説明

トラクター牽引型直播機

【課題】固くしまった不耕起圃場において溝切り用爪車で播種溝を掘る時に、異物等を巻き込んでも、機体に損傷を与えないトラクター牽引型直播機を提供する。
【解決手段】機体11に連結されると共に進行方向と逆回転駆動される溝切り用爪車14と、該溝切り用爪車の後方に該溝切り用爪車の後方から上方にかけて覆う土壌案内用カバー15と、上記溝切り用爪車の後方に種子導管22を備え、土壌案内用カバー15は上記機体11に緩衝部材19を介在して取り付けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクター牽引型直播機に関し、不耕起圃場に大豆等の種子を播種するために直播機の溝切り用爪車で圃場に播種溝を掘る際に、大きな石等が跳ね上げられた場合に溝切り用爪車および該溝切り用爪車と機体との連結部分に損傷が生じないようにするものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の不耕起圃場に種子を播種する直播機として、本出願人は特開2003−61411号公報でトラクター牽引型の不耕起直播機を提供している。
【0003】
上記従来装置は図6(A)に示すように、機体1が接地輪1a及び鎮圧輪1bに走行自在に支持され、機体1の前方をトラクターTのリンク部Taと連結し牽引している。機体1には地表に播種溝を刻設する播種溝用爪車2を取り付け、播種溝用爪車2の上部には播種溝用爪車2の跳ね上げた土壌を後方に案内する、土壌案内用カバー3を設け、さらに機体1には各播種ユニット4、及び播種溝用爪車2の後方下方に開口する種子導管5が設置されている。前記播種溝用爪車2の上方へ設ける土壌案内用カバー3は、図6(B)に示すように、ブラケット6を介して機体1にネジ止めして固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−61411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図6に示すトラクター牽引型の不耕起直播機は、農場の大型化にも対応でき、作業性に富み、能率的である。しかし、不耕起の圃場は土壌が固くしまっており、圃場全面を耕耘することなく播種する為、機械の耐久性が求められる。
前記したように、播種溝を形成する播種溝用爪車2の上方に設ける土壌案内用カバー3はブラケット6を介して機体1にネジ止め固定されている。よって、不耕起圃場に大きい石等があり、該石等の異物が土壌案内用カバーへ巻き込まれた時に、機体1が直に衝撃を受ける為、ネジ止め部分が衝撃に耐えられずにブラケット6が壊れ、土壌案内用カバー3が機体1から外れる恐れがあり、その点で改良の余地がある。
【0006】
よって、本発明は、不耕起圃場において大豆等の種子を播種する際に、大きい石等が土壌案内用カバーに巻き込まれても、土壌案内用カバーが機体から外れず、耐久性のあるトラクター牽引型直播機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する為、本発明は、機体に連結されると共に進行方向と逆回転駆動される溝切り用爪車と、該溝切り用爪車の後方から上方にかけて覆う土壌案内用カバーと、上記溝切り用爪車の後方に種子導管を備え、
前記土壌案内用カバーは上記機体に緩衝部材を介在して取り付けていることを特徴とするトラクター牽引型直播機を提供している。
【0008】
上記トラクター牽引型直播機は、地表を走行しながら溝切り用爪車により地表に播種溝を刻設しながら播種する直播機の機体をトラクターに連結し、トラクターに牽引されて走行する走行車輪を直播機の機体の前後位置に設置している。
上記トラクターの駆動力を直播機の溝切り用爪車に伝達する駆動力伝達部を備え、該駆動力伝達部で溝切り用爪車を進行方向と逆回転させている。
【0009】
上記のように、本発明では土壌案内用カバーと機体との間に緩衝部材を設けているため、溝切り用爪車で播種溝を掘る際に下方から大きな石等の異物が撥ね上がり、土壌案内用カバーや、該土壌案内用カバーと機体とを連結する部分に衝突した際、上記緩衝部材が衝撃を吸収するため、土壌案内用カバーや機体本体を保護することができる。
【0010】
具体的には、上記機体から突設するカバー取付軸にカバー止め板を固定し、該カバー止め板に設けた収容部にゴム製の上記緩衝部材を収容すると共に、該緩衝部材の外面側に緩衝部材押さえ板を配置する一方、上記土壌案内用カバーに固定したカバー取付板を上記緩衝部材の内面側に配置し、該カバー取付板と上記緩衝部材押さえ板とで上記緩衝部材を挟持する構成とすることが好ましい。
【0011】
上記緩衝部材はウレタンゴムからなり、該緩衝部材の中心に設けた軸穴に上記緩衝部材押さえ板と上記カバー取付板に設けた軸穴にボルトを通して組み付けている。上記緩衝部材には上記軸穴の回りに間隔をあけて衝撃吸収穴を設けていることが好ましい。
緩衝部材を形成するゴムはウレタンゴムに限定されないが、強度のあるウレタンゴムが好適に用いられる。該ウレタンゴムの硬度は、JIS タイプA K6253で、60〜100度が好ましい。
【0012】
上記構成とすると、強度を有するウレタンゴムを緩衝部材として用い、該緩衝部材を土壌案内用カバーと機体との間に介在させているため、固い圃場を溝切り用爪車で溝切りをする場合に、その衝撃に耐えることができる。かつ、緩衝部材に衝撃吸収穴を設けることにより、衝撃を吸収する方向に容易に変形させることができ、下方から石等の異物を巻き込んだ際に、ウレタンゴムが変形して衝撃を吸収し、機体へ伝わる衝撃を緩和できる。
【0013】
上記衝撃吸収穴は90度間隔をあけて設けた大きな衝撃吸収穴と、これら大きな衝撃吸収穴の間に小さい衝撃吸収穴を設ける構成が好ましい。このように衝撃吸収穴を設けると、緩衝部材を任意の方向に変形させることができる。
よって、土壌案内用カバーと溝切り用爪車の下方から大きな石等の異物を巻き込んだ際に、土壌案内用カバーが上下、左右、前後方向へ変形する衝撃を受けると、その衝撃を緩衝部材の衝撃吸収穴が上下方向や幅方向等に変形して衝撃を吸収し、機体へ伝わる衝撃を防いで機体が破損したり、土壌案内用カバーが脱落するのを防止できる。
【0014】
また、トラクター牽引型直播機をトラクターに連結する作業が1人でも出来る構成とした姿勢保持台を設け、該姿勢保持台を直播機の機体に付設しておくことが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、土が硬い圃場で、溝切り用爪車で播種溝を掘る時に、大きな石等の異物等が溝切り用爪車に入ってきても、緩衝部材を備えていることにより、土壌案内用カバーや機体との連結部材の破損を防ぐと共に、機体への衝撃を吸収することができ、直播機の耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、トラクター牽引型直播機の側面図である。
【図2】上記トラクター牽引型直播機に設けた土壌案内用カバー取付部の平面図である。
【図3】上記トラクター牽引型直播機に設けた緩衝部材取付状況の側面図である。
【図4】第2実施形態で用いる姿勢保持台を示し、(A)は正面図、(B)(C)は左右側面図である。
【図5】本発明のトラクター牽引型直播機へ姿勢保持台を装着した側面図である。
【図6】従来の牽引型の不耕起直播機を示し、(A)は側面図、(B)は要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態にかかるトラクター牽引型直播機について図面を参照して説明する。
図1乃至図3に第1実施形態を示す。
図1に示すように、トラクター牽引型直播機10は、その機体11を前方の接地輪11aと後方の鎮圧輪11bで支持すると共に、機体11の前方を図示しないトラクターのリンク部分と連結し、トラクターで直播機を牽引している。また、機体11の後方上部には種子ホッパー12を取り付けている。
【0018】
種子ホッパー12の前方で、接地輪11aと鎮圧輪11bの間に溝切り用爪車14を配置している。該溝切り用爪車14に固定した回転軸13をトラクターのPTO軸(図示せず)と連結した駆動力伝達部を設けている。該駆動力伝達部で回転軸13をトラクターの進行方向と逆方向に回転駆動し、溝切り用爪車14を矢印F方向で示すように、進行方向と逆回転している。
上記回転軸13に固定した溝切り用爪車14の基部14aの外周に、周方向に間隔をあけて播種溝形成用の爪部14bを突設している。
【0019】
上記溝切り用爪車14の前方および上方を被うように大きく湾曲した形状の土壌案内用カバー15をウレタンゴム製の緩衝部材19を介して機体11に連結している。該連結機構を図2、図3に示す。
機体11から突設したカバー取付軸25にカバー止め板18を任意の位置にボルトで固定し、該カバー止め板18の左右幅方向に一対の緩衝部材収容部18a、18bを設けている。各緩衝部材収容部18a、18bは左右幅方向の両面が開口した四角枠状とし、それぞれ緩衝部材19(19A、19B)を内嵌して収容している。各緩衝部材19A、19Bの幅方向の外面側にそれぞれ緩衝部材押さえ板21(21A、21B)を配置し、内面側に土壌案内用カバー15に固定するカバー取付板16(16A、16B)を配置して、緩衝部材押さえ板21とカバー取付板16の間にそれぞれ緩衝部材19を挟んでいる。
上記左右一対の緩衝部材19の中心に軸穴19hを設けると共に、上記一対の緩衝部材押さえ板21の中心に軸穴21hを設けている。また、緩衝部材押さえ板21の軸穴21hの外周縁より筒状のボス21jを突出している。
【0020】
一方、上記土壌案内用カバー15の前方側の下方に支持筒28を溶接し、該支持筒28の両端の外周に上記カバー取付板16(16A、16B)を溶接している。これら一対のカバー取付板16を、上記カバー止め板18に取り付けた一対の緩衝部材19の内面にそれぞれ当接するように配置すると共に、支持筒28の中心軸線を緩衝部材19および緩衝部材押さえ板21の軸穴の中心軸線と一致させるように配置している。
【0021】
上記のように、土壌案内用カバー15に固定した支持筒28およびカバー取付板16を配置した状態で、緩衝部材押さえ板21、緩衝部材19、支持筒28に緩衝部材取付軸となるボルト軸17を通し、ナット20で締結して組みつけている。
詳細には、ボルト軸17の軸部17aを緩衝部材押さえ板21Aから緩衝部材19Aの軸穴に貫通させた後、支持筒28の中空部を通すと共に、他方の緩衝部材19Bおよび緩衝部材押さえ板21Bの軸穴を貫通させ、ボルト軸17の頭部17bを緩衝部材押さえ板21Aのボス21jに当接し、軸部17aの他端にナット20を取り付けて締結している。
【0022】
上記のように組み付けて、カバー止め板18で保持した緩衝部材19A、19Bをそれぞれカバー取付板16Aと緩衝部材押さえ板21A、カバー取付板16Bと緩衝部材押さえ板21Bで挟んでいる。
上記緩衝部材19(19A、19B)とカバー取付板16(16A、16B)との間には、それぞれ0.3mm〜0.7mmの隙間C1、C2をあけている。
【0023】
緩衝部材19(19A、19B)は本実施形態では硬質のウレタンゴムで形成している。該緩衝部材19は側面視で正方形とし、本実施形態では厚さ20mm、1辺が75mmとしている。緩衝部材19には、上記のように、中心にボルト軸17の軸部17aを貫通する直径16mm軸穴19hを設けている。かつ、軸穴19hの中心軸線上の上下左右方向へ1箇所ずつ直径20mmの4個の衝撃吸収穴19aを設け、軸穴19hの中心軸の対角線上の4箇所に直径10mmの衝撃吸収穴19bを設けている。
なお、衝撃部材19の素材や衝撃穴19a、19bの個数および大きさは、圃場の土状態に合わせて、適宜変更することができる。
【0024】
上記のように、緩衝部材19(19A、19B)はカバー止め板18の収容部18a、18bに収容し、該収容部18a、18bに収容した状態で、緩衝部材押さえ板21とカバー取付板16で挟んでいるが、左右幅方向zへ前記隙間C1、C2により移動可能とし、かつ、衝撃吸収穴19a、19bで図3に示すように上下方向yおよび前後方向xへの変形を可能としている。即ち、緩衝部材19をx、y、zの三次元方向に変形可能としている。
【0025】
上記溝切り用爪車14の後方には、種子導管22を下方に向けて機体11に取り付けている。種子導管22は機体11より延出するブラケットで取付箇所を上下及び前後方向に調節可能にしており、鎮圧輪11bの回転で、種子ホッパー12下部の繰り出し装置を駆動して種子導管22へ種子を導き、圃場へ種子を落下させている。
上記溝切り用爪車14の後方には、覆土板23を設けている。覆土板23は所要の剛性を有する金属板の一部を屈曲させて略コの字形状で、後部にゴム状の反射板24を設けている。
【0026】
次に、上述したトラクター牽引型直播機10による不耕起直播作業を説明する。
種子ホッパー12に種子を充填して、トラクターTによりトラクター牽引型直播機10を牽引し、PTO軸の駆動で回転軸13を接地輪11a及び鎮圧輪11bの回転方向と逆方向に回転させる。この回転により溝切り用爪車14で播種溝Mを平行に形成すると共に、鎮圧輪11bの駆動で、播種を行いながら播種溝Mを覆土している。
【0027】
具体的には、播種溝Mは、図1に示すように、回転する溝切り用爪車14の爪部14bで圃場Hの土壌を掘り上げて形成する、掘り上げられた飛散土は、土壌案内用カバー15の内周面15aに沿って後方へ案内されている。案内された飛散土の一部が播種溝Mの溝底を覆土した状態で、前後位置の調節された種子導管22より種子を播種し、残りの飛散土を覆土板23で受け止め、受け止められた飛散土を台形の反射板24によって、播種溝Mへ流し込み、播種溝Mを覆土している。播種溝Mの覆土後は、鎮圧輪11bにより鎮圧されている。
【0028】
溝切り用爪車14で播種溝Mを形成する際、土壌表面や土壌中にある石等の異物も跳ね上げられ、土壌案内用カバー15に案内される。大きな石が土壌案内用カバー15に巻き込まれると、支持筒28、カバー取付板16、カバー止め板18等に衝突する。その際、緩衝部材19が上記のようにx、y、z方向に自在に変形できるため、衝撃を吸収する方向に緩衝部材19が変形し、衝撃を緩和する。よって、土壌案内用カバー15と機体11との連結機構が損傷を受けることを抑制防止でき、作業が中断することなく、継続して行うことができる。
【0029】
図4および図5に本発明のトラクター牽引型直播機の第2実施形態を示す。
第2実施形態は、上記トラクター牽引型直播機10の機体11をトラクターに連結するための姿勢保持台50を付設している。トラクター牽引型直播機10の構成は第1実施形態と同一であるため、説明を省略する。
上記姿勢保持台50を使用することにより、トラクター牽引型直播機10のトラクターへの取り付けを簡単に行えるようにしている。
なお、従来は、直播機をトラクターに連結・解除する作業は作業員2人で行っており、1人は機体を固定し、1人は機体とトラクターとを連結してトラクターへ取り付けている。かつ、トラクターの装着方式は、3点リンク方式となっており、3箇所を取り付けなければならないため、作業者に大変負担となるとともに、取り付け作業に時間もかかっていた。
【0030】
姿勢保持台50は図4に示すように、コの字型で、左右それぞれの左右保持台51の上部に連結パイプ52を設け、左右保持台51の下方に保持台横板53をそれぞれ連結させている。左右保持台51の下部と、保持台横板53の後方へはそれぞれコの字型に板を折り曲げており、左右保持台51の折り曲げ部51a、保持台横板53の折り曲げ部53aを設けた構成としている。
【0031】
上記姿勢保持台50の取付方法は、まず始めに、姿勢保持台50の左右保持台51の折り曲げ部51aを前方の接地輪11aの軸へ掛け渡し、保持台横板53の折り曲げ部53aをカバー取付軸25へそれぞれ掛け渡すように装着させる。
次に、図示しないトラクターのロワーリンクを一杯まで下げる。
トラクター牽引型直播機10の機体11をトラクターの後方に移動させ、ロワーリンクをトラクター取付部30の両端の穴30aへロワーリンク取付ピンで連結する。
トラクターへのロワーリンクを少し上昇させ、トップリンクをトラクター取付部の穴30bにアッパーリンク取付ピンで連結する。
最後に、トラクターのジョイント部とトラクター取付部30の入力軸30cを連結させる。
再び、ロアーリンクをゆっくり上昇させ、機体11の接地輪11aが浮き上がる所で上昇を一旦中断し、姿勢保持台50を後方にずらして、上に引き上げるように抜き取る。
【0032】
このように、姿勢保持台50を使用することにより、3点リンクの3箇所が固定される為、トラクター牽引型直播機10の機体11をトラクターに取り付ける作業を作業者1人で行えると共に、作業時間も短縮することもできる。
【0033】
なお、本発明の直播機は、上記形態に限定されるものではなく、例えば、作業状況等に応じて、種子ホッパーの数を適宜増減可能であり、一度に2条から8条、あるいはそれ以上の播種作業を行えるようにしている。また、種子ホッパーの他に、施肥ホッパー、施薬ホッパー等を取り付け、播種作業と同時に施肥及び施薬も可能にすることもできる。
【符号の説明】
【0034】
10 トラクター牽引型直播機
11 機体
12 種子ホッパー
13 回転軸
14 溝切り用爪車
15 土壌案内用カバー
16 カバー取付板
17 緩衝部材取付軸となるボルト軸
18 カバー止め板
19 緩衝部材
20 ナット
21 緩衝部材押さえ板
22 種子導管
23 覆土板
24 反射板
25 カバー取付軸
30 トラクター取付部
50 姿勢保持台
51 左右保持台
52 連結パイプ
53 保持台横板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体に連結されると共に進行方向と逆回転駆動される溝切り用爪車と、該溝切り用爪車の後方に該溝切り用爪車の後方から上方にかけて覆う土壌案内用カバーと、上記溝切り用爪車の後方に種子導管を備え、
上記土壌案内用カバーは上記機体に緩衝部材を介在して取り付けていることを特徴とするトラクター牽引型直播機。
【請求項2】
上記機体から突設するカバー取付軸にカバー止め板を固定し、該カバー止め板に設けた収容部にゴム製の上記緩衝部材を収容すると共に、該緩衝部材の外面側に緩衝部材押さえ板を配置する一方、上記土壌案内用カバーに固定したカバー取付板を上記緩衝部材の内面側に配置して、該カバー取付板と上記緩衝部材押さえ板とで上記緩衝部材を挟持している請求項1に記載のトラクター牽引型直播機。
【請求項3】
上記緩衝部材はウレタンゴムからなり、該緩衝部材の中心に設けた軸穴に上記緩衝部材押さえ板と上記カバー取付板に設けた軸穴にボルトを通して組みつけており、上記緩衝部材には上記軸穴の回りに間隔をあけて衝撃吸収穴を設けている請求項1又は請求項2に記載されたトラクター牽引型直播機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−10560(P2011−10560A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−154746(P2009−154746)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【出願人】(000100469)みのる産業株式会社 (158)