説明

ディスプレイ装置

【課題】ディスプレイ装置の提供。
【解決手段】ディスプレイ装置は、カバーと、カバーに収容されるディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの後面側において、カバーの四方向の縁のうち少なくとも一縁に沿って配置された複数の発光素子311と、発光素子311の配置方向に平行に延在しており、発光素子311からの光が入射するように発光素子311の光出射方向に配置されたレンズ320と、ディスプレイパネルの後面に設けられており、レンズ320からの光をディスプレイパネルへ反射させる反射シートと、少なくとも一縁に沿って延在しているホルダー本体410、ホルダー本体410の一面上に発光素子311を収容するように形成された発光素子収容部420、及び発光素子収容部420から離れており、レンズ320を結合及び支持できるようにホルダー本体410の一面上に形成されたレンズ支持部430を有するホルダー400と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像を表示するディスプレイパネル及びこれに光を供給するバックライトユニットを有するディスプレイ装置に係り、特に、バックライトユニットの組立構造を改善したディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
TV、モニターなどのようなディスプレイ装置は、セットトップボックスのような映像処理処置とは違い、放送信号または様々なフォーマットの映像データを映像として表示するディスプレイパネル(display panel)を有する。このディスプレイパネルは、液晶パネル、プラズマ(plasma)パネルなどのような種々の形態とし、各種のディスプレイ装置に適用している。ここで、液晶パネルなどのようにパネル自体で光を生成できない場合に、ディスプレイ装置は、光を生成してパネルに供給するバックライトユニット(backlight unit、BLU)を備える必要がある。
【0003】
ディスプレイ装置のバックライトユニットは、冷陰極蛍光ランプ(cold cathode fluorescent lamp、CCFL)または発光ダイオード素子(light emitting diode、LED)のような光源から発した光を導光板を通じることで均一な光に調整してディスプレイパネルに供給する。
【0004】
しかしながら、このような従来のディスプレイ装置は、導光板の重量を考慮しなければならず、装置の軽量化が容易でなく、また、光の均一性のための光学パターンが導光板の背面上に加工されることから導光板の設計が複雑になる。すなわち、従来のディスプレイ装置の導光板は、重量及び作製コストの側面において、ディスプレイ装置の他の構成要素に比べて多い割合を占めている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスプレイ装置を簡単な構造で軽量化する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例に係るディスプレイ装置は、カバーと、前記カバーに収容されるディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの後面側において、前記カバーの四方向の縁のうち少なくとも一縁に沿って配置された複数の発光素子と、前記発光素子の配置方向に平行に延長され、前記発光素子からの光が入射するように前記発光素子の光出射方向に配置されたレンズと、前記ディスプレイパネルの後面に設けられており、前記レンズからの光を前記ディスプレイパネルへ反射させる反射シートと、前記少なくとも一縁に沿って延長されたホルダー本体、前記ホルダー本体の一面上に前記発光素子を収容するように形成された発光素子収容部、及び前記発光素子収容部から離れており、前記レンズを結合及び支持できるように前記ホルダー本体の前記一面上に形成されたレンズ支持部を有するホルダーと、を備えることを特徴とする。
【0007】
ここで、前記レンズは、レンズ本体と、前記レンズ本体から前記ディスプレイパネルを向く第1方向に延長された第1延長部と、前記第1方向の反対方向である第2方向に延長された第2延長部と、を備え、前記レンズ支持部は、前記第1延長部を支持する第1支持部、及び前記第2延長部を支持する第2支持部を有することができる。
【0008】
ここで、前記第2支持部は、前記光出射方向に平行な第3方向に延長された第2支持部本体と、前記第2支持部本体から前記第1方向に突出したフック状の第2支持部フックと、を有し、前記第2支持部本体は、外力により、前記レンズが前記第3方向の反対方向である第4方向に前記レンズ支持部に装着される時に、前記外力による前記第2延長部の加圧力によって前記ホルダー本体から弾性移動可能である。
【0009】
ここで、前記第2支持部フックは、前記レンズの装着時における前記第2延長部との接触領域が丸く形成されているとよい。
【0010】
また、前記第1支持部は、前記第3方向に延長されている第1支持部本体と、前記第1支持部本体の端部から前記第2方向に延長されており、前記第1支持部に収容された前記第1延長部の離脱を防止する第1支持部掛止突部と、を有し、前記第1支持部は、前記第4方向に作用する前記外力によっても前記ホルダー本体から弾性移動しないものでよい。
【0011】
また、前記第1支持部は、前記第3方向に延長された第1支持部本体と、前記第1支持部本体から前記第2方向に突出したフック状の第1支持部フックと、を有し、前記第1支持部本体は、外力によって前記レンズが前記第4方向に前記レンズ支持部に装着される時に、前記外力による前記第1延長部の加圧力によって前記ホルダー本体から弾性移動可能であるとよい。
【0012】
前記第1支持部フックは、前記レンズの装着時における前記第1延長部との接触領域が丸く形成されているとよい。
【0013】
また、前記第1支持部は、前記光出射方向に平行な第3方向に延長された第1支持部本体と、前記第1支持部本体から前記第2方向に突出したフック状の第1支持部フックと、を有し、前記第1支持部本体は、外力により前記レンズが前記第3方向の反対方向である第4方向に前記レンズ支持部に装着される時に、前記外力による前記第1延長部の加圧力によって前記ホルダー本体から弾性移動可能であるとよい。
【0014】
ここで、前記第2支持部は、前記第3方向に延長された第2支持部本体と、前記第2支持部本体の端部から前記第1方向に延長されており、前記第2支持部に収容された前記第2延長部の離脱を防止する第2支持部掛止突部と、を有し、前記第2支持部は、前記第4方向に作用する前記外力によっても前記ホルダー本体から弾性移動しないものでよい。
【0015】
また、前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記ホルダー本体の長さ方向に沿って前記第1延長部及び前記第2延長部をそれぞれ収容可能に延長された収容空間を形成し、前記ホルダー本体の長さ方向の両端部のいずれか一端部を通して外部と連通する領域を有し、前記第1延長部及び前記第2延長部は、前記連通する領域を通して前記長さ方向に沿ってスライディングして前記第1支持部及び前記第2支持部に装着可能であるとよい。
【0016】
ここで、前記レンズは、長さ方向に垂直な断面の形状が前記長さ方向において同一である押出成形レンズでよい。
【0017】
また、前記複数の発光素子が作動可能に装着される印刷回路基板をさらに備え、前記印刷回路基板は、前記発光素子収容部にスクリューで締結されるとよい。
【0018】
または、前記発光素子収容部は、前記複数の発光素子を作動させるための回路が板面上にプリンティングされており、前記複数の発光素子は、前記回路がプリンティングされている前記発光素子収容部の前記板面上に装着されてもよい。
【0019】
上記ディスプレイ装置は、映像信号を受信する映像受信部と、前記映像受信部に受信される映像信号を、前記ディスプレイパネルに映像として表示されるように処理する映像処理部と、をさらに備えることができる。
【発明の効果】
【0020】
簡単な構造で軽量化が実現されたディスプレイ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置の分解斜視図である。
【図2】図1のディスプレイ装置において光源モジュール、レンズ及びホルダーを拡大して示す要部斜視図である。
【図3】図1のディスプレイ装置においてホルダーにレンズを装着する過程を示す要部側断面図である。
【図4】図1のディスプレイ装置においてホルダーにレンズを装着する過程を示す要部側断面図である。
【図5】図1のディスプレイ装置が結合された様子を示す要部側断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るディスプレイ装置においてホルダーにレンズを装着する過程を示す要部側断面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るディスプレイ装置においてホルダーにレンズを装着する過程を示す要部側断面図である。
【図8】本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置においてホルダーにレンズを装着する過程を示す要部斜視図である。
【図9】図8のホルダーにレンズが結合された様子を示す要部側断面図である。
【図10】本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置において発光素子及びホルダーの構成を示す要部側断面図である。
【図11】本発明の第6実施例に係るディスプレイ装置の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明について詳細に説明する。以下の実施例では、本発明の思想と直接的に関連している構成についてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。ただし、このように説明を省略した構成が、本発明の思想を適用した装置またはシステムの具現においても省かれるということを意味するわけではない。
【0023】
図1は、本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置1の分解斜視図であり、図2は、光源モジュール310、レンズ320及びホルダー400を拡大して示す要部斜視図である。
【0024】
まず、図面における各方向の意味は、次の通りである。X、Y、Z方向は、基本的に、横、縦及び高さの方向を意味する。同図で、ディスプレイパネル200はX−Y平面上に配置され、ディスプレイパネル200とバックライトユニット300とはZ方向に沿って積層配置される。ここで、X、Y、Z方向の反対方向はそれぞれ、−X、−Y、−Z方向で表し、X−Y平面は、X方向の軸及びY方向の軸により形成される平面を意味する。以下では、このように定義された方向を用いて各図面及び実施例について説明する。
【0025】
図1及び図2に示すように、本実施例に係るディスプレイ装置1は、収容空間及び外形を形成するカバー110,120と、カバー110,120に収容され、映像が表示される映像表示面を有するディスプレイパネル200と、カバー110,120に収容され、ディスプレイパネル200に映像が表示されるようにディスプレイパネル200に光を出すバックライトユニット300と、を備える。
【0026】
なお、ディスプレイ装置1は、カバー110,120に収容され、後述するディスプレイパネル200及び光学シート群340を支持するパネル支持フレーム130を備える。
【0027】
さらに、ディスプレイ装置1は、ディスプレイパネル200を駆動させる駆動基板(図示せず)と、映像信号を処理し、この処理結果に応じてディスプレイパネル200及びバックライトユニット300を制御する映像処理盤(図示せず)と、を備える。ただし、これらの構成は本実施例と直接関連していないため、本発明の思想をより明確に説明及び表現するために、本実施例ではその説明を省略するものとする。
【0028】
カバー110,120は、ディスプレイ装置1の諸般構成を内側に収容し、ディスプレイパネル200前面の上下左右四方向の各縁及びディスプレイパネル200の後面をカバーする。ディスプレイパネル200の映像が表示される方向を前面、その反対方向を後面とすれば、カバー110,120は、ディスプレイパネル200及びバックライトユニット300の前面及び後面をそれぞれカバーする前面カバー110及び後面カバー120からなる。
【0029】
前面カバー110は、同図では、ディスプレイパネル200に相対するX−Y平面に平行な板面上に、ディスプレイパネル200の映像表示面をZ方向に露出させる開口部を有する。前面カバー110は、収容しているディスプレイパネル200の四方向の縁領域を支持する。
【0030】
後面カバー120は、同図では、Z方向に向くX−Y平面に平行な板面上に、後述する反射シート330及びホルダー400を支持する。後面カバー120は前面カバー110と一緒に、ディスプレイパネル200を基準にX、−X、Y、−Y方向の四方向の縁にそれぞれ位置する側壁を有する。ディスプレイ装置1の組立時に、これらの側壁により、ディスプレイパネル200及びバックライトユニット300がディスプレイ装置1においてX−Y平面に平行な方向に離脱することなく支持される。
【0031】
本実施例ではディスプレイパネル200として液晶パネルを用いる。ディスプレイパネル200は、2枚の基板(図示せず)間に液晶層(図示せず)が充填され、駆動信号が印加されてこの液晶層(図示せず)の配列を調整することでディスプレイパネル200に映像が表示される。ディスプレイパネル200は自発光型でないため、映像表示のためにバックライトユニット300から光を受ける。
【0032】
ディスプレイパネル200は、駆動基板(図示せず)から駆動信号が印加されると、ディスプレイパネル200の液晶(図示せず)が所定角度で回転する。そのため、ディスプレイパネル200の映像表示領域を構成する各セル(cell)単位に光透過特性が異なるようになり、映像表示面上に映像が表示される。
【0033】
バックライトユニット300は、ディスプレイパネル200の背面/後面に配置されており、光を生成してディスプレイパネル200の後面に発する。バックライトユニット300は、ディスプレイ装置1の四方向の縁領域のうちの一の領域に配置されて光を生成して発する光源モジュール310と、光源モジュール310に沿って延長されて光源モジュール310からの光を収束して出射するレンズ320と、ディスプレイパネル200の後面に配置されておりレンズ320からの出射光をディスプレイパネル200に反射する反射シート330と、ディスプレイパネル200の後面に積層形成されており反射シート330からの反射光の光特性を調節してディスプレイパネル200に伝達する光学シート群340と、を備える。
【0034】
本実施例では、カバー110,120の四方向の縁のうちの−X方向の縁領域に光源モジュール310及びレンズ320が設けられるとしたが、これに本発明の思想が限定されるものではない。そのため、光源モジュール310及びレンズ320は、X方向、Y方向、−Y方向の縁領域に設けられてもよく、二つ以上の縁領域にそれぞれ設けられてもよい。ここで、反射シート330は、光源モジュール310及びレンズ320の設置構成に応じて適宜の形状にすればよい。
【0035】
光源モジュール310は、Y方向に沿って順次に直列配置されている複数の発光素子311と、発光素子311に沿って延在し発光素子311が動作可能に装着されているモジュール基板312と、を備える。
【0036】
発光素子311は、発光ダイオード素子(light−emitting diode、LED)とし、モジュール基板312から駆動電源及び動作制御信号が供給される。発光素子311は、モジュール基板312に装着される方式によって光照射方向を調節できるが、本実施例では、モジュール基板312は、発光素子311の装着される板面がディスプレイパネル200の映像表示面に平行なX−Y平面に対して直立するとともにX方向に向くようにし、発光素子311は、光照射方向がX方向に向くようにモジュール基板312に装着される構成とした。
【0037】
発光素子311は、一つのモジュール基板312に複数個が装着される。一つのモジュール基板312に装着される発光素子として、青色LED、緑色LED及び赤色LEDを含むことができ、各カラーのLEDから放出される青色光、緑色光及び赤色光が相互混合されることで、優れたカラー再現性を有する白色光を形成することができる。たたじ、これは実施例に過ぎないもので、発光素子311は、白色光を直接生成する白色LEDを含んでもよい。
【0038】
モジュール基板312は、Y方向に長く延びている狭い幅の基板上に、発光素子311の動作のために設計された回路がプリンティングされてからなる。モジュール基板312は、板面上に、後述するホルダー400と結合するための構成、例えば、スクリュー(図示せず)の締結のための孔(図示せず)が形成されていてもよい。モジュール基板312の基板材質は、特に限定されないが、発光素子311の放熱を考慮して熱伝逹特性に優れたアルミニウム材質とすればよい。
【0039】
レンズ320は、発光素子311からの光が入射するように、発光素子311の光照射方向に光源モジュール310と隣接して配置される。レンズ320は、複数の発光素子311の配置に沿ってY方向に延長される。レンズ320は、発光素子311からの光を収束して、ディスプレイ装置1の中央領域に向くX方向に出射する。レンズ320にはコリメータ(collimator)レンズを用いることができる。
【0040】
レンズ320は、ディスプレイ装置1に要求される光特性に応じて様々な形状に設計変更することができる。また、レンズ320は、PMMA(poly−methyl−methacrylate)のようなプラスチックや樹脂などの材質とし、本実施例では押出成形により作製する。
【0041】
レンズ320が押出成形により作製されると、レンズ320の延長方向、すなわち、長さ方向に垂直なレンズ320断面の形状は長さ方向においてそれぞれ同一である。すなわち、レンズ320は、長さ方向であるY方向に沿ってX−Z平面に平行に切断した時に、各断面が同じ形状を有する。
【0042】
レンズ320は、入射光を収束して出射させるレンズ本体321と、レンズ本体321からZ方向に突延している第1延長部323と、レンズ本体321から−Z方向に突延している第2延長部325と、を有する。本実施例では、第1延長部323及び第2延長部325を、Z方向軸線に平行に延びているものとしたが、Z方向軸線に対して所定角度を有するように延びているものとしてもよい。
【0043】
第1延長部323及び第2延長部325は、後述するホルダー400に装着及び支持されることで、ホルダー400がレンズ320を支持するようにする。これについての詳細な説明は後述する。
【0044】
反射シート330は、ディスプレイパネル200の後面と相対する反射面を有する。反射シート330の反射面は、レンズ320からの出射光がディスプレイパネル200に均一に伝達されるように乱反射特性を有する。
【0045】
反射シート330の形状は、光源モジュール310及びレンズ320の構成方式に応じて様々にすればよい。例えば、本実施例では、反射シート330は、レンズ320の光出射方向であるX方向に延長しているが、レンズ320から離れるにつれて反射面がディスプレイパネル200に近づく傾斜面となっている。これにより、反射シート330は、レンズ320からX方向に出射する光をディスプレイパネル200へ均一に反射させることができる。ただし、これは一例示に過ぎず、反射シート330の形状は適宜変更可能である。
【0046】
光学シート群340は、ディスプレイパネル200に平行に、ディスプレイパネル200の後面に少なくとも一枚が積層されている。光学シート群340は、プリズムシート、拡散シート、保護フィルムなどを含み、反射シート330から反射する光の特性を調節してディスプレイパネル200に伝達する。
【0047】
このような構成により、本実施例に係るディスプレイ装置1は、バックライトユニット300から提供される光によってディスプレイパネル200上に映像を表示する。ここで、ディスプレイ装置1は、カバー110,120に収容されており、光源モジュール310及びレンズ320を支持するホルダー400を備え、次に、ホルダー400の詳細な構成について、図2を参照して説明する。
【0048】
図2に示すように、ホルダー400は、カバー110,120の−X方向の縁領域に配置され、Y方向に沿って延長している。ホルダー400は、光源モジュール310及びレンズ320の光出射を干渉しないように、光源モジュール310及びレンズ320を基準にX方向の反対方向である−X方向に配置されている。
【0049】
ホルダー400は、ホルダー本体410と、発光素子311を含む光源モジュール310を収容及び支持する発光素子収容部420と、レンズ320がホルダー400に結合及び支持されるように第1延長部323を支持する第1レンズ支持部430と、レンズ320がホルダー400に結合及び支持されるように第2延長部325を支持する第2レンズ支持部440と、を有する。ここで、発光素子収容部420、第1レンズ支持部430及び第2レンズ支持部440は、光源モジュール310及びレンズ320に対応してY方向に延長している。
【0050】
ホルダー本体410は、カバー110,120及びパネル支持フレーム130の少なくとも一つにより支持される。ホルダー本体410は、作製性、組立性及び放熱性の向上のためにアルミニウムなどの材質とすればよい。ホルダー本体410は押出成形により作製することができる。
【0051】
発光素子収容部420は、ホルダー本体410のX方向の側面に形成されている。発光素子収容部420は、発光素子311を含む光源モジュール310を収容及び支持する。発光素子収容部420は、モジュール基板312がスクリュー(図示せず)により締結されるような孔(図示せず)を有していてもよく、または、モジュール基板312が圧入されるような溝を有していてもよい。
【0052】
第1レンズ支持部430は、ホルダー本体410からX方向に突延している第1支持部本体431と、第1支持部本体431の先端部から−Z方向に突延している第1支持突部432を含む。
【0053】
第1支持部本体431は、ホルダー本体410のX方向の側面において、発光素子収容部420からZ方向に離れた位置から突出している。
【0054】
第1支持突部432は、第1支持部本体431のX方向の先端部から−Z方向に突延している。これにより、第1支持部本体431及び第1支持突部432は、レンズ320の第1延長部323が収容される収容空間を形成する。
【0055】
第2レンズ支持部440は、ホルダー本体410からX方向に突延している第2支持部本体441と、第2支持部本体の先端部からZ方向に突延している第2支持部フック442と、を有する。
【0056】
第2支持部本体441は、ホルダー本体410のX方向の側面において、発光素子収容部420から−Z方向に離れた位置から突延している。第2支持部本体441は、既に設定されたレベルの外力が作用する時に、ホルダー本体410に対して弾性的に移動/揺動/変形可能なようになっている。
【0057】
第2支持部フック442は、第2支持部本体441のX方向の先端部からZ方向に突延している。これによって、第2支持部本体441及び第2支持部フック442は、レンズ320の第2延長部325が収容される収容空間を形成する。
【0058】
ここで、第1支持部本体431及び第2支持部本体441間の間隔、ホルダー本体410及び第1支持突部間の間隔、及びホルダー本体410及び第2支持部フック442間の間隔は、第1延長部323及び第2延長部325の大きさ及び形状に応じて決定される。すなわち、これらの間隔は、数値特定されず、レンズ320がホルダー400に結合及び支持可能な範囲内で適宜変更可能である。
【0059】
次に、このようなホルダー400にレンズ320を装着する方法について、図3及び図4を参照して説明する。
【0060】
図3及び図4は、ホルダー400にレンズ320を装着する方法の一例を示す要部側断面図である。図3に示すように、発光素子収容部420に光源モジュール310が支持されている状態で、使用者はまず、第1延長部323を第1レンズ支持部430の収容空間にはめ込む。第1レンズ支持部430に第1延長部323が収容されている状態で使用者はレンズ320に対して−X方向に力を加える。
【0061】
この−X方向に作用する外力により、第1レンズ支持部430に収容されている第1延長部323を軸にして第2延長部325が第2支持部フック442を加圧するように揺動する。第2延長部325は第2支持部フック442に接して加圧し、この加圧力により第2支持部本体441は−Z方向に弾性揺動する。そして、第2延長部325は第2支持部本体441の揺動によってホルダー本体410に接近移動する。
【0062】
この時、第1支持部本体431は外力によってもホルダー本体410に対して弾性移動せず、第2延長部325は、第1レンズ支持部430に収容されている第1延長部323を軸にして揺動することができる。
【0063】
ここで、第2支持部フック442は、第2延長部325との接触領域が丸くなっており、第2延長部325の移動を容易にさせる。
【0064】
図4に示すように、第2延長部325が第2レンズ支持部440の収容空間に収容されることで第2支持部フック442に対する加圧力が解除されると、第2支持部本体441は元の位置に復帰する。この時、第2支持部フック442は、第2延長部325が第2レンズ支持部440から離脱することを防止する。これで、レンズ320はホルダー400に装着及び支持される。
【0065】
このように、本実施例によれば、別途のスクリュー(図示せず)による締結構造を適用することなく、簡単な構造によりレンズ320をホルダー400に結合及び支持することが可能になる。
【0066】
次に、本実施例に係るディスプレイ装置1が結合された構造について、図5を参照して説明する。
【0067】
図5は、ディスプレイ装置1が結合された様子を示す要部側断面図である。図5に示すように、前面カバー110及び後面カバー120により形成された収容空間内において、Z方向の最上側にディスプレイパネル200及び光学シート群340が積層されており、ディスプレイパネル200及び光学シート群340はパネル支持フレーム130により支持されている。
【0068】
ホルダー400は、パネル支持フレーム130及び後面カバー120の間に配置されている。本実施例では、ホルダー400をパネル支持フレーム130と別途の構成としたが、ホルダー400及びパネル支持フレーム130は一体の構成としてもよい。ホルダー400は、発光素子収容部420、第1レンズ支持部430及び第2レンズ支持部440の構成がX方向、すなわち、ディスプレイ装置1の内側を向くように配置されている。
【0069】
反射シート330は、後面カバー120上に、ディスプレイパネル200と相対するように支持されている。
【0070】
ホルダー400の発光素子収容部420は、発光素子311からの照射光がX方向に向かうようにモジュール基板312を支持する。また、第1レンズ支持部430及び第2レンズ支持部440は、光照射方向に沿ってレンズ320が光源モジュール310に隣接して配置されるようにレンズ320を支持する。
【0071】
このような構造下で、発光素子311から発する光はレンズ320を通過しつつ収束され、X方向に出射する。レンズ320から出射した光は反射シート330で乱反射されて光学シート群340を通過し、光学シート群340で光特性が調節されてディスプレイパネル200に到達する。
【0072】
一方、光源モジュール310で発生する熱は、ホルダー400及びカバー110,120を通ってディスプレイ装置1の外部に放熱される。ホルダー400は、アルミニウム材質を含むことで迅速な熱伝逹を可能にする。また、ホルダー400は、カバー110,120の縁領域に介在されるので、ディスプレイ装置1全体の縁領域の強度を向上させる。
【0073】
以上説明したように、本実施例に係るディスプレイ装置1は、簡単な構造で光源モジュール310及びレンズ320が結合及び支持されるホルダー400を有する。このようなホルダー400の適用により、ディスプレイ装置1の作製過程を簡単にさせ、生産性の向上を図ることができる。
【0074】
一方、ホルダー400は、上記の実施例に限定されず、様々な設計変更が可能である。次に、第1実施例と異なる構成のホルダー500について詳細に説明する。
【0075】
図6は、本発明の第2実施例に係るディスプレイ装置1においてホルダー500にレンズ320を装着する方法を示す要部側断面図である。図6に示すように、本実施例に係るホルダー500は、ホルダー本体510と、発光素子収容部520と、第1レンズ支持部530と、第2レンズ支持部540と、を有する。本実施例によるホルダー本体510及び発光素子収容部520の構成は、第1実施例を応用すればよく、その詳細な説明は省略する。
【0076】
第1レンズ支持部530は、ホルダー本体510からX方向に突延している第1支持部本体531と、第1支持部本体531の先端部から−Z方向に突延している第1支持部フック532と、を有する。
【0077】
第1支持部本体531は、ホルダー本体510のX方向の側面において、発光素子収容部520からZ方向に離れた位置から突延している。第1支持部本体531は、既に設定されたレベルの外力が作用すると、ホルダー本体510に対して弾性的に移動/揺動/変形可能なようになっている。
【0078】
第1支持部フック532は、第1支持部本体531のX方向の先端部から−Z方向に突延している。これにより、第1支持部本体531及び第1支持部フック532は、レンズ320の第1延長部323が収容される収容空間を形成する。
【0079】
第2レンズ支持部540は、ホルダー本体510からX方向に延突している第2支持部本体541と、第2支持部本体541の先端部からZ方向に延突している第2支持突部542と、を有する。
【0080】
第2支持部本体541は、ホルダー本体510のX方向の側面において、発光素子収容部520から−Z方向に離れた位置から突延している。
【0081】
第2支持突部542は、第2支持部本体541のX方向の先端部からZ方向に突延している。これにより、第2支持部本体541及び第2支持突部542は、レンズ320の第2延長部325が収容される収容空間を形成する。
【0082】
このような構造下で、ホルダー500にレンズ320を装着する方法を説明すると、下記の通りである。
【0083】
発光素子収容部520に光源モジュール310が支持されている状態で、使用者はまず、第2延長部325を第2レンズ支持部540の収容空間にはめ込む。第2レンズ支持部540に第2延長部325が収容された状態で使用者はレンズ320に対して−X方向に力を加える。
【0084】
この−X方向に作用する外力により、第2レンズ支持部540に収容されている第2延長部325を軸にして、第1延長部323が第1支持部フック532を加圧しつつ移動する。第1支持部本体531はこの加圧力によりZ方向に揺動し、第1延長部323は第1支持部本体531の揺動によってホルダー本体510に接近移動する。
【0085】
この時、第2支持部本体541は上記外力によってもホルダー本体510に対して弾性移動せず、第1延長部323は、第2レンズ支持部540に収容されている第2延長部325を軸にして揺動することができる。
【0086】
ここで、第1支持部フック532は、第1延長部323との接触領域が丸くなっているため、第1延長部323の移動を容易にさせることができる。
【0087】
そして、第1延長部323が第1レンズ支持部530の収容空間に収容されることで第1支持部フック532への加圧力が解除されると、第1支持部本体531は元の位置に復帰する。この時、第1支持部フック532は、第1延長部323が第1レンズ支持部530から離脱することを防止する。これで、レンズ320はホルダー500に装着及び支持される。
【0088】
図7は、本発明の第3実施例に係るディスプレイ装置1においてホルダー600にレンズ320を装着する方法を示す要部側断面図である。図7に示すように、本実施例に係るホルダー600は、ホルダー本体610と、発光素子収容部620と、第1レンズ支持部630と、第2レンズ支持部640と、を有する。本実施例に係るホルダー本体610及び発光素子収容部620の構成は、上述した実施例を応用すればよく、その詳細な説明を省略する。
【0089】
第1レンズ支持部630は、ホルダー本体610からX方向に延突している第1支持部本体631と、第1支持部本体631の先端部から−Z方向に突延している第1支持部フック632と、を有する。
【0090】
第1支持部本体631は、ホルダー本体610のX方向の側面において、発光素子収容部620からZ方向に離れた位置から突延している。第1支持部本体631は、既に設定されたレベルの外力が作用すると、ホルダー本体610に対して弾性的に移動/揺動/変形可能なようになっている。
【0091】
第1支持部フック632は、第1支持部本体631のX方向の先端部から−Z方向に突延している。これにより、第1支持部本体631及び第1支持部フック632は、レンズ320の第1延長部323が収容される収容空間を形成する。
【0092】
第2レンズ支持部640は、ホルダー本体610からX方向に延突している第2支持部本体641と、第2支持部本体641の先端部からZ方向に突延している第2支持部フック642と、を有する。
【0093】
第2支持部本体641は、ホルダー本体610のX方向の側面において、発光素子収容部620から−Z方向に離れた位置から突延している。第2支持部本体641は、既に設定されたレベルの外力が作用すると、ホルダー本体610に対して弾性的に移動/揺動/変形可能なようになっている。
【0094】
第2支持部フック642は、第2支持部本体641のX方向の先端部からZ方向に突延している。これにより、第2支持部本体641及び第2支持部フック642は、レンズ320の第2延長部325が収容される収容空間を形成する。
【0095】
このような構造下で、ホルダー600にレンズ320を装着する方法を説明すると、下記の通りである。
【0096】
使用者は、レンズ320に対して−X方向に力を加える。この外力により、第1延長部323及び第2延長部325はそれぞれ、第1支持部フック632及び第2支持部フック642を接触加圧する。第1支持部本体631及び第2支持部本体641はこの加圧力によりホルダー本体610に対してそれぞれZ方向及び−Z方向に揺動することで、第1延長部323及び第2延長部325が第1レンズ支持部630及び第2レンズ支持部640との間に進入するように許容する。
【0097】
ここで、第1支持部フック632及び第2支持部フック642はそれぞれ、第1延長部323及び第2延長部325との接触領域が丸くなっているため、第1延長部323及び第2延長部325の移動を容易にさせることができる。
【0098】
第1延長部323及び第2延長部325が第1支持部本体631及び第2支持部本体641間の収容空間に収容されることで第1支持部フック632及び第2支持部フック642への加圧力が解除されると、第1支持部本体631及び第2支持部本体641は元の位置に復帰する。この時、第1支持部フック632は、第1延長部323が第1レンズ支持部630から離脱することを防止し、第2支持部フック642は、第2延長部325が第2レンズ支持部640から離脱することを防止する。これで、レンズ320はホルダー600に装着及び支持される。
【0099】
図8は、本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置1においてホルダー700にレンズ320を装着する過程を示す要部斜視図であり、図9は、本実施例によっててホルダー700にレンズ320が結合された様子を示す要部側断面図である。
【0100】
図8及び図9に示すように、本実施例に係るホルダー700は、ホルダー本体710と、発光素子収容部720と、第1レンズ支持部730と、第2レンズ支持部740と、を有する。本実施例に係るホルダー本体710及び発光素子収容部720の構成は、上述した実施例を応用すればよく、その詳細な説明を省略する。
【0101】
レンズ320が押出成形により作製されると、長さ方向、すなわち、Y方向に沿って垂直に切断したレンズ320の断面の形状は長さ方向においてそれぞれ同一となる。すなわち、レンズ320の第1延長部323及び第2延長部325も、X−Z平面に平行な各断面がY方向において同じ形状を有する。
【0102】
これに対応して、第1レンズ支持部730及び第2レンズ支持部740は、ルダー本体710の長さ方向、すなわち、Y方向に沿って、第1延長部323及び第2延長部325の断面形状に対応して延長する空間とする。このような第1レンズ支持部730及び第2レンズ支持部740は、ホルダー本体710の長さ方向の一端部を通じて外部と連通する。
【0103】
このような構造下で、使用者は、ホルダー本体710の一端部に形成されている連通領域を通して第1延長部323及び第2延長部325を第1レンズ支持部730及び第2レンズ支持部740内に進入させる。続いて、第1延長部323及び第2延長部325は−Y方向に沿って第1レンズ支持部730及び第2レンズ支持部740内にスライディング移動することによって、第1レンズ支持部730及び第2レンズ支持部740内に収容及び支持される。
【0104】
これで、レンズ320はホルダー700に装着及び支持される。
【0105】
以上の実施例では、ホルダー400,500,600,700の様々な具現例について説明した。以上実施例は、ホルダーにおけるレンズ320の支持構造について例示したが、以上のホルダーとは異なる方式のホルダー800も可能であり、次に、このホルダー800の実施例について図10を参照して説明する。
【0106】
図10は、本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置1において発光素子311及びホルダー800の構成を示す要部側断面図である。図10に示すように、本実施例に係るホルダー800は、ホルダー本体810と、発光素子収容部820と、第1レンズ支持部830と、第2レンズ支持部840と、を有する。本実施例に係るホルダー本体810、第1レンズ支持部830及び第2レンズ支持部840の構成は、上記の第4実施例を応用してもよく、その他の実施例を応用してもよい。
【0107】
発光素子収容部820は、X方向を向く板面上に、発光素子311を作動させるための回路850がプリンティングされている。この回路850は、発光素子311が直接装着されるように設けられる。すなわち、以上の実施例における光源モジュール310は、モジュール基板312上に複数の発光素子311が装着されてなるものとしたが(図2参照)、本実施例では、モジュール基板312上に形成される回路850を発光素子収容部820上に形成することで、モジュール基板312を省き、発光素子311をホルダー800に直接装着できる構成とした。
【0108】
これにより、部品を削減し、且つ、発光素子311からの発熱を、ホルダー800を通してより效率よく放熱させることが可能になる。
【0109】
一方、上述した実施例は、種々のディスプレイ装置900に適用することができる。以下、ディスプレイ装置900をTVにした場合に本発明の実施例が適用される一例を、図11を参照して説明する。
【0110】
図11は、第6実施例に係るディスプレイ装置900の構成ブロック図である。図11で、実線は映像信号または制御信号の伝達を、点線は光の伝達を意味する。図11に示すように、本実施例に係るディスプレイ装置900は、外部から映像信号を受信する映像受信部910と、映像受信部910に受信される映像信号を処理する映像処理部920と、映像処理部920により処理される映像信号を映像として表示するディスプレイパネル930と、ディスプレイパネル930に映像が表示されるように光を供給するバックライトユニット940と、を備える。
【0111】
映像受信部910は、有線または無線で映像信号/映像データを受信して映像処理部920に伝達するもので、受信する映像信号の規格に応じて様々な方式のものとすることができる。例えば、映像受信部110は、RF(radio frequency)信号、コンポジット(composite)/コンポーネント(component)ビデオ、スーパービデオ(super video)、SCART、HDMI(high definition multimedia interface)、ディスプレイポート(Display Port)、UDI(unified display interface)、またはワイヤレス(wireless HD)規格などによる映像信号を受信することができる。
【0112】
映像処理部920は、映像信号に、既に設定された様々な映像処理プロセスを行い、該映像信号をディスプレイパネル930に出力することで、ディスプレイパネル930の映像表示面上に映像が表示されるようにする。映像処理部920が行うプロセスの種類は、特に限定されないが、例えば、様々な映像フォーマットに対応するデコーディング(decoding)、デインターレーシング(de−interlacing)、フレームリフレッシュレート(frame refresh rate)変換、スケーリング(scaling)、映像画質改善のためのノイズ低減(noise reduction)、ディテール強化(detail enhancement)などがある。
【0113】
映像受信部910及び映像処理部920は、ディスプレイ装置900に組み込まれる映像処理盤(図示せず)とすることができる。
【0114】
ディスプレイパネル930及びバックライトユニット940の構成は、上述した実施例の構成と実質的に同一であり、これら構成を支持するホルダー(図示せず)も、以上の実施例の構成を応用すればいいので、その詳細な説明を省略する。
【0115】
以上説明した実施例は例示的なものに過ぎず、当該技術の分野における通常の知識を有する者には、様々な変形及び均等な他の実施例が可能であろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想により定められるべきである。
【符号の説明】
【0116】
1 ディスプレイ装置
110 前面カバー
120 後面カバー
130 パネル支持フレーム
200 ディスプレイパネル
300 バックライトユニット
310 光源モジュール
311 発光素子
312 モジュール基板
320 レンズ
321 レンズ本体
323 第1延長部
325 第2延長部
330 反射シート
340 光学シート群
400 ホルダー
410 ホルダー本体
420 発光素子収容部
430 第1レンズ支持部
440 第2レンズ支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置において、
カバーと、
前記カバーに収容されるディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルの後面側で、前記カバーの四方向の縁のうちの少なくとも一縁に沿って配置された複数の発光素子と、
前記発光素子の配置方向に平行に延長されて、前記発光素子からの光が入射するように前記発光素子の光出射方向に配置されたレンズと、
前記ディスプレイパネルの後面に設けられて、前記レンズからの光を前記ディスプレイパネルへ反射させる反射シートと、
前記少なくとも一縁に沿って延長されているホルダー本体と、前記ホルダー本体の一面上に前記発光素子を収容するように形成された発光素子収容部と、前記発光素子収容部から離れており前記レンズを結合及び支持できるように前記ホルダー本体の前記一面上に形成されたレンズ支持部とを有するホルダーと、
を含むことを特徴とするディスプレイ装置。
【請求項2】
前記レンズは、
レンズ本体と、
前記レンズ本体から前記ディスプレイパネルを向く第1方向に延長された第1延長部と、
前記第1方向の反対方向である第2方向に延長された第2延長部と、を含み、
前記レンズ支持部は、前記第1延長部を支持する第1支持部と、前記第2延長部を支持する第2支持部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記第2支持部は、
前記光出射方向に平行な第3方向に延長された第2支持部本体と、
前記第2支持部本体から前記第1方向に突出したフック状の第2支持部フックと、を含み、
前記第2支持部本体は、外力により前記レンズが前記第3方向の反対方向である第4方向に向かって前記レンズ支持部に装着される時に、前記外力による前記第2延長部の加圧力によって前記ホルダー本体からの弾性移動が可能であることを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記第2支持部フックは、前記レンズの装着時における前記第2延長部との接触領域が丸く形成されたことを特徴とする、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記第1支持部は、
前記第3方向に延長された第1支持部本体と、
前記第1支持部本体の端部から前記第2方向に延長されており、前記第1支持部に収容された前記第1延長部の離脱を防止する第1支持部掛止突部と、を含み、
前記第1支持部は、前記第4方向に作用する前記外力によっても前記ホルダー本体から弾性移動しないことを特徴とする、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記第1支持部は、
前記第3方向に延長された第1支持部本体と、
前記第1支持部本体から前記第2方向に突出したフック状の第1支持部フックと、を含み、
前記第1支持部本体は、外力によって前記レンズが前記第4方向に向かって前記レンズ支持部に装着される時に、前記外力による前記第1延長部の加圧力によって前記ホルダー本体からの弾性移動が可能であることを特徴とする、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記第1支持部フックは、前記レンズの装着時における前記第1延長部との接触領域が丸く形成されたことを特徴とする、請求項6に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第1支持部は、
前記光出射方向に平行な第3方向に延長された第1支持部本体と、
前記第1支持部本体から前記第2方向に突出したフック状の第1支持部フックと、を含み、
前記第1支持部本体は、外力により前記レンズが前記第3方向の反対方向である第4方向に向かって前記レンズ支持部に装着される時に、前記外力による前記第1延長部の加圧力によって前記ホルダー本体からの弾性移動が可能であることを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第2支持部は、
前記第3方向に延長された第2支持部本体と、
前記第2支持部本体の端部から前記第1方向に延長されて、前記第2支持部に収容された前記第2延長部の離脱を防止する第2支持部掛止突部と、を含み、
前記第2支持部は、前記第4方向に向かって作用する前記外力によっても前記ホルダー本体から弾性移動しないことを特徴とする、請求項8に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記ホルダー本体の長さ方向に沿って前記第1延長部と前記第2延長部とをそれぞれに収容可能に延長された収容空間を形成し、前記ホルダー本体の長さ方向の両端部のいずれか一の端部を通して外部と連通する領域を有し、
前記第1延長部及び前記第2延長部は、前記連通する領域を通して前記長さ方向に沿ってスライディングして前記第1支持部及び前記第2支持部に装着可能であることを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記レンズは、長さ方向に垂直な断面の形状が前記長さ方向において同一である押出成形レンズであることを特徴とする、請求項10に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
前記複数の発光素子が作動可能に装着される印刷回路基板をさらに含み、
前記印刷回路基板は、前記発光素子収容部にスクリューで締結されることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
前記発光素子収容部は、前記複数の発光素子を作動させるための回路が板面上にプリンティングされており、
前記複数の発光素子は、前記回路がプリンティングされている前記発光素子収容部の前記板面上に装着されることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項14】
映像信号を受信する映像受信部と、
前記映像受信部に受信される映像信号を、前記ディスプレイパネルに映像として表示されるように処理する映像処理部と、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2013−68931(P2013−68931A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−150481(P2012−150481)
【出願日】平成24年7月4日(2012.7.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】