説明

トロリ線常温圧接装置

【課題】 複数回の圧接作業を行うとき、トロリ線と圧接装置との相対移動を円滑に、関連設備に無理なく行えるトロリ線常温圧接装置を提供する。
【解決手段】 架台3上に水平方向に直線移動自在に可動部材4が設けられ、その上に本体5が設けられる。本体5は可動部材4上に固定された固定ブロック7と、可動部材4上に移動自在に設けられた移動ブロック8とを具備する。固定ブロック7は、トロリ線T1の端部を把持・解放可能なチャック14を持つ。移動ブロック8は、トロリ線T2の端部を把持・解放可能なチャック15を具備し、固定ブロック7に接近した圧縮位置と離れた離隔位置との間を駆動手段9で移動する。捻断装置16は、最初の圧縮動作の前に、トロリ線T1,T2の各端部を捻断し、接続端面を処理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、二本のトロリ線の端部を突き合わせ、互いに軸線方向へ高圧で接合することにより、両者を常温下で融合一体化して接続するためのトロリ線常温圧接装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のトロリ線常温圧接装置として、例えば特許文献1に記載されたものが公知である。この装置は、レール上を走行可能な作業車の昇降作業台上に、圧接機本体を上下、左右、前後に油圧器のラムで移動操作できるように設けたもので、その両側に、トロリ線を把持して接続部を張力から自由にする把持設備と、別工具としての圧接端面処理機器とを備える。圧接機本体は、突き合わせたトロリ線の端部を夫々把持して互いに接近することで、トロリ線の端部同士を圧接一体化する左右一対のチャックを備える。接続動作の前に、左右のチャックで把持されたトロリ線の端部を捻断して圧接すべき一対の端面を捻断面とする処理を行う。そのための機器が、圧接端面処理機器である。この機器は、トロリ線の端部の圧接位置に円周方向の溝を形成する溝切り工具と、この端部を溝の位置で捻り切る捻断工具の別個の2機器であり、何れも手動工具である。
特許文献2には、昇降装置に移動用のキャスタを設け、この昇降装置上に圧接機を設けることにより、油圧器のような駆動装置によらずに、必要に応じ、装置全体をキャスタで移動できるようにしたものである。
上記何れの装置においても、一方のトロリ線が固定され、他方のトロリ線がテンションバランサに接続されているような場合に、複数回の圧接作業を行うとき、トロリ線と圧接装置との相対移動を円滑に、関連設備に無理なく行うことができないという問題点がある。また、溝切り工具と捻断工具は何れも個別の手動工具であるから、手作業で安全性に欠けるところがあるし、個々に作業工数を要する難点がある。
【特許文献1】特公昭53−4962号公報
【特許文献2】特開平11−170894号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明は、複数回の圧接作業を行うとき、トロリ線と圧接装置との相対移動を円滑に、関連設備に無理なく行うことができ、また、人力によらずに単一の装置で自動的にトロリ線端部の捻断作業を行うことができるトロリ線常温圧接装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明においては、上記課題を解決するため、架台3上に水平方向に直線移動自在に設けられた可動部材4と、この可動部材4上に固定された固定ブロック7と、可動部材4上に当該可動部材4と同方向に移動自在に設けられた移動ブロック8とを具備させて圧接装置1を構成する。固定ブロック7には、一端部同士を突き合わされた2本のトロリ線T1,T2のうちの1本の端部を把持・解放可能なチャック14を設ける。移動ブロック8は、固定ブロック7に接近した圧縮位置と離れた離隔位置との間を駆動手段9で移動可能とし、トロリ線の他の1本の端部を把持・解放可能なチャック15を具備させる。そして、相互に離隔位置にある固定ブロック7と移動ブロック8が、各トロリ線T1,T2の先端との間に第1回分の圧縮代を形成した状態で、トロリ線T1,T2の端部をチャック14,15でそれぞれ把持し、次いで移動ブロック8が圧縮位置に移動してトロリ線T1,T2の端部を圧縮接続し、次いで移動ブロック8のチャック15がトロリ線T2の端部を解放し、次いで移動ブロック8が離隔位置へ移動し、次いで移動ブロック8のチャック15がトロリ線T2の端部を再び把持することで一方のトロリ線T2の先端と移動ブロック7との間に第2回圧縮代を形成し、次いで固定ブロック8のチャック14がトロリ線T1の端部を解放し、次いで移動ブロック8が離隔位置へ移動することで架台3に対して可動部材4を相対移動させ、固定ブロック7のチャック14がトロリ線T1の端部を再び把持することで他方のトロリ線T1の先端と固定ブロック7との間に第2回圧縮代を形成し、次いで移動ブロック8が圧縮位置に移動してトロリ線T1,T2の端部を再度圧縮接続するように、固定ブロック7、移動ブロック8、移動手段9を制御する。
また、上記圧接装置1において、トロリ線T1,T2の各端部を捻断する装置16をさらに具備させる。捻断装置16は、最初の圧縮動作の前に、トロリ線T1,T2の各端部を圧縮代を残して各チャック14,15で把持した状態で、相互離隔位置にある固定ブロック7と移動ブロック8との間に介在してトロリ線T1,T2の各端部を捻断する。捻断装置16には、ロッド17、伸縮駆動手段19、ヘッド18、ヘッド駆動手段23とを具備させる。ロッド17は、下端において架台3に枢支され、油圧のような伸縮駆動手段19により軸線方向に伸縮動自在である。ヘッド18はロッド17の先端に枢支され、固定ブロック7と移動ブロック8との間に介在し、ヘッド駆動手段23により、捻断すべきトロリ線T1,T2の各端部を把持したり解放したりできる。ヘッド18には、トロリ線把持状態において把持部分トロリ線の両端の外周に所定深さの環状溝を形成する一対の溝切り刃25と、これら溝切り刃25の間に位置してトロリ線T1,T2のV溝に噛み合う握り部材26とを具備させる。ヘッド18でトロリ線T1,T2の各端部を把持した状態で、ロッド17を伸縮動作させることで、トロリ線T1,T2を中心にヘッド18を回動させ、把持したトロリ線T1,T2の端部を捻断するようにした。
【発明の効果】
【0005】
この発明においては、架台3上に水平方向に直線移動自在に可動部材4を設け、その上に固定ブロック7と移動ブロック8を設ける構成としたため、複数回の圧接作業を行うとき、可動部材4を相対的に移動させることで、トロリ線T1,T2と圧接装置1との相対移動を円滑に、関連設備に無理なく行うことができる。
ロッド17、ロッドの伸縮駆動手段19、ヘッド18、ヘッド駆動手段23を有する捻断装置16をさらに具備させる場合には、人力によらず安全に、単一の装置で自動的にトロリ線端部の捻断作業を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1乃至図3において、トロリ線常温圧接装置1は、軌条に沿って走行できる作業車Cの上に搭載される。圧接装置1は、作業車Cの上に定置される下部架台2、この下部架台2上に昇降自在に設けられる上部架台3、この上部架台3上に水平に直線移動自在に設けられる可動部材4、この可動部材4上に設けられる本体5を備える。上部架台3は、油圧装置6により本体5と共に昇降可能である。可動部材4は、リニアガイド4aを介して上部架台3に対して水平に直線移動自在に設けられる。上部架台3に対して可動部材4、すなわち本体5は、常時元位置に復帰するように、図示しないバネで付勢されている。
【0007】
本体5は、固定ブロック7、移動ブロック8、油圧シリンダ9を備える。固定ブロック7と油圧シリンダ9は可動部材4上に固定され、相互間はタイロッド10で連結される。タイロッド10はラム11を摺動自在に貫通している。移動ブロック8は、タイロッド10上に摺動自在に支持され、固定ブロック7に対して接近した圧縮位置と、固定ブロック7から離れた離隔位置の間で移動自在である。移動ブロック8は、油圧シリンダ9のラム11により、圧縮位置と離隔位置の間を移動する。
【0008】
固定ブロック7と移動ブロック8は、それぞれ対向位置に、上向きに開放したトロリ線受け部12,13を有し、その内側にチャック14,15を有する。チャック14,15は、油圧によりトロリ線Tを強固に把持する。図3に示すように、例えば固定ブロック7側に固定側トロリ線T1の端部を把持し、移動ブロック8側にテンションバランサに接続される可動側トロリ線T2を把持し、両者間にトロリ線T1,T2の端面を対向させる。この状態で移動ブロック8がトロリ線T1,T2の端部を圧縮しながら圧縮位置へ移動すれば、トロリ線T1,T2は、融合一体化する。この圧接動作を数回繰り返して強固な接続を得る。
【0009】
最初の圧接動作に先立って、トロリ線T1,T2の接合面を接続に好都合な捻断面に処理する。固定ブロック7と移動ブロック8に把持されたトロリ線Tの端部を両ブロック7,8間で捻断するための装置16は、昇降架台3上に支持されている。捻断装置16は、下端において架台3に枢支され、軸線方向に伸縮動自在のロッド17と、このロッド17の先端に枢支されるヘッド18とを具備し、これを図2の位置より起立させれば、ヘッド18を固定ブロック7と移動ブロック8の間へ介入させることができる。ロッド17は、下端において架台3の下部に枢支される油圧シリンダ19とこの油圧シリンダ19のピストンロッド20とからなる。
【0010】
ヘッド18は、中間において互いに枢支される上下一対の顎部21,22と、これら一対の顎部の一端側を開閉動作させるために他端側に介設される開閉用油圧シリンダ23と、下顎部22から延出して先端部においてピストンロッド20の先端部に枢支されるアーム24とを具備する。上下顎部21,22には、上下に対向した位置に、それぞれ溝切り刃25と握り部材26が設けられる。上下顎部21,22間の溝切り刃25と握り部材26で捻断すべきトロリ線T1,T2を把持し、ピストンロッド20を伸縮動作させ、把持したトロリ線Tを中心に上下顎部を正逆回動させ、トロリ線Tを捻断する。その結果、図3(a)に示すように、トロリ線T1,T2は、固定ブロック7、移動ブロック8から対向して所定寸法突出するように切り残される。
【0011】
最初の圧接動作はこの状態から行われる。すなわち、図3(a)に示す状態から、図3(b)に示すように移動ブロック8を圧縮位置へ移動(左行)させ、トロリ線T1,T2を圧接する。これで接続は完了するが、安全のために2回または3回の圧接を行う場合には、次いで、チャック15を開いて移動ブロック8を離隔位置へ移動(右行)させてチャック15を締める(図3(c))ことで、トロリ線T2側に圧縮代を確保する。次いで、固定ブロック7のチャック14を開いて移動ブロック8を離隔位置へ移動(右行)させると、トロリ線T1が固定されていて引き出せないので、圧縮装置本体5が移動台と共に移動(左行)してトロリ線T1側に圧縮代を確保する(図3(c))。この状態でチャック14を締め(図3(c))、再度移動ブロック8を圧縮位置へ移動(左行)させ、トロリ線T1,T2を圧接する。この圧接動作を必要回数繰り返して接続を完了する。接続部に形成されたバリを除去し、ここに必要に応じ、補強のためのプロテクタ金具を装着する。プロテクタ金具は、トロリ線T1,T2の圧接部を跨いで把持する一対のイヤ片をリベットで結合して固着する小型軽量の金具である。
【産業上の利用可能性】
【0012】
この発明は、二本のトロリ線の端部を突き合わせ、互いに軸線方向へ高圧で接合することにより、両者を常温下で融合一体化して接続するためのトロリ線常温圧接装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】トロリ線常温圧接装置の正面図である。
【図2】トロリ線常温圧接装置の側面図である。
【図3】圧接作業の工程を示す説明図である。
【図4】捻断装置の動作を順を追って示す側面図である。
【図5】捻断装置の動作を順を追って示す側面図である。
【図6】捻断装置の動作を順を追って示す側面図である。
【図7】捻断装置の動作を順を追って示す側面図である。
【図8】図5におけるVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
【0014】
1 トロリ線常温圧接装置
2 下部架台
3 上部架台
4 可動部材
4a リニアガイド
5 圧接装置台本体
6 油圧装置
7 固定ブロック
8 移動ブロック
9 油圧シリンダ
10 タイロッド
11 ラム
12 トロリ線受け部
13 トロリ線受け部
14 チャック
15 チャック
16 捻断装置
17 ロッド
18 ヘッド
19 油圧シリンダ
20 ピストンロッド
21 上顎部
22 下顎部
23 開閉用油圧シリンダ
24 アーム
25 溝切り刃
26 握り部材
T1,T2 トロリ線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
架台上に水平方向に直線移動自在に設けられた可動部材と、この可動部材上に固定され一端部同士を突き合わされた2本のトロリ線のうちの1本の端部を把持・解放可能なチャックを備えた固定ブロックと、前記可動部材上に当該可動部材と同方向に移動自在に設けられ前記トロリ線の他の1本の端部を把持・解放可能なチャックを備え前記固定ブロックに接近した圧縮位置と離反した離隔位置との間を移動可能な移動ブロックと、移動ブロックを駆動する駆動手段とを具備することを特徴とするトロリ線常温圧接装置。
【請求項2】
前記可動部材が、前記架台上にリニアガイドを介して、直線移動自在に設けられることを特徴とする請求項1に記載のトロリ線常温圧接装置。
【請求項3】
一端部同士を突き合わされた2本のトロリ線のうちの1本の端部を把持・解放可能なチャックを備えた固定ブロックと、前記トロリ線の他の1本の端部を把持・解放可能なチャックを備え前記固定ブロックに接近した圧縮位置と離反した離隔位置との間を前記トロリ線の軸線に沿って移動可能な移動ブロックと、移動ブロックを駆動する駆動手段とを具備し、相互離隔位置にある前記固定ブロックと前記移動ブロックがトロリ線の各端部を圧縮代を残して各チャックで把持した状態から移動ブロックが圧縮位置へ移動することで前記トロリ線の端部を圧縮接続する装置において、
最初の圧縮動作の前に、トロリ線の各端部を圧縮代を残して各チャックで把持した状態で相互離隔位置にある前記固定ブロックと前記移動ブロックとの間に介在してトロリ線の各端部を捻断する装置をさらに具備し、
この捻断装置は、下端において架台に枢支され、軸線方向に伸縮動自在のロッドと、このロッドを伸縮動作させる伸縮駆動手段と、このロッドの先端に枢支され、前記固定ブロックと前記移動ブロックとの間に介在して前記捻断すべきトロリ線の各端部を把持・解放自在のヘッドと、このヘッドを把持・解放動作させるヘッド駆動手段とを具備し、
前記ヘッドは、トロリ線把持状態において把持部分トロリ線の両端の外周に所定深さの環状溝を形成する一対の溝切り刃と、これら溝切り刃の間に位置してトロリ線のV溝に噛み合う握り部材とを具備し、
前記ヘッドで前記トロリ線の各端部を把持した状態で前記ロッドを伸縮動作させることで、トロリ線を中心に前記ヘッドを回動させ、トロリ線の把持部を捻断することを特徴とするトロリ線常温圧接装置。
【請求項4】
架台上に水平方向に直線移動自在に設けられた可動部材と、この可動部材上に固定され一端部同士を突き合わされた2本のトロリ線のうちの1本の端部を把持・解放可能なチャックを備えた固定ブロックと、前記可動部材上に当該可動部材と同方向に移動自在に設けられ前記トロリ線の他の1本の端部を把持・解放可能なチャックを備え前記固定ブロックに接近した圧縮位置と離反した離隔位置との間を移動可能な移動ブロックと、移動ブロックを駆動する駆動手段とを具備し、相互離隔位置にある前記固定ブロックと前記移動ブロックがトロリ線の各端部を圧縮代を残して各チャックで把持した状態から移動ブロックが圧縮位置へ移動することで前記トロリ線の端部を圧縮接続する装置において、
最初の圧縮動作の前に、トロリ線の各端部を圧縮代を残して各チャックで把持した状態で相互離隔位置にある前記固定ブロックと前記移動ブロックとの間に介在してトロリ線の各端部を捻断する装置をさらに具備し、
この捻断装置は、下端において架台に枢支され、軸線方向に伸縮動自在のロッドと、このロッドを伸縮動作させる伸縮駆動手段と、このロッドの先端に枢支され、前記固定ブロックと前記移動ブロックとの間に介在して前記捻断すべきトロリ線の各端部を把持・解放自在のヘッドと、このヘッドを把持・解放動作させるヘッド駆動手段とを具備し、
前記ヘッドは、トロリ線把持状態において把持部分トロリ線の両端の外周に所定深さの環状溝を形成する一対の溝切り刃と、これら溝切り刃の間に位置してトロリ線のV溝に噛み合う握り部材とを具備し、
前記ヘッドで前記トロリ線の各端部を把持した状態で前記ロッドを伸縮動作させることで、トロリ線を中心に前記ヘッドを回動させ、トロリ線の把持部を捻断することを特徴とするトロリ線常温圧接装置。
【請求項5】
前記ロッドは、下端において架台に枢支された油圧シリンダとこの油圧シリンダのピストンロッドとからなり、
前記ヘッドは、中間において互いに枢支された上下一対の顎部と、これら一対の顎部の一端側を開閉動作させるために他端側に介設された開閉用油圧シリンダと、下顎部から延出して先端部において前記ピストンロッドの先端部に枢支されたアームとを具備し、前記溝切り刃と握り部材が前記上下顎部の一端側に設けられ、
前記上下顎部間の溝切り刃と握り部材で捻断すべき前記トロリ線を把持し、前記ピストンロッドを伸縮動作させ、トロリ線の把持部を中心に上下顎部を正逆回動させ、トロリ線の把持部を捻断することを特徴とする請求項3または4に記載のトロリ線常温圧接装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−15950(P2006−15950A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−197950(P2004−197950)
【出願日】平成16年7月5日(2004.7.5)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【出願人】(000001890)三和テッキ株式会社 (134)