し、例えば図7に示すように、重なり部の独立室7の充気量を両方とも半分にしたり、または、一方側だけの独立室7に充気して他方側の独立室7には充気しないようにすることで、全体としての膨らみが均一になるようにすれば、掘削機等の誤接触によりガス管Pが損傷するのを防止できる。
【0026】
ところで、以上のような保護カバー1において、ガス管に対する巻き付け方向に対して複数の独立室に区画することも可能である。この場合は、ガス管Pの径が大きい場合に、複数枚の保護カバー1の一部を巻き付け方向に対して重ね合わせるようにし、この際、重ね合わせる独立室部分の充気量を調整すれば全体の厚みを均一にできる。
また、径が小さい場合には、一部の独立室だけ充気し、その他の独立室は充気しない等により、全体の厚みを均一にすることができる。
【0027】
ここで、図8は、以上のような保護カバー1の空気圧の異常を遠隔地でも検知できるようにした異常検知装置の構成概要図である。
すなわち、カバー本体3の内部空間に連通するホースか、または気室連結用のホース端部に圧力センサ14を設け、センサ14が異常を検知すると、通信システム15の受信機16が警報を発するようにしておけば、受信機16を持った人は実際の施工現場を離れた位置からでも直ちに状態を把握できる。
【0028】
すなわち、保護カバー1を装着したガス管Pに掘削機等が接触して力が作用すると、カバー本体3が損傷しない場合は一時的に圧力が上昇する。また、大きな損傷によりカバー本体3が破裂等した場合には、圧力がゼロとなる。そこで、このような圧力変化をセンサ14でモニターし、圧力変動が一定の範囲を超えて上昇または下降した場合に、警報信号を発するようにすれば、間接的にガス管Pの異常が検知できる。
そして、複数の独立室7が気室連結用ホースで連結されている場合は、センサ14をいずれか1ヶ所の気室連結用ホースの端部に設けるようにし、カバー本体3の内部空間が単独である場合には、カバー本体3の内部空間に連通するホースを新たに設け、このホース端部にセンサ14を設けるようにする。
【0029】
なお、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば、カバー本体3の素材等や固定手段5の具体的構成等は例示である。
【産業上の利用可能性】
【0030】
埋設されたガス管の周囲が掘り返されてガス管が露出する場合に、簡単な手順でガス管を保護することができる。また、遠隔地でもガス管の異常が確実にモニターできるので、ガス管の損傷防止を効果的に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る保護カバーの平面図
【図2】カバー本体内に充気した状態の正面図
【図3】同側面図
【図4】保護カバーをガス管に巻いてセットした状態の説明図
【図5】同断面図
【図6】複数の保護カバーの一部を重ね合わせて使用する一例の説明図
【図7】同断面図
【図8】異常検知装置の構成概要図
【図9】開削状態の説明図
【符号の説明】
【0032】
1…保護カバー、2…気密布、3…カバー本体、5…ベルト、6…気室区画線、7…独立室、9…絞り線部、10…拡張空間部、14…圧力センサ、P…ガス管。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
埋設されたガス管の周囲が掘り返されてガス管が露出した場合などに一時的に該ガス管を保護しておくための保護カバーであって、気密布で囲まれる内部空間の周囲が封止され且つガス管の周囲に巻くことのできるエアマット状のカバー本体と、ガス管の周囲に巻いた状態のカバー本体を固定することのできる固定手段を備え、前記カバー本体の内部空間は、ガス管の長さ方向に沿った複数条の絞り線部によって複数の拡張空間部に区画されるとともに、この拡張空間部は連通状態にされることを特徴とするガス管の保護カバー。
【請求項2】
前記カバー本体の内部空間は、ガス管の長さ方向に対して非連通状態の複数の独立室に区画され、それぞれの独立室の外側に前記固定手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載のガス管の保護カバー。
【請求項3】
前記カバー本体の内部空間は、ガス管に対する巻き付け方向に対して非連通状態の複数の独立室に区画されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス管の保護カバー。
【請求項4】
前記複数の独立室は、気室連結用のホースによって連結・遮断自在に連結されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のガス管の保護カバー。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガス管の保護カバーの異常を検知する装置であって、前記カバー本体の内部空間に連通するホースまたは前記気室連結用のホースの端部に圧力センサを設け、内部空間のエア圧が設定圧力範囲を超えると警報を発するようにしたことを特徴とするガス管の保護カバーの異常検知装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−307979(P2006−307979A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−131626(P2005−131626)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(000000077)アキレス株式会社 (402)
【出願人】(000221834)東邦瓦斯株式会社 (440)
【Fターム(参考)】