説明

マイクユニット支持構造、及び電子機器

【課題】マイクエレメント固定のための専用部品を用いることなく、円筒形のマイクエレメントに円形のプリント基板小片を一体化したマイクユニットを回転方向へも安定して固定する。
【解決手段】マイクユニット20をホルダ1のマイクユニット支持部10に支持する構造であって、マイクユニットは、略円筒状のマイクエレメント21と、マイクエレメント背面に固定される略円形のプリント基板本体31、及びプリント基板本体の外周縁から非180度の周方向間隔を隔てて外径方向へ突設された2つの突片32、33を備えたプリント基板30と、を備え、マイクユニット支持部の外径側のホルダ前面には、該マイクユニット支持部内にマイクユニットを嵌合支持した際に一方の突片を嵌合支持する溝部11が形成されると共に、該マイクユニット支持部の内壁には他方の突片を差込む差込み穴12が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマイクエレメントを搭載した携帯無線機等の電子機器におけるマイクユニット支持構造の改良に関し、特に円筒形のマイクエレメントにプリント基板を一体化したマイクユニットを電子機器内部において、組立時の再現性及び防水性をよく固定することができるマイクユニット支持構造、及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯無線機、電話機、パソコン、音声認識機能を有した装置、インターホン等のようにマイクエレメントを搭載した電子機器にあっては、筐体ケースの内部に収容されるマイクエレメントの防水性を高めながら確実に位置決め固定することが求められる。
マイクエレメントをメインプリント基板上に直接固定して搭載する場合には、マイクエレメントの背面に設けた出力用の端子をメインプリント基板上の対応する配線パターン上に半田接続することにより電気的機械的な固定が行われる。
しかし、マイクエレメントとメインプリント基板との位置関係が一義的に決まってしまうため、機器内部におけるメインプリント基板の位置次第では、マイクエレメントが筐体ケースよりもが奥まった位置に退避してしまうこともあるため、筐体ケースの音道が長くなって送信音質に悪影響を与える等、構造上のレイアウト自由度が低下する虞があった。
特許文献1には、回路基板の一部を分離するサブ回路基板にマイクを実装し、サブ回路基板に加工リード線を介してメインプリント基板に接続し、更にサブ回路基板を本体ケース側に設けたマイク用凹所に嵌合する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−68259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のサブ回路基板は、90度回転させて筐体に嵌合することも可能と見られる事から組立時に作業者が向きを間違うことも考えられる。
また、マイクエレメントは外部からの音を検出するため、筐体の外部と穴で連通した内部に配置される。防水を行うには、筐体内部で筐体外部に連通した空間と、メイン基板が存在する筐体の内部とを隔てるマイクエレメント周囲にパッキングを必要とする。
マイクユニットと筐体が嵌合してしまうと、マイクエレメントの大きさのばらつき、マイクエレメントとサブ基板の取り付けのばらつき、マイクユニットと筐体の取り付けのばらつきがあり、これらによりマイクエレメントとパッキングの位置のばらつきを吸収するのはパッキングの弾性のみとなる。取り付けにバラツキが生じるとパッキングに必要以上のストレスがかかり、パッキングの防水性の劣化が早まる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、マイクエレメント固定のための専用部品を用いることなく、メインプリント基板よりトリミングしたサブプリント基板に円筒形のマイクエレメントを一体化したマイクユニットを、音道方向及び回転方向に対し再現性よく安定して固定し、さらに上記課題のばらつきを吸収し、安定した防水性を確保することができるマイクユニット支持構造、及び電子機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1に係るマイクユニット支持構造は、音道方向を前面とし、背面に出力用の端子を備えた略円筒状のマイクエレメントと、前記端子と電気的に接続される配線パターンを備えかつ前記マイクエレメント背面に固定されるプリント基板と、一方を基準とし他方が線対称以外の周方向間隔を隔てて前記プリント基板の外周縁から外径方向へ突設された少なくとも2本の突片とを有するマイクユニットと、前記マイクユニットの音道方向を前面とし、前記マイクユニットが背面より緩挿され支持されるマイクユニット支持部と、前記マイクユニット支持部の内壁より突設され、前記プリント基板の一部を背面方向から支持する着座部と、前記マイクユニット支持部の内壁より外側に向かって形成され前記突片の一方が遊嵌状態に支持され背面方向に開放された第1の溝部と、前記マイクユニット支持部の内壁より外側に向かって形成され、前記突片の他方が遊嵌状態に支持され前面方向に開放された第2の溝部とを有するホルダと、を備える。
【0006】
請求項2の発明に係るマイクユニット支持構造は、請求項1において、前記ホルダ前面に、スピーカとスピーカの背面を支持するクッションとを嵌合支持するスピーカ支持部を前記マイクユニット支持部に隣接して形成し、前記第2の溝部が前記スピーカ支持部に連通され、前記クッションが前記第2の溝部に遊嵌状態に支持される突片の一部を封止する。
請求項3の発明に係るマイクユニット支持構造は、前記ホルダを背面より支持するシャーシと、前記ホルダ前面に前記シャーシと嵌合するパッキングとを備え、前記パッキングは前記マイクエレメントに緩挿するマイク開口部を有し、前記マイク開口部の内壁に前記マイクエレメントの側面全周に密着するリブが形成されている。
請求項4の発明に係るマイクユニットの支持構造は、前記突片は、前記プリント基板が別なプリント基板からトリミングされることにより突設する。
【0007】
請求項5の発明に係る電子機器は、音道方向を前面とし、背面に出力用の端子を備えた略円筒状のマイクエレメントと、前記端子と電気的に接続される配線パターンを備えかつ前記マイクエレメントの背面に固定されるプリント基板と、前記プリント基板の外周縁から一方を基準とし他方が線対称以外の周方向間隔を隔てて外径方向へ突設された2つの突片とを有するマイクユニットと、前記マイクユニットの音道方向を前面とし、前記マイクユニットが背面より緩挿され支持されるマイクユニット支持部と、前記マイクユニット支持部の内壁より突設され前記プリント基板の一部を背面方向から支持する着座部と、前記マイクユニット支持部の内壁より外側に向かって形成され前記突片の一方が遊嵌に支持され背面方向に開放した第1の溝部と、スピーカとスピーカの背面を支持するクッションとを嵌合支持し前記マイクユニット支持部に隣接して前面側に形成にされるスピーカ支持部と、前記マイクユニット支持部の内壁より前記スピーカ支持部に連通され、前記突片の他方が遊嵌に支持され音道方向に開放された第2の溝部とを有するホルダと、前記ホルダを背面方向より支持するシャーシと、前記ホルダ前面に、前記シャーシと嵌合し、前記マイクエレメントの側面に緩挿されるマイク開口部と、前記マイク開口部の内壁に前記マイクエレメントの側面全周に密着するリブとを有するパッキングと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明のマイクユニット支持構造によれば、マイクエレメント固定のための専用部品を用いることなく、円筒形状のマイクユニットを音道方向と回転方向、双方向へ再現性よく安定して固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施例である、マイクユニット支持構造を適用する携帯無線機の正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るマイクユニット支持構造であり、(a)は各構成要素の分解斜視図、(b)はホルダの構成を示す上面側斜視図、(c)はA−A断面に沿った分解図、(d)は組立状態を示すA−A断面図である。
【図3】(a)及び(b)はマイクユニットを組み付けたホルダの状態を示す上面側斜視図、及び底面側斜視図である。
【図4】(a)及び(b)はホルダに対して更に固定クッション、及びスピーカを順次組み付けた状態を示す斜視図である。
【図5】(a)(b)及び(c)はホルダ、マイクユニット、スピーカ、固定クッションとパッキングとの関係を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施例である、マイクユニット支持構造を適用する携帯無線機50の正面図である。
図1において、携帯無線機50は使用者が正対して使用する前提のため、前面側にスピーカグリル51及びマイク音孔部52を備える。
【0012】
図2は本発明の一実施例に係るマイクユニット支持構造であり、(a)は各構成要素の分解斜視図、(b)はホルダの構成を示す上面側斜視図、(c)はA−A断面に沿った分解図、(d)は組立状態を示すA−A断面図である。また、図3(a)及び(b)はマイクユニットを組み付けたホルダの状態を示す上面側斜視図、及び底面側斜視図である。
ホルダ1は、樹脂等の絶縁材料から成る略矩形板状の本体2の前面略中央部にスピーカ40を支持するスピーカ支持部3を有すると共に、スピーカ支持部3の外周に隣接して配置されてマイクユニット20を支持するマイクユニット支持部10を有する。スピーカ支持部3及びマイクユニット支持部10の各底面は、本例では貫通穴となっている。
マイクユニット20は、マイクエレメント21とプリント基板30とを備える。
マイクエレメント20は、音道方向を前面としており、前面より音を検出し、背面に図示しない出力用の端子を背面(底面)と、を備えた略円筒状の形を成している。
プリント基板30は、マイクエレメント21の端子と半田等により電気的に接続される配線パターンを備え、かつマイクエレメント背面に固定される略円形のマイクエレメント支持部31、及びマイクエレメント支持部31の外周縁から180度以外の周方向間隔を隔てて外径方向へ突設された2つの突片32、33と、を備えている。即ち、プリント基板30は、一方を基準とし他方が線対称以外の周方向間隔を隔ててマイクエレメント支持部31の外周縁から外径方向へ突設された少なくとも2本の突片32,33を有している。
【0013】
プリント基板30は、携帯無線機50の筐体ケース内の図示しないメインプリント基板と突片32、33を介して連結された状態で製造される。以下プリント基板30をサブプリント基板30と称す。
サブプリント基板30は、メインプリント基板と共に製造する際に一体として構成することができ、マイクユニット20を形成する際にはメインプリント基板から分離(トリミング)して使用することができるため、製造手数、コストを削減することができる。
また、突片32、33は、プリント基板の基材でありメインプリント基板とサブプリント基板30とを繋ぎ一体化するための接続枝であり、従来はトリミングにより生じる突片は、組立の際他に干渉しない長さにまで切る必要があった。
携帯無線機50への組付け時には所定長の各突片32、33をサブプリント基板30側に残した状態でメインプリント基板から切断分離される。
【0014】
マイクユニット支持部10の内壁10aは円筒状を成しており、マイクユニット20の下部外周面を遊嵌状態で支持し得るように寸法、形状が設定され、マイクユニット20がホルダ1を貫通することを阻止し、マイクエレメント支持部31の一部を背面より支持するために突設した着座部13を有している。マイクユニット支持部10は、マイクユニット20の音道方向を前面とし、マイクユニットが背面より緩挿され支持される。
ホルダ前面のマイクユニット支持部10とスピーカ支持部3との境界に、マイクユニット支持部10内にマイクユニット20を遊嵌状態に支持した際にマイクユニットの一方の突片32を遊嵌状態に支持する溝部(第2の溝部)11が形成される。溝部11は、マイクユニット支持部の内壁10aより外側に向かって形成され、背面方向に開放される。溝部11内には突片33が遊嵌状態に支持される。
また、ホルダ1背面には他方の突片33が遊嵌状態に支持される溝部(第1の溝部)12が形成されている。溝部12は、マイクユニット支持部の内壁10aより外側に向かって形成され、前面方向に開放されている。溝部12内には、突片32の他方が遊嵌状態に支持される。
つまり、溝部11と溝部12との間の角度は180度以外の角度であり、2つの突片32、33の間の角度と一致している。
【0015】
このため、マイクユニット20をマイクユニット支持部10内に組み付ける際には、まず突片33をマイクユニット支持部10の貫通穴より差込み、溝部12に位置を合わせることで、突片32は溝部11と位置が一致する。そして着座部13に着座させることにより組付けが完了する。両突片32、33が夫々溝部11、12により遊嵌状態に支持されているため、マイクユニット20はマイクユニット部10内で回転は遊嵌状態に抑制される。また、突片32はホルダ1の前面に設けられた溝部11に、突片33はホルダ1の背面に設けられた溝部12との遊嵌により、マイクエレメント21の音道方向への浮動も遊嵌状態に抑制される。また、両突片32、33間の角度、及び溝部11と差込み穴12との間の角度が夫々180度以外に設定されているため、マイクユニット20を誤装着することは有り得ず、マイクユニットは常に正しい回転方向角度にてホルダ上に支持されることとなる。このため、マイクユニット20から引き出される図示しない加工リード線をメインプリント基板側の接続端子と結線する際に、マイクユニット側の接続部位が常に一定となるため、加工リード線の引出し方向が一定となり、接続作業性を高めることができる。
なお、携帯無線機では機器内の加工リード線の配線経路は、他の電子部品等との関係で制限を受けるという特殊性を有している。即ち、デジタル回路や高周波回路からの信号をマイクユニットから延びる加工リード線が拾って、これが雑音となってマイクエレメントから出力される場合があるため、マイクユニットから引き出される加工リード線の方向を一定とする必要があり、そのためにはマイクユニットは回転してはならない。本発明のマイクユニット支持構造によれば、このような要請を満たすことができる。
【0016】
次に、図4(a)に示すようにスピーカ支持部3の内底面に環状のスピーカ40用の固定クッション41を貼り付けることにより溝部11の一部を覆い、更に(b)に示すようにこの固定クッション41上にスピーカ40を配置する。マイクユニット20は、溝部11の開放部分の一部が固定クッション41により塞がれた事で、溝部11の内部に遊嵌状態に支持されている突片31は前面方向への浮動も抑制されホルダ1からの脱落を阻止される。
【0017】
次に、図5(a)(b)及び(c)はホルダ、マイクユニット、スピーカ、固定クッションとパッキングとの関係を示す分解斜視図である。
ホルダ1上に搭載したマイクユニット20、及びスピーカ40と、図示しないメインプリント基板との間を図示しない加工リード線によって接続し、ホルダ1と図示しないメインプリント基板を図示しないシャーシに固定し、ホルダ1の前面側よりスピーカ40及びマイクエレメント21の開口部を有するパッキング45を嵌合させる。
【0018】
次いで、図2(d)に示した組立状態の断面図に示すようにパッキング45のマイクエレメント開口部(マイク開口部)46にマイクエレメント21が緩挿される。マイクエレメント開口部46の内壁にはマイクエレメント21に弾性変形しながら密着するリブ47が全周に渡って形成され防水壁を成す。
マイクユニット20は、ホルダ1に対して遊嵌状態に支持されていることから、シャーシに対しても遊嵌状態であり、マイクエレメント開口部46との相対的な位置のばらつきが吸収される。
パッキング45を嵌合されたシャーシは、携帯無線機(電子機器)50の内部適所に配置される。
【0019】
本発明の一実施例では、突片を少なくとも2本とし、夫々が成す角度を180度以外として突出させることで、位置決めとして利用しているが、1つの突片を基準として他の突片が線対称の位置でなければ3本以上でもよい。
【符号の説明】
【0020】
1…ホルダ、2…本体、3…スピーカ支持部、10…マイクユニット支持部、10a…内壁、11…溝部(第2の溝部)、12…溝部(第1の溝部)、13…着座部、20…マイクユニット、21…マイクエレメント、30…サブプリント基板、31…マイクエレメント支持部、32、33…突片、40…スピーカ、41…固定クッション、45…パッキング、46…マイクエレメント開口部、47…リブ、50…携帯無線機(電子機器)、51…スピーカグリル、52…マイク音孔部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音道方向を前面とし、背面に出力用の端子を備えた略円筒状のマイクエレメントと、前記端子と電気的に接続される配線パターンを備えかつ前記マイクエレメント背面に固定されるプリント基板と、一方を基準とし他方が線対称以外の周方向間隔を隔てて前記プリント基板の外周縁から外径方向へ突設された少なくとも2本の突片とを有するマイクユニットと、
前記マイクユニットの音道方向を前面とし、前記マイクユニットが背面より緩挿され支持されるマイクユニット支持部と、前記マイクユニット支持部の内壁より突設され、前記プリント基板の一部を背面方向から支持する着座部と、前記マイクユニット支持部の内壁より外側に向かって形成され前記突片の一方が遊嵌状態に支持され背面方向に開放された第1の溝部と、前記マイクユニット支持部の内壁より外側に向かって形成され、前記突片の他方が遊嵌状態に支持され前面方向に開放された第2の溝部とを有するホルダと、
を備えるマイクユニット支持構造。
【請求項2】
前記ホルダ前面に、スピーカとスピーカの背面を支持するクッションとを嵌合支持するスピーカ支持部を前記マイクユニット支持部に隣接して形成し、前記第2の溝部が前記スピーカ支持部に連通され、前記クッションが前記第2の溝部に遊嵌状態に支持される突片の一部を封止すること、
を特徴とする請求項1に記載のマイクユニット支持構造。
【請求項3】
前記ホルダを背面より支持するシャーシと、
前記ホルダ前面に前記シャーシと嵌合するパッキングとを備え、
前記パッキングは前記マイクエレメントに緩挿するマイク開口部を有し、
前記マイク開口部の内壁に前記マイクエレメントの側面全周に密着するリブが形成されていること、
を特徴とする請求項1または2に記載のマイクユニット支持構造。
【請求項4】
前記突片は、前記プリント基板が別なプリント基板からトリミングされることにより突設すること、
を特徴とする請求項1から3に記載のマイクユニット支持構造。
【請求項5】
音道方向を前面とし、背面に出力用の端子を備えた略円筒状のマイクエレメントと、前記端子と電気的に接続される配線パターンを備えかつ前記マイクエレメントの背面に固定されるプリント基板と、前記プリント基板の外周縁から一方を基準とし他方が線対称以外の周方向間隔を隔てて外径方向へ突設された2つの突片とを有するマイクユニットと、
前記マイクユニットの音道方向を前面とし、前記マイクユニットが背面より緩挿され支持されるマイクユニット支持部と、前記マイクユニット支持部の内壁より突設され前記プリント基板の一部を背面方向から支持する着座部と、前記マイクユニット支持部の内壁より外側に向かって形成され前記突片の一方が遊嵌に支持され背面方向に開放した第1の溝部と、スピーカとスピーカの背面を支持するクッションとを嵌合支持し前記マイクユニット支持部に隣接して前面側に形成にされるスピーカ支持部と、前記マイクユニット支持部の内壁より前記スピーカ支持部に連通され、前記突片の他方が遊嵌に支持され音道方向に開放された第2の溝部とを有するホルダと、
前記ホルダを背面方向より支持するシャーシと、
前記ホルダ前面に、前記シャーシと嵌合し、前記マイクエレメントの側面に緩挿されるマイク開口部と、前記マイク開口部の内壁に前記マイクエレメントの側面全周に密着するリブとを有するパッキングと、
を備える電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−160131(P2011−160131A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−19296(P2010−19296)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】