コンテンツ選択装置およびそのプログラム
【課題】 ボタン数を増加させることなく、多数のコンテンツの中から迅速に所望のコンテンツを選択すること。
【解決手段】 カーソル進み指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップした後、カーソル戻り指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを戻る方向にスキップする。そして、このスキップ幅で基準分割数回だけ戻る方向にスキップした場合に元のスキップ幅に再び設定する。従って、カーソル進み指示を入力するボタンと、カーソル戻り指示を入力するボタンとを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルを進む方向及び戻す方向にスキップさせることができ、迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【解決手段】 カーソル進み指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップした後、カーソル戻り指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを戻る方向にスキップする。そして、このスキップ幅で基準分割数回だけ戻る方向にスキップした場合に元のスキップ幅に再び設定する。従って、カーソル進み指示を入力するボタンと、カーソル戻り指示を入力するボタンとを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルを進む方向及び戻す方向にスキップさせることができ、迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコンテンツの中からユーザ操作によってコンテンツを選択するコンテンツ選択装置およびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
曲ファイル等の複数のコンテンツをHDD等に記録し、HDDから曲ファイルを読み出して再生するHDDレコーダ等のオーディオ装置が利用されている。ユーザ操作によって、HDDに記録されている複数の曲ファイルの中から再生すべき所望の曲ファイルを選択する際、オーディオ装置の表示部に曲リストが表示される。曲リストは複数の曲ファイルの曲名の一覧である。ユーザ操作によって、曲リスト内の所望の曲名にカーソルが表示され、再生指示が入力されると、カーソルが表示された曲ファイルがHDDから読み出されて再生される。
【0003】
HDDに多数の曲ファイルが記録される場合には、ユーザ操作によって所望の曲名にカーソルが表示されるまでにかなりの時間が必要である。そこで、曲名1つずつカーソルを移動させるカーソル移動ボタン(カーソル進みボタン及びカーソル戻りボタン)と、複数の曲名を一度にカーソル移動させるカーソルスキップボタン(カーソル進みスキップボタン及びカーソル戻りスキップボタン)とを設けることによって、この問題を解決している。
【0004】
例えば、曲番号1〜100までの100個の曲ファイルがHDDに記録されている場合に、カーソル進みボタンが操作されると、曲番号1、2、3、・・・の順にカーソルが移動され、カーソル進みスキップボタンが操作されると、1、11、21、・・・の順にカーソルが移動される。なお、スキップ幅を複数設定する場合には、複数のカーソル進みスキップボタンと、複数のカーソル戻りスキップボタンとが設けられる。例えば、第2のカーソル進みスキップボタンが操作されると、1,21,41,・・・の順にカーソルが移動される。これらのカーソル進みボタンと複数のカーソル進みスキップボタンとを組み合わせて操作することによって、所望の曲ファイルを迅速に検索することができる。しかし、この場合には、カーソル進みボタンと複数のカーソル進みスキップボタンとを設ける必要があるので、ボタン数が増加してしまうという問題がある。
【0005】
【特許文献1】特開2008−10084号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ボタン数を増加させることなく、多数のコンテンツの中から迅速に所望のコンテンツを選択することができるコンテンツ選択装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ選択装置は、コンテンツ記憶装置に記録されている複数のコンテンツの中からユーザ操作によって所望のコンテンツを選択するコンテンツ選択装置であって、コンテンツのコンテンツ情報の一覧を表示装置に表示させると共に、1つのコンテンツ情報にコンテンツを選択するためのカーソルを表示させる表示制御手段と、カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力される指示入力手段と、カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算することによってスキップ幅を設定するスキップ幅設定手段と、カーソル進み指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップさせるカーソル進手段と、カーソル戻り指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップさせるカーソル戻手段と、2回目以降にカーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、そのスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と同じであるか否かを判断する方向判断手段とを備え、前記方向判断手段によってスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と異なると判断された場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定する。
【0008】
カーソル進み指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップした後、カーソル戻り指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを戻る方向にスキップする。また、カーソル戻り指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップした後、カーソル進み指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを進む方向にスキップする。従って、カーソル進み指示を入力するボタンと、カーソル戻り指示を入力するボタンとを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルを進む方向及び戻す方向にスキップさせることができ、迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【0009】
好ましい実施形態においては、前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定した後に、前記カーソル進手段又は前記カーソル戻手段が、前記スキップ幅で前記基準分割数回カーソルをスキップさせた場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅に前記基準分割数を乗算することによって新たなスキップ幅を設定する。
【0010】
カーソル進み指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップした後、カーソル戻り指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを戻る方向にスキップする。そして、このスキップ幅で基準分割数回だけ戻る方向にスキップした場合に元のスキップ幅に再び設定する。また、カーソル戻り指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップした後、カーソル進み指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを進む方向にスキップする。そして、このスキップ幅で基準分割数回だけ進む方向にスキップした場合に元のスキップ幅に再び設定する。従って、カーソル進み指示を入力するボタンと、カーソル戻り指示を入力するボタンとを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルを進む方向及び戻す方向にスキップさせることができ、迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【0011】
好ましい実施形態においては、選択対象のコンテンツ総数に対応付けて前記基準分割数が登録される基準分割数登録手段と、選択対象のコンテンツ総数を取得して、前記基準分割数登録手段を参照することにより、前記基準分割数を決定する基準分割数決定手段とをさらに備える。
【0012】
好ましい実施形態においては、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算した値に対応付けてスキップ幅が登録されるスキップ幅登録手段をさらに備え、
前記スキップ幅設定手段が、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算し、前記スキップ幅登録手段を参照することにより、前記スキップ幅を設定する。
【発明の効果】
【0013】
ボタン数を増加させることなく、多数のコンテンツの中から迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ選択装置が適用されるオーディオ装置1を示すブロック図である。オーディオ装置1は、複数のコンテンツを記録している。コンテンツは、音楽データ(曲ファイル)、映像データ、および画像データ等の総称であるが、本例では、曲ファイルである。また、オーディオ装置1は、複数のコンテンツのコンテンツ情報を記録しており、複数のコンテンツ情報を含むコンテンツリスト(以下、曲リストという。)を表示する。コンテンツ情報は、曲ファイルの曲名(タイトル)、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名等のメタデータであるが、本例では曲名を例に説明する。
【0015】
オーディオ装置1は、制御部2と、メモリ(ROM及び/又はRAM等)3と、再生部4と、増幅部5と、操作部6と、表示部7と、HDD(ハードディスクドライブ)8とを備えている。
【0016】
HDD8は、複数の曲ファイルと、曲ファイルに関するコンテンツ情報(例えば曲名)とを格納している。曲ファイルの曲名は、五十音順及び/又はアルファベット順に並べ換えられ、その順番に曲番号(曲IDやトラック番号ともいう)が付与される。
【0017】
制御部2は、メモリ3又はHDD8にインストールされたコンテンツ選択プログラムに基づいて、オーディオ装置1全体を制御するものであり、例えばマイコンやCPU等である。
【0018】
制御部2は、HDD8に格納された曲情報を読み出して曲リストを生成し、表示部7に表示させる。例えば、曲リストには、HDD8に記録されている複数の曲ファイルの曲名の内、表示部7に表示可能な所定数の曲名が含まれている。図2(図2A〜図2G)に示すように、表示部7は、例えば10個の曲名を含む曲リストが表示可能である。所定数の曲名を含み一度に表示部7に表示可能な曲リストのことを1ページの曲リストという。図2のように、曲リストの右上部には、「現在カーソルが表示されている曲ファイルの曲番号/選択対象の曲の総数(本例では、HDD8に記録されている曲ファイルの総数)」が表示されている。なお、アーティスト名等のカテゴリで曲ファイルを絞り込んで選択する場合には、「HDD8に記録されている曲ファイルの総数」の代わりに「選択されたアーティスト名が付与されている曲ファイルの総数」となる。
【0019】
例えば、図2Aを参照すると、「1/2000」と表示されており、HDD8に2000個の曲ファイルが記録されており、その内の曲番号1の曲ファイルの曲名にカーソルが表示され、選択されていることを意味している。図2Aの曲リストは1ページ目の曲リストであり、曲番号1〜10の10個の曲ファイルの曲名(a01〜a10)を含んでいる。なお、本例では、説明の便宜上、曲ファイルの曲名を「a」+曲番号で表している。
【0020】
操作部6には、表示部7に表示されている曲リストのカーソルの表示を先の曲番号に進める方向にスキップするためのカーソル進みボタンと、カーソルの表示を前の曲番号に戻す方向にスキップするためのカーソル戻りボタンとが設けられている。カーソル進みボタンが操作されると、カーソル進み指示が制御部2に入力され、カーソル戻りボタンが操作されると、カーソル戻り指示が制御部2に入力される。
【0021】
制御部2は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作されたとき、スキップ幅を算出して設定し、スキップ幅だけカーソルが表示される曲番号を進む方向(又は戻る方向)にスキップさせる。スキップ幅は、選択対象の曲ファイルの総数(本例ではHDD8に記録された曲ファイル総数)を基準分割数で除算することによって算出される。基準分割数は、メモリ3に予め登録された値であり、選択対象の曲ファイル総数を何回に分割してカーソルをスキップさせるかを示す値である。言い換えると、基準分割数は、最初の曲番号の曲名にカーソルが表示されている状態から、カーソル進みボタンが何回操作された際に最後の曲番号の曲名にカーソルが表示されている状態に移行できるかを示す数である。例えば、基準分割数が10であれば、カーソル進みボタンが10回操作された際に、最後の曲番号の曲名に到達する。HDD8に記録されている曲ファイルの総数が2000曲であり、基準分割数が10である場合には、スキップ数は200に設定される。
【0022】
制御部2は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作されたとき、スキップ幅と、スキップ方向(進み方向又は戻り方向)とをメモリ3に記憶させる。また、制御部2は、メモリ3に記憶しているスキップ幅でのスキップ回数(つまり、同一方向のカーソル進みボタン又はカーソル戻りボタンが操作された回数)をカウントしメモリ3に記憶させる。
【0023】
制御部2は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作されたとき、スキップ方向がメモリ3に記憶しているスキップ方向(つまり、前回操作されたスキップ方向)と同一であるか否かを判断する。スキップ方向が異なっている場合に、メモリ3に記憶されているスキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ幅を算出し、メモリ3に記憶させる。また、制御部2は、新たなスキップ幅でのスキップ回数が基準分割数に達したとき、メモリ3に記憶されているスキップ幅に基準分割数を乗算して、新たなスキップ幅(このスキップ幅は前のスキップ幅に対応)を算出し、メモリ3に記憶させる。
【0024】
従って、スキップ方向が変更された場合には、前のスキップ幅の1スキップ幅分だけ、より細かいスキップ幅でカーソルが移動され、前のスキップ幅の1スキップ幅だけカーソルをスキップした後は、再び前のスキップ幅でカーソルがスキップされるようになる。これにより、カーソル進みボタンとカーソル戻りボタンを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルをスキップすることができる。
【0025】
再生部4は、HDD8から選択された曲ファイルを読み出して、再生処理(伸長処理や、D/A変換処理等を含む)を実行する。増幅部5は、再生部4によって再生された音楽信号を増幅して、図示しないスピーカーに音楽信号を供給する。
【0026】
以上の構成を有するオーディオ装置1について、その動作を説明する。図3は、カーソルが表示される曲番号と、カーソル進みボタン又はカーソル戻りボタンの操作内容(1)〜(18)との関係を示す図である。右矢印はカーソル進みボタンの操作を、左矢印はカーソル戻りボタンの操作を示す。図4は、制御部2の処理を示すフローチャートである。本例では、最初、図2A及び図3に示すように曲番号1の曲名a01にカーソルが表示されていることとする。
【0027】
[図3(1)の操作]
制御部2は、スキップ指示(カーソル進み指示又はカーソル戻り指示)が入力されたか否かを判断している(S1)。ここでは、カーソル進み指示が入力されるので(S1でYES)、制御部2は、現在スキップ処理を実行中であるか否かを判断する(S2)。詳細には、メモリ3にスキップ幅、スキップ方向及びスキップ回数が記憶されているか否かを判断する。ここでは、最初のカーソル進み指示であり、スキップ処理を実行中でないので(S2でNO)、制御部2は、HDD8に記録されている曲ファイルの総数2000を基準分割数10で除算して、スキップ幅200を算出し、メモリ3に記憶させる(S3)。また、制御部2は、スキップ方向=進み方向、スキップ回数=1をメモリ3に記憶させる。その後、制御部2は、設定したスキップ幅200だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(1)に示すように、カーソルが表示される曲番号を1から、1にスキップ幅200を加算した曲番号201に変更する。その結果、図2Bに示すように、曲番号201の曲名a201にカーソルが表示される。曲リストのページも移動されている。
【0028】
[図3(2)の操作]
続いて、ユーザ操作によって再びカーソル進みボタンが操作されると(S1でYES)、メモリ3にはスキップ幅等が記憶されているので、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、制御部2は、スキップ方向は前回のスキップ方向と同じであるか否かを判断する(S4)。詳細には、操作されたボタンに対応するスキップ方向と、メモリ3に記憶されているスキップ方向とが同じであるかが判断される。ここでは、スキップ方向が同じであるので(S4でYES)、制御部2は、スキップ回数を1加算して2にしてメモリ3に記憶する(S7)。制御部2は、スキップ回数が基準分割数を越えたか否かを判断する(S8)。ここでは、スキップ回数が2であり基準分割数10を越えていないので(S8でNO)、制御部2は、同様に、スキップ幅200だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(2)に示すように、カーソルが表示される曲番号を201から、201にスキップ幅200を加算した曲番号401に変更する。その結果、図2Cに示すように、曲番号401の曲名a401にカーソルが表示される。
【0029】
[図3(3)〜(6)の操作]
図3(3)〜(6)では同様にカーソル進みボタンが操作されるので、図3(2)と同じ処理が実行される。すなわち、カーソルが表示される曲番号がスキップ幅200ずつ進められる。その結果、図3(6)の操作の後には、図2Dに示すように、曲番号1201の曲名a1201にカーソルが表示される。なお、このとき、スキップ回数は6になっている。
【0030】
[図3(7)の操作]
図3(7)では、ユーザ操作によってカーソル戻りボタンが操作される(S1でYES)。メモリ3にはスキップ幅等が記憶されているので、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、スキップ方向は前回のスキップ方向と異なると判断される(S4でNO)。従って、制御部2は、メモリ3に記憶されているスキップ幅を基準分割数でさらに除算することによって、新たなスキップ幅を算出しメモリ3に記憶させる(S5)。ここでは、メモリ3に記憶されているスキップ幅は200であり基準分割数は10であるので、新たなスキップ幅は20に設定される。制御部2は、スキップ方向を戻り方向に変更し、スキップ方向を1に初期化し、これらの情報をメモリ3に記憶させる(S6)。なお、このとき、制御部2は、これまで記憶していたスキップ回数(ここでは6)を前回スキップ回数としてメモリ3に記憶させる。その後、制御部2は、設定したスキップ幅20だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(7)に示すように、カーソルが表示される曲番号を1201から、1201にスキップ幅20を減算した曲番号1181に変更する。その結果、図2Eに示すように、曲番号1181の曲名a1181にカーソルが表示される。
【0031】
[図3(8)〜(16)の操作]
図3(8)〜(16)では同様にカーソル戻りボタンが操作されるので、図3(7)と同じ処理が実行される。すなわち、カーソルが表示する曲番号がスキップ数20ずつ戻される。その結果、図3(16)の操作の後には、図2Fに示すように、曲番号1001の曲名a1001にカーソルが表示される。また、図3(16)の操作の後には、スキップ回数は10になっている。
【0032】
[図3(17)の操作]
ユーザ操作によってカーソル戻りボタンが操作されると(S1でYES)、メモリ3にはスキップ幅等が記憶されているので、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、スキップ方向は前回のスキップ方向と同じと判断され(S4でYES)、制御部2は、スキップ回数を1加算して11にし、メモリ3に記憶させる(S7)。従って、スキップ回数11は基準分割数10を越えていると判断されるので(S8でYES)、制御部2は、スキップ幅×基準分割数が選択対象の(ここではHDD8に記録された)曲ファイルの総数を越えているか否かを判断する(S9)。ここでは、スキップ幅20×基準分割数10=200であり、HDD8の曲ファイルの総数2000を越えていないので(S9でNO)、制御部2は、スキップ幅に基準分割数を乗算して新たなスキップ幅を算出し、メモリ3に記憶させる(S10)。すなわち、図3(7)の操作からは、スキップ幅を基準分割数でさらに除算した値に変更して(つまり、スキップ幅を1/10に小さくして)スキップ処理を実行していたが、基準分割数回スキップ処理した後(つまり、元のスキップ幅で1スキップ幅分、スキップ処理した後)、元のスキップ幅に戻して、スキップ処理を実行する。ここでは、スキップ幅20×基準分割数10=200をスキップ幅に設定する。
【0033】
続いて、制御部2は、スキップ回数を、スキップ回数=基準分割数−前回スキップ回数+1によって算出し、メモリ3に記憶させる(S12)。このスキップ回数は、スキップ方向における最初の曲番号(この場合には、戻り方向であるので、最初の曲番号は2000)から現在カーソルが表示されている曲番号までに新たに設定したスキップ幅では何回スキップすることで到達するかを示す値である。スキップ回数をこのように設定するのは、スキップ方向の最後の曲番号に達したときに、S9でYESと判断して、処理を終了するためである。ここでは、スキップ回数は、10−6+1=5に設定される。
【0034】
その後、制御部2は、設定したスキップ幅だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(17)に示すように、カーソルが表示される曲番号を1001から、1001にスキップ幅200を減算した曲番号801に変更する。その結果、図2Gに示すように、曲番号801の曲名a801にカーソルが表示される。
【0035】
[図3(18)の操作]
図3(18)では同様にカーソル戻りボタンが操作されるので、図3(17)と同じ処理が実行される。すなわち、カーソルが表示する曲番号がスキップ数200戻される。その結果、図3(17)の操作の後には、曲番号601の曲名a601にカーソルが表示される。
【0036】
なお、図示しないが、例えば、図3(12)の処理の後(つまり、曲番号1081にカーソルが表示されている状態で)、次にカーソル進みボタンが操作された場合には、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、スキップ方向は前回のスキップ方向と異なると判断される(S4でNO)。制御部2は、メモリ3に記憶されているスキップ幅20を基準分割数10で除算することによって、新たなスキップ幅2を算出しメモリ3に記憶させる(S5)。制御部2は、スキップ方向を進み方向に変更し、スキップ回数を1に戻し、これらの情報をメモリ3に記憶させる(S6)。その後、制御部2は、設定したスキップ幅2だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、カーソルが表示される曲番号を1081から、1081にスキップ幅2を加算した曲番号1183にスキップする。
【0037】
以上のように、スキップ回数が基準分割数に達する前にスキップ方向が変更された場合には、スキップ幅が基準分割数でさらに除算した小さな値に変更されるので、カーソル進みボタン及びカーソル戻りボタンを設けるだけで、スキップ幅を複数の値に設定することができ、迅速に所望の曲名を選択することができる。
【0038】
次に、本発明の別の好ましい実施形態を説明する。本例では、選択対象の曲ファイルの総数(ここでは、HDD8に記録されている曲ファイルの総数)に応じて、基準分割数が変更される。すなわち、基準分割数が曲ファイルの総数によらず固定されている場合には、曲ファイルの総数が多い場合にはスキップ幅が大きくなりすぎてしまい、曲ファイルの総数が少ない場合にはスキップ幅が小さくなりすぎてしまう。そこで、本例では、図5の基準分割数テーブルがメモリ3又はHDD8に格納されており、図6に示すように、制御部2は、曲ファイルの総数を取得し(S21)、基準分割数テーブルを参照して、曲ファイルの総数に応じて基準分割数を決定する(S22)。詳細には、図5に示すように、曲ファイルの総数が少ない方が、基準分割数が小さく、曲ファイルの総数が多い方が、基準分割数が大きくなっている。
【0039】
これにより、例えば、曲ファイルの総数が10の場合に基準分割数が10に固定されているとスキップ幅は1になってしまいスキップの意味がなくなってしまうが、本例では基準分割数が2に決定され、スキップ幅を5にすることができる。同様に、曲ファイルの総数が20000の場合に基準分割数が10に固定されているとスキップ幅は2000になってしまいスキップ幅が大きくなりすぎて所望の曲名を探しにくくなるが、本例では基準分割数が20に決定され、スキップ幅を1000にすることができる。
【0040】
次に、本発明のさらに別の好ましい実施形態を説明する。本例では、メモリ3又はHDD8に図7に示すスキップ幅テーブルが格納されている。スキップ幅テーブルは、選択対象の曲ファイルの総数(ここでは、HDD8に記録されている曲ファイルの総数)を基準分割数で除算した結果に基づいてスキップ幅を決定するためのテーブルである。例えば、HDD8に12345曲の曲ファイルが記録されており、基準分割数が10である場合、12345/10=1234.5となるので、図7のテーブルを参照するとスキップ幅は1000に決定される。このように、本例によると、HDD8に記録されている曲ファイルの総数を基準分割数で除算した結果が整数にならない場合でも、整数のスキップ幅を決定することができる。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本発明は、上記のコンテンツ情報表示装置を動作させるためのコンピュータプログラムまたはそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、HDDレコーダやPC等に特に好適に適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】オーディオ装置1の構成を示すブロック図である。
【図2A】曲リストを示す図である。
【図2B】曲リストを示す図である。
【図2C】曲リストを示す図である。
【図2D】曲リストを示す図である。
【図2E】曲リストを示す図である。
【図2F】曲リストを示す図である。
【図2G】曲リストを示す図である。
【図3】カーソル進みボタン及びカーソル戻りボタンの操作と、カーソルが表示される曲番号との関係を示す図である。
【図4】制御部2の処理を示すフローチャートである。
【図5】基準分割数テーブルを示す図である。
【図6】制御部2の処理を示すフローチャートである。
【図7】スキップ幅テーブルを示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1 オーディオ装置
2 制御部
3 メモリ
4 再生部
5 増幅部
6 操作部
7 表示部
8 HDD
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコンテンツの中からユーザ操作によってコンテンツを選択するコンテンツ選択装置およびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
曲ファイル等の複数のコンテンツをHDD等に記録し、HDDから曲ファイルを読み出して再生するHDDレコーダ等のオーディオ装置が利用されている。ユーザ操作によって、HDDに記録されている複数の曲ファイルの中から再生すべき所望の曲ファイルを選択する際、オーディオ装置の表示部に曲リストが表示される。曲リストは複数の曲ファイルの曲名の一覧である。ユーザ操作によって、曲リスト内の所望の曲名にカーソルが表示され、再生指示が入力されると、カーソルが表示された曲ファイルがHDDから読み出されて再生される。
【0003】
HDDに多数の曲ファイルが記録される場合には、ユーザ操作によって所望の曲名にカーソルが表示されるまでにかなりの時間が必要である。そこで、曲名1つずつカーソルを移動させるカーソル移動ボタン(カーソル進みボタン及びカーソル戻りボタン)と、複数の曲名を一度にカーソル移動させるカーソルスキップボタン(カーソル進みスキップボタン及びカーソル戻りスキップボタン)とを設けることによって、この問題を解決している。
【0004】
例えば、曲番号1〜100までの100個の曲ファイルがHDDに記録されている場合に、カーソル進みボタンが操作されると、曲番号1、2、3、・・・の順にカーソルが移動され、カーソル進みスキップボタンが操作されると、1、11、21、・・・の順にカーソルが移動される。なお、スキップ幅を複数設定する場合には、複数のカーソル進みスキップボタンと、複数のカーソル戻りスキップボタンとが設けられる。例えば、第2のカーソル進みスキップボタンが操作されると、1,21,41,・・・の順にカーソルが移動される。これらのカーソル進みボタンと複数のカーソル進みスキップボタンとを組み合わせて操作することによって、所望の曲ファイルを迅速に検索することができる。しかし、この場合には、カーソル進みボタンと複数のカーソル進みスキップボタンとを設ける必要があるので、ボタン数が増加してしまうという問題がある。
【0005】
【特許文献1】特開2008−10084号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ボタン数を増加させることなく、多数のコンテンツの中から迅速に所望のコンテンツを選択することができるコンテンツ選択装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ選択装置は、コンテンツ記憶装置に記録されている複数のコンテンツの中からユーザ操作によって所望のコンテンツを選択するコンテンツ選択装置であって、コンテンツのコンテンツ情報の一覧を表示装置に表示させると共に、1つのコンテンツ情報にコンテンツを選択するためのカーソルを表示させる表示制御手段と、カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力される指示入力手段と、カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算することによってスキップ幅を設定するスキップ幅設定手段と、カーソル進み指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップさせるカーソル進手段と、カーソル戻り指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップさせるカーソル戻手段と、2回目以降にカーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、そのスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と同じであるか否かを判断する方向判断手段とを備え、前記方向判断手段によってスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と異なると判断された場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定する。
【0008】
カーソル進み指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップした後、カーソル戻り指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを戻る方向にスキップする。また、カーソル戻り指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップした後、カーソル進み指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを進む方向にスキップする。従って、カーソル進み指示を入力するボタンと、カーソル戻り指示を入力するボタンとを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルを進む方向及び戻す方向にスキップさせることができ、迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【0009】
好ましい実施形態においては、前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定した後に、前記カーソル進手段又は前記カーソル戻手段が、前記スキップ幅で前記基準分割数回カーソルをスキップさせた場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅に前記基準分割数を乗算することによって新たなスキップ幅を設定する。
【0010】
カーソル進み指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップした後、カーソル戻り指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを戻る方向にスキップする。そして、このスキップ幅で基準分割数回だけ戻る方向にスキップした場合に元のスキップ幅に再び設定する。また、カーソル戻り指示が入力され、設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップした後、カーソル進み指示が入力されると、スキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ数を設定し、設定されたスキップ数だけカーソルを進む方向にスキップする。そして、このスキップ幅で基準分割数回だけ進む方向にスキップした場合に元のスキップ幅に再び設定する。従って、カーソル進み指示を入力するボタンと、カーソル戻り指示を入力するボタンとを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルを進む方向及び戻す方向にスキップさせることができ、迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【0011】
好ましい実施形態においては、選択対象のコンテンツ総数に対応付けて前記基準分割数が登録される基準分割数登録手段と、選択対象のコンテンツ総数を取得して、前記基準分割数登録手段を参照することにより、前記基準分割数を決定する基準分割数決定手段とをさらに備える。
【0012】
好ましい実施形態においては、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算した値に対応付けてスキップ幅が登録されるスキップ幅登録手段をさらに備え、
前記スキップ幅設定手段が、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算し、前記スキップ幅登録手段を参照することにより、前記スキップ幅を設定する。
【発明の効果】
【0013】
ボタン数を増加させることなく、多数のコンテンツの中から迅速に所望のコンテンツを選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ選択装置が適用されるオーディオ装置1を示すブロック図である。オーディオ装置1は、複数のコンテンツを記録している。コンテンツは、音楽データ(曲ファイル)、映像データ、および画像データ等の総称であるが、本例では、曲ファイルである。また、オーディオ装置1は、複数のコンテンツのコンテンツ情報を記録しており、複数のコンテンツ情報を含むコンテンツリスト(以下、曲リストという。)を表示する。コンテンツ情報は、曲ファイルの曲名(タイトル)、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名等のメタデータであるが、本例では曲名を例に説明する。
【0015】
オーディオ装置1は、制御部2と、メモリ(ROM及び/又はRAM等)3と、再生部4と、増幅部5と、操作部6と、表示部7と、HDD(ハードディスクドライブ)8とを備えている。
【0016】
HDD8は、複数の曲ファイルと、曲ファイルに関するコンテンツ情報(例えば曲名)とを格納している。曲ファイルの曲名は、五十音順及び/又はアルファベット順に並べ換えられ、その順番に曲番号(曲IDやトラック番号ともいう)が付与される。
【0017】
制御部2は、メモリ3又はHDD8にインストールされたコンテンツ選択プログラムに基づいて、オーディオ装置1全体を制御するものであり、例えばマイコンやCPU等である。
【0018】
制御部2は、HDD8に格納された曲情報を読み出して曲リストを生成し、表示部7に表示させる。例えば、曲リストには、HDD8に記録されている複数の曲ファイルの曲名の内、表示部7に表示可能な所定数の曲名が含まれている。図2(図2A〜図2G)に示すように、表示部7は、例えば10個の曲名を含む曲リストが表示可能である。所定数の曲名を含み一度に表示部7に表示可能な曲リストのことを1ページの曲リストという。図2のように、曲リストの右上部には、「現在カーソルが表示されている曲ファイルの曲番号/選択対象の曲の総数(本例では、HDD8に記録されている曲ファイルの総数)」が表示されている。なお、アーティスト名等のカテゴリで曲ファイルを絞り込んで選択する場合には、「HDD8に記録されている曲ファイルの総数」の代わりに「選択されたアーティスト名が付与されている曲ファイルの総数」となる。
【0019】
例えば、図2Aを参照すると、「1/2000」と表示されており、HDD8に2000個の曲ファイルが記録されており、その内の曲番号1の曲ファイルの曲名にカーソルが表示され、選択されていることを意味している。図2Aの曲リストは1ページ目の曲リストであり、曲番号1〜10の10個の曲ファイルの曲名(a01〜a10)を含んでいる。なお、本例では、説明の便宜上、曲ファイルの曲名を「a」+曲番号で表している。
【0020】
操作部6には、表示部7に表示されている曲リストのカーソルの表示を先の曲番号に進める方向にスキップするためのカーソル進みボタンと、カーソルの表示を前の曲番号に戻す方向にスキップするためのカーソル戻りボタンとが設けられている。カーソル進みボタンが操作されると、カーソル進み指示が制御部2に入力され、カーソル戻りボタンが操作されると、カーソル戻り指示が制御部2に入力される。
【0021】
制御部2は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作されたとき、スキップ幅を算出して設定し、スキップ幅だけカーソルが表示される曲番号を進む方向(又は戻る方向)にスキップさせる。スキップ幅は、選択対象の曲ファイルの総数(本例ではHDD8に記録された曲ファイル総数)を基準分割数で除算することによって算出される。基準分割数は、メモリ3に予め登録された値であり、選択対象の曲ファイル総数を何回に分割してカーソルをスキップさせるかを示す値である。言い換えると、基準分割数は、最初の曲番号の曲名にカーソルが表示されている状態から、カーソル進みボタンが何回操作された際に最後の曲番号の曲名にカーソルが表示されている状態に移行できるかを示す数である。例えば、基準分割数が10であれば、カーソル進みボタンが10回操作された際に、最後の曲番号の曲名に到達する。HDD8に記録されている曲ファイルの総数が2000曲であり、基準分割数が10である場合には、スキップ数は200に設定される。
【0022】
制御部2は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作されたとき、スキップ幅と、スキップ方向(進み方向又は戻り方向)とをメモリ3に記憶させる。また、制御部2は、メモリ3に記憶しているスキップ幅でのスキップ回数(つまり、同一方向のカーソル進みボタン又はカーソル戻りボタンが操作された回数)をカウントしメモリ3に記憶させる。
【0023】
制御部2は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作されたとき、スキップ方向がメモリ3に記憶しているスキップ方向(つまり、前回操作されたスキップ方向)と同一であるか否かを判断する。スキップ方向が異なっている場合に、メモリ3に記憶されているスキップ幅を基準分割数でさらに除算して新たなスキップ幅を算出し、メモリ3に記憶させる。また、制御部2は、新たなスキップ幅でのスキップ回数が基準分割数に達したとき、メモリ3に記憶されているスキップ幅に基準分割数を乗算して、新たなスキップ幅(このスキップ幅は前のスキップ幅に対応)を算出し、メモリ3に記憶させる。
【0024】
従って、スキップ方向が変更された場合には、前のスキップ幅の1スキップ幅分だけ、より細かいスキップ幅でカーソルが移動され、前のスキップ幅の1スキップ幅だけカーソルをスキップした後は、再び前のスキップ幅でカーソルがスキップされるようになる。これにより、カーソル進みボタンとカーソル戻りボタンを設けるだけで、複数のスキップ幅でカーソルをスキップすることができる。
【0025】
再生部4は、HDD8から選択された曲ファイルを読み出して、再生処理(伸長処理や、D/A変換処理等を含む)を実行する。増幅部5は、再生部4によって再生された音楽信号を増幅して、図示しないスピーカーに音楽信号を供給する。
【0026】
以上の構成を有するオーディオ装置1について、その動作を説明する。図3は、カーソルが表示される曲番号と、カーソル進みボタン又はカーソル戻りボタンの操作内容(1)〜(18)との関係を示す図である。右矢印はカーソル進みボタンの操作を、左矢印はカーソル戻りボタンの操作を示す。図4は、制御部2の処理を示すフローチャートである。本例では、最初、図2A及び図3に示すように曲番号1の曲名a01にカーソルが表示されていることとする。
【0027】
[図3(1)の操作]
制御部2は、スキップ指示(カーソル進み指示又はカーソル戻り指示)が入力されたか否かを判断している(S1)。ここでは、カーソル進み指示が入力されるので(S1でYES)、制御部2は、現在スキップ処理を実行中であるか否かを判断する(S2)。詳細には、メモリ3にスキップ幅、スキップ方向及びスキップ回数が記憶されているか否かを判断する。ここでは、最初のカーソル進み指示であり、スキップ処理を実行中でないので(S2でNO)、制御部2は、HDD8に記録されている曲ファイルの総数2000を基準分割数10で除算して、スキップ幅200を算出し、メモリ3に記憶させる(S3)。また、制御部2は、スキップ方向=進み方向、スキップ回数=1をメモリ3に記憶させる。その後、制御部2は、設定したスキップ幅200だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(1)に示すように、カーソルが表示される曲番号を1から、1にスキップ幅200を加算した曲番号201に変更する。その結果、図2Bに示すように、曲番号201の曲名a201にカーソルが表示される。曲リストのページも移動されている。
【0028】
[図3(2)の操作]
続いて、ユーザ操作によって再びカーソル進みボタンが操作されると(S1でYES)、メモリ3にはスキップ幅等が記憶されているので、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、制御部2は、スキップ方向は前回のスキップ方向と同じであるか否かを判断する(S4)。詳細には、操作されたボタンに対応するスキップ方向と、メモリ3に記憶されているスキップ方向とが同じであるかが判断される。ここでは、スキップ方向が同じであるので(S4でYES)、制御部2は、スキップ回数を1加算して2にしてメモリ3に記憶する(S7)。制御部2は、スキップ回数が基準分割数を越えたか否かを判断する(S8)。ここでは、スキップ回数が2であり基準分割数10を越えていないので(S8でNO)、制御部2は、同様に、スキップ幅200だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(2)に示すように、カーソルが表示される曲番号を201から、201にスキップ幅200を加算した曲番号401に変更する。その結果、図2Cに示すように、曲番号401の曲名a401にカーソルが表示される。
【0029】
[図3(3)〜(6)の操作]
図3(3)〜(6)では同様にカーソル進みボタンが操作されるので、図3(2)と同じ処理が実行される。すなわち、カーソルが表示される曲番号がスキップ幅200ずつ進められる。その結果、図3(6)の操作の後には、図2Dに示すように、曲番号1201の曲名a1201にカーソルが表示される。なお、このとき、スキップ回数は6になっている。
【0030】
[図3(7)の操作]
図3(7)では、ユーザ操作によってカーソル戻りボタンが操作される(S1でYES)。メモリ3にはスキップ幅等が記憶されているので、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、スキップ方向は前回のスキップ方向と異なると判断される(S4でNO)。従って、制御部2は、メモリ3に記憶されているスキップ幅を基準分割数でさらに除算することによって、新たなスキップ幅を算出しメモリ3に記憶させる(S5)。ここでは、メモリ3に記憶されているスキップ幅は200であり基準分割数は10であるので、新たなスキップ幅は20に設定される。制御部2は、スキップ方向を戻り方向に変更し、スキップ方向を1に初期化し、これらの情報をメモリ3に記憶させる(S6)。なお、このとき、制御部2は、これまで記憶していたスキップ回数(ここでは6)を前回スキップ回数としてメモリ3に記憶させる。その後、制御部2は、設定したスキップ幅20だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(7)に示すように、カーソルが表示される曲番号を1201から、1201にスキップ幅20を減算した曲番号1181に変更する。その結果、図2Eに示すように、曲番号1181の曲名a1181にカーソルが表示される。
【0031】
[図3(8)〜(16)の操作]
図3(8)〜(16)では同様にカーソル戻りボタンが操作されるので、図3(7)と同じ処理が実行される。すなわち、カーソルが表示する曲番号がスキップ数20ずつ戻される。その結果、図3(16)の操作の後には、図2Fに示すように、曲番号1001の曲名a1001にカーソルが表示される。また、図3(16)の操作の後には、スキップ回数は10になっている。
【0032】
[図3(17)の操作]
ユーザ操作によってカーソル戻りボタンが操作されると(S1でYES)、メモリ3にはスキップ幅等が記憶されているので、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、スキップ方向は前回のスキップ方向と同じと判断され(S4でYES)、制御部2は、スキップ回数を1加算して11にし、メモリ3に記憶させる(S7)。従って、スキップ回数11は基準分割数10を越えていると判断されるので(S8でYES)、制御部2は、スキップ幅×基準分割数が選択対象の(ここではHDD8に記録された)曲ファイルの総数を越えているか否かを判断する(S9)。ここでは、スキップ幅20×基準分割数10=200であり、HDD8の曲ファイルの総数2000を越えていないので(S9でNO)、制御部2は、スキップ幅に基準分割数を乗算して新たなスキップ幅を算出し、メモリ3に記憶させる(S10)。すなわち、図3(7)の操作からは、スキップ幅を基準分割数でさらに除算した値に変更して(つまり、スキップ幅を1/10に小さくして)スキップ処理を実行していたが、基準分割数回スキップ処理した後(つまり、元のスキップ幅で1スキップ幅分、スキップ処理した後)、元のスキップ幅に戻して、スキップ処理を実行する。ここでは、スキップ幅20×基準分割数10=200をスキップ幅に設定する。
【0033】
続いて、制御部2は、スキップ回数を、スキップ回数=基準分割数−前回スキップ回数+1によって算出し、メモリ3に記憶させる(S12)。このスキップ回数は、スキップ方向における最初の曲番号(この場合には、戻り方向であるので、最初の曲番号は2000)から現在カーソルが表示されている曲番号までに新たに設定したスキップ幅では何回スキップすることで到達するかを示す値である。スキップ回数をこのように設定するのは、スキップ方向の最後の曲番号に達したときに、S9でYESと判断して、処理を終了するためである。ここでは、スキップ回数は、10−6+1=5に設定される。
【0034】
その後、制御部2は、設定したスキップ幅だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、図3(17)に示すように、カーソルが表示される曲番号を1001から、1001にスキップ幅200を減算した曲番号801に変更する。その結果、図2Gに示すように、曲番号801の曲名a801にカーソルが表示される。
【0035】
[図3(18)の操作]
図3(18)では同様にカーソル戻りボタンが操作されるので、図3(17)と同じ処理が実行される。すなわち、カーソルが表示する曲番号がスキップ数200戻される。その結果、図3(17)の操作の後には、曲番号601の曲名a601にカーソルが表示される。
【0036】
なお、図示しないが、例えば、図3(12)の処理の後(つまり、曲番号1081にカーソルが表示されている状態で)、次にカーソル進みボタンが操作された場合には、スキップ処理実行中であると判断され(S2でYES)、スキップ方向は前回のスキップ方向と異なると判断される(S4でNO)。制御部2は、メモリ3に記憶されているスキップ幅20を基準分割数10で除算することによって、新たなスキップ幅2を算出しメモリ3に記憶させる(S5)。制御部2は、スキップ方向を進み方向に変更し、スキップ回数を1に戻し、これらの情報をメモリ3に記憶させる(S6)。その後、制御部2は、設定したスキップ幅2だけスキップ処理を実行する(S12)。ここでは、カーソルが表示される曲番号を1081から、1081にスキップ幅2を加算した曲番号1183にスキップする。
【0037】
以上のように、スキップ回数が基準分割数に達する前にスキップ方向が変更された場合には、スキップ幅が基準分割数でさらに除算した小さな値に変更されるので、カーソル進みボタン及びカーソル戻りボタンを設けるだけで、スキップ幅を複数の値に設定することができ、迅速に所望の曲名を選択することができる。
【0038】
次に、本発明の別の好ましい実施形態を説明する。本例では、選択対象の曲ファイルの総数(ここでは、HDD8に記録されている曲ファイルの総数)に応じて、基準分割数が変更される。すなわち、基準分割数が曲ファイルの総数によらず固定されている場合には、曲ファイルの総数が多い場合にはスキップ幅が大きくなりすぎてしまい、曲ファイルの総数が少ない場合にはスキップ幅が小さくなりすぎてしまう。そこで、本例では、図5の基準分割数テーブルがメモリ3又はHDD8に格納されており、図6に示すように、制御部2は、曲ファイルの総数を取得し(S21)、基準分割数テーブルを参照して、曲ファイルの総数に応じて基準分割数を決定する(S22)。詳細には、図5に示すように、曲ファイルの総数が少ない方が、基準分割数が小さく、曲ファイルの総数が多い方が、基準分割数が大きくなっている。
【0039】
これにより、例えば、曲ファイルの総数が10の場合に基準分割数が10に固定されているとスキップ幅は1になってしまいスキップの意味がなくなってしまうが、本例では基準分割数が2に決定され、スキップ幅を5にすることができる。同様に、曲ファイルの総数が20000の場合に基準分割数が10に固定されているとスキップ幅は2000になってしまいスキップ幅が大きくなりすぎて所望の曲名を探しにくくなるが、本例では基準分割数が20に決定され、スキップ幅を1000にすることができる。
【0040】
次に、本発明のさらに別の好ましい実施形態を説明する。本例では、メモリ3又はHDD8に図7に示すスキップ幅テーブルが格納されている。スキップ幅テーブルは、選択対象の曲ファイルの総数(ここでは、HDD8に記録されている曲ファイルの総数)を基準分割数で除算した結果に基づいてスキップ幅を決定するためのテーブルである。例えば、HDD8に12345曲の曲ファイルが記録されており、基準分割数が10である場合、12345/10=1234.5となるので、図7のテーブルを参照するとスキップ幅は1000に決定される。このように、本例によると、HDD8に記録されている曲ファイルの総数を基準分割数で除算した結果が整数にならない場合でも、整数のスキップ幅を決定することができる。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本発明は、上記のコンテンツ情報表示装置を動作させるためのコンピュータプログラムまたはそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、HDDレコーダやPC等に特に好適に適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】オーディオ装置1の構成を示すブロック図である。
【図2A】曲リストを示す図である。
【図2B】曲リストを示す図である。
【図2C】曲リストを示す図である。
【図2D】曲リストを示す図である。
【図2E】曲リストを示す図である。
【図2F】曲リストを示す図である。
【図2G】曲リストを示す図である。
【図3】カーソル進みボタン及びカーソル戻りボタンの操作と、カーソルが表示される曲番号との関係を示す図である。
【図4】制御部2の処理を示すフローチャートである。
【図5】基準分割数テーブルを示す図である。
【図6】制御部2の処理を示すフローチャートである。
【図7】スキップ幅テーブルを示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1 オーディオ装置
2 制御部
3 メモリ
4 再生部
5 増幅部
6 操作部
7 表示部
8 HDD
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ記憶装置に記録されている複数のコンテンツの中からユーザ操作によって所望のコンテンツを選択するコンテンツ選択装置であって、
コンテンツのコンテンツ情報の一覧を表示装置に表示させると共に、1つのコンテンツ情報にコンテンツを選択するためのカーソルを表示させる表示制御手段と、
カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力される指示入力手段と、
カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算することによってスキップ幅を設定するスキップ幅設定手段と、
カーソル進み指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップさせるカーソル進手段と、
カーソル戻り指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップさせるカーソル戻手段と、
2回目以降にカーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、そのスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と同じであるか否かを判断する方向判断手段とを備え、
前記方向判断手段によってスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と異なると判断された場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定する、コンテンツ選択装置。
【請求項2】
前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定した後に、前記カーソル進手段又は前記カーソル戻手段が、前記スキップ幅で前記基準分割数回カーソルをスキップさせた場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅に前記基準分割数を乗算することによって新たなスキップ幅を設定する、請求項1に記載のコンテンツ選択装置。
【請求項3】
選択対象のコンテンツ総数に対応付けて前記基準分割数が登録される基準分割数登録手段と、
選択対象のコンテンツ総数を取得して、前記基準分割数登録手段を参照することにより、前記基準分割数を決定する基準分割数決定手段とをさらに備える、請求項1または2に記載のコンテンツ選択装置。
【請求項4】
選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算した値に対応付けてスキップ幅が登録されるスキップ幅登録手段をさらに備え、
前記スキップ幅設定手段が、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算し、前記スキップ幅登録手段を参照することにより、前記スキップ幅を設定する、請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ選択装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ選択装置の各手段をコンピュータに実行させる、コンテンツ選択プログラム。
【請求項1】
コンテンツ記憶装置に記録されている複数のコンテンツの中からユーザ操作によって所望のコンテンツを選択するコンテンツ選択装置であって、
コンテンツのコンテンツ情報の一覧を表示装置に表示させると共に、1つのコンテンツ情報にコンテンツを選択するためのカーソルを表示させる表示制御手段と、
カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力される指示入力手段と、
カーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算することによってスキップ幅を設定するスキップ幅設定手段と、
カーソル進み指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを進む方向にスキップさせるカーソル進手段と、
カーソル戻り指示が入力された場合に、前記スキップ幅設定手段によって設定されたスキップ幅だけカーソルを戻す方向にスキップさせるカーソル戻手段と、
2回目以降にカーソル進み指示又はカーソル戻り指示が入力された場合に、そのスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と同じであるか否かを判断する方向判断手段とを備え、
前記方向判断手段によってスキップ方向が前回の指示のスキップ方向と異なると判断された場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定する、コンテンツ選択装置。
【請求項2】
前記スキップ幅を前記基準分割数でさらに除算することによって新たなスキップ幅を設定した後に、前記カーソル進手段又は前記カーソル戻手段が、前記スキップ幅で前記基準分割数回カーソルをスキップさせた場合に、前記スキップ幅設定手段が、前記スキップ幅に前記基準分割数を乗算することによって新たなスキップ幅を設定する、請求項1に記載のコンテンツ選択装置。
【請求項3】
選択対象のコンテンツ総数に対応付けて前記基準分割数が登録される基準分割数登録手段と、
選択対象のコンテンツ総数を取得して、前記基準分割数登録手段を参照することにより、前記基準分割数を決定する基準分割数決定手段とをさらに備える、請求項1または2に記載のコンテンツ選択装置。
【請求項4】
選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算した値に対応付けてスキップ幅が登録されるスキップ幅登録手段をさらに備え、
前記スキップ幅設定手段が、選択対象のコンテンツ総数を基準分割数で除算し、前記スキップ幅登録手段を参照することにより、前記スキップ幅を設定する、請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ選択装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ選択装置の各手段をコンピュータに実行させる、コンテンツ選択プログラム。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図2E】
【図2F】
【図2G】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図2E】
【図2F】
【図2G】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【公開番号】特開2010−122953(P2010−122953A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−296656(P2008−296656)
【出願日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]