説明

タッチパネルモニタ

【課題】運転室内で容易に修理を行うことができるタッチパネルモニタを提供すること。
【解決手段】建設機械1の運転室6に設けられ、入力項目を表示するモニタ本体13と、このモニタ本体13の表示窓16を覆って位置する長方形状のタッチパネル10と、この表示窓16の縁に沿って配列された複数の発光素子14と、これら複数の発光素子14に表示窓16を挟んで対向して位置する複数の受光素子15とを備えた建設機械のタッチパネルモニタにおいて、タッチパネル10と複数の発光素子14を格納したフレーム9とが組み付けられて一体品20を成し、この一体品20がモニタ本体13に対して着脱可能に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光学式タッチパネルを備えた建設機械のタッチパネルモニタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のタッチパネルモニタは、入力項目を表示するモニタ本体と、このモニタ本体の表示窓を覆って位置する長方形状のタッチパネルと、表示窓の縁に沿って配列された複数の発光素子と、これら複数の発光素子にタッチパネルを挟んで対向して位置し、複数の発光素子のそれぞれから照射される赤外線を受光する複数の受光素子とを備え、受光素子が発光素子からの赤外線の遮断を検出したことに基づき、オペレータが触れたタッチパネルの操作位置を特定するものである(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願平11−353102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した従来のタッチパネルモニタを建設機械の運転室に搭載させた場合、建設機械は塵埃が浮遊したり泥が飛び散ったりする作業現場で稼動するものであるので、タッチパネルモニタに塵埃や泥が付着しやすい。タッチパネルに付着した塵埃や泥は発光素子から受光素子への赤外線を遮断することがあり、これによって発光素子と受光素子による操作位置の検出の精度が低下すると、タッチパネルの誤入力が生じることがある。また、オペレータが塵埃や泥の付着した手指でタッチパネルを操作する際や、タッチパネルに付着した塵埃や泥などを拭きとる際に、オペレータの手指とタッチパネルとの間の摩擦によってタッチパネルに傷が付くため、タッチパネルの寿命が短くなりやすい。発光素子と受光素子による操作位置の検出精度が低下したりタッチパネルが損傷したりした場合には、タッチパネルモニタを修理する必要があるが、その修理のためにタッチパネルモニタ全体を建設機械の運転室から持ち出してしまうと、タッチパネルモニタの修理期間中は建設機械が使用できず、作業現場ではその建設機械による作業の中断を強いられることになる。
【0005】
本発明は前述の実情を考慮してなされたもので、その目的は運転室内で容易に修理を行うことができるタッチパネルモニタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の目的を達成するために本発明に係るタッチパネルモニタは次のように構成されている。
【0007】
〔1〕 本発明に係るタッチパネルモニタは、建設機械の運転室に設けられ入力項目を表示窓から目視可能に表示するモニタ本体と、前記表示窓を覆って位置するタッチパネルと、この表示窓の縁に沿って配列された複数の発光素子と、これら複数の発光素子に前記表示窓を挟んで対向して位置し、前記複数の発光素子のそれぞれから照射される赤外線を受光する複数の受光素子とを備え、前記受光素子が前記発光素子からの赤外線の遮断を検出したことに基づき、前記タッチパネルの操作位置を特定する建設機械のタッチパネルモニタにおいて、前記発光素子および前記受光素子の少なくとも一方と前記タッチパネルとが組み付けられて一体品を成し、この一体品が前記モニタ本体に対して着脱可能に設けられたことを特徴とする。
【0008】
この「〔1〕」に記載のタッチパネルモニタにおいては、タッチパネルに付着した塵埃や泥によって発光素子から受光素子への赤外線が遮断され誤入力が発生する事態が頻発するようになった場合、モニタ本体から一体品を取り外し、そのモニタ本体に新しい一体品を取り付けることができる。これによって、タッチパネルモニタ全体を運転室外に持ち出すことなく、発光素子および受光素子の少なくとも一方とタッチパネルとを運転室内で交換できる。つまり、運転室内で容易にタッチパネルモニタの修理を行うことができる。
【0009】
〔2〕 本発明に係るタッチパネルモニタは「〔1〕」に記載のタッチパネルモニタにおいて、前記一体品を前記モニタ本体に係止する係止構造と、前記一体品を前記モニタ本体に対して固定するネジ止め部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
この「〔2〕」に記載のタッチパネルモニタにおいては、モニタ本体に対して一体品を取り付けたり取り外したりするとき、一体品がモニタ本体にネジ止め部で固定されていない状態であっても、一体品を係止構造によりモニタ本体に仮止めすることができる。これにより、モニタ本体に一体品を取り付ける際に一体品のモニタ本体に対するネジ止めを容易に行うことができ、また、モニタ本体から一体品を取り外す際にネジをモニタ本体から取り除いたときに一体品が自重でモニタ本体から脱落することを防止することができる。
【0011】
〔3〕 本発明に係るタッチパネルモニタは「〔1〕」または「〔2〕」に記載のタッチパネルモニタにおいて、前記複数の発光素子は前記モニタ本体の下部に配置され、前記タッチパネルと前記一体品を成すことを特徴とする。
【0012】
塵埃や泥はタッチパネルモニタの上部や側部よりも下部に溜まりやすく、タッチパネルモニタの下部に溜まった塵埃や泥によりタッチパネルが傷付きやすい。また、太陽光等の赤外線を含む外来光は運転室内に上方から下方に向かって射し込むことが多い。これらのことに対して「〔3〕」に記載のタッチパネルモニタにおいては、複数の発光素子がモニタ本体の下部に配置されてタッチパネルと一体品を成すので、受光素子に対する外来光の入射を防止できるとともに、塵埃や泥が溜まりやすいタッチパネルモニタの下部の部品交換に特化することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係るタッチパネルモニタによれば、前述のように運転室内で容易に修理を行うことができるので、タッチパネルモニタの修理期間中に建設機械が使用できずに作業現場においてその建設機械による作業の中断を強いられるという事態の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1実施形態に係るタッチパネルモニタを備えた建設機械である油圧ショベルの側面図である。
【図2】図1に示した運転室内の様子を示す斜視図である。
【図3】図2に示したタッチパネルモニタの外観を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)側面図である。
【図4】図3のIV−IVの断面図である。
【図5】図3に示したモニタ本体の表示窓の縁に沿って配列された複数の発光素子および複数の受光素子と、これらの素子により形成される赤外線のマトリクスとを示す図である。
【図6】図3に示したモニタ本体に対して着脱可能な発光素子とタッチパネルとの一体品を示す正面図である。
【図7】モニタ本体に一体品を取り付ける様子を示す図であって、(a)はモニタ本体に一体品を取り付ける前の状態を示す図であり、(b)は一体品をモニタ本体に仮止めした状態を示す図である。
【図8】図7に示した係止構造の詳細を示す図であって、(a)は一体品のフレームがモニタ本体の溝に挿入される前の状態を示す図であり、(b)はフレームが溝に挿入されている途中の状態であってフレームの第1突起部がモニタ本体の第2突起部に係止される直前の状態を示す図であり、(c)はフレームの溝への挿入が完了した状態であって第1突起部が第2突起部に係止された状態を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るタッチパネルモニタの図7に対応する図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るタッチパネルモニタの図7に対応する図である。
【図11】図10に示したモニタ本体の表示窓の縁に沿って配列された複数の発光素子および複数の受光素子と、これらの素子により形成される赤外線のマトリクスとを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図1〜図8を用いて説明する。
【0016】
図1に示すように、油圧ショベル1は、この油圧ショベル1の下部に位置して走行する走行体2と、この走行体2に旋回可能に設けられた旋回体3と、この旋回体3の前部に設けられたフロント作業装置4とを備えている。
【0017】
旋回体2は運転室5を備える。この運転室5内には図2に示すように、運転席6、この運転席6の両左右側方に位置する操作レバー7、運転席6の右斜め前方に位置するタッチパネルモニタ8などが設けられている。
【0018】
図3に示すように、第1実施形態に係るタッチパネルモニタ8は、モニタ本体13と、このモニタ本体13の運転席6側の面に設けられ、モニタ本体13の下縁および左縁を覆って位置するL字型のフレーム9と、モニタ本体13の上縁および右縁を覆って位置するL字型のフレーム11と、これらフレーム9とフレーム11が成す長方形状の枠に4方を囲まれて位置する長方形状の透明なタッチパネル10を備えている。
【0019】
図4に示すように、モニタ本体13は入力項目を表示するディスプレイ17と、このディスプレイ17を運転席6側から覆って位置する表示窓16とを備えている。表示窓16は透明なフィルムであり、この表示窓16を通じてディスプレイ17が見えるようになっている。
【0020】
図5に示すように、表示窓16の周囲には表示窓16の左辺と下辺に沿って等間隔に配列された複数の発光素子14と、表示窓16の上辺と右辺に沿って等間隔に配列された受光素子15とが設けられている。発光素子14と受光素子15は表示窓を挟んで対向して位置する。複数の受光素子15は複数の発光素子14のそれぞれから照射される赤外線を受光する。複数の発光素子14から照射される赤外線は、正方形の格子を複数含む赤外線マトリクス19を形成する。オペレータの手指がタッチパネル10に触れると、その手指が発光素子14から照射された赤外線を遮断し、これによって赤外線を検出しない受光素子15が現れる。直交する縦横2筋の赤外線が同時に遮断されたとき、それら2筋の赤外線のそれぞれに対応する受光素子15が同時に赤外線を検出しない状態となる。この状態に基づき、すなわち赤外線を検出しなくなった2つの受光素子15のそれぞれ位置に基づき、オペレータの手指のタッチパネルに対する操作位置が特定される。全ての発光素子14は前出のフレーム9に格納されており、全ての受光素子15は前出のフレーム11に格納されている(図4参照)。
【0021】
なお、赤外線を含む太陽光等の外来光は運転室5内に上方から下方に向かって射し込むことが多いため、複数の受光素子15はその外来光の影響が受けにくくなるように表示窓16の下辺側を避けて、表示窓16の上辺と右辺とに沿って配列されている。表示窓16の下辺に沿って配列された場合、上方から下方に向かって射し込む外来光が受光素子15に入射するのを許し、受光素子15は発光素子14からの赤外線が遮断されたことを検出できなくなる。
【0022】
図6に示すように、タッチパネル10とフレーム9は組み付けられて一体品20を成している。この一体品20にはコネクタの差込口21が設けられており、この差込口21に、電力線(図示省略)の一端に設けられたコネクタが差し込まれる。その電力線の他端に設けられたコネクタは、モニタ本体13に設けられた差込口23(図7参照)に差し込まれる。発光素子14はその電力線を通じてモニタ本体13から電力が供給されるようになっている。発光素子14の発光側の面は透明板22で覆われており、これによって塵埃や泥などの発光素子14への接触が防がれている。一体品20のフレーム9はモニタ本体13に設けられた5つのネジ穴12にネジ18で固定されている。
【0023】
このように構成された第1実施形態に係るタッチパネルモニタ8においては、モニタ本体13に一体品20を取り付ける際、図7(a)に示すように、一体品20を矢印A方向(図2においては下方から上方に向かう方向である)にスライドさせてモニタ本体13に配置したのち、図7の(b)に示すように、ネジ18をネジ穴12に螺合させて、一体品20をモニタ本体13に締結する。このように一体品20をモニタ本体13にネジ止めする前には、係止構造27により一体品20がモニタ本体13に仮止めされる。その係止構造27は、モニタ本体の左上端および右下端のそれぞれに設けられた溝25と、フレーム9の左上端と右下端にそれぞれに設けられた第1突起部24と、溝25内の運転席6側の壁面に形成された第2突起部26とから構成されている。溝25内の運転席6側の壁面を形成して第2突出部26が設けられた板部25aは、運転席6側に撓むことが可能なものである。
【0024】
このように構成された係止構造27においては、図8を(a)、(b)、(c)の順に見て分かるように、フレーム9が溝25内を奥方向にスライドすると、第1突起部24と第2突起部26が干渉し、これに伴って板部25aが運転席6側に撓み、第1突起部24が第2突起部26よりも溝25の奥に移動して、一体品20がモニタ本体13に対して仮止めされる。
【0025】
第1実施形態に係るタッチパネルモニタ8によれば次の効果を得られる。
【0026】
タッチパネルモニタ8においては、タッチパネル10と複数の発光素子14を格納したフレーム9とが組み付けられて一体品20を成し、この一体品20がモニタ本体13に対して着脱可能に設けられている。したがって、タッチパネル10に傷が付いたり、タッチパネル10や透明板22に付着した塵埃や泥または透明板22の傷によりタッチパネル10の誤入力が発生したりした場合、一体品20をモニタ本体13から取り外して、新しい一体品20をモニタ本体13取り付けることができる。これによって、タッチパネルモニタを運転室5から持ち出すことなく、運転室5内でタッチパネル10、発光素子14および透明板22を交換できる。つまり、運転室5内で容易にタッチパネルモニタ8の修理を行うことができる。
【0027】
タッチパネルモニタ8においては、モニタ本体13に対して一体品20を取り付けたり取り外したりする際、一体品20がモニタ本体13にネジ止めされていない状態であっても、一体品20を係止構造27によりモニタ本体13に仮止めすることができる。これにより、モニタ本体13に一体品20を取り付ける際に一体品20のモニタ本体13に対するネジ止めを容易に行うことができ、また、モニタ本体13から一体品20を取り外す際にネジ18をモニタ本体13から取り除いたときに一体品20が自重でモニタ本体13から脱落することを防止することができる。
【0028】
タッチパネルモニタ8の上部および側面よりも下部に塵埃や泥が溜まりやすく、その塵埃や泥を拭きとる際に、発光素子14を覆う透明板22やタッチパネル10の下部に傷を付けやすい。このことに対しタッチパネルモニタ8においては、モニタ本体13の下部に配置された複数の発光素子14とタッチパネル10とが一体品20を成すので、タッチパネルモニタ8の下部の修理に特に効果を発揮することができる。
【0029】
なお、前述の第1実施形態に係るタッチパネルモニタ8において、受光素子15は表示窓16の上辺側に配置されており、発光素子14は表示窓16の下辺側に配置されているが、本発明における発光素子および受光素子の配置はこれに限定されるものではない。赤外線を含む太陽光等の外来光が受光素子15に入射を防止する対策が施されている場合には、受光素子15が表示窓16の下辺側に配置され、発光素子14が表示窓の上辺側に配置されてもよい。
【0030】
また、前述の第1実施形態に係るタッチパネルモニタ8において、一体品20はタッチパネル10と発光素子14が組み付けられたものであるが、本発明における一体品はタッチパネルと発光素子の組合せに限定されるものではなく、タッチパネルと受光素子の組合せであってもよいし、発光素子および受光素子の両方とタッチパネルとの組合せであってもよい。
【0031】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図9を用いて説明する。図9に示すもののうち図7に示したものと同等のものには、図7に付した符号と同じ符号を付してある。
【0032】
図9に示すように、第2実施状態に係るタッチパネルモニタ28は、モニタ本体13の下端を覆って位置するI字型のフレーム30と、モニタ本体13の上端および左右両側部を覆って位置するコ字型のフレーム31とを備えており、タッチパネル10はフレーム30とフレーム31が成す長方形状の枠に4方を囲まれて位置する。
【0033】
タッチパネル10とフレーム30は組み付けられて一体品29を成している。この一体品29は、モニタ本体13に対してネジ穴12とネジ18により着脱可能に固定されている。フレーム30には複数の発光素子14の一部が、フレーム31には複数の発光素子14の残りと全ての受光素子15とが格納されている。発光素子14および受光素子15の配列は第1実施形態と同じである。第2実施形態に係るタッチパネルモニタ28の構成のうち、ここまでに説明した構成以外は第1実施形態と同様であり、説明は省略する。
【0034】
第2実施形態に係るタッチパネルモニタ28によれば、タッチパネル10と共に交換さえる発光素子14は、タッチパネルモニタ28の下部に位置するもののみである。これにより、第1実施形態よりも、タッチパネルモニタ28の下部の修理に特化することができる。
【0035】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について図10を用いて説明する。図10に示すもののうち図7に示したものと同等のものには、図7に付した符号と同じ符号を付してある。
【0036】
図10に示すように、第3実施形態に係るタッチパネルモニタ32は、モニタ本体13の下端およびモニタ本体13の左右両側部の下側の約半分の範囲を覆って位置するコ字型のフレーム34と、モニタ本体13の上端およびモニタ本体13の左右両側部の上側の約半分の範囲を覆って位置するコ字型のフレーム35とを備える。タッチパネル10はフレーム34とフレーム35が成す長方形状の枠により4方を囲まれて位置する。
【0037】
タッチパネル10とフレーム34とは組み付けられて一体品33を成している。この一体品33は、モニタ本体13に対してネジ穴12とネジ18により着脱可能に固定されている。フレーム34には複数の発光素子14が全て格納されており、フレーム35には複数の受光素子15が全て格納されている。図11に示すように、発光素子14は表示窓16の下辺と左右両辺の下側半分の範囲とに沿ってコ字型に配列されており、受光素子15は表示窓16の上辺と左右両辺の上側半分の範囲に沿ってコ字型に配列されている。表示窓16の中央から左側に位置する発光素子14は右斜め上方向に赤外線を発し、表示窓16の中央から右側に位置する発光素子14は左斜め上方向に赤外線を発し、これによって菱形の格子を複数含む赤外線マトリクス36が形成される。第3実施形態に係るタッチパネルモニタ32の構成のうち、ここまでに説明した構成以外は第1実施形態と同様であり、説明は省略する。
【0038】
第3実施形態に係るタッチパネルモニタ32においても、第1実施状態の場合と同様にタッチパネル10、透明板22および発光素子14の交換を行うことができる。
【符号の説明】
【0039】
1 油圧ショベル
2 走行体
3 旋回体
4 フロント作業装置
5 運転室
6 運転席
7 操作レバー
8 タッチパネルモニタ
9 フレーム
10 タッチパネル
11 フレーム
12 ネジ穴
13 モニタ本体
14 発光素子
15 受光素子
16 表示窓
17 ディスプレイ
18 ネジ
19 赤外線マトリクス
20 一体品
21 差込口
22 透明板
23 差込口
24 第1突起部
25 溝
25a 板部
26 第2突起部
27 係止構造

28 タッチパネルモニタ
29 一体品
30,31 フレーム

32 タッチパネルモニタ
33 一体品
34,35 フレーム
36 赤外線マトリクス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設機械の運転室に設けられ入力項目を表示窓から目視可能に表示するモニタ本体と、前記表示窓を覆って位置するタッチパネルと、この表示窓の縁に沿って配列された複数の発光素子と、これら複数の発光素子に前記表示窓を挟んで対向して位置し、前記複数の発光素子のそれぞれから照射される赤外線を受光する複数の受光素子とを備え、前記受光素子が前記発光素子からの赤外線の遮断を検出したことに基づき、前記タッチパネルの操作位置を特定する建設機械のタッチパネルモニタにおいて、
前記発光素子および前記受光素子の少なくとも一方と前記タッチパネルとが組み付けられて一体品を成し、この一体品が前記モニタ本体に対して着脱可能に設けられた
ことを特徴とする建設機械のタッチパネルモニタ。
【請求項2】
請求項1記載の建設機械のタッチパネルモニタにおいて、
前記一体品を前記モニタ本体に係止する係止構造と、前記一体品を前記モニタ本体に対して固定するネジ止め部とを備えた
ことを特徴とする建設機械のタッチパネルモニタ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の建設機械のタッチパネルモニタにおいて、
前記複数の発光素子は前記モニタ本体の下部に配置され、前記タッチパネルと前記一体品を成す
ことを特徴とする建設機械のタッチパネルモニタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−136873(P2012−136873A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−290177(P2010−290177)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】