説明

ゴルフボールのディンプルパターン

【課題】ディンプルパターンの基礎をなす多面体の対称性を維持し、かつ、成形処理に由来する大円を確実に最小化または除去可能なディンプル配列方法の提供。
【解決手段】規則的または非規則的な多面体から生成された少なくとも1つの非規則的なドメイン14から導出されるパターンでディンプル12を配列する、ゴルフボール表面上にディンプル12を配列する方法を提供する。この方法は、多面体の制御点を選択すること、これら制御点に基礎を置く非規則的なドメイン14を生成すること、非規則的なドメイン14をディンプル12でパックすること、非規則的なドメイン14を散りばめてゴルフボール10の表面を被覆することを含む。制御点は、多面体フェースの中心、多面体の頂点、多面体の1つのエッジ上の中点または他の点、その他を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はゴルフボールに関し、とくに、特殊にパックされたディンプルパターンを保持するゴルフボールに関する。より具体的には、この発明は、多面体に基づき不規則なドメインを生成し、この不規則なドメインをディンプルでパッキングし、これらドメインをゴルフボールの表面に散りばめることにより、ゴルフボール表面にディンプルを配列する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
歴史的には、ディンプルパターンは非常に多くの種類の幾何形状、外観、構造を伴ってきた。基本的には、ボールの初期打ち出し条件に影響を与える、個々のボール構造、材質特性、およびプレイヤの特徴に基づいて、パターンのレイアウトが、所望の性能特性を実現する。したがって、パターンの開発は二次的なデザイン過程であり、これを用いて所望の空力挙動に合致させボールの飛行特性や性能の仕上げを行う。
【0003】
ボールが飛行するときに生じる空気力学的な力はその速度およびスピンの所産である。これらの力は、揚力および抗力として表すことができる。揚力は飛行方向と直角なものであり、ボールの回転により生じる上部および下部の空気速度の相違の所産である。この現象はマグヌス(Magnus)に負うところが大きく、マグヌスは回転する球および円筒に加わる空気力学的力を研究したのち1853年にこれを説明し、これは、ベルヌイの法則すなわち、空力学の第1法則を単純化したものにより記述される。ベルヌイの法則は、圧力が速度の二乗に比例する場合の圧力と速度の関係を示す。速度差、すなわち上側のより速い空気移動および下側のより遅い空気移動により、ボールの上側の空気圧が小さくなり、ボールの上側に上方向の力が生じる。
【0004】
抗力は一面では飛行方向と逆であり、揚力と直交する。ボールへの抗力は寄生的な抗力に負うものであり、これは形状すなわち圧力抗力および粘性または表皮摩擦抗力を含む。球は、壁をなす物体であり、その自体、空力的に非効率な形状である。その結果、ボールの周囲の加速流の場によりボールの前面の高圧力とボールの背面の低圧力との間の大きな圧力差が生じる。ボールの背面の低圧力はウェークとしても知られている。圧力抗力を小さくするために、ディンプルは、ボールの後方において流場を活性化させて流れの分離を遅らせ、またはウェーク領域を減少させる手段を提供する。表皮摩擦は境界領域においてボールの表面に近接して存在する粘性効果である。
【0005】
当業界では、ディンプルの乱流を通じて、多くの努力を続けゴルフボールの空気力学上の効率を最大化させるようにしてきたけれども、業界はゴルフに関する国家的な管理組織、すなわち合衆国ゴルフ協会(U.S.G.A.)により緊密に管理されている。USGA規定の1つは、ゴルフボールは空気力学的に対称性を有するというものである。空気力学的対称性によれば、ゴルフボールをティーまたは地面にどのように置いても、ほとんどわずかな変化しかともなわずにゴルフボールが飛ぶことが可能になる。好ましくは、ディンプルは、ゴルフボールの空気力学的な対称性に悪い影響を与えること無しに、ゴルフボールの最大表面領域を被覆する。
【0006】
空気力学的な対称性を改善するために、多くのディンプルパターンは幾何形状に基づいている。これらは、円、六角形、三角形、その他を含むであろう。他のディンプルパターンは一般的には5つのプラトン立体に基礎を置き、これは二十面体、十二面体、八面体、立方体、または四面体を含む。さらに他のディンプルパターンは、13のアルキメデス立体、例えば、小二十・十二面体、斜方二十・十二面体、小斜方立方八面体、捩じれ立方体、捩じれ十二面体、または切頂二十面体に基づく。さらに、他のディンプルパターンは、六角両錐(Hexagonal dopyramid)に基づく。対称な立体面系の数は限られているので、新たな対称パターンを考案するのは困難である。さらに、これら幾何形状のいくつかに基づくディンプルパターンは理想的な表面被覆率をもたらさず、また他の不利益なディンプル配列をもたらす。したがって、ディンプル特性、例えば、数、形状、サイズ、容積、および配列がしばしば操作され空気力学的特性を改善するゴルフボールを生成する試みがなされてきな。
【0007】
米国特許第5,562,552号(Thurman。特許文献1)は、二十面体のディンプルパターンを伴うゴルフボールを開示しており、ここでは、二十面体の各三角形フェースが、当該フェースのコーナを二等分する3つの直線により分割され各二十面体フェースごとに3つの三角形フェースを形成し、ディンプルは一貫して二十面体フェース状に配列される。
【0008】
米国特許第5,046,742号(Mackey。特許文献2)は、六角形および五角形からなる32面多面体中にディンプルがパックされるゴルフボールを開示しており、ここでは各六角形および各五角形においてディンプルパックは同一である。
【0009】
米国特許第4,998,733号(Lee。特許文献3)は、10個の「球状」六角形からなるゴルフボールが開示され、各六角形は6つの正三角形に分割され、ここでは、各三角形は、頂点と、この頂点に対面する辺の中点との間を伸びる二等分線により分割され、この二等分線は対称性を改善するように方向づけられる。
【0010】
米国特許第6,682,442号(Winfield。特許文献4)は、ディンプル用のパック要素として多角形を用いディンプルパターンに予測可能な分散を導入する。多角形はボールの極から分離線へと伸びる。ポリゴンにおいてディンプルで満たされないいずれのスペースも、他のディンプルで満たされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】米国特許第5,562,552号明細書
【特許文献2】米国特許第5,046,742号明細書
【特許文献3】米国特許第4,998,733号明細書
【特許文献4】米国特許第6,682,442号明細書
【発明の概要】
【0012】
1実施例において、この発明は、分離線および複数のディンプルを有する外側表面を具備するゴルフボールに向けられている。ディンプルは、外側表面を均一なパターンで被覆する1または複数の非規則的なドメインの複数のコピーへと配列される。非規則的なドメインは非直線的なセグメントにより定義され、非規則的なドメインの複数のコピーの各々の非直線的なセグメントの1つが分離線を形成する。
【0013】
他の実施例において、この発明は、複数のディンプルをゴルフボール表面に配列する方法に向けられている。この方法は、中点・中点手法を用いて四面体に基づく第1および第2の非規則的なドメインを生成し、第1および第2の非規則的なドメインを球状にマッピングし、第1および第2の非規則的なドメインをディンプルでパッキングし、第1および第2のドメインを散りばめて均一のパターンで球を被覆することを含む。中点・中点手法は、頂点で第2のエッジと連結する第1のエッジを有する、四面体の単一のフェースを供給し、第1のエッジの中点を第2のエッジの中点に非直線のセグメントで連結しフェースの通信のまわりにセグメントのコピーを回転させてセグメントおよびそのコピーが充分に中心の回りを囲み、セグメントおよびコピーによって包囲された第1の非規則的なドメインを形成し、セグメントのその後のコピーを頂点の回りで回転させてセグメントおよびコピーが充分に頂点を囲みセグメントおよびその後のコピーにより包囲された第2の非規則的なドメインを形成することを含む。
【0014】
さらに他の実施例において、この発明は、複数のディンプルを有する外側表面を具備するゴルフボールに向けられており、ここで、ディンプルは、つぎの方法により配列される。すなわち、この方法は、四面体に基づく第1および第2の非規則的なドメインを中点・中点手法を用いて発生させ、第1および第2の非規則的なドメインを球にマッピングさせ、第1および第2の非規則的なドメインをディンプルでパックし、第1および第2のドメインを散りばめて球を均一なパターンで被覆することを含む。
【0015】
添付の図面は明細書の一部を構成しそれとの関係で理解されるべきであり、これら図面において、種々の図において類似の参照番号は類似の部分を示すために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1A】この発明の方法によりディンプルを配列させたゴルフボールを示す。
【図1B】多面体フェースを示す。
【図1C】図1Bの多面体メース中のこの発明のエレメントを示す。
【図1D】この発明の方法によって生成され、ディンプルによりパックされ、図1Cの2つのエレメントから形成されたドメインを示す。
【図2】制御点を具備する多面体の単一フェースを示す。
【図3A】多面体フェースを示す。
【図3B】ディンプルでパックされたこの発明の要素を示す。
【図3C】図3Bのエレメントから生成されたディンプルでパックされこの発明のドメインを示す。
【図3D】図3Cのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図4A】2つの多面体フェースを示す。
【図4B】図4Aの2つの多面体フェースにおけるこの発明の第1のドメインを示す。
【図4C】3つの多面体フェースにおけるこの発明の第1のドメインおよび第2のドメインを示す。
【図4D】図4Cのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図5A】多面体フェースを示す。
【図5B】多面体フェースにおけるこの発明の第1のドメインを示す。
【図5C】多面体フェースにおけるこの発明の第1のドメインおよび第2のドメインを示す。
【図5D】図5Cのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図6A】多面体フェースを示す。
【図6B】多面体フェースにおけるこの発明のドメインの一部を示す。
【図6C】この発明の方法により生成されたドメインを示す。
【図6D】図6Cのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図7A】多面体フェースを示す。
【図7B】図7Aの多面体フェースにおけるこの発明のドメインを示す。
【図7C】この初笑みの方法によって形成されたゴルフボールを示す。
【図8A】多面体フェースにおけるこの発明の第1のエレメントを示す。
【図8B】図8Aの多面体フェースにおけるこの発明の第1のエレメントおよび第2のエレメントを示す。
【図8C】図8Bの第1および第2のエレメントから構成される、この発明の2つのドメインを示す。
【図8D】図8Cの2つのドメインに基づく、この発明の単一ドメインを示す。
【図8E】図8Dのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図9A】多面体フェースを示す。
【図9B】図8Aの多面体フェースにおけるこの発明のエレメントを示す。
【図9C】組みあわせてこの発明の1つのドメインを形成する図9Bの2つのエレメントを示す。
【図9D】図9Cのエレメントに基づく、この発明の方法により生成されたドメインを示す。
【図9E】図9Dのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図10A】斜方十二面体のフェースを示す。
【図10B】図10Aのフェースにおけるこの発明のセグメントを示す。
【図10C】この発明のドメインを生成する図10Bのセグメントおよびそのコピーを示す。
【図10D】図10Cのセグメントに基づく、この発明の方法により生成されたドメインを示す。
【図10E】図10Dのドメインから生成されたこの発明の方法により形成されたゴルフボールを示す。
【図11A】球に投影された四面体を示す。
【図11B】図11Aの四面体フェースにおけるこの発明の第1のドメインを示す。
【図11C】球に投影されたこの発明の第1のドメインおよび第2のドメインを示す。
【図11D】球の表面を被覆するように散りばめられた図11Cのドメインを示す。
【図11E】この発明の方法を用いて形成されたゴルフボールの一部を示す。
【図11F】この発明の方法を用いて形成されたゴルフボールの他の一部を示す。
【図11G】この発明の方法を用いて形成されたゴルフボールを示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
この発明は、規則的または非規則的な多面体から生成される少なくとも1つの非規則的なドメインから導出されるパターンでゴルフォボール表面上にディンプルを配列する方法を提供する。この方法は、多面体の制御点を選択し、制御点を非直線のスケッチ線に連結し、第1の態様でスケッチ線をパターン化して非規則的なドメインを生成し、オプションとして、第2の態様でスケッチ線をパターン化して付加的な非規則的なドメインを生成し、非規則的なドメインをディンプルでパックし、非規則的なドメインを散りばめてゴルフボールの表面を均一パターンで被覆することを含む。制御点は多面体フェースの中心、多面体の頂点、多面体のエッジ上の中点または他の点、およびその他を含む。この方法によれば、基礎をなす多面体の対称性を維持し、かつ、成型処理に由来する分離線故の大きな円を確実に最小化または除去できる。
【0018】
図1Aに示すように、具体的な実施例において、この発明はディンプル12を具備するゴルフボール10を伴う。ディンプル12は、図1Dに最も良く示されるように、非規則的なドメイン14をディンプルでパックすることにより、配列される。非規則的なドメイン14は、それらがゴルフボール10の表面に散りばめられたときに従来のボールよりのより多くの対称性を付与するような態様で生成される。ドメイン14の非規則的な形状は、成型処理由来のゴルフボール分離線の外観および効果を最小化し、規則的な形状のドメインで利用可能な場合に較べてディンプル配列に多くの柔軟性を付与する。
【0019】
この発明の目的において、「非規則的なドメイン」は、ドメインの境界を定義する船具面との少なくとも1つ、好ましくはすべてが直線でないドメインを指す。
【0020】
非規則的なドメインはここで説明する事例的な方法の任意の1つを用いて定義できる。各方法は、球を規則的な多面体で包囲することに基づく、1または複数のユニークなドメインを生成する。原点(0,0,0)で対応する多面体の頂点に基づく包囲された球の頂点は表1においてつぎのように定義される。
【表1】

【0021】
各方法は、ゴルフボールの表面上に対称的にパターン化されるべきドメインについて以下のようなユニークな規則を伴う。各方法は少なくとも2つの制御点の組み合わせにより定義される。これら制御点は、規則的な、または、非規則的な多面体の1または複数のフェースから取り出され、少なくとも3つのタイプからなり、これは、多面体フェースの中心C;規則的な多面体の頂点V、その多面体のフェースのエッジの中点Mである。図2は多面体(この例では規則的な十二面体)の事例的なフェース16、各中心Cの1つ、中点M、頂点V、およびフェース16のエッジEを示す。2つの制御点C、M、またはVは同一または異なるタイプであって良い。したがって、規則的な多面体と共に使用する6種類の方法が以下のように定義される。
1. 中心から中点(C→M)
2. 中心から中心(C→C)
3. 中心から頂点(C→V)
4. 中点から中点(M→M)
5. 中点から頂点(M→V)
6. 頂点から頂点(V→V)
【0022】
各方法は細部においては異なるけれども、すべては同一の基本的なスキームに従う。第1に、非線形なスケッチ線が2つの制御点を連結するようにひかれる。このスケッチ線はどのような形状でも良く、これに限定されないが、アーク、スプライン、2またはそれ以上の直線、弧線または曲線、またはこれらの組み合わせを含む。第2に、スケッチ線は、ドメインを形成する方法に固有な態様でパターン化され、これは以下に検討する。第3に、必要な場合には、スケッチ線は第2のドメインを生成する第2の態様でパターン化される。
【0023】
基本的なスキームは6つの手法の各々で一貫しているけれども、各手法は、好ましくは、2つの制御点の間のスケッチ線からドメインを生成するために異なるステップに従い、これは手法の各々を個々に参照して以下に説明される。
【0024】
中心から頂点の方法
図1A〜1Dを参照すると、中心から頂点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられる1つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図1A〜1Dは二十面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が選択され、これは図1Bに示す;
3.フェース16の中心Cおよびフェース16の第1の頂点V1が任意の非線形スケッチ線で連結され、これを、以降、セグメント18と呼ぶ;
4.セグメント18のコピー20を中心Cの回りで回転させ、コピー20が中心Cを頂点V1と隣接する第2の頂点V2と連結するようになす。2つのセグメント18、20と頂点V1およびV2を結ぶエッジEとがエレメント22を定義し、これを図1Cに示す;
5.エレメント22をエッジEの中点Mの回りで回転させてドメイン14を生成し、これは図1Dに最も良く示される。
【0025】
図1Aに示すようにドメイン14が散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメインが、制御点CおよびV1を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用されるドメイン14の数は、選択された多面体のフェースの数PFに多面体のフェース当たりのエッジの数PEを掛けたものを2で割ったものと等しく、これは表2に示される。
【表2】

【0026】
中心から中点の方法
図3A〜3Dを参照すると、中心から中点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられる単一の不規則なドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図3A〜3Dは十二面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が選択され、これは図3Aに示す;
3.フェース16の中心Cおよびフェース16の第1のエッジE1の中点M1がセグメント18で連結される;
4.セグメント18のコピー20を中心Cの回りで回転させ、コピー20が中心Cを第1のエッジE1と隣接する第2のエッジE2の中点M2と連結するようになす。2つのセグメント16、18と中点M1およびM2の間のエッジE1およびエッジE2の部分がエレメント22を定義する;
5.エレメント22に含まれるフフェース16の頂点Vの回りでエレメント22をパターン化し、エッジE1およびE2と連結してドメイン14を生成する。
【0027】
図3Dに示すようにドメイン14が散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメイン14が、制御点CおよびM1を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用されるドメイン14の数は、選択された多面体の頂点の数Pvと等しく、これは表3に示される。
【表3】

【0028】
中心から中心の方法
図4A〜4Dを参照すると、中心から中心の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられる2つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図4A〜4Dは十二面体を用いる);
2.規則的な多面体の2つの隣接するフェース16aおよび16bが選択され、これは図4Aに示す;
3.フェース16aの中心C1およびフェース16bの中心C2がセグメント18で連結される;
4.セグメント18のコピー20を、中心C1およびC2の中点Mの回りで180度回転させ、コピー20が中心C1を中心C2に連結するようになし、これを図4Bに示す。2つのセグメント16、18が第1のドメイン14aを定義し;
5.セグメント18を頂点Vの回りで等しく回転させて第2のドメイン14bを定義し、これを図4Cに示す。
【0029】
図4Dに示すように第1のドメイン14aおよび第2のドメイン14bが散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全なドメイン14aおよび14bが、制御点C1およびC2を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用される第1および第2のドメイン14aおよび14bの数は、第1のドメイン14aについてはPF×PE/2であり、第2のドメイン14bについてはPVであり、これは表4に示される。
【表4】

【0030】
中点から中点の方法
図5A〜5D、および図11A〜11Gを参照すると、中点から中点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられる2つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図5A〜5Dは十二面体を用い、図11A〜11Gは四面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が球に投影され、これを図5Aおよび図11Aに示す;
3.フェース16の第1のエッジE1の中点M1、および第1のエッジE1に隣接する第2のエッジE2の中点M2がセグメント18で連結され、これを図5Aおよび図11Aに示す;
4.セグメント18をフェース16の中心Cの回りで360/PEと等しい回転角度で回転させて第1のドメイン14aを生成し、これを図5Aおよび図11Aに示す;
5.セグメント18が、中点M1およびM2の間の第1のエッジE1および第2のエッジE2の部分とともに、エレメント22を定義し、これを図5Bおよび図11Bに示す;
6.エッジE1およびE2を連結する頂点Vの回りで、エレメント22をパターン化して第2のドメイン14bを生成し、これを図5Cおよび図11Cに示す。第2のドメインを生成するパターンにおけるセグメントの数は、PF×PE/PVと等しい。
【0031】
図5Dおよび図11Dに示すように第1のドメイン14aおよび第2のドメイン14bが散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメイン14aおよび14bが、制御点M1およびM2を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用される第1および第2のドメイン14aおよび14bの数は、第1のドメイン14aについてはPFであり、第2のドメイン14bについてはPVであり、これは以下の表5に示すとおりである。
【0032】
図11A〜11Dに示される実施例の具体的な側面では、セグメント18はゴルフボール10の分離線の一部を形成する。したがって、ドメインが散りばめられてボールの表面を被覆するときに、セグメント18は上述のステップ4および6により生成されるそのコピーの各々とともに、ボールの真実および2つの偽の分離線を形成する。
【表5】

【0033】
中点から頂点の方法
図6A〜6Dを参照すると、中点から頂点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられ1つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図6A〜6Dは十二面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が選択され、これは図6Aに示す;
3.フェース16のエッジE1の中点およびエッジE1上の頂点V1がセグメント18で連結される;
4.セグメント18のコピー20をフェース16の中心Cの回りでパターン化し、フェース16の各中点M2および頂点V2に対して1つのコピーがドメイン14の一部を定義し、これを図6Bに示す;
5.セグメント18およびそのコピーが、その後、対応する中点の回りを180度回転してドメイン14を完成し、これを図6Cに示す。
【0034】
図6Dに示すようにドメイン14が散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメイン14が、制御点M1およびV1を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用されるドメイン14の数は、選択された多面体の頂点の数PFと等しく、これは表6に示される。
【表6】

【0035】
頂点から頂点の方法
図7A〜7Cを参照すると、頂点から頂点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられる2つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図7A〜7Cは二十面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が選択され、これを図7Aに示す;
3.フェース16の第1の頂点V1およびヂ1の頂点V1に隣接する第2の頂点V2をセグメント18で連結する;
4.セグメント18をフェース16の中心Cの回りでパターン化して第1のドメイン14aを形成し、これを図7Bに示す;
5.セグメント18が、頂点V1およびV2の間のエッジE1とともにエレメント22を定義する;
6.エレメント18をエッジE1の中点M1の回りで回転させて第2のドメイン14bを生成する。
【0036】
図7Cに示すように第1のドメイン14aおよび第2のドメイン14bが散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメイン14aおよび14bが、制御点V1およびV2を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用される第1および第2のドメイン14aおよび14bの数は、第1のドメイン14aについてはPFであり、第2のドメイン14bについてはPF×PE/2であり、これは以下の表7に示すとおりである。
【表7】

【0037】
先に説明した6つの方法は、各々、2つの制御点を用いるけれども、2を蹴る数の制御点を基礎にして非規則的なドメインを形成することも可能である。付加的な制御点を採用することに降り、非規則的なドメインに種々の形状を用いることができる。1つの非規則的なドメインを生成するために3つの制御点として、中点M、中心Cおよび頂点Vを採用する事例的な方法を以下に説明する。
【0038】
中点から中心、さらに頂点の方法
図8A〜8Eを参照すると、中点から中心、さらに頂点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられ1つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図8A〜8Eは二十面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が選択され、これは図8Aに示す;
3.フェース16のエッジE1の中点、フェース16の中心C、およびエッジE1上の頂点V1がセグメント18で連結される。セグメントと、中点M1および頂点V1の間のエッジE1の部分とが第1のエレメント22aを定義し、これは図8Aに示すとおりである;
4.セグメント18のコピー20をフェース16の中心Cの回りで回転させ、コピー20が中心CをエッジE1に隣接するエッジE2の中点M2に連結させ、中心CをエッジE1およびE2の交点である頂点V2に連結させるようになし、中点M1および中心Cの間のセグメント18の部分、頂点V2および中心Cの間のコピー20の部分、および中点M1および頂点V2の間のエッジE1の部分が第2のエレメント22bを定義し、これは図8Bに示すとおりである;
5.第1のエレメント22aおよび第2のエレメント22bをエッジE1の中点M1の回りで図8Cに示すように回転させられ、2つのドメイン14を定義し、ここで、単一のドメイン14はセグメント18の一部とコピー20の一部とセグメント18の回転部分18’とにより境界付けられ、これは図8Dに示すとおりである。
【0039】
図8Eに示すようにドメイン14が散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメイン14が、制御点M、CおよびVを基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用されるドメイン14の数は、選択された多面体のフェースの数PFに多面体のフェース当たりのエッジの数PEを掛けたものと等しく、これは表8に示される。
【表8】

【0040】
先に説明した方法は中心C、頂点V、および中点Mを正著点として採用するフレームワークを実現するけれども、他の制御点も利用可能である。例えば、制御点は、選択された多面体フェースのエッジE上の任意の点Pであってよい。このタイプの制御点を採用するときには、付加的なタイプの度面を生成できるけれども、非規則的なドメイン(1個または複数)を生成するメカニズムは異なって良い。中心およびエッジ上の点Pを用いて、1つのそのような非規則的なドメインを生成する事例的な方法は以下に説明される。
【0041】
中心からエッジの方法
図9A〜9Eを参照すると、中点からエッジの方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられ1つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.規則的な多面体が選択される(図9A〜9Eは二十面体を用いる);
2.規則的な多面体の1つの単一のフェース16が選択され、これは図9Aに示す;
3.フェース16の中心CおよびエッジE1上の点P1がセグメント18で連結される;
4.セグメント18のコピー20を中心Cの回りで回転させ、コピー20が中心CをエッジE1に隣接するエッジE2上の点P2に連結させるようになし、ここで、点P1がエッジE1に対して配置されるのと同様に点P2がエッジE2に対して配置され、2つのセグメント18および20と点P1およびP2の間のエッジE1およびE2のそれぞれの部分と、エッジE1およびE2を連結する頂点Vとが、エレメント22を定義し、これを図9Bに示す;
5.エレメント22を、図9B〜9Cに示すように、エッジE1の中点M1またはエッジE2の中点M2のうちでエレメント22内に位置するものの回りで回転させ、ドメイン14を形成し、これを図9Dに示す。
【0042】
図9Eに示すようにドメイン14が散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、異なる数の完全ドメイン14が、制御点CおよびP1を基礎として選択された規則的な多面体に応じて、もたらされる。ゴルフボール10の表面をカバーするために採用されるドメイン14の数は、選択された多面体のフェースの数PFに多面体のフェース当たりのエッジの数PEを掛けたものを2で割ったものと等しく、これは表9に示される。
【表9】

【0043】
上述の方法の各々は規則的な多面体を参照して説明されたけれども、所定の非規則的な多面体、例えば、アルキメデス立体、カタラン立体、その他とともに採用されても良い。非規則的なドメインを導出する方法は、一般的に、非規則的な立体の非規則的なフェース形状を根拠付ける所定の修正を必要とするであろう。カタラン立体、具体的には斜方十二面体と共に使用する事例的な方法は以下に説明される。
【0044】
斜方十二面体用の頂点から頂点の方法
図10A〜10Eを参照すると、斜方十二面体に基づく頂点から頂点の方法は、ゴルフボール10の表面を被覆するために散りばめられ1つのドメインを生成する。このドメインは以下のように定義される。
1.斜方十二面体の単一のフェース16が選択され、これを図10Aに示す;
2.フェース16の第1の頂点V1と、この頂点V1に隣接する第2の頂点V2がセグメント18で連結され、これを図10Bに示す;
3.セグメント18の第1のコピー20を頂点V2の回りで回転させ、これがフェース16の頂点V2を頂点V3に連結させるようになし、セグメント18の第2のコピー24を中心Cの回りで回転させ、これがフェース16の頂点V3を頂点V4に連結させるようになし、さらに、セグメント18の第3のコピー26を頂点V1の回りで回転させ、これがフェース16の頂点V1を頂点V4に連結させるようになし、これはすべて図10Cに示され、これによりドメイン14が形成され、これは図10Dに示される。
【0045】
図10Eに示すようにドメイン14が散りばめられてゴルフボール10の表面を被覆するときに、12個のドメインがゴルフボール10の表面を被覆するのに用いられ、その1つ1つが斜方十二面体の各フェースに対応する。
【0046】
上述の方法のいずれかを用いて非規則的なドメインが生成されたのち、ゴルフボール10を生成する際に利用可能なようにするためにドメインがディンプルでパックされてよい。図11E〜11Gにおいて、第1のドメインおよび第2のドメインが、四面体に基づく中点から中点の方法を採用して生成される。図11Eは、ディンプルでパックされた第1のドメイン14aと、第2のドメイン14bの一部とを示し、第1のドメイン14aのディンプルは文字aにより示されている。図11Fは、ディンプルでパックされた第2のドメイン14bと、第1のドメイン14aの一部とを示し、第2のドメイン14bのディンプルは文字bにより示されている。図11Gはディンプルでパックされ、ゴルフボール10の表面を被覆するよう散りばめられた第1のドメイン14aおよび第2のドメイン14bを示す。
【0047】
1実施例において、ディンプルをどのようにパックするかについては何等限定がない。他の実施例において、ディンプルは、線セグメントを交差しないようにパックされる。
【0048】
ドメインをパックするために選択されるディンプルの形状またはプロフィールに何の制約もない。この発明は1実施例において実質的に円形のディンプルを含むけれども、任意の所望の特性および/または特徴を伴うディンプルまたは突起(ブランブル)を採用して良い。例えば、1実施例において、ディンプルは種々の形状および寸法を伴って良く、これはsy樹の深さおよび周囲を含む。具体的には、ディンプルは凹んだ半球であってよく、また三角形、四角、六角形、懸垂曲線、多角形、または当業者に知られている任意の他の形状であって良い。これらは直線、曲線、傾いたエッジまたは側面をともなって良い。まとめると、当業者に知られている任意のタイプのディンプルまたは突起(ブランブル)をこの発明とともに採用してよい。ディンプル配列が独立したドメインの各々におけるディンプル配列が具体的なゴルフボールの表面上のドメインのすべてのコピーに渡って一貫性を有している限り、図1A、1D、および11E〜11Gにおいてわかるように、ディンプルは各ドメイン中にすべてフィットしてよいし、あるいは、図3C〜3Dにおいてわかるように、ディンプルは1または複数のドメインで共有されて良い。代替的には、散りばめは、ディンプルを採用すること無しに、ゴルフボール表面の約60%を超えて、好ましくは約70%を超えて、さらに好ましくは約80%をけて被覆するパターンを形成できる。
【0049】
他の実施例において、ドメインはディンプルでパックされなくて良く、非規則的なドメインの境界が、その代わりに、尾根部や溝部を有して良い。このタイプの非規則的なドメインを伴うゴルフボールにおいては、1または複数のドメインまたはドメインの組が重なり合って溝部の表面被覆率を増大させる。代替的には、非規則的なドメインの境界は尾根部または溝部を有して良く、かつ、これらドメインがディンプルでパックされる。
【0050】
ドメインがゴルフボールの表面上にパターン化されるとき、ドメインの形状および基礎となる多面体により規定される、当該ドメインの配列により、得られるゴルフボールは高次の対称性を伴い、これは12と等しいかそれを超える。この発明の方法を採用して製造されたゴルフボールの対称性のオーダーは、非規則的なドメインが基礎に置く規則的な、または非規則的な多角形に左右される。5個の多面体に基礎を置いて製造されたゴルフボールの対称性のオーダーおよびタイプは以下の表10に列挙される。
【表10】

【0051】
対称性の次元が大きいといくつかの利点があり、その利点は、これに限定されないが、より等しいディンプル分散、より大きなパック効率の可能性、ボールの分離線をマスクする手段の改善を含む。さらに、この手法で生成されたディンプルパターンは、提唱正の大きな次数の結果として、改善された飛行安定性および対称性をもたらすであろう。
【0052】
他の実施例において、非規則的なドメインはボールの表面を完全には被覆せず、ディンプルを充填され、または充填しないドメインの相田にオープンなスペースがある。これによって、非対称性がボールに導入できる。
【0053】
この発明のディンプルパターンはシームレスのゴルフボール上にディンプルをパックするのに特に適している。シームレスゴルフボールおよびそれを製造する方法は、例えば、米国特許大6,849,007号および同第7,422,529号にさらに開示されており、それらの内容は参照してここに組み入れる。
【0054】
数値の下限および上限がここで示されるとき、これらの数値の任意の組み合わせが採用可能であることを理解されたい。
【0055】
ここに引用した、先行文献を含む、すべての特許、刊行物、テスト手順および他の参照資料は、参照して、この発明と矛盾しない範囲で、ここに完全にくみいれる。
【0056】
この発明の事例的な実施例が具体的に説明されたが、この発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、種々の他の変形例が当業者に明らかであり、また当業者が容易になすことができることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲のスコープが上述した例や記載に限定されず、むしろ、特許請求の範囲は、この発明中に内在する特許性のある新規な特徴のすべてを包括するように構成されていることが意図されており、これは当業者が均等として扱うすべての特徴を含む。
【符号の説明】
【0057】
10 ゴルフボール
12 ディンプル
14 ドメイン
16 フェース
18 セグメント
20 コピー
22 エレメント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分離線および複数のディンプルを有する外側表面を具備するゴルフボールにおいて、上記ディンプルが、均一なパターンで上記外側表面を被覆する1または複数の非規則的なドメインの複数のコピー中に配列され、上記非規則的なドメインは非直線のセグメントにより定義され、かつ、上記非規則的なドメインの上記複数のコピーの各々の上記非直線のセグメントの1つが上記分離線の一部を形成するゴルフボール。
【請求項2】
上記ディンプルは、四面体に基礎を置く中点から中点の方法から生成された2つの非規則的なドメイン中に配列される請求項1記載のゴルフボール。
【請求項3】
上記ゴルフボールの上記外側表面は352個のディンプルを有する請求項1記載のゴルフボール。
【請求項4】
上記ゴルフボールの上記外側表面は328個のディンプルを有する請求項1記載のゴルフボール。
【請求項5】
上記ゴルフボールの上記外側表面は312個のディンプルを有する請求項1記載のゴルフボール。
【請求項6】
上記ゴルフボールの上記外側表面は340個のディンプルを有する請求項1記載のゴルフボール。
【請求項7】
上記ゴルフボールの上記外側表面は364個のディンプルを有する請求項1記載のゴルフボール。
【請求項8】
上記ゴルフボールの上記外側表面は376個のディンプルを有する請求項1記載のゴルフボール。
【請求項9】
ゴルフボール上に複数のディンプルを配列する方法において、
四面体に基礎を置き中点から中点の方法により第1および第2の非規則的なドメインを生成するステップであって、上記中点から中点の方法は、
上記四面体の単一なフェースであって頂点で第2のエッジに連結された第1のエッジを有するものを供給するサブステップと、
上記第1のエッジの中点を上記第2のエッジの中点に非直線のセグメントで連結するサブステップと、
上記セグメントのコピーを上記フェースの中心の周りで回転させ、上記セグメントおよび上記コピーが十分に上記中心を包囲し、上記セグメントおよび上記コピーにより包囲された上記第1の非規則的なドメインを形成するようになすサブステップと、
上記セグメントの後の上記コピーを上記頂点の周りで回転させ上記セグメントおよび上記後のコピーが十分に上記頂点を包囲し、上記セグメントおよび上記後のコピーにより包囲された上記第2のドメインを形成するようになすサブステップとを有するステップと、
上記第1および第2のドメインを球にマッピングするステップと、
上記第1および第2のドメインを散りばめて上記球を均一なパターンで被覆するステップとを有することを特徴とする、上記方法。
【請求項10】
複数のディンプルを有する外側表面を具備するゴルフボールにおいて、上記ディンプルは上記請求項10に記載の方法により配列されることを特徴とするゴルフボール。
【請求項11】
上記第1および第2のドメインを上記ボールの表面に散りばめたときに、上記セグメント、そのコピー、および後のコピーが上記ゴルフボールの1つの真実の分離線および2つの偽の分離線を形成する請求項10記載のゴルフボール。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図11F】
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【図11G】
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【公開番号】特開2012−75884(P2012−75884A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−210910(P2011−210910)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(390023593)アクシュネット カンパニー (155)
【氏名又は名称原語表記】ACUSHNET COMPANY