説明

デジタル放送受信システム

【課題】トランスモジュレーション方式はデジタル放送の信号をQAM変調方式でトランスモジュレーションしてからCATV網へ再送信を行う方式であるため市販のデジタルテレビジョン装置では受信することが出来ない。
【解決手段】トランスモジュレーション装置20は、トランスモジュレーション方式で再送信されたデジタル放送の再送信信号を再度トランスモジュレーションして元の変調方式の信号に戻す手段を備え、デジタルテレビジョン装置10と通信可能に接続される。トランスモジュレーション装置20は、ユーザが視聴したいデジタル放送のチャンネル情報及び該デジタル放送の元の変調方式に関する情報を含む放送情報をメモリに保持し、デジタルテレビジョン装置10からの選局情報に基づいて該当するチャンネルの再送信信号を受信し、その再送信信号を元の変調方式の信号に再度トランスモジュレーションしてデジタルテレビジョン装置10に入力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送受信システム、より詳細には、トランスモジュレーション技術を用いたデジタル放送受信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トランスモジュレーション技術を用いたデジタル放送受信システムに関し、ケーブルテレビ(以下、CATV)網でのデジタル放送の再送信の例について、非特許文献1によれば、通常の直接受信を目的としたデジタル放送をCATV網に再送信するための技術としてトランスモジュレーション方式と、パススルー方式とが記載されている。
【0003】
また、例えば、特許文献1には、通常のデジタル放送とCATVで伝送できるデータ量が異なる場合に、放送データの分割までも含めた更に高度なトランスモジュレーション技術が記載されている。
【0004】
上述のパススルー方式は、場合によっては伝送周波数が変更されることはあるものの、通常のデジタル放送の信号を放送局からの送信時と同じ変調方式でそのままCATV網へ再送信を行う方式であり、一方、トランスモジュレーション方式は、通常のデジタル放送の信号を放送局からの送信時とは異なる変調方式、すなわち、CATVの伝送で一般的に利用される直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation、以下QAM)に変調方式を変換し、更にCATVで受信できるよう伝送路における物理的なパラメータであるNetwork Information Table(以下、NIT)などのCATV用への書き換えや、追加で必要となるデータの挿入、不要となるデータの削除などを行ってからCATV網へ再送信を行う方式である。両方式ともデジタル放送のコンテンツデータ自体には手を加えずにCATV網経由でユーザが視聴可能とする技術であるという点に変わりはない。
【非特許文献1】日本CATV技術協会編,「JCTEA−STD−007−4.0、デジタル有線テレビジョン放送 BS/広帯域CS及び地上デジタル対応受信装置」
【特許文献1】特開2002−320213号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したパススルー方式は通常のデジタル放送の信号を放送局からの送信時と同じ変調方式で伝送される周波数以外はそのままCATV網へ再送信を行う方式であるため市販のデジタルテレビジョン装置で受信可能であるが、トランスモジュレーション方式はデジタル放送の信号をCATVの伝送で一般的に利用されるQAM変調方式でトランスモジュレーションしてからCATV網へ再送信を行う方式であるため市販のデジタルテレビジョン装置では受信することが出来ない。
【0006】
一般的にCATV局は、投資効率や管理の面での容易性などの観点からどちらか一方のみを採用している場合が多い。トランスモジュレーション方式によるデジタル放送の再送信が行われているCATV局の加入者は、市販のデジタルテレビジョン装置を購入してもそのままではデジタル放送を視聴することができず、ユーザはデジタル放送を視聴するために一般向けには市販されていないデジタルCATV専用のセットトップボックス(Set Top Box、以下、STB)をCATV局からレンタル等しなければならず、加入者にとっては余計な費用が発生するという問題を有している。また、この際、購入したデジタルテレビジョン装置が備えるデジタル放送受信機能が無駄になってしまうという問題を有している。
【0007】
一方、STBなしで市販のデジタルテレビジョン装置を利用して、トランスモジュレーション方式で再送信されるデジタル放送を受信できるようにするために、トランスモジュレーション方式で再送信される全ての放送信号を元の変調方式の信号に再度トランスモジュレーションすることも技術的には不可能ではないが、それを全ての放送信号に対して行うには各家庭にCATV局にあるのと同じくらい大きな規模の設備が必要となってしまい現実的ではない。
【0008】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、トランスモジュレーション方式で再送信されたデジタル放送の信号を再度トランスモジュレーションして元の変調方式の信号に戻すことにより、トランスモジュレーション方式によるデジタル放送の再送信を、通常のデジタル放送受信機を利用して受信できるようにすること、をその目的とし、
更に、全ての信号を再度トランスモジュレーションするのではなく、デジタル放送受信機と、各家庭に設置されるトランスモジュレーション装置とを通信可能に接続し、再度トランスモジュレーションする信号はデジタル放送受信機を利用するユーザが予め定めたもののみに限定することにより、一般的に大規模なトランスモジュレーション装置を各家庭に設置できる程度に小規模なものとすること、を目的としてさなれたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、トランスモジュレーション方式で再送信されたデジタル放送の信号を再度トランスモジュレーションして元の変調方式の信号に戻すためのトランスモジュレーション装置と、デジタル放送を選局可能なデジタル放送受信機とを備え、前記トランスモジュレーション装置と前記デジタル放送受信機とが通信可能に接続されていることを特徴としたものである。
【0010】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記トランスモジュレーション装置と前記デジタル放送受信機とを通信可能に接続することにより、変調方式が異なるデジタル放送信号を受信できるようにしたことを特徴としたものである。
【0011】
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記トランスモジュレーション装置は、ユーザが視聴したいデジタル放送のチャンネル情報及び該デジタル放送の元の変調方式に関する情報を少なくとも含む放送情報を保持した保持手段と、前記デジタル放送受信機からの選局情報に基づいて該当するチャンネルを前記放送情報から検索し、該検索したチャンネルの前記トランスモジュレーション方式で再送信された信号を受信する受信手段と、該受信した再送信信号を元の変調方式の信号に再度トランスモジュレーションする手段とを備えていることを特徴としたものである。
【0012】
第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記デジタル放送受信機は、ユーザが番組を視聴するために選択したデジタル放送のチャンネル情報を前記トランスモジュレーション装置へ通知する手段を備えていることを特徴としたものである。
【0013】
第5の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記トランスモジュレーション装置は、前記デジタル放送受信機が通知するユーザが番組を視聴するために選択したデジタル放送のチャンネル情報を受信する手段を備えていることを特徴としたものである。
【0014】
而して、本発明は、トランスモジュレーション方式で再送信されたデジタル放送の信号であってもデジタル放送のコンテンツデータ自体は元のデジタル放送と同じであることを利用し、トランスモジュレーション方式で再送信されたデジタル放送の信号を各家庭で再度トランスモジュレーションして元の変調方式の信号に戻すことにより、トランスモジュレーション方式によるデジタル放送の再送信を、通常のデジタル放送受信機を利用して受信できるようにしたものである。
【0015】
更に、全ての信号を再度トランスモジュレーションするのではなく、デジタル放送受信機と、各家庭に設置されるトランスモジュレーション装置とを通信可能に接続し、再度トランスモジュレーションする信号はデジタル放送受信機を利用するユーザが予め定めたもののみに限定することにより、一般的に大規模なトランスモジュレーション装置を各家庭に設置できる程度に小規模にするものである。
【発明の効果】
【0016】
市販のデジタル放送受信機にトランスモジュレーション装置との通信機能を付加し、簡易な構成の小規模なトランスモジュレーション装置を追加するだけで、大規模なトランスモジュレーション装置を家庭に導入することなく、また、市販のデジタル放送受信機のデジタル放送受信機能を犠牲にせず、また、別途専用のデジタル放送受信機を用意することもなく、トランスモジュレーション方式によるデジタル放送の再送信を受信することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明によるデジタル放送受信システムの実施形態の一例を図1乃至図4に基づいて以下に説明する。具体的なデジタル放送としては地上デジタル放送と、そのCATV網での再送信を代表例に取り説明を行うこととする。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信システムの構成例を示す図で、図中、10はデジタルテレビジョン装置、20はトランスモジュレーション装置、30は壁面RFコンセントを示す。トランスモジュレーション装置20は、トランスモジュレーション方式によって再送信されるQAM変調されたデジタル放送信号をCATV網を介して受信し、そのデジタル放送信号を元の変調方式の信号に再度トランスモジュレーションする機能を備えている。地上デジタル放送の場合、トランスモジュレーション装置20は、CATV網で利用されているQAM変調方式のデジタル放送信号を、元の変調方式である直交周波数分割多重(Othogonal Frequency Division Multiplexing、以下OFDM)変調方式で再度トランスモジュレーションし、このOFDM変調信号をデジタルテレビジョン装置10に入力する。
【0019】
デジタルテレビジョン装置10は、基本的にはデジタルチューナ機能を備えた市販のデジタルテレビであって、これにトランスモジュレーション装置20との通信を行うための通信部11を付加したものである。この通信部11は内蔵あるいは外付けのいずれであってもよい。また、デジタル放送の受信に関する機能は市販のデジタルテレビと違いはないため、QAM変調方式でトランスモジュレーションされたデジタル放送をCATV網を介して受信することはできない。トランスモジュレーション装置20は、CATV局で一般的に利用される大規模なトランスモジュレーション装置とは異なり、変換する放送信号をごく少数に限定した簡易的なものであり、デジタルテレビジョン装置10との通信を行う通信部21を備えている。
【0020】
トランスモジュレーション装置20は、壁面RFコンセント30とRF信号ケーブル31を介して接続され、この壁面RFコンセント30から、QAM変調方式でトランスモジュレーションされたデジタル放送の信号をCATV網を介して受信することができる。
【0021】
また、デジタルテレビジョン装置10は、トランスモジュレーション装置20とRF信号ケーブル32を介して接続され、トランスモジュレーション装置20から出力される、元の変調方式(OFDM)で再度トランスモジュレーションされたデジタル放送の信号を受信する。この元の変調方式で再度トランスモジュレーションされたデジタル放送の信号は、CATV局においてQAM変調方式でトランスモジュレーションされる前の状態とコンテンツデータ的には同等のものになるため、デジタルテレビジョン装置10での受信が可能となる。
【0022】
デジタルテレビジョン装置10は、トランスモジュレーション装置20と制御信号ケーブル40を介して接続されており、この制御信号ケーブル40を通して、デジタルテレビジョン装置10に対してユーザが入力する選局情報(チャンネル番号など)をトランスモジュレーション装置20へ通知する。以下、トランスモジュレーション装置20が備える各機能について詳細に説明する。
【0023】
図2は、図1に示したトランスモジュレーション装置20の内部構成の一例を示すブロック図で、トランスモジュレーション装置20は、通信部21,制御部22,メモリ部23,受信部24,多重化部25,変調部26を備えている。商品化されているトランスモジュレーション装置によっては内部構成に多少の違いはあるものの、図2で示した内部構成は一般的なトランスモジュレーション装置と同様のものである。その違いとしては、CATV局で利用される大規模なトランスモジュレーション装置は、複数の放送局に対応する必要があるため、受信部24,多重化部25,変調部26が必要な数だけ複数存在する構成となっているが、本発明で利用するトランスモジュレーション装置20は、その数を限定したものとすることによりトランスモジュレーション装置の小型化が実現可能となっており、図2の例では、受信部24,多重化部25,変調部26を1組のみ利用している。
【0024】
図3は、トランスモジュレーション装置20内のメモリ部23に保持される放送情報一覧の一例を示す図で、図中、27は放送情報一覧を示す。トランスモジュレーション装置20はデジタルテレビジョン装置10と連携した動作を行う前に、本例に示す放送情報一覧27をメモリ部23にあらかじめ保持しておく。放送情報一覧27をトランスモジュレーション装置20に保持させる方法については、事前に作成して保持させておく方法、外部装置から転送する方法、トランスモジュレーション装置20自身が放送波を順次走査して構築する方法などがあるが、いずれも一般的な手法であるため、ここでは詳しい説明は行わない。この放送情報一覧27には、ユーザが視聴したいデジタル放送のチャンネル情報や、そのデジタル放送の元の変調方式に関する情報などを少なくとも含むものとする。
【0025】
また、図3において、「送信チャンネル」と表現されている情報はユーザがリモコン等から選択する一般的な用語としての「チャンネル」ではなく、デジタル放送信号が送信される「物理チャンネル」のことであり、「送信される周波数」と言い換えても良い。CATVの物理チャンネルの場合は、数字の頭に「C」(Cableの略)を、地上デジタル放送の物理チャンネルの場合は、数字の頭に「U」(UHFの略)を付加して表現している。
【0026】
図4は、本発明が適用されるデジタル放送受信システムの動作例を説明するためのフロー図である。まず、デジタルテレビジョン装置10を視聴するユーザは、リモコンなどの操作手段によりデジタルテレビジョン装置10に対して視聴したい番組を選択する動作を行う。この時、デジタルテレビジョン装置10は通信部11を介してトランスモジュレーション装置20へユーザが選択した番組の選局情報を通知する(ステップS1)。通知する選局情報としては、例えば、チャンネル番号,周波数,トランスポートストリームIDなど各種のケースが考えられるが、ここではチャンネル番号を用いて、ユーザが選択した具体的なチャンネル番号を「011」であるとして説明する。
【0027】
次に、トランスモジュレーション装置20は、デジタルテレビジョン装置10から通知された選局情報を通信部21で受信する(ステップS2)。このデジタルテレビジョン装置10とトランスモジュレーション装置20の間の通信を単方向ではなく双方向の通信とすることにより、再度トランスモジュレーションするためのトランスモジュレーション装置20内での選局が成功したか否かの情報をデジタルテレビジョン装置10に通知するなど、情報伝達の信頼性を高めることももちろん可能である。
【0028】
次に、トランスモジュレーション装置20は、受信した選局情報であるチャンネル番号「011」が、メモリ部23に保持している図3に示した放送情報一覧27の中にあるかどうかを検索する(ステップS3)。
【0029】
次に、トランスモジュレーション装置20は、放送情報一覧の中に、選局情報であるチャンネル番号「011」があるかどうか判断し(ステップS4)、該当する選局情報があれば(YESの場合)、次のステップS5に進み、一方、該当する選局情報が無ければ(NOの場合)、エラーとして処理を終了する。
【0030】
次に、トランスモジュレーション装置20は、再度トランスモジュレーションする処理に必要な選局情報を放送情報一覧から取得する(ステップS5)。図3に示した例では、チャンネル番号「011」に該当するものとして、テレビ局が「NHK総合」、CATVでの送信チャンネルが「C43」、元の送信チャンネルが「U27」、元の変調方式が「OFDM」といった情報が取得できる。
【0031】
上記ステップS5で取得した再度トランスモジュレーションする処理に必要な選局情報に従い、トランスモジュレーション装置20は、受信部24でCATVでの送信チャンネル「C43」を選局する(ステップS6)。さらに、トランスモジュレーション装置20は「C43」で受信したQAM変調されたデジタル放送の信号を、変調部26で元の変調方式である「OFDM」に再度トランスモジュレーションし、元の送信チャンネルである「U27」の周波数でデジタルテレビジョン装置10に送信する(ステップS7)。この時デジタルテレビジョン装置10に送信される再度トランスモジュレーションされた信号は、デジタルテレビジョン装置10でそのまま受信が可能となるよう、制御部22と多重化(MUX)部25によって伝送路における物理的なパラメータであるNITなどの書き換えや、追加で必要となるデータの挿入、不要となるデータの削除などが行われたものとなっている。
【0032】
以上の動作により、デジタルテレビジョン装置10にはデジタル放送の信号が、元の変調方式で且つ元の周波数で入力されるため、ユーザはデジタルテレビジョン装置10でデジタル放送を視聴することが可能となる。尚、上記説明では、デジタルテレビジョン装置10での選局が発生するトリガを、ユーザが選局を行った場合としているが、デジタルテレビジョン装置10が電子番組表の取得などのためにユーザの選局によらず自発的に選局を行う場合であっても動作は同様である。
【0033】
また、デジタルテレビジョン装置10とトランスモジュレーション装置20が別々のものである必要はなく、デジタルテレビジョン装置10にトランスモジュレーション装置20を内包する形態も考えられる。また、別の実施形態としては、RF信号ケーブル32を双方向としてトランスモジュレーション装置20との通信にも活用し、この場合、制御信号ケーブル40を不要としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示したトランスモジュレーション装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図3】トランスモジュレーション装置内に保持される放送情報一覧の一例を示す図である。
【図4】本発明が適用されるデジタル放送受信システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
【0035】
10…デジタルテレビジョン装置、11,21…通信部、20…トランスモジュレーション装置、22…制御部、23…メモリ部、24…受信部、25…多重化部、26…変調部、27…放送情報一覧、30…壁面RFコンセント、31,32…RF信号ケーブル、40…制御信号ケーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランスモジュレーション装置と、デジタル放送を選局可能なデジタル放送受信機とを備え、前記トランスモジュレーション装置と前記デジタル放送受信機とが通信可能に接続されていることを特徴とするデジタル放送受信システム。
【請求項2】
請求項1に記載のデジタル放送受信システムにおいて、前記トランスモジュレーション装置と前記デジタル放送受信機とを通信可能に接続することにより、変調方式が異なるデジタル放送信号を受信できるようにしたことを特徴とするデジタル放送受信システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のデジタル放送受信システムにおいて、前記トランスモジュレーション装置は、ユーザが視聴したいデジタル放送のチャンネル情報及び該デジタル放送の元の変調方式に関する情報を少なくとも含む放送情報を保持した保持手段と、前記デジタル放送受信機からの選局情報に基づいて該当するチャンネルを前記放送情報から検索し、該検索したチャンネルの前記トランスモジュレーション方式で再送信された信号を受信する受信手段と、該受信した再送信信号を元の変調方式の信号に再度トランスモジュレーションする手段とを備えていることを特徴とするデジタル放送受信システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のデジタル放送受信システムにおいて、前記デジタル放送受信機は、ユーザが番組を視聴するために選択したデジタル放送のチャンネル情報を前記トランスモジュレーション装置へ通知する手段を備えていることを特徴とするデジタル放送受信システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のデジタル放送受信システムにおいて、前記トランスモジュレーション装置は、前記デジタル放送受信機が通知するユーザが番組を視聴するために選択したデジタル放送のチャンネル情報を受信する手段を備えていることを特徴とするデジタル放送受信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−60557(P2006−60557A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−240776(P2004−240776)
【出願日】平成16年8月20日(2004.8.20)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】