トラクタ
【課題】本発明の課題は、従来例のような構造のブリーザ機構を改良し、簡単な構成で安価に実施できるブリーザ機構を提供することにある。
【解決手段】ミッションケース(3)等の内圧の変化する部位に連設配置したブリーザホース(9)と、ブリーザホース(9)内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部(10)を備えたキャップ(11)とからなるブリーザ機構を有するトラクタとする。また、キャップ(11)のブリーザホース(9)の端面側対応部には、キャップを奥まで挿入したときにブリーザホース(9)の内径側端面を残して外径側端面のみに接当するよう段差部(12)を設けてあることを特徴とするトラクタとする。
【解決手段】ミッションケース(3)等の内圧の変化する部位に連設配置したブリーザホース(9)と、ブリーザホース(9)内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部(10)を備えたキャップ(11)とからなるブリーザ機構を有するトラクタとする。また、キャップ(11)のブリーザホース(9)の端面側対応部には、キャップを奥まで挿入したときにブリーザホース(9)の内径側端面を残して外径側端面のみに接当するよう段差部(12)を設けてあることを特徴とするトラクタとする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、農業機械であるトラクタに関し、特にトラクタに利用されるブリーザ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたブリーザ機構は、構成が複雑で、コスト高となる問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−208673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来例のような構造のブリーザ機構を改良し、簡単な構成で安価に実施できるブリーザ機構を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、ミッションケース(3)等の内圧の変化する部位に連設配置したブリーザホース(9)と、ブリーザホース(9)内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部(10)を備えたキャップ(11)とからなるブリーザ機構を有するトラクタとする。
【0006】
上記構成によると、ミッションケース(3)内の空気がブリーザホース(9)とキャップ(11)の挿入部分に形成された異形通気部(10)の通路を通ってブリーザホース外側とキャップ内側との間から排気される。
【0007】
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記キャップ(11)のブリーザホース(9)の端面側対応部には、キャップを奥まで挿入したときにブリーザホース(9)の内径側端面を残して外径側端面のみに接当するよう段差部(12)を設けてあることを特徴とする請求項1記載のトラクタとする。
【0008】
上記構成によると、キャップ(11)をホース(9)の奥まで挿入しても、段差部(12)によってホースの外径側端面のみに接当するので、内径側端面の押し潰しがなくなり、通気性を良好に維持することができる。
【0009】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、ブリーザホース(9)の外周面とキャップ(11)の内周面との間に形成される排気通路(13)には、通気性に富んだ発砲ウレタン等のフィルタ(14)を介装してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラクタとする。
【0010】
上記構成によると、フイルタ(14)を排気通路(13)内に設けることで、水や埃の浸入が確実に阻止される。
【発明の効果】
【0011】
以上要するに、請求項1記載の本発明によれば、ブリーザホースとブリーザホース内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部を備えたキャップとからなるブリーザ機構であるため、構成が極めて簡単であり、部品点数が少なくて安価に実施することができる。
【0012】
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の効果に加えて、キャップをホースの奥まで挿入しても、キャップが段差部によってホースの外径側端面のみに接当するので、ホースの内径側端面への押し潰しがなくなり、通気性を良好に保持することができる。
【0013】
請求項3記載の本発明によれば、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、排気通路にフイルタを設けることで、水や埃の浸入防止効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】トラクタの側面図
【図2】トラクタの一部の斜視図
【図3】ブリーザ機構要部の側断面図
【図4】同上要部の斜視図
【図5】キャップの底面図
【図6】図5のS1−S1断面図
【図7】フードブラケットの構成例を示す斜視図
【図8】ロータリ作業機を備えたトラクタ要部の側面図
【図9】同上要部の側面図
【図10】スタンド首振り機構の側面図
【図11】スタンド首振り機構の別例側面図
【図12】トラクタのハンドル操作部要部の平面図
【図13】(a),(b)はアイドリング変更レバー操作機構の側面図
【図14】同上要部の分解斜視図
【図15】前輪操舵制御機構の説明図
【発明を実施するための形態】
【0015】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、トラクタを示すものであり、この走行車体1前部のボンネット2内部にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4及び後輪5とに伝えるようにしている。キャビン6内に設置された運転席7の前方には、前輪4,4を操舵するステアリングハンドル8が装備されている。
【0016】
ミッションケース3上には、ブリーザホース9とブリーザホース内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部10を備えたキャップ11とからなるブリーザ機構が装備されている。異形通気部10は、凹凸10a,10b状に変化する十字型構成とし、その凹部10aが通気経路となるように形成している。
【0017】
キャップ11は、これをホース9の奥まで挿入してもホースの内径側端面を潰さないように段差部12を設けてあり、そして、キャップの内径をブリーザホース9の外径よりも大きくしてホースの端部を外側から包み込むようにオーバーラップさせ、しかも、ブリーザホース9の外周面とキャップ11の内周面との間に排気通路13が形成されるように所定の間隙を設けた構成としている。そして、その排気通路13には、通気性に富んだ発砲ウレタン等のフイルタ14を介装して水や埃が浸入しないようにしている。
【0018】
図7に示す実施例について説明すると、この図7例は、フードボンネットフレーム16を支持するフードブラケット17と、エンジンからマフラーを保持するマフラーブラケット18を主として強度部材とし、その間において、前後に繋ぐコネクタ19を介してボンネットを保持する構成としている。
【0019】
従来は、エンジンとは別のミッションケースから縦柱を介して上方に支持部材を延出する構成であったが、マフラーのブラケットとつないでおり、構造が複雑であった。
しかも、狭い空間内にパワーステアリングのバルブがあり、メンテには周囲の多くの部品を外す必要があった。上記本例の構成によると、ブラケットの取付部4点のボルト締めで構成されており、パワステユニットのメンテに必要な部品の解体に手間がかからず、柱部材が減ることで、構造が簡単となり、組み立ても行い易くなる。
【0020】
図8及び図9に示すように、ロータリ作業機20のリヤカバー21にスタンド22を設け、図8の状態(作業機上げ状態)からロータリ作業機を図9の状態に下降させると、スタンド22が支え棒のかわりとなり、リヤカバー21がはね上がるように構成している。
【0021】
トラクタのフェンダ部23にロータリ作業機を油圧によって上下させる上下スイッチ24(24U,24D)を設けることにより、上げロックレバーを操作し、スタンドを装着することで、座席側にまわることなく、作業機の横側で、上げロックの操作ができる。
【0022】
リヤカバーに泥が付着すると、リヤカバーが重くなるため、リヤカバーを持ち上げにくくなる。上記こうせいによると、トラクタの油圧を利用することで、容易にリヤカバーを上げロック状態にすることができる。
【0023】
また、上記上下スイッチ24の近くにエンジン停止スイッチ25を設けることもできる。このスイッチ25でエンジンを停止させた場合はキースイッチ「ON」の状態でも電気が流れないように設定することが望ましい。
【0024】
なお、耕深制御センサにより、リヤカバー角度の変化を検知するように構成することで、誤操作によるスタンドの破損を防止することができる。
また、前記スタンド22には、図10に示すような首振り機構を設けることによってスタンド接地部に無理な力がかからないようにしている。つまり、スタンド22は、リヤカバーに固定したスタンド取付ブラケット25にピン軸26及びスプリング27を介して枢着連結している。従って、このスプリング27の作用により、大きな力がかからないときはスタンドは一定の角度を保持する。そして、スタンド接地後は必要に応じてスタンドが回動するので、リヤカバーがスムースにはね上がることになる。
【0025】
また、図11に示すように、スタンドの接地側に首振り接地部28をピン軸26回りに首振り可能に構成することによってもスタンド接地部に無理な力がかからない。
図12例は、ハンドルポスト30に設けられたスロットルレバー31近くにエンジンのアイドリング回転数を変更するアイドリング変更レバー33を設けた構成としている。つまり、アイドリング変更レバー33の操作(図13(a)→(b)状態)でスロットルワイヤー32をアイドリング状態に戻すようになっており、ロールピン34が筒体35に設けたL型ガイド溝36の図13(b)位置にあるときスロットレバーの規制を行うように構成している。なお、前記筒体35の底部には内臓する張圧スプリング37のストッパーとなる座板38が溶接固定されている。
【0026】
図15例は、ステアリングハンドル8の操作でパワステユニット40、操向アーム41、タイロッド42、ナックルアーム43等からなる操舵機構を介して左右の前輪4,4を操舵する構成であるが、この前輪操舵の動きを可変式の油圧モータ44で遊星ギヤ機構45に伝えて前輪回転数を変速するように連動構成している。油圧モータはプランジャポンプにより駆動する。プランジャポンプの斜板の角度は、前輪切れ角に比例して大きくなる(回転数増)ように設定している。つまり、前輪切れ角に応じて前輪の回転数が変化するようになっており、小回りの効く旋回制御が可能となる。
【符号の説明】
【0027】
3 ミッションケース
9 ブリーザホース
10 異形通気部
11 キャップ
12 段差部
13 排気通路
14 フイルタ
【技術分野】
【0001】
この発明は、農業機械であるトラクタに関し、特にトラクタに利用されるブリーザ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたブリーザ機構は、構成が複雑で、コスト高となる問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−208673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来例のような構造のブリーザ機構を改良し、簡単な構成で安価に実施できるブリーザ機構を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、ミッションケース(3)等の内圧の変化する部位に連設配置したブリーザホース(9)と、ブリーザホース(9)内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部(10)を備えたキャップ(11)とからなるブリーザ機構を有するトラクタとする。
【0006】
上記構成によると、ミッションケース(3)内の空気がブリーザホース(9)とキャップ(11)の挿入部分に形成された異形通気部(10)の通路を通ってブリーザホース外側とキャップ内側との間から排気される。
【0007】
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記キャップ(11)のブリーザホース(9)の端面側対応部には、キャップを奥まで挿入したときにブリーザホース(9)の内径側端面を残して外径側端面のみに接当するよう段差部(12)を設けてあることを特徴とする請求項1記載のトラクタとする。
【0008】
上記構成によると、キャップ(11)をホース(9)の奥まで挿入しても、段差部(12)によってホースの外径側端面のみに接当するので、内径側端面の押し潰しがなくなり、通気性を良好に維持することができる。
【0009】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、ブリーザホース(9)の外周面とキャップ(11)の内周面との間に形成される排気通路(13)には、通気性に富んだ発砲ウレタン等のフィルタ(14)を介装してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラクタとする。
【0010】
上記構成によると、フイルタ(14)を排気通路(13)内に設けることで、水や埃の浸入が確実に阻止される。
【発明の効果】
【0011】
以上要するに、請求項1記載の本発明によれば、ブリーザホースとブリーザホース内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部を備えたキャップとからなるブリーザ機構であるため、構成が極めて簡単であり、部品点数が少なくて安価に実施することができる。
【0012】
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の効果に加えて、キャップをホースの奥まで挿入しても、キャップが段差部によってホースの外径側端面のみに接当するので、ホースの内径側端面への押し潰しがなくなり、通気性を良好に保持することができる。
【0013】
請求項3記載の本発明によれば、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、排気通路にフイルタを設けることで、水や埃の浸入防止効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】トラクタの側面図
【図2】トラクタの一部の斜視図
【図3】ブリーザ機構要部の側断面図
【図4】同上要部の斜視図
【図5】キャップの底面図
【図6】図5のS1−S1断面図
【図7】フードブラケットの構成例を示す斜視図
【図8】ロータリ作業機を備えたトラクタ要部の側面図
【図9】同上要部の側面図
【図10】スタンド首振り機構の側面図
【図11】スタンド首振り機構の別例側面図
【図12】トラクタのハンドル操作部要部の平面図
【図13】(a),(b)はアイドリング変更レバー操作機構の側面図
【図14】同上要部の分解斜視図
【図15】前輪操舵制御機構の説明図
【発明を実施するための形態】
【0015】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、トラクタを示すものであり、この走行車体1前部のボンネット2内部にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4及び後輪5とに伝えるようにしている。キャビン6内に設置された運転席7の前方には、前輪4,4を操舵するステアリングハンドル8が装備されている。
【0016】
ミッションケース3上には、ブリーザホース9とブリーザホース内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部10を備えたキャップ11とからなるブリーザ機構が装備されている。異形通気部10は、凹凸10a,10b状に変化する十字型構成とし、その凹部10aが通気経路となるように形成している。
【0017】
キャップ11は、これをホース9の奥まで挿入してもホースの内径側端面を潰さないように段差部12を設けてあり、そして、キャップの内径をブリーザホース9の外径よりも大きくしてホースの端部を外側から包み込むようにオーバーラップさせ、しかも、ブリーザホース9の外周面とキャップ11の内周面との間に排気通路13が形成されるように所定の間隙を設けた構成としている。そして、その排気通路13には、通気性に富んだ発砲ウレタン等のフイルタ14を介装して水や埃が浸入しないようにしている。
【0018】
図7に示す実施例について説明すると、この図7例は、フードボンネットフレーム16を支持するフードブラケット17と、エンジンからマフラーを保持するマフラーブラケット18を主として強度部材とし、その間において、前後に繋ぐコネクタ19を介してボンネットを保持する構成としている。
【0019】
従来は、エンジンとは別のミッションケースから縦柱を介して上方に支持部材を延出する構成であったが、マフラーのブラケットとつないでおり、構造が複雑であった。
しかも、狭い空間内にパワーステアリングのバルブがあり、メンテには周囲の多くの部品を外す必要があった。上記本例の構成によると、ブラケットの取付部4点のボルト締めで構成されており、パワステユニットのメンテに必要な部品の解体に手間がかからず、柱部材が減ることで、構造が簡単となり、組み立ても行い易くなる。
【0020】
図8及び図9に示すように、ロータリ作業機20のリヤカバー21にスタンド22を設け、図8の状態(作業機上げ状態)からロータリ作業機を図9の状態に下降させると、スタンド22が支え棒のかわりとなり、リヤカバー21がはね上がるように構成している。
【0021】
トラクタのフェンダ部23にロータリ作業機を油圧によって上下させる上下スイッチ24(24U,24D)を設けることにより、上げロックレバーを操作し、スタンドを装着することで、座席側にまわることなく、作業機の横側で、上げロックの操作ができる。
【0022】
リヤカバーに泥が付着すると、リヤカバーが重くなるため、リヤカバーを持ち上げにくくなる。上記こうせいによると、トラクタの油圧を利用することで、容易にリヤカバーを上げロック状態にすることができる。
【0023】
また、上記上下スイッチ24の近くにエンジン停止スイッチ25を設けることもできる。このスイッチ25でエンジンを停止させた場合はキースイッチ「ON」の状態でも電気が流れないように設定することが望ましい。
【0024】
なお、耕深制御センサにより、リヤカバー角度の変化を検知するように構成することで、誤操作によるスタンドの破損を防止することができる。
また、前記スタンド22には、図10に示すような首振り機構を設けることによってスタンド接地部に無理な力がかからないようにしている。つまり、スタンド22は、リヤカバーに固定したスタンド取付ブラケット25にピン軸26及びスプリング27を介して枢着連結している。従って、このスプリング27の作用により、大きな力がかからないときはスタンドは一定の角度を保持する。そして、スタンド接地後は必要に応じてスタンドが回動するので、リヤカバーがスムースにはね上がることになる。
【0025】
また、図11に示すように、スタンドの接地側に首振り接地部28をピン軸26回りに首振り可能に構成することによってもスタンド接地部に無理な力がかからない。
図12例は、ハンドルポスト30に設けられたスロットルレバー31近くにエンジンのアイドリング回転数を変更するアイドリング変更レバー33を設けた構成としている。つまり、アイドリング変更レバー33の操作(図13(a)→(b)状態)でスロットルワイヤー32をアイドリング状態に戻すようになっており、ロールピン34が筒体35に設けたL型ガイド溝36の図13(b)位置にあるときスロットレバーの規制を行うように構成している。なお、前記筒体35の底部には内臓する張圧スプリング37のストッパーとなる座板38が溶接固定されている。
【0026】
図15例は、ステアリングハンドル8の操作でパワステユニット40、操向アーム41、タイロッド42、ナックルアーム43等からなる操舵機構を介して左右の前輪4,4を操舵する構成であるが、この前輪操舵の動きを可変式の油圧モータ44で遊星ギヤ機構45に伝えて前輪回転数を変速するように連動構成している。油圧モータはプランジャポンプにより駆動する。プランジャポンプの斜板の角度は、前輪切れ角に比例して大きくなる(回転数増)ように設定している。つまり、前輪切れ角に応じて前輪の回転数が変化するようになっており、小回りの効く旋回制御が可能となる。
【符号の説明】
【0027】
3 ミッションケース
9 ブリーザホース
10 異形通気部
11 キャップ
12 段差部
13 排気通路
14 フイルタ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミッションケース(3)等の内圧の変化する部位に連設配置したブリーザホース(9)と、ブリーザホース(9)内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部(10)を備えたキャップ(11)とからなるブリーザ機構を有するトラクタ。
【請求項2】
前記キャップ(11)のブリーザホース(9)の端面側対応部には、キャップを奥まで挿入したときにブリーザホース(9)の内径側端面を残して外径側端面のみに接当するよう段差部(12)を設けてあることを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
【請求項3】
ブリーザホース(9)の外周面とキャップ(11)の内周面との間に形成される排気通路(13)には、通気性に富んだ発砲ウレタン等のフィルタ(14)を介装してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラクタ。
【請求項1】
ミッションケース(3)等の内圧の変化する部位に連設配置したブリーザホース(9)と、ブリーザホース(9)内への挿入部分にホース内径より形状の異なる通気可能な異形通気部(10)を備えたキャップ(11)とからなるブリーザ機構を有するトラクタ。
【請求項2】
前記キャップ(11)のブリーザホース(9)の端面側対応部には、キャップを奥まで挿入したときにブリーザホース(9)の内径側端面を残して外径側端面のみに接当するよう段差部(12)を設けてあることを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
【請求項3】
ブリーザホース(9)の外周面とキャップ(11)の内周面との間に形成される排気通路(13)には、通気性に富んだ発砲ウレタン等のフィルタ(14)を介装してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラクタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2013−113384(P2013−113384A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260609(P2011−260609)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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