説明

プリンタードライバー及びプリンターの制御方法

【課題】煩わしい作業を行うことなく、ハードウェア性能が共通する複数種類のモデルのプリンターの設定が可能なプリンタードライバー及びプリンターの制御方法を提供する。
【解決手段】ホストコンピューター10に搭載されるもので、ホストコンピューター10に接続されるプリンター20を制御可能なプリンタードライバー11であって、プリンター20は、モノクロ印刷モード用のインクとカラー印刷モード用のインクを切り換えて保有可能なものであり、プリンター20からプリンター20の保有するインクの情報であるインクステータスを取得し、取得したインクステータスに基づき、プリンター20がモノクロ印刷モードとカラー印刷モードのどちらかを判別するステータス解釈部12と、判別したモードに基づき印刷データを生成する印刷データ生成部13として機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンターを制御するプリンタードライバー及びプリンターの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷システムとして、ホスト装置がアプリケーションやOSから描画データを受け取り、ページ毎にモノクロビットマップを作成あるいはCMYKビットマップを作成し印刷装置へ送信を行うようなドライバー処理が知られている。例えば、入力がグレイ描画データに対しては、CMY要素が発生しない下色除去の色変換を用いて作成したページ分のCMYKビットマップに対してCMY要素が存在するかを判断し、存在しなければK要素を用いてモノクロ印刷を行ない、存在するとUI指定に基づいた色変換を用いたページ分のCMYKビットマップを作り直すドライバー処理が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
また、上位装置に、プリンター装置からのステータス情報を解読するステータス解読手段と、画像データを印刷用画像データに変換する条件を、ステータス情報に基づいて、プリンター装置の印刷処理能力に適合させるプリンタードライバーとを持たせることが知られている。そして、プリンター装置に、印刷処理能力を表すステータス情報を記憶しておくステータス記憶手段と、プリンター装置に電源が投入されたときに、記憶されているステータス情報を上位装置に送信するステータス送信手段とを持たせることが知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−9306号公報
【特許文献2】特開2004−303261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上位装置であるホストコンピューター等に組み込まれるドライバーは、プリンターからデバイスID(DeviceID)を取得することにより、そのプリンターに応じた印刷データを作ってプリンターに送信するものが一般的である。つまり、デバイスIDがプリンターの仕様を示していたので、仕様が異なるプリンターであればデバイスIDも変わることとなる。
【0006】
例えば、ハードウェア性能が共通でカラーモデルとモノクロモデルがあるプリンターでは、それぞれ異なるデバイスIDにすることで、ドライバーもそれぞれのデバイスIDに対応するものを提供している。
【0007】
そのため、カラーモデルもモノクロモデルも使いたい場合は、両方のドライバーをインストールしたり、ドライバーのプロパティ設定画面で、使用するプリンターがカラーモデルなのかモノクロモデルなのかを設定したりする必要があった。
【0008】
本発明の目的は、煩わしい作業を行うことなく、ハードウェア性能が共通する複数種類のモデルのプリンターの設定が可能なプリンタードライバー及びプリンターの制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決することができる本発明に係るプリンタードライバーは、コンピューターに搭載されるもので、前記コンピューターに接続されるプリンターを制御可能なプリンタードライバーであって、
前記プリンターは、モノクロ印刷モード用のインクとカラー印刷モード用のインクを切り換えて保有可能なものであり、
前記プリンターから前記プリンターの保有するインクの情報であるインクステータスを取得し、前記取得したインクステータスに基づき、前記プリンターが前記モノクロ印刷モードと前記カラー印刷モードのどちらかを判別するステータス解釈部と、
前記判別したモードに基づき印刷データを生成する印刷データ生成部として機能することを特徴とする。
このプリンタードライバーによれば、単一のドライバーをインストールしておくだけで、プリンターの保有するインクステータスに基づきモノクロ印刷モードとカラー印刷モードのどちらであるかを自動的に判別することができる。したがって、カラー用とモノクロ用の2つのドライバーを用意したりホストコンピューターにそれぞれのドライバーをインストールして使用する毎に選択するような煩わしい作業をユーザーが行うことなく、両方のモードに自動的に対応し、モノクロ印刷またはカラー印刷を容易に実行させることができる。これにより、ドライバーの数を減らすことができ、メーカー及びユーザーの双方の利便性を高めることができる。
【0010】
本発明のプリンタードライバーにおいて、前記判別した結果に応じて、前記モノクロ印刷モードであると判別した場合にはモノクロ用の印刷データを生成し、前記カラー印刷モードであると判別した場合にはカラー用の印刷データを生成することが好ましい。
このプリンタードライバーによれば、判別した印刷モードに合わせて、ドライバーが自動的にモノクロ用またはカラー用の印刷データを生成するので、印刷時にカラー印刷かモノクロ印刷かのユーザーによる設定を不要とすることができる。
【0011】
本発明のプリンタードライバーにおいて、前記インクステータスに、少なくとも1つの有彩色を含むカラーインク情報が含まれている場合に前記カラー印刷モードであると判別し、前記インクステータスに前記カラーインク情報が含まれていない場合に前記モノクロ印刷モードであると判別することが好ましい。
このプリンタードライバーによれば、インクステータスに黒以外の少なくとも1つの有彩色を含むカラーインク情報が含まれているか否かを判断するだけで、簡単にカラーとモノクロのモードを判別することができる。
【0012】
本発明のプリンターの制御方法は、プリンターの制御方法であって、
前記プリンターは、モノクロ印刷モード用のインクとカラー印刷モード用のインクを切り換えて保有可能なものであり、
前記プリンターから前記プリンターの保有するインクの情報であるインクステータスを取得し、
前記取得したインクステータスに基づき、前記プリンターが前記モノクロ印刷モードと前記カラー印刷モードのどちらかを判別し、
判別したモードに基づき印刷データを生成することを特徴とする。
この制御方法によれば、プリンターの保有するインクステータスに基づき、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードのどちらであるかを自動的に判別し、ユーザーが煩わしい設定することなく、両方のモードに自動的に対応することができる。したがって、カラー用とモノクロ用の2つのドライバーを用意したりホストコンピューターにそれぞれのドライバーをインストールして使用する毎に選択するような煩わしい作業をユーザーが行うことなく、両方のモードに自動的に対応し、モノクロ印刷またはカラー印刷を容易に実行させることができる。これにより、ドライバーの数を減らすことができ、メーカー及びユーザーの双方の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】ホストコンピューター及びプリンターからなるプリンターシステムの制御系を示す概略ブロック図である。
【図2】接続時におけるプリンターの制御を示すフローチャートである。
【図3】接続時におけるホストコンピューターの制御を示すフローチャートである。
【図4】印刷時におけるプリンターの制御を示すフローチャートである。
【図5】印刷時におけるホストコンピューターの制御を示すフローチャートである。
【図6】プリンターのステータス情報の一例を示す図であって、(a)はカラーモデルのステータス情報の一例であり、(b)はモノクロモデルのステータス情報の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係るプリンタードライバー及びプリンターの制御方法の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、プリンターシステム1は、ホストコンピューター(コンピューター)10とプリンター20とから構成されており、これらのホストコンピューター10とプリンター20とが互いに接続されている。
【0015】
このプリンターシステム1を構成するホストコンピューター10は、プリンタードライバー11及びプリンターインターフェース通信部14を備えている。
ホストコンピューター10は、プリンター20の上位装置であり、例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等の補助記憶装置、ディスプレイ、キーボードやマウス等の入力装置及び外部装置と通信を行う通信装置などを備えたパーソナルコンピュータである。このホストコンピューター10のプリンタードライバー11は、ステータス解釈部12及び印刷データ生成部13を有している。
【0016】
ホストコンピューター10に接続されたプリンター20は、ハードウェア性能が共通でカラー印刷モードとモノクロ印刷モードを切り換えが可能なプリンターである。このプリンター20は、モデル情報保持部21、ステータス生成部22、印刷データ解釈部23、印刷部24及びホストインターフェース通信部25を備えている。
【0017】
このプリンター20の制御部は、CPU、ROM、RAMを備え、この制御部に、EEPROM、FlashROMあるいはHDDなどのメモリースイッチが設けられ、このメモリースイッチは、バッファとして印刷用の展開データや各種設定値等の可変情報を記憶保持する。そして、このメモリースイッチがモデル情報保持部21とされている。なお、モデル情報保持部21としては、ジャンパースイッチなどの機械的なものでも良い。
【0018】
印刷部24は、記録紙等の記録媒体に対して印刷処理を行うもので、インク滴を吐出するインクジェットヘッド、インクジェットヘッドが搭載されたキャリッジを移動させるキャリッジモータ等を備えている。そして、この印刷部24では、搬送される記録媒体に対してキャリッジモータでキャリッジを往復移動させながら、インクジェットヘッドからインク滴を吐出させることにより、記録媒体へ印刷を行う。
【0019】
上記のプリンターシステム1は、ホストコンピューター10のプリンターインターフェース14とプリンター20のホストインターフェース通信部25とが、USB、ParallelあるいはEthernet(登録商標)などの任意の通信路で接続され、各種のデータや信号の送受信が行われる。
【0020】
次に、プリンターシステム1におけるホストコンピューター10及びプリンター20での制御について、図2から図5のフローチャートに沿って説明する。
(1)接続時における制御
(プリンター側)
ホストコンピューター10とプリンター20とを接続すると、図2に示すように、モデル情報保持部21からプリンター20のデバイスIDがホストインターフェース通信部25を介してホストコンピューター10へ送信される(ステップS11)。このデバイスIDは、カラーモデルとモノクロモデルとを有するプリンター20に共通するものである。
【0021】
(ホストコンピューター側)
ホストコンピューター10とプリンター20とを接続すると、図3に示すように、プリンター20から送信されるプリンター20のデバイスIDを、プリンターインターフェース通信部14を介して取得する(ステップS21)。
すると、ホストコンピューター10では、取得したプリンター20のデバイスIDが、プリンタードライバー11用のものであるか否かを判定する(ステップS22)。
【0022】
この判定の結果、プリンター20のデバイスIDがプリンタードライバー11用のものであると判定されると(ステップS22:Yes)、プリンタードライバー11のインストールを行う(ステップS23)。
これにより、ホストコンピューター10は、プリンタードライバー11によってプリンター20を制御可能な状態となる。
【0023】
(2)印刷時における制御
(プリンター側)
ホストコンピューター10からステータス情報(インクステータス)が要求されると、図4に示すように、プリンター20では、ステータス生成部22がモデル情報保持部21に保持されているモデル情報を引き出して取得する(ステップS31)。このモデル情報は、ホストコンピューター10に接続されたプリンター20がカラー印刷モードに切り換えられてカラーモデルとなっているかモノクロ印刷モードに切り換えられてモノクロモデルとされているかを特定する情報である。つまり、モデル情報保持部21には、プリンター20がカラーモデルである場合は、カラーモデルであることを特定するモデル情報が保持され、プリンター20がモノクロモデルである場合は、モノクロモデルであることを特定するモデル情報が保持されている。
【0024】
ステータス生成部22が取得したモデル情報がカラーモデルであるか否かが判定される(ステップS32)。
この判定で、モデル情報がカラーモデルであると判定されると(ステップS32:Yes)、ステータス生成部22でカラーモデルのステータス情報が生成され、ホストインターフェース通信部25を介してホストコンピューター10へ送信される(ステップS33)。
これに対して、モデル情報がモノクロモデルであると判定されると(ステップS32:No)、ステータス生成部22でモノクロモデルのステータス情報が生成され、ホストインターフェース通信部25を介してホストコンピューター10へ送信される(ステップS34)。
【0025】
(ホストコンピューター側)
図5に示すように、ホストコンピューター10では、プリンタードライバー11のステータス解釈部12が、プリンター20から送信されるステータス情報を、プリンターインターフェース通信部14を介して取得する(ステップS41)。
すると、ステータス解釈部12では、取得したステータス情報にカラー情報が含まれているか否かを判定する(ステップS42)。
【0026】
図6(a)に示すものは、カラーモデルのステータス情報の一例であり、図6(b)に示すものは、モノクロモデルのステータス情報の一例である。
これらのステータス情報は、プリンター20の現在の各状態を示したもので、例えば、エラーの有無、用紙の有無、インク残量などの情報を含んでいる。
【0027】
図6(a)に示すように、カラーモデルのステータス情報には、インク残量情報に、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色のインク残量情報を含んでいる。これに対して、図6(b)に示すように、モノクロモデルのステータス情報には、インク残量情報に、黒(K)のみのインク残量情報しか存在していない。
したがって、ステータス解釈部12は、上記のステータス情報にカラー情報が含まれているか否かの判定(ステップS42)を、取得したステータス情報のインク残量の情報部分を参照することにより行う。
【0028】
なお、プリンター20の接続状況が以前の印刷時から変化してなければ、新たにステータス情報を取得せず、以前取得した情報に基づいて判定(ステップS42)を行っても良い。
【0029】
ステータス解釈部12が、取得したステータス情報にカラーインク情報が含まれていると判定すると(ステップS42:Yes)、印刷データ生成部13が、カラー用の印刷データを生成し、プリンターインターフェース通信部14を介してプリンター20へカラー用の印刷データを送信する(ステップS43)。
また、ステータス解釈部12が、取得したステータス情報にカラーインク情報が含まれていないと判定すると(ステップS42:No)、印刷データ生成部13が、モノクロ用の印刷データを生成し、プリンターインターフェース通信部14を介してプリンター20へモノクロ用の印刷データを送信する(ステップS44)。
【0030】
上記の制御によってホストコンピューター10からプリンター20へ印刷データが送信され、ホストコンピュータインターフェース25を介して印刷データ解釈部23が印刷データを受信すると、印刷データ解釈部23からの制御信号によって印刷部24が印刷処理を行う。これにより、プリンター20がカラーモデルである場合は、このカラーモデルに対応した印刷データによってカラーの印刷処理が行われ、プリンター20がモノクロモデルである場合は、このモノクロモデルに対応した印刷データによってモノクロの印刷処理が行われる。
【0031】
以上説明したように、本実施形態によれば、単一のドライバーをインストールしておくだけで、プリンター20の保有するステータス情報に基づきモノクロ印刷モードとカラー印刷モードのどちらであるかを自動的に判別することができる。したがって、カラー用とモノクロ用の2つのドライバーを用意する必要がない。また、ホストコンピューター10にそれぞれのドライバーをインストールして使用する毎に選択するような煩わしい作業をユーザーが行う必要もない。そして、両方のモードに自動的に対応し、プリンター20に対応したモノクロ印刷またはカラー印刷を容易に実行させることができる。これにより、ドライバーの数を減らすことができ、メーカー及びユーザーの双方の利便性を高めることができる。
【0032】
つまり、判別した印刷モードに合わせて、ドライバーが自動的にモノクロ用またはカラー用の印刷データを生成するので、印刷時にカラー印刷かモノクロ印刷かのユーザーによる設定を不要とすることができる。
また、ステータス情報に黒以外のカラーインク情報が含まれているか否かを判断するだけで、簡単にカラーとモノクロのモードを判別することができる。
【0033】
なお、上記実施形態では、モノクロモデルのステータス情報として、カラーのインク残量情報が存在しないものを例示したが、モノクロモデルのステータス情報としては、カラーモデルと同様にカラーのインク残量情報の領域を有するものでも良い。この場合、このカラーのインク残量情報に、インクの残量を示す0〜100の数値以外の値を格納することで、カラーのインクが存在しないことを表すことが可能であり、このようにすれば、ステータス解釈部12は、カラーのインク残量情報の数値を参照することにより、取得したステータス情報にカラーインク情報が含まれているか否かの判定を容易に行うことができる。
【0034】
また、ステータス情報に、インク情報とは無関係の他の情報を格納させ、この情報によってモデルの識別を行わせるようにしても良い。例えば、ステータス情報に用紙情報が複数あればモノクロモデルとするなどとしても良い。
【符号の説明】
【0035】
10:ホストコンピューター(コンピューター)、11:プリンタードライバー、12:ステータス解釈部、13:印刷データ生成部、20:プリンター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターに搭載されるもので、前記コンピューターに接続されるプリンターを制御可能なプリンタードライバーであって、
前記プリンターは、モノクロ印刷モード用のインクとカラー印刷モード用のインクを切り換えて保有可能なものであり、
前記プリンターから前記プリンターの保有するインクの情報であるインクステータスを取得し、前記取得したインクステータスに基づき、前記プリンターが前記モノクロ印刷モードと前記カラー印刷モードのどちらかを判別するステータス解釈部と、
前記判別したモードに基づき印刷データを生成する印刷データ生成部として機能することを特徴とするプリンタードライバー。
【請求項2】
請求項1に記載のプリンタードライバーであって、
前記判別した結果に応じて、前記モノクロ印刷モードであると判別した場合にはモノクロ用の印刷データを生成し、前記カラー印刷モードであると判別した場合にはカラー用の印刷データを生成することを特徴とするプリンタードライバー。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプリンタードライバーであって、
前記インクステータスに、少なくとも1つの有彩色を含むカラーインク情報が含まれている場合に前記カラー印刷モードであると判別し、前記インクステータスに前記カラーインク情報が含まれていない場合に前記モノクロ印刷モードであると判別することを特徴とするプリンタードライバー。
【請求項4】
プリンターの制御方法であって、
前記プリンターは、モノクロ印刷モード用のインクとカラー印刷モード用のインクを切り換えて保有可能なものであり、
前記プリンターから前記プリンターの保有するインクの情報であるインクステータスを取得し、
前記取得したインクステータスに基づき、前記プリンターが前記モノクロ印刷モードと前記カラー印刷モードのどちらかを判別し、
判別したモードに基づき印刷データを生成することを特徴とするプリンターの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−203780(P2012−203780A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69527(P2011−69527)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】