説明

ディスク駆動装置

【課題】部品点数を増やすことなく、フレキシブル配線板の浮き上がりを防止する。
【解決手段】モータプレート40の表面にスピンドルモータ14を固定する。モータプレート40の表面に、スピンドルモータ14に駆動信号を供給するためのフレキシブル配線板38を配置する。第1及び第2スペーサ57,58を介して、昇降フレーム11の背面にモータプレート40を取り付ける。フレキシブル配線板38に対向する第1スペーサ57に、突起65を形成する。突起65でフレキシブル配線板38をモータプレート40に押し付けて、浮き上がりを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスクを駆動させるためのディスク駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
CD,DVD等の光ディスクは、ディスク駆動装置に装填されて、情報の記録/再生が行われる。ディスク駆動装置は、光ディスクを高速回転させるターンテーブルユニットと、光ディスクの半径方向に光ピックアップを移動して、光ディスクにレーザ光を照射するピックアップヘッドとを備えている。
【0003】
ターンテーブルユニットには、一端をモータプレート上に固定したスピンドルモータが用いられている。このスピンドルモータの他端には、光ディスクを装着するターンテーブルが取り付けられている。
【0004】
モータプレート上には、スピンドルモータに駆動信号を供給するためのフレキシブル配線板が配置されている。このフレキシブル配線板は、例えば両面テープ等でモータプレート上に接合されている。フレキシブル配線板の長さが短いと、昇降フレームの昇降動時に、フレキシブル配線板とスピンドルモータとの接続部などにストレスや振動が加わり、破損するおそれがある。このため、例えばフレキシブル配線板の長さを充分に長くするとともに、このフレキシブル配線板をモータプレートの反対面に折り返して、フレキシブル配線板に余裕を与えている。
【0005】
ところで、スピンドルモータが回転すると、このスピンドルモータから発生する熱により、両面テープの接着力が弱くなって剥がれ、フレキシブル配線板がモータプレートから浮き上がるおそれがある。特にフレキシブル配線板を折り返していると、フレキシブル配線板の弾性により、折り返し付近が浮き上がり易くなる。フレキシブル配線板が浮き上がると、回転中のスピンドルモータに接触して異音が生じたり、あるいはモータプレートとの間で振動音を発生したりする。
【0006】
特許文献1には、基盤上に配置されたフレキシブル配線板に板状をした浮き上がり防止部材を重ねて、フレキシブル配線板の浮き上がりを防止したディスク駆動装置が記載されている。浮き上がり防止部材は、板バネ材等を屈曲して形成され、フレキシブル配線板とほぼ同じ形状を有している。また、基盤及びフレキシブル配線板に嵌合穴が形成され、浮き上がり防止部材に形成された嵌合突部がこれらの嵌合穴に嵌着され、フレキシブル配線板上に浮き上がり防止部材が重ねられている。
【特許文献1】特開平06−119756号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1では、浮き上がり部材を別途設ける必要があるため、部品点数が増えてしまう。また、浮き上がり防止部材は、フレキシブル配線板とほぼ同じ形状に加工されているため、製造コストが高くなる。更に、浮き上がり防止部材をモータプレートに固定するために、モータプレートやフレキシブル配線板に嵌合穴を形成することが必要であるため、更に製造コストが高くなる。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためのものであり、部品点数を増やすことなくフレキシブル配線板の浮き上がりを防止することができるディスク駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明のディスク駆動装置は、フレキシブル配線板に対向する部材に突起を形成し、この突起でフレキシブル配線板をモータプレート上に押し付けるようにしたことを特徴とする。
【0010】
前記フレキシブル配線板は、両面テープで前記モータプレート上に接合されるとともに、モータプレートの反対面に折り返されていることが好ましい。
【0011】
前記突起は、前記フレキシブル配線板の折り返し付近を押し付けることが好ましい。
【0012】
ディスクをターンテーブルに着脱するために昇降動する昇降フレームとモータプレートとの間に配置されたスペーサに突起を設けるのが好ましい。
【0013】
昇降フレームに突起を設けるのが好ましい。
【0014】
昇降フレームに固定されたカバーに突起を設けるのが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、フレキシブル配線板に対向する部材に突起を設け、この突起でフレキシブル配線板をモータプレートに押し付けるようにしたので、特別な部品が不要となり、部品点数の増加や組立工数の増加を招くことがない。また、従来から存在する部品に突起を形成するだけであるから、加工及び構造が簡単であり、コストアップを抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1において、ディスク駆動装置1は、シールド状態に構成された本体ケース2を備えている。この本体ケース2の前面に、ベゼル3が取り付けられている。このベゼル3には、ディスクDIを挿入するスロット3aと、ディスクDIのイジェクトを指示するための押しボタン4と、ディスク駆動装置1の動作状態を表示するためのインジケータ5とが設けられている。
【0017】
本体ケース2には、天板6が取り付けられている。この天板6のほぼ中央には、ディスクDIのチャッキング時にチャッキングヘッド16(図2参照)が僅か入り込むための開口6aが形成されている。
【0018】
天板6を取り外した図2において、本体ケース2を上下に仕切るように、ベース10が本体ケース2に固定されている。このベース10には、中央から斜め方向に延びた開口10aが形成されている。この開口10a内には、板金製の昇降フレーム11が配置されている。この昇降フレーム11の表面側には、金属薄板のカバー11aが固定されている。カバー11aには、中央から斜め方向に延びた開口11bが形成されている。
【0019】
昇降フレーム11は、ディスクDIを本体ケース2に搬入または搬出するときに、ベゼル3側を支点にして、本体ケース2の中央に位置する先端側が上下方向に揺動する。この昇降動中の衝撃を緩和するために、昇降フレーム11は、ベース10と本体ケース2の底板との間に設けた軸と、これに嵌合するゴムリングとからなる緩衝支持構造12により複数箇所でベース10に取り付けられている。
【0020】
昇降フレーム11の先端部には、ターンテーブルユニット13が取り付けられている。このターンテーブルユニット13は、スピンドルモータ14、ターンテーブル15、チャッキングヘッド16を備えている。スピンドルモータ14には、ターンテーブル15が取り付けられている。このターンテーブル15に、チャッキングヘッド16が一体に形成されている。このチャッキングヘッド16は、ディスクDIの中心孔がチャッキングヘッド16と一致するチャッキング位置にセットされ、昇降フレーム11が上昇したときに、ディスクDIをチャッキングする。更に、チャッキングヘッド16には、バネで付勢された複数のチャッキング爪16aが設けられており、ディスクDIを着脱可能に係止する。
【0021】
また、昇降フレーム11にはピックアップヘッド19が取り付けられている。このピックアップヘッド19は、昇降フレーム11の開口11bの下方に配置されており、光ピックアップ20を有している。ディスクDIに対してデータの記録/読み取りを行う際には、ピックアップヘッド19が開口11bに沿って、ディスクDIの半径方向に移動する。
【0022】
昇降フレーム11には、ディスクDIの下面をガイドするためのディスクガイド片21が取り付けられている。このディスクガイド片21は、ディスクDIの搬入方向に沿って、先端部がターンテーブル15の脇まで延びている。また、ディスクガイド片21には、先端部に向けて徐々に高くなったスロープが形成されており、ディスクDIを上に持ち上げることで、チャッキングヘッド16に衝突することなく、挿入されたディスクDIをディスク支持アーム24のホルダー24aへ案内し、本体ケース2内に搬入されるようにしている。
【0023】
ベース10上には、ディスクDIの搬入および搬出を行うためのディスク支持アーム24と、スロット3aから挿入されたディスクDIを本体ケース2内へ搬入するための誘引アーム25とが揺動可能に配置されている。ディスク支持アーム24は、ホルダー24aでディスクDIの前端縁を保持し、軸23を中心にして揺動する。誘引アーム25は、フランジ付ローラ25aでディスクDIの後端縁を保持し、軸26を中心にして揺動する。この誘引アーム25を揺動させるために、リンクレバー27が連結されている。
【0024】
ディスク支持アーム24、及び誘引アーム25は、ベース10の背面側に設けられた周知のディスクローディング機構(図示せず)により駆動され、ディスクDIを挟んで搬入/搬出を行う。また、ディスクローディング機構は、昇降フレーム11に設けられたピン29a,29bを介して、昇降フレーム11を下降位置、上昇位置(記録/読み取り位置)等の間で揺動させる。
【0025】
図3に示すように、ピックアップヘッド19は、昇降フレーム11の背面に固定された主軸30及び副軸31により支持され、ディスクDIの半径方向に移動自在となる。また、スレッドモータ32、ギヤトレイン33、リードスクリュー34等が固定されている。スレッドモータ32の回転は、ギヤトレイン33を介してリードスクリュー34に伝達される。リードスクリュー34が回転すると、ピックアップヘッド19がディスクDIの半径方向に移動する。
【0026】
ベース10の背面には、スピンドルモータ14の駆動を制御する制御基板37が取り付けられている。この制御基板37は雌コネクタ37aを有している。雌コネクタ37aは、フレキシブル配線板38の一端部38aと接続する。このフレキシブル配線板38は、制御基板37とスピンドルモータ14とを接続する。
【0027】
図4ないし図6に示すように、スピンドルモータ14は、モータプレート40の表面に固定される。スピンドルモータ14は、軸41と、ロータハブ42と、ロータマグネット43と、ステータコイル44とを備えている。軸41の下端部は、周知の取付部材45によってモータプレート40に固着されている。軸41は、ロータハブ42を回転自在に保持する。ロータマグネット43は、ロータハブ42の側壁部の内面に固定されている。ステータコイル44は、ロータマグネット43の内側で、軸41に取り付けられている。
【0028】
昇降フレーム11の先端部の背面には、2つのネジ穴48aと取付穴49とが形成され、また側端部の背面にはネジ穴48bが形成されている。モータプレート40の先端部には、各ネジ穴48a,48bに対応する位置にネジ挿通穴50a,50bが形成されている。
【0029】
モータプレート40と昇降フレーム11の間には、第1スペーサ57及び第2スペーサ58が配置され、3本のネジ59で第1及び第2スペーサ57,58を介してモータプレート40が昇降フレーム11に固定されている。第1及び第2スペーサ57,58は、スピンドルモータ14の高さを位置決めする。
【0030】
第1スペーサ57は、2個の円柱状のスペーサ本体部60と、これらを連結する板状の連結部61とから構成されている。スペーサ本体部60は、ネジ穴48aとネジ挿通穴50aとの間に位置しており、その上面が昇降フレーム11の背面に当接し、その下面がモータプレート40の表面に当接する。また、スペーサ本体部60は、ネジ穴48a及びネジ挿通穴50aに対応する位置に、ネジ挿通穴62を有している。更に、スペーサ本体部60の下面には、円筒状に突出したボス63が形成されている。このボス63の径は、ネジ挿通穴50a,50bの径よりも僅かに小さく形成されている。第2スペーサ58は、スペーサ本体部60と同じ形状をしており、ネジ穴48bとネジ挿通穴50bとの間に配置されている。
【0031】
連結部61は、モータプレート40の先端縁にほぼ平行であり、この先端縁のほぼ上方に位置している。この連結部61の上面には、各取付穴49に対応する位置にそれぞれ円柱状のボス64が2個形成されている。そして、連結部61の下面には、フレキシブル配線板38の上側基板部66aに対向する位置に、半球状の突起65が3個並んで形成されている。
【0032】
モータプレート40の表面には、フレキシブル配線板38の他端部38bが配置されている。この他端部38bは、モータプレート40の表面から背面に折り返されており、その表面側に位置する上側基板部66aと、背面側に対向する下側基板部66bと、折り返し部66cとからなる。
【0033】
上側基板部66aとモータプレート40との間には、両面テープ67(図4参照)が設けられている。両面テープ67は、上側基板部66aをモータプレート40の表面に接合する。また、上側基板部66aの一部は、モータプレート40とロータハブ42との間に位置しており、この一部には端子68が設けられている。端子68は、ステータコイル44に電気的に接続している。下側基板部66bは、折り返し部66cから制御基板37に向かう方向にU字形に曲がっている。この折り返し部66cの付近が第1スペーサ57の突起65でモータプレート40に押し付けられる。
【0034】
次に、スピンドルモータ14の取付手順について説明を行う。モータプレート40の表面に、フレキシブル配線板38の上側基板部66aを両面テープ67で接合する。次いで、下側基板部66bをモータプレート40の背面に折り返す。そして、スピンドルモータ14をモータプレート40に固定する。この際に、ステータコイル44に端子68を半田付けする。
【0035】
スピンドルモータ14を固定してから、第1スペーサ57のボス64を昇降フレーム11の取付穴49に嵌め込んで、この第1スペーサ57を昇降フレーム11の背面に取り付ける。また、モータプレート40のネジ挿通穴50bに、第2スペーサ58を取り付ける。
【0036】
次いで、第1スペーサ57を間に挟むようにして、昇降フレーム11の背面上にモータプレート40をセットする。そして、第1スペーサ57のボス63をネジ挿通穴50aに嵌め込んで、モータプレート40を昇降フレーム11の背面に取り付ける。この取付後に、各ネジ59を、その頭部がモータプレート40の背面側に位置するように、軸部をネジ挿通穴50a,50b及びネジ挿通穴62を挿通させた後、ネジ穴48a,48bにそれぞれ螺合させる。これにより、第1及び第2スペーサ57,58を挟持した状態で、モータプレート40が昇降フレーム11の背面に保持されて、スピンドルモータ14の高さが位置決めされる。これらの作業が完了してから、フレキシブル配線板38の一端部38aを制御基板37に接続する。
【0037】
第1スペーサ57の突起65は、フレキシブル配線板38の折り返し部66cの付近をモータプレート40に押し付けるから、スピンドルモータ14から発生する熱で両面テープ67の接着力が弱くなっても、フレキシブル配線板38がモータプレート40から浮き上がることが防止される。
【0038】
次に、図1〜図3を用いて上記実施形態の作用について説明する。ディスクDIの挿入前は、昇降フレーム11は下降位置にある。ディスクDIが本体ケース2内に挿入されると、ディスクDIの先端縁がディスク支持アーム24のホルダー24aに支持される。ディスクDIがさらに押し込まれると、ディスクローディング機構(図示せず)が作動して、ディスク支持アーム24が反時計方向に揺動するとともに、誘引アーム25が時計方向に揺動する。誘引アーム25は、その先端に取り付けたローラ25aがディスクD1の後端縁を押す。これにより、ディスクDIがチャッキング位置に搬入される。
【0039】
次いで、昇降フレーム11が下降位置から記録/読み取り位置に向かって上昇する。これにより、チャッキングヘッド16がディスクDIの中心孔に入り込み、チャッキング爪16aで係止される。チャッキングの完了後に、フレキシブル配線板38を介して、制御基板37からスピンドルモータ14のステータコイル44へ駆動信号が供給される。これにより、ロータハブ42、ターンテーブル15、及びチャッキングヘッド16(スピンドルモータ14)が回転して、ディスクDIを高速回転する。この状態で、スレッドモータ32が回転することで、ピックアップヘッド19がディスクDIの半径方向に移動して、ディスクDIの記録/再生を行なう。
【0040】
スピンドルモータ14の回転中に、フレキシブル配線板38は、両面テープ67の接着力が弱くなって剥がれ易くなるが、第1スペーサ57の突起65でモータプレート40に押し付けられている。このため、フレキシブル配線板38がモータプレート40から剥がれ、スピンドルモータ14の下面に接触して音を発生したり、或いはモータプレート40上で振動して音を発生したりすることがない。また、折り返し部66cの弾性が最も強いため、この部分が特に剥がれ易いが、折り返し部66cの付近を突起65で押さえ付けているから、効果的に剥がれを防止することができる。
【0041】
ディスクの記録/再生を終了する場合には押しボタン4を押す。この押しボタン4が押されると、スピンドルモータ14が停止し、またスレッドモータ32が逆転して、ピックアップヘッド19を初期位置に復帰させる。次に、ディスクローディング機構が作動し、前述したディスクDIの搬入と逆の動作が行われ、ディスクDIが搬出される。
【0042】
上記実施形態では、第1スペーサ57に突起65を形成しているが、例えば図7に示す実施形態のように、昇降フレーム11の背面に突起70を設け、フレキシブル配線板38の折り返し部66cの付近を押さえ付けてもよい。この場合には、第1スペーサ57に、突起70と接触しないような形状の連結部71を形成する。
【0043】
また、図8に示す実施形態のように、カバー11aに、昇降フレーム11とスピンドルモータ14の間から下方に延びてフレキシブル配線板38の上側基板部66aに当接する突起73を形成してもよい。更に、突起73は、折り返し部66c付近に当接するような形状を有していてもよい。
【0044】
上記各実施形態では、第1スペーサ57、昇降フレーム11、カバー11aに突起を設けているが、これら以外にもフレキシブル配線板38(上側基板部66a)に対向する部材がある場合には、この部材に突起を形成してもよい。
【0045】
上記実施形態では、フレキシブル配線板38の上側基板部66aを両面テープ67でモータプレート40の表面に接合しているが、下側基板部66bも同様に両面テープ67等でモータプレート40の背面に接合してもよい。更に、フレキシブル配線板38をモータプレート40の背面に折り返しているが、フレキシブル配線板が折り返されていない場合にも本発明を適用することができる。なお、本発明は、両面テープや接着剤等で接合されていない場合にも適用することができる。
【0046】
本発明は、スロットインタイプのディスク(駆動)装置の他に、トレイタイプに対しても適用することができ、更に、記憶媒体として磁気ディスク等を使用する各種のディスク駆動装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】ディスク駆動装置の斜視図である。
【図2】天板を取り外したディスク駆動装置の上面図である。
【図3】底面を省略したディスク駆動装置の底面図である。
【図4】本発明のディスク駆動装置の断面図である。
【図5】本発明のディスク駆動装置の斜視図である。
【図6】本発明のディスク駆動装置の分解斜視図である。
【図7】昇降フレームに突起を形成した実施形態の断面図である。
【図8】カバーに突起を形成した実施形態の断面図である。
【符号の説明】
【0048】
1 ディスク駆動装置
11 昇降フレーム
11a カバー
14 スピンドルモータ
38 フレキシブル配線板
40 モータプレート
57 第1スペーサ
65,70,73 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータプレート上にスピンドルモータを固定し、このスピンドルモータにディスクを装着するターンテーブルを取り付けるとともに、前記スピンドルモータに駆動信号を供給するためのフレキシブル配線板を前記モータプレート上に配置したディスク駆動装置において、
前記フレキシブル配線板に対向する部材に突起を形成し、この突起でフレキシブル配線板をモータプレート上に押し付けるようにしたことを特徴とするディスク駆動装置。
【請求項2】
前記フレキシブル配線板は、両面テープで前記モータプレート上に接合されるとともに、モータプレートの反対面に折り返されていることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
【請求項3】
前記突起は、前記フレキシブル配線板の折り返し付近を押し付けることを特徴とする請求項2記載のディスク駆動装置。
【請求項4】
前記対向する部材は、前記モータプレートと昇降フレームとの間に配置されたスペーサであり、前記昇降フレームは、前記スペーサを介して取り付けられた前記モータプレートを保持しており、前記ディスクをターンテーブルに着脱するために昇降動することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のディスク駆動装置。
【請求項5】
前記対向する部材は昇降フレームであり、この昇降フレームは、前記モータプレートを保持し、前記ディスクをターンテーブルに着脱するために昇降動することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のディスク駆動装置。
【請求項6】
前記対向する部材はカバーであり、このカバーは、前記モータプレートを保持し、前記ディスクをターンテーブルに着脱するために昇降動する昇降フレームに固定されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のディスク駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−271964(P2009−271964A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−119289(P2008−119289)
【出願日】平成20年4月30日(2008.4.30)
【出願人】(000003676)ティアック株式会社 (339)
【Fターム(参考)】