説明

ドラム式洗濯機

【課題】洗濯時の使用水量が少ない場合でも、洗剤により衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく除去する。
【解決手段】回転ドラム3の周側内壁に設けたバッフル7と、洗濯物から洗濯水中に分離された油分や皮脂を洗濯水から除去する吸着体とを備え、バッフル7に回転ドラム3と連通する開口部8を設け、バッフル7内に吸着体を着脱可能に収容するとともに、吸着体は、回転ドラム3の回転によりバッフル7内に流入出する洗濯水の流動で回動するように構成したもので、洗濯水が少ない場合でも、衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく吸着し、黄ばみや黒ずみを抑えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類等の洗濯をおこなうドラム式洗濯機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のドラム式洗濯機は、少ない洗濯水で洗濯がおこなえる特徴があり、より少ない水量で洗浄性能を向上させることが考えられている。洗濯時における水の役割は、洗剤を溶かし、溶液として衣類の繊維の奥まで洗剤成分を到達させることに加え、洗剤成分の一つである界面活性剤によって捕捉された汚れが衣類に再付着することがないように衣類から引き離すといったことが挙げられる。洗濯における水が前記のような役割をもっているために、洗濯時に使用する水量を低減させることで、衣類から汚れを引き離す距離が減少し、汚れを含んだ洗濯液が衣類の周囲に滞留し、衣類へ再付着する確率が高まることとなる。
【0003】
汚れの中でも特に皮脂成分が衣類に再付着すると、酸化等による付着部の黄ばみや、黒ずむ原因となることが確認されている。このような衣類の黄ばみや黒ずみを抑えるために、吸着体により洗濯水から皮脂成分を除去することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図5は、上記特許文献1に記載された洗濯機の構成を示したものである。外槽51内に回転自在に設けられた洗濯脱水槽52内に衣類が入れられて洗濯が開始されると、外槽51および洗濯脱水槽52内に所定量の洗濯水が給水される。給水時には洗剤ケースを通じて洗濯脱水槽52内に水が溜められ、洗濯物の量に応じた洗剤量を溶解しながら給水される。所定の水量に達すると、洗濯脱水槽52の底部に回転自在に設けたパルセータ53をモータ54により回転させて、衣類と洗濯液を機械的に攪拌しながら衣類の汚れを落としていく。
【0005】
パルセータ53は、洗濯脱水槽52の上面側に攪拌羽根55を設け、下面側に裏羽根56を設けた構成としている。パルセータ53の回転により、裏羽根56が洗濯脱水槽52の底部に溜まった洗濯水を揚水口57へ押し出し、洗濯脱水槽52の壁面に設けられた循環水路58を通して吐水口59から洗濯脱水槽52内へ放出される。吐水口59には吸着体とリントフィルターを有する水浄化部材60が設置されている。
【0006】
洗濯水には、洗濯時に発生するリントが含まれ、水浄化部材60を通過する時にリントフィルターで捕捉される。また、洗濯水には汚れた衣類から溶出した皮脂成分が含まれ、循環水路58を通して水浄化部材60を通過する時に吸着体によって吸着されるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−311085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、洗濯時の使用水量が少ないドラム式洗濯機の場合、前記従来の洗濯水を循環させる構成では、吸着体との接触が少なく衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく除去することができず、限られた洗濯時間で、洗浄性能あるいはすすぎ性能を向上させることが難しいという問題があった。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯時の使用水量が少ない場合でも、洗剤により衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく除去し、皮脂汚れの再付着による黄ばみや黒ずみが抑制できるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、回転ドラムの周側内壁に設けたバッフルと、洗濯物から洗濯水中に分離された油分や皮脂を洗濯水から除去する吸着体とを備え、前記バッフルに前記回転ドラムと連通する開口部を設け、前記バッフル内に前記吸着体を着脱可能に収容するとともに、前記吸着体は、前記回転ドラムの回転により前記バッフル内に流入出する洗濯水の流動で回動するように構成したものである。
【0011】
これによって、バッフルが回転ドラムの底部に貯留している洗濯水の中を通過するときに、洗濯水を吸着体に効率よく接触させることができ、洗剤により衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく吸着して除去することができる。また、吸着体は、回転ドラムの回転によりバッフル内に流入出する洗濯水の流動により、バッフル内で回動するため、洗濯水との接触を良好にすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のドラム式洗濯機は、洗濯水が少ない場合でも、衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく吸着し、黄ばみや黒ずみを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の構成図
【図2】同ドラム式洗濯機のバッフルおよび吸着体の平面図
【図3】同ドラム式洗濯機のバッフルの断面図
【図4】本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機のバッフルの断面図
【図5】従来の洗濯機の断面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
第1の発明は、筐体内に弾性支持した受け筒と、前記受け筒を回転自在に設けられた回転ドラムと、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラムの周側内壁に設けたバッフルと、洗濯物から洗濯水中に分離された油分や皮脂を洗濯水から除去する吸着体とを備え、前記バッフルに前記回転ドラムと連通する開口部を設け、前記バッフル内に前記吸着体を着脱可能に収容するとともに、前記吸着体は、前記回転ドラムの回転により前記バッフル内に流入出する洗濯水の流動で回動するように構成したことにより、バッフルが回転ドラムの底部に貯留している洗濯水の中を通過するときに、洗濯水を吸着体に効率よく接触させることができ、衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく吸着して除去することができる。吸着体はバッフルの内部に配設されており、回転ドラムの回転により洗濯水の中に突入する際に受ける衝撃を軽減することができる。また、吸着体は、回転ドラムの回転により開口部からバッフル内に流入出する洗濯水の流動によりバッフル内で回動し、回転ドラムの反転駆動に応じて正逆回転するため、洗濯水との接触を良好にすることができる。
【0015】
第2の発明は、特に、第1の発明の吸着体は、開口部に対して回転軸の中心を回転ドラムの半径方向に偏らせて配設したことにより、開口部からバッフル内に流入する洗濯水の流れによって、吸着体を円滑に回動させることができ、洗濯水から皮脂成分を効果的に吸着することができる。
【0016】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の吸着体を無極性有機物で構成したことに
より、洗濯水の中から油分や皮脂等の極性の無い、あるいは極性の弱い物質を吸着し、除去することができる。
【0017】
第4の発明は、特に、第3の発明の無極性有機物は、ポリプロピレン樹脂を主材としたことにより、軽量で加工性にも富むため、繊維状あるいは板状に吸着体の形状を容易に最適化することができるとともに、耐薬品性に優れるため、長期に亘って吸着体の機能を維持することができる。
【0018】
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の吸着体を複数の繊維形状の集合体で構成したことにより、吸着体の表面積を大きくすることができ、洗濯水から除去する油分あるいは皮脂成分の除去量を多くして、洗浄およびすすぎ性能を向上させることができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の構成図、図2は、同ドラム式洗濯機のバッフルおよび吸着体の平面図、図3は、同ドラム式洗濯機のバッフルの断面図である。
【0021】
図1〜図3において、1はドラム式洗濯機の筐体で、弾性支持した受け筒2を設けている。3は受け筒2内に回転自在に設けた回転ドラムで、受け筒2に設けたモータ4によって正逆回転駆動する。回転ドラム3は、その回転軸Xを前上がりに傾斜させてあり、前面側に衣類投入口5を設けた有底円筒形である。回転ドラム3の周側壁に設けた多数の孔6を通して受け筒2と連通している。
【0022】
7は回転ドラム3の周側壁の内面側に複数個設けたバッフルで、回転ドラム3の回転軸Xの中心方向に向かって突出するように略台形状に設けられており、バッフル7は回転ドラム3の周側壁の内面に沿って回転軸方向に細長く形成している。回転ドラム3の周側壁から突出するバッフル7の傾斜面7aに回転ドラム3と連通する開口部8を設けている。
【0023】
バッフル7は、回転ドラム3の周側壁の内面に固着した基部7bと、この基部7bに対して着脱自在な蓋部7cを有している。9は洗剤によって衣類等の洗濯物から洗濯水中に分離された油分や皮脂を洗濯水から除去する吸着体で、バッフル7内に着脱可能に収容している。吸着体9は、回転軸10の両端を支持する取付部11を有し、バッフル7内で基部7bと蓋部7cとにより取付部11を挟持する。吸着体9はバッフル7内で回転軸10により回動自在に保持され、開口部8からバッフル7内に流入出する洗濯水の流動で回動する。
【0024】
吸着体9は、無極性有機物質で構成している。無極性有機物質は、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、およびこれらを主材として可塑剤、難燃剤、酸化防止剤等の添加剤を加えたものであり、その中でも特にポリプロピレン樹脂を主材とするものが好ましい。吸着体9の形態としては、繊維状、板状、不織布状であり、特に、表面積がより大きくとれる繊維状または不織布の形態が好ましい。繊維形態における繊維径は10〜100μm程度が好ましい。
【0025】
次に、本発明のドラム式洗濯機において、その動作および作用を説明する。一般的には洗い、すすぎ、脱水の工程で洗濯がおこなわれるが、ここでは、洗い工程について説明する。
【0026】
まず、洗濯をおこなう汚れた衣類等の洗濯物を、筐体1の前面に開閉自在に設けられている扉12を開けて、衣類投入口5から回転ドラム3内へ投入する。モータ4により回転ドラム3を短時間駆動し、投入された洗濯物の量を判別して、注水量および洗濯時間を決定する。給水弁13を開いて上水配管より水道水が供給され、洗剤ケース14内に所定量投入された洗剤を溶解しながら給水配管15を経由して受け筒2内へ導かれる。
【0027】
受け筒2内に所定量の洗濯水が給水されると、モータ4により回転ドラム3を回転させるとともに、循環ポンプ16を起動させる。この時、排水弁17は閉状態とし、止水弁18は循環ポンプ16および循環水路19と連通させた状態にする。受け筒2の底部に溜まった洗濯水は循環ポンプ16によって汲水され、循環水路19を経て、吐出口20から回転ドラム3内の衣類に向けて吐出される。洗濯水を吐出する位置は、回転ドラム3の前面下部または/および前面上部である。
【0028】
受け筒2の前面下部からの洗濯水の吐出を所定時間おこなうことで、衣類に洗濯水を十分浸透させた後、回転ドラム3をあらかじめ設定された運転シーケンスにしたがって正逆回転させて洗濯工程が実行される。
【0029】
回転ドラム3の周側壁の内面に設けられている複数のバッフル7は、回転ドラム3とともに正逆回転し、回転ドラム3の底部に集まった衣類等を引っ掛けながら上方へ持ち上げて回転ドラム3内の上部より落下させる。衣類等は落下したときの衝撃により、洗剤中の界面活性剤の作用によって衣類の繊維より浮き上がった汚れを衣類からたたき出す。
【0030】
このたたき洗いによる洗濯工程の進行とともに所定量の洗濯水の中で、洗剤により衣類から洗い出された皮脂成分等の汚れ成分は徐々に増加する。回転ドラム3とともに回転するバッフル7は、回転ドラム3内の底部に貯留している洗濯水の中を通過し、皮脂成分等の汚れ成分を含んだ洗濯水が開口部8からバッフル7内に流入する。
【0031】
開口部8から流入した洗濯水は、バッフル7内に設けられている吸着体9と接触し、衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく吸着して除去する。吸着体9は、回転ドラム3の回転により開口部8からバッフル7内に流入出する洗濯水の流動によりバッフル7内で回動し、回転ドラム3の反転駆動により洗濯水が開口部8からバッフル7内に流入方向が矢印W1とW2とに変わるたびに、回転ドラム3の反転駆動に応じて吸着体9が正逆回転するため、洗濯水との接触を良好にすることができる。
【0032】
回転ドラム3の回転に合わせて、吸着体9と、回転ドラム3の底部に溜まっている洗濯水中あるいは衣類周辺に存在する洗濯水が繰り返し接触することによって、洗濯水中に分散している油分や皮脂汚れが吸着されて洗濯水から除去される。したがって、衣類に対する汚れの再付着を防止することができ、黄ばみや黒ずみの発生が抑制されて、洗浄性能およびすすぎ性能に優れたドラム式洗濯機を実現することができる。
【0033】
次に、すすぎ工程では、溜めすすぎ、注水すすぎおよびシャワーすすぎ等がおこなわれる。特に、溜めすすぎ工程では、衣類等の表面に残留していた洗濯水および洗剤に捕捉された油分や皮脂成分が、すすぎ水中に拡散することで、回転ドラム3の回転とともにバッフル7がすすぎ水と接触する際に、バッフル7内に取り付けられている吸着体9によって油分や皮脂汚れを吸着し、すすぎ水中から除去することができ、洗濯衣類の直ぐ近くで黄ばみや黒ずみの原因となる油分あるいは皮脂汚れを吸着し、除去することにより汚れ成分の再付着を防ぎ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
【0034】
バッフル7内に取り付けられている吸着体9は着脱可能であり、基部7bに対して着脱
自在な蓋部7cを取り外すことによってバッフル7から取り出すことができ、吸着体9を洗浄または交換することができ、油分や皮脂汚れの吸着効果を常に良好に維持することができる。
【0035】
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機のバッフルの断面図である。本実施の形態の特徴は、バッフル7に設けた開口部8に対して、吸着体9の回転軸10の中心を回転ドラム3の周側壁側へ半径方向に偏らせて配設したことである。他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
【0036】
吸着体9の回転軸10の中心Pは、開口部8の中心Sに対して回転ドラム3の周側壁側にずれた位置に偏って配設される。回転ドラム3の正転時にバッフル7が洗濯水の中を通過すると、開口部8から矢印イ方向に流れる洗濯水は、吸着体9の回転軸10より上方に衝突し、吸着体9は矢印イ’方向に回動させる。また、回転ドラム3の反転時には、洗濯水が開口部8から矢印ロ方向に流れ、吸着体9の回転軸10より上方に衝突して吸着体9を矢印ロ’方向へ円滑に回動させる。
【0037】
吸着体9を開口部8の中心Sに対して回転ドラム3の回転軸X側に偏って配設することも可能である。この場合は、開口部8から流れ込んだ洗濯水が回転軸10より下方の吸着体9に衝突し、吸着体9を洗濯水の流れに沿って円滑に回動させることができる。このように、開口部8からバッフル7内に流入した洗濯水の流れによって、吸着体9を円滑に回動させることができ、洗濯水との良好な接触によって洗濯水から皮脂成分を効果的に吸着することができる。
【実施例】
【0038】
吸着体9について、以下に詳細な実施例を記述する。ポリプロピレン樹脂を主成分とする繊維を束ね、両端をバッフル7の内部に固定した。ドラム式洗濯機には回転ドラム3内に洗濯する衣類約3kgを入れ、擬似的な皮脂汚れとしてオレイン酸約20mlを綿布に滴下し、衣類とともに洗濯をおこなった。このとき洗剤は約37g使用し、洗濯時間は約17分間とした。洗濯時の吸着効果を観るためにすすぎ工程は実施せず、洗濯後にバッフル7から吸着体9を取り出し、約24時間室温で放置後に重量を測定したところ約15g増加していた。比較として皮脂汚れを入れず、水と洗剤のみで同条件にて洗濯をおこなったところ、洗濯後における吸着体9の重量は、約24時間室温で放置後にはほとんど変化のないものであった。
【0039】
上記の結果より、洗濯時に綿布に滴下された擬似的な皮脂汚れとしてのオレイン酸が選択的に吸着体9に吸着され、除去されていることが確認された。また、バッフル7から取り外した吸着体9を流水条件下で、手でこすりながら洗浄し、約24時間室温で放置した後で重量を測定したところ、初期からの重量は約6g増加しているに留まり、吸着体9に吸着していたオレイン酸約9gが吸着体9の表面より洗い落とされたこととなり、不完全ではあるが吸着体9表面の浄化ができていた。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように本発明にかかるドラム式洗濯機は、洗濯水が少ない場合でも、衣類から洗い出された皮脂成分を洗濯水から効率よく吸着し、黄ばみや黒ずみを抑えることができるので、ドラム式洗濯機として有用である。
【符号の説明】
【0041】
1 筐体
2 受け筒
3 回転ドラム
4 モータ
7 バッフル
8 開口部
9 吸着体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体内に弾性支持した受け筒と、前記受け筒を回転自在に設けられた回転ドラムと、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラムの周側内壁に設けたバッフルと、洗濯物から洗濯水中に分離された油分や皮脂を洗濯水から除去する吸着体とを備え、前記バッフルに前記回転ドラムと連通する開口部を設け、前記バッフル内に前記吸着体を着脱可能に収容するとともに、前記吸着体は、前記回転ドラムの回転により前記バッフル内に流入出する洗濯水の流動で回動するように構成したドラム式洗濯機。
【請求項2】
吸着体は、開口部に対して回転軸の中心を回転ドラムの半径方向に偏らせて配設した請求項1記載のドラム式洗濯機。
【請求項3】
吸着体を無極性有機物で構成した請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
【請求項4】
無極性有機物は、ポリプロピレン樹脂を主材とした請求項3記載のドラム式洗濯機。
【請求項5】
吸着体を複数の繊維形状の集合体で構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−152247(P2011−152247A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−14942(P2010−14942)
【出願日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】